JP2010500279A - 鉱物繊維の製造方法及び製造装置 - Google Patents

鉱物繊維の製造方法及び製造装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2010500279A
JP2010500279A JP2009524101A JP2009524101A JP2010500279A JP 2010500279 A JP2010500279 A JP 2010500279A JP 2009524101 A JP2009524101 A JP 2009524101A JP 2009524101 A JP2009524101 A JP 2009524101A JP 2010500279 A JP2010500279 A JP 2010500279A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gas
fuel
combustion chamber
combustion
circulating
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2009524101A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5574708B2 (ja
Inventor
ラース エルメキレ ハンセン
ピーター ビンダラップ ハンセン
ラース クレステン ハンセン
ラース ボルンド
リーフ モラー イェンセン
Original Assignee
ロックウール インターナショナル アー/エス
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ロックウール インターナショナル アー/エス filed Critical ロックウール インターナショナル アー/エス
Publication of JP2010500279A publication Critical patent/JP2010500279A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5574708B2 publication Critical patent/JP5574708B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F23COMBUSTION APPARATUS; COMBUSTION PROCESSES
    • F23CMETHODS OR APPARATUS FOR COMBUSTION USING FLUID FUEL OR SOLID FUEL SUSPENDED IN  A CARRIER GAS OR AIR 
    • F23C3/00Combustion apparatus characterised by the shape of the combustion chamber
    • F23C3/006Combustion apparatus characterised by the shape of the combustion chamber the chamber being arranged for cyclonic combustion
    • F23C3/008Combustion apparatus characterised by the shape of the combustion chamber the chamber being arranged for cyclonic combustion for pulverulent fuel
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03BMANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
    • C03B3/00Charging the melting furnaces
    • C03B3/02Charging the melting furnaces combined with preheating, premelting or pretreating the glass-making ingredients, pellets or cullet
    • C03B3/023Preheating
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03BMANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
    • C03B3/00Charging the melting furnaces
    • C03B3/02Charging the melting furnaces combined with preheating, premelting or pretreating the glass-making ingredients, pellets or cullet
    • C03B3/026Charging the melting furnaces combined with preheating, premelting or pretreating the glass-making ingredients, pellets or cullet by charging the ingredients into a flame, through a burner or equivalent heating means used to heat the melting furnace
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03BMANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
    • C03B37/00Manufacture or treatment of flakes, fibres, or filaments from softened glass, minerals, or slags
    • C03B37/01Manufacture of glass fibres or filaments
    • C03B37/04Manufacture of glass fibres or filaments by using centrifugal force, e.g. spinning through radial orifices; Construction of the spinner cups therefor
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03BMANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
    • C03B5/00Melting in furnaces; Furnaces so far as specially adapted for glass manufacture
    • C03B5/005Melting in furnaces; Furnaces so far as specially adapted for glass manufacture of glass-forming waste materials
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03BMANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
    • C03B5/00Melting in furnaces; Furnaces so far as specially adapted for glass manufacture
    • C03B5/16Special features of the melting process; Auxiliary means specially adapted for glass-melting furnaces
    • C03B5/235Heating the glass
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P40/00Technologies relating to the processing of minerals
    • Y02P40/50Glass production, e.g. reusing waste heat during processing or shaping

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Geochemistry & Mineralogy (AREA)
  • General Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacture, Treatment Of Glass Fibers (AREA)
  • Glass Melting And Manufacturing (AREA)

Abstract

【課題】鉱物溶融物を製造するためのサイクロン炉の使用において、循環式燃焼室内での燃料と燃焼ガスと高温循環ガスと間の完全な混合により、最適状態での効率を達成すること。
【解決手段】循環室ガスを含有する循環式燃焼室を準備する工程;粒状燃料流れを、燃料供給管から該循環式燃焼室内に噴射する工程;燃焼ガスを該循環式燃焼室内に噴射する工程;該粒状燃料流れを、第二ガスを第二ガス入口から該循環式燃焼室内に噴射することにより、該燃焼ガス及び該循環室ガスと混合し、そのとき、該第二ガスを該粒状燃料の流れに隣接して噴射するとともに、該第二ガスの噴射速度を、該粒状燃料の噴射速度より100m/秒以上大きくする混合工程;粒状鉱物材料を該循環室ガス中に懸濁するとともに、該粒状燃料を燃焼させ、それによって、該粒状鉱物材料を溶融して、鉱物溶融物と高温の排ガスを形成する工程;並びに、該鉱物溶融物から該高温の排ガスを分離して、該鉱物溶融物を回収する工程;を含む鉱物溶融物の製造方法。
【選択図】図1

