JP2010505621A - 容器から固形物を取り出すための吐出システム - Google Patents

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Abstract

流動床圧力容器から固体/気体混合物を取り出すための吐出システムを提供する。当該システムは、流動床圧力容器と、沈殿容器と、吐出管と、主吐出弁と、通気管路と、主通気弁と、横つなぎ管と、横つなぎ弁と、主出口弁とを備え、ここで、当該システムには運搬容器が存在せず、しかも濾材も存在しない。また、この圧力容器から沈殿容器に吐出管を介して固体/気体混合物を移動させるための方法も提供する。この際、この混合物から気体が分離され、そして当該気体は横つなぎ管を介して少なくとも1個の他の沈殿容器に移される。当該沈殿容器から固体を移した後に、空になった容器は、上記システム内の他の沈殿容器から気体を受け取る。

Description

関連出願の相互参照
本願は、米国仮出願第60/850,552号(2006年10月10日出願)の利益を主張する。これらの出願の開示は、その全体の参照により援用するものとする。
発明の分野
本発明は、概して、例えば、固体/気体混合物を圧力容器から最小のガス損失で取り出すための吐出システム及び吐出方法に関するものである。さらに具体的にいうと、本願は、流動床圧力容器から固形物を最小のガス除去で取り出すための装置及び方法に関するものである。
背景
流動床圧力容器、気相流動床圧力容器又は気相流動床重合容器から固形物を吐出させるための多くのシステム及び方法がある。しかしながら、既存の吐出システム及び吐出方法を使用すると、当該吐出システムから反応体が過剰に失われる可能性がある。特に、気体又は気体/液体混合物のかなりの量が失われる。というのは、粒子の内部及びそれらの周辺にある空間に、高圧のガス混合物が充満しているからである。そのため、この損失ガスを、追加の原料を消費させて元に戻すか、又は圧縮、排気による凝縮若しくはこれらの組合せにより装置に再循環させることが必要である。いずれの場合にも、原料を浪費し、エネルギーを消費する。
圧力容器から気体/固体混合物を吐出することを伴う一つの方法は、ポリオレフィン樹脂の製造方法(流動床反応器におけるオレフィン単量体の重合を伴う)である。ポリオレフィン樹脂の製造方法の例は、例えば、米国特許第4,003,712号(「‘712特許」)に開示されている。そこで定義されているように、生成物が反応区域からガスロック区域を通して吐出され、そして樹脂に同伴する未反応単量体が抜き出され、圧縮により反応区域に再循環される。続いて、この生成物は、慣用の希薄相運搬システムにより下流の器具に移される。
他の吐出システムが、例えば、米国特許第4,621,952号(「‘952特許」)に記載されている。図1を参照すると、連続的に機能する複数の沈殿容器を備える従来技術のガスロック区域装置が記載されている。‘952特許には、このプロセスからのガス混合物の損失が、各間の圧力が均等化された2個以上の容器を用い、固体のガス置換能を使用することによって有意に低減できたことが記載されている。現在実施されているように、流動床圧力容器1上のノズルと沈殿容器4との間にある弁10を解放し、そして加圧ガスと共に固形物が沈殿容器4に入る。該沈殿容器4の頂部から反応器のわずかに低圧の区域への第2接続部分は、ガスのための流路となり、それと共に固形物が沈殿して沈殿容器4を本質的に満たす。次いで、弁10及び9の両方を閉じる。このときに、該沈殿容器4は固体粒子で満たされたままであるが、当該粒子間の間隙はガス混合物で満たされており、沈殿容器4は全反応器圧力のままである。
続いて、弁(図示されてはいるが、符号が付いていない)を開き、そして固形物を運搬タンク13に移す。当該固形物がこの運搬タンク13に流れ込むときに、運搬タンク13と生成物チャンバータンク4との間には均圧化も生じる。完了時に、運搬タンク13内及び生成物チャンバータンク4内の圧力は反応器の圧力よりも小さいので、生成物を追加処理のために容器内への穏やかな加圧ガス移動のみにより他の容器に移すことができる。
いったん空にしたら、それぞれの容器の役割は、上記のガス受容器の機能に変わる。次いで、沈殿容器4が受け取ったガスを次の充填サイクルの間に流動床圧力容器1に再度移し替える。‘712特許に記載される方法よりも効果的ではあるものの、この‘952特許にもいくつかの欠点がある。まず、沈殿容器と生成物タンクとは積み重ねられており、しかも流動床の下に位置しているため、流動床圧力容器を高い位置に持ち上げなければならないことである。また、沈殿容器からの固形物を生成物タンクに移動させるのには時間を要し、その点で所定時間内に行うことができる吐出サイクルの回数が制限されることである(典型的には、1時間当たり20〜30回の吐出)。さらに、これらのタンクは連続して機能するため、連続物のペアのなかのいずれか1個のタンクが洗浄や整備のために操業中止となった場合には、当該シリーズ全体が機能停止となり、連続ペアの中の他のシリーズからのガス損失が増大する。
米国特許第6,255,411号及び同6,498,220号には、1セット当たり2又は3シリーズの容器を有する平行な2セットの容器を使用するガスロックの技術思想に対する改良が記載されている。この従来技術の吐出システムは、効率を改善させるための複数の均圧化工程を有する。このような機構では、1個のタンクを洗浄のために設備から撤去しなければならない場合には、垂直のセットにおける全てのタンクが使用できなくなるが、ただし、他の平行セットで操作を続行することも可能である。しかしながら、上記の交差セットは利用できないため、能力は事実上半分に切り下げられ、回収効率は減少する。この‘411特許は、速いサイクル時間を提供するものであるものの、いくつかの工程の間には、加圧ガスの下流の器具への吹き抜けを防止するために閉じる弁が1個しかない。
他の背景技術の文献としては、米国特許第6,472,483号明細書、欧州特許第0250169A号明細書及び国際公開第2006/079774号パンフレットが挙げられる。
米国特許第4003712号明細書 米国特許第4621952号明細書 米国特許第6255411号明細書 米国特許第6498220号明細書 米国特許第6472483号明細書 欧州特許第0250169A号明細書 国際公開第2006/079774号パンフレット
したがって、ガス及び反応体の損失の少ない、流動床圧力容器から固形物を取り出すための方法、及び、高い吐出量、整備による中断時間の減少、固形物の処理時における効率の高さ及び安全性の改善のうちの少なくとも一つを可能にする吐出システムに対する要望がある。
発明の概要
ここで開示する本発明の一実施形態は、流動床圧力容器から固形物を取り出すための吐出システムに関するものである。当該吐出システムは、平行に配置された複数の沈殿容器と、該複数の沈殿容器の少なくとも1個に流動床圧力容器を流体連通させる吐出管と、該複数の沈殿容器の少なくとも1個に向かう流動混合物の吐出流を制御するための主吐出弁と、該流動床圧力容器と該複数の沈殿容器の少なくとも1個とを流体連通させる通気管路と、該通気管路を介した通気流れを制御するための主通気弁と、該複数の沈殿容器の少なくとも2個を流体連通させる横つなぎ管と、該横つなぎ管を介した横つなぎ流れを制御するための横つなぎ弁と、該複数の沈殿容器の少なくとも1個から出る流動混合物の出口流れを制御するための主出口弁とを備え、ここで、該吐出システムには運搬タンクが存在せず、しかも、該複数の沈殿容器には濾材が存在しない。いくつかの実施形態では、当該流動床圧力容器は、気相流動床重合容器であることができる。
本発明の他の実施形態では、該複数の沈殿容器の少なくとも1個は、円錐形上端部をさらに備える。
本発明のさらに別の実施形態は、該複数の沈殿容器の少なくとも1個に連結した固形物監視装置をさらに備えることができる。
さらに他の実施形態では、当該吐出システムは、前記主吐出弁と直列に複数の副吐出弁をさらに備えることができ、ここで、該主吐出弁及び少なくとも1個の副吐出弁は、前記流動床圧力容器と少なくとも1個の沈殿容器との間に位置し、しかも、該主吐出弁と該副吐出弁の両方は、該複数の沈殿容器の少なくとも1個に向かう吐出流を制御する。
さらに別の実施形態では、本発明は、共通の主吐出弁を介して前記流動床圧力容器に流体連通した少なくとも2個の沈殿容器をさらに備えることができる。
さらに別の実施形態では、本発明は、前記流動床圧力容器と少なくとも1個の沈殿容器との間にあり、前記主通気弁に直列の副通気弁;及び/又は共通の主通気弁を介して該流動床圧力容器に流体連通した2個の沈殿容器をさらに含むことができる。
他の実施形態では、本発明は、副出口弁をさらに備え、ここで、前記主出口弁と該副出口弁の両方は、前記複数の沈殿容器の少なくとも1個からの出口流れを制御する。
さらに他の実施形態では、本発明は、少なくとも3個の沈殿容器と、少なくとも3個の横つなぎ管と、少なくとも1個のマルチポート弁とを備えることができ、ここで、該マルチポート弁は、前記少なくとも3個の横つなぎ管を流体連通させる。
さらに別の実施形態では、当該吐出システムは、少なくとも4個の沈殿容器と、少なくとも4個の横つなぎ管と、該少なくとも4個の横つなぎ管の第1及び該少なくとも4個の横つなぎ管の第2を含む第1セットの横つなぎ管と、該少なくとも4個の横つなぎ管の第3及び該少なくとも4個の横つなぎ管の第4を含む第2セットの横つなぎ管と、少なくとも2個のマルチポート弁とを備えることができ、ここで、該少なくとも2個のマルチポート弁は、該第1セットの横つなぎ管を該第2セットの横つなぎ管に流体連通させる。
別の実施形態では、本発明は、複数の沈殿容器の少なくとも1個に供給される乾性ガスパージ;前記複数の吐出管の少なくとも1個に供給されるクリーンガスパージ;又は流れ制御型の弁である横つなぎ弁をさらに備えることができる。
本発明の別の態様では、ここで開示する実施形態は、流動床圧力容器から固形物を取り出す方法に関するものである。当該方法は、次の工程:平行に配置された複数の沈殿容器を備える吐出システムを準備し、ここで、該吐出システムには運搬タンクが存在せず、しかも該複数の容器には濾材が存在せず;第1沈殿容器に流動床圧力容器からの混合物を充填し、ここで、該混合物は、固形物と加圧ガスとを含み;該第1沈殿容器を少なくとも第2沈殿容器で均等化し、この際、該加圧ガスを該第1沈殿容器と該第2沈殿容器との間で移動させ;そして、該第1沈殿容器を空にすることを含むことができる。
