JP2010287544A - 照明装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】電源部の高効率化を図ることができる照明装置を提供する。
【解決手段】第1,第2の光源モジュール1a,1bと、第1,第2の光源モジュール1a,1bに電力を供給する第1,第2の電源ユニット2a,2bと、第1,第2の電源ユニット2a,2bを制御する制御部3とを備える照明装置において、制御部3は、第1,第2の光源モジュール1a,1bの点灯状態に応じて、第1,第2の電源ユニット2a,2bのうち使用する電源ユニットの数を決定して、第1,第2の光源モジュール1a,1bに所定電力を供給するように構成してある。これにより、第1,第2の光源モジュール1a,1bの点灯状態に応じて、適切に使用する電源ユニットの数を決定することにより、使用する電源ユニットの電力を高効率である定格出力に近づけることが可能となり、第1,第2の電源ユニット2a,2bを高効率の出力範囲にて使用することができる、
【選択図】図1
【解決手段】第1,第2の光源モジュール1a,1bと、第1,第2の光源モジュール1a,1bに電力を供給する第1,第2の電源ユニット2a,2bと、第1,第2の電源ユニット2a,2bを制御する制御部3とを備える照明装置において、制御部3は、第1,第2の光源モジュール1a,1bの点灯状態に応じて、第1,第2の電源ユニット2a,2bのうち使用する電源ユニットの数を決定して、第1,第2の光源モジュール1a,1bに所定電力を供給するように構成してある。これにより、第1,第2の光源モジュール1a,1bの点灯状態に応じて、適切に使用する電源ユニットの数を決定することにより、使用する電源ユニットの電力を高効率である定格出力に近づけることが可能となり、第1,第2の電源ユニット2a,2bを高効率の出力範囲にて使用することができる、
【選択図】図1
Description
本発明は、光源部と、該光源部に電力を供給すべき複数の電源部と、該複数の電源部を制御する制御部とを備える照明装置に関する。
複数の電源部から光源部等の負荷に電力が供給されるように構成された照明装置等の装置においては、負荷に供給されるべき電力に応じて複数の電源部の出力を夫々制御するように構成してある(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に開示された複数電源の出力調整方法は、一つの負荷に対して複数の電源を接続して運転する装置において、各電源の出力をバランスがとれた出力目標値にすべく、複数の電源夫々に設けた制御部により電源毎に自律的に制御するようにしてある。このように各電源の出力を調整して複数の電源間において出力をバランスさせているから、個々の電源装置の寿命の偏りをなくすことができると共に、出力の安定性を向上させることができる。
ところで、一般に、電源部は、定格出力であるときに効率が高くなるように設計してあり、出力の低下に応じて電源効率も低下する。照明装置においては、例えば夜間の安全灯の如く、低い照度にて照明する場合、全灯状態の高い照度にて室内を明るく照明する場合等、状況に応じて、負荷である光源部の調光率を数%〜100%の範囲に亘って幅広く変更することが可能なように構成してある。
このような装置において、特許文献1に記載の複数電源の出力調整方法により電源部の出力を調整して複数の電源部の各出力をバランスさせる場合、各電源部の出力は、負荷に供給される電力の変動幅に応じて大きく変化することになる。このため、負荷に供給する電力が小さくなったときに、複数の電源部夫々の出力が低出力になり、電源部の効率が低下してしまうという問題があった。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、電源部の高効率化を図ることができる照明装置を提供することを目的とする。
本発明に係る照明装置は、光源部と、該光源部に電力を供給する複数の電源部と、該複数の電源部を制御する制御部とを備える照明装置において、前記制御部は、前記光源部の点灯状態に応じて、前記複数の電源部のうち使用する電源部の数を決定して、前記光源部に所定電力を供給するように構成してあることを特徴とする。