Description

本発明は、無機粒子状材料の存在下で可燃性材料を燃焼させ、これによって溶融物を形成する鉱物溶融物の製造に関する。次いで、該溶融物を繊維化することにより、鉱物繊維を形成することができる。
繊維がガラス繊維の場合、典型的には、電気式または他の形式のタンク炉中で予め形成した溶融物プールに、無機粒状材料を添加することによって、溶融物を形成する。これは、例えば、酸化物重量規準で、10%超過のNaO+KO、3%未満のFeOとしての鉄、20%未満のCaO+MgO、50%超過のSiO、5%未満のAl、並びに、場合によっては若干量のホウ素からなる化学分析組成を有するガラス繊維の製造における化学特性、物性及び経済性に関しては妥当である。しかし、この系は、例えば、酸化物重量規準で、10%未満のNaO+KO、20%超過のCaO+MgO、3%超過のFeOとしての鉄、50%未満のSiO、場合により10%超過のAl、並びに、最大でもごく少量のホウ素からなる化学分析組成を有するロック繊維、ストーン繊維またはスラグ繊維を製造する場合、溶融温度、その他の諸物性、及び経済性に関する限り、実際的ではなく、経済的でもない。
スラグ繊維、ストーン繊維またはロック繊維のための溶融物を製造する通常の方法では、無機粒子状材料の自立的スタック(積み重ね物)を、炉内における可燃性材料の燃焼によって加熱する高炉を使用する。該スタックは、徐々に溶融するため、上から追加供給する。溶融物は、該スタックから下降して、炉の底から排出される。この目的のための通常の炉は、キューポラ炉である。
該スタックは、自立的でなければならず、かつ、該スタック中の炭素質材料の燃焼によって一般に発生する燃焼ガスに対して透過性でなければならない。したがって、スタック中の全ての材料が(該スタックが透過性であるためには)比較的粗くなければならず、かつ、高い物理的強度をもち、燃焼または溶融が十分に進むまで崩壊してはならない。これは、現実には、炭素質材料として、コークスを使用し、粒状材料として、粗粉砕ロック、ストーン若しくはスラグまたは微細な粒状材料からのブリケット(煉瓦型豆炭)を使用することを意味する。
したがって、利用できる材料が微粉砕された形でのみ入手できる場合は、型に入れて大きなかたまりに成形(ブリケット化処理)しなければならないため、コストが高くなり、作業も難しくなる。通常、ブリケット化処理では、バインダーとして石膏含有ポルトランドセメントなどのイオウ含有材料を使用するが、これは、廃ガスが、処理しなければならないイオウを高い含有量で含むことを意味する。廃ガスは、再燃焼処理しない限り、通常、HSとCOを含有する。
以上の理由やその他の理由から、一般的に、キューポラ炉からの廃ガスを再燃焼処理し、大気中に排出されるガスを環境上満足できるガスにする必要があり、かつ、アフターバーナーの使用を避けることが望ましい。
また、キューポラ炉装置や他の垂直炉装置は、炉内の条件では還元性が強く、鉄の一部が金属鉄に還元するという問題がある。このため、溶融物から金属鉄を分離する必要があり、鉱物ウールの生産量が低下し、鉄を浪費する上、鉄とスラグを含む領域に腐蝕が発生する危険が大きくなる。
別の問題は、この方法の熱効率が高くないことである。
これらの問題にもかかわらず、例えば、前記分析組成を有するロック繊維、ストーン繊維またはスラグ繊維を製造するために、キューポラ炉やその他の垂直炉を利用する方法が世界中で広く採用されている。
本件出願人の先願である国際公開第03/002469号には、該キューポラ方式の不利益を避けるか減少することができる鉱物溶融物の製造のための代替の全く異なる方式が開示されている。この方式は、予熱した燃焼空気中に粉末化した石炭またはその他の燃料を懸濁する工程と、循環式燃焼室内で、懸濁した粒状鉱物材料の存在下に、懸濁した燃料を燃焼させる工程を含んでいる。該循環式燃焼室は、その中で、懸濁した粒状材料と空気を、サイクロン循環方式またはそれに近い方式で循環させる燃焼室である。これは、一般的に、サイクロン炉と呼ばれている。
この方法によれば、鉱物溶融物及び高温の排ガスが形成される。懸濁した燃料は、粒状鉱物材料が加えられる噴射管を通して、予熱した燃焼空気中に導入される。排ガス中の環境流出問題、特に窒素酸化物(以下、「NOx」という)を伴う環境流出問題を確実に最小化するために、これらのガスを処理することができる。これらのガスは、粒状鉱物材料を溶融サイクロンに入れる前に、サイクロン予熱器中でNOx還元条件下に粒状鉱物材料と接触させることが望ましい。
サイクロン炉は、キューポラ炉またはその他の垂直炉に比べて顕著な利点を有している。燃料に関しては、キューポラ炉は、微細粒子を型に入れて大きなかたまりに成形する必要がなく、プラスチックを含む広範な燃料を使用することができる。溶融サイクロン炉を用いると、原鉱を鉄に還元する危険性がなく、かつ、環境上受容できる排ガスを放出する。溶融能力の柔軟性がキューポラ炉に比べてかなり良好であることは、全体の能力の例えば40%から100%まで、生産を容易かつ迅速に切り替えることができることを意味しており、需要の変化への応答にかかる時間が大幅に減少される。しかも、サイクロン炉での溶融は、キューポラ炉の場合よりかなり迅速であり、時間単位ではなく分単位である。
したがって、溶融サイクロン炉方式を用いることは、経済的であり、環境上も望ましく、そして、国際公開第03/002469号に開示されている方式は、具合よく作動する。しかし、この方法には、改良の余地がある。
米国特許第4,365,984号明細書も、溶融サイクロン炉を用いた鉱物ウールの製造に関するものであり、無機非可燃性成分と有機可燃性成分とを含有する粒状廃材の燃焼空気中への供給を含んでいる。この粒子流れの速度は、30〜60m/秒の領域内にあるといわれている。粒子流れが一旦燃焼領域に入ると、燃焼が生じる。
独国特許公開第19500962号公報は、燃料と酸素を導入するバーナーノズルと、溶融する粒状材料を導入する粒子ノズルとを用いた溶融サイクロン炉中での溶融生成物の製造方法を開示している。一つの態様において、該バーナーノズルは、該粒子ノズルを同心状に囲んでいる。この独国特許公開第19500962号公報には、バーナーノズルと粒子ノズルを通過する物質の相対速度についての開示がない。粒子または燃料を含まず、かつ、バーナーノズルと粒子ノズルの速度以外の速度で進む空気の導入について開示されていない。
溶融サイクロンは、その他の分野でも知られている。例えば、米国特許第4,566,903号明細書は、非鉄金属鉱の粒子流れを第一燃焼空気と混合して、反応室内に噴射し、燃焼させる熱冶金処理に関する。粒子流れの線速度は、35m/秒以上であるとされており、そこでは、発火した材料が反応室から粒子供給装置へフラッシュバックするのを防ぐために、第二空気が100m/秒以上、例えば、177m/秒の線速度で用いられている。第二空気は、該粒子流れの噴出点を取り巻く螺旋状ハウジングから噴出され、それによって、曲線路で供給される。第二の空気は、約100m/秒で走行するといわれており、粒子流れの速度と類似している。
米国特許第3,759,501号明細書では、銅の製造分野において、銅含有材料から粗銅を製造するために、サイクロン方式の精錬装置が使用されている。銅含有材料は、酸素を含むガスとともに、加圧流れとしてサイクロン容器内に導入される。該流れは、供給管内に具合よく配置され、かつ、銅含有材料を酸素と混合するがサイクロン容器内には何等の影響も及ぼさない酸素ランスを用いて造り出される。
サイクロン方式の燃焼室は、米国特許出願公開第2005/0039654号に開示されているように、エネルギー製造のための燃料の燃焼にも用いられており、そこでは、空気中石炭(coal-in-air)混合物が燃焼ゾーン内に噴射される。更なる第三のガスが、好ましくは、既存のサイクロン流れパターンを妨害することなく酸素を富化させる方法で、空気中酸素混合物に隣接して、未開示の速度で噴射される。
本発明は、特に鉱物溶融物を製造するためのサイクロン炉の使用に関し、このタイプの既存の方法の改良を目的としている。
第一の側面において、本発明は、
循環室ガスを含有する循環式燃焼室を準備する工程;
粒状燃料流れを、燃料供給管から該循環式燃焼室内に噴射する工程;
燃焼ガスを該循環式燃焼室内に噴射する工程;
該粒状燃料流れを、第二ガスを第二ガス入口から該循環式燃焼室内に噴射することにより、該燃焼ガス及び該循環室ガスと混合し、そのとき、該第二ガスを該粒状燃料の流れに隣接して噴射するとともに、該第二ガスの噴射速度を、該粒状燃料の噴射速度より100m/秒以上大きくする混合工程;
