JP2010287055A - 情報処理装置、データ変換方法及びプログラム - Google Patents

情報処理装置、データ変換方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】アプリケーションのバージョンダウンに伴って、データ形式が変更される場合、データの互換性を確保する情報処理装置、データ変換方法及びプログラムを提供する。
【解決手段】本発明に係る情報処理装置は、ソフトウェア機能のバージョンアップ及びバージョンダウンを含むアプリケーションの更新を行う更新手段と、更新手段によりバージョンアップを行うアプリケーションと、当該バージョンよりも下位のバージョンのアプリケーションとのバージョン間における、データのデータ形式の差異に基づくデータの変換ルールが規定された変換ルール情報を記憶する記憶手段と、更新手段により下位のバージョンのアプリケーションへのバージョンダウンに伴い、変換ルール情報に従って、データを変換する変換手段とを有する。
【選択図】図6

Description

本発明は、情報処理装置、データ変換方法及びプログラムの分野に関する。
従来から、画像形成装置、コピーおよびスキャナなどの複数の機能を一つの筐体内に収納した画像形成装置が知られている。現在の画像形成装置(MFP:Multi-Function Peripheral)は、CPUの性能向上、メモリの大容量化、通信技術の高速化及びデジタル画像技術の高度化等、MFPに関連する技術の進化に伴い、単にデジタル複写機としての機能だけでなく、例えば、ネットワークやファクシミリ等で画像や文書などのデータの送受信を可能とし、ユーザ環境において様々な利用形態を提供するものである。
また、このような画像形成装置の機能を実現するアプリケーションは、ユーザに合わせた形にカスタマイズできることが知られている。画像形成装置は提供する機能を容易にカスタマイズができるよう設計されており、具体的には、アプリケーションをプラグインとして画像形成装置に追加できる。ユーザは利用したい機能をプラグイン単位で購入して、画像形成装置に対して容易にインストール又はアンインストールすることができるようになっている。
また、画像形成装置は、プラグインのインストール(又はアンインストール)に限らず、既にインストールされているアプリケーションを、プラグインによってバージョンアップ(又はバージョンダウン)することも可能である。アプリケーション(ソフトウェア)は、新たな機能が追加されたり修正(バグ対応等)されたりして新バージョンが日々リリースされており、ユーザは必要に応じて、新たにリリースされたプラグインにより、機能等をバージョンアップすることができる。
ここで、アプリケーションがバージョンアップされる際、既存のアプリケーションとのデータの互換性が問題となる。アプリケーション機能の追加等に伴い、バージョンによって、あるデータのデータ形式が変更されたり、新データが追加(定義)される場合があるからである。このようなバージョン間におけるデータ形式の差異を吸収するため対応方法として、バージョンアップ用のプラグインには、旧バージョンと新バージョンとのデータ形式等の差異を考慮して作成されたデータ変換プログラムが含まれており、バージョンアップ処理の際、旧保存データは新形式の保存データに適切に変換されるようになっている。具体的に、旧バージョンであるデータのデータ形式について、新バージョンでは異なるデータ形式が採用されている場合、旧バージョンのデータは新バージョンで解釈可能なデータ形式に変換されるのである。
これに関し特許文献1には、様々な機種や様々なバージョンが存在する画像形成装置や画像形成装置用のアプリケーションに関して、画像形成装置と画像形成装置用のアプリケーションの不適合に伴う不都合の発生を回避する発明が記載されている。アプリケーションが画像形成装置内で起動する際、当該アプリケーションの利用する機能を示す第一の情報と当該画像形成装置でサポートされている機能を示す第二の情報とを照合することにより当該アプリケーションの利用する機能の実行の可否を判定し、その判定結果に応じて当該アプリケーションの動作を変化させる判定手段を有し、前記判定手段は、前記第一又は第二の情報の構造に対応していない場合は自動的に更新されることにより課題を解決する。
一方、例えば、新バージョンのアプリケーションに不具合があったような場合には、アプリケーションが新バージョンから旧バージョンへバージョンダウンされる場合がある。ところが、保存データの形式に変更が発生する場合、アップグレードの場合とは事情が異なり、容易に保存データを旧バージョン対応のデータ形式に変換することができない。データの変換は、過去から未来の一方向にしか考慮されないからである。つまり、旧バージョンのデータ変換プログラムは、未来のデータ形式を予め予測することはできないので、新バージョンでのデータを、旧バージョンで解釈可能なデータ形式に変換することができない。従って、アプリケーションがバージョンダウンされる際、場合によっては、保存データを全て消去しなくてはならないという問題があった。例えば、アプリケーションをVer(Version)3からVer2へ変更する場合、ユーザ情報について未知のデータ(データ型)が存在すると、新データ形式から旧データ形式へのデータ変換ができないため、保存されるユーザ情報は消去せざるを得ない。例えば、ver3で2000件という大量のユーザ情報が登録されている場合、Ver2へのバージョンダウンによって、アドレス帳情報の全てが消去され再登録等が必要とされる。