本発明にあっては、光源部の点灯状態に応じて、複数の電源部のうち使用する電源部の数を決定して、前記光源部に所定電力を供給するように構成してあるから、光源部の点灯状態に応じて、適切に使用する電源部の数を決定することにより、使用する電源部の電力を高効率である定格出力に近づけることが可能となり、電源部を高効率の出力範囲にて使用することができる。
本発明に係る照明装置は、前記制御部は、使用する電源部の電力の出力を定格出力に近づかせるべく、使用する電源部の数を決定するように構成してあることを特徴とする。
本発明にあっては、使用する電源部の電力の出力を定格出力に近づかせるべく、使用する電源部の数を決定するように構成してあるから、電源部を高効率の出力範囲にて使用することができる。
本発明に係る照明装置は、前記制御部は、前記光源部の点灯状態が変化して、前記光源部に供給すべき供給電力が所定電力よりも小さくなったときに、前記複数の電源部のうち少なくとも一つを停止させるように構成してあることを特徴とする。
本発明にあっては、光源部に供給すべき供給電力が所定電力よりも小さくなったときに、複数の電源部のうち少なくとも一つを停止させるように構成してある。所定電力を適切に設定することにより、使用する電源部の出力を定格出力に近づけることが可能となり、複数の電源部を高効率の出力範囲にて使用することができる。
本発明に係る照明装置は、前記制御部は、前記複数の電源部を順に使用するように構成してあることを特徴とする。
本発明にあっては、複数の電源部を順に使用するように構成してある。例えば、2つの電源部を有する場合、使用する電源部は交互になるから、複数の電源部間の総使用時間の平均化を図ることができ、電源寿命を延ばすことができる。この結果、照明装置の製品寿命を延ばすことができる。
本発明に係る照明装置は、前記制御部は、前記複数の電源部夫々の使用時間を累計し、累計された総使用時間に基づいて、前記複数の電源部のうち総使用時間の短い電源部を選択的に使用するように構成してあることを特徴とする。
本発明にあっては、累計された複数の電源部夫々の総使用時間に基づいて、複数の電源部のうち総使用時間の短い電源部を選択的に使用するように構成してある。例えば、2つの電源部を有する場合、2つの電源部のうち総使用時間が短い方を使用するから、複数の電源部の総使用時間を略等しくすることができ、電源寿命を延ばすことができる。この結果、照明装置の製品寿命を延ばすことができる。
本発明に係る照明装置は、2つの光源部と、該2つの光源部に電力を供給する2つの電源部とを備えており、該2つの電源部のうち一方の電源部を停止したときに、前記2つの光源部夫々が他方の電源部に接続されるように構成してあることを特徴とする。
本発明にあっては、2つの光源部に電力を供給する2つの電源部のうち一方の電源部を停止したときに、2つの光源部夫々が他方の電源部に接続されるように構成してある。供給電力が所定電力よりも大きいときは、各電源部により光源部に電力が供給され、供給電力が所定電力よりも小さいときは、他方の電源部のみにより2つの光源部に電力が供給されることになる。所定電力を例えば最大供給電力の50%に設定することにより、1つの電源部により2つの光源部を点灯することができ、電源部の高効率化及び省エネルギ化を図ることができる。
本発明に係る照明装置は、前記電源部は、交流電源を直流電源に変換して前記光源部に供給する電源部であることを特徴とする。
本発明にあっては、前記電源部は交流電源を直流電源に変換して光源部に供給する電源部である。前述した如く電源部を使用することにより、高効率化及び省エネルギ化を図ることが可能な、交流電源を直流電源に変換する電源部を提供することができる。
本発明に係る照明装置は、前記光源部はLEDを備えてなることを特徴とする。
