JP2010283451A - 通話装置における受話口の構造、携帯電話機、およびその防水性能試験方法並びに装置 - Google Patents

通話装置における受話口の構造、携帯電話機、およびその防水性能試験方法並びに装置 Download PDF

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Abstract

【課題】防水性能試験の準備のための工数を低減し携帯電話機などの構造の簡単化を図ること。
【解決手段】フロントケース51に設けられたパネル枠部511と、パネル枠部の裏面側においてリアケ−スによって直接的にまたは間接的にパネル枠部に向かって押しつけられた受話用スピ−カ66と、音響用窓514に対向する位置に受話孔611が設けられ、防水性を有する両面テープによってその周縁部がパネル枠部の前面側に貼り付けられた表示パネル61と、表示パネル61の裏面側における受話孔の設けられた位置において、受話孔に対して筐体の内部を液密状態とするように表示パネルに貼り付けられた気体透過性シート63と、を有する。
【選択図】 図5

Description

本発明は、通話装置における受話口の構造、携帯電話機、およびその防水性能試験方法並びに装置に関する。
近年において、携帯電話機はその機能の多様化にともなって防水性を有することが要求されている。防水性を有する携帯電話機については、その開発段階または製品検査において、防水性能試験を行う必要がある。
従来において、防水性能試験の方法に関し、被試験物を減圧された水の中に浸けて被試験物から発生する気泡の有無によって防水性の良否を判定することが提案されている(特許文献1)。
また、電子機器の防水性能試験の方法として、防水形スピーカの通音孔に貼り付けた防水膜を介して内部に空気を流入させ、そのときの空気の通り難さを測定することが提案されている(特許文献2)。
また、従来において、携帯電話機の防水性能試験のために、携帯電話機の中に空気を送り込むための特別の構造が設けられている。
図8は従来の携帯電話機1jの正面図、図9は防水性能試験のための構造を示す断面図、図10は受話用スピ−カの取り付け構造を示す断面図である。
図8および図9において、携帯電話機1jは、受話器側(可動側)の筐体KTGおよび送話器側(固定側)SGの筐体KTSを備える。受話器側の筐体KTJの表面には、表示パネル81の下方にネジ隠しパネル82が貼り付けられている。ネジ隠しパネル82の裏側に、筐体KTJに設けたテスト孔83を塞ぐようにテスト用パッキン84が設けられている。
防水性能試験を行う際には、ネジ隠しパネル82を剥がし、テスト用パッキン84に図示しない注射機針を刺して貫通させ、空気圧源からチューブおよび注射機針を介して筐体KTJの内部NBに加圧された気体を注入する。この状態で、携帯電話機1jを液体の中に浸けて、筐体KTJからの気体の漏れの有無を検出する。
また、従来の携帯電話機1jでは、図10に示すように、受話用スピ−カ85は、表示パネル81の裏面側において、防水シート86aを備えたパッキン86を介して配置され、基板やリブなどの部材BZによって表示パネル81に向かって押しつけられる構造となっている。
特開平3−200039 特開2009−44344
上に述べたように、図8および図9に示す構造の携帯電話機1jの場合に、防水性能試験を行うためには、その準備として、ネジ隠しパネル82を剥がし、テスト用パッキン84に注射機針を貫通させる必要があった。そのため、その準備に時間を要し、またテスト用パッキン84などの部品点数が増加し、携帯電話機1jの構造が複雑化するという不利な点があった。
また、図10に示す受話用スピ−カの取り付け構造では、受話用スピ−カ85がパッキン86を介して表示パネル81に向かって押しつけられる構造であるため、表示パネル81に対して常に外向きの力が加わった状態となる。そのため、表示パネル81を筐体KTJに貼り付けている両面テープ812の浮きまたは剥がれが発生し易くなっていた。
また、図10に示す受話用スピ−カの取り付け構造では、受話用スピ−カ85とパッキン86とが両面テープ87によって密着しており、受話用スピ−カ85の前面の空間が筐体KTJの内部と連通していない。そのため、防水性能試験における空気の注入のために受話孔811を利用することができなかった。
