JP2010501245A - 腺機能不全を治療する方法および装置 - Google Patents

腺機能不全を治療する方法および装置 Download PDF

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Abstract

腺からの分泌の自然な流れを回復するために腺閉塞によって引き起こされる腺機能不全を治療する方法および装置は、エネルギー、吸引、振動、熱、吸い出し、化学薬品および薬物を加えて閉塞性物質を緩ませ、その後でこれを除去することを含む。

Description

本発明は、一般に、身体内部の閉塞した腺、特に眼のマイボーム腺に自然分泌機能を回復するための腺の治療の分野に関する。
人体はいくつかの腺を含み、その中には眼の涙腺およびマイボーム腺、顔および腋の下の皮脂腺または毛嚢皮脂腺、ならびに乳房の乳腺が含まれる。これらの腺は、年齢、刺激、環境条件、細胞片、炎症、ホルモン失調およびその他の原因により正しく働かないことがある。一般的な機能不全の1つが、腺からの分泌物の自然な流れの制限または停止である。本発明は、腺からの分泌物の自然な流れを改善し、かつ/または回復する方法およびモダリティを提供する。
以下の説明は眼のマイボーム腺を対象とするものであるが、本発明は身体のすべての外腺を治療するのに用いられ得ることが理解されるであろう。ヒトの眼において、眼球表面を覆う涙液膜は3層で構成されている。眼球表面と接する最内層は粘液層である。涙液膜の大部分を構成する中間層は水層であり、最外層は、「マイバム」または「皮脂」として知られる多くの脂質で構成された薄層(250nm未満)である。皮脂は、上眼瞼と下眼瞼の両方に位置する拡大された特殊な皮脂性の腺(したがって分泌物を記述するのに「皮脂」を使用)であり、眼瞼縁上に脂質分泌物を排出するようにできている開口部を有するマイボーム腺によって分泌され、涙液膜の脂質層を形成する。典型的な上眼瞼には約25個のマイボーム腺があり、下眼瞼には約20個のマイボーム腺があり、下眼瞼のマイボーム腺は上眼瞼に位置するものより幾分大きい。マイボーム腺は、腺の導管に分泌物を排出する様々な嚢状の腺房を備える。次いで分泌物は、皮脂の滲出を促すと考えられる平滑筋組織とリョラン筋とに取り囲まれた開口部へと進む。マイボーム腺開口部は、普通、眼瞼灰白線とも呼ばれる粘膜皮膚移行部に沿って眼瞼縁上に開いている。マイボーム腺開口部は、瞬目と共に開き、眼瞼縁上に、次いで、下部涙液メニスカスに微量の皮脂分泌物を放出するものと想定される。涙液メニスカス内の脂質「皮脂」は、上への瞬目動作により、開いた眼の涙液膜に被さって上方に広がる。脂質分泌物が最適であれば、空気との境界面のところに十分な脂質層が維持されて、蒸発が最小限に抑えられ、ドライアイ状態が防止される。脂質分泌物が不十分だと、脂質層が蒸発を抑えるのに十分ではなく、その結果急速な蒸発が生じてドライアイ状態に至る。したがって、脂質層が不完全であったり、そのような脂質が不適切な量または質であったりすると、水層の蒸発が促進され、ひいては、「ドライアイ」症状と総称される、乾燥、かき傷、刺激、焼灼感、裂傷、赤み、かゆみといった症状を含む症状を引き起こす可能性があることが分かるであろう。
ドライアイ状態には多くの病因がある。一般のドライアイ状態のよくある原因は、腺が閉塞し、または閉鎖される障害である「マイボーム腺機能不全」として知られる状態である。本明細書で用いる際、「閉鎖される(occluded)」および「閉塞(obstruction)」という用語は、これらがマイボーム腺機能不全に関連するものである場合には、部分的に、または完全に遮断され、または詰まったマイボーム腺と定義される。完全に閉塞すると、腺は分泌することができない。一部が閉鎖され、または断続的に閉鎖される場合、腺は正常な量の皮脂を分泌せず、または少量の皮脂しか分泌しないこともある。たいていの場合分泌物は変質して、しばしば濃縮したと表現される、半固体の、濃化し、うっ滞した分泌物を有するものとなる。分泌物は透明である場合も、黄ばんでいる場合もあり、黄ばみは、感染、マイボーム腺炎、マイボーム腺の機能不全をもたらすマイボーム腺の炎症の可能性を示し、普通は眼瞼炎(眼瞼の炎症)を伴う。マイボーム腺機能不全がマイボーム腺炎を伴うこともあり、マイボーム腺機能不全が明らかな眼瞼炎症を伴わずに生じることもある。
マイボーム腺機能不全はしばしば、個々のマイボーム腺の分泌機能を低下させる、個々のマイボーム腺開口部および/または腺の中央導管(管(canal))の角化性閉塞の結果であることがある。より詳細には、これらの角化性閉塞は、剥離した上皮細胞、ケラチン、皮脂性基質、および細菌の組み合わされたものを含む。Korbら、「Meibomian Gland Dysfunction and Contact Lens Intolerance」、Journal of the Optometric Association、第51巻、第3号、1980年、243−251頁参照。マイボーム腺炎は外眼瞼の視診により明らかになるが、マイボーム腺機能不全は、細隙生体顕微鏡で拡大して調べたときでさえ見つからないこともある。これは外見的徴候がないことも、外見的徴候がごくわずかであるために見落とされることもあるからである。マイボーム腺機能不全の外見的徴候は、マイボーム腺開口部の細かい変化、開口部を覆う眼瞼縁の上皮のわずかな、または顕著な過成長、および上皮過成長の下で閉塞性物質として作用し開口部の突出をもたらす凝固物質による腺の開口部の突出だけに限られ得る。
閉経時に、特にエストロゲンレベルが変化する間に生じるホルモンの変化は、結果として腺開口部に目詰まりを生じさせる、マイボーム腺の分泌する油の濃化を生じさせることになり得る。さらにエストロゲンレベルの減少は、ブドウ球菌が増殖し得る条件も増大させる。これは、細菌を腺内へ移動させ、分泌速度の減少をもたらす結果になり得る。
閉塞が存在するためにマイボーム腺からの分泌物の流れが制限されると、眼瞼縁上の上皮細胞が腺開口部を覆って成長し、皮脂の流れをさらに制限し、ドライアイ状態を悪化させる傾向がある。
マイボーム腺機能不全を生じさせ、または悪化させる別の要因には、年齢、コンタクトレンズの装着および衛生、瞬目の障害、長時間に及ぶコンピュータの使用、化粧品の使用、またはその他の病気、特に糖尿病が含まれる。
マイボーム腺の臨床評価では、マイボーム腺を覆う眼瞼の外表面に圧力を加えて、適度な圧力で個々の腺から分泌が得られるかどうか判定することが必要である。適度な圧力で分泌が生じない場合には、強力な搾り出しによって分泌が得られるかどうかが判定されてもよい。したがって、個々のマイボーム腺の状態は、適度な圧力で澄んだマイボーム腺皮脂が滲出する最適状態から、乳状液または濃縮した、もしくはクリーム状の分泌物が得られる軽度または中程度のマイボーム腺機能不全、強い圧力を加えてもどんな種類の分泌物も得られない完全な遮断まで様々である(Korbら、「Increase in Tear Film Lipid Layer Thickness Following Treatment of Meibomian Gland Dysfunction」、Lacrimal Gland,tear Film,ad Dry Eye Syndromes、293−298頁、D.A.Sullivan編、Plenum Press、ニューヨーク(1994)参照)。マイボーム腺機能不全と共にマイボーム腺分泌物の大きな化学変化が生じ、結果的に、自然に発生する涙液膜の組成が変化し、それがさらに、「ドライアイ」と一般に呼ばれる眼病の原因となる。