本発明にあっては、光源としてLEDを用いている。例えば、光源部の点灯状態である調光率を変化させるべく、調光率に対応するデューティ比を求め、求めたデューティ比のパルス状の電力を、複数の光源部に順に供給するように構成する。この構成において、光源部の調光率に応じた供給電力に応じて、前述した如く電源部を使用することにより、少なくとも1つ少ない電源部により複数の光源部を点灯することができ、電源部の高効率化及び省エネルギ化を図ることが可能となる。
本発明によれば、電源部の高効率化を図ることができる。
以下、本発明をその実施の形態を示す図面に基づいて詳述する。図1は本発明に係る照明装置の概略構成を示すブロック図である。
本発明に係る照明装置は、光源部である第1,第2の光源モジュール1a,1bと、第1,第2の光源モジュール1a,1bに電力を供給する電源部である第1,第2の電源ユニット2a,2bと、第1,第2の電源ユニット2a,2b夫々を制御する制御部3とを備えている。なお、本実施の形態においては、第1,第2の電源ユニット2a,2bとして、同一の電源ユニットを用いている。
図2は、電源ユニットの電気的構成を示すブロック図である。第1,第2の電源ユニット2a,2bの構成は同一であるので、以下、第1の電源ユニット2aについて説明して、第2の電源ユニット2bの説明は省略する。
第1の電源ユニット2aには、100Vの商用交流電源(AC)が端子台(図示せず)を介して接続してある。端子台には、第1の電源ユニット2aを構成するヒューズ20の一端が接続してあり、これにより過電流が発生したとき、ヒューズ20が速やかに溶断するから、発煙、発火から第1の電源ユニット2aの内部部品が保護される。ヒューズ20の他端には、整流回路21が接続してあり、整流回路21は、例えば、ブリッジダイオードであり、整流回路21により商用交流電源から供給された交流電流が全波整流される。整流回路21の他端には、ノイズフィルタ回路22の一端が接続してあり、ノイズフィルタ回路22によりノイズが低減される。
ノイズフィルタ回路22の他端には、スイッチ回路23の一端が接続してある。スイッチ回路23は、トランジスタ、電界効果型トランジスタ(以下、FETという)等のスイッチング素子であり、制御IC24により与えられる信号に応じた開閉動作をなす。このスイッチ回路23により、ノイズフィルタ回路22を介して整流回路21から供給された電流が高周波の交流電流に変換される。スイッチ回路23の他端には、1次2次絶縁型のトランス25の1次側が接続してある。
トランス25の1次側に供給される交流電圧は、2つのコイル間の相互誘導を利用して交流電圧の昇降を行うトランス25により、1次側及び2次側の巻き線数比に応じた交流電圧に変換される。トランス25の2次側には、制御電源供給回路26及び光源用定電流供給回路27の一端が夫々接続してあり、制御電源供給回路26及び光源用定電流供給回路27には、トランス25にて変圧された交流電圧が夫々印加される。制御電源供給回路26の他端には、制御部3が接続してあり、制御部3には、制御電源供給回路26により整流され、平滑化された5Vの電源電圧の電力が供給される。
光源用定電流供給回路27は、トランス25により与えられた所定電圧の電力を一定電流にするように構成してあり、それ自体公知であるため詳細な説明は省略する。光源用定電流供給回路27の他端には、過電圧保護回路28の一端が接続してある。過電圧保護回路28の他端には、後述する制御部3の調光回路部が接続してある。過電圧保護回路28により過電圧が加わらないように第1の光源モジュール1aが保護される。このように構成された第1,第2の電源ユニット2a,2bにより、交流電源から直流電源に変換されて、変換された直流電源が光源部である第1,第2の光源モジュール1a,1bに供給される。
スイッチ回路23を制御する制御IC24には、LEDと該LEDからの光を受光して信号を出力する受光素子とを備えてなるフォトカプラ29が接続してある。フォトカプラ29のLEDには、制御部3により与えられた制御信号により前記LEDが発光し、該LEDからの光に応じて受光素子が出力した信号は、制御IC24に与えられる。制御IC24は、フォトカプラ29により与えられた信号に応じてスイッチ回路23のスイッチング素子の開閉動作を制御するように構成してある。