本発明は、上述の問題に鑑みてなされたもので、防水性能試験の準備のための工数を低減し携帯電話機など通話装置の構造の簡単化を図ることを目的とする。
本実施形態の装置は、フロントケースおよびリアケ−スによって筐体が形成される通話装置における受話口の構造において、前記フロントケースに設けられたパネル枠部と、前記パネル枠部の裏面側において、前記パネル枠部に設けられた音響用窓に臨むように配置され、前記リアケ−スによって直接的にまたは間接的に前記パネル枠部に向かって押しつけられた受話用スピ−カと、前記音響用窓に対向する位置に受話孔が設けられ、防水性を有する両面テープによってその周縁部が前記パネル枠部の前面側に貼り付けられた表示パネルと、前記表示パネルの裏面側における前記受話孔の設けられた位置において、前記受話孔に対して前記筐体の内部を液密状態とするように前記表示パネルに貼り付けられた気体透過性シートと、を有する。
本発明によると、防水性能試験の準備のための工数を低減し携帯電話機など通話装置の構造の簡単化を図ることができる。
本実施形態の携帯電話機の外観を示す正面図および左側面図である。 携帯電話機の受話器側のフロントケース側から見た分解斜視図である。 受話器側を部分的に分解してフロントケース側から示す斜視図である。 受話器側を部分的に分解してリアケース側から示す斜視図である。 受話用スピ−カの取り付け構造を示す断面図である。 防水性能試験のための試験装置を取り付けた状態を示す断面図である。 防水性能試験の手順を示すフローチャートである。 従来の携帯電話機の正面図である。 防水性能試験のための従来の構造を示す断面図である。 従来の受話用スピ−カの取り付け構造を示す断面図である。
図1(A)には本実施形態の携帯電話機1の正面図が、図1(B)には携帯電話機1の左側面図が、それぞれ示されている。
図1ないし図4において、本実施形態の携帯電話機1は、送話器側(固定側)SGと受話器側(可動側)JGとがヒンジHJによって回動可能に連結された折り畳み式のものである。送話器側SGの筐体KTSは、表面に操作部SBが設けられたフロントケース11、および、フロントケース11の裏面側に接して配置されたリアケ−ス12からなる。フロントケース11およびリアケ−ス12は、それぞれポリカーボネートまたはABS樹脂などの合成樹脂の成形によって製作される。受話器側JGのフロントケース51およびリアケ−ス52も同様に樹脂成形によって製作される。
操作部SBには、電話番号やその他の情報を入力するための種々の操作ボタン20が、フロントケース11に設けられた穴から表面(前面)に突出する状態で配列されており、操作ボタン20を押すことによって後述するプリント基板に設けられた接点やセンサなどがそれを検知するように構成されている。
また、リアケ−ス12の内部には電池収納部RDが設けられ、その表面は着脱が可能な電池蓋24となっている。フロントケース11とリアケ−ス12とは、リアケ−ス12の側から挿入されてネジ込まれたネジによって一体化されている。
受話器側JGの筐体KTJは、フロントケース51、およびフロントケース51の裏面側に接して配置されたリアケ−ス52からなる。フロントケース51とリアケ−ス52とは、合成ゴムまたは合成樹脂などからなるシール材SZを介して結合されており、シール材SZによって筐体KTJの結合部分に防水性が与えられている。なお、シール材SZの形状、材料、硬度、装着位置、および装着方法などは、種々のものを採用することができる。
フロントケース51の表面には、ポリカーボネートまたはアクリルなどの透明な合成樹脂からなる板状の表示パネル(フロントパネル)61が設けられる。表示パネル61は、メインディスプレイDMの保護、画像の見やすさの向上、携帯電話機1の装飾などの機能を有する。ユーザは、メインディスプレイDMに表示される画像を表示パネル61を介して見ることになる。
表示パネル61の上部位置に、内部に設けられた受話用スピーカ66の発する音声を外部に伝えるための受話口JUが設けられている。受話口JUについては後で詳しく説明する。
図2に示されるように、受話器側JGの筐体KTJには、表示パネル61、パネルシール62、気体透過性シート(受話用シート)63、操作シート71、ワンタッチフレキモジュール72、ワンタッチテ−プ73、メインディスプレイDM、プリント基板PK1、受話用スピ−カ66、カメラ67、サブディスプレイDS、サブLCD用パッキンBJ12、リアパネルテープBJ14、および背面シートSHなどが組み付けられている。