特許文献2には、プラグインのカスタマイズをどれだけ実施してもすぐにユーザのシステム環境を元に戻すことのできるプラグインバージョン管理システムが記載されている。しかしながら、特許文献2記載の発明は、プラグインのインストールによりシステムが正常に動作なくなった場合に、ハードウェアの互換性の観点から、システムを元の正常な状態に戻せるようにした発明である。
本発明では上記のような問題に鑑みて、アプリケーションのバージョンダウンに伴って、データ形式が変更される場合、データの互換性を確保する情報処理装置、データ変換方法及びプログラムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明に係る情報処理装置は、ソフトウェア機能のバージョンアップ及びバージョンダウンを含むアプリケーションの更新を行う更新手段と、前記更新手段によりバージョンアップを行うアプリケーションと、当該バージョンよりも下位のバージョンのアプリケーションとのバージョン間における、データのデータ形式の差異に基づくデータの変換ルールが規定された変換ルール情報を記憶する記憶手段と、前記更新手段により前記下位のバージョンのアプリケーションへのバージョンダウンに伴い、前記変換ルール情報に従って、前記データを変換する変換手段とを有することを特徴とする。
また上記課題を解決するため、前記情報処理装置において、前記変換ルール情報は、バージョンアップを行うアプリケーションに含まれ、バージョンアップに伴い前記記憶手段に記憶されることを特徴とする。
また上記課題を解決するため、前記情報処理装置において、前記変換ルール情報は、統一されたプログラム言語により定義されることを特徴とする。
また上記課題を解決するため、前記情報処理装置において、前記記憶手段は、同一の変換ルール情報が記憶されている場合、バージョンアップに伴い記憶される変換ルール情報の記憶を省略することを特徴とする。
また上記課題を解決するため、前記情報処理装置において、前記変換ルール情報は、前記更新手段により当該バージョンアップを行うアプリケーションの当該バージョンよりも下位全てのバージョンのアプリケーションとのバージョン間における、データのデータ形式の差異に基づくデータの変換ルールが規定されることを特徴とする。
なお、本発明の構成要素、表現または構成要素の任意の組合せを、方法、装置、システム、コンピュータプログラム、記録媒体などに適用したものも本発明の態様として有効である。
本発明によれば、アプリケーションのバージョンダウンに伴って、データ形式が変更される場合、データの互換性を確保する情報処理装置、データ変換方法及びプログラムを提供することができる。
本発明の実施形態に係る画像形成装置1のハードウェア構成の一例を示す図である。 画像形成装置1の一実施形態の主要構成を示す機能ブロック図である。 実施形態の画像形成装置1のソフトウェア構成の一例を示す。 Ver3へのバージョンアップ時の画像形成装置1のソフトウェア構成の一例を示す。 Ver3へのバージョンアップされたときの画像形成装置1のソフトウェア構成の一例を示す。 Ver2へのバージョンダウン時の画像形成装置1のソフトウェア構成の一例を示す。 Ver2へのバージョンダウンされた時の画像形成装置1のソフトウェア構成の一例を示す。 FAXアプリ(Ver1)におけるデータ及びデータ形式情報の一例を示す。 FAXアプリ(Ver3)におけるデータ及びデータ形式情報の一例を示す。 変換ルール情報(Ver3→2、1)25a−3の一例を示す。 データの変換の一例を示す。 ルールテーブル1005によるデータの変換の一例を示す。 変換ルール情報の実装例を示す。 変換ルール情報(Ver2→1)25a−2の一例を示す。 バージョンアップ時の画像形成装置1の動作を説明するシーケンス図である。 バージョンダウン時の画像形成装置1の動作を説明するシーケンス図である。
本発明を実施するための形態を各実施形態において図面を用いて説明する。なお、本発明を説明するにあたって、情報処理装置の一実施形態である画像形成装置に本発明を適用した例を以下に示す。
<システム>
(画像形成装置)
本発明の実施形態に係る画像形成装置1は、例えば、プリンタ、コピーおよびスキャナなどの複数の機能を一つの筐体内に収納した複合機が適用できる。また、上述したように、画像形成装置は提供する機能を容易にカスタマイズができるよう設計されており、具体的には、アプリケーションをプラグインとして画像形成装置1に追加できる。また、画像形成装置1は、既にインストールされているアプリケーションを、プラグインによってバージョンアップ又はバージョンダウンすることも可能である。
図1は、本発明の実施形態に係る画像形成装置1のハードウェア構成の一例を示す図である。本発明による情報処理装置の一実施形態としての画像形成装置1は、操作パネル11と、記憶メディアI/F12と、コントローラ13と、データ通信I/F14と、スキャナ15と、プロッタ16と、HDD(Hard Disk Drive)17とから構成され、それぞれ相互に接続されている。
操作パネル11は、入力装置11aと表示装置11bとを有しており、入力装置11aは、ハードキーなどで構成され、装置本体に各操作信号を入力するのに用いられる。また、表示装置11bは、ディスプレイなどで構成され、例えば画像形成動作に関する各種情報を表示する。データ通信I/F14は、インタフェース装置14aを有しており、画像形成装置をネットワークやファックスなどのデータ伝送路に接続するインタフェースである。HDD17は、画像形成装置で取り扱われる受信文書データや読み取り画像データ、各アプリケーションにより利用されるデータなど、各種データを格納している。また、HDD17は、これらの各種データを、所定のファイルシステムやDB(Data Base)により管理している。