制御部3は、図1に示すように、制御用のマイクロコンピュータ(以下、マイコンと略す)31と、制御プログラム、設定内容等を記憶する記憶部32と、第1,第2の光源モジュール1a,1bを所望の調光にて点灯すべく、該第1,第2の光源モジュール1a,1bに所定波形の電流を供給する調光回路部33と、第1,第2の電源ユニット2a,2b及び第1,第2の光源モジュール1a,1b間の接続を切替える第1,第2のスイッチSW1,SW2とを備えている。なお、記憶部32として、例えばEEPROMが用いられる。
前述した各第1,第2の電源ユニット2a,2bには、第1,第2のスイッチSW1,SW2のいずれか一方を介して調光回路部33が接続してあり、調光回路部33には第1,第2の光源モジュール1a,1bが夫々接続してある。第1の光源モジュール1a及び第2の光源モジュール1bは、LED素子と、該LED素子を封止する封止樹脂と、入力端子及び出力端子とを備えてなる表面実装型LEDである。
調光回路部33は、第1,第2の光源モジュール1a,1b夫々に対する給電又は遮断を行う電界効果型トランジスタ等のスイッチング素子を備えている。この調光回路部33のスイッチング素子は、マイコン31により与えられる信号により開閉動作するように構成してある。
マイコン31は、記憶部32に記憶されている調光用の制御プログラムを読込み、例えば、リモートコントローラ等の入力装置(図示せず)からの信号に応じた調光率(点灯状態)にすべく、調光信号を生成し、生成した調光信号を調光回路部33に与える。調光信号は、第1,第2の光源モジュール1a,1bを構成するLEDの電流−輝度特性に従った電流信号であり、本実施の形態においては、所定のデューティ比のパルス信号である。
例えば、入力装置として、光源を点灯又は消灯する操作を受け付ける電源スイッチと、光源の明るさを連続的に変化させる操作を受け付けるロータリスイッチ等から構成される調光ボリュームと、これらスイッチの操作に応じた赤外線信号の送信を行う送信部とを備えてなる赤外線リモコンが用いられる。なお、入力装置は必須ではなく、例えば、入力装置を備えずに、時間に応じて自動に調光率を変更するように構成された照明装置に対しても、予め設定された調光率に応じて以下に述べる電源の制御を行うように構成することが可能である。
また、マイコン31は、第1,第2の光源モジュール1a,1bの点灯状態である前記調光率に応じて、第1,第2の光源モジュール1a,1bに供給すべき供給電力を求め、求めた供給電力と第1,第2の光源モジュール1a,1bに供給する最大供給電力(第1,第2の電源ユニット2a,2bの定格出力の合計電力と略同じ)との比較を行い、比較結果に応じて複数の電源部である第1,第2の電源ユニット2a,2bのうち使用する電源ユニットの数を決定し、この決定に応じて第1,第2の電源ユニット2a,2bの制御及び第1,第2のスイッチSW1,SW2の切替制御を行う。
マイコン31には、第1,第2の電源ユニット2a,2bのフォトカプラ29が接続してあり、マイコン31は、前述したように、フォトカプラ29に制御信号を与えて、第1,第2の電源ユニット2a,2bの制御IC24の動作を制御することにより第1,第2の電源ユニット2a,2bの使用の開始又は停止を含む出力の制御を行うように構成してある。例えば、電源ユニット2a、電源ユニット2bの使用の開始又は停止は、制御IC24から電源ユニット2a、電源ユニット2bにイネーブル信号又はディセーブル信号を送信することによって為される。
また、マイコン31には、第1,第2のスイッチSW1,SW2が接続してあり、マイコン31は、第1,第2の電源ユニット2a,2bの使用の開始又は停止の制御に応じて、これらスイッチSW1,SW2の切替を制御して、第1,第2の電源ユニット2a,2b及び第1,第2の光源モジュール1a,1b間の接続を切替えるように構成してある。このような第1,第2の電源ユニット2a,2bの制御及び第1,第2のスイッチSW1,SW2の切替制御を行うことによって、第1,第2の光源モジュール1a,1bに点灯状態に応じた所定電力が供給される。