当該方法の他の実施形態では、前記均等化工程は、前記複数の沈殿容器の少なくとも1個の再加圧を含む。
当該方法のさらに別の実施形態では、前記均等化工程は、前記複数の沈殿容器の少なくとも1個の減圧を含む。
当該方法のさらに別の実施形態では、前記均等化工程は、前記複数の沈殿容器の少なくとも1個の再加圧及び減圧を含む。
さらに複数の実施形態では、当該方法は、前記沈殿容器の少なくとも1個と前記流動床圧力容器との間で移動する前記加圧ガスを再循環させることをさらに含む。
当該方法のさらに別の実施形態では、前記均等化工程は、前記複数の沈殿容器の少なくとも2個の再加圧及び減圧を含む。
さらに別の実施形態では、当該方法は、前記複数の沈殿容器の少なくとも1個を前記複数の沈殿容器の少なくとも2個で均等化することをさらに含む。
他の実施形態では、前記流動床圧力容器と下流の容器との間には、閉鎖する少なくとも2個の弁が常に存在し、ここで、該下流の容器は、前記複数の沈殿容器の少なくとも1個の下流にある。
当該方法の他の実施形態は、次の工程:吐出管をクリーンガスパージすること;通気管路をクリーンガスパージすること;又は前記沈殿容器の少なくとも1個を乾性ガスパージすることをさらに含む。
別の実施形態では、当該方法は、次の工程:少なくとも3個の沈殿容器を準備し;前記充填工程後に、前記第1沈殿容器からの加圧ガスの第1部分を前記第2沈殿容器に移すことによって、該第1沈殿容器を第1減圧し;該第1減圧工程後に、該第1沈殿容器からの加圧ガスの第2部分を第3沈殿容器に移すことによって、該第1沈殿容器を第2減圧し;該第2減圧工程後に、該第1沈殿容器から固形物を出して空にし;該空にする工程の後に、該第2沈殿容器からの加圧ガスの第1戻り部分を該第1沈殿容器に移すことによって、該第1沈殿容器を第1再加圧し;そして該第1再加圧工程後に、該第3沈殿容器からの加圧ガスの第2戻り部分を該第1沈殿容器に移すことによって、該第1沈殿容器を第2再加圧することをさらに含む。
当該方法の他の実施形態は、次の工程:少なくとも第4沈殿容器を準備し;前記第2減圧工程後でかつ前記空にする工程の前に、該第1沈殿容器からの加圧ガスの第3部分を該第4沈殿容器に移すことによって、該第1沈殿容器を第3減圧し;そして 該第2再加圧工程後に、該第4沈殿容器からの加圧ガスの第3戻り部分を該第1沈殿容器に移すことによって、該第1沈殿容器を第3再加圧することをさらに含む。
当該方法は、次の工程:前記第1減圧工程と少なくとも一部同時に、前記第4沈殿容器からの加圧ガスを前記第3沈殿容器に移し;そして、前記第2減圧工程と少なくとも一部同時に、前記第2沈殿容器に前記流動床圧力容器からの混合物を充填することをさらに含むことができる。
当該方法は、次の工程:前記第2減圧工程と少なくとも一部同時に、前記第4沈殿容器から固形物を出して空にし;そして、前記第3減圧工程と少なくとも一部同時に、前記第2沈殿容器からの加圧ガスを前記第3沈殿容器に移すことをさらに含むことができる。
当該方法の他の実施形態は、次の工程:前記第1沈殿容器を空にする工程と少なくとも一部同時に、前記第3沈殿容器に前記流動床圧力容器からの混合物を充填し;前記第2再加圧工程と少なくとも一部同時に、前記第4沈殿容器に該流動床圧力容器からの混合物を充填し;そして、前記第2再加圧工程と少なくとも一部同時に、前記第2沈殿容器の外に固形物を移すことをさらに含むことができる。
さらに、当該方法は、次の工程:前記第1再加圧工程と少なくとも一部同時に、前記第3沈殿容器からの加圧ガスを前記第4沈殿容器に移し;そして、前記第3再加圧工程と少なくとも一部同時に、前記第3沈殿容器からの加圧ガスを前記第2沈殿容器に移すことをさらに含むことができる。
別の実施形態では、沈殿容器を満たす吐出固体粒子の容量が、該沈殿容器の実量の少なくとも95%である;該沈殿容器の実量の少なくとも98%である;該沈殿容器の実量の少なくとも100%である;弁内容量の約90%を超える;又は弁内容量の約100%を超える当該方法をさらに提供する。
本発明の他の特徴及び利点は、次の詳細な説明から明らかになるであろう。しかしながら、この詳細な説明及び特定の実施例は、本発明の好ましい実施形態を示すものではあるが、単なる例示の目的で与えているに過ぎない。当業者であれば、この詳細な説明から本発明の精神及び範囲内で様々な変更及び変形が明らかになるであろう。
図面の簡単な説明
次の図面は、本明細書の一部をなすものであり、本発明の所定の態様をさらに実証するために含めるものである。本発明は、ここで提供する特定の実施形態の詳細な説明と共にこれらの図面の一つ以上を参照することでさらに良く理解できると考える。
図1は米国特許第4,621,952号に記載された従来技術の吐出システムの複写概略図である。 図2Aは、本発明に従う吐出システムの実施形態の概略図である。 図2Bは、本発明に従う吐出システムの実施形態の概略図である。 図3は、本発明に従う吐出システムの実施形態のブロック図である。 図4Aは、本発明に従う吐出システムの別の実施形態の概略図である。 図4Bは、本発明に従う吐出システムの別の実施形態の概略図である。 図5Aは、本発明に従う吐出システムのさらに別の実施形態の概略図である。 図5Bは、本発明に従う吐出システムのさらに別の実施形態の概略図である。 図6は、楕円形上端部を有する沈殿容器及び本発明の実施形態に従う円錐形上端部を有する沈殿容器の概略図である。
発明の詳細な説明
概して、ここで開示する実施形態は、加圧容器から固体/気体混合物を取り出すための吐出システムに関する。さらに特定すると、ここで開示する実施形態は、加圧され流動化された容器から流動可能な固体粒子を取り出し、そこからの気体又は気体/液体混合物の取り出しを最小限にする吐出システムに関する。
まず図2を参照すると、本願の一実施形態に従う吐出システム101の概略図が示されている。一般的にいうと、粒状固体は、入口103からガス分配器104を経て、再循環のために流動床圧力容器102から出口105を通って出る気体又は気体/液体混合物の流れによって流動床圧力容器102内で流動化される。流動床圧力容器102は、反応器、重合反応器、流動化固形物を保持することができる容器又は顆粒状、粉末状若しくは粒状の固体生成物を取り出すことのできる任意の圧力容器であることができる。
さらに 図2を参照すると、吐出システム101は、概して、沈殿容器107a−dと、吐出管106a−dと、主吐出弁108a−dと、通気管路109a−dと、主通気弁111a−dと、主出口弁110a−dとで構成されている。この開示は、本発明の範囲内にある機能に必要な部材(つまり吐出装置101)を議論するものであるにすぎないが、当業者であれば、例えば、圧力監視装置、追加の吐出弁、充填量センサー、安全調整器又は流動床圧力器からの固形物の取り出しに便利な他の任意の部材を含め、ここでは議論しない追加の部材を随意に含めてもよいことが分かるであろう。
本発明の一実施形態は、平行に配置された複数の沈殿容器107a−dと、流動床圧力容器102を複数の沈殿容器107a−dの少なくとも1個に流体連通させる吐出管106a−dと、複数の沈殿容器107a−dの少なくとも1個に向かう流体の吐出流を制御するための主吐出弁108a−dと、流動床圧力容器102と複数の沈殿容器107a−dの少なくとも1個とを流体連通させる通気管路109a−dと、通気管路109a−dを介した流体の流れを制御するための主通気弁111a−dと、複数の沈殿容器107a−dの少なくとも2個を流体連通させる横つなぎ管112ab,ad,ac,bc,bd,cd(112ab,cdは図示していない)と、横つなぎ管112ab,ad,ac,bc,bd,cdを介した流体の流れを制御するための横つなぎ弁113ab,ad,ac,bc,bd,cdと、複数の沈殿容器107a−dを出る固形物及びガスの出口流れを制御するための主出口弁110a−dとを備える、流動床圧力容器から固形物を取り出すための吐出システム101を提供し、ここで、当該吐出システム101には運搬タンクが存在せず、しかも、沈殿容器107a−dには濾材が存在しない。
当該吐出システム101は、図示するように、4個の沈殿容器107a−dを備えるものであるが、他の吐出システムは、この開示に従って配置することが可能な任意の数の沈殿容器107a−dを備えることができることが分かるであろう。所定の実施形態では、沈殿容器107a−dを多かれ少なかれ追加すると、吐出量及びガス保持効率が向上する可能性がある。複数の沈殿容器107a−dは平行に配置されるため、固形物は、流動床圧力容器102から沈殿容器107a−dのいずれか1個に流れる。ここで使用するときに、平行に配置とは、それぞれの沈殿容器が流動床圧力容器から固形物を含有する混合物を得、そして当該固形物の相当量を他方の沈殿容器に流す必要なしに、固形物を下流の器具に通すような沈殿容器の配置をいう。好ましい一実施形態では、それぞれの沈殿容器は、他の沈殿容器とは無関係に操作できる。
流動床圧力容器102から固形物を取り出すために、複数の吐出管106a−dを配置して流動床圧力容器102を複数の沈殿容器107a−dに流体連通させることができる。吐出管106a−dの長さを最小にすることが望ましい場合がある。いくつかの実施形態では、吐出管106a−dは自己排出性である。他の実施形態では、吐出管106a−dは、クリーンガスパージ117a−dで完全に掃引できる。クリーンガスパージ117a−dは、新たな単量体供給物、不活性供給物由来のものであってもよいし、再循環コンプレッサ(図示しない)、下端部又は他の高圧源の排出により生じる再循環ガス流れであってもよい。いくつかの好ましい実施形態では、それぞれの沈殿容器107a−dは、クリーンガスパージ117a−dとクリーンガスパージ弁122a−dを有するのに対し、他の実施形態では、少なくとも2個の沈殿容器は、1個のみのクリーンガスパージ117a−d及びクリーンガスパージ弁122a−dを有する。
