JP2010504160A - ヘリカル・コーン・ビームデータの射線整合方式による再構成 - Google Patents

ヘリカル・コーン・ビームデータの射線整合方式による再構成 Download PDF

Info

Publication number
JP2010504160A
JP2010504160A JP2009529286A JP2009529286A JP2010504160A JP 2010504160 A JP2010504160 A JP 2010504160A JP 2009529286 A JP2009529286 A JP 2009529286A JP 2009529286 A JP2009529286 A JP 2009529286A JP 2010504160 A JP2010504160 A JP 2010504160A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
computer
rays
cone beam
data
ray
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2009529286A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010504160A5 (ja
Inventor
パック,ジェッド・ダグラス
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
General Electric Co
Original Assignee
General Electric Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by General Electric Co filed Critical General Electric Co
Publication of JP2010504160A publication Critical patent/JP2010504160A/ja
Publication of JP2010504160A5 publication Critical patent/JP2010504160A5/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T11/002D [Two Dimensional] image generation
    • G06T11/003Reconstruction from projections, e.g. tomography
    • G06T11/005Specific pre-processing for tomographic reconstruction, e.g. calibration, source positioning, rebinning, scatter correction, retrospective gating
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B6/00Apparatus or devices for radiation diagnosis; Apparatus or devices for radiation diagnosis combined with radiation therapy equipment
    • A61B6/02Arrangements for diagnosis sequentially in different planes; Stereoscopic radiation diagnosis
    • A61B6/027Arrangements for diagnosis sequentially in different planes; Stereoscopic radiation diagnosis characterised by the use of a particular data acquisition trajectory, e.g. helical or spiral
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S378/00X-ray or gamma ray systems or devices
    • Y10S378/901Computer tomography program or processor

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Medical Informatics (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Radiology & Medical Imaging (AREA)
  • Surgery (AREA)
  • Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Pathology (AREA)
  • Biophysics (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Heart & Thoracic Surgery (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • High Energy & Nuclear Physics (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Apparatus For Radiation Diagnosis (AREA)

Abstract

【課題】ヘリカル・コーン・ビーム・データの再構成時間を短縮する。また、再編成工程に関連する誤差を減少させる。
【解決手段】最適化された射線整合アプローチに基づいてコーン・ビーム投影データを一連の二次元サイノグラムへ再編成するようにプログラムされているコンピュータは、コーン・ビーム・データについて複数のビュー角度を指定する。コンピュータは、複数の指定されたビュー角度の各々について、指定されたビュー角度に近似したビュー角度を有し、最適化された射線整合により決定されたものとしての複数の実測射線を選択し、選択された複数の実測射線に基づいて複数の指定されたビュー角度の各々について二次元サイノグラムを形成する。次いで、コンピュータは、選択された複数の実測射線に基づいて複数の指定されたビュー角度の各々について画像表面を画定する。
【選択図】図3
図 面 訳

《図 2》
28 X線制御器
30 ガントリ・モータ制御器
34 画像再構成器
36 コンピュータ
38 大容量記憶装置
40 操作者コンソール
44 テーブル・モータ制御器
46 テーブル