粒状鉱物材料を該循環室ガス中に懸濁するとともに、該粒状燃料を燃焼させ、それによって、該粒状鉱物材料を溶融して、鉱物溶融物と高温の排ガスを形成する工程;並びに、
該鉱物溶融物から該高温の排ガスを分離して、該鉱物溶融物を回収する工程;
を含む鉱物溶融物の製造方法に関する。
第二の側面において、本発明は、
循環式燃焼室;
該循環式燃焼室内に通じている燃料供給管;
該燃料供給管を同心状に囲み、開口部に先細ノズルを有する第二ガス入口;
該循環式燃焼室内に燃焼ガスを噴射する手段;
該循環式燃焼室内に粒状鉱物材料を噴射する手段;
溶融した鉱物材料から高温の排ガスを分離する手段;及び
鉱物溶融物を回収する手段;
を含む、本発明の第一の側面による製造方法の実施に適した装置に関する。
循環式燃焼室内で鉱物溶融物を製造するための公知技術の方式では、該循環式燃焼室内での燃料と燃焼ガスと高温循環ガスとの間の緩慢で不完全な混合により、最適状態に及ばない効率が達成されることが見出された。これは、燃料粒子の流れが該循環式燃焼室に入るとき、分散するよりもむしろ、該燃料粒子の流れが少なくとも部分的にもとのままとなり、それによって、該循環式燃焼室内で燃料粒子の「ロッド」に似ることによるものと考えられる。これは、該燃料粒子が、該循環式燃焼室内で燃焼ガス及び高温循環ガスと完全に混合されないため、即座に燃焼しないことを意味している。
さらに、該燃料粒子は、該「ロッド」の異なる領域で該循環式燃焼室内の循環流の異なる領域に入り、それ故、該循環式燃焼室内で著しく異なる滞留時間を持つことになる。これによって、該燃料粒子のかなりの部分が、該循環式燃焼室内で、完全燃焼するには短すぎる滞留時間を持つことになる。これらの粒子は、系内から完全に排ガス中に失われるか、排出ガス出口で燃焼する。これは、非効率であり、かつ、望ましくない。この技術分野での主な関心は、サイクロン炉装置の寿命にある。というのは、諸条件が非常なストレスに満ちており、殊に粒状材料が速度を持って通過する装置の各部に非常なストレスがかかるためである。これらの各部は、特に摩耗し易い。そのため、懸濁した燃料粒子が該循環式燃料室に入るときの速度を単に増大させるだけで、より均一な混合をもたらすことができるものの、該装置の摩耗が許容できない水準にまで増大することにもなる。
本発明は、粒状燃料流れに隣接して該循環式燃焼室内に噴射され、かつ、該粒状燃料よりもかなり迅速に移動する第二ガスを供給することにより、該装置の寿命を犠牲にすることなく、低燃料効率の問題を処理するものである。また、第二ガスは、該燃焼ガスよりもかなり速く移動する(10m/秒以上)ことが好ましい。第二ガスは、局部的な乱流を引き起こし、粒状燃料と燃焼ガス及び循環室ガスとの混合をもたらす。したがって、燃料粒子は、該循環式燃焼室内に分散されて、高温の循環室ガス及び燃焼ガスの両方と直ちに混合されるため、より迅速に燃焼する。該燃料粒子は、循環式燃焼ガス中によりよく分散し、循環式燃焼室内での滞留時間がより均一になるので、高い比率の燃料粒子が、該循環式燃焼室内で完全に燃焼され、鉱物溶融物の製造に寄与する。本発明は、燃料の完全燃焼を強めることにより、形成される一酸化炭素の量を減少させる。
本発明の更なる利点は、高速を有し、多くの成分を循環式燃焼室の本体内に向ける第二ガスが、該循環式燃焼室内での循環流を維持するのを助け、循環ガスの勢いを押し上げてサイクロン効果を持続することである。
好ましい態様において、第二ガスは、噴射点でガスの速度を増大させるために働くように構成されたノズルを通して該循環式燃焼室内に噴射される。これは、ガス入口の残りにおいて、より低いガス速度が必要とされることを意味する。これにより、ノズルの使用なしに達成された同じ噴出速度より、少ない摩耗を引き起こす。また、該ノズルは、該燃料流れ内に向けられる第二ガスに横方向の分力を与える。これによって、混合効果が増大する。
第二ガスは、大気圧(1バール)より高い圧力、好ましくは2〜4バールの圧力に加圧されていることが望ましい。この態様において、該ガスは、該循環式燃焼室に入る際に膨張して、乱流並びに燃料粒子と燃焼ガス及び循環高温ガスとの混合を増大させる。したがって、重要な特徴点は、第二ガスが、通常、周囲の圧力下にあるサイクロン内の圧力よりも高い圧力にあることである。特に、第二ガスの圧力が、サイクロン内のガス圧の2倍より大きいか、2倍に等しいときに、有利な混合が生じる。
第二ガスは、好ましくは噴射される。換言すれば、第二ガスは、音速で第二ガス管から流出する。この文脈において、「音波」とは、音の速度またはそれを超える速度を意味する。ガス内の温度と圧力の周囲条件下では、これは、約340m/秒またはそれを超える速度であるが、諸条件とガスの種類に実質的に依拠して変動する。重要なことは、第二ガスが、現存する特定の条件下で音速またはそれより速い速度で移動することである。そのような速度で噴射された第二ガスは、燃料効率に実質的に有益な効果を持つことが見出される。
本発明は、鉱物溶融物からの繊維の製造方法を含んでいる。回収された鉱物溶融物は、カスケード式紡糸機または紡糸カップ若しくは他の汎用の遠心式繊維化装置などの繊維化装置への流れと考えられ、繊維を形成するために繊維化され、次いで、例えばウェブとして回収され、そして、慣用手段によって不織または他の鉱物ウール製品に転換される。鉱物溶融物の組成は、一般に、繊維がスラグ繊維、ストーン繊維またはロック繊維と呼ばれているタイプになるものであるが、本発明は、ガラス繊維の製造にも使用することができる。
また、本発明は、回収された鉱物溶融物を、例えば、注型品の製造などの幾つかの全く異なる目的のために用いることができる。本発明の第二の側面は、鉱物溶融物を製造するための好ましい装置に関するものである。該装置は、その中へ通じている燃料供給管及び第二ガス入口を有する燃焼室を含んでおり、第二ガス入口は、該燃料供給管を同心状に囲み、その開口部に集束ノズルを備えている。
図1は、本発明の方法及び装置の一実施態様を示すフローダイアグラムである。
本発明における循環式燃焼室は、しばしばサイクロン炉と呼ばれるタイプの燃焼室である。冷却は、水冷が好ましい。適当なサイクロン炉の構成は、米国特許第3,855,951号、4,135,904号、4,553,997号、4,544,394号、4,957,527号、5,114,122号、及び5,494,863号明細書を含む多くの特許公報に記載されている。
本発明で用いられる粒状燃料は、一般に、炭素質材料であり、適度の発熱量を有する粒状炭素質材料であれば使用することができる。この発熱量は、比較的低くてよく、例えば、10000kJ/kgまで低くてもよく、たとえ5000kJ/kgまで低くてもよい。したがって、例えば、乾燥した下水スラッジや製紙廃棄物を使用することができる。発熱量は、高いほど好ましく、アルミニウム工業における使用済ポットライナー、石炭屑などの石炭含有廃棄物、または粉炭を使用することができる。
好ましい態様において、該燃料は、粉炭であり、若干の、通常は50%以上、好ましくは80%以上、通常はすべての石炭が、例えば、ボールミルを用いて石炭の小塊を粉砕して造られた微粉炭であることが望ましい。石炭は、最初に微粉炭または小塊として供給されるとしても、良質炭であるか、あるいは無機成分を高い割合、例えば、5〜50%で含有し、残部が炭素である廃炭であればよい。石炭は、大部分が、あるいは全体が良質炭からなるものが望ましく、例えば、瀝青炭かこれに近いもの(ASTM D388 1984)で、点火を早める揮発成分を含むものである。
燃料粒子は、望ましくは、50〜1000μm、好ましくは約50〜200μmの範囲内の粒径を有し、一般に、約70μmの平均粒径で、90%が100μm未満のものである。
該燃料は、慣用の方法により、供給管を通して循環式燃料室内に供給され、燃料粒子の流れをもたらす。これは、普通、燃料粒子が懸濁されるキャリアガスの使用を含む。キャリアガスは、望ましくは、周囲温度でフラッシュバックを避ける空気であるか、あるいは窒素のような活性の少ないガスであってよい。供給管は、好ましくは円筒状である。