沈殿容器107a−dには、好ましくは固体と気体の混合物を含む吐出流体の吐出流が満たされる。流動床圧力容器102から沈殿容器107a−dへの吐出流を制御するために、主吐出弁108a−dを吐出管106a−dに沿って設置する。主吐出弁108a−dの一つを開いたときに、圧力下で固体/気体混合物が流動床圧力容器102から沈殿容器107a−dの少なくとも1個に流れる。
沈殿容器107a−dを満たす固形物の容量を最大にする、つまり吐出システム101内に逃げるガスの量を最小にするために、通気管路109a−dは、沈殿容器107a−dの少なくとも1個を流動床圧力容器102の下部圧力領域に流体連通させる。主通気弁111a−dは、沈殿容器107a−dと流動床圧力容器102との間の通気管路109a−d内におけるガスの通気流れを制御するために、通気管路109a−dに沿って設置される。一実施形態では、主通気弁111a−dは、自己排出するように垂直配管部内に設置できる。さらに、いくつかの実施形態では、主通気弁111a−dを沈殿容器107a−dの近くに設置して沈殿容器/配管結合体における弁内容量を減らす。後者の2つの実施形態では、クリーンガスの排気パージ(図示しない)を使用して、主通気弁111a−dを閉じたときに主通気弁111a−dから容器102に至る通気管路109a−dの垂直区域内に物質が沈殿しないようにする。他の実施形態では、主通気弁111a−dは容器102に設置される。さらに別の実施形態では、主通気弁111a−dを容器102の近くに設置し、副通気弁(図示しない)を沈殿容器107a−dの近くの通気管路109a−d内に設置する。この配置は、通気管路109a−dをパージすることなく弁内容量を減少させることができる。
さらに図2を参照すると、当該システムにおける一列を参照して本発明の方法を説明するものである。それぞれの列は、個々に同じ工程を経て進む。まず、108aが開き、固体気体混合物が圧力容器102から沈殿容器107aに流れる。さらに、主通気弁111aが開き、気体又は気体/液体混合物が圧力容器102の下部圧力領域に逆流する。流動床システムでは、流動床の底部と頂部との間の圧力差により、圧力容器102の下部から沈殿容器107a、そしてそれよりも圧力が低い圧力容器102の上部に至るまでの流路が生じる。沈殿容器107aが満たされたとみなしたときに、弁108a及び111aを閉じることができる。沈殿容器107aは、例えば、プリセット時間、レベル測定、圧力条件、通気管路109a内の固形物濃度の変化又は吐出システム作業者が選択するような他の任意の手段などの任意の数の変数により決定されるときに満たされたものとみなすことができる。
さらに図2を参照すると、横つなぎ管112ab,ad,ac,bc,bd,cdは、複数の沈殿容器107a−dの少なくとも2個を互いに流体連通させる。一実施形態では、複数の横つなぎ管112ab,ad,ac,bc,bd,cdは複数の沈殿容器107a−dを互いに連結する。横つなぎ管112ab,ad,ac,bc,bd,cdは、沈殿容器107a−d間でガスが流れるのを可能にする。横つなぎ弁113ab,ad,ac,bc,bd,cdは、横つなぎ管112ab,ad,ac,bc,bd,cdを通した流体(典型的には反応ガス混合物)の横つなぎ流れを制御する。図示するように、横つなぎ管112ab,ad,ac,bc,bd,cdは、通気管路109a−dから延びている;しかしながら、当業者であれば、横つなぎ管112ab,ad,ac,bc,bd,cdは、複数の沈殿容器107a−dのそれぞれの間でガスが流れることができる限り、通気管路109a−dとは独立していてよいことが分かるであろう。好ましい一実施形態では、横つなぎ管は自己排出性である(重力による)。いくつかの好ましい実施形態では、横つなぎの流速は、沈殿容器107a−d中で固形物が流動せず、固体粒子の過度の持ち出しが生じ得るように制限される。この制限は、オリフィス、流れノズルにより又は流れ制御型の横つなぎ弁113ab,ad,ac,bc,bd,cdを使用することによって行うことができる。好ましい流れ制御型の横つなぎ弁としては、偏心プラグ回転弁、Vボール弁及び弁が開いたときに開口領域を徐々に増加させかつ流速(好ましくは初期流速)を制御するように設計された他の弁が挙げられる。
横つなぎ流れによる固体粒子の持ち出しにより、固体粒子、例えば重合体粒子が横つなぎ管112ab,ad,ac,bc,bd,cd内に残存する可能性が生じる。横つなぎ管112ab,ad,ac,bc,bd,cd内に残された反応性の粒子は反応し続け、それにより操作上の問題が生じる可能性がある。特に、重合体粒子は吐出サイクルの間に重合し、横つなぎ管112ab,ad,ac,bc,bd,cdを詰まらせる可能性がある。しかしながら、仮に吐出サイクル時間が早ければ、反応の持続により凝集が生じるリスクは低いし、また、当該横つなぎは、沈殿容器107a−d内における物質の即座の流動化に伴って迅速に移動し、その結果として受入沈殿容器に持ち出しが生じるように設計できる。
主出口弁110a−dは、複数の沈殿容器107a−dのぞれぞれから出る固形物及びガスの流れを制御する。主出口弁110a−dは、沈殿容器107a−d内の固形物を集めることができるように、複数の沈殿容器107a−dの各出口に設置される。主出口弁110a−dが閉じている限り、この固形物及びガス又は残留気体/液体混合物は、沈殿容器107a−d内にたまる。
図2に示された実施形態の吐出システム101には運搬タンクが存在しない。ここで使用するときに、運搬タンクは、沈殿容器と直列の第2圧力容器を表し、ここで、当該第2タンクは、上記米国特許第4,621,952号に記載されるようなガスロック容器である。
他の実施形態では、吐出システム101には、有意プロセス流れにより沈殿容器107a−dから出る流体をろ過するための濾材が存在しない。有意プロセス流れとは、通気管路109a−d、横つなぎ管112ab,ad,ac,bc,bd,cdその他の実質的なプロセス流れを通って沈殿容器107a−dを出る流れをいう。ここで使用するときに、濾材とは、ガスが沈殿容器107a−dを出たときに沈殿容器107a−dから固体粒子の大部分が持ち出されないように設計された、実質的なプロセス流れ内に設置された濾材をいう。ここで使用するときに、濾材とは、無有意流れから粒子を排除するために使用される部材、例えば、所定の器具を沈殿容器107a−dに流体連通させる圧力タップ又はアナライザータップのことではない。上記米国特許第4,003,712号に記載されたようないくつかの従来技術のシステムでは、燒結金属フィルターなどの濾材が典型的に使用されている。
本発明の一実施形態では、沈殿容器107a−dは円錐形上端部を有する。ここで、図6を参照すると、楕円形上端部を有する沈殿容器501と円錐形上端部を有する沈殿容器502との断面図が示されている。特に、楕円形上端部を有する沈殿容器501は、吐出管506から吐出管弁508を介して充填されることが示されている。固体生成物が沈殿容器501を満たすときには、楕円形上端部の側面に沿って非充填空間509の領域が形成される。容器充填中に、この非充填空間509は残留ガス又は気体/液体混合物の貯蔵を生じさせる可能性があるため、容器を空にしているときに、気体又は気体/液体混合物は、吐出システムでは回収されない可能性がある。沈殿容器内部の空きスペースの量を減少させるために、円錐形上端部を有する容器502を開示した吐出システムの所定の実施形態に従って使用できる。図に示すように、容器充填中に、円錐形上端部を有する沈殿容器502は、空きスペース中における残留ガス/液体混合物の貯蔵量を減少させる。この円錐形上端部の外形は、固形物の充填パターンに非常に近似し得るため、沈殿容器502内には少量のガスしか含まれず、容器を空にする間に少しのガスしか失われないと考えられる。つまり、本願の実施形態によれば、沈殿容器に円錐形上端部を設けて残留ガス及び気体/液体の貯蔵量を減少させることに役立つと考えられる。
さらに図6を参照すると、本発明の吐出システムは、少なくとも1個の沈殿容器501,502に連結された固形物監視装置503a−bをさらに備えることができる。固形物監視装置503a−bは、加圧容器内における固形物の存在を検出する当業者に公知の任意の装置であることができる。例えば、固形物監視装置503a−bは、核準位検出装置、音叉基準レベル検出装置、静電プローブ、圧力モニター、アコースティックエミッション装置又は同調装置であることができる。固形物監視装置503a−bは、沈殿容器501,502の頂部付近、通気管路505内又はタンクが満たされた時点を測定するのに好適な他の任意の位置に設置された上部固形物監視装置503aであることができる。或いは、当該固形物測定装置は、下部固形物監視装置503bであることができ、これは、沈殿容器501,502の底部付近、運搬ライン504内又は下部固形物監視装置503bが沈殿容器501,502が完全に空になる時点を検出するのを可能にする他の任意の好適な位置に設置される。固形物監視装置503a−bを追加すると、吐出システムが沈殿容器における充填速度を検出し、そして、プロセスの効率が上がるように、他の沈殿容器のいずれかの充填、減圧、再加圧又は空にすることのいずれか一つを調節することが可能になる。当業者であれば、所定の吐出システムに任意の数の充填装置を使用できること及びこれらを複数の位置に設置できることが分かるであろう。
再度図2を参照すると、本発明の一実施形態では、吐出システムは、主吐出弁108a−dと直列に複数の副吐出弁116a−bをさらに備えることができ、ここで、主吐出弁108a−dと副吐出弁116a−dの少なくとも1個とは、流動床圧力容器102と少なくとも1個の沈殿容器107a−dとの間に設置され、また、主吐出弁108a−dと副吐出弁116a−dの両方は、少なくとも1個の沈殿容器107a−dに向かう吐出流を制御する。副吐出弁116a−dを沈殿容器107a−dの近くに追加すると、閉弁容量の減少により吐出システムの効率が改善する。さらに、副吐出弁116a−dは、沈殿容器107a−dが充填された後に、吐出管106a−dのクリーンガスパージ117a−dを加えることを可能にする。一実施形態では、クリーンガスパージ工程の間に副吐出弁116a−dを閉じると共に主吐出弁108a−dを開く。このクリーンガスパージは、好ましくは、クリーンガスの流れを制御するためのクリーンガスパージ弁122a−dを具備する。ここで開示する全ての実施形態では、主吐出弁108a−d、副吐出弁116a−b及び開示した任意の他の弁は、自動的に制御されかつ作動する弁である。