HDD17に格納される各種データの中には、記録媒体12bから入力されるデータを含む。記録媒体12bは、記憶メディアI/F12が有するドライブ装置12aにセットされ各種データが記録媒体12bからドライブ装置12aを介してHDD17に格納される。
コントローラ13は、ROM(Read Only Memory)13a、RAM(Random Access Memory)13b、及びCPU(Central Processing Unit)13cとを有しており、ROM13aは、画像形成装置が起動されるときに実行されるプログラムや各種データを格納している。また、RAM13bは、ROM13aやHDD17から読み出された各種プログラムやデータを一時保持する。更に、CPU13cは、RAM13bが一時保持しているプログラムを実行する。コントローラ13は、例えば、データ通信I/F14を介して印刷データを受信した場合に、ROM13aからRAM13b上に読み出された、PDL(Page Description Language)を解釈可能なプログラム(PDLパーサ)をCPU13cにより実行し、印刷データを解釈してビットマップイメージを生成する。
スキャナ15は、画像読取装置15aを有しており、読み取り面に配置された原稿を光学的に読み取り画像データを生成する。プロッタ16は、印刷装置16aを有しており、例えば、電子写真プロセス方式によってビットマップイメージを記録紙に印刷する。
このように、本実施形態に係る情報処理装置の一実施形態としての画像形成装置は、上記ハードウェア構成により、コピー、画像形成装置、ファクシミリ、スキャナなどの複数の機能を実現している。
(機能)
本発明に係る実施形態の画像形成装置1の主な機能について説明する。図2は、画像形成装置1の一実施形態の主要構成を示す機能ブロック図である。図に示されるように、画像形成装置1は、更新部21、変換部22、記憶部23を含む構成である。より詳しくは後述する動作において説明するため、ここでは各機能について簡単に説明する。
更新部21は、プラグインを追加して、アプリケーションのインストール及びアンインストール、ソフトウェア機能のバージョンアップ及びバージョンダウンを含むアプリケーションの更新を行う機能を有している。
記憶部23は、スキーマ内に各種アプリケーションによって利用されるデータ及各データの形式情報24を記憶している。データ及びデータの形式情報24の内容は、アプリケーションにより様々なデータが記憶される。データの例として、FAXアプリケーションの場合、登録された送信先を示すFAX先名称、そのFAX番号、FAX操作を実行可能なユーザ情報等がある。データの形式情報の例として、データの型(string:文字列型、int:整数型など)、データの初期値、データ値のルール(とり得る値の定義)、データのサイズ、データの保存領域(NVRAM等)、データのユニーク(固有)性の有無等がある。データはアプリケーションのバージョン間に渡って利用されるが、本実施形態においては、アプリケーションが(プラグインの更新によって)バージョンアップされる場合、データのデータ形式(例えばデータ型)は変更され得る。例えば、ソフトウェア機能の変更(拡張等)に伴い、新たなデータ形式が定義されたりして、データのデータ形式が変更される場合である。なお、スキーマ内のデータのデータ形式は形式情報24により規定されるので、ソフトウェア機能のバージョンアップにより、データのデータ形式の定義が変更されるともいえる。詳細については再度後述する。
また、記憶部23は、変換ルール情報25を記憶する。変換ルール情報25には、バージョン間でのデータの形式情報24の差異に基づく、データの変換ルールが定義されている。変換ルール情報25は、アプリケーションのバージョン変更時においてデータを変換する際に参照される。バージョン間で扱われるデータのデータ形式が異なる場合、データの互換性を保てるよう、データの変換ルールが規定されている。
変換部22は、更新部21により、下位のバージョンから上位のバージョンのアプリケーションへのバージョンアップに伴い、又は上位のバージョンから下位のバージョンのアプリケーションへのバージョンダウンに伴い、変換ルール情報25に従って形式情報24を変換する機能を有している。アプリケーションのバージョン間で扱われるデータのデータ形式が異なる場合でも、変換部22により、データの互換性が確保される。
以上これらの機能は、実際には前述のCPU13cが実行するプログラムによりコンピュータに実現させるものである。例えば、更新部21はアプリケーションの更新プログラムにより実現され、変換部22は更新プログラムに伴うデータ変換プログラムにより実現される。次に、本発明の実施形態に係る画像形成装置1の動作について詳しく説明していく。
<動作>
次に、本発明の実施形態に係る画像形成装置1の動作について詳しく説明していく。ここで、詳細な処理を説明する前に、変換ルール情報25に注目しながら、アプリケーションのバージョンアップ及びバージョンダウンの流れについてまず説明する。以下、FAXアプリケーションが、ver1からver3にバージョンアップされ、さらにver3からver2にバージョンダウンされる例を取り上げて説明する。ここで、アプリケーションは必ずしもバージョン順にバージョンアップ又はバージョンダウンされるとは限らないことはいうまでもない。
(バージョンアップ)