燃焼ガスは、循環式燃焼室内に導入され、周囲温度とされるか、好ましくは予備加熱される。燃焼ガスが予備加熱される最高の望ましい温度は、600℃付近であり、望ましい予備加熱は、好ましくは300〜600℃の間、最も好ましくは約500〜550℃の間である。燃焼ガスは、該燃料が燃焼し得るガスであればよく、例えば、空気、酸素を富化した空気、または純粋な酸素である。それはまた、プロパンまたはメタンを含むことができるが、好ましい態様では、空気若しくは酸素である。純粋な酸素を用いる場合は、予備加熱したものであるより、周囲温度であることが望ましい。これは、その中で燃料が懸濁された供給管を通して導入することができるが、燃焼ガスが相対的に低い温度である場合に特にそうである。該燃料は、循環式燃焼室内に導入される前に、燃料管内で燃焼を開始すべきではなく(「フラッシュバック」と呼ばれる現象)、この態様では、低いガス温度が必要とされる。しかし、燃焼ガスは、該燃焼ガスを燃料と同じ領域で循環式燃焼室内に向けて、効率的な混合を行うために、燃料供給管の近くに配置することができる1つ以上の燃焼ガス入口を通して、別個に導入することが望ましい。最も望ましい態様では、該燃焼ガス入口は、下記に述べるように、該供給管と第二ガス入口を同心状に取り囲んでいる。
一緒に導入されるか否かにかかわらず、燃焼ガスと粒状燃料が循環式燃焼室内に噴射されるときの速度は、装置の摩耗を最小化するために、比較的低い(好ましくは、1〜50m/秒の間)。粒状燃料が燃焼ガス中に懸濁されている場合、該速度は、5〜40m/秒の間であることが好ましい。これらが別々に導入される場合には、粒状燃料の速度は、好ましくは20〜40m/秒であることが望ましい。第二ガスを高速で、従って高運動量で用いることにより、燃焼ガスの噴射速度を、例えば、5〜100m/秒の広い範囲にわたって、好ましくは20〜75m/秒の範囲内で変動させることができる。
本発明において、第二ガスは、循環式燃焼室内で燃料粒子を分散させる目的でも該循環式燃焼室内に噴射され、それによって、燃料粒子を燃焼ガス及び循環ガスと混合する。第二ガスは、燃料粒子が循環式燃焼室に入る点またはその近傍で、燃料粒子の流れに隣接して第二ガスを噴射すべく配置された第二ガス入口を通って噴射される。これにより、第二ガスを粒状燃料流れと接触させて、混合させる。
第二ガスが、燃料粒子の分散並びに燃焼ガス及び循環ガスとの混合を引き起こす主たる機構は、噴射速度の差である。第二ガスは、燃料粒子及び燃焼ガスより100m/秒以上の速度で噴射される。これにより、第二ガス流れと、それを取り囲む燃料粒子及び循環ガスの遅い動きとの間に剪断力が生じて、燃料粒子、燃焼ガス及び循環式燃焼室の循環ガスの流れを混乱させ、それによって、完全な混合がもたらされる。第二ガスは、例えば、空気、酸素を富化した空気、純酸素、プロパン、メタンまたは窒素など、混合効果を引き起こす如何なるガスであってもよい。
噴射に際し、第二ガスの主要な成分は、第二ガス入口から循環式燃焼室内へ直線的に真っ直ぐな噴射された方向を持続する。したがって、方向上の速さの殆ど(即ち速度)は、噴射方向となる。第二ガスは迅速に移動するため、その運動量(速度と質量流れの積)は、比較的低い量で用いられた場合でも、高い。この運動量は、サイクロン流れを維持するのを助ける。また、第二ガスは、燃料粒子流れの中への横方向に移動する少量成分を有することが好ましく、それが、迅速かつ広範囲の混合を助ける。
第二ガス入口は、燃料粒子の流れに隣接して第二ガスを噴射するため、供給管の近くであれば任意の箇所に設置してもよいが、混合効果を最適化するために、第二ガス入口は、該燃料供給管を同心状に取り囲むことが望ましい。燃焼ガスが該燃料供給管を通して導入されない場合は、燃焼ガス入口は、第二ガス入口を同心状に囲むことが望ましい。第二ガス及び燃焼ガスの各入口は、円筒状であることが好ましい。
混合効果を最適化するために、第二ガスの噴射速度は、該燃料及び燃焼ガスの噴射速度より200m/秒以上であることが望ましく、通常は、250m/秒以上、好ましくは300m/秒以上である。最も好ましい態様において、第二ガスの噴射速度は、音速、即ち音の速度以上である。音速は、温度とガスの種類によって変動する(例えば、周囲空気中での音速は約340m/秒であるが、550℃の空気では約575m/秒である)。
また、第二ガスは、加圧されていることが望ましく、循環式燃焼室内の圧力の2倍以上の圧力に加圧されていることが好ましく、2〜4バールの間にあることが好ましい。この場合、第二ガスは、循環式燃焼室に入ったときに膨張して、混合効果を更に増大させる。
高い噴射速度を達成するには、先細ノズルがガス速度を増大させるため、先細ノズルを通して第二ガスを噴射することが好ましい。このことは、ガス入口の残りでは、低いガス速度が必要とされ、それによって、ガス入口の摩耗を最小化して、装置の最大の寿命を保障することを意味している。
例えば、第二ガスを超音速に増大させる「ラバルノズル」(Laval nozzles)など、如何なるノズルであっても使用することができる。
好ましいノズルは、ガスを音速の速度に増大させるように成形されており、また、該燃料流れの中に第二ガスの成分を横方向に向けるように成形されている。ノズルの内面は、20〜40°の間の角度、好ましくは25〜35°の間の角度で集束していることが望ましい。この角度は、先細ノズルが先の入口部分から外れる場所での角度である。ラバルノズルとは対照的に、ノズルの開口は、最も狭い点であることが望ましく、それは、噴射ガスの横方向成分を増大させる。
第二ガスは、予備加熱することができるが、熱効率と加圧容易性のために、予備加熱しないことが望ましい。第二ガスは、燃焼のための酸素を供給したり、メタンまたはプロパンなどの可燃ガスにしたりすることができるが、その主目的は燃焼ガスとの混合を促進することであるから、窒素などの不活性ガスを使用することができる。本発明の方法において、最適な混合を与えるために比較的少量の第二ガスのみが必要とされ、実際、第二ガスは,一般に、予備加熱されていないため、その量は低水準に保たれるので、溶融のために必要とされる循環式燃焼室内の高温は、維持される。本発明において、第二ガスは、全噴射ガス重量の40%未満を構成することが好ましく、より好ましくは10〜30%の間を構成し、最も好ましくは、全噴射ガスの15〜20%の間である。「全噴射ガス」は、第二ガスに、循環式燃焼室内に噴射される他のガスのみならず燃焼ガスを加えたものを含んでいる。
循環式燃焼室内で溶融されて鉱物溶融物を造る粒状鉱物材料は、該室内に導入されて、その中にあるガス中に懸濁状態とされる。粒状鉱物材料が加えられる箇所は、重要ではなく、該燃料と混合して燃料供給管から噴射することができる。しかし、粒状鉱物材料を燃焼している燃料中に加えることが好ましい。これは、粒状鉱物材料を、常法に従って、例えば、循環式燃焼室の上部の入口から該室内に加えることによって達成することができる。
循環式燃焼室の中では、粉炭の燃焼が生じており、粒状鉱物材料は、ガス中で懸濁されたままで溶融物に変換される。鉱物溶融物と粒状鉱物材料は、該循環式燃焼室の内壁上に投げ出され、主として溶融物として該室を流れ落ちる。循環式燃焼室は、水平または傾斜したサイクロンであるが、しばしば垂直である。それは、鉱物溶融物を回収するためのタンク内へと下方に至る。循環式燃焼室は、多数の系で慣用のタイプの円錐形その他の制限された出口導管を通り抜けることなく、直接、該タンク内に開口することができる。何故ならば、出口として円錐形導管を設けることに何の利点もなく、該室の基部からの流れを妨害するためである。望ましくは、循環式燃焼室は、下方の回収領域に至り、そこで、鉱物溶融物は、次いで、繊維化工程での使用のために移送される。例えば、鉱物溶融物は、回収され、次いで、溝を通って排出位置まで移動し、そこから、鉱物溶融物は、繊維化紡績装置上に排出される。
該タンクは、循環式燃焼室の基部にあるか(例えば、米国特許第4,553,997号明細書で述べられているように)、あるいは、かなり高められた容積の沈降タンクである。沈降タンクは、排出ガスから鉱物溶融物の液滴が沈殿できるように十分なガス容量と、部分的に溶融しているだけであり得る粒子の溶解を強め、かつ、溶融物の均一化のために十分な溶融容積を有するべきである。例えば排ガスの温度を上げるため(特に、立ち上がりの間に)、必要に応じて、沈降タンクに余分なエネルギーを与えるためのガスバーナーや他の手段を存在させることができる。
鉱物溶融物は、例えば該タンクから流出させ、適切な場合には、流れとして溝を通って、回収され、次いで、例えば、カスケード式紡糸機または紡糸カップ若しくは他の汎用の遠心式繊維化装置などの繊維化方法を用いて、慣用手段により繊維化に付される。あるいは、注型法などの若干のその他の製造工程に流出させることができる。