本発明のさらに別の実施形態では、乾性ガスパージ120a−dを沈殿容器107a−dに供給する。乾性ガスパージ120a−dは、好ましくは、乾性ガスの流れを制御するための乾性ガスパージ弁121a−dを具備する。ある種の用途では、流動床重合反応器を、存在する液相により操作することができる。この液相は、液体供給物の注入若しくは反応器への再循環、又はガスの組成及び入口温度が重質炭化水素の凝縮を可能にする凝縮モードの操作によるものであろう。当該技術分野においては、凝縮モード又は超凝縮モードで操作して流動床圧力容器107a−dから固体粒子を除去すると、これら固体粒子は液体で飽和され、及び/又は充填工程を実施するときに沈殿槽に液体が入る可能性があることが知られている。存在するあらゆる液体の排除を促進するために、乾性ガスパージ120a−dは、このプロセスにおける任意の好適な工程の間、好ましくは充填工程中、より好ましくは吐出弁108a−dを閉じた後であって、主通気弁111a−dを閉じる前の充填工程中に、沈殿容器107a−dに供給できる。好ましくは、乾性ガスパージ120a−dは、吐出タンク内に流動化を生じさせない速度で加えられる。本発明のいくつかの実施形態では、乾性ガスパージ120a−dは、沈殿容器107a−dの下部に供給される。好ましくは、乾性ガスパージ120a−dは、このガスのいくらかを流動床圧力容器に再循環させるため、このプロセスと適合できるガスである。一実施形態では、乾性ガスパージ120a−dは、液体が存在しない流動床プロセス中の所定箇所、例えば、流動床圧力容器102の出口から取り出される循環ガスである。一実施形態では、この乾性ガスは、流動床圧力容器に物質を循環させている圧縮器の下流から(ただし、凝縮を生じさせる循環ガス冷却器の前)取り出される。いくつかの実施形態では、乾性ガスパージ120a−dは、このプロセスに対して不活性なもの、例えば、重合プロセスにおける窒素であることができる。
ここで、図4を参照すると、吐出システム301の一実施形態では、流動床圧力容器302と該数の沈殿容器307a−dとの連結並びに複数の沈殿容器307a−d間の連結を、図2に示した実施形態と比較して減少させることができる。特に、複数の沈殿容器307a−dの少なくとも2個は、共通の吐出管306ab,cdと共通の主吐出弁308a,bとを共有する。複数の沈殿容器307a−dを少なくとも何組かにグループ化すると、流動床圧力容器302から固形物を運搬するのに必要な連結の数が減る。さらに、複数の副吐出弁316a−dを加えて、流動床圧力容器302と個々の沈殿容器307a−dとの間の固形物の流れを制御することができる。例えば、本発明の一実施形態では、少なくとも2個の沈殿容器307a−dは、共通の主吐出弁308a,bを介して流動床圧力容器302に流体連通されている。
さらに図4を参照すると、流動床圧力容器302と沈殿容器307a−dとの間でガスを運搬するために必要な連結数を減らすために、本発明の一実施形態は、少なくとも2個の通気管路309a−dを互いに結びつけて、共通の通気管路326ab,cd及び共通の主通気弁311a,dを介したプロセス流れのルートにする。この実施形態では、共通の主通気弁311a,dと直列に副通気弁314a−dが存在する。したがって、例えば、流体が流動床圧力容器302と第1沈殿容器307aとの間を流れるためには、共通の主通気弁311aと第1副通気弁314aの両方を開けておかなければならないが、副通気弁第2副通気弁314bは閉じておく。つまり、本発明のこの実施形態では、少なくとも2個の沈殿容器307a−d(例えば第1沈殿容器307a及び第2沈殿容器307b)が共通の主通気弁311a,dを共有することを可能にするように、流動床圧力容器302と少なくとも1個の沈殿容器307a−dと間で連続する少なくとも2個の弁、共通の主通気弁311a,d及び副通気弁314a−dを備える。いくつかの実施形態では、共通する通気管路326ab,cd中の任意の固定粒子を流動床圧力容器307a−dに掃引するための通気管路パージ323a,d及び通気管路パージ弁324a,dをさらに備える。通気管路パージガスは、好ましくは、新たな単量体供給物、不活性供給物、又は再循環コンプレッサ(図示しない)、下端部又は他の圧力源の排出に由来する再循環ガス流れである。
再度図2を参照すると、さらに別の実施形態では、それぞれの通気管路109a−dは別個のものであってよく、また、連続する2個の通気弁と、流動床圧力容器102の近くに設置された主通気弁111a−d と、沈殿容器107a−dの近くに設置された副通気弁(図示しない)とをさらに備える。この実施形態では、上記のような通気管路パージ及び通気管路パージ弁が望ましい場合がある。
ここで再度図4を参照すると、沈殿容器307a−d間のガスを運搬するのに必要な連結の数を減らすために、一実施形態では、吐出システム301は、マルチポート弁318ab,cdを使用する。マルチポート弁318ab,cdは、少なくとも2個の沈殿容器307a−d間の流れを制御し、それによってその間のガスを運搬することを可能にすることができる。図3に示すように、第1マルチポート弁318abは、第1沈殿容器307aと第2沈殿容器307bとの間の流れを制御することができ、第1沈殿容器307a又は第2沈殿容器307bから第3沈殿容器307c又は第4沈殿容器307dへの流れを第2マルチポート弁318cdへの連結により制御することができる。マルチポート弁318ab,cdは、沈殿容器307a−dのいずれか2個の間でガスを運搬させるように配置できる。この実施形態は、4個の沈殿容器307a−d及び2個のマルチポート弁318ab,cdを有する吐出システム301を例示するものであるが、沈殿容器の数及びマルチポート弁の数は、様々な吐出システムによって適宜変更できることが理解できるであろう。例えば、4個の容器が1個のマルチポート弁で連結された別の吐出システム又は任意の数の容器が任意の数のマルチポート弁で連結された別の吐出システムが予想できる。さらに、該マルチポート弁上のポートの数は、所定の実施形態では、単一のマルチポート弁が任意の数の沈殿容器からの通気通路を受容することができるように変更できる。
再度図2を参照すると、沈殿容器107aの充填工程と同時に、沈殿容器107cは吐出段階にあることができる。この吐出工程の間に、沈殿容器107cを吐出システム101における他の装置から隔離する。具体的には、沈殿容器107cを下流の器具に連結する主出口弁110cを閉じる。さらに、沈殿容器107cを任意の他の沈殿容器に連結する任意の横つなぎ弁113ab,ad,ac,bc,bd,cdを閉じる。空にする工程の間に、主吐出弁108cを閉じ、主出口弁110cを開き、固体/気体混合物を吐出システム101から吐出させることができる。固体/気体混合物が吐出システム101から出るときに、その固体を下流の容器に移すことができる。あらゆる粒状固体の運搬方法を使用することができるが、好ましい一方法は、運搬補助ガスライン124a−dを介して供給され、かつ、運搬補助弁125a−dによって制御される運搬補助ガスを使用する。この運搬補助ガスは、好ましくは沈殿容器107a−dの下部に注入される。この運搬補助ガスは、好ましくは不活性ガス、乾性ガスパージ、再循環ガス、窒素又は排気回収といった下流の操作からの副産物ガスである。
上の段落で説明したように、下流の器具への高圧ガスの吹き抜けに対する単一の保護層が存在する。充填サイクルの間には、流動床圧力容器107a−dと下流の器具の間にある主出口弁110a−dのみを閉じる。空にする工程の間には、流動床圧力容器107a−dと下流の器具との間にある主吐出弁108a−d及び主通気弁111a−dのみを閉じる。さらに、それぞれの横つなぎ管112ab,ad,ac,bc,bd,cdには、閉じる弁が1個しかない。その結果、弁、弁アクチュエータ又は制御装置の単一故障により、高圧の反応器から下流の器具への直接通路ができる可能性がある。さらに図2を参照すると、このリスクは、それぞれの運搬ライン115a−dに副出口弁119a−dを加えることによって対処できる。ここで、当該副出口弁119a−dは、故障又は異常状態が検出された場合に自動的に作動し閉じる。この検出は、他の重要な弁の位置を監視すること、下流の器具内の圧力を監視すること、又は運搬ライン115a−d内の圧力と圧力の時間減衰を監視することによって行うことができる。 圧力定格の増大や圧力除去システムの拡張といった下流の器具を保護する別の手段も可能であるが、ただし、これは、さらにコストがかかる可能性があるし、また別の操作上の欠点もある。ここで開示する実施形態では、主出口弁110a−d及び副出口弁119a−dは自動作動弁である。
さらに図2を参照すると、それぞれの沈殿容器107a−dは、それぞれが、下流の処理器具に向かう運搬ライン115a−dを有することができる。他の実施形態では、任意の数の沈殿容器107a−dも共通の運搬ライン(図示しない)を共有することができる。後者の実施形態では、それぞれの沈殿容器は、それぞれが、運搬の間に開く主出口弁110a−dを有する。
ここで開示する実施形態では、開示した弁は自動作動弁、好ましくは、フルポート即作用弁、例えば、確実な高サイクル操作のために設計されたボール弁、シリンダー弁、カム弁又はゲート弁である。好ましい弁としては、金属台座弁、トラニオン支持ボール弁が挙げられる。いくつかの実施形態では、主吐出弁108a−d及び/又は主通気弁111a−dは、圧力容器102の密閉部材と内部との間の空間を最小にするように設計されている。これらの自動作動弁は、通常、自動化制御システム、例えばシーケンス論理制御システム又は類似のシステムによって制御される。
再度図4を参照すると、吐出システムの一実施形態では、少なくとも3個の沈殿容器307a−dと、少なくとも3個の横つなぎ管312と、少なくとも1個のマルチポート弁とを備え、ここで、当該マルチポート弁は、前記少なくとも3個の横つなぎ管を流体連通させる。