涙液膜は特異な実体として機能し、涙液膜の各層はすべて重要であるが、マイボーム腺から分泌される脂質層は特に重要である。これは脂質層が下にある層の蒸発を緩慢にし、瞬目時に眼瞼を潤滑し、このどちらもがドライアイを防ぐからである。
以上の状況に対応して、ドライアイ状態を治療するための様々な治療モダリティが開発されており、これには、自然の涙液膜を複製し、交換するための滴剤、涙液膜の成分を供給する腺および細胞を刺激するための医薬品、マイボーム腺炎およびマイボーム腺を治療するために設計された様々な温湿布および加温装置が含まれる。
Refresh(R)、Soothe(R)、およびSystane(R)といったブランドの点眼剤は、自然に発生する健康な涙液膜を厳密に複製するように設計されている。しかし、これらの点眼薬の使用および投与は、単に症状に対する処置にすぎず、根本原因に対処するものではない。さらに、滴剤の使用は一般に不確定な期間にわたるものであり、結果的に、長期間にわたる使用が煩わしく、高くつくものになり得る。
また、マイボーム腺機能不全を治療するためのテトラサイクリンの使用など、薬剤のモダリティも提示されており、そのような治療の1つが、「Method for Treating Meibomian Gland Disease」という名称の米国特許公開第2003/011426号明細書、Pflugfelderらの、「Method for Treating Meibomian Gland Disease」という名称の米国特許第6455583号明細書、および「Use of Tetracyclines for Treating Meibomian Gland Disease」という名称の国際公開第99/58131号パンフレットに開示されている。しかし、この治療は、マイボーム腺閉塞に臨床的有効性であることが証明されておらず、マイボーム腺機能不全が感染を伴わない腺の閉塞の結果である場合には不必要でもある。また、マイボーム腺機能不全を治療するためのコルチコステロイドの使用も提案されており、Pflugfelderらの、「Non−preserved Topical Corticosteroid for Treatment of Dry Eye,filamentary Keratitis,and Delayed Tear Clearance(or Turnover)」という名称の米国特許第6153607号明細書に開示されている。この治療案もやはり根本原因の治療ではなくドライアイの症状を治療するものと思われ、さらに、白内障および緑内障を誘発する危険ももたらす。加えて、乾性角結膜炎における急性のドライアイの徴候および症状を治療するための局所的に適用されるアンドロゲンまたはアンドロゲン類似体の使用も行われており、これは米国特許第5958912号明細書および米国特許第6107289号明細書に開示されており、どちらも「Ocular Therapy in Keratoconjunctivitis Sicca Using Topically Applied Androgens or TGF−β」という名称で、Sullivanに特許されたものである。
マイボーム腺機能不全の治療の別のモダリティが、「Eyelid Margin Wipes Comprising Chemical Means for Temperature Adjustment」という名称の、PCT出願第PCT/GB2003/004782号明細書に開示されている。この特許出願に開示されているように、眼瞼縁拭き取り手段が設けられ、使用前に、拭き取り手段を約32℃から約55℃まで加熱する化学薬品が活性化され、眼瞼縁を治療するために温度が少なくとも10分間にわたって維持される。この方法にも、非特異的加熱により眼瞼刺激を悪化させる可能性があり、快適であるとされる50℃を超える加熱範囲では火傷を生じるという点で、欠陥がないわけではない。眼瞼およびマイボーム腺を加熱する別の方法は近赤外線放射を使用する。より具体的には、2つの硬い眼帯が被験者の瞳孔間距離に従ってアイマスクに取り付けられた。アイマスクは弾性ヘッドバンドで所定の位置に保持された。各眼帯は、940nmをピークとする850nmから1050nmまでの近赤外線放射を発する19個の発光ダイオードを用いた。この装置は電力で動作する10mW/cmのエネルギーを生成した。Goto,E.ら、「Treatment of Non−Inflamed Obstructive Meibomian Gland dysfunction by an Infrared Warm Compression Device」、British Journal of Ophthalmology、第86巻、2002年、1403−1407頁参照。
「Therapeutic Eye and Eye Lid Cover」という名称の、米国特許公開第2004/0237969号明細書には、眼瞼の周囲に湿った飽和空気を送出するように構成された保護眼鏡が含まれている。また、このモダリティは、Eye(2004年)の1−4頁に発表された、Mitraらよる、「Tear Film Lipid Layer Thickness and Ocular Comfort after Meibomian Therapy via Latent Heat with a Novel Device in Normal Subjects」という名称の論文でもより詳細に論じられている。
Yeeの、「Method and Apparatus for Preventing and Treating Eyelid Problems」という名称の、米国特許公開第2003/0233135号明細書では、本発明でマイボーム腺分泌物の滲出を促すものと想定しているリョラン筋の電気刺激によってマイボーム腺の詰まりを除去しようと試みている。
上記のすべての治療モダリティは、固有の欠陥および不備がないわけではないことが分かるであろう。例えば、現在、マイボーム腺治療で熱を加えることは非常に時間がかかる。通常、治療は、少なくとも15分間の加熱に続いて行われる手搾りからなり、手搾りは通常、遮断されたマイボーム腺が位置する眼瞼部分の裏側に綿棒または堅い面を配置し、腺から閉塞を手で圧搾することからなり、これはしばしば、点眼剤として施される局所麻酔にもかかわらず相当な痛みを生じる。
米国特許公開第2003/011426号明細書 米国特許第6455583号明細書 国際公開第99/58131号パンフレット 米国特許第6153607号明細書 米国特許第5958912号明細書 米国特許第6107289号明細書 PCT出願第PCT/GB2003/004782号明細書 米国特許公開第2004/0237969号明細書 米国特許公開第2003/0233135号明細書
Korbら、「Meibomian Gland Dysfunction and Contact Lens Intolerance」、Journal of the Optometric Association、第51巻、第3号、1980年、243−251頁 Korbら、「Increase in Tear Film Lipid Layer Thickness Following Treatment of Meibomian Gland Dysfunction」、Lacrimal Gland,tear Film,ad Dry Eye Syndromes、293−298頁、D.A.Sullivan編、Plenum Press、ニューヨーク(1994) Goto,E.ら、「Treatment of Non−Inflamed Obstructive Meibomian Gland dysfunction by an Infrared Warm Compression Device」、British Journal of Ophthalmology、第86巻、2002年、1403−1407頁 Mitraら、「Tear Film Lipid Layer Thickness and Ocular Comfort after Meibomian Therapy via Latent Heat with a Novel Device in Normal Subjects」、Eye、2004年、1−4頁
したがって本発明の目的は、従来技術の欠陥および不備を克服するマイボーム腺治療を提供することである。
本発明の別の目的は、単一ステップ治療であり、したがって、手による圧搾の必要がないマイボーム腺治療を提供することである。
本発明の別の目的は、マイボーム腺疾患の症状だけでなくマイボーム腺疾患を治療するマイボーム腺治療装置を提供することである。
本発明の別の目的は、単に、自然に発生する涙成分を置き換え、または複製しようと試みるのではなく、自然な皮脂の流れを回復するマイボーム腺治療装置を提供することである。
本発明の別の目的は、感染の可能性を最小限に抑えるマイボーム腺治療装置を提供することである。
本発明の別の目的は、簡単で、安価で、保健医療提供者と患者が使用しやすいマイボーム腺治療装置を提供することである。
本発明によれば、マイボーム腺からの自発的な分泌物の流れが回復される、マイボーム腺機能不全を治療する方法および装置が提供される。方法は、マイボーム腺からの分泌の自然な流れを回復するために、調節された力、調節されたエネルギー、調節された熱および/もしくは化学薬品/薬物またはこれらの組み合わせを眼瞼に加えて閉塞を除去することを含む。本発明の別の態様では、腺からの正常な分泌物が回復されるような腺開口部または管からの絞り取りおよび/または拡張の前に、閉塞が溶解され、絞り取られ、かつ/または腺壁から緩められ、軟化される。本発明の別の態様では、閉塞が絞り取りの前に腺壁から緩められ、または軟化される。加えて、閉塞を緩ませるために加えられる力は事前に選択される大きさのものとされ、事前に選択される期間にわたって加えられ得る。
装置は、閉塞を緩ませるために腺に外力または内力、エネルギーまたは熱(またはこれらの組み合わされたもの)を加える手段を備える。本発明の別の態様は、絞り取り前に閉塞を軟化させ、細分化し、かつ/または液化させる手段と、閉塞を絞り取る手段とを設けることを含む。
マイボーム腺の断面を示す上眼瞼と下眼瞼との概略的切断図である。 単一のマイボーム腺を示す横断面図である。 閉塞したマイボーム腺を清浄にするシステムを示す斜視図である。 図3Aの実施形態で用いられるプローブ先端部を示す破断側面図である。 本発明によるプローブ先端部の第2の実施形態を示す斜視図である。 図4Aのプローブ先端部を示す破断側面図である。 眼瞼上の所定の位置にある図3Aおよび図4Aのプローブ先端部を示す破断側面図である。 本発明による閉塞したマイボーム腺を清浄にする代替物を示す破断側面図である。 本発明による閉塞したマイボーム腺を清浄にするローラを備えるプローブ先端部の代替実施形態を示す側面図である。 本発明による閉塞したマイボーム腺を清浄にするローラを備えるプローブ先端部の別の代替実施形態を示す側面図である。 本発明による閉塞したマイボーム腺を清浄にするローラを備えるプローブ先端部の別の代替実施形態を示す側面図である。 本発明による腺を清浄にする吸引装置を示す斜視図である。 本発明によるマイボーム腺を清浄にする装置の別の実施形態を示す側面図である。 本発明によるマイボーム腺を清浄にする装置の別の実施形態を示す概略図である。 図10Aの実施形態の手持ち式プローブを示す分解図である。 眼瞼に力を加えている図10Aと図10Bの手持ち式プローブを示す側面図である。 本発明によるハイドロオキュレータの形のマイボーム腺治療装置の別の実施形態を示す斜視図である。 図11Aのハイドロオキュレータを示す側面図である。 下眼瞼に対して所定の位置に置かれた本発明によるハイドロオキュレータを示す概略的側面図である。 下眼瞼に対して所定の位置に置かれた本発明によるハイドロオキュレータの、流体で満たされたブラダーが膨張し始めていることを示す概略的側面図である。 下眼瞼に対して所定の位置に置かれた本発明によるハイドロオキュレータの、流体で満たされたブラダーがさらに膨張した状態にあることを示す概略的側面図である。
以下で本発明をより詳細に説明するが、最初に、当業者は、本明細書で説明する本発明を改変し、しかも本発明の好適な結果を達成し得るものであることを理解すべきである。したがって、以下の説明は、本発明を限定するものとしてではなく、当業者を対象とする広範な教示の開示として理解すべきである。
次に図1を参照すると、マイボーム腺Mの位置が上眼瞼と下眼瞼とに示されている。簡単に前述したように、上眼瞼は約25個のマイボーム腺を含み、下眼瞼は約20個のマイボーム腺を含む。図2に示すように、各腺は分泌物が流入する管Cと、眼瞼縁上に開いており、瞬目時に涙液膜に加えられるために分泌物がそこを通過しなければならない開口部Oとを含む。各腺は、眼瞼内の位置に応じてサイズが異なり、開口部Oは管Cより狭いことが分かる。
簡単に前述したように、閉塞の組成は閉塞を生じさせた病因により異なる。しかし閉塞は、ほとんどの場合、死んだ細胞、ケラチン、細菌、剥離した細胞、皮脂性基質、乳状液、濃縮した、もしくはクリーム状の分泌物、または固形、半固形、および濃化した形でのこれらの任意の組み合わせからなる。閉塞は、腺管内、腺開口部、腺開口部の上またはこれらの組み合わせにおいて生じ得る。本明細書で用いる場合、閉塞とは以上のうちのいずれかをいう。
したがって、管のどんな閉塞も分泌物が腺から出るのを制限し、または妨げること、さらに、このような閉塞または「閉鎖」を除去するためには、閉塞が過度の痛みを生じさせずに腺開口部を通り抜けるように、閉塞が腺壁から緩められ、かつ/または細分化され、破断され、軟化され、または液化され得ることが自明である。最後に、閉塞の残遺物が腺から絞り出されなければならない。本発明はこれらの作業を成し遂げる方法および装置を提供する。
本発明の方法によれば、閉塞Pが、摘出または圧搾を試みる前に、緩められ、細分化され、軟化され、または液化される必要がある。以上に関連して、「軟化される(softened)」または「液化される(liquefied)」という各用語は、「非固体」の流動性を有する状態を意味するものである。加えて、臨床的に満足のいくものとするために、閉塞Pの軟化または液化は可能な限り迅速に実施するべきであり、調整される熱治療時間は5分未満とすべきであり、眼球または眼の周囲組織に損傷を生じない1から2分が好ましく、このような熱治療は、電気、レーザ加熱、温水伝導加熱、赤外線加熱、超音波加熱、RF加熱などとすることができる。これは必然的に、現在の通例では臨床医が閉塞を除去しようとする前の3から15分にわたって加えられる通常の温湿布を加えることによって送られ得る量よりも多くのエネルギー(熱)量を加えることを必要とするものである。閉塞が軟化され、または液化された後で、腺に調節された力を加えることにより除去が行われる。より具体的には、本発明では、以下でより詳細に説明するように、加えられる力を反復可能な制御された力とすべきことが企図されている。
閉塞を除去する治療は、眼瞼に、かつ/または閉塞した開口部に直接調節された外力を加えて、腺G内および開口部の閉塞を緩ませることを伴う。力を加える手段は、振動数が低周波振動(一般に1000Hz未満)、音波(一般に1000Hzから20000Hz)または超音波エネルギー(一般に20000Hz超)を含むいくつかのモダリティ、すなわち、空気や水といった流体ジェット、マイクロ波エネルギー、針、顕微針、レーザエネルギー、RFエネルギー、吸い出し/吸引、バキューム、圧力、圧縮、およびこれらと同等の機能のうちの1つまたは複数の中から選択される。加えて、モダリティが選択された後、医師は、各モダリティによって与えられる力(該当する場合にはエネルギー)が眼瞼組織を介して閉塞に伝わるように上記各モダリティを眼瞼に加えるための最適治療パラメータを決定する必要がある。さらにこれらの外力を加える治療の強さおよび長さは、閉塞のサイズおよび組成によって異なる。治療プロトコルが設定された後、事前に選択された範囲内で力を設定し、または変動させることができる。ヒトの眼瞼に直接当てられる偏心振動モータを使って実験が行われた。振動の卓上試験により以下のデータ点が明らかになった。具体的には、マイボーム腺および開口部内の閉塞を緩ませるには設定3が臨床的に有効であることが示された。
設定 振動数(Hz) 振動振幅(インチ/μm)
1 51 .001インチ(25.4μm)
2 118 .004インチ(100μm)
3 165.5 .0062インチ(157.5μm)
閉塞は、腺壁から緩められた後で、患者にほとんどまたはまったく痛みまたは不快感を生じさせないように開口部Oを通過するように処置される。これは、閉塞が開口部を容易に(または開口部の痛みを伴わない最小限の拡張により)通過するように、好ましい作業範囲を摂氏40度(40℃)から摂氏47度(47℃)までとし、所望のモダリティを摂氏42度(42℃)から摂氏46度(46℃)までとする、摂氏37度(37℃)から摂氏50度(50℃)の範囲まで加熱して閉塞を軟化または液化させることによって達成され得る。加熱のモダリティには、事前に選択された期間にわたって加えられる、熱伝導、熱対流、超音波エネルギー、レーザエネルギー、RFエネルギー、熱源からの直接および/または間接の伝達、ならびにマイクロ波エネルギーのうちの1つまたは複数により供給される伝導、対流および放射が含まれ得る。上記モダリティの中には、加える振幅、強さおよび長さを変動させることにより、閉塞を破断し、または細分化するのに用いられ得るものもある。閉塞が実際に、閉塞性物質を流動性、液体または半液体の状態に変えるのに十分な温度に達するように、加熱時に、当業者にはよく知られている閉ループフィードバック制御システム(図示せず)を用いて眼瞼に近接して温度が測定されてもよいことが分かるであろう。
軟化され、細分化され、または破断された閉塞の絞り取りは、針、顕微針、吸い出し/吸引、バキューム、圧力または圧縮のうちの1つまたは複数により達成される。本発明の一実施形態は、腺開口部に配置される吸引システムであり、軟化され、緩められまたは液化された閉塞または閉塞の断片の成分を吸い出すのに用いられ、必要に応じて、または代替として、吸引を用いて腺開口部から出る際に閉塞を収集するための吸い出しに用いられる。臨床的に有効であるように、閉塞を絞り取り、搾り出すための上記モダリティは、調節された方法で、すなわち反復可能な方法で施されるべきである。
閉塞した腺管Cの詰まりを除去する装置を、図3Aに概略的に示す。装置は、望むとおりに直流(電池駆動)とすることも、交流(コンセント)とすることもできる電源100を備える。電源100は、全体を200で示す、電源オン/電源オフスイッチ210を含むコントローラに接続されている。コントローラ200は、閉塞を緩ませるために腺に外力を加える手段220を含む。手段220は、事前に選択された振動数、事前に選択された振幅で振動するように構成されたプローブ230を含む。プローブ230は、必要に応じて、可聴振動数または超音波振動数で振動する。加えて、当業者にはよく知られている、プローブ出力の振動数240と振幅250とを変動させる手段も設けられている。また、閉塞に調節された外力または調節されたエネルギーを加える手段220は、流体ジェット、空気流動、水流動、マイクロ波エネルギー、針、顕微針、レーザエネルギー、RFエネルギー、吸い出し、吸引、バキューム、圧力、圧電、および圧縮を含んでもよい。
次に図3Bを見ると、図4Cで眼瞼上の所定位置に置かれている小型超音波プローブ230(特にプローブ先端部)が示されている。プローブ230は、閉塞を緩ませ、液化し、かつ/または破断するために皮膚を通して閉塞Pに超音波振動エネルギーを送るように構成されている。より具体的には、(信号の振動数と振幅を調整して)プローブ出力を閉塞Pが共振するように同調させることによって、エネルギーが閉塞に効率よく伝達され、閉塞Pの共振が周囲組織への最小限のエネルギー伝達で生じる。場合によっては、振動だけで閉塞Pの特性が十分に変化し、勢いよく瞬目することで閉塞残遺物が滲出することもある。
振動に加えて、管Cを開くために別の力、エネルギー、吸い出しおよび/または化学薬品/薬物を使用することもできる。プローブはさらに、(図4Cに詳細に示す)腺管Cに吸い出し、吸引作用またはバキュームを導入して閉塞残遺物を排出させる吸い出し手段260を備えてもよい。代替として、振動の代わりに、または振動に加えて、熱および吸い出し作用が用いられてもよい。
本発明の別の態様では、プローブ230は、プローブが組織に当てられたときに、組織を介した熱伝達により閉塞Pを軟化させ、液化し、または溶解するのを助長する、前述の範囲内の比較的正確な量のエネルギーを供給するように調節され得る、固体加熱素子などの加熱手段270を備える。
本発明の第2の実施形態(図5)は、腺開口を覆っている任意の細胞または細胞物質を除去するのにマイクロ皮膚剥離法(microdermabraision)または剥離を用いる。マイクロ皮膚剥離法は、皮膚科で死んだ皮膚細胞を除去するのに使用するために開発された過程である。図5に示すように、プローブまたは先端部330は、皮膚をこするように構成された研磨面310を備える。使用される研磨材は普通、当業者ではよく知られている、ダイアモンド粉またはその他の適切な材料である。中央内腔325を有する内管320は、空気などの流体をポンプで送り込むための開口330を画定する穴を含む。外装335は、管320を取り囲むものであるが、その下端部は管よりわずかに下に延在し、研磨面310から間隔を置いて配置されており、それぞれの管320、335の下端部の間には隙間が画定されている。外装は、以下で述べるように動作する吸い出し、バキューム、および/または吸引に接続されている。
処置に際して臨床医は、研磨先端部310を腺開口部に接するように配置し、先端部と皮膚の間に密封を生じさせる。プローブ330の動きにより先端部の底面の研磨材310が皮膚から細胞を剥離させ、吸い出し、吸引またはバキュームにより、腺開口の近傍から細胞物質が絞り取られる。加えて、閉塞によっては、吸い出し、吸引および/またはバキュームだけで十分に閉塞が絞り取られることもある。
また、マイクロ皮膚剥離先端部には、先端部付近の外装335内に配置され得る加熱素子340といった別の機構が設けられてもよい。加えて内管320は、前述のように閉塞に超音波エネルギーを送ることができるように装備することもできる。
本発明の別の実施形態は、腺縁を清浄にし、マイボーム腺開口部から細胞を除去し、または剥離するのに化学薬品を用いる。例えば、腺開口部から上皮細胞を除去するのを助長するのに、Ophthaine(R)や類似の薬物が用いられる。図5に示すのと同様のプローブが用いられ得る。ただし、内管は化学薬品を送出し、外装によって施される吸引を使って、使用済みの化学薬品と細胞物質の混合が腺縁から排出される。同様に、前述の加熱および振動機構も含まれてもよい。
本発明の別の実施形態は、腺に接触せずに閉塞Pに振動および/または熱エネルギーを送る。1つの可能なエネルギー源が、チタン、アルゴン、クリプトンまたはマイクロ波エネルギーにより供給されるレーザ光である。閉塞の絞り取りは前述の手段により達成される。
本発明の第3の実施形態は、図6A、図6Bおよび図7に示すように、マイボーム腺の正面または背後に配置されたローラ(またはドラム)375によって組織に加えられる圧力を用い、ローラはマイボーム腺に一定の調節された圧力を加えて「搾り出し」型の力を加え、閉塞を押し出して腺を正常な分泌レベルに戻す。ローラは、本明細書で述べるように作用する熱、吸い出し、バキューム、および/または吸引に接続することができる。
処置に際して、医師はローラ375を、眼瞼の内側、外側、または両側に接するように配置する。ローラ375の側方運動により腺に圧力が加わって閉塞が除去される。代替として、吸い出し、吸引および/またはバキュームを加えて、腺開口の近傍から閉塞および物質を絞り取ることもできる。加えて、閉塞によっては、吸い出し、吸引および/またはバキュームだけで十分に閉塞が絞り取られることもある。
またローラには、図6Aに示すように外装の先端部付近に配置され得る調節された加熱素子(図示せず)などの追加機構が設けられてもよい。加えてローラ375は、前述のように閉塞に超音波エネルギーを送ることができるように装備することもできる。
図8に、全体を400で示す、構築された手持ち式吸引システムのプロトタイプを示す。システムは、配管430が接続された吸引ポンプ420に電力を供給するAC電源410を備える。配管430の反対端にはプローブ440が接続された。直径1mmの、200ミクロンの開口部を有する先端部450がプローブ440の端部に取り付けられた。プローブ末端460は、腺開口部に人間工学に基づいて接するように湾曲していた。使用に際し、先端部450が腺開口部にまたは腺開口部に近接して配置され、加えられるバキュームを使って、閉塞が開口部から出る際に閉塞が収集され、または代替として、バキュームが閉塞の滲出を助長するのに用いられてもよい。
図9に、全体を500で示す、構築された手持ち式装置の別のプロトタイプを示す。システムは、臨床医により片手で容易に保持され得る柄530の中に収容された電磁石(図示せず)に電力供給する電源510を備える。往復運動のために、電磁石の出力にロッド540が取り付けられている。ロッド540の運動の行程または量は0.5mmである。ロッド540の端部には、ロッド540の軸に対して実質的に直交する背板550が取り付けられている。さらに、ロッド540にはレバー560が枢動可能に取り付けられており、ローラ570を動かすように働く。背板550には、加熱手段または加熱器580が取り付けられている。また加熱器580は、適切な電源も備える。操作に際して、装置は、背板550が角膜と眼瞼の裏面の間に位置するように配置される。レバー560は、ローラ570が眼瞼の正面と接するように動かされる。ローラの円弧は、背板とローラの間で眼瞼が圧搾されるような形状である。臨床医は、閉塞を軟化させるために、背板とローラとに、事前に選択された期間にわたって張力を加えようとしてもよい。所望の温度に到達した後で、さらにレバー560に圧力を加えて、ローラをマイボーム腺の下部(開口部から離れた末端)から腺の上部に動かし、「搾り出し型」の動作で腺から閉塞を滲出させる。したがって、閉塞したマイボーム腺を開く反復可能な調節を伴う方法が提供される。
図10Aから図10Cに示す実施形態では、本発明のプロトタイプは、全体を600で示す手持ち式装置である。装置は、前述のものと同様に、電池などのDC電源とすることもAC電源とすることもできる電源610を備える。電源610はハウジング620内に置かれる。電源610は、やはりハウジング620内に位置し、人間工学に基づく角度で取り付けられている音響増幅器630(例えば小型音声スピーカなど)に電力供給する波形発生器625に電流を供給する。音響増幅器630は、0から200Hzの振動数、0.25mmから5mmまでの範囲の振幅の波として振動するようにプログラムされている。初期実験では、3から4mmの振幅、60Hzから125Hzの振動数の自由空気が十分に許容され、10から30秒間加えた後に、眼瞼/腺を自然にしびれさせるように見える。音響増幅器630の上には、その上に浮かせた、増幅器625を囲む、増幅器625から直角に延びた円錐形のハウジング640を含む環635が、機能するように取り付けられている。ハウジング640の端部は、様々な先端部650を取り付けるように構成されている。例えば先端部は、クレードル665内で回転するように取り付けられたローラ655を備える。さらに先端部650は、閉塞を軟化させるように働く調節加熱素子(図示せず)を含むように改変されてもよい。他の先端部構成には、腺からの閉塞の搾り出し後に閉塞を収集するバキュームや、様々な接触領域および結果として生じる力を加える異なる先端部構成が含まれてもよい。したがって、閉塞には実際には2つの力が加えられ、第1の力は腺に加わる装置自体の重さに、保健医療提供者が腺を押すことによるさらなる圧力が合わされたものであり、これに、先端部650の振動または脈動を生じさせる力により腺に届けられる別の間欠的な力が加わることが分かる。第1の力は、固定の絶えず加えられる力または事前に選択された最高値まで増大する力とすることができる。試験の示すところでは、以上の方法を使用すれば、すなわち、マイボーム腺への第1の力とマイボーム腺への第2の脈動する力を加えれば、患者に知覚される痛みのレベルが低いままで、より大量のエネルギーを閉塞に送ることが可能になる。これは、眼窩のまわりの局在的神経刺激の度合が全体としてより低いことの結果であると考えられる。また、腺を加熱することは、閉塞の搾り出しの前に閉塞の軟化が必要とされる場合にも有益である。
本発明の別の実施形態を図11Aから図11Eに示す。図11Aから図11Eでは、治療装置は、全体を700で示す、治療機構を眼瞼に近接して位置させる頭部装着用装置である、本明細書で「ハイドロオキュレータ(hydro−oculator)」と呼ぶ保護眼鏡様の装置に組み込まれている。ハイドロオキュレータ700は、両側に(弾性のものとすることのできる)ヘッドバンド710が連結されている柔軟なフレーム705を備える。フレーム705の下部には、装置が使用されるときに頬骨の上に被さるように構成されている角度のついた脚725を備える成形ハウジング720が連結されている。さらに、本明細書でブラダー730と呼ぶ、膨張可能な流体または気体不浸透性容器が、ハウジングと下眼瞼の間の隙間によって画定される空洞内に配置されている。本明細書でまとめて「媒体」(図示せず)と呼ぶ流体または気体を各々のブラダー730に出し入れする運動を円滑化するポンピング機構が設けられている。本発明によれば、患者は、図11Cから図11Eに詳細に示すように、成形ハウジング730の脚725が上部頬骨の上にのるように自分の頭部にハイドロオキュレータ700を位置決めする。眼瞼に0から50ポンド/平方インチ(50psi)までの範囲の圧力を加えるために、調節された加熱媒体がポンプでブラダー730に送り込まれ、ブラダー730の一部を膨張させる。加熱媒体(水性溶液が好ましい)を含むブラダーは、閉塞を軟化させるために、事前に選択された期間(最大30分まで)にわたってマイボーム腺上の眼瞼に位置決めされる。熱源を眼瞼と直接接するように配置し、それによって熱源が熱エネルギーをマイボーム腺に伝達することが望ましい。これとは対照的に、従来技術では開いた眼の前の限定された空間を加熱し、その場合熱が水晶体などの眼球構造に伝達される可能性もあり、このため白内障形成のおそれが生じる。その後ブラダーは、閉塞に加わる力が腺の下部から最上部または開口端部へと増大し、閉塞が「搾り出し」型の動作で腺から搾り出されるように、事前に選択された最大値までゆっくり膨張する。搾り出しは、0から5ヘルツまで(0から5Hz)の間の事前に選択された振動数で、事前に選択された期間、普通は30分以下にわたって行われる。加えて、腺からの閉塞の滲出をさらに円滑化するために、媒体が「脈動」、すなわち搾り出すようにブラダーから出し入れされる。また脈動は、ブラダーに外力を与え、流体を介して腺に力を伝達することによって達成されてもよい。脈動は、0から100ヘルツまで(0〜100Hz)の間の事前に選択された振動数で、事前に選択された期間、普通は30分以下にわたって加えられる。閉塞を軟化させるのを助長するためにマイボーム腺に化学薬品または薬物が挿入されてもよく、閉塞を除去するのを助けるために前述の絞り取りモダリティのいずれかがさらに用いられてもよい。
本発明の別の実施形態は、腺縁を清浄にして腺開口部から細胞を除去し、または剥離するのに化学薬品または化学物質を用いる。図5に示すのと同様のプローブが用いられ得る。ただし、外部ドラムまたはローラは化学薬品を送り込み、外装によって加えられる吸引は、使用済みの化学薬品と細胞物質の混合を腺縁から排出させるのに使用される。同様に、前述の加熱機構および振動機構が含まれてもよい。
本発明の別の実施形態は、腺に接触せずに閉塞Pに振動および/または熱エネルギーを送る。1つの可能なエネルギー源は、チタンサファイア、アルゴン、クリプトン、RFエネルギーまたはマイクロ波エネルギーによって供給されるレーザ光である。閉塞の絞り取りは前述の手段によって達成される。
本発明の別の実施形態は、閉塞が自然に絞り出され、正常な腺の分泌を回復させる、腺または腺開口部を開き、または拡張させるための化学薬品または薬物の使用を行う。代替として、化学薬品または医薬品は、閉塞を軟化させ、または細分化するのにも使用され、そのような閉塞が前述のような装置またはこれらの組み合わせを使って絞り出されることもある。また、化学薬品または薬物は、装置と共に治療後に使用されてもよい。腺が開いた後で、化学薬品または薬物を使って正常な生成または分泌が改善され、腺が遮断されていない状態に維持されてもよい。
また、マイボーム腺管と開口部の拡張を用いて腺壁から閉塞が緩められ、または剥がされてもよい。拡張は、化学的、薬理学的、または機械的手段によって達成され得る。
また、マイボーム腺の刺激を、前述の他のモダリティと共に用いて閉塞が緩められ、または破断されてもよい。
本明細書では前述のように、本発明を、眼のマイボーム腺に関連する各図と併せて詳細に説明している。本発明の原理は、様々な病気を治療するために、人体の他の腺に対しても、また潜在的には、高価な飼いならされた家畜に対しても同等の効能で加えられ得ることを読者は理解するであろう。

Claims (86)

  1. 眼瞼内のマイボーム腺の閉塞の存在により眼への自発的な分泌の流れが遮断されるヒトのドライアイを治療する方法であって、
    閉塞を軟化させるステップと、
    眼瞼に調節された力を加えてマイボーム腺から閉塞を滲出させるステップと
    を含む、方法。
  2. 軟化させるステップが、眼瞼に調節された熱エネルギーを加えて閉塞を約37℃と約47℃の間の温度まで加熱することを含む、請求項1に記載の方法。
  3. 加えられる熱エネルギーが、伝導、対流および放射からなるモダリティの群より選択される、請求項2に記載の方法。
  4. 軟化させるステップが、閉塞が約37℃と約47℃の間の温度まで加熱されるように、眼瞼の表面に熱を含む媒体を当て、媒体を加熱するステップをさらに含む、請求項2に記載の方法。
  5. 媒体が流体である、請求項4に記載の方法。
  6. 媒体が気体である、請求項4に記載の方法。
  7. 閉塞が約42℃と約46℃の間の温度まで加熱される、請求項4に記載の方法。
  8. 熱を含む媒体が眼瞼に近接して位置決めされたブラダーに含まれ、含まれる媒体を脈動させてマイボーム腺から閉塞を滲出させるステップをさらに含む、請求項4に記載の方法。
  9. 脈動させるステップが、事前に選択された量の媒体を移動させて容器に出し入れするステップを含む、請求項5に記載の方法。
  10. 脈動させるステップが、反復的な外力を容器に加えること、および媒体を介して力を眼瞼の表面とマイボーム腺内とに伝達することを含む、請求項6に記載の方法。
  11. 脈動させるステップが1000Hz未満の振動数で加えられる、請求項6に記載の方法。
  12. 脈動させるステップが約0Hzから約50Hzまでの振動数で加えられる、請求項6に記載の方法。
  13. 閉塞の軟化もマイボーム腺に加えられる力も、手持ち式装置を用いて加えられる、請求項1に記載の方法。
  14. 眼瞼のマイボーム腺内の閉塞の存在により眼への自発的な分泌の流れが遮断されるヒトのドライアイを治療する方法であって、
    眼瞼に熱エネルギーを加えて閉塞を約37℃と約47℃の間の温度まで加熱することによって閉塞を軟化させるステップと、
    眼瞼に第1の力を加えるステップと、
    第1の力を加え続けながら眼瞼に第2の脈動する力を加えるステップと
    を含む方法。
  15. 閉塞を軟化させるステップが、眼瞼の表面に当てられた加熱媒体から腺への熱エネルギーの伝導を含む、請求項14に記載の方法。
  16. 第1の力が、加熱媒体を眼瞼の表面に当てることを含む、請求項14に記載の方法。
  17. 加熱媒体が眼瞼の表面に近接して位置決めされたブラダー内に含まれ、ブラダーが眼瞼の表面に第1の力を加えるために事前に選択されたサイズまで膨張可能である、請求項16に記載の方法。
  18. 第1の力が絶えず加えられ、事前に選択された最大値まで増大する、請求項17に記載の方法。
  19. 第2の脈動する力が1000Hz未満の振動数で加えられる、請求項18に記載の方法。
  20. 第2の脈動する力が約0Hzから約50Hzまでの振動数で加えられる、請求項18に記載の方法。
  21. 第2の脈動する力が、事前に選択された速度で媒体をブラダーに出し入れする運動によって加えられる、請求項18に記載の方法。
  22. 腺に化学薬品または薬物を加えるステップをさらに含む、請求項14に記載の方法。
  23. 眼瞼のマイボーム腺内の閉塞の存在により眼への自発的な分泌の流れが遮断されるヒトのドライアイを治療する方法であって、
    眼瞼に、眼瞼の表面に当てられた膨張可能なブラダーに含まれる加熱媒体からの伝導によって送られる熱エネルギーを加えて、閉塞を約37℃と約47℃の間の温度まで加熱することにより閉塞を軟化させるステップと、
    ブラダーを眼瞼に近接して位置決めし、ブラダーを選択的に膨張させることにより眼瞼に第1の力を加えるステップと、
    ブラダーに脈動する力を加えることにより眼瞼に第2の脈動する力を加えるステップと
    を含む、方法。
  24. 脈動する力が、事前に選択された振動数で流体の一部分をブラダーに出し入れする運動を含む、請求項23に記載の方法。
  25. 眼瞼のマイボーム腺内の閉塞の存在により眼への自発的な分泌の流れが遮断されるヒトのドライアイを治療する装置であって、
    眼瞼に、眼瞼の表面に当てられた膨張可能なブラダーに含まれる加熱媒体からの伝導によって加えられる熱エネルギーを加えて、閉塞を約37℃と約47℃の間の温度まで加熱することにより閉塞を軟化させる加熱手段と、
    ブラダーを眼瞼に近接して位置決めし、ブラダーを選択的に膨張させることにより眼瞼に第1の力を加える手段と、
    ブラダーに脈動する力を加えることにより眼瞼に第2の脈動する力を加える手段と
    を備える、装置。
  26. 眼瞼のマイボーム腺内の閉塞の存在により眼への自発的な分泌の流れが遮断されるヒトのドライアイを治療する装置であって、
    眼瞼に、眼瞼の表面に当てられた膨張可能なブラダーに含まれる加熱媒体からの伝導によって加えられる熱エネルギーを加えて、閉塞を約37℃と約47℃の間の温度まで加熱することにより閉塞を軟化させる加熱手段と、
    ブラダーを眼瞼に近接して位置決めし、ブラダーを選択的に膨張させることにより眼瞼に調節された力を加える手段と
    を備える、装置。
  27. 眼瞼のマイボーム腺内の閉塞の存在により眼への自発的な分泌の流れが遮断されるヒトのドライアイを治療する方法であって、
    眼瞼に熱エネルギーを加えて閉塞を約37℃と約47℃の間の温度まで加熱することによって閉塞を軟化させるステップと、
    眼瞼に調節された力を加えるステップと
    を含む、方法。
  28. 治療の期間が0分から30分である、請求項27に記載の方法。
  29. 期間が0分から30分までの範囲内になるように選択可能である、請求項27に記載の方法。
  30. 腺管内の閉塞の存在により腺からの自発的な分泌の流れが遮断されるヒトの腺機能不全を治療する方法であって、
    閉塞に熱エネルギーを加えることにより閉塞を軟化させるステップと、
    腺に調節された力を加えることにより閉塞を絞り取るステップと
    を含む、方法。
  31. 加えられる熱エネルギーが閉塞を約37℃と約50℃の間の温度まで加熱する、請求項30に記載の方法。
  32. 加えられる熱エネルギーが閉塞を約42℃と約46℃の間の温度まで加熱する、請求項30に記載の方法。
  33. 加えられる熱エネルギーが、伝導、対流および放射からなる調節熱発生モダリティの群より選択される、請求項30に記載の方法。
  34. 調節された力が、腺に加えられる電気機械力を含む、請求項30に記載の方法。
  35. 電気機械力が脈動する力である、請求項34に記載の方法。
  36. 電気機械力が、腺から閉塞を搾り出して滲出させるように加えられる脈動する力である、請求項34に記載の方法。
  37. 脈動する力が事前に選択された振動数で加えられる、請求項36に記載の方法。
  38. 事前に選択される振動数が1000Hz未満である、請求項37に記載の方法。
  39. 事前に選択される振動数が約50Hzから約500Hzまでである、請求項37に記載の方法。
  40. 脈動する力が、約60Hzから約300Hzまでの振動数で加えられる、請求項37に記載の方法。
  41. 脈動する力が0.1mmから5.0mmまでの振幅を有する、請求項38に記載の方法。
  42. 脈動する力が約0.5mmから1.5mmまでの振幅を有する、請求項38に記載の方法。
  43. 脈動する力が約1.00mmの振幅を有する、請求項38に記載の方法。
  44. 調節された力が絶えず加えられ、事前に選択された最大値まで増大する、請求項30に記載の方法。
  45. 腺に加えられる第2の脈動する力をさらに含む、請求項44に記載の方法。
  46. 第2の脈動する力が、約60Hzから約300Hzまでの振動数で加えられる、請求項45に記載の方法。
  47. 脈動する力が0.1mmから5.0mmまでの振幅を有する、請求項46に記載の方法。
  48. 調節された力が、腺に振動する先端部が当てられることを含む、請求項30に記載の方法。
  49. 振動する先端部が、閉塞を約37℃と約55℃の間の温度まで加熱するのに十分な温度に維持される、請求項48に記載の方法。
  50. 第1の調節された力が眼瞼に当たる先端部の圧力であり、第2の脈動する力が先端部振動によって伝達される振幅エネルギーである、請求項49に記載の方法。
  51. 腺管内の閉塞の存在によりマイボーム腺からの自発的な分泌の流れが遮断されるヒトの眼のマイボーム腺機能不全を治療する方法であって、
    閉塞に熱エネルギーを加えて閉塞を約37℃と約47℃の間の温度まで加熱することにより閉塞を軟化させるステップと、
    腺に調節された力を加えるステップと、
    腺に第2の調節された脈動する力を加えて腺から閉塞を搾り出すように滲出させるステップと
    を含む、方法。
  52. 個々の調節された力および第2の調節された力が振動する先端部を用いて加えられる、請求項51に記載の方法。
  53. 振動する先端部が閉塞に熱エネルギーを伝達するために加熱される、請求項52に記載の方法。
  54. 眼瞼のマイボーム腺内の閉塞の存在により眼への自発的な分泌の流れが遮断されるヒトの眼のマイボーム腺機能不全を治療する方法であって、
    眼瞼に治療装置を結合するステップと、
    調節された熱を用いて閉塞を軟化させるステップと、
    眼瞼に調節された力を加えるステップと
    を含む、方法。
  55. 眼瞼表面に加えられる結合された調節エネルギー力が、眼瞼を搾り出すように圧搾してマイボーム腺から閉塞性物質を滲出させる、請求項54に記載の方法。
  56. 加えられる調節された熱エネルギーが、伝導、対流および放射からなる熱発生モダリティの群より選択される、請求項54に記載の方法。
  57. 調節された熱エネルギーが温度測定制御フィードバックループによって維持される、請求項54に記載の方法。
  58. 加熱するステップが、閉塞を約37℃と約47℃の間の温度まで加熱することをさらに含む、請求項54に記載の方法。
  59. 腺管内の閉塞の存在によりマイボーム腺からの自発的な分泌の流れが遮断されるヒトの眼のマイボーム腺機能不全を治療する装置であって、
    閉塞に熱エネルギーを加えて閉塞を約37℃と約47℃の間の温度まで加熱することにより閉塞を軟化させる加熱手段と、
    腺に調節された力を加える手段と、
    腺に第2の調節された脈動する力を加えて腺から閉塞を搾り出すように滲出させる手段と
    を備える、装置。
  60. 眼瞼のマイボーム腺内の閉塞の存在により眼への自発的な分泌の流れが遮断されるヒトのドライアイを治療する方法であって、
    眼から眼瞼を持ち上げるステップと、
    閉塞を軟化させるステップと、
    眼瞼に調節された力を加えるステップと
    を含む、方法。
  61. 調節された力が、眼瞼を搾り出すように圧搾してマイボーム腺から閉塞性物質を滲出させるために眼瞼表面に結合されたエネルギー源を有する、請求項60に記載の方法。
  62. 眼瞼に調節された力が加わるとマイボーム腺から閉塞性物質が搾り出されるように、眼瞼が結合面と運動伝達面との間に位置決めされる、請求項61に記載の方法。
  63. 軟化させるステップが、閉塞に熱エネルギーを加えることを含む、請求項60に記載の方法。
  64. 加えられる熱エネルギーが、伝導、対流および放射からなる熱発生モダリティの群より選択される、請求項63に記載の方法。
  65. 加熱するステップが、閉塞を約37℃と約47℃の間の温度まで加熱することをさらに含む、請求項60に記載の方法。
  66. 眼瞼を搾り出すように圧搾してマイボーム腺から閉塞性物質を滲出させるために眼瞼表面に結合されたエネルギー源がローラを備える、請求項61に記載の方法。
  67. 結合面と運動伝達面とが、眼瞼に調節された力が加わるとマイボーム腺から閉塞性物質が搾り出されるように眼瞼に加わる圧力を変動させるように相互に対して調整可能である、請求項62に記載の方法。
  68. 眼瞼に調節された力を加えるステップが手持ち式装置を用いて行われる、請求項60に記載の方法。
  69. 眼瞼のマイボーム腺内の閉塞の存在により眼への自発的な分泌の流れが遮断されるヒトのドライアイを治療する方法であって、
    眼から眼瞼を持ち上げるステップと、
    熱エネルギーを加えて閉塞を固体から流動状態にするのに十分な温度まで閉塞を加熱することにより閉塞を軟化させるステップと、
    眼瞼に調節された力を加えるステップと
    を含む、方法。
  70. 閉塞が約42℃と約46℃の間の温度まで加熱される、請求項69に記載の方法。
  71. 調節された力が、眼瞼を搾り出すように圧搾してマイボーム腺から閉塞性物質を滲出させるために眼瞼表面に結合されたエネルギー源を有する、請求項69に記載の方法。
  72. 眼瞼に調節された力が加わるとマイボーム腺から閉塞性物質が搾り出されるように、眼瞼が結合面と運動伝達面との間に位置決めされる、請求項70に記載の方法。
  73. 加えられる熱エネルギーが、伝導、対流および放射からなる熱発生モダリティの群より選択される、請求項70に記載の方法。
  74. 結合面と運動伝達面とが、眼瞼に調節された力が加わるとマイボーム腺から閉塞性物質が搾り出されるように眼瞼に加わる圧力を変動させるように相互に対して調整可能である、請求項72に記載の方法。
  75. 眼瞼に調節された力を加えるステップが手持ち式装置を用いて行われる、請求項74に記載の方法。
  76. 調節された力が、第1の調整可能な一定の力と、第2の脈動する力とを含む、請求項70に記載の方法。
  77. 腺に薬物を加えるステップをさらに含む、請求項70に記載の方法。
  78. バキュームを加えてマイボーム腺から閉塞性物質を絞り取るステップをさらに含む、請求項70に記載の方法。
  79. 眼瞼のマイボーム腺内の閉塞の存在により眼への自発的な分泌の流れが遮断されるヒトのドライアイを治療する方法であって、
    眼から眼瞼を持ち上げるステップと、
    熱エネルギーを加えて閉塞を約42℃と約46℃の間の温度まで加熱することにより閉塞を軟化させるステップと、
    眼瞼に調節された力が加わるとマイボーム腺から軟化した閉塞が搾り出されるように眼瞼を結合面と運動伝達面の間に把持するステップと
    を含む、方法。
  80. 運動伝達面が、腺を搾り出すようにマッサージしてマイボーム腺から閉塞性物質を滲出させるローラを含む、請求項79に記載の方法。
  81. 眼瞼のマイボーム腺内の閉塞の存在により眼への自発的な分泌の流れが遮断されるヒトのドライアイを治療する方法であって、
    眼瞼に結合するステップと、
    調節された熱を用いて閉塞を軟化させるステップと、
    眼瞼に調節された力および熱を加えるステップと
    を含む、方法。
  82. 眼瞼表面に加えられる結合された調節エネルギー力が、眼瞼を搾り出すように圧搾してマイボーム腺から閉塞性物質を滲出させる、請求項81に記載の方法。
  83. 加えられる調節された熱エネルギーが、伝導、対流および放射からなる熱発生モダリティの中から選択される、請求項82に記載の方法。
  84. 調節された熱エネルギーが温度測定制御フィードバックループによって維持される、請求項81に記載の方法。
  85. 加熱するステップが、閉塞を約37℃と約47℃の間の温度まで加熱することをさらに含む、請求項81に記載の方法。
  86. 眼瞼のマイボーム腺内の閉塞の存在により眼への自発的な分泌の流れが遮断されるヒトのドライアイを治療する装置であって、
    眼瞼に結合する手段と、
    熱エネルギーを加えて閉塞を約42℃と約46℃の間の温度まで加熱することにより閉塞性物質を軟化させる調節加熱手段と、
    眼瞼に調節された力が加わるとマイボーム腺から閉塞性物質が搾り出されるように眼瞼を結合面と運動伝達面の間に把持する把持手段と
    を備える、装置。
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