高温の排ガスは、上昇し、循環式燃焼室の上部で回収される。分離した排ガス中の環境に有害なNOxの水準を最小限にするのを強めるために、排ガスを処理することが好ましい。好ましい態様において、排ガスは、サイクロン式予熱器内でNOx還元条件下に粒状材料との接触により処理される。これは、排ガス中のNOxの還元と、炉中でより用意に溶融するための粒状材料の予熱の両方の利点を有している。
NOx還元条件は、予熱器内で優勢な条件下でNOxを還元する窒素材料をサイクロン式予熱器内に含有させることにより作り出すことが望ましい。窒素材料は、予熱器に供給する高温の排ガス中に含有させるか、直接、予熱器に加えることができる。
予熱器サイクロン中に含有させる窒素材料は、アンモニア、アンモニウム化合物、アミン、または尿素が好ましい。尿素は、遊離の尿素であってもよいが、より好ましくは、尿素ホルムアルデヒド樹脂またはフェノール尿素ホルムアルデヒド樹脂などの樹脂製品である。NOx還元条件は、予熱器サイクロンに供給される廃不織鉱物ウールを粒状材料中に含ませることにより作り出すことが特に好ましい。廃不織鉱物ウールは、尿素樹脂(通常、フェノール尿素樹脂)及び/またはアンモニアまたはアンモニウム化合物(例えば、廃ウール中の樹脂用緩衝剤として)を含有している。したがって、本発明によれば、同時に、廃材料を使用することと、排ガス中のかなりの量のNOxを窒素に還元するように適当な条件下で廃材料を反応させることができる。
アンモニアまたはアンモニア誘導体若しくは他のNOx還元性化合物の量は、NOx1モル当り、好ましくは1〜4モル(より好ましくは1〜2モル、特に好ましくは1〜1.7モル)であり、還元反応は、好ましくは、800℃から1050℃の温度で行われる。反応滞留時間は、好ましくは0.3秒以上、最も好ましくは1秒以上である。典型的には、これは、サイクロン式予熱器及び/または導管系における粒状鉱物材料の滞留時間であり、排ガスが反応温度未満、例えば800℃未満に冷却されるまでの時間である。これらの条件下、好ましくは800〜1050℃の範囲内の温度で、実質的にすべてのNOxを窒素に還元することができるが、予熱機内の雰囲気は、好ましくは酸化性である。
このように、本発明の他の好ましい特徴によれば、サイクロン式予熱器のガス状雰囲気は、過剰の酸素を含み、好ましくは、ガス状雰囲気重量に基づいて、少なくとも1容量%または2容量%、より好ましくは、少なくとも4容量%であり、例えば、最大8容量%の量で酸素を含む。該雰囲気がもつ酸化性にもかかわらず、予熱器に決められた条件下において、添加アンモニアまたはその他の窒素系化合物によってNOxが還元される。
このように、予熱器は、NOx還元装置として動作すると同時に、循環式燃焼室からの硫化水素や一酸化炭素などの汚染物質を燃焼する酸化性アフターバーナーとして動作できるものである。
溶融物から分離され、次いで、サイクロン式予熱器に送られる排ガスの酸素量については、サイクロン式予熱器に存在する酸素量よりも少ないのが好ましく、したがって、空気やその他の酸素源については、予熱器内の排ガスか、溶融物と予熱器との間にある排ガスに添加するのが好ましい。
循環式燃焼室における燃焼は、化学量論比付近の燃焼か、あるいは不足当量の燃焼が好ましい。この結果、燃焼中に発生するNOx量が最小になる。酸素の可燃性材料に対する比は、一般的には0.8対1、より好ましくは0.85対0.99、最適にはほぼ0.92対0.97である。
このように、本発明による好適な方法及び装置では、炭素質粒状材料の燃焼及び粒状鉱物材料の溶融を僅かに不足当量条件で行い、かつ、排ガスを僅かに酸化性に調節し、サイクロン式予熱器で排ガスの燃焼後酸化とNOx還元の両者を一度の処理で行う。
溶融物から分離する際の排ガスの温度は、1400〜1700℃が好ましく、多くの場合1500〜1600℃が好ましい。サイクロン式予熱器に流入するガスの温度は、一般に、1000〜1500℃の範囲内にある。通常のように、この温度が溶融物から分離するときのガスの温度未満である場合、この温度低下は、ガス及び/または液体、好ましくは水での希釈により達成することができる。流入排ガスと粒状鉱物材料の割合は、サイクロン式予熱器で粒状鉱物材料が所望の温度、典型的には700℃または800℃〜1050℃に予熱されるように設定する。
予熱器サイクロンからの排ガスを使用して、炭素質材料を燃焼するための空気を予熱するが、予熱器サイクロンから流出する排ガスの温度は、一般に、800〜900℃の範囲内である。これら排ガスは、この空気を500℃以上、好ましくは600〜900℃、より好ましくは約700〜800℃の温度に予熱するために、流入する燃焼ガスとの熱交換に使用するのが好ましい。
本発明の好ましい態様について、本発明の好ましい態様を示すフローダイアグラムである添付の図1を参照しながら説明する。
塊炭は、サイロ5から供給され、ボールミル4を用いて粉砕される。次いで、粉砕された塊炭は、周囲温度でキャリア空気中に懸濁され、燃料供給管1を通して搬送され、該供給管1の末端で循環式燃焼室25内に射出される。
粒状材料は、ホッパー12及び13から供給されるが、該ホッパー13は、結合剤が尿素樹脂である不織材ウールなど、窒素源を含有する廃粒状材料を含有しているので、特に重要である。ホッパー12及び13からの各種材料は、必要に応じてボールミルや他の粉砕機で付加的に粉砕され、次いで、ブレンドされ、サイロ14内に供給され、そして、このサイロから供給装置11内に連続的に排出される。この供給装置から、これらの混合物は、サイクロン式予熱器22を通って、供給装置7から循環式燃焼室25内に供給される。
燃焼ガス(この場合は、空気)は、換気装置17から熱交換器16及び導管2を通って燃焼ガス入口3に供給され、この燃焼ガス入口から循環式燃焼室25内に噴射される。
第二ガス(この場合は、空気)は、供給源24から導管6を通ってノズル8に供給され、このノズルから循環式燃焼室25内に音速で噴射される。
循環式燃焼室25内で、第二ガスは、石炭と燃焼ガス及び該循環式燃焼室内を循環する高温ガスとの急速な混合を引き起こす。また、第二ガスは、該循環式燃焼室内に高速で導入されるため、該循環式燃焼室内でのサイクロン効果を維持する。
急速な混合に続いて、該燃料は燃焼し、そして、粒状鉱物材料は、空気中に懸濁されたままで溶融物に変換される。溶融物と粒状材料は、該循環式燃焼室の内壁上に投げ出され、主として溶融物として該循環式燃焼室を流れ落ちる。
溶融物は、流れとして、該循環式燃焼室から溝9を通って流出する(所望により、図示していない沈降タンクを通って)。次いで、溶融物は、慣用の方法により繊維化されるか、他の幾つかの製造工程に流出される。
溶融物を含まない排ガスは、循環式燃焼室25から導管10を通って取り出される。溶融されるべき殆どのまたはすべての粒状材料は、該排ガスによって予熱されるか、供給装置11によって、導管10内の排ガスの後続の流れの中に供給され、次いで、得られたガス中の懸濁物は、予備加熱器サイクロン22内を通過する。
供給装置11に近づく導管10内の排ガスは、通常、空気及び/または水(図示せず)で希釈されて、サイクロン22内の粒状材料を700から1000℃の範囲内、通常約800℃の温度に予熱するのに適した1200℃から1400℃の温度に冷やされている。
これらの排ガスは、通常、800から1000℃の範囲内、好ましくは約900℃の温度でサイクロン22を出る。これらの温度で、主として窒素へのNOxの選択的非触媒還元が生じ、導管15を通って出るサイクロン22からの排ガスは、満足すべき低NOx含量を有することになり、好ましくは実質的にNOxを含まないものとなる。
次いで、排ガスは、熱交換器16を通り、換気装置17からの燃焼空気と間接的に熱交換され、導管2を通る予備加熱された燃焼空気の望ましい流れを生じることになる。廃ガスは、通風機27を通り、次いで、濾過装置18から煙突19へと排出される。
1:燃料供給管
2:導管
3:燃焼ガス入口
4:ボールミル
5:サイロ
6:導管
7:供給装置
8:ノズル
9:溝
10:導管
11:供給装置
12:ホッパー
13:ホッパー
14:サイロ
15:導管
16:熱交換器
17:換気装置
18:濾過装置
19:煙突
22:サイクロン式予熱器
24:第二ガス供給源
25:循環式燃焼室
27:通風機