図3は、実施形態の画像形成装置1のソフトウェア構成の一例を示す。図中、画像形成装置1には、プリンタアプリ(Ver1)311、コピーアプリ(Ver1)312、スキャナアプリ(Ver1)313、FAXアプリ(Ver1)324などのアプリケーションが既にインストールされている。また、データ用記憶領域320には、これら各アプリケーションにより利用されるデータ(上記のデータ及び形式情報24に対応)が記憶されている。具体的には各アプリケーションに対応するように、プリンタアプリ用データ(for Ver1)321、コピーアプリ用データ(for Ver1)322、スキャナアプリ用データ(for Ver1)323、FAXアプリ用データ(for Ver1)324が記憶される。このようにアプリケーションに利用されるデータ用記憶領域320は、アプリケーションがインストールされたとき、そのアプリケーションが利用可能な所定領域が確保される。また、変換ルール用記憶領域330には、変換ルール情報25が記憶される。詳細は後述するが、変換ルール情報25は、少なくともバージョンアップを行うアプリケーションに含まれ又は付加されており、バージョンアップされるタイミングで記憶される。図3に示される画像形成装置1においては、いずれのアプリケーションもそのバージョンはver1であるので、この時点で変換ルール情報25は記憶されていない。
図4は、Ver3へのバージョンアップ時の画像形成装置1のソフトウェア構成の一例を示す。ここで、FAXアプリ(Ver1)314は、FAXアプリ(Ver3)314−3へバージョンアップされる。バージョンアップを行うアプリケーションであるFAXアプリ(Ver3)324−3は、変換ルール情報(Ver3→2、1)25a−3、変換ルール情報(Ver1、2→3)25bを有している。変換ルール情報(Ver1、2→3)25bは、バージョンアップ用の変換ルール情報であり、Ver1からVer2へバージョンアップ時、もしくはVer1からVer3へバージョンアップ時(まさに今この時)に参照される。変換ルール情報(Ver3→2、1)25a−3は、バージョンダウン用の変換ルール情報であり、将来、Ver3からVer1又は2へバージョンダウン時に参照されるので、Ver3へバージョンアップされるタイミングで変換ルール用記憶領域330に記憶(保存)される。変換ルール情報の詳細については後述する。
図5は、Ver3へのバージョンアップされたときの画像形成装置1のソフトウェア構成の一例を示す。図に示されるように、更新部21により、FAXアプリ(Ver1)324は、FAXアプリ(Ver3)324−3に更新されている。また、変換部22により、変換ルール情報(Ver1、2→3)25bが参照され、FAXアプリ用データ(for Ver1)324は、FAXアプリ用データ(for Ver3)324−3に変換されている。また、変換ルール情報(Ver3→2、1)25a−3は、将来のバージョンダウンに備え、変換ルール用記憶領域330に記憶(保存)されている。
(バージョンダウン)
図6は、Ver2へのバージョンダウン時の画像形成装置1のソフトウェア構成の一例を示す。バージョンダウンを行うアプリケーションであるFAXアプリ(Ver2)324−2は、変換ルール情報(Ver2→1)25a−2、変換ルール情報(Ver1→2)25bを有している。変換ルール情報(Ver1→2)25bは、Ver1からVer2へバージョンアップ時に参照されるものであるが、ここでは既にインストールされているFAXアプリのバージョンはVer3であるので、参照(使用)されない。変換ルール情報(Ver2→1)25a−2は、将来、Ver2からVer1へバージョンダウン時に参照されるので、変換ルール用記憶領域330に記憶(保存)される。
なお、変換ルール情報25は、少なくともバージョンアップを行うアプリケーションに含まれ又は付加されると上述説明したが、バージョンダウンを行うアプリケーションであっても、自身が最下位のバージョンのアプリケーションでなければ、変換ルール情報25が含まれ又は付加されていてもよい。但し、最下位バージョンのアプリケーションには変換ルール情報25が含まれない。変換ルール情報25は、自身のバージョンより下位バージョンのアプリケーションにバージョンダウンされる際に利用されるものであるので、自身より下位バージョンを持たない最下位バージョンのアプリケーションについては、変換ルール情報25を持つ必要がないからである。
図7は、Ver2へのバージョンダウンされた時の画像形成装置1のソフトウェア構成の一例を示す。図に示されるように、更新部21により、FAXアプリ(Ver3)324−3は、FAXアプリ(Ver2)324−2に更新されている。また、変換部22により、変換ルール用記憶領域330に記憶されていた変換ルール情報(Ver3→2、1)25a−2が参照され、FAXアプリ用データ(for Ver3)324−4は、FAXアプリ用データ(for Ver2)324−2に変換されている。また、変換ルール情報(Ver2→1)25a−2は、将来のバージョンダウンに備え、変換ルール用記憶領域330に記憶(保存)されている。
ところで、上述したように、FAXアプリ用データ自体はFAXアプリのバージョン間に渡って利用される。FAXアプリ用データは、例えば、FAX送信先名称やFAX番号であったりするので、一旦登録されている情報はバージョンが変更されても、そのまま利用されるべきであるからである。しかしながら、アプリケーションがバージョンアップされる場合、一般に上位バージョンではソフトウェア機能の変更(拡張等)がなされているので、データの互換性が問題となる。上位バージョンのアプリケーションでは、共通で利用されるべきFAXアプリ用データのデータ形式(の定義)が変更されている場合があるので、このような場合、そのまま下位バージョンで採用されていたデータ形式では、バージョンアップ後のアプリケーションでFAX用データを利用できない。この点、一般に、バージョンアップされるアプリケーションの更新プログラムには、旧バージョンと新バージョンとのデータ形式等の差異を考慮して作成されたデータ変換プログラム及びバージョンアップ用の変換ルール情報が含まれており、バージョンアップ処理の過程で、旧データは新形式のデータに適切に変換されるようになっている。