このように複数の電源ユニットのうち使用する電源ユニットの数を、光源モジュールの点灯状態である調光率に応じて決定し、光源モジュールに調光率に応じた所定電力を供給できるように構成してある。第1,第2の光源モジュール1a,1bの点灯状態に応じて、適切に使用する電源ユニットの数を決定することにより、第1,第2の電源ユニット2a,2bを高効率の出力範囲にて使用することが可能となる。具体的には、使用する電源ユニットの数は、使用する電源ユニットの電力の出力が定格出力に近づくように決定する。これは、以下に述べるように、一般に、電源ユニットは、定格出力であるときに効率が高くなるように設計してあるからである。
図3は、電源ユニットの電源出力と電源効率との関係の一例を示す図である。図3の横軸は、電源出力(%)を、縦軸は電源効率(%)を夫々示している。本発明に係る第1,第2の電源ユニット2a,2bの電源効率は、図3に示すように、電源出力の低下に伴って低下する。特に、電源出力が30%以下において、電源効率が大きく低下することが分かる。なお、電源ユニットの電源出力と電源効率との関係は、一般に、図3に示す如く、電源出力の低下に伴って電源効率が低下する傾向を示す。
本発明に係る照明装置は、このような電源ユニットの電源出力と電源効率との関係を勘案して、第1,第2の電源ユニット2a,2bの電源制御を以下の如く行うように構成してある。
図4は、照明装置の電源制御の処理手順の一例を示すフローチャートである。制御部3は、設定内容に応じて調光率を変更する(ステップS1)。なお、設定内容は、予め記憶部32に記憶してあるか、リモートコントローラ等の入力装置により入力される。
次に、調光率(点灯状態)に応じた光源モジュール1a,1bに供給する供給電力Pを求め、求めた供給電力Pが最大供給電力Pmax の50%(所定電力)よりも小さいか否かを判定する(ステップS2)。なお、最大供給電力Pmax は、調光率100%に対応しており、電源ユニット2a,2bの定格出力の合計電力と略同じである。
ステップS2において、供給電力Pが最大供給電力Pmax の50%よりも小さいと判定された場合(ステップS2:YES)、第1のスイッチSW1を、図1に示す第1の電源ユニット2aに第1の光源モジュール1aが接続してある状態から、第2の電源ユニット2bに第1の光源モジュール1aが接続してある状態になるように、切替える(ステップS3)。そして、第1の電源ユニット2aを停止して(ステップS4)、電源制御の動作を終了する。このとき生成される調光信号の一例を図5に示す。図5の横軸は時間を、縦軸は調光信号のパルス波形を夫々示している。図5の上段は、第1の光源モジュール1aに対する調光信号を、下段は、第2の光源モジュール1bに対する調光信号を夫々示している。供給電力Pが最大供給電力Pmax の50%よりも小さい場合、デューティ比は50%未満になるから、図5に示すように、複数の光源部である第1,第2の光源モジュール1a,1bに交互に電力を供給することにより、1つの電源ユニットのみによって第1,第2の光源モジュール1a,1bを点灯することができる。
一方、ステップS2において、供給電力Pが最大供給電力Pmax の50%よりも大きいと判定された場合(ステップS2:NO)、電源制御の動作をせずにそのまま終了する。
以上のように構成された照明装置においては、100Vの商用交流電源から第1,第2の電源ユニット2a,2bに交流電流が供給され、第1,第2の電源ユニット2a,2bにて所定の直流電圧に変換された一定値の直流電流が制御部3の調光回路部33を介して第1,第2の光源モジュール1a,1bに供給され、制御部3のマイコン31にて生成されたパルス信号に応じた調光回路部33のスイッチング素子の開閉動作に応じた明るさにて第1,第2の光源モジュール1a,1bが点灯することになる。この結果、照明装置は、設定された調光率にて点灯する。