《図 4(C)》
XY平面

Description

本発明は一般的には、計算機式断層写真法(CT)システムにおける画像再構成の分野に関し、さらに具体的には、最適化された射線整合(ray consistency)のアプローチに基づいてコーン・ビーム投影データを一連の二次元サイノグラムに再編成(rebinning)する方法及び装置に関する。
計算機式断層写真法(CT)イメージング・システムは、ファン形状又はコーン形状のX線ビームを対象を通して投影することにより動作する。X線ビームはX線源によって発生され、一般的には、走査対象を通過する前にコリメートされる。次いで、減弱したビームが一組の検出器素子によって検出される。検出器素子は、減弱したX線ビームの強度に基づいて信号を発生し、これらの信号を処理して投影を生成する。フィルタ補正逆投影のような再構成手法を用いることにより、これらの投影から有用な画像が形成される。
コンピュータは、放射線減弱に応じて対象の各部分の画像を処理して再構成することが可能である。当業者には認められるように、これらの画像は、角度変位した一連の投影画像を処理することにより算出される。次いで、このデータを再構成して再構成画像を形成し、再構成画像は典型的には、表示モニタに表示され、また次いでフィルムに印刷又は再現されてもよいし、計算機支援式検出ソフトウェアのような他のソフトウェアによってさらに処理されてもよい。X線のコーン・ビームが対象に向かって投射されるようなCT走査を実行するときに、画像再構成に格別の困難が齎される。すなわち、コーン・ビーム投影の3D画像再構成は、正確且つ効率よくCT画像を形成する再構成アルゴリズムに関して大きな困難を生ずる。このことは、X線源が対象に対して螺旋の弧を描いて移動するような螺旋走査(ヘリカル・スキャン)の幾何学的構成について特に当てはまる。
米国特許第5,802,134号(Larson等)
従来、コーン・ビーム・データを再構成する幾つかのアルゴリズムが開発されている。かかる一つのアルゴリズムはFeldkampアルゴリズムであり、ヘリカル・コーン・ビームCTのための近似的再構成アルゴリズムである。Feldkampアルゴリズムは3D逆投影(FBP)アルゴリズムであって、データの完全走査集合又は短走査集合のいずれかを用いて各々の投影の1D横列単位のフィルタ処理及びコーン・ビーム逆投影を実行し、軸横断方向スライスを再構成する。このコーン・ビーム逆投影は、FDKアルゴリズムの再構成における数値計算効率の低下を招く。
コーン・ビーム・データを再構成するために開発されたもう一つのアルゴリズムは、PHIアルゴリズムである。PHIアルゴリズムは厳密型/準厳密型アルゴリズムであって、3D発散ビームX線変換のための厳密型解析的反転公式を不連続化することにより正確な再構成を得る。この厳密型又は準厳密型アルゴリズムは、コーン角度が極めて大きい値になっても正確な再構成を与える。しかしながら、このアルゴリズムは、二次元(2D)再構成アプローチよりも複雑なデータ処理を要し、この複雑さのため再構成時間が1桁よりも大きい大きさで増大する。このように、PHIアルゴリズムは、正確ではあるが低速であり数値計算として複雑である。
ヘリカル・コーン・ビームCTの再構成時間を上述の手法及び他の類似手法よりも短縮するために、再編成(リビニング)をしばしば用いて、コーン・ビーム・データを一連の近似的な2Dサイノグラムへ変換する。これにより、複数の2Dサイノグラムの再構成が可能になり、この再構成は3D再構成よりも計算集約的でなく、従って遥かに効率がよい。しかしながら、現状の再編成方法の一つの欠点は、2Dサイノグラムに必要とされる射線の殆どが実測されないことである。寧ろ、サイノグラムに用いられる射線の大半は、コーン・ビームから受け取る利用可能なデータを用いて近似される。この近似によって、最終的な再構成画像に重大な誤りを齎し得る誤差が混入する。
ヘリカル・コーン・ビームCT走査において得られるデータを2D再構成アルゴリズムによって再構成する場合には、コーン・ビーム・データから一組の2Dサイノグラムが生成される。2Dパラレル・ビーム再構成を用いる場合には、コーン・ビーム・データを再編成してコーン・ビームからコーン・パラレル型の幾何学的構成とする。この再編成の後にはデータは関数g(β,s,γ)によって記述され、式中、βは(平行)ビュー角度であり、sは回転軸と射線との間の符号付き距離を表わし、γは射線のコーン角度である。尚、変数βは、螺旋の各回の回転毎に2πずつ増大し、例えば各回の回転後にゼロに巻き戻らないものとする。このデータを、下式のように一連のz位置(z)における2Dパラレル・データに再編成することができる。
p(θ,s,z
=w(ζ,s)g(β+ζ,s,γ(ζ,s))+
(ζ,−s)g(β+ζ,−s,γ(ζ,−s)) [式A]
式中、ζ=mod(θ−β+π,2π)−π及びζ=mod(θ−β,2π)−πであり、βはzに関連する平行ビュー角度であり、γ(ζ,s)は−π〜πのζ、及びRを視野の半径とすると−R〜Rのsの領域をカバーするコーン角度であり、w(ζ,s)は同じ領域をカバーしζ<0のときにw(ζ,s)+w(ζ+π,−s)=1であるとの特性を有する冗長加重である。また、p(θ,s,z)は、0〜πのθ及び−R〜Rのsの領域にわたって算出される。
従来公知の一手法では、|ζ|<π/2の場合にはw(ζ,s)=1である。このことは、wが他の箇所ではゼロに等しいことを意味する。加えて、関数γについて、この関数の値は下式が成り立つように設定される。
tan(γ)=(z−z)/√(R−s) [式B]
式中、zは射線g(β+ζ,s)が測定されるときの線源のz位置である。関数γのこの選択は、従来の螺旋補間に対応しており、或る画像容積の或るアキシャル・スライスについての2Dサイノグラムの近似を導く。3D再構成アルゴリズムよりも計算効率は高いが、この手法の欠点は、2Dサイノグラムを近似するときに存在する近似誤差が極めて大きいことである。このようなものとして、最終的な再構成画像に分解能損失が生ずる。
Larson等に付与された米国特許第5,802,134号に記載されているもう一つの公知の手法では、撮像容積の平面状アキシャル・スライス(すなわち画像スライス)を、かかるスライスが回転軸(すなわちz軸又は長手方向軸)に関してティルト角及び回転角を画定するように定義する。連続した平面状スライスは、等しいティルト角を有するが変化する回転角を有するため、連続したスライスの法線軸が回転軸の周りの章動及び歳差運動を画定するようになる。すなわち、関数γ(ζ,s)は、コーン・ビームの射線が予め選択された平面状スライスに可能な限り整合するように選択される。このように、予め画定された平面と最もよく整合する射線を選択するように試みることにより、平面状画像スライスのために2Dサイノグラムを再構成するのに用いられる複数の射線は依然として近似的なものとなり、最終的な再構成画像に誤りを招き得る。
従って、ヘリカル・コーン・ビーム・データの再構成時間を短縮するように複数の2Dサイノグラムを生成する改良された装置及び方法を設計することが望ましい。また、再編成工程に関連する誤差を減少させてコーン・ビーム・データを再編成する装置及び方法を設計することが望ましい。