一方、アプリケーションがバージョンダウンされる場合、一般に、これから更新を行おうとするアプリケーションの更新プログラムには、新バージョンから旧バージョンへのデータ形式等の差異を考慮して作成されたデータ変換プログラム及びバージョンダウン用の変換ルール情報は含まれていない。具体的に、FAXアプリがVer3からVer2へバージョンダウンされる場合、Ver3のFAXアプリで利用されていたFAXアプリ用データを、Ver2のFAXアプリで利用可能(解釈可能)なデータ形式に変換される必要があるところ、これから更新を行おうとするVer2のFAXアプリの更新プログラムは、Ver3のデータを変換することができない。Ver2のデータ変換プログラムは、Ver3のFAXアプリより時間的に前にリリースされているので、将来において開発されたVer3のFAXアプリで利用されるデータ形式を予測することができないからである。なお、これから更新を行おうとするVer2のデータ変換プログラムがデータの形式を変換できるのは、時間的に前にリリースされているVer1のFAXアプリのデータのみとなる。
以上踏まえ、本発明の実施形態に係る画像形成装置1においては、上位バージョンのアプリケーション(いわば未来のアプリケーション)から、下位バージョンのアプリケーション(いわば過去のアプリケーション)へのデータ形式の変換方法を指示する情報(変換ルール情報25a)を提供する。そしてこの変換ルール情報25aを参照することにより、上位バージョンのアプリケーションで利用されていたデータのデータ形式を、下位バージョンのアプリケーションで利用可能(解釈可能)なデータ形式に変換されることを可能としている。続いて、変換ルール情報25及びデータ形式の変換処理について、詳しく説明していく。
(データ及びデータ形式情報)
はじめに、アプリケーションで利用されるデータ及びデータ形式情報について説明する。図8は、FAXアプリ(Ver1)におけるデータ及びデータ形式情報の一例を示す。FAXアプリで取り扱われるデータとしては、FAX先名称、FAX番号、実行可能なユーザ情報等があるが、この中からユーザ情報についての例を示す。ユーザ情報800には、「Name」、「Address」、「UserType」等の情報項目が設けられている。「Name」は、ユーザの名称を示し、「Address」はユーザの所在を示す情報であり、任意に登録される。「UserType」は、0〜3の整数値を取る。値にはそれぞれ利用上の意味が対応付けられており、例えば、「0」であれば表示上「Guest」と、「3」であれば「Administrator」として表示される。また、ユーザ情報800は、形式情報810によってそのデータ形式が規定されている。ここではデータ形式を規定する情報として、データの「型」、「初期値」、「値のルール」、「保存領域」、「サイズ」、「unique」といった情報項目が設けられており、ユーザ情報800の各情報項目は形式情報810に従って登録される必要がある。例えば、「Name」はNull(空欄)禁止であり20文字以下で登録される必要がある。また「UserType」は0〜3の整数値(int)で登録されなくてはならない。なお、ここではFAXアプリ(Ver2)についても、FAXアプリ(Ver1)における形式情報810が採用されているものとする。
次に、図9は、FAXアプリ(Ver3)におけるデータ及びデータ形式情報の一例を示す。ユーザ情報900には、「Name」、「Address」、「UserType」等の情報項目が設けられている点は、Ver1(及びVer2)と同様である。但し、形式情報910が変更されており、具体的にはData「Address」において「unique」、Data「UserType」において「型」及び「値のルール」についてデータ形式が変更されている。「unique」は同一空間内で重複することが認められない固有情報であることを示し、例えばアカウント情報やシリアル番号といった識別子でよく利用される。よって、Data「Address」は、「unique」が「No」と規定されているので情報の重複は認められないようになっている。また、Data「UserType」は使用者権限を分配する為の情報であるが、「型」が「UserType」という拡張型に変更されるとともに、「値のルール」が「Guest,User,PowerUser,Administrator,UserAdministrator」の何れかとして規定しなくてはならなくなっている。よって、ユーザ情報900の「UserType」は、この規定に従い登録される。以上ここまで、データ及びデータ形式情報についての例を示し説明を行った。次に、変換ルール情報について説明を行う。
(変換ルール情報)
図10は、変換ルール情報(Ver3→2、1)25a−3の一例を示す。この変換ルール情報は、バージョンダウン用の変換ルール情報であり、Ver3へバージョンアップされるタイミングで変換ルール用記憶領域330に記憶され、Ver3からVer1又は2へバージョンダウン時に参照される。なお、図5、6における変換ルール用記憶領域330に記憶されている変換ルール情報(Ver3→2、1)25a−3に対応する。
図に示されるように、変換ルール情報(Ver3→2、1)25a−3は、4つのテーブルに示される情報を概念的に含む。テーブル1001では、データ変換の対象であるユーザ情報の情報項目(「Name」、「Address」、「UserType」等)毎に、変換ルールという情報が規定されている。つまり、テーブル1001では、バージョンダウンに伴い、各情報項目のデータ形式を変換する場合に従うべきルールテーブルが規定される。例えば、Ver3からVer2へのバージョンダウンに伴いデータ形式の変換がされる場合、「Name」について「H-000」、「Address」について「H-001,H-000」、「UserType」について「H-0002,H-000」のルールテーブルに規定される変換ルールが適用される。