このように、第1,第2の光源モジュール1a,1bに供給すべき供給電力が所定電力(最大供給電力Pmax の50%)よりも小さくなったときに、第1,第2の電源ユニット2a,2bの一方(本実施の形態においては第1の電源ユニット2a)を停止させて、他方の電源ユニット(本実施の形態においては第2の電源ユニット2b)のみで第1,第2の光源モジュール1a,1bに電力を供給するように構成してあるから、1つの電源ユニットにより2つの光源モジュールを点灯することができると共に、第1,第2の電源ユニット2a,2bを高効率の出力範囲にて動作させることができる。
なお、本実施の形態においては、図4のフローチャートに示した如く、第1の電源ユニット2aを停止するように構成してあるが、第2の電源ユニット2bの方を停止するように構成してもよい。
図6は、照明装置の電源制御の処理手順の他の例を示すフローチャートである。制御部3は、設定内容に応じて調光率を変更する(ステップS11)。
次に、調光率に応じた光源モジュール1a,1bに供給する供給電力Pを求め、求めた供給電力Pが最大供給電力Pmax の50%よりも小さいか否かを判定する(ステップS12)。
ステップS12において、供給電力Pが最大供給電力Pmax の50%よりも小さいと判定された場合(ステップS12:YES)、前回、第1,第2の電源ユニット2a,2bのうち一方のみを使用したときに使用した電源の記録を記憶部32から読込む(ステップS13)。
次に、ステップS13において読込まれた前回使用した電源の記録を用いて、前回使用した電源が第1の電源ユニット2aか否かを判定する(ステップS14)。なお、この判定は、例えば、前回、第1,第2の電源ユニット2a,2bのうち一方のみを使用したときに使用した電源が第1の電源ユニット2aである場合、フラグを立てて記憶部32に記憶することにより、フラグの有無により行うように構成すればよい。
ステップS14において、前回使用した電源が第1の電源ユニット2aであると判定された場合(ステップS14:YES)、第1のスイッチSW1を、図1に示す第1の電源ユニット2aに第1の光源モジュール1aが接続してある状態から、第2の電源ユニット2bに第1の光源モジュール1aが接続してある状態になるように、切替える(ステップS15)。そして、第1の電源ユニット2aを停止して(ステップS16)、電源制御の動作を終了する。
一方、ステップS14において、前回使用した電源が第2の電源ユニット2bであると判定された場合(ステップS14:NO)、第2のスイッチSW2を、図1に示す第2の電源ユニット2bに第2の光源モジュール1bが接続してある状態から、第1の電源ユニット2aに第2の光源モジュール1bが接続してある状態になるように、切替える(ステップS17)。そして、第2の電源ユニット2bを停止して(ステップS18)、電源制御の動作を終了する。
ステップS12において、供給電力Pが最大供給電力Pmax の50%よりも大きいと判定された場合(ステップS12:NO)、電源制御の動作をせずにそのまま終了する。
このように、第1,第2の光源モジュール1a,1bに供給すべき供給電力が所定電力(最大供給電力Pmax の50%)よりも小さくなったときに、第1,第2の電源ユニット2a,2bのうち前回使用した電源ユニットを停止させて、前回使用していない電源ユニットのみで第1,第2の光源モジュール1a,1bに電力を供給するように構成してあるから、1つの電源ユニットにより2つの光源モジュールを点灯することができると共に、第1,第2の電源ユニット2a,2bを高効率の出力範囲にて動作させることができる。そして、1つのみの電源ユニットを使用するときに、使用する電源ユニットが交互になるように(複数の電源ユニットを順に使用するように)構成しているから、複数の電源ユニット間の総使用時間の平均化を図ることができ、電源寿命を延ばすことができる。この結果、照明装置の製品寿命を延ばすことができる。
図7は、照明装置の電源制御の処理手順の他の例を示すフローチャートである。制御部3は、設定内容に応じて調光率を変更する(ステップS21)。
次に、調光率に応じた光源モジュール1a,1bに供給する供給電力Pを求め、求めた供給電力Pが最大供給電力Pmax の50%よりも小さいか否かを判定する(ステップS22)。