さらに図4を参照すると、吐出システムの一実施形態では、少なくとも4個の沈殿容器307a−dと、少なくとも4個の横つなぎ管312と、該少なくとも4個の横つなぎ管の第1(312a)及び該少なくとも4個の横つなぎ管の第2(312b)を有する第1セットの横つなぎ管と、該少なくとも4個の横つなぎ管の第3(312c)及び該少なくとも4個の横つなぎ管の第4(312d)を有する第2セットの横つなぎ管と、少なくとも2個のマルチポート弁318ab,318cdとを備え、ここで、少なくとも2個のマルチポート弁は、該第1セットの横つなぎ管を該第2セットの横つなぎ管に流体連通させる。
再度図2を参照すると、吐出システム101の吐出サイクル時間を最小にするために、第1沈殿容器107aの充填は、沈殿容器107cからの固形物の吐出と同時に又は実質的に重複して行うことができる。吐出システム101の効率及び処理能力をさらに向上させるために、沈殿容器107b及び107dが加圧均等化工程中にあることができると同時に、第1沈殿容器107aが充填中である。
一実施形態では、第1沈殿容器107aが充填工程中であり、沈殿容器107dは固体/気体混合物で実質的に満たされ得る。同時に、沈殿容器107bは、実質的に空であることができる。同時に、沈殿容器107bを弁108b及び111bにより隔離することができる。この工程では、沈殿容器107dは固体/気体混合物及び気体/液体混合物で実質的に満たされていることができるので、圧力は、沈殿容器107b内の圧力よりも比較的大きい。沈殿容器107dから気体/液体混合物を移すために、横つなぎ弁113bdを開くことができる。圧力差のため、圧力の高い沈殿容器107d中の気体及び/又は気体/液体混合物は、それよりも圧力の低い沈殿容器107bの方に流れるであろう。均圧化が生じると、残留ガス又は気体/液体のかなりの部分が沈殿容器107dから沈殿容器107bに排出される。均等化の後には、固体粒子の置換効果のため、固形物充填タンク内よりも空のタンクの内の方に多くのガスが存在し得る。圧力の均等化に基づき又は所定の吐出システムの条件によって決定されるような追加のパラメーターに従って、横つなぎ弁113bdを閉じることができる。横つなぎ弁113bdを閉じたときに、沈殿容器107b及び107dを再度隔離する。こうして、主出口弁110dを開き、そして固形物を吐出システム101から取り出したときに、当該システムからのガス損失量は最小になる。
上記吐出システムから分かるように、吐出システム101におけるそれぞれの沈殿容器107a−dは、任意の所定時点において様々な工程中にあることができる。操作工程間の重複が多ければ多いほど、吐出弁のサイクル時間が速くなる。つまり、所定の実施形態では、それぞれの沈殿容器107a−dを、吐出システム内の他の沈殿容器の少なくとも1個の特定の操作工程に相当する操作工程で使用できることが予測できる。
さらに図2を参照すると(図3も参照)、本発明の実施形態に従う吐出システムのための操作順序が示されている。4個の容器の吐出システムでは、図2に示すように、沈殿容器107a−dの操作順序は、8工程のいずれかの間で連続的に交替できる。以下の実施形態は、8つの操作工程を提供するものであるが、所定の吐出システムの要件に応じて、いくつかの吐出システムは8未満の操作工程を有するのに対し、他の吐出システムは8を超える操作工程を有することが分かるであろう。
概して、図3は、1個の容器が1サイクルの間に受けることが可能な操作工程を説明するものである。これらの工程は、吐出システムにおける各列にも適用される。それぞれの沈殿容器107a−dは、1回のサイクルで、充填210、第1減圧220、第2減圧230、第3減圧240、空250、第1再加圧260、第2再加圧270及び第3再加圧280を受けるであろう。
所定の実施形態では、通気管路109a−dをフレア又は追加の圧力容器につなげるブローオフライン(図示しない)を使用して吐出システム内における圧力の安定性を維持することができる。このブローオフラインは、主出口弁110a−dを開く前に沈殿容器107a−dから圧力のいくらかを徐々に減らすのに役立つと考えられる。所定の実施形態では、このブローオフラインを使用して、整備前に沈殿容器107a−dから圧力を除去することもできる。つまり、所定の実施形態では、吐出システム101の圧力を所定の操作の必要条件に従って維持するように、ガスを第1沈殿容器107aから、例えば、ガス回収システム(図示しない)や任意の他の部材に移すことができる。
ここで、図3の工程及び図2の実施形態を参照すると、複数の工程を単列に関して記載している。まず、上記のように、容器充填工程210の間に、主吐出弁108a及び主通気弁111aを開くことができ、そして固体/気体混合物が第1沈殿容器107aに流入することができる。充填工程210の完了後に、主吐出108aと主通気弁111aとを閉じ、第1沈殿容器107aが第1減圧工程220に入る。第1減圧工程220の間に、沈殿容器107a内の圧力は、第1沈殿容器107aと第2沈殿容器107bとをつなぐ横つなぎ弁113abを開くことによって均等化される。ガスは、高圧の第1沈殿容器107からそれよりも低圧の第2沈殿容器107bのほうに流れるであろう。均等化により、第2沈殿容器107bは、固形物が移されるため、より多くのガスを含有することができ、また、第1沈殿容器107aは、その中に含まれる固形物によって置換されたそのガス容量の一部分を有し得る。所定の実施形態では、第1沈殿容器107aと第2沈殿容器107bが第1減圧工程220中にあるときに、固形物で満たされた第4沈殿容器107dと空の第3沈殿容器107cとの間で均等化を行うことができる。
第1減圧工程後に行う第2減圧工程230の間に、第1沈殿容器107a中の圧力は、第1沈殿容器107aと第3沈殿容器107cとをつなぐ横つなぎ弁113acを開くことによって均等化される。第3沈殿容器107c内において閉じた吐出システムを創り出すために、主出口弁110cを閉じておき、それによって沈殿容器107aと107cとの間の圧力を均等化することが可能になる。そうすると、ガスが高い出発圧力の粒状固形物充填容器から低い出発圧力の固形物のない圧力容器に向かって移動することができる。所定の実施形態では、第1沈殿容器107aと第3沈殿容器107cとの間の均圧化と同時に、第2沈殿容器107bを流動床圧力容器102から充填すると共に、第4沈殿容器107dを空にすることができる。
該第1減圧工程後に行う第3減圧工程240の間に、第4沈殿容器107dを空にした後に第1沈殿容器107aと第4沈殿容器107dとをつなげる横つなぎ弁113adを開くことによって第1沈殿容器107a内の圧力を均等化する。これにより、上記のように圧力を均等化できる。沈殿容器107aと107dとの均圧化と少なくとも一部同時に、粒状固体充填沈殿容器107bと空の沈殿容器107cとが均一化を受けることができる。
該第3減圧工程の後に行う空にする工程250では、少なくとも第1沈殿容器107aを空にすることを行うことができる。空にする工程250により、第1沈殿容器107a中の圧力は、上記のように、3回の均等化工程で流動床圧力容器102の圧力よりも低いレベルにまで減少している。これらの固形物に吸収される揮発性物質は、圧力が各工程で減少したため急速に蒸発した可能性がある。つまり、この急速蒸発の物質は、移動ガスとして他の沈殿容器107a−dに回収されていた可能性がある。こうして、第1沈殿容器107aは、吐出システム101からの気体又は液体の除去を最小にしつつ固形物を空にできる。第1沈殿容器107aを空にするのと同時に、第3沈殿容器107cに流動床圧力容器102からの物質を満たすことができ、第2沈殿容器107bを第4沈殿容器107dで均等化することができる。
第1再加圧工程260では、第1沈殿容器107aは、横つなぎ弁113abを開くことで第2沈殿容器107bとの均圧化を受けることができる。第1再加圧260の間に、第1沈殿容器107aを空にし、そして第4沈殿容器107bを粒状固体で満たされた状態及び比較的低圧の状態にすることができる。つまり、第1沈殿容器107aは第1再加圧工程260中にあると同時に、第4沈殿容器107bは第3減圧工程240中にあることが可能である。所定の実施形態では、第1沈殿容器107aが第2沈殿容器107bから再加圧されると同時に、顆粒状物質で満たされた第3沈殿容器107cは、空の第4沈殿容器107dから均圧化されることができる。
第2再加圧工程270では、第1沈殿容器107aは、横つなぎ弁113acを開くことで第3沈殿容器107cとの均圧化を受けることができる。当該第2再加圧270の間に、第1沈殿容器107aを空にし、そして第2沈殿容器107bを粒状固体充填の状態及び他の沈殿容器107a,c,dに対して中程度の圧力の状態にすることができる。つまり、第1沈殿容器107aは第2再加圧工程270中にあると同時に、第3沈殿容器107cは第2減圧工程230中にあることができる。所定の実施形態では、第1沈殿容器107aを第3沈殿容器107cで均等化し、第4沈殿容器107dを流動床圧力容器102からの物質で満たすと同時に第2沈殿容器107bを空にする。
第3再加圧工程280では、第1沈殿容器107aは、横つなぎ弁113adを開くことで第4沈殿容器107dとの均圧化を受けることができる。第3再加圧工程280の間に、第1沈殿容器107aを空にし、第4沈殿容器107dを粒状固体充填の状態及び比較的高圧の状態にすることができる。つまり、第1沈殿容器107aは第3再加圧工程280中にあると同時に、第4沈殿容器107dは第1減圧工程210中にある。所定の実施形態では、第1沈殿容器107aを第4沈殿容器107dで均等化すると同時に、粒状固体充填状態の第3沈殿容器107cと空の第4沈殿容器107dとを均圧化する。
本願の上記実施形態では、工程210〜280の終了時に、このプロセスを繰り返すことができる。つまり、図に示すように、続いて主通気弁111aと主吐出弁108aとを開くことができ、そして第1沈殿容器107a内のガスが動床圧力容器102に押し戻される。