より具体的に説明する。再び図6を参照し、FAXアプリをVer3からVer2へバージョンダウンを行う場合、
(1)FAXアプリ(アプリケーションプログラム)の更新
(2)FAX用アプリデータのデータ形式の変換
という手順によりバージョンダウンの処理が進行する。
まず(1)について、既存のFAXアプリ(Ver3)314−3から、更新を行うFAXアプリ(Ver2)314−2へ、FAXアプリ(Ver2)314−2の更新プログラム(更新部21に対応)により、アプリケーションプログラムの更新が行われる。図7のFAXアプリ(Ver2)314−2は、アプリケーションプログラムの更新が完了した様子を示している。
次に(2)について、更新されたFAXアプリ(Ver2)314−2のデータ変換プログラム(変換部22に対応)により、Ver3で利用されていたFAXアプリ用データ(for Ver3)324−3から、Ver2で利用可能なFAXアプリ用データ(for Ver2)324−2へ変換される。ここで変換される対象は、ユーザ情報900である(図9)。なおこのとき、更新される側のFAXアプリ(Ver3)314−3が、過去にバージョンアップされたタイミングで変換ルール用記憶領域330に記憶されていた変換ルール情報(Ver3→2、1)25a−3が参照される。
ここで仮に、変換ルール情報(Ver3→2、1)25a−3が参照されない場合、更新されたFAXアプリ(Ver2)のデータ変換プログラムは、Ver3で利用されていたFAXアプリ用データ(for Ver3)を、Ver2で利用可能なFAXアプリ用データ(for Ver2)に変換できない。FAXアプリ(Ver2)のデータ変換プログラムは、Ver3のFAXアプリより時間的に前にリリースされているので、将来において開発されたVer3のFAXアプリで利用されるデータ形式を予測することができないからである。つまり、未来で使用される未知のデータに対して、過去においてどのようなデータ形式で取り扱うべきか予測できないのである。なお、Ver2のFAXアプリのデータ変換プログラムがデータ形式を変換できるのは、時間的に前にリリースされているVer1のFAXアプリのデータのみとなる。
再び図10に戻る。ルールテーブル1002〜1004は、データを移行先毎で利用(解釈)できるようなデータ形式に変換する為の変換ルールを規定している。例えば、Data「Address」についてデータ変換を行う場合、参照先(H-001)であるルールテーブル1002が参照される。Ver1及び2では「unique」の規定が「Yes」であるので(図8、810)、Data「Address」については、データ値の重複は認められない。従って、ルールテーブル1002では、データ値が重複しないように、データの変換ルールが規定される。また例えば、Data「UserType」についてデータ変換を行う場合、参照先(H-002)であるルールテーブル1003が参照される。移行先のVer2では「型」の規定が「int(整数型)」であり、これに伴い「値のルール」の規定が「0〜3」であるので(図8、810)、Data「UserType」については、データの変換が必要である。従って、ルールテーブル1003では、データ形式に違反しないように、データの変換ルールが規定される。
なお、変換ルール情報は、Ver3からVer2及び1といったように、移行先として、過去(下位)全てのバーションへの変換ルールが規定される。これは、必ずしもバージョン順にバージョンダウンされるとは限らず、例えばVer3からVer1というように、飛び級でバージョンダウンされる場合に対応できるようにする為である。
図11は、データの変換の一例を示す。Ver3で利用されていたユーザ情報900が、Ver2で利用可能なデータ形式のユーザ情報901に変換されている。Data「Address」については、データ値の重複は解消され、またData「UserType」については、int(整数型)の値に変換されている。また、Ver2では未定義の「UserType」である「UserAdministrator」は、「Administrator」と同様に取り扱うよう規定された結果、「3」に変換されている。ユーザ情報901は、このようなデータ変換によって、FAXアプリ(Ver2)314−2において利用可能となる。例えば、図7のFAXアプリ用データ(for Ver2)324−2は、FAXアプリ(Ver2)314−2が利用可能となったデータを示している。
なお、参照先(H-000)であるルールテーブル1004は、変換ルールが見当たらない場合の救済措置として設けられている。図12は、ルールテーブル1005によるデータの変換の一例を示す。例えば、Data「UserType」についてデータ変換を行う場合、「TestUser」はルールテーブル1004に規定されていない。従って、次の参照先(H-000)であるルールテーブル1005が参照され、「φ」に変換される。原則的にはルールテーブル1005が参照されることはないが、参照される場合(例外)として、「値のルール」に違反して登録されていたり、「値のルール」に規定されているものの、変換ルール情報において変換のルールが規定されていないような場合が考えられる。