ステップS22において、供給電力Pが最大供給電力Pmax の50%よりも小さいと判定された場合(ステップS22:YES)、第1,第2の電源ユニット2a,2b夫々の総使用時間T1,T2を記憶部32から読込む(ステップS23)。なお、第1,第2の電源ユニット2a,2b夫々の総使用時間T1,T2は、マイコン31に内蔵されたタイマにより第1,第2の電源ユニット2a,2b夫々の使用時間を計測し、計測した使用時間を累計して、累計された総使用時間を電源ユニット2a,2b毎に求めて記憶部32に記憶してある。
次に、ステップS23において読込まれた第1,第2の電源ユニット2a,2bの総使用時間T1,T2を用いて、T1≧T2であるか否かを判定する(ステップS24)。
ステップS24において、T1≧T2であると判定された場合(ステップS24:YES)、第1のスイッチSW1を、図1に示す第1の電源ユニット2aに第1の光源モジュール1aが接続してある状態から、第2の電源ユニット2bに第1の光源モジュール1aが接続してある状態になるように切替える(ステップS25)。そして、第1の電源ユニット2aを停止して(ステップS26)、電源制御の動作を終了する。即ち第1の電源ユニット2aの総使用時間の方が第2の電源ユニット2bの総使用時間よりも長いと判定された場合、総使用時間の短い第2の電源ユニット2bの方を選択的に使用する。
一方、ステップS24において、T1<T2であると判定された場合(ステップS24:NO)、第2のスイッチSW2を、図1に示す第2の電源ユニット2bに第2の光源モジュール1bが接続してある状態から、第1の電源ユニット2aに第2の光源モジュール1bが接続してある状態になるように、切替える(ステップS27)。そして、第2の電源ユニット2bを停止して(ステップS28)、電源制御の動作を終了する。即ち総使用時間の短い第1の電源ユニット2aの方を選択的に使用する。
ステップS22において、供給電力Pが最大供給電力Pmax の50%よりも大きいと判定された場合(ステップS22:NO)、電源制御の動作をせずにそのまま終了する。
このように、第1,第2の光源モジュール1a,1bに供給すべき供給電力が所定電力(最大供給電力Pmax の50%)よりも小さくなったときに、第1,第2の電源ユニット2a,2bのうち総使用時間の長い電源ユニットを停止させて、総使用時間の短い電源ユニットのみで第1,第2の光源モジュール1a,1bに電力を供給するように構成してあるから、1つの電源ユニットにより2つの光源モジュールを点灯することができると共に、第1,第2の電源ユニット2a,2bを高効率の出力範囲にて動作させることができる。そして、2つの電源ユニットのうち総使用時間が短い方を使用するから、複数の電源ユニットの総使用時間を略等しくすることができ、電源寿命を延ばすことができる。この結果、照明装置の製品寿命を延ばすことができる。
なお、以上の実施の形態においては、所定電力を最大供給電力Pmax の50%としているが、これに限定されず、所定電力は、最大供給電力Pmax の50%以下の適宜の値を用いることができる。図3に示した電源ユニットの電源出力と電源効率との関係に基づいて、電源ユニットの電源効率が大きく落ち込む前の値を選択することが望ましい。本発明に係る電源ユニットの場合は、30%〜50%の範囲から選択することが望ましい。なお、この範囲は、用いる電源ユニットの特性に応じて、例えば、電源効率が80%以上となる範囲を選択することにより適宜設定される。
また、以上の実施の形態においては、2つの電源ユニットと2つの光源モジュールとを備えた照明装置を例に説明したが、電源ユニットと光源モジュールの数の組合せはこれに限定されない。電源ユニットは3つ以上でもよい。また光源モジュールは1つでもよいし、3つ以上でもよい。例えば、3つの電源ユニットと2つの光源モジュールとを備えた照明装置の場合、所定電力を最大供給電力Pmax の33%として、調光率(点灯状態)が変化して、光源モジュールに供給すべき供給電力が所定電力よりも小さくなったときに、2つの電源ユニットを停止するように構成すればよい。また、例えば、4つの電源ユニットと2つの光源モジュールとを備える照明装置の場合、2つの電源ユニットと1つの光源モジュールとを一組と考えて、所定電力を最大供給電力Pmax の50%として、光源モジュールに供給すべき供給電力が所定電力よりも小さくなったときに、2つの電源ユニットのうち一方を停止するように構成すればよい。