Claims (13)

  1. 循環室ガスを含有する循環式燃焼室を準備する工程;
    粒状燃料流れを、燃料供給管から該循環式燃焼室内に噴射する工程;
    燃焼ガスを該循環式燃焼室内に噴射する工程;
    該粒状燃料流れを、第二ガスを第二ガス入口から該循環式燃焼室内に噴射することにより、該燃焼ガス及び該循環室ガスと混合し、そのとき、該第二ガスを該粒状燃料の流れに隣接して噴射するとともに、該第二ガスの噴射速度を、該粒状燃料の噴射速度より100m/秒以上大きくする混合工程;
    粒状鉱物材料を該循環室ガス中に懸濁するとともに、該粒状燃料を燃焼させ、それによって、該粒状鉱物材料を溶融して、鉱物溶融物と高温の排ガスを形成する工程;並びに、
    該鉱物溶融物から該高温の排ガスを分離して、該鉱物溶融物を回収する工程;
    を含む鉱物溶融物の製造方法。
  2. 該第二ガス入口が、該燃料供給管を同心状に囲んでいる請求項1記載の製造方法。
  3. 該第二ガス入口が、第二ガスが噴射される末端部に先細ノズルを有する請求項1または2記載の製造方法。
  4. 該ノズルの内表面が、20〜40°、好ましくは25〜35°の角度で集束している請求項3記載の製造方法。
  5. 該粒状燃料の噴射速度が1〜50m/秒の間であり、該燃焼ガスの噴射速度が1〜100m/秒の間であり、かつ、第二ガスの噴射速度が該粒状燃料及び燃焼ガスの噴射速度より200m/秒以上大きい請求項1乃至4のいずれか1項に記載の製造方法。
  6. 該第二ガスの噴射速度が、250m/秒以上、好ましくは300m/秒以上、最も好ましくは350m/秒以上である請求項1乃至5のいずれか1項に記載の製造方法。
  7. 該第二ガスの噴射速度が音速である請求項1乃至5のいずれか1項に記載の製造方法。
  8. 該第二ガスの少量成分が、噴射方向から横方向に、該粒状燃料流れ中に進む請求項1乃至7のいずれか1項に記載の製造方法。
  9. 該燃焼ガスが、第二ガス入口を同心状に囲む燃焼ガス入口を通って噴射される請求項1乃至8のいずれか1項に記載の製造方法。
  10. 該燃焼ガスが、燃料供給管を通って、燃焼ガス中に懸濁している該粒状燃料と共に噴射される請求項1乃至8のいずれか1項に記載の製造方法。
  11. 該第二ガスが全噴射ガス重量の40%未満、好ましくは10〜30%の間、最も好ましくは15〜20%の間である請求項1乃至10のいずれか1項に記載の製造方法。
  12. 回収した鉱物溶融物の流れを遠心式繊維化装置に流し、溶融鉱物の流れを遠心力で繊維化して鉱物繊維を形成する付加的な工程を有する請求項1乃至11のいずれか1項に記載の製造方法。
  13. 循環式燃焼室;
    該循環式燃焼室内に通じている燃料供給管;
    該燃料供給管を同心状に囲み、開口部に先細ノズルを有する第二ガス入口;
    該循環式燃焼室内に燃焼ガスを噴射する手段;
    該循環式燃焼室内に粒状鉱物材料を噴射する手段;
    溶融した鉱物材料から高温の排ガスを分離する手段;及び
    鉱物溶融物を回収する手段;
    を含む請求項1乃至12のいずれか1項に記載の製造方法の実施に適した装置。
JP2009524101A 2006-08-15 2007-08-07 鉱物繊維の製造方法及び製造装置 Expired - Fee Related JP5574708B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
EP06254268.3 2006-08-15
EP06254268A EP1889816A1 (en) 2006-08-15 2006-08-15 Process and apparatus for making mineral fibres
PCT/EP2007/006958 WO2008019780A1 (en) 2006-08-15 2007-08-07 Process and apparatus for making mineral fibres