本発明は、最適化された射線整合のアプローチに基づいてコーン・ビーム投影データを一連の二次元サイノグラムへ再編成する方法及び装置に関するものである。
本発明の一観点によれば、CTイメージング・システムが、走査対象を収容する開口を有する回転式ガントリと、高周波電磁線のコーン・ビームを対象に投射するように構成されている高周波電磁エネルギ投射源と、高周波電磁線のコーン・ビームを検出してここからコーン・ビーム・データを発生する検出器アレイとを含んでいる。CTイメージング・システムはまた、コンピュータを含んでおり、コンピュータは、検出器アレイからコーン・ビーム・データを受け取り、複数のビュー角度を指定し、複数の指定されたビュー角度の各々について、指定されたビュー角度に近似したビュー角度を有し、最適化された射線整合によって決定されたものとしての複数の実測射線を選択するようにプログラムされている。コンピュータはまた、選択された複数の実測射線に基づいて複数の指定されたビュー角度の各々について二次元サイノグラムを形成し、選択された複数の実測射線に基づいて複数の指定されたビュー角度の各々について画像表面を画定するようにプログラムされている。
本発明のもう一つの観点では、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体が、一組の命令を表わすコンピュータ・プログラムを記憶して含んでおり、この一組の命令は、コンピュータによって実行されると、検出器アレイによって検出されたX線のコーン・ビームから投影データを取得するステップであって、上述のコーン・ビーム投影データは撮像容積について取得されている、取得するステップと、コーン・ビーム投影データをパラレル型幾何学的構成のコーン・データに再編成するステップであって、上述のパラレル型幾何学的構成のコーン・データにおけるX線は、コーン角度と、回転軸に対する平面内変位と、ビュー角度との関数として定義される、再編成するステップとをコンピュータに行なわせる。命令はさらに、パラレル型幾何学的構成のコーン・データから、X線同士の間の不整合を最小化するコーン角度と冗長加重とを有するX線を選択するステップと、選択されたX線から複数の画像表面を決定するステップと、複数の画像表面の各々について二次元サイノグラムを形成するステップとをコンピュータに行なわせる。
本発明のさらにもう一つの観点によれば、コーン・ビームCTデータの画像再構成の方法が、長手方向軸に沿った複数の点について螺旋パターンのX線コーン・ビーム・データを受け取るステップと、二次元サイノグラムを形成すべき長手方向軸の周りの複数のビュー角度を指定するステップとを含んでいる。複数の指定されたビュー角度の各々について、この方法はさらに、コーン・ビーム・データから、このコーン・ビーム・データにおけるX線同士の間での最適化された射線整合に基づいて指定されたビュー角度の近傍のビュー角度を有する複数のX線を選択するステップと、選択された複数のX線から二次元サイノグラムを生成するステップと、選択された複数のX線に対する最善の適合を有する二次元画像表面をサイノグラムに関連付けるステップとを含んでいる。
本発明の他の様々な特徴及び利点は、以下の詳細な説明及び図面から明らかとなろう。
図面は本発明を実施するのに現状で思量される一つの好適実施形態を示す。
CTイメージング・システムの見取り図である。 図1に示すシステムのブロック模式図である。 図1に示すシステムによって実行される螺旋走査の経路の図形的表現の図である。 本発明による実測X線同士の間の不整合の模式的遠近図である。 図4(A)に示す実測X線同士の間の不整合の模式的上面図である。 図4(A)に示す実測X線同士の間の不整合の模式的側面図である。 本発明による螺旋走査経路に沿って指定されたビュー角度において実測X線によって形成される画像表面の模式図である。 非侵襲型小荷物検査システムと共に用いられるCTシステムの見取り図である。
64スライス型計算機式断層写真法(CT)システムに関連して本発明の動作環境を説明する。但し、当業者であれば、本発明が他のマルチ・スライス型構成での利用にも同等に適用可能であることが認められよう。また、X線の検出及び変換に関連して本発明を説明する。しかしながら、当業者は、本発明が他の高周波電磁エネルギの検出及び変換にも同等に適用可能であることをさらに認められよう。「第三世代」CTスキャナに関連して本発明を説明するが、本発明は他のCTシステムにも同等に適用可能である。
図1には、計算機式断層写真法(CT)イメージング・システム10が、「第三世代」CTスキャナに典型的なガントリ12を含むものとして示されている。ガントリ12はX線源14を有しており、X線源14は、X線ビーム16をガントリ12の対向する側に設けられている検出器アセンブリ又はコリメータ18に向かって投射する。図2を参照して述べると、検出器アセンブリ18は複数の検出器20及びデータ取得システム(DAS)32によって形成されている。複数の検出器20は、患者22を透過した投射X線を感知し、DAS32は後続の処理のためにこれらのデータをディジタル信号へ変換する。各々の検出器20は、入射X線ビームの強度を表わし従って患者22を透過した減弱後のビームを表わすアナログ電気信号を発生する。X線投影データを取得するための1回の走査の間に、ガントリ12、及びガントリ12に装着されている構成部品は回転中心24の周りを回転する。
ガントリ12の回転及びX線源14の動作は、CTシステム10の制御機構26によって制御される。制御機構26はX線制御器28とガントリ・モータ制御器30とを含んでおり、X線制御器28はX線源14に電力信号及びタイミング信号を供給し、ガントリ・モータ制御器30はガントリ12の回転速度及び位置を制御する。画像再構成器34が、サンプリングされてディジタル化されたX線データをDAS32から受け取って高速再構成を実行する。再構成された画像はコンピュータ36への入力として印加され、コンピュータ36は大容量記憶装置38に画像を記憶させる。
コンピュータ36はまた、キーボード、マウス、音声作動式コントローラ、又は他の任意の適当な入力装置のような何らかの形態の操作者インタフェイスを有するコンソール40を介して操作者から指令及び走査用パラメータを受け取る。付設されている表示器42によって、操作者は再構成された画像及びコンピュータ36からのその他データを観測することができる。操作者が供給した指令及びパラメータはコンピュータ36によって用いられて、DAS32、X線制御器28及びガントリ・モータ制御器30に制御信号及び情報を供給する。加えて、コンピュータ36は、モータ式テーブル46を制御するテーブル・モータ制御器44を動作させて、患者22及びガントリ12を配置する。具体的には、テーブル46は患者22を全体として又は部分的に、図1のガントリ開口48を通して移動させる。