上記実施形態は、4個の沈殿容器107a−dを備える吐出システムに関するものであるが、わずか2個の吐出システム及び4個を超える沈殿容器107a−dを有する吐出システムなどの任意の数の沈殿容器107a−dを想定できる。さらに、容器充填工程、減圧工程、空にする工程及び再加圧工程は、開示した吐出システムを実施する方法の例示であるとみなすべきである。当業者であれば自明であるように、例えば、操作の順序を逆にし、変更し、追加の操作を加え、さもなくば吐出システムを拡大するなどの別の実施方法も想定できる。
さらに図4を参照すると(ただし、図3も参照)、本発明の実施形態に従う吐出システムのための操作順序が示されている。4個の容器の吐出システムでは、図4に示すように、沈殿容器307a−dの操作順序は、8工程のいずれかの間で連続的に入れ替えできる。
ここで、図3の工程及び図4の実施形態を参照すると、このプロセスは、単列に関して説明するものである。他のいずれの列も同じ工程を同じ(ただし調整された)順序で実行する。まず、容器充填工程210の間に、主吐出弁308aを第1副吐出弁316aと共に開くことができ、そして、固体/気体混合物は、上記のように第1沈殿容器307aに流入することができる。充填工程210の完了後に、第1沈殿容器307aは、第1減圧工程220に入る。第1減圧工程220の間に、第1沈殿容器307内の圧力を、第1沈殿容器307aと第2沈殿容器307bとを流体連通させる第1マルチポート弁318abを開くことによって第2沈殿容器307bで均等化する(図3に示すように、前記充填工程後に行う)。ガスは、高圧の第1沈殿容器307aから低圧の第2沈殿容器307bに流れることができる。均等化により、第2沈殿容器307bは、固形物が移動したため多くのガスを含有することができるようになり、第1沈殿容器307aは、その中に含まれる固形物で置き換えられたそのガス容量の一部分を有することができるようになる。所定の実施形態では、均圧化は、固形物が充填された第4沈殿容器307dと、空の第3沈殿容器307cとの間で、第3主出口弁310cを閉じ、かつ、第2マルチポート弁318cdの位置を調節してその間のガスを流れさせることにより第1減圧工程220と一部同時に行うことができる。
上記工程の別の実施形態では、第1マルチポート弁318abを第1減圧工程の間に閉じたままにしておいて、第1沈殿容器307aと第2沈殿容器307bとを吐出システム301の他のものから隔離することができる。その後、第1副通気弁314aと第2副通気弁314bとを開いて第1沈殿容器307aと第2沈殿容器307bとの間にガスを流すことができる。
第2減圧工程230の間に、第1沈殿容器307a内の圧力を、第1マルチポート弁318abと第2マルチポート弁318cdとの位置を調節して第1沈殿容器307aと第3沈殿容器307cとを流体連通させることによって第3沈殿容器307cで均等化する(図3に示すように、第1減圧工程後の所定時期に行う)。第3沈殿容器307cにおいて閉じた吐出システムを創り出すために、第3主出口弁310cを閉じておき、それにより第1沈殿容器307aと第3沈殿容器307cとの間の圧力を均等化させる。所定の実施形態では、前記第2減圧工程230と少なくとも一部同時に、第2沈殿容器307bを流動床圧力容器302から満たすことができ、第4沈殿容器307dを空にすることができる。
第3減圧工程240の間に、第1沈殿容器307a内の圧力を、第1マルチポート弁318abと第2マルチポート弁318cdとの位置を調節して第1沈殿容器307aと第4沈殿容器307dとを流体連通させることにより第4沈殿容器307dで均等化する(図3に示すように、第2減圧工程後の所定時期に行う)。所定の実施形態では、第3減圧工程240と少なくとも一部同時に、粒状固体が充填された第2沈殿容器307bと空の第3沈殿容器307cとを均等化することができる。
空にする工程250において、第1沈殿容器307aを空にすることを行うことができる。空にする工程は、主出口弁310を開き、固形物とあらゆる残留ガスとを下流の器具(図示しない)に第1運搬ライン115aを介して移動させることを含む。空にする工程250により、第1沈殿容器307a内の圧力は、上記のように、3回の均等化工程で流動床圧力容器302内の圧力よりも低いレベルにまで減少している。所定の実施形態では、空にする工程250と少なくとも一部同時に、第3沈殿容器307cを流動床圧力容器302から満たすことができ、第2沈殿容器307bと第4沈殿容器307dとを均等化することができる。
第1再加圧工程260では、第1沈殿容器307aは、第1マルチポート弁318abの位置を調節して2個の沈殿容器を流体連通させることにより第2沈殿容器307bとの均等化を受けることができる。第1再加圧工程260の間に、第1沈殿容器307aを空にすることができると共に、第4沈殿容器307bを粒状固体が充填された状態及び比較的低圧の状態にすることができる。つまり、第1沈殿容器307aは第1再加圧工程260中にあり、第2沈殿容器307bは、その第3減圧工程240中にあることができる。所定の実施形態では、第1再加圧工程260と少なくとも一部同時に、粒状固体が充填された状態にあることができる第3沈殿容器307cを空の第4沈殿容器307dで均圧化できる。
第2再加圧工程では、第1沈殿容器307aは、第1マルチポート弁318abと第2マルチポート弁318cdとの位置を調節してその間のガスを流すことにより第3沈殿容器307cとの均圧化を受けることができる。第2再加圧工程270中に、第1沈殿容器307aを空にすると共に、第3沈殿容器307cを粒状固体充填の状態にすることができる。つまり、第1沈殿容器307aが第2再加圧工程中にあると同時に、第3沈殿容器307cが第2減圧工程230中にあることができる。所定の実施形態では、第2加圧工程270と少なくとも一部同時に、第4沈殿容器307dを流動床圧力容器302から満たすことができると共に、第2沈殿容器307bが空にする工程250中にあることができる。
第3再加圧工程280では、第1沈殿容器307aは、第1マルチポート弁318abと第2マルチポート弁318cdとの位置を調節してその間のガスを流すようにすることで第4沈殿容器307dとの均圧化を受けることができる。第3再加圧工程280の間に、第1沈殿容器307aを空にすることができると共に、第4沈殿容器307dを粒状固体充填の状態及び比較的高圧の状態にすることができる。つまり、第1沈殿容器307aが第3再加圧工程280中にあると同時に、第4沈殿容器307dが第1減圧工程210中にある。所定の実施形態では、前記第3再加圧工程280と少なくとも一部同時に、粒状固体が充填された第3沈殿容器307cを空の第4沈殿容器307dで均圧化することができる。
本願の上記実施形態では、上記工程210〜280の終了時に、このプロセスを繰り返すことができる。さらに、容器充填工程、減圧工程、空にする工程及び再加圧工程は、開示した吐出システムを実施する方法の例示であるとみなすべきである。当業者であれば自明だと思われるが、例えば、操作順序を逆にしたり、変更したり、追加の操作を加えたり、さもなくば吐出システムを拡大したりするなどの別の実施方法を想定することができる。
再度図2を参照すると、高圧のガスが流動床圧力容器107a−dから低定格圧力の器具に通らないようにするという安全性に関する利益を得るために、本願の方法の一実施形態では、流動床圧力容器107a−dと下流の容器との間には、常に少なくとも2個の閉弁が存在することを確保するためのロジックが適切に存在する。ここで使用するときに、下流の容器は、任意の特定の沈殿容器の下流にある任意の容器であることができる。この実施形態では、上記のように、副出口弁119a−dを沈殿容器の運搬ライン内に設置する。
ここで、図5を参照すると、本願の実施形態に従う別の吐出システムの概略図が示されている。この実施形態では、複数の沈殿容器407a−fは、共通する複数の吐出管406ab,cd,efを介して流動床圧力容器402につながれている6個の沈殿容器407a−fを備える。流動床圧力容器402及び複数の沈殿容器407a−fからの固形物の流れは、複数の主吐出弁408ab,cd,efによって制御される。また、複数の沈殿容器407a−fは、沈殿容器407a−fと下流の処理器具(図示しない)との間の固形物の流れを制御するために、それぞれ主出口弁410a−fを有する。
さらに図5を参照すると、別の吐出システム401では、流動床圧力容器402と複数の沈殿容器407a−fとの連結部を、図2に開示した実施形態よりも減らしている。特に、沈殿容器407a−fの群は、共通する複数の吐出管406ab,cd,ef及び関連する主吐出弁408ab,cd,efを共有する。複数の沈殿容器407a−fをグループ化すると、流動床圧力容器402から固形物を運搬するのに必要な連結部の数が減る。さらに、複数の副吐出弁416a−fは、流動床圧力容器402と6個の沈殿容器407a−fとの間における固形物の流れを制御する。
また、別の吐出システム401は、流動床圧力容器402と沈殿容器407a−fとの間でガスを運搬するのに必要な連結部の数を減少させることもできる。一実施形態では、吐出システム401は、通気管路409a−fを共通の主通気弁411ab,cd,efと共に互いに結びつけることができる。
図5に示した他の実施形態では、加圧された個々の沈殿容器407a−f間のガスを運搬するのに必要な連結部の数を減らすために、吐出システム401は、マルチポート弁418ab,cd,efを使用する。マルチポート弁418ab,cd,efは、吐出システム301のマルチポート弁318ab,cdと同様に機能し得るが、ただし、吐出システム401においては、第1マルチポート弁418abは、一対の沈殿容器407abを第2マルチポート弁418cd及び第3マルチポート弁418efにつなげ、それによって複数の沈殿容器407a−fのそれぞれを連結させることに留意すべきである。図に示すように、マルチポート弁418ab,cd,efを使用すると、単純化された連結部及びさらに小さく費用効果の高い連結管並びに関連する弁によって、例えば吐出システムの初期コストと維持コストの両方を低減させることが可能になる。
所定の実施形態では、沈殿容器407a−fのそれぞれを流動床圧力容器402につなげ、追加のマルチポート弁418ab,cd,efを加え、通気管路409a−fをさらに共有し、又は、沈殿容器407a−fを、操作効率を向上させることができる1セット当たり3個、4個又はさらに任意の数のタンクのセットにグループ化することで吐出システム401をさらに改変することが有利かもしれない。特に、沈殿容器407a−fは、吐出管406ab,cd,ef及び主吐出弁408ab,cd,ef及び/又は副吐出弁416a−fを共有することができるため、当該吐出システムは、加圧固形物分離のための既存の吐出システムに追加設置できる。上記方法を追加設置することができるで、既存の吐出システムは、本願に従って操作すると、さらに効率的になると考えられる。
さらに図5を参照すると、6個の容器の吐出システムの操作順序は、10工程のいずれかの間での沈殿容器407a−fの連続操作を含む。まず、6個の容器の吐出システムの操作工程は、図3に例示しかつ上記した8工程を包含するであろう。しかしながら、沈殿容器407a−fの数が増加すると、追加の複数の均圧化工程(すなわち減圧及び再加圧)を加えて、吐出システムの効率をさらに上げることができる。つまり、6個の容器の吐出システムでは、少なくとも一実施形態では、繰り返す前に、それぞれの沈殿容器は、充填、第1減圧、第2減圧、第3減圧、第4減圧、第5減圧、空、第1再加圧、第2再加圧、第3再加圧、第4再加圧及び第5再加圧を受けることができる。当業者であれば、追加容器毎に1回の追加減圧工程及び1回の追加再加圧工程を加えることができることが分かるであろう。
当業者であれば、それぞれのタンクのための減圧工程及び再加圧工程の数を増やすと、吐出システムの効率が上昇する可能性があることが分かるであろう。例えば、追加の減圧工程及び再加圧工程を加えることによって、吐出システム401でも生じるように、空にする前に気体及び気体/液体の吐出量が増加する可能性が増す。つまり、吐出システムは、ガスの回収が多くなり、かつ、原料の損失が少なくなる可能性がある。さらに、所定の実施形態では、同時に行う均等化の最大数が沈殿容器407a−fの数の2分の1であることができることに留意すべきである。例えば、6個の容器の吐出システムでは、3回の同時均等化を行うことや2回の同時均等化を行うことができる(容器のうち4個を伴う)と同時に、第5容器を充填し、第6容器を空にする。つまり、所定の実施形態では、追加の均等化/通気管路を加えること、又はそうでなければ、複数の均等化を最も効率的な方法で行うことができるように、多くの弁を介して沈殿容器を連結することが必要かもしれない。
また、当業者であれば、吐出システムのガス効率は、充填工程後に固形物で満たされない吐出システムの弁内容量を最小にすることによって改善されることが分かるであろう。ここで使用するときに、弁内容量とは、沈殿容器の容量と、該沈殿容器に流体連通する、第1自動閉弁に至るまでの関連の配管の容量とを合わせたものをいう。
再度図4を参照すると、充填工程後に固形物で満たされない弁内容量は、上記のように副吐出弁316a−dを設け、そして吐出配管をクリーンガスパージする工程を加えることによって最小にすることができる。吐出配管をクリーンガスパージする工程は、次の工程:充填工程後に主吐出弁308a,b及び主通気弁311a,dを閉じ;充填工程後に、短時間中断して通気管路309a−d及び吐出管306ab,cd内に閉じこめられた樹脂を沈殿容器307a−dに再度沈殿させ;該中断工程後に副吐出弁316a−d及び副通気弁314a−dを閉じ;そして主吐出弁308a,b、主通気弁311a,d、クリーンガスパージ弁322a(2カ所に示されている)及び通気管路パージ弁324a,dを、副吐出弁316a−dを閉じた後に開いて、パージガスにより吐出管306ab,cd及び共通する通気管路326ab,cdを掃引してこれらの管からいかなる残留固体粒子も取り除くことを含む。ここで使用するときに、短時間中断するとは、約1秒〜約1分、より好ましくは約1〜約15秒、より好ましくは約1〜約5秒間中断することを意味する。これらの弁は開けたままであってもよいし、又はパージガスの使用を最低限に抑えるために、管のパージが完了したときに閉じてもよい。いくつかの実施形態では、それぞれの沈殿容器307a−dが通気管路パージ323a,d及び通気管路パージ弁324a,dを有するのに対し、他の実施形態では、少なくとも2個の沈殿容器が単一の通気管路パージ323a,d及び通気管路パージ弁324a,dを有する。
ここで説明する方法及び装置を使用して、ガス効率が改善した生成物吐出システムを与えることができる。本発明の一実施形態では、次の工程:沈殿容器を備える吐出システムを準備し、ここで、吐出システムには運搬タンクが存在せず、しかも該沈殿容器には濾材が存在せず;沈殿容器に、流動床圧力容器から吐出した固体粒子を充填する工程を含み、ここで沈殿容器を満たす吐出固体粒子の容量が、該沈殿容器の実量の少なくとも95%、好ましくは吐出した固体粒子の容量が該沈殿容器の実量の少なくとも98%、さらに好ましくは、吐出した固体粒子の容量が該沈殿容器の実量の少なくとも100%である、流動床圧力容器から固体粒子を吐出する方法を提供する。この方法の別の実施形態では、吐出した固体粒子の容量は、弁内容量の約90%を超え、好ましくは吐出した固体粒子の容量は、弁内容量の約100%を超える。
同業者であれば分かるように、本願の実施形態を使用して既存の吐出システムに追加設置することができる。一般に、図1の吐出システムを、図2に開示された本願の吐出システムに従って変更することができる。特に、図1を参照すると、運搬容器13をこの吐出システムから取り外し、そして沈殿容器4を下流の器具に直接つなぐことができる。さらに、続いて運搬タンク13を流動床圧力容器1につなぎ、そして別の沈殿容器として再構成することができる。次いで、別の沈殿容器を元の沈殿容器と共に横つなぎにし、ガスがこれらの沈殿タンク間を移動することができるようにする。このようにして、図1の運搬タンク13及び沈殿容器4は、本願で説明した沈殿容器になることができる。この既存の吐出システムの追加設置方法は、コストを削減したり、又は古い吐出システムをさらに効率的に使用するために改良する際に有益である。
図2に記載された本願の実施形態について説明してきたが、当業者であれば、本願に従ういずれの吐出システム又は吐出方法を圧力容器から固形物を取り出すための既存の吐出システムに追加設置できることが分かるであろう。例えば、別の実施形態では、図3及び4に開示した吐出システム及び吐出方法を、上で議論したとおり、マルチポート弁を備えるように既存の吐出システムを変更することによって既存の吐出システムに適用できる。
有利には、本願の実施形態は、物理的設計における柔軟性を大きくすることを可能にする。具体的にいうと、吐出システムは、連続する容器を必要としないので、流動床圧力容器の高さを低くすることができる。さらに、圧力容器の高さの要件を低くすることによって、沈殿容器の寸法を変えることができ、しかも沈殿容器は、複数の吐出管、複数の通気管路及び複数の運搬ラインを共有することができるようになる。さらに、平行に作動する沈殿容器は、配管及び弁のコストを削減することを可能にし得る。また、整備を行う場合には、処理加工効率は、従来技術のシステムほどには影響を受けない。多くの沈殿容器が存在し得るし、1個の沈殿容器を取り外しても当該吐出システムにおける他の容器のプロセスにはほとんど影響を及ぼさないからである。
また、さらに大きい固形物除去容量が望ましい実施形態では、本願の吐出システムの実施形態は、1個以上の容器を同時に充填すると共に1個以上の容器同時に排出することにより実施できる。このような実施形態では、ガス回収効率は、固形物の除去速度を増加させるという利益のために均等化工程の回数を減らすことによって低下し得る。例えば、6個の容器の吐出システムは、2つの別個の3容器吐出システムとして稼働できるが、この場合には、2回の減圧工程と2回の再加圧工程が存在し得る。工程の数が減るので、このような実施形態は、上記のように1回の6容器吐出システムの操作と比較して、固形物取り出し容量を大きくすることができる。
追加の利益は、沈殿容器からの生成物落下の頻度を増加させることによって実現できる。具体的に言うと、容器の寸法を変更して、再循環可能な物質を損失するというリスクなしに最適な生成物落下間隔を可能にすることができる。さらに、多くのタンクを有する吐出システムにおいて、より小さい弁及び配管を使用し、それによって吐出システムの初期コストだけでなく、整備及び交換にかかるコストも削減できる。
さらに、追加の複数の均圧化工程のため、本願の吐出システムの実施形態は、当該吐出システムからの気体及び気体/液体混合物の損失を減らすことができる。所定の実施形態では、当該吐出システムは、現在の吐出システムで使用されている吐出後ガス回収/再循環システムを取り外す程度に十分効率的である。
簡潔にするために、本明細書では所定の範囲しか明示的に開示されていない。しかしながら、任意の下限値からの範囲を任意の上限値と組み合わせて、明示的には規定されていない範囲を規定するすることだけでなく、任意の下限値からの範囲を任意の他の下限値と組み合わせて、明示的には規定されていない範囲を規定することができ、同様に、任意の上限値からの範囲を任意の他の上限値と組み合わせて、明示的には規定されていない範囲を規定することができる。さらに、所定の範囲内には、たとえ明示的に規定されていなくても、その端点間における全ての小数点又は個々の値が含まれる。したがって、全ての小数点又は個々の値は、任意の他の小数点若しくは個々の値又は任意の他の下限値若しくは上限値と共に、それ自体が、明示的に規定されていない範囲を規定するための下限値又は上限値としての役割を果たすことができる。
全ての優先権書類は、援用が認められる全ての管轄について、当該開示が本発明の記載と一致する範囲内において参照により完全に援用するものとする。さらに、ここで引用した、試験手順、刊行物、特許文献、学術論文などの全ての書類及び文献も、援用が認められる全ての管轄について、当該開示が本発明の記載と一致する範囲において参照により完全に援用するものとする。
多数の実施形態及び実施例を参照して本発明を説明してきたが、この開示の利益を得る当業者であれば、ここに開示したような本発明の範囲及び精神から逸脱することなく、他の実施形態を想起できることが分かるであろう。