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010500279A true JP2010500279A (ja) 2010-01-07
JP5574708B2 JP5574708B2 (ja) 2014-08-20

Family

ID=37101976

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009524101A Expired - Fee Related JP5574708B2 (ja) 2006-08-15 2007-08-07 鉱物繊維の製造方法及び製造装置

Country Status (11)

Country Link
US (1) US20110232333A1 (ja)
EP (2) EP1889816A1 (ja)
JP (1) JP5574708B2 (ja)
CN (1) CN101558015B (ja)
CA (1) CA2660747C (ja)
EA (1) EA014464B1 (ja)
LT (1) LT2051946T (ja)
PL (1) PL2051946T3 (ja)
SI (1) SI2051946T1 (ja)
UA (1) UA91450C2 (ja)
WO (1) WO2008019780A1 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010515875A (ja) * 2007-01-15 2010-05-13 ロックウール インターナショナル アー/エス 鉱物溶融物の製造方法及び製造装置
JP2013542158A (ja) * 2010-09-01 2013-11-21 ロックウール インターナショナル アー/エス 鉱物融液を作るための方法および装置

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2078704A1 (en) 2008-01-14 2009-07-15 Rockwool International A/S Process and device for making mineral fibres
EP2105415A1 (en) * 2008-03-27 2009-09-30 Rockwool International A/S Process and apparatus for making a mineral melt
WO2013083464A1 (en) 2011-12-07 2013-06-13 Rockwool International A/S A method for recycling material when making a mineral melt
FR3037059B1 (fr) * 2015-06-02 2017-06-16 Saint-Gobain Emballage Four a injection sonique
US10669183B2 (en) * 2018-01-24 2020-06-02 Owens-Brockway Glass Container Inc. System for preheating glass melting furnace batch materials
CN109133620A (zh) * 2018-10-30 2019-01-04 袁利民 利用电解槽废渣生产玻璃制品的方法
CN115279704A (zh) 2020-01-30 2022-11-01 洛科威有限公司 制造矿物纤维的方法

Citations (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS51102009A (en) * 1974-12-16 1976-09-09 Karamubain Gurasu Co Inc Yojugarasuseiseiho oyobi garasutankugamasochi
US4566903A (en) * 1983-10-03 1986-01-28 Klockner-Humboldt-Deutz Ag Method for the pyrometallurgical treatment of fine grained solids to produce molten products
JPS6169608U (ja) * 1984-10-15 1986-05-13
JPS6269010A (ja) * 1985-09-20 1987-03-30 ル・エ−ル・リクイツド・ソシエテ・アノニム・プ−ル・ル・エチユド・エ・ル・エクスプルワテシヨン・デ・プロセデ・ジエオルジエ・クロ−ド バ−ナ装置およびガラス品製造方法
JPH05172312A (ja) * 1991-12-24 1993-07-09 Tokyo Gas Co Ltd 窒素酸化物低発生バ−ナ装置
JPH11209807A (ja) * 1998-01-21 1999-08-03 Nippon Steel Corp 高炉羽口からの微粉炭吹き込み方法及び吹き込みランス
JPH11211010A (ja) * 1998-01-30 1999-08-06 Hitachi Ltd 微粉炭ボイラの燃焼方法
JP2000146129A (ja) * 1998-11-10 2000-05-26 Iwatani Internatl Corp 酸素富化率可変バーナ
JP2001181726A (ja) * 1999-11-16 2001-07-03 Praxair Technol Inc 単一のコヒーレントジェットを創生するためのシステム
JP2005500233A (ja) * 2001-06-27 2005-01-06 ロックウール インターナショナル アー/エス 鉱物繊維の製造方法および製造装置
JP2006162109A (ja) * 2004-12-03 2006-06-22 Takuma Co Ltd ごみ焼却炉
JP2009532661A (ja) * 2006-04-03 2009-09-10 プラクスエア・テクノロジー・インコーポレイテッド 酸素燃料燃焼及び空気燃料燃焼の一体化