図3には、本発明の一実施形態によるヘリカル又はスパイラル(螺旋)走査パターン50が示されている。この螺旋走査パターンでは、走査対象52をz軸に沿って並進させながら線源14及び検出器アレイ18を対象52の周りに回転させて、X線のコーン・ビーム54を対象52に向かって放出する。螺旋走査時には、検出器アレイ18によって取得される投影データは通常、zがビュー角度56βに線形で関係しすなわちcを定数とするとz(β)=cβとなるようにして取得される。対象52をz軸の方向に連続並進させながら線源14及び検出器18を対象52の周りに回転させる場合には、走査平面はいずれも同一平面に位置するものとはならない。
螺旋CT走査の間に取得された投影データから画像を再構成するために、再編成アルゴリズムを導入する。再編成アルゴリズムの目標は、複数の2D画像を再構成するときの元となる複数の二次元サイノグラムの形成である。再編成アルゴリズムを定義するときの重要なファクタは、2Dサイノグラムが推定される画像表面の選択である。各々の画像表面について、2Dサイノグラムの各々の射線は、実測コーン・ビーム・データを補間することにより近似的に求められる。理想的には、この目的のために用いられる全ての実測射線が画像表面の内部に位置しているべきであるが、螺旋走査経路50の場合にはこの条件を満たすことはできないため、再編成アルゴリズムは近似的なものに留まる。特定のアルゴリズムの精度を最適化するためには、再編成に用いられる射線を、再構成したい画像表面に可能な限り近接して選択すべきであり、またこのことを実行し得る範囲は表面の選択に左右される。
当技術分野において従来適用されていたアルゴリズムは、一組の予め画定された画像表面との関係に基づいて射線を選択していたが、本発明では画像表面を予め画定することは一切行なわない。寧ろ、実測射線同士の間で測定される整合に基づいて画像表面を形成する射線整合方式によるアルゴリズムを具現化する。すなわち、2Dサイノグラムを形成するときに用いられる各々の射線は、他の射線との整合に基づいて選択される。
2Dサイノグラムを生成する予め画定された画像表面を選択するのではなく、射線整合方式によるアプローチは、サイノグラムを生成したい複数の指定されたビュー角度β(n=[1,2,…,N])のみを予め選択する。すなわち、画像表面は最終的には指定されたビュー角度βの各々について指定される必要があるが、この画像表面を予め決定することは行なわない。寧ろ、射線を互いに可能な限り整合するように選択し、次いで、選択された射線と整合するように画像表面を選択する。一つの好適実施形態では、複数の指定されるビュー角度は螺旋に沿って等間隔に隔設され、ビュー角度の間の間隔は、操作者によって選択される所望の時間枠内で実行され得る2D再構成の数に基づいて選択される。
ビュー角度βの各々について、0〜πの全ての角度をカバーする2Dサイノグラムを生成する。このサイノグラムを生成するのに用いられる射線は、ビュー角度範囲β−π<β<β+πから発している。サイノグラムを生成するために選択される射線は、射線同士の間の最小不整合に基づいて選択される。この不整合は、コーン角度(すなわち射線のxy平面に対する角度)及び冗長加重をそれぞれ定義する一対の関数γ(ζ,s)及びw(ζ,s)によって決定される。これらの関数は、式Aで定義されたものと同じである。コーン角度及び冗長加重は、z軸/長手方向軸である回転軸に対するビュー角度変位ζ(ζ=β−β)及び平面内変位sの関数である。冗長加重は、次のような特性を有する。
ζ<0である場合に、
(ζ,s)+w(ζ+π,−s)=1 [式1]
関数γ及びwは、各関数が定義する射線の中での不整合を最小限にするように選択される。この不整合は、数学的には下式として定義され、
不整合=Σm=1〜MΣk=1〜KΣj=1〜K[w(ζ,S(ζ,x,y))*
(w(ζ,S(ζ,x,y))*
(z(x,y,k)−z(x,y,j))] [式2]
又はさらに一般的には、下式として定義される。
不整合=Σm=1〜MΣk=1〜KΣj=1〜K[w(ζ,S(ζ,x,y))*
(w(ζ,S(ζ,x,y))*
(z(x,y,k)−z(x,y,j))
η*w(ζ,S(ζ,x,y))*
(w(ζ,S(ζ,x,y))*
z(x,y,k)+w(ζk′,S(ζk′,x,y))*
z(x,y,k′)−z(x,y,j))] [式3]
上の式で示すように、k′はkによって番号付けしたものと共役のビューの番号であり、Mは視野内のxy平面でのピクセルの数であり、Kは、−π〜πの範囲でのビュー角度の数であり、Sは、ある点と原点との間のs方向での距離を与える関数であり、zは、関数γ(所与のビュー角度における)によって選択される射線の表面が点(x,y,0)を含むz軸に平行な線と交差するときのz位置を与える関数である。イータηは自由パラメータである。ηがゼロに設定された場合には、第二の表現すなわち式3が第一の表現すなわち式2に簡約される。ηは、撮像対象が滑らかである場合に、2本の交差する線積分の加重平均はこれら2本の交点を通るもう1本の線における線積分の良好な推定値を与えるとの事実を認めることにより非ゼロ値に設定され得る。実際に、ηがゼロよりも大きい場合には、最適化に付加的な射線が含められる。これら付加的な射線は、共役射線との各々の射線の加重平均として形成され、このとき平均に用いられる加重は冗長加重関数によって定義される。ηが増すにつれて、不整合最小化手順におけるこれら付加的な射線にさらに強調が置かれる。
図4(A)〜図4(C)は、螺旋走査パターン50の一部での実測射線同士の間の不整合の模式図であり、螺旋に沿って選択される所定数の線源点58を示す。図4(A)及び図4(B)に示すように、線源点58の各々が、指定されたビュー角度62の一つに位置する又は近接/近似位置に位置する実測射線60に対応する。所掲の例では、K=4とされ、四つのビュー角度62βが、β−π〜β+πの角度範囲θにおいて指定されるようになっている。現実的なシナリオでは、Kは遥かに大きい(例えばさらに数百)可能性も高いが、ここでは単純化のために四つのビュー角度に対応する射線のみを示す。視野66内のxy平面の各々のピクセル64、mについて、点(x,y,0)を通るz軸に平行な線68が選択される。交点69は線68に沿って様々なz値にあるx,y位置において特定され、これら様々なz値は、4本の実測射線60の各々が線68を通るときのz値によって決定される。これらの交点は、kの値に対応する四つのビュー角度62の各々について(x,y,z(x,y,k))位置によって定義される。
上述のように、K本の実測射線60が、各々のビュー角度につき1本ずつ単一の(x,y)画像位置を通過する。図4(C)に示すように、実測射線60の各々は、xy平面に対する角度において選択された(x,y)画像位置において線68を通過する。すなわち、各々の射線60は、線68を通るときに画定されるコーン角度70を有する。関数γ及びw(それぞれコーン角度及び冗長加重についての関数)は、射線60が線68と交差するときのz方向での距離を最小化するコーン角度70を当該射線60が有し、このようにしてこれらの関数が定義する射線の中での不整合を最小化するように選択される。明らかに、コーン角度が適当に選択される場合には、全4本の射線が同じ位置において線68に交差する。しかしながら、射線の各々はまた、68に平行な他の線にも交差するので、かかる全ての線に交差する射線の整合を考慮しなければならない。換言すると、図4(A)〜図4(C)は視野におけるピクセル64の一つにおける単一の線68のみを示しているが、追加の線68が視野66における他のピクセル64の各々に配置され、これらの線の各々を通る実測射線60の不整合が前述のように測定される。次いで、全ての位置での不整合を積算する。