図13は、変換ルール情報の実装例を示す。具体的には、上述の変換ルール情報(Ver3→2、1)25a−3を示す。一例として、変換ルール情報は、XML(Extensible Markup Language)により記述されている。データの変換ルール情報は、全バージョン(特に下位のバージョン)におけるデータ変換プログラムにより解釈される必要があるので、何れのバージョンにおいても利用できるように汎用的な形式で規定(記述)される。図13の変換ルール情報(Ver3→2、1)25a−3には、テーブル1001、テーブル1003に対応する箇所が示されている(一部省略)。なお、上述のXMLは一例であり、変換ルール情報は、汎用性のある形式で規定されると望ましいが、全バージョンのデータ変換プログラムにより解釈可能な統一された形式で規定されればよい。
以上、データ形式の変換処理の具体例を示しながら、変換ルール情報について説明を行った。なおここで、変換ルール情報(Ver2→1)25a−2について補足しておく。変換ルール情報(Ver2→1)25a−2は、FAXアプリ(Ver2)314−2へバージョンダウンされるタイミングで変換ルール用記憶領域330に記憶されている(図6、7)。変換ルール情報(Ver2→1)25a−2は、バージョンダウン用の変換ルール情報であり、将来、Ver2からVer1へバージョンダウンされる場合に参照される。図14は、変換ルール情報(Ver2→1)25a−2の一例を示す。上述したように、FAXアプリ(Ver2)については、FAXアプリ(Ver1)における形式情報810が採用されているものとしているので(図8)、データ形式は、Ver1とVer2では差異がない。従って、データの変換は必要とされず、上述の救済措置の規定を除き、原則変換ルールが規定されることはないことになる。このように、データ変換の必要性は、バージョン間のデータ形式の差異に基づくといえる。
(シーケンス)
次に、バージョンアップ時及びバージョンダウン時の画像形成装置1の動作について、上述の説明と重複する点もあるが、シーケンス図を参照しながら確認的に説明を行う。これまでと同様、アプリケーションが、ver1からver3にバージョンアップされ、さらにver3からver2にバージョンダウンされる例を取り上げて説明する。図15は、バージョンアップ時の画像形成装置1の動作を説明するシーケンス図である。
まず、更新部21は、Ver3のアプリケーションを取得して、アプリケーションをver1からver3にバージョンアップさせる(ステップS1501)。
Ver3のアプリケーションには、変換ルール情報(Ver1→2、3)及び変換ルール情報(Ver3→2、1)が含まれている。変換部22は、アプリケーションの現行のバージョンと更新されるバージョンを把握しており、バージョンアップされる場合、更新部21よりバージョンアップ時に参照される変換ルール情報(Ver1→2、3)を取得する(S1502)。また更新部21は、将来、バージョンダウン時に参照される変換ルール情報(Ver3→2、1)を記憶部23に記憶させる(S1503)。このとき、記憶部23に既に同一の変換ルール情報の有無を確認する。同一の変換ルール情報(Ver3→2、1)が既に記憶されている場合、記憶(書き込み)を省略して、処理時間や記憶領域を節約できるからである。なお、既に同一の変換ルール情報が記憶されている場合とは、過去にVer3のアプリケーションにバージョンアップされていたことを意味する。例えば、Ver1、Ver3、Ver2というように遷移して、再度Ver3アプリケーションにバージョンアップするような場合である。
変換部22は、変換の対象となるデータを記憶部23より取得し(S1504)、更新部21より取得した変換ルール情報(Ver1→2、3)を参照して、データの変換処理を行う(S1505)。記憶部23が変換を行ったデータを再度記憶することにより(S1506)、更新されたVer3のアプリケーションは、変換後のデータを利用できるようになる。
図16は、バージョンダウン時の画像形成装置1の動作を説明するシーケンス図である。更新部21は、Ver2のアプリケーションを取得して、アプリケーションをver3からver2にバージョンダウンさせる(ステップS1601)。
Ver2のアプリケーションには、変換ルール情報(Ver1→2)及び変換ルール情報(Ver2→1)が含まれている。変換部22は、アプリケーションの現行のバージョンと更新されるバージョンを把握しており、バージョンダウンされる場合、記憶部23よりバージョンアップ時に参照される変換ルール情報(Ver3→2、1)を取得する(S1602)。また更新部21は、将来、バージョンダウン時に参照される変換ルール情報(Ver2→1)を記憶部23に記憶させる(S1603)。このとき、上述と同様に、記憶部23に既に同一の変換ルール情報の有無を確認する。
変換部22は、変換の対象となるデータを記憶部23より取得し(S1604)、記憶部23より取得した変換ルール情報(Ver3→2、1)を参照して、データの変換処理を行う(S1605)。記憶部23が変換を行ったデータを再度記憶することにより(S1606)、更新されたVer2のアプリケーションは、変換後のデータを利用できるようになる。
なお、バージョンダウンされる場合、変換部22は、記憶部23よりバージョンアップ時に参照される変換ルール情報(Ver3→2、1)を取得する(S1602)が、該当する変換ルール情報を取得できない場合(消去されて場合等)、救済措置として、データを一律に上述の「φ」に変換するなどの措置を行うことができる。
<総括>
以上、本発明の実施形態に係る画像形成装置1は、アプリケーションのバージョンアップ時に、将来のバージョンダウンに備え、変換ルール情報を記憶しておく。変換ルール情報には、バージョンアップを行うアプリケーションと、当該バージョンよりも下位全てのバージョンのアプリケーションとのバージョン間におけるデータの変換ルールが規定される。そして、アプリケーションのバージョンダウン時に、記憶されている変換ルール情報を参照して、上位のバージョンのアプリケーションで利用されていたデータを、その下位のバージョンのアプリケーションで利用可能なデータ形式に変換する。