また、以上の実施の形態においては、光源としてLEDを用いているが、これに限定されず、EL(Electro Luminescence)等の半導体を用いた光源、蛍光灯、電球等を用いてもよい。
また、以上の実施の形態においては、負荷としての光源を備える照明装置の電源ユニットの高効率化について述べたが、該電源ユニットは、照明装置に限定されず、光源以外の負荷を有する他の装置にも適用可能であり、その他、特許請求の範囲に記載した事項の範囲内において種々変更した形態にて実施することが可能であることは言うまでもない。
1a 第1の光源モジュール(光源部)
1b 第2の光源モジュール(光源部)
2a 第1の電源ユニット(電源部)
2b 第2の電源ユニット(電源部)
3 制御部
1b 第2の光源モジュール(光源部)
2a 第1の電源ユニット(電源部)
2b 第2の電源ユニット(電源部)
3 制御部
Claims (8)
- 光源部と、該光源部に電力を供給する複数の電源部と、該複数の電源部を制御する制御部とを備える照明装置において、
前記制御部は、前記光源部の点灯状態に応じて、前記複数の電源部のうち使用する電源部の数を決定して、前記光源部に所定電力を供給するように構成してあることを特徴とする照明装置。 - 前記制御部は、使用する電源部の電力の出力を定格出力に近づかせるべく、使用する電源部の数を決定するように構成してあることを特徴とする請求項1に記載の照明装置。
- 前記制御部は、前記光源部の点灯状態が変化して、前記光源部に供給すべき供給電力が所定電力よりも小さくなったときに、前記複数の電源部のうち少なくとも一つを停止させるように構成してあることを特徴とする請求項1又は2に記載の照明装置。
- 前記制御部は、前記複数の電源部を順に使用するように構成してあることを特徴とする請求項1から3の何れか一つに記載の照明装置。
- 前記制御部は、前記複数の電源部夫々の使用時間を累計し、累計された総使用時間に基づいて、前記複数の電源部のうち総使用時間の短い電源部を選択的に使用するように構成してあることを特徴とする請求項1から3の何れか一つに記載の照明装置。
- 2つの光源部と、該2つの光源部に電力を供給する2つの電源部とを備えており、該2つの電源部のうち一方の電源部を停止したときに、前記2つの光源部夫々が他方の電源部に接続されるように構成してあることを特徴とする請求項1から5の何れか一つに記載の照明装置。
- 前記電源部は、交流電源を直流電源に変換して前記光源部に供給する電源部であることを特徴とする請求項1から6の何れか一つに記載の照明装置。
- 前記光源部はLEDを備えてなることを特徴とする請求項1から7の何れか一つに記載の照明装置。
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JP2009142661A JP2010287544A (ja) | 2009-06-15 | 2009-06-15 | 照明装置 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR20140115182A (ko) * | 2013-03-20 | 2014-09-30 | 주식회사 신성일렉스 | 고광도 항공 장애등 장치 |
-
2009
- 2009-06-15 JP JP2009142661A patent/JP2010287544A/ja active Pending
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KR101580469B1 (ko) * | 2013-03-20 | 2015-12-28 | 주식회사 신성일렉스 | 고광도 항공 장애등 장치 |
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