不整合汎関数の最小化は、繰り返し式勾配降下方法によって達成され得る。一実施形態では、繰り返し式勾配降下アルゴリズムは、コーン角度関数及び冗長加重関数を初期値(すなわちγ=γ(1)及びr=r (1))に設定することにより開始する。例えば、コーン角度関数をあらゆる位置でゼロに設定することができ、冗長加重をあらゆる位置で0.5に設定することができる(ステップA)。次いで、ループを初期化し、ここでは第一の不整合をγ及びrに基づいて算出する(ステップB)。不整合汎関数の勾配(G1)をγの各々の要素に関して算出する(ステップC)。次いで、第二の不整合がγ′及びrに基づいて算出され、ここでγ′はG1、γ、及び第一のステップ・サイズ・パラメータから導かれる(ステップD)。次いで、第一の不整合を第二の不整合と比較し、二つのうち小さい方を選択する。第二の不整合が選択される場合には、γをγ′と置き換える(ステップE)。他の場合には、第一のステップ・サイズ・パラメータを小さくする。
次に、rに関する不整合汎関数の勾配(G2)を算出する(ステップF)。次いで、γ及びr′に基づいて第三の不整合を算出し、ここでr′はG2、r、及び第二のステップ・サイズ・パラメータから導かれる(ステップG)。次いで、ステップEにおいて選択された不整合を第三の不整合と比較し、二者のうち小さい方を選択する(ステップH)。第三の不整合が選択される場合には、rをr′と置き換え、他の場合には、第二のステップ・サイズ・パラメータを減少させる。ステップB〜ステップGは、停止規準が満たされるまで繰り返される。この規準は例えば、繰り返し回数又はステップ・サイズ・パラメータの尺度に基づくものであってよい。
この不整合の最小化を1回のみ実行し、結果をルックアップ・テーブルに記憶させて、指定されたビュー角度βの各々において生成される2Dサイノグラムの再構成時の利用に供することができる。すなわち、最適化は各回の走査毎に繰り返す必要はなく、又は幾何学的構成が一定である限り各々のスキャナ毎に繰り返す必要もないため、最適化を予め計算しておくことができる。速やかな収束を可能にするために、螺旋の対称性の結果である以下の制約を、繰り返し式勾配降下アルゴリズムに組み入れることができる。
γ(ζ,s)=−γ(−ζ,−s) [式4]。
また、例えば|γ|<γmaxのような検出器アレイの寸法に基づく制約をγに課してもよいことを銘記しておくことも有用である。かかる制約を用いると、ピッチ72(すなわち図3に示すように螺旋走査を実行するときの速度をz軸並進及びz軸の周りでのX線源の回転の関数として表わしたもの)が過度に高く最もよく整合する射線を捉えることができない場合であっても、上述の繰り返し式勾配降下方法によって被検下の幾何学的構成について最適な関数集合(γ及びr)を依然として得ることができることが保証される。
再び図4(A)を参照すると、勾配降下アルゴリズムは、実測射線60によって生成される線68に沿った交点69のz方向での間隔を最小化するように作用する。これらの実測射線60の各々は、他の射線の各々に吸引される。引力はzでの距離に比例し、この(x,y)位置から任意の特定の射線60に加わる正味の力は、全ての射線の平均z位置に向かう。この力を他の画像位置(x,y)からこの射線に作用する力に加えると、結果はこの実測射線60のコーン角度70に関する不整合の導関数となる。このことは、前方投影に類似した構造として具現化され得る。
最適化された整合が実測射線の間で決定されるような上述の工程によって、複数の指定されたビュー角度βの各々において2Dサイノグラムを形成する又は生成する射線が選択される。これらのサイノグラムの形成は式Aによって記述される。式Aは、複数のビュー角度の各々における各々のサイノグラムの形成に用いられ得るように螺旋の対称性を利用している。すなわち、関数γ及びrは、指定されたビュー角度βに独立である。
2Dサイノグラムが形成された各々のビュー角度について、このサイノグラムから画像を再構成する2D再構成手法を具現化することができる。例えば、直接フーリエ法又は2Dフィルタ補正逆投影(FBP)を用いて、指定されたビュー角度における表面についての画像の良好な推定値を再構成することができる。
2Dサイノグラムを形成するように射線を選択した指定されたN個のビュー角度の各々について、実測射線60の位置を検査して、これらの射線の位置と最もよく整合する(すなわち最善の適合となる)2D表面を決定することができる。例えば、図5は、2Dサイノグラムが形成された二つの離隔したビュー角度74、76に実測射線60を有する螺旋走査パターンによって形成される螺旋50の部分を示す。xz平面に平行な射線78の第一の集合が第一のビュー角度74において示され、第二のビュー角度76においてyz平面に平行な射線80の第二の集合が示されており、実測射線60は図示のように螺旋50に交差している。上述のように、各々の実測射線60についてのコーン角度は、γ及びwによって決定されるものとしての実測射線60の間の不整合の関数である最適化された射線整合に基づくものである。指定されたビュー角度74、76の各々における射線集合78、80は、各々の実測射線60について選択されたコーン角度によって決定されるものとしての実測射線60の間の最小化された不整合を反映し、実測射線60の各々についてコーン角度に相当する形状を有するように実測射線60によって決定されている。
図5に示すように、画像表面82が、射線の第一の集合78の位置及び射線の第二の集合80の位置を検査することにより決定される。画像表面82は、射線の第一及び第二の集合78、80の位置に対し(また指定されたビュー角度β(n=[1,2,…,N])の数についての全ての射線集合の間で)最もよく整合する(すなわち最善の適合となる)2D表面を形成する。この画像表面は典型的には、平面状でなく、寧ろ螺旋50の一部と極めてよく整合する歪みを有する表面となる。すなわち、画像表面82は、各々が互いに対して変化するコーン角度を有するという実測射線60に対する関係に基づいて決定されるので、螺旋走査パターンを模擬し歪みを有する表面をしばしば有する。この場合にも、対称性があるので、指定されたビュー角度において形成される各々の画像表面82は、回転及び並進以外では他の画像表面と同じである。結果的に、これら付加的な画像表面も容易に予め計算することができる。
このように、画定された各々の画像表面82が、再構成されるサイノグラムの各々について二次元画像を形成する。これらの二次元画像は、それぞれの画像表面における複数のボクセルで構成される。次いで、三次元(3D)再構成円筒の内部の複数のボクセルの各々の位置を決定して、複数の画像表面及び既に決定された表面のボクセルからの3D画像の再構成を可能にする。かかる3D画像を再構成するために、画像表面の各々からの複数のボクセルをz方向において直線格子として補間して、当該表面における画像を形成する。この補間ステップは選択随意であるが、実行しないのであれば、選択された領域の合計X線量(x-ray mass)又は合計容積を算出するのに最終画像を用いたい場合には最終画像に加重関数を適用する必要がある。また、この画像のz方向での補間を行なわない場合は、画像が幾何学的歪みを呈することも認められたい。
図6を参照して述べると、小荷物/手荷物検査システム100が、内部で走査されている手荷物の画像を再構成するときに射線整合方式による再構成手法を組み入れ得ることが思量されている。小荷物/手荷物検査システム100は、小荷物又は手荷物を通過させることのできる開口104を内部に有する回転式ガントリ102を含んでいる。回転式ガントリ102は、射線のコーン・ビームを放出する高周波電磁エネルギ源106と、シンチレータ・セルで構成されたシンチレータ・アレイを有する検出器アセンブリ108とを収容している。また、コンベヤ・システム110が設けられており、コンベヤ・システム110は、構造114によって支持されており走査のために開口104を通して小荷物又は手荷物116を自動的に且つ連続的に通過させるコンベヤ・ベルト112を含んでいる。対象116をコンベヤ・ベルト112によって開口104内に送り込み、次いで高周波電磁エネルギ源106及び検出器アセンブリ108が、連続的に移動しているコンベヤ・ベルト112及び手荷物116の周りを回転すると同時にコーン・ビーム・データの螺旋走査パターンに対応する撮像データを取得する。次いで、このコーン・ビーム・データのヘリカル・パターンを上で詳述した射線整合方式による再構成手法によってシステム100において再構成して、手荷物116の画像を再構成する。コンベヤ・ベルト112はまた、走査が完了した後に制御された連続的な態様で開口104から小荷物116を除去するように作用する。結果として、郵便物検査官、手荷物積み降ろし員及び他の警備人員が、小荷物116の内容物を爆発物、刃物、銃及び密輸品等について非侵襲的に検査することができる。
以上に述べた手法は、関心対象を通してX線を放出するCT撮像工程と共に用いられる場合について説明されたが、同様の撮像工程においてγ線のような他の形式の高周波電磁エネルギを放出し受光し得ることも想到される。さらに、ヘリカルCT走査パターンについて説明したが、射線整合方式による再構成は、コーン・ビーム・データを再構成する段階的撮影型(step-and-shoot)CTシステムについても具現化され得る。
開示された方法及び装置の技術的な寄与は、該方法及び装置が、計算機式断層写真法(CT)システムでの再構成のためのコンピュータ実装型の手法を提供することである。さらに具体的には、開示された方法及び装置は、最適化された射線整合アプローチに基づいてコーン・ビーム投影データを一連の二次元サイノグラムに再編成することを可能にする。
従って、本発明の一実施形態によれば、CTイメージング・システムが、走査対象を収容する開口を有する回転式ガントリと、高周波電磁線のコーン・ビームを対象に投射するように構成されている高周波電磁エネルギ投射源と、高周波電磁線のコーン・ビームを検出してここからコーン・ビーム・データを発生する検出器アレイとを含んでいる。CTイメージング・システムはまた、コンピュータを含んでおり、コンピュータは、検出器アレイからコーン・ビーム・データを受け取り、複数のビュー角度を指定し、複数の指定されたビュー角度の各々について、指定されたビュー角度に近似したビュー角度を有し、最適化された射線整合によって決定されたものとしての複数の実測射線を選択するようにプログラムされている。コンピュータはまた、選択された複数の実測射線に基づいて複数の指定されたビュー角度の各々について二次元サイノグラムを形成し、選択された複数の実測射線に基づいて複数の指定されたビュー角度の各々について画像表面を画定するようにプログラムされている。
本発明のもう一つの実施形態によれば、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体が、一組の命令を表わすコンピュータ・プログラムを記憶して含んでおり、この一組の命令は、コンピュータによって実行されると、検出器アレイによって検出されたX線のコーン・ビームから投影データを取得するステップであって、上述のコーン・ビーム投影データは撮像容積について取得されている、取得するステップと、コーン・ビーム投影データをパラレル型幾何学的構成のコーン・データに再編成するステップであって、上述のパラレル型幾何学的構成のコーン・データにおけるX線は、コーン角度と、回転軸に対する平面内変位と、ビュー角度との関数として定義される、再編成するステップとをコンピュータに行なわせる。命令はさらに、パラレル型幾何学的構成のコーン・データから、X線同士の間の不整合を最小化するコーン角度と冗長加重とを有するX線を選択するステップと、選択されたX線から複数の画像表面を決定するステップと、複数の画像表面の各々について二次元サイノグラムを形成するステップとをコンピュータに行なわせる。
本発明のさらにもう一つの実施形態によれば、コーン・ビームCTデータの画像再構成の方法が、長手方向軸に沿った複数の点について螺旋パターンのX線コーン・ビーム・データを受け取るステップと、二次元サイノグラムを形成すべき長手方向軸の周りの複数のビュー角度を指定するステップとを含んでいる。複数の指定されたビュー角度の各々について、この方法はさらに、コーン・ビーム・データから、このコーン・ビーム・データにおけるX線同士の間での最適化された射線整合に基づいて指定されたビュー角度の近傍のビュー角度を有する複数のX線を選択するステップと、選択された複数のX線から二次元サイノグラムを生成するステップと、選択された複数のX線に対する最善の適合を有する二次元画像表面をサイノグラムに関連付けるステップとを含んでいる。
本発明を好適実施形態について説明したが、明示的に述べたもの以外の均等構成、代替構成及び改変が可能であり、特許請求の範囲に含まれることが認められよう。
10 計算機式断層写真法(CT)イメージング・システム
12 ガントリ
14 X線源
16 X線ビーム
18 検出器アセンブリ
20 検出器
32 データ取得システム(DAS)
22 患者
24 回転中心
26 制御機構
28 X線制御器
30 ガントリ・モータ制御器
34 画像再構成器/コンピュータ
36 コンピュータ
38 大容量記憶装置
40 コンソール
42 付設されている表示器
44 テーブル・モータ制御器
46 電動式テーブル
48 ガントリ開口
50 螺旋走査パターン
52 対象
54 X線コーン・ビーム
56 ビュー角度
58 線源点
60 実測射線
62 指定されたビュー角度
64 ピクセル
66 視野
68 線
69 交点
70 コーン角度
72 ピッチ
74 ビュー角度
76 ビュー角度
78 第一の射線集合
80 第二の射線集合
82 画像表面
100 小荷物/手荷物検査システム
102 回転式ガントリ
104 開口
106 高周波電磁エネルギ源
108 検出器アセンブリ
110 コンベヤ・システム
112 コンベヤ・ベルト
114 構造
116 小荷物/手荷物

Claims (25)

  1. 走査対象を収容する開口を有する回転式ガントリと、
    前記対象に向かって高周波電磁線のコーン・ビームを投射するように構成されている高周波電磁エネルギ投射源と、
    前記高周波電磁線のコーン・ビームを検出してここからコーン・ビーム・データを発生する検出器アレイと、
    コンピュータと
    を備えた計算機式断層写真法(CT)イメージング・システムであって、前記コンピュータは、
    前記検出器アレイから前記コーン・ビーム・データを受け取り、
    複数のビュー角度を指定し、
    該複数の指定されたビュー角度の各々について、前記指定されたビュー角度に近似したビュー角度を各々有し、最適化された射線整合により決定されたものとしての複数の実測射線を選択し、
    該選択された複数の実測射線に基づいて前記複数の指定されたビュー角度の各々について二次元サイノグラムを形成し、
    前記選択された複数の実測射線に基づいて前記複数の指定されたビュー角度の各々について画像表面を画定する
    ようにプログラムされている、計算機式断層写真法(CT)イメージング・システム。
  2. 前記コンピュータはさらに、
    前記コーン・ビーム・データの射線の中での不整合を算出し、
    前記射線の中での前記不整合を最小化する
    ようにプログラムされている、請求項1に記載のCTイメージング・システム。
  3. 前記コンピュータはさらに、前記不整合を下式
    不整合=Σm=1〜MΣk=1〜KΣj=1〜K[w(ζ,S(ζ,x,y))*
    (w(ζ,S(ζ,x,y))*
    (z(x,y,k)−z(x,y,j))
    η*w(ζ,S(ζ,x,y))*
    (w(ζ,S(ζ,x,y))*
    z(x,y,k)+w(ζk′,S(ζk′,x,y))*
    z(x,y,k′)−z(x,y,j))
    により算出するようにプログラムされている、請求項2に記載のCTイメージング・システム。
  4. 前記コンピュータはさらに、前記不整合を最小化する繰り返し式勾配降下アルゴリズムを実行するようにプログラムされている、請求項2に記載のCTイメージング・システム。
  5. 前記コンピュータはさらに、画像データを得るように前記複数の指定されたビュー角度の各々について前記二次元サイノグラムに対し再構成を実行するようにプログラムされている、請求項1に記載のCTイメージング・システム。
  6. 前記コンピュータはさらに、前記二次元サイノグラムに対し二次元フィルタ補正逆投影(FBP)及び直接フーリエ再構成の一方を実行するようにプログラムされている、請求項5に記載のCTイメージング・システム。
  7. 前記コンピュータはさらに、前記複数の指定されたビュー角度の各々における前記画像表面からの画像データを直線格子に軸方向補間するようにプログラムされている、請求項5に記載のCTイメージング・システム。
  8. 前記コンピュータはさらに、前記複数の指定されたビュー角度の各々における前記二次元サイノグラムを、下式
    p(θ,s,z
    =w(ζ,s)g(β+ζ,s,γ(ζ,s))+
    (ζ−π,−s)g(β+ζ,−s,γ(ζ,−s))
    により形成するようにプログラムされている、請求項1に記載のCTイメージング・システム。
  9. 前記コンピュータはさらに、前記長手方向軸に沿った複数の点について長手方向軸の周りの螺旋パターンとしてのコーン・ビーム・データを受け取るようにプログラムされている、請求項1に記載のCTイメージング・システム。
  10. 前記コンピュータはさらに、前記螺旋に沿って前記複数のビュー角度を等間隔に隔設するようにプログラムされている、請求項9に記載のCTイメージング・システム。
  11. 前記コンピュータはさらに、指定された時間枠内で実行され得る二次元サイノグラム再構成の数に基づいて前記複数のビュー角度を指定するようにプログラムされている、請求項10に記載のCTイメージング・システム。
  12. 前記画像表面は歪みを有する非平面状表面である、請求項1に記載のCTイメージング・システム。
  13. 一組の命令を表わすコンピュータ・プログラムを記憶して有するコンピュータ読み取り可能な記憶媒体であって、前記一組の命令は、コンピュータにより実行されると、
    検出器アレイにより検出されたX線のコーン・ビームから投影データを取得するステップであって、該コーン・ビーム投影データは撮像容積について取得されている、取得するステップと、
    前記コーン・ビーム投影データをパラレル型幾何学的構成のコーン・データに再編成するステップであって、前記パラレル型幾何学的構成のコーン・データにおけるX線は、コーン角度と、回転軸に対する平面内変位と、ビュー角度との関数として定義される、再編成するステップと、
    前記パラレル型幾何学的構成のコーン・データから、当該X線同士の間の不整合を最小化するコーン角度と冗長加重とを有するX線を選択するステップと、
    該選択されたX線から複数の画像表面を決定するステップと、
    前記複数の画像表面の各々について二次元サイノグラムを形成するステップと
    を前記コンピュータに行なわせる、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
  14. 前記コンピュータ・プログラムはさらに、前記サイノグラムの各々について、複数のボクセルで構成された二次元画像を再構成するステップを前記コンピュータに行なわせる、請求項13に記載のコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
  15. 前記コンピュータ・プログラムはさらに、
    再構成円筒の内部における前記複数のボクセルの各々の位置を決定するステップと、
    前記複数のボクセルの補間に基づいて前記複数のボクセルから直線格子における画像を形成するステップと
    を前記コンピュータに行なわせる、請求項13に記載のコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
  16. 前記コンピュータ・プログラムはさらに、前記不整合を最小化する繰り返し式勾配降下アルゴリズムを実行するステップを前記コンピュータに行なわせる、請求項13に記載のコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
  17. 前記コンピュータ・プログラムはさらに、前記選択されたX線から決定される画像表面の所望の数を選択するステップを前記コンピュータに行なわせる、請求項13に記載のコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
  18. 前記コンピュータ・プログラムはさらに、前記コーン角度及び前記冗長加重の各々を、前記ビュー角度と前記回転軸からの前記平面内変位との関数として定義するステップを前記コンピュータに行なわせる、請求項13に記載のコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
  19. 前記コンピュータ・プログラムはさらに、前記選択されたX線同士の間の前記不整合を算出する自由パラメータであって、前記選択されたX線の各々と該選択されたX線の各々の共役との加重平均を表わす自由パラメータを選択するステップを前記コンピュータに行なわせる、請求項13に記載のコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
  20. コーン・ビームCTデータの画像再構成の方法であって、
    長手方向軸に沿った複数の点について螺旋パターンのX線コーン・ビーム・データを受け取るステップと、
    二次元サイノグラムを形成すべき前記長手方向軸の周りの複数のビュー角度を指定するステップと、
    該複数の指定されたビュー角度の各々について、
    前記コーン・ビーム・データから、該コーン・ビーム・データにおいてX線同士の間での最適化された射線整合に基づいて前記指定されたビュー角度の近傍のビュー角度を有する複数のX線を選択するステップと、
    該選択された複数のX線から前記二次元サイノグラムを生成するステップと、
    該選択された複数のX線に対する最善の適合を有する二次元画像表面を前記サイノグラムに関連付けるステップと、
    を備えたコーン・ビームCTデータの画像再構成の方法。
  21. 前記コーン・ビーム・データのX線の中での不整合を算出するステップと、
    前記X線の中での前記不整合を最小化するステップと
    をさらに含んでいる請求項20に記載の方法。
  22. 前記不整合を算出するステップは、前記コーン・ビーム・データにおける2本のX線の交点を通るX線の線積分を推定するための可変パラメータを選択するステップをさらに含んでいる、請求項21に記載の方法。
  23. 前記複数のビュー角度の各々において前記二次元サイノグラムを再構成するステップをさらに含んでいる請求項20に記載の方法。
  24. 前記再構成された二次元サイノグラムを直線格子に軸方向補間するステップをさらに含んでいる請求項23に記載の方法。
  25. 前記形成するステップは、前記画像表面の少なくとも180°のビュー角度範囲を有する二次元サイノグラムを形成するステップをさらに含んでいる、請求項20に記載の方法。
JP2009529286A 2006-09-19 2007-07-25 ヘリカル・コーン・ビームデータの射線整合方式による再構成 Pending JP2010504160A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US84559306P 2006-09-19 2006-09-19
US11/771,297 US7933375B2 (en) 2006-09-19 2007-06-29 Ray consistency based reconstruction of helical cone beam data
PCT/US2007/074273 WO2008036463A2 (en) 2006-09-19 2007-07-25 Ray consistency based reconstruction of helical cone beam data

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010504160A true JP2010504160A (ja) 2010-02-12
JP2010504160A5 JP2010504160A5 (ja) 2010-09-24

Family

ID=39179565

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009529286A Pending JP2010504160A (ja) 2006-09-19 2007-07-25 ヘリカル・コーン・ビームデータの射線整合方式による再構成

Country Status (6)

Country Link
US (1) US7933375B2 (ja)
EP (1) EP2067122B1 (ja)
JP (1) JP2010504160A (ja)
AT (1) ATE474294T1 (ja)
DE (1) DE602007007793D1 (ja)
WO (1) WO2008036463A2 (ja)

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8804899B2 (en) 2003-04-25 2014-08-12 Rapiscan Systems, Inc. Imaging, data acquisition, data transmission, and data distribution methods and systems for high data rate tomographic X-ray scanners
US8204173B2 (en) * 2003-04-25 2012-06-19 Rapiscan Systems, Inc. System and method for image reconstruction by using multi-sheet surface rebinning
DE102007024409A1 (de) * 2007-05-25 2008-11-27 Siemens Ag Verfahren und Röntgen-CT-System zur Erzeugung computertomographischer Darstellungen
US8027427B2 (en) * 2009-08-31 2011-09-27 Morpho Detection, Inc. Systems and method for scanning a continuous stream of objects
US8254656B2 (en) 2009-10-13 2012-08-28 Morpho Detection, Inc. Methods and system for selective resolution improvement in computed tomography
US20120162216A1 (en) * 2010-12-22 2012-06-28 Electronics And Telecommunications Research Institute Cylindrical three-dimensional image display apparatus and method
BE1019941A3 (nl) * 2012-06-05 2013-02-05 Tait Technologies Bvba Inrichting voor de weergave van driedimensionale beelden, systeem voor de creatie van driedimensionale beelden, en werkwijze voor de creatie van driedimensionale beelden.
US10288762B2 (en) 2016-06-21 2019-05-14 Morpho Detection, Llc Systems and methods for detecting luggage in an imaging system

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0471540A (ja) * 1990-07-12 1992-03-06 Toshiba Corp X線ct装置
JPH05317305A (ja) * 1992-05-21 1993-12-03 Toshiba Corp X線ct装置
JP2004024598A (ja) * 2002-06-26 2004-01-29 Toshiba Corp X線コンピュータ断層撮影装置
JP2005143947A (ja) * 2003-11-18 2005-06-09 Hitachi Medical Corp X線ct装置
WO2006016985A1 (en) * 2004-07-08 2006-02-16 Wisconsin Alumni Research Foundation Artifact-free ct anfiogram

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5802134A (en) * 1997-04-09 1998-09-01 Analogic Corporation Nutating slice CT image reconstruction apparatus and method
US6343108B1 (en) * 1999-06-18 2002-01-29 Philips Medical Systems (Cleveland), Inc. Cone beam scanner using oblique surface reconstructions
WO2003051201A2 (en) * 2001-12-14 2003-06-26 Wisconsin Alumni Research Foundation Virtual spherical anode computed tomography
US6529575B1 (en) * 2002-04-29 2003-03-04 Ge Medical Systems Global Technology Company, Llc Adaptive projection filtering scheme for noise reduction
US7292717B2 (en) 2003-06-18 2007-11-06 Koninklijke Philips Electronics N.V. Computer tomography method using redundant measured values
US7050528B2 (en) * 2004-09-30 2006-05-23 Wisconsin Alumni Research Foundation Correction of CT images for truncated or incomplete projections

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0471540A (ja) * 1990-07-12 1992-03-06 Toshiba Corp X線ct装置
JPH05317305A (ja) * 1992-05-21 1993-12-03 Toshiba Corp X線ct装置
JP2004024598A (ja) * 2002-06-26 2004-01-29 Toshiba Corp X線コンピュータ断層撮影装置
JP2005143947A (ja) * 2003-11-18 2005-06-09 Hitachi Medical Corp X線ct装置
WO2006016985A1 (en) * 2004-07-08 2006-02-16 Wisconsin Alumni Research Foundation Artifact-free ct anfiogram

Also Published As

Publication number Publication date
EP2067122B1 (en) 2010-07-14
US7933375B2 (en) 2011-04-26
WO2008036463A2 (en) 2008-03-27
ATE474294T1 (de) 2010-07-15
US20080192886A1 (en) 2008-08-14
DE602007007793D1 (de) 2010-08-26
WO2008036463A3 (en) 2008-05-22
EP2067122A2 (en) 2009-06-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6907102B1 (en) Iterative reconstruction methods for multi-slice computed tomography
US6768782B1 (en) Iterative method for region-of-interest reconstruction
JP5198443B2 (ja) 画像の分解能を高めるシステム及び方法
US7251307B2 (en) Fan-beam and cone-beam image reconstruction using filtered backprojection of differentiated projection data
NL1028225C2 (nl) Werkwijze en inrichting voor artefactreductie in met een kegelbundel werkende CT-beeldreconstructie.
EP1800264B1 (en) Image reconstruction with voxel dependent interpolation
US9662084B2 (en) Method and apparatus for iteratively reconstructing tomographic images from electrocardiographic-gated projection data
US7933375B2 (en) Ray consistency based reconstruction of helical cone beam data
JPH08509408A (ja) 円すい状ビームデータからの画像の再構成
JPH0661327B2 (ja) 断層撮影像作成方法および装置
JP4553894B2 (ja) 正確な再構成を伴うヘリカルコーンビームコンピュータトモグラフィのためのシステム及び方法
JP2007512034A (ja) 発散ビームスキャナのための画像再構成方法
JP2009534079A (ja) 複数の部分的な走査軌道を有するコーンビーム・コンピュータ断層撮影
JP2011125700A (ja) X線画像の時間分解能を高めるシステム及び方法
EP1933708B1 (en) Efficient iterative four-dimensional cardiac cone-beam ct reconstruction
US7602879B2 (en) Method for increasing the resolution of a CT image during image reconstruction
US7515675B2 (en) Apparatus and method for providing a near-parallel projection from helical scan data
US9704223B2 (en) Method and system for substantially reducing cone beam artifacts based upon adaptive scaling factor in circular computer tomography (CT)
US20060020200A1 (en) Artifact-free CT angiogram
JPH0661330B2 (ja) 断層撮影像作成方法および装置
US20030097063A1 (en) High speed Z-smoothing method and apparatus for CT imaging system
US20060002507A1 (en) Method and system for three-dimensional reconstruction of images
US5546439A (en) Systems, methods and apparatus for incrementally reconstructing overlapped images in a CT system implementing a helical scan
US6999550B2 (en) Method and apparatus for obtaining data for reconstructing images of an object
CN101517617A (zh) 基于射线一致性的螺旋锥形束数据的重建

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20100127

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20100715

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100726

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100726

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20100715

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20120517

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20120517

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20120517

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120626

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20130205