Family Cites Families (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3759501A (en) * 1971-12-13 1973-09-18 Kennecott Copper Corp Cyclonic smelting apparatus
US3855951A (en) * 1974-02-04 1974-12-24 Gen Electric Cyclone incinerator
US4135904A (en) * 1976-11-15 1979-01-23 Kawasaki Jukogyo Kabushiki Kaisha Premelting method for raw materials for glass and apparatus relevant thereto
US4400180A (en) * 1980-12-03 1983-08-23 Texaco, Inc. Partial oxidation process
US4365984A (en) * 1981-01-23 1982-12-28 Bethlehem Steel Corporation Mineral wool and process for producing same
EP0086599A1 (en) * 1982-02-12 1983-08-24 Redland Technologies Limited Method and apparatus for the heat processing of particulate materials
US4553997A (en) * 1984-03-05 1985-11-19 Hnat James G Process for melting glass in a toroidal vortex reactor
US4544394A (en) * 1984-03-05 1985-10-01 Hnat James G Vortex process for melting glass
US5114122A (en) * 1989-03-08 1992-05-19 Hnat James G Apparatus for heat processing glass batch materials
US4957527A (en) * 1989-03-08 1990-09-18 Hnat James G Method and apparatus for heat processing glass batch materials
US5024170A (en) * 1990-08-31 1991-06-18 General Motors Corporation External combustor for gas turbine engine
DE19500962B4 (de) * 1994-02-09 2004-09-09 Voest-Alpine Industrieanlagenbau Gmbh Verfahren und Vorrichtung zur Hochtemperaturbehandlung von feinkörnigen Feststoffen in einem Schmelzzyklon
US5494863A (en) * 1994-12-13 1996-02-27 Vortec Corporation Process for nuclear waste disposal
DE19510874A1 (de) * 1995-03-24 1996-09-26 Gruenzweig & Hartmann Verfahren und Vorrichtung zum Erschmelzen von silikatischen Recycling-Rohstoffen
US8176754B2 (en) * 2001-06-27 2012-05-15 Rockwool International A/S Process and apparatus for making mineral fibres
WO2004065849A1 (en) * 2003-01-21 2004-08-05 L'air Liquide - Societe Anonyme A Directoire Et Conseil De Surveillance Pour L'etude Et L'exploitation Des Procedes Georges Claude Process and apparatus for oxigen enrichment in fuel conveying gases
US7028622B2 (en) * 2003-04-04 2006-04-18 Maxon Corporation Apparatus for burning pulverized solid fuels with oxygen
EP1944272A1 (en) * 2007-01-15 2008-07-16 Rockwool International A/S Process and apparatus for making a mineral melt

Patent Citations (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS51102009A (en) * 1974-12-16 1976-09-09 Karamubain Gurasu Co Inc Yojugarasuseiseiho oyobi garasutankugamasochi
US4566903A (en) * 1983-10-03 1986-01-28 Klockner-Humboldt-Deutz Ag Method for the pyrometallurgical treatment of fine grained solids to produce molten products
JPS6169608U (ja) * 1984-10-15 1986-05-13
JPS6269010A (ja) * 1985-09-20 1987-03-30 ル・エ−ル・リクイツド・ソシエテ・アノニム・プ−ル・ル・エチユド・エ・ル・エクスプルワテシヨン・デ・プロセデ・ジエオルジエ・クロ−ド バ−ナ装置およびガラス品製造方法
JPH05172312A (ja) * 1991-12-24 1993-07-09 Tokyo Gas Co Ltd 窒素酸化物低発生バ−ナ装置
JPH11209807A (ja) * 1998-01-21 1999-08-03 Nippon Steel Corp 高炉羽口からの微粉炭吹き込み方法及び吹き込みランス
JPH11211010A (ja) * 1998-01-30 1999-08-06 Hitachi Ltd 微粉炭ボイラの燃焼方法
JP2000146129A (ja) * 1998-11-10 2000-05-26 Iwatani Internatl Corp 酸素富化率可変バーナ
JP2001181726A (ja) * 1999-11-16 2001-07-03 Praxair Technol Inc 単一のコヒーレントジェットを創生するためのシステム
JP2005500233A (ja) * 2001-06-27 2005-01-06 ロックウール インターナショナル アー/エス 鉱物繊維の製造方法および製造装置
JP2006162109A (ja) * 2004-12-03 2006-06-22 Takuma Co Ltd ごみ焼却炉
JP2009532661A (ja) * 2006-04-03 2009-09-10 プラクスエア・テクノロジー・インコーポレイテッド 酸素燃料燃焼及び空気燃料燃焼の一体化

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010515875A (ja) * 2007-01-15 2010-05-13 ロックウール インターナショナル アー/エス 鉱物溶融物の製造方法及び製造装置
JP2013542158A (ja) * 2010-09-01 2013-11-21 ロックウール インターナショナル アー/エス 鉱物融液を作るための方法および装置

Also Published As

Publication number Publication date
EP1889816A1 (en) 2008-02-20
JP5574708B2 (ja) 2014-08-20
CN101558015A (zh) 2009-10-14
UA91450C2 (uk) 2010-07-26
EP2051946A1 (en) 2009-04-29
CA2660747A1 (en) 2008-02-21
WO2008019780A1 (en) 2008-02-21
EA200970200A1 (ru) 2009-08-28
LT2051946T (lt) 2019-09-25
EP2051946B1 (en) 2019-07-17
CA2660747C (en) 2017-04-11
US20110232333A1 (en) 2011-09-29
PL2051946T3 (pl) 2019-11-29
SI2051946T1 (sl) 2019-11-29
EA014464B1 (ru) 2010-12-30
CN101558015B (zh) 2011-07-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5574708B2 (ja) 鉱物繊維の製造方法及び製造装置
JP5249949B2 (ja) 鉱物繊維の製造方法及び製造装置
US10040712B2 (en) Process and apparatus for making a mineral melt
JP5495794B2 (ja) 鉱物溶融物の製造方法及び製造装置
US11034606B2 (en) Method and an apparatus for making a mineral melt
JP4456861B2 (ja) 鉱物繊維の製造方法および製造装置
US8176754B2 (en) Process and apparatus for making mineral fibres
JP2015509034A (ja) 鉱物融解物を作製する場合に材料を再利用する方法
EP2611745B1 (en) An apparatus and method for making a mineral melt
EP2078704A1 (en) Process and device for making mineral fibres
RU2266872C2 (ru) Способ и устройство для изготовления минеральных волокон

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100622

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130319

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20130618

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130620

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20130625

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20130717

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130717

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130802

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20130812

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140603

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140701

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5574708

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees