JP2010286267A - 対象物検出装置及び対象物検出方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】射影装置2は、記憶装置1に記憶されている3次元の座標値をもつ点群データを平面に射影した射影パターンを生成する。平滑化装置3は、対象物に対し平滑化した射影パターン上でピークを生成するよう射影パターンを平滑化する。照合装置4は、平滑化した射影パターンとテンプレートパターンとを照合し、対象物が存在した地点の平滑化した射影パターンと一致あるいは近似するテンプレートパターンとの相関が高い平滑化した射影パターン上の位置を対象物の存在位置として検出する。
【選択図】図1
Description
このような、従来の対象物検出装置として、鉄道車両を走行させながら取得した3次元の点群データから、電柱を検出する技術があった(例えば、特許文献1参照)。この特許文献1に記載された装置では、鉄道車両にGPSとジャイロスコープ等の慣性航法装置とレーザスキャナを搭載して、点群データを取得している。また、この装置では、レーザパルスの回転軸を車両の進行方向に一致させ、更に回転面を鉛直にして点群を取得している。レーザスキャナの回転周期は短いため、例えば対象空間に電柱が存在した場合、レーザパルスは電柱の表面上、鉛直方向に順次照射される。従って、計測される点群は電柱を反映して鉛直に並んだものとなる。レーザスキャナの1観測周期の連続する鉛直方向の観測において点群が計測され、更に、鉄道車両の進行による前後の観測周期、つまり、前後に平行移動した地点の観測にて、レーザスキャナの観測有効距離範囲内に物体がなくて計測結果が存在しない場合には、そこに細い鉛直の物体が存在することになる。このような点群観測パターンとなる地点を電柱として検出している。
図1は本発明の実施の形態1による対象物検出装置の構成を示すブロック図である。
図示の対象物検出装置は、記憶手段である記憶装置1と、射影手段である射影装置2と、平滑化手段である平滑化装置3と、照合手段である照合装置4とを備えている。
記憶装置1は、3次元の座標値をもつ点群データを記憶する装置である。射影装置2は、記憶装置1に記憶されている点群データを水平面に射影した射影パターンを生成する装置である。平滑化装置3は、対象物に対し平滑化した射影パターン上でピークを生成するよう射影装置2で生成された射影パターンを平滑化する装置である。照合装置4は、平滑化装置3で平滑化した射影パターンと、予め設けたテンプレートパターンとを照合し、対象物が存在した地点の平滑化した射影パターンと一致あるいは近似するテンプレートパターンとの相関が高い平滑化した射影パターン上の位置を対象物の存在位置として検出する装置である。
全体としての動作は次の通りである。即ち、記憶装置1に記憶された3次元の座標値からなる図2に示すような点群データ5を、射影装置2により水平面である射影面100(例えば図10参照)に射影した射影パターン12(例えば図11参照)を生成する。次に、平滑化装置3にて電柱の半径によって決まるパラメータを用いて平滑化を行うことで平滑化射影パターン13(例えば図12参照)を生成する。更に、照合装置4によって記憶装置1に格納されている電柱パターン(テンプレートパターン14(例えば図13参照))に合致する部分を平滑化射影パターン13から検出し、その検出された位置を円筒形物7の位置10として記憶装置1に格納する(円筒形物7と位置10は例えば図10参照)。
図3は、点群データ5の内容を示す説明図である。
図4は、円筒形物7における射影面への射影状態を示す説明図である。
点群データ5は、例えば、図2に示すような形式にて記憶装置1に格納されている。
図3において、各点6は(x,y,z)の3次元座標値を有している。点6はK個あるとし、そのk番目の点Pkの座標値を(xk,yk,zk)で表す。x,y,zは平面直角座標系であってもよいし、適宜原点をとって例えば東向きにx、北向きにyをとった座標系でもよい。単位は例えばmとする。以下、x,y,zは右手系としてz軸を高さ方向、鉛直上向きとして説明する。3次元空間中の点6群中から、電柱等を表す鉛直な円筒形物7の形状を検出する。特に、円筒形形状上の点を8と表す。
そこで、本実施の形態では、点群をxy平面上に射影して所望の半径をもつ円上に多くの点が射影されている部分、即ち、電柱部分を検出する。更に、テンプレートパターン14とのマッチングを行うことにより、円筒形以外の地点、例えば、壁面などによって直線上に射影点が集中する箇所や樹木の枝や葉の重なりによって比較的一様に射影点が並ぶ箇所との判別を行う。
そこで、射影パターン12から円筒形部分を的確に検出するため、平滑化装置3によってフィルタ処理を行う。これは、円筒形物7が存在した場合、その位置10にてパターンが極大であるピーク値をとるように変換する処理である。更に、円筒形以外の部分の誤検出を防ぐため、変換後のパターンについて、照合装置4が円筒形の理想的な変換後のパターンと照合する。
を考え、これによって重みを変化させたガウシアンフィルタを構成し、これを畳み込むフィルタ処理を行う。このフィルタ処理は、円筒形物7が存在した場合に、射影パターン上でその円筒形物7に対応したピーク値をなすようにするものである。このような作用が確認できれば、他のフィルタによって構成してもよい。
まず、原点を通りxy平面に垂直な中心軸をもつ半径Rの円筒形物7があるとする。円筒形表面上で一様に点8が計測されているとすれば、その点8により生成される射影パターンf(x,y)は、ディラックのデルタ関数を用いて、
とモデル化できる。ここで、図5に示すように、sは円9上の(R,0)からxy平面上反時計回りに測った円周上の長さである。また、θ=s/Rである。aは射影の強度を表す変数で、円筒形物7の高さが高く、多くの点8が円9上に射影される場合は、大きな値となる。つまり、円9の円周上に限り、円筒形物7の高さに比例した強度を有するパターンを表す。
とする。xに対する変化率を調べると、Fx(x)の導関数F’x(x)は、
であり、これはx=0でF’x(0)=0となる。よって、F(x,y)は原点で極値をとる。更に、F’x(x)の微分、
を用いて、F(x,y)の原点での極値が極大値となる条件を調べる。
である。つまり、半径Rがσの√2倍未満であれば、その円9の中心で平滑射影パターンF(x,y)がピーク値をとる。波形は等方性をもつので、ピークを探索することにより円9を検出できることになる。f(x,y)では、一つの円筒形物7に対して円周上に値の高い位置が並ぶことになるが、これを、F(x,y)上で、一つの円筒形物7を円pの中心に生じる一つのピークに対応させている。
である。これはaを係数に有しており、円9への射影点11が多いほど、つまり、円筒形物7が高くてその表面の点8群が多いほどこの値は大きくなる。
また、このF(0,0)をRの関数とみると、R=σで最大値(a/σ)exp(−1/2)をとる。つまり、検出所望の円筒形物7の半径Rをσとしてフィルタを構成すれば、その半径Rの円筒形物7に対する感度が最も高くなり、更に、半径がその√2倍までの円筒形物7で中心にピークを構成し、検出することができる。電柱等においては、いくつか半径の規格がある。また、ノイズや傾きの影響により、射影面上では実際の半径と異なって表されることもある。本実施の形態では、それら全てを検出することを可能とすることができる。R=σとしたときのx軸上での断面の波形16であるF(x,0)を図6に示す。
このように、平滑化射影パターン13上で、ピーク値をとり、かつ、それが大きな値であれば、高さが高く半径がRに近い円筒形物7が存在することになる。
以下、標準偏差σFについて説明する。これも、やはり等方性があるのでx軸上で考えることができ、
である。分子は、
この式でかっこ内は、中心がRcosθであるガウス関数を重みとするxの二乗和である。
と得られる。これより、
と決定できる。あるいは、定積分の分子分母で表されるものは、cosθの二乗についてのexp{−Rsinθ×Rsinθ/(2σ×σ)}による重み付き平均であるので、これをcosθの二乗の平均0.5で近似して、
としてもよい。このように標準偏差σFを定める。
とする。ピーク位置に対してこのテンプレートパターンとの一致度を計算し、一致度が高い場合に円筒形が存在すると判定する。例えば、壁面では壁方向に尾根状に高い値が続くとともに、明確なピークが構成されない。樹木などでは枝ぶりや葉の広がりによってより平坦なパターンとなる。このように壁面や樹木ではテンプレートパターンとの一致度が低くなるため、これにより判別できる。
更に、円筒形物7近傍に壁面などの他の鉛直な面があったとしても、平滑化による影響は距離とともに小さくなるので、円筒形物7による平滑化射影パターン13上のピークに大きな影響を及ぼすことはなく、円筒形物7を検出することができる。
また、平滑化装置3が実行するフィルタがガウシアンフィルタでない場合は、それに合わせたテンプレートパターン14が必要になる。この場合も、上記と同様な考え方で、円筒形物7が存在した場合の平滑射影パターンを近似する正規分布を求め、これをテンプレートパターン14とする。
以上によって、点群からの円筒形形状の検出が可能となる。
ステップST1では、射影装置2が記憶装置1から点群データ5を読み出す。これは、点群データ5を構成する点6群全てでもよいし、範囲を区切って検出を行う場合には、あるx,yの範囲に入る一部分のみでもよい。
ステップST2では、射影装置2は射影パターン12を初期化する。射影パターン12は離散化している。xk,ykそれぞれの最小値をxmin,ymin、最大値をxmax,ymaxとする。また、射影パターン12のx,y軸の離散化の幅をΔλ、例えばΔλ=5cmとする。射影パターン12をfdとすれば、fdのサイズはガウス記号[]を用いて、{[(xmax−xmin)/Δλ]+1}×{[(ymax−ymin)/Δλ]+1}となる。以上より、射影パターン12を、fd(n,m),0≦n≦[(xmax−xmin)/Δλ],0≦m≦[(ymax−ymin)/Δλ]と表す。更に、その値を全て0にする。
によりフィルタを得る。尚、ここで−U≦n≦U、−U≦m≦U、Uは3σを超える最小の整数とする。このときGd(n,m)のサイズは(2U+1)×(2U+1)となる。また、便宜上、Gd(n,m)は、その中央をGd(0,0)で表す。射影パターンfd(n,m)を平滑化して、図12に示すような平滑射影パターンFd(n,m)を得る。このとき、円筒形物7の位置10にてピーク値をとるようになる。
フィルタパターンのGd(n,m)は、予め作成して記憶装置1に記憶されているものとする。あるいは、平滑化装置3にて作成するように構成してもよい。
であり、予め作成して記憶装置1に記憶されているものとする。あるいは、照合装置4にて作成するように構成してもよい。テンプレートの領域は、例えば、−S≦n≦S、−S≦m≦S、Sは3σFを超える最小の整数とする。このときTd(n,m)のサイズは(2S+1)×(2S+1)となる。尚、便宜上、Td(n,m)は、その中央をTd(0,0)で表す。
のように計算する。Fd(n,m)がピーク値を取り、E(n,m)の値が予め定めたしきい値E0以上のときに、(n,m)に円筒形が存在するとして、その座標値(n,m)を記憶装置1に格納する。このしきい値E0は、例えば、0.8のように設定する。あるいは、既知の円筒形存在箇所での評価値のうち、最小となる値を設定してもよい。
以上の動作により、点群データ5から円筒形物7の存在する位置を検出することができる。
図19は、本発明の実施の形態2による対象物検出装置の構成を示すブロック図である。実施の形態2の対象物検出装置は、記憶装置1、射影装置2、平滑化装置3および標準偏差評価装置18からなる。標準偏差評価装置18は標準偏差評価手段を構成するものであり、平滑化射影パターン13上で山状になる領域のピークを検出してピークのある位置のまわりの標準偏差を算出し、標準偏差が所定の値をとる位置を対象物の存在位置として検出する手段である。尚、記憶装置1〜平滑化装置3は、実施の形態1の構成と同様であるため、ここでの説明は省略する。
ステップST21では、標準偏差評価装置18が、先ず平滑化射影パターン13のピーク値を検出する。図21は、平滑化射影パターン13上のピーク値の説明図である。ここで、ピーク値とは平滑射影パターンFd(n,m)において、Fd(n,m)>Fd(n−1,m),Fd(n,m)>Fd(n+1,m),Fd(n,m)>Fd(n,m−1),Fd(n,m)>Fd(n,m+1)となる点である。更に、あるしきい値Fd0を設定して、Fd(n,m)>Fd0となる条件を付加してもよい。Fd0は、例えば、既知の円筒形存在部分についてFd(n,m)の値を調べ、その最小値とする。ここで得られたピーク位置201について、P個得られたとしてそのp番目を(np,mp)と表す。
を求める。なお、範囲202をΩと表記した。
p番目のピーク位置に半径Rpの円筒形物7が存在すれば、その半径Rpは、上記式(15)、あるいは式(18)にてσFをσpと置き換えて表現できる。式(18)によれば、
のように円筒形物7の半径を求める。
あるいは、Rpが、例えば電柱の規格に定められている半径の一つに一致するかどうかを調べる。これも、同様に差が一定値以内であれば、一致する半径の円筒形物7が存在すると判定する。
あるいは、標準偏差ではなく、共分散行列を求め、標準偏差の他、パターンの等方性も用いて判定するようにしてもよい。
図22は、本発明の実施の形態3による対象物検出装置の構成を示すブロック図である。実施の形態3の対象物検出装置は、記憶装置1、照合装置4およびパターン射影装置19を備えている。パターン射影装置19はパターン射影手段を構成しており、2次元パターンを射影するものであり、点群1点に対して、射影パターン12上にフィルタパターン301(図24参照)を加算していくよう構成されている。即ち、パターン射影装置19は、3次元の座標値をもつ点群データ各々の平面への射影位置に、所定の2次元パターンを射影して、評価用射影パターンを生成するパターン射影手段である。また、照合装置4は、基本的な構成は実施の形態1の照合装置4と同様であり、パターン射影装置19から出力された評価用射影パターンとテンプレートパターン14とを照合するよう構成されている。更に、記憶装置1は実施の形態1の記憶装置1と同様である。
と加算していく。図24は、点Pk(xk,yk,zk)に対してフィルタパターン301を射影した結果を表している。全ての点6群に対して射影を行った場合、射影パターンfd(n,m)は実施の形態1で得られるFd(n,m)と同一となる。以下のステップST5以降では、fd(n,m)を平滑化パターンFd(n,m)として処理を行う。
図25は、本発明の実施の形態4による対象物検出装置の構成を示すブロック図である。実施の形態4の対象物検出装置は、記憶装置1、射影装置2、フィルタ装置20、判定装置21を備えている。記憶装置1及び射影装置2は、実施の形態1と同様であるため、ここでの説明は省略する。フィルタ装置20はフィルタ手段を構成するもので、射影パターン12に対して、平滑化射影パターン13の値と、平滑化射影パターン13とテンプレートパターン14との相関係数との積を与えるようなフィルタ処理を行う手段である。即ち、フィルタ装置20は、射影パターンを入力とし、所定のフィルタを射影パターンに作用させるフィルタ手段である。また、判定装置21は判定手段を構成するもので、フィルタ装置20におけるフィルタ処理の結果から円筒形物7の存在を判定する手段である。
ここで、合成したガウス関数G’(x,y)は、
である。以上より、H(x,y)=G’(x,y)*f(x,y)である。
である。更に、評価値E’(n,m)を以下のように定義する。
これは、相関係数E(n,m)と平滑化射影パターン13のテンプレート領域内の二乗和の平方根との積となる。後者は、テンプレート領域内に射影される射影点11数に関係し、鉛直な地物が存在する場合は大きくなる。従って、前者はテンプレート形状との相関であるから円筒形との一致度、後者は射影点数に関係して鉛直面らしさの指標となり、その積で円筒形物7の評価値としている。
より、
となる。E’(n,m)を計算する際に、テンプレートパターンの二乗和の平方根の算出と乗算が省かれ、フィルタを作用させた射影パターンFd’(n,m)をそのまま評価パターンとすることができる。
Claims (10)
- 3次元の座標値をもつ点群データを水平面に射影し射影パターンを生成する射影手段と、
前記射影パターンを入力とし、所定のフィルタ関数で平滑化した平滑化射影パターンを生成する平滑化手段と、
前記平滑化射影パターンと所定のテンプレートパターンとを照合し、前記テンプレートパターンとの相関が高い前記平滑化射影パターン上の位置を対象物の存在位置として検出する照合手段とを備えた対象物検出装置。 - 3次元の座標値をもつ点群データを水平面に射影し射影パターンを生成する射影手段と、
前記射影パターンを入力とし、所定のフィルタ関数で平滑化した平滑化射影パターンを生成する平滑化手段と、
前記平滑化射影パターン上で山状になる領域のピークを検出して当該ピークのある位置のまわりの標準偏差を算出し、前記標準偏差が所定の値をとる位置を対象物の存在位置として検出する標準偏差評価手段とを備えた対象物検出装置。 - 検出する対象物が円筒形状であり、平滑化手段が行う平滑化で使用するフィルタ関数が、標準偏差が前記対象物の底面の半径であるガウス関数で与えられるガウシアンフィルタであることを特徴とする請求項1または請求項2記載の対象物検出装置。
- 3次元の座標値をもつ点群データ各々の平面への射影位置に、所定の2次元パターンを射影して、評価用射影パターンを生成するパターン射影手段と、
前記評価用射影パターンと所定のテンプレートパターンとを照合し、前記テンプレートパターンとの相関が高い前記評価用射影パターン上の位置を対象物の存在位置として検出する照合手段とを備えた対象物検出装置。 - 検出する対象物が円筒形状であり、射影手段が射影する2次元パターンが、標準偏差が前記対象物の底面の半径であるガウス関数で与えられるパターンであることを特徴とする請求項4記載の対象物検出装置。
- 検出する対象物が円筒形状であり、テンプレートパターンが、標準偏差が前記対象物の底面の半径の1.25倍程度であるガウス関数によって形成されるテンプレートパターンであることを特徴とする請求項1または請求項4記載の対象物検出装置。
- 3次元の座標値をもつ点群データを水平面に射影した射影パターンを生成する射影手段と、
前記射影パターンを入力とし、所定のフィルタを前記射影パターンに作用させるフィルタ手段と、
前記フィルタを作用させた射影パターン上で山状になる領域のピークとなる位置を円筒形の対象物の存在位置として検出する判定手段とを備えた対象物検出装置。 - フィルタ手段が作用させるフィルタが、標準偏差が円筒形対象物の底面の半径の1.6倍程度であるガウス関数で与えられるガウシアンフィルタであることを特徴とする請求項7記載の対象物検出装置。
- ガウシアンフィルタを与えるガウス関数の係数が、円筒形対象物の底面の半径の−3乗の0.014倍程度であるガウス関数であることを特徴とする請求項8記載の対象物検出装置。
- 3次元の座標値をもつ点群データから対象物の存在位置を検出する対象物検出方法において、
前記点群データを水平面に射影し射影パターンを生成する射影工程と、
前記射影パターンを入力とし、所定のフィルタ関数で平滑化した平滑化射影パターンを生成する平滑化工程と、
前記平滑化射影パターンと所定のテンプレートパターンとを照合し、前記対象物が存在した地点の平滑化した射影パターンと一致あるいは近似するテンプレートパターンとの相関が高い前記平滑化射影パターン上の位置を前記対象物の存在位置として検出する照合工程とを備えた対象物検出方法。
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