このように、アプリケーションが新バージョンから旧バージョンへバージョンダウンされる場合でも、データ(ユーザデータ)を旧バージョン対応のデータ形式に容易に変換できるので、アプリケーションのバージョン移行、特にバージョンダウン時に伴うデータの互換性を容易に確保できる。例えば、新データ形式から旧データ形式へのデータ変換ができずに、ユーザデータを消去して再登録する手間や、別途データのコンバージョンを行うといった手間を省くことができる。
即ち本発明の実施形態によれば、アプリケーションのバージョンダウンに伴って、データ形式が変更される場合、データの互換性を確保する情報処理装置、方法、プログラム、記録媒体を提供することが可能である。
なお、本発明は係る特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
1 画像形成装置
11 操作パネル
11a 入力装置
11b 表示装置
12 記憶メディアI/F
12a ドライブ装置
12b 記録媒体
13 コントローラ
13a ROM
13b RAM
13c CPU
14 データ通信I/F
14a インターフェース装置
15 スキャナ
15a 画像読取装置
16 プロッタ
16a 印刷装置
17 HDD
21 更新部
22 変換部
23 記憶部
24 データ及び形式情報
25 変換ルール情報
311 プリンタアプリ
312 コピーアプリ
313 スキャナアプリ
314 FAXアプリ
320 データ用記憶領域
321 プリンタアプリ用データ
322 コピーアプリ用データ
323 スキャナアプリ用データ
324 FAXアプリ用データ
330 変換ルール用記憶領域
特開2006‐309719号公報 特開2007‐310807号公報

Claims (11)

  1. ソフトウェア機能のバージョンアップ及びバージョンダウンを含むアプリケーションの更新を行う更新手段と、
    前記更新手段によりバージョンアップを行うアプリケーションと、当該バージョンよりも下位のバージョンのアプリケーションとのバージョン間における、データのデータ形式の差異に基づくデータの変換ルールが規定された変換ルール情報を記憶する記憶手段と、
    前記更新手段により前記下位のバージョンのアプリケーションへのバージョンダウンに伴い、前記変換ルール情報に従って、前記データを変換する変換手段と、
    を有することを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記変換ルール情報は、バージョンアップを行うアプリケーションに含まれ、バージョンアップに伴い前記記憶手段に記憶されること、
    を特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記変換ルール情報は、統一されたプログラム言語により定義されること、
    を特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記記憶手段は、同一の変換ルール情報が記憶されている場合、バージョンアップに伴い記憶される変換ルール情報の記憶を省略すること、
    を特徴とする請求項2又は3に記載の情報処理装置。
  5. 前記変換ルール情報は、前記更新手段により当該バージョンアップを行うアプリケーションの当該バージョンよりも下位全てのバージョンのアプリケーションとのバージョン間における、データのデータ形式の差異に基づくデータの変換ルールが規定されること、
    を特徴とする請求項1ないし4いずれ一項に記載の情報処理装置。
  6. コンピュータが、
    ソフトウェア機能のバージョンアップ及びバージョンダウンを含むアプリケーションの更新を行う更新手順と、
    前記更新手順によりバージョンアップを行うアプリケーションと、当該バージョンよりも下位のバージョンのアプリケーションとのバージョン間における、データのデータ形式の差異に基づくデータの変換ルールが規定された変換ルール情報を記憶する記憶手順と、
    前記更新手順により前記下位のバージョンのアプリケーションへのバージョンダウンに伴い、前記変換ルール情報に従って、前記データを変換する変換手順と、
    を有することを特徴とするデータ変換方法。
  7. 前記変換ルール情報は、バージョンアップを行うアプリケーションに含まれ、バージョンアップに伴い前記記憶手順により記憶されること、
    を特徴とする請求項6に記載のデータ変換方法。
  8. 前記変換ルール情報は、統一されたプログラム言語により定義されること、
    を特徴とする請求項7に記載のデータ変換方法。
  9. 前記記憶手順は、同一の変換ルール情報が記憶されている場合、バージョンアップに伴い記憶される変換ルール情報の記憶を省略すること、
    を特徴とする請求項7又は8に記載のデータ変換方法。
  10. 前記変換ルール情報は、前記更新手順により当該バージョンアップを行うアプリケーションの当該バージョンよりも下位全てのバージョンのアプリケーションとのバージョン間における、データのデータ形式の差異に基づくデータの変換ルールが規定されること、
    を特徴とする請求項6ないし9いずれ一項に記載のデータ変換方法。
  11. 請求項6ないし10いずれか一項に記載のデータ変換方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
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