101 吐出システム
102 流動床圧力容器
103 入口
104 ガス分配器
105 出口
106 吐出管
107 沈殿容器
108 主吐出弁
109 通気管路
110 主出口弁
111 主通気弁
112 横つなぎ管
113 横つなぎ弁
115 運搬ライン
116 副吐出弁
117 クリーンガスパージ
119 副出口弁
120 乾性ガスパージ
121 乾性ガスパージ弁
122 クリーンガスパージ弁
301 吐出システム
302 流動床圧力容器
306 吐出管
307 沈殿容器
308 主吐出弁
309 通気管路
310 主出口弁
311 主通気弁
312 横つなぎ管
314 副通気弁
316 副吐出弁
318 マルチポート弁
323 通気管路パージ
324 通気管路パージ弁
401 吐出システム
402 流動床圧力容器
406 吐出管
407 沈殿容器
408 主吐出弁
409 通気管路
410 主出口弁
411 主通気弁
416 副吐出弁
418 マルチポート弁
501 楕円形上端部を有する沈殿容器
502 円錐形上端部を有する沈殿容器
503 固形物監視装置
506 吐出管
508 吐出管弁
509 非充填空間

Claims (30)

  1. 流動床圧力容器から固形物を取り出すための吐出システムであって、
    (a)平行に配置された複数の沈殿容器と、
    (b)該複数の沈殿容器の少なくとも1個に流動床圧力容器を流体連通させる吐出管と、
    (c)該複数の沈殿容器の少なくとも1個に向かう流動混合物の吐出流を制御するための主吐出弁と、
    (d)該流動床圧力容器と該複数の沈殿容器の少なくとも1個とを流体連通させる通気管路と、
    (e)該通気管路を介した通気流れを制御するための主通気弁と、
    (f)該複数の沈殿容器の少なくとも2個を流体連通させる横つなぎ管と、
    (g)該横つなぎ管を介した横つなぎ流れを制御するための横つなぎ弁と、
    (h)該複数の沈殿容器の少なくとも1個から出る流動混合物の出口流れを制御するための主出口弁とを備え、
    ここで、該吐出システムには運搬タンクが存在せず、しかも該複数の容器には濾材が存在しない、前記吐出システム。
  2. 前記複数の沈殿容器の少なくとも1個が円錐形上端部をさらに備える、請求項1に記載の吐出システム。
  3. 前記複数の沈殿容器の少なくとも1個に連結された固形物監視装置をさらに備える、請求項1又は2に記載の吐出システム。
  4. 前記主吐出弁と直列に複数の副吐出弁をさらに備え、ここで、該主吐出弁及び該複数の副吐出弁の少なくとも1個は、前記流動床圧力容器と前記複数の沈殿容器の少なくとも1個との間に位置し、しかも該主吐出弁と該複数の副吐出弁の少なくとも1個との両方は、該少なくとも1個の沈殿容器に向かう吐出流を制御する、請求項1〜3のいずれかに記載の吐出システム。
  5. 少なくとも2個の沈殿容器が共通の主吐出弁を介して前記流動床圧力容器に流体連通した、請求項4に記載の吐出システム。
  6. 前記流動床圧力容器と少なくとも1個の沈殿容器との間に、前記主通気弁と直列の副通気弁をさらに備える、請求項1〜5のいずれかに記載の吐出システム。
  7. 少なくとも2個の沈殿容器が共通の主通気弁を介して前記流動床圧力容器に流体連通した、請求項6に記載の吐出システム。
  8. 副出口弁をさらに備え、ここで、前記主出口弁と該副出口弁の両方が前記複数の沈殿容器の少なくとも1個からの出口流れを制御する、請求項1〜7のいずれかに記載の吐出システム。
  9. 前記吐出システムが少なくとも3個の沈殿容器と、少なくとも3個の横つなぎ管と、少なくとも1個のマルチポート弁とを備え、ここで、該少なくとも1個のマルチポート弁は、該少なくとも3個の横つなぎ管を流体連通させる、請求項1〜8のいずれかに記載の吐出システム。
  10. 前記吐出システムが、少なくとも4個の沈殿容器と、少なくとも4個の横つなぎ管と、該少なくとも4個の横つなぎ管の第1及び該少なくとも4個の横つなぎ管の第2を含む第1セットの横つなぎ管と、該少なくとも4個の横つなぎ管の第3及び該少なくとも4個の横つなぎ管の第4を含む第2セットの横つなぎ管と、少なくとも2個のマルチポート弁とを備え、ここで、該少なくとも2個のマルチポート弁は、該第1セットの横つなぎ管を該第2セットの横つなぎ管に流体連通させる、請求項1〜9のいずれかに記載の吐出システム。
  11. 前記複数の沈殿容器の少なくとも1個に供給される乾性ガスパージをさらに含む、請求項1〜10のいずれかに記載の吐出システム。
  12. 前記複数の吐出管の少なくとも1個に供給されるクリーンガスパージをさらに含む、請求項1〜11のいずれかに記載の吐出システム。
  13. 前記横つなぎ弁が流れ制御型の弁である、請求項1〜12のいずれかに記載の吐出システム。
  14. 次の工程:
    (a)平行に配置された複数の沈殿容器を備える吐出システムを準備し、ここで、該吐出システムには運搬タンクが存在せず、しかも該複数の容器には濾材が存在せず;
    (b)第1沈殿容器に流動床圧力容器からの混合物を充填し、ここで、該混合物は、固形物と加圧ガスとを含み;
    (c)該第1沈殿容器を少なくとも第2沈殿容器で均等化し、この際、該加圧ガスを該第1沈殿容器と該第2沈殿容器との間で移動させ;そして
    (d)第1沈殿容器を空にすること
    を含む、流動床圧力容器から固形物を取り出すための方法。
  15. 前記均等化が前記複数の沈殿容器の少なくとも1個の再加圧を含む、請求項14に記載の方法。
  16. 前記均等化が前記複数の沈殿容器の少なくとも1個の減圧を含む、請求項14又は15に記載の方法。
  17. 前記沈殿容器の少なくとも1個と前記流動床圧力容器との間で移動する前記加圧ガスを再循環させることをさらに含む、請求項14〜16のいずれかに記載の方法。
  18. 前記均等化工程が前記複数の沈殿容器の少なくとも2個の再加圧及び減圧を含む、請求項14〜17のいずれかに記載の方法。
  19. 前記複数の沈殿容器の少なくとも1個を前記複数の沈殿容器の少なくとも2個で均等化することをさらに含む、請求項14〜18のいずれかに記載の方法。
  20. 次の工程:
    (a)少なくとも3個の沈殿容器を準備し;
    (b)前記充填工程後に、前記第1沈殿容器からの加圧ガスの第1部分を前記第2沈殿容器に移すことによって、該第1沈殿容器を第1減圧し;
    (c)該第1減圧工程後に、該第1沈殿容器からの加圧ガスの第2部分を第3沈殿容器に移すことによって、該第1沈殿容器を第2減圧し;
    (d)該第2減圧工程後に、該第1沈殿容器から固形物を出して空にし;
    (e)該空にする工程の後に、該第2沈殿容器からの加圧ガスの第1戻り部分を該第1沈殿容器に移すことによって、該第1沈殿容器を第1再加圧し;そして
    (f)該第1再加圧工程後に、該第3沈殿容器からの加圧ガスの第2戻り部分を該第1沈殿容器に移すことによって、該第1沈殿容器を第2再加圧すること
    をさらに含む、請求項14〜19のいずれかに記載の方法。
  21. 次の工程:
    (a)少なくとも第4沈殿容器を準備し;
    (b)前記第2減圧工程後でかつ前記空にする工程の前に、前記第1沈殿容器からの加圧ガスの第3部分を該第4沈殿容器に移すことによって、該第1沈殿容器を第3減圧し;そして
    (c)前記第2再加圧工程後に、該第4沈殿容器からの加圧ガスの第3戻り部分を該第1沈殿容器に移すことによって第1沈殿容器を第3再加圧すること
    をさらに含む、請求項20に記載の方法。
  22. 次の工程:
    (a)前記第1減圧工程と少なくとも一部同時に、前記第4沈殿容器からの加圧ガスを前記第3沈殿容器に移し;そして
    (b)前記第2減圧工程と少なくとも一部同時に、前記第2沈殿容器に前記流動床圧力容器からの混合物を充填すること
    をさらに含む、請求項21に記載の方法。
  23. 次の工程:
    (a)前記第2減圧工程と少なくとも一部同時に、前記第4沈殿容器から固形物を出して空にし;そして
    (b)前記第3減圧工程と少なくとも一部同時に、前記第2沈殿容器からの加圧ガスを前記第3沈殿容器に移すこと
    をさらに含む、請求項22に記載の方法。
  24. 次の工程:
    (a)前記第1沈殿容器を空にする工程と少なくとも一部同時に、前記第3沈殿容器に前記流動床圧力容器からの混合物を充填し;
    (b)前記第2再加圧工程と少なくとも一部同時に、前記第4沈殿容器に該流動床圧力容器からの混合物を充填し;そして
    (c)前記第2再加圧工程と少なくとも一部同時に、前記第2沈殿容器の外に固形物を移すこと
    をさらに含む、請求項23に記載の方法。
  25. 次の工程:
    (a)前記第1再加圧工程と少なくとも一部同時に、前記第3沈殿容器からの加圧ガスを前記第4沈殿容器に移し;そして
    (b)前記第3再加圧工程と少なくとも一部同時に、前記第3沈殿容器からの加圧ガスを前記第2沈殿容器に移すこと
    をさらに含む、請求項24に記載の方法。
  26. 前記流動床圧力容器と下流の容器との間には、閉鎖する少なくとも2個の弁が常に存在し、ここで、該下流の容器は、前記複数の沈殿容器の少なくとも1個の下流にある、請求項14〜24のいずれかに記載の方法。
  27. 吐出管をクリーンガスパージする工程をさらに含む、請求項14〜25のいずれかに記載の方法。
  28. 通気管路をクリーンガスパージする工程をさらに含む、請求項14〜27のいずれかに記載の方法。
  29. 前記複数の沈殿容器の少なくとも1個を乾式ガスパージする工程をさらに含む、請求項14〜28のいずれかに記載の方法。
  30. 前記複数の沈殿容器のうち第1のものを満たす吐出固体粒子の容量が、該複数の沈殿容器うち第1のものの実量の少なくとも95%であり、該実量の少なくとも98%であり、該実量の少なくとも100%であり、該複数の沈殿容器のうち第1のものの弁内容量の約90%を超え、又は該弁内容量の約100%を超える、請求項14〜29のいずれかに記載の方法。
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