フロントケース51とリアケ−ス52とは、フロントケース51の側から挿入されてネジ込まれた4つのネジNJ,NJ…によって一体化されている。
メインディスプレイDMおよびサブディスプレイDSは、いずれもカラーのLCDからなるディスプレイである。
送話器側SGのプリント基板PK1と受話器側JGの図示しないプリント基板などとの間において、フレキシブルケーブルによって種々の信号の送受信が行われる。フレキシブルケーブルは、ヒンジHJの内部空間を通って撓んだ状態で配設されている。
次に、受話口JUの構造について説明する。
図3ないし図5に示すように、受話口JUにおいて、表示パネル61には受話孔611が設けられている。受話孔611は、表示パネル61を貫通する横長のスリット状の孔である。表示パネル61の裏面には、受話孔611の設けられた位置において、受話孔611に対して筐体KTJの内部を液密状態とするように、気体透過性シート63が貼り付けられている。
気体透過性シート63は、気体を透過させるが液体を透過させないメッシュ631、および、合成樹脂または合成ゴムなどによってメッシュ631の周縁を取り囲むように形成された縁部632を備える。
メッシュ631として、例えば、延伸多孔質であるePTFE(Expanded Polytetrafluoroethylene) などが用いられる。
縁部632には、その全周に渡って、両面テープが貼り付けられている。縁部632に貼り付けられた両面テープが表示パネル61の裏面に粘着することにより、気体透過性シート63が受話孔611を内部から覆う構造となっている。
気体透過性シート63は気体を透過させるので、受話用スピ−カ66からの音をそのまま受話孔611を経て外部に伝導することができ、これによって音響的な機能が十分に確保されている。また、気体透過性シート63は液体を透過させないので、受話孔611から水などが入いった場合でも、気体透過性シート63によってそれ以上の侵入が阻止され、これによって筐体KTJの内部における防水性が確保されている。
フロントケース51には、表示パネル61を貼り付けるためのパネル枠部511が設けられている。パネル枠部511は、メインディスプレイDMの周縁に沿った形状とほぼ同じ形状の開口部51aを有し、受話口JUの付近において幅広となっている。
パネル枠部511には、表示パネル61が、両面テープなどからなるパネルシール62によって、パネル枠部511の表面に密着して貼り付けられる。これにより、フロントケース51と表示パネル61との間の防水性が確保されている。
パネル枠部511には、その表面側に凹部512が、裏面側に凹部513が、それぞれ形成されている。つまり、凹部512,513は、パネル枠部511の一部である。
図5によく示されるように、凹部512の存在によって、気体透過性シート63とパネル枠部511との間に隙間が設けられ、これらが互いに接しない状態となっている。これによって、表示パネル61には、その裏面側から不測の力が作用することなく、したがって表示パネル61を貼り付けたパネルシール62において従来のような浮きや剥がれが発生しない。
なお、パネル枠部511が気体透過性シート63を強く押すことがない程度であれば、つまりそれらが干渉しないのであれば、パネル枠部511と気体透過性シート63とが少々接することがあってもよい。
パネル枠部511には、受話用スピ−カ66の発する音を受話孔611に導くための音響用窓514が設けられている。ここでの例では、音響用窓514は、横方向に長い長円形状であるが、長方形、楕円形、複数の丸孔など、種々の形状または寸法とすることができる。
受話用スピ−カ(レシーバユニット)66は、パネル枠部511の凹部513において、受話パッド64を介してパネル枠部511の表面に接するように配置されている。受話用スピ−カ66は、パネル枠部511の裏面側において、パネル枠部511に設けられた音響用窓514に臨むように配置され、リアケ−ス52によって直接的にまたは間接的にパネル枠部511に向かって押しつけられている。
つまり、受話用スピ−カ66は、リアケ−ス52の内面に設けられたボス部521によって背面側から押され、これによって、受話パッド64を介してパネル枠部511の表面に押しつけられ、脱落しないように取り付けられている。
なお、ボス部521の形状および寸法は、受話用スピ−カ66を押すことによって受話パッド64を適当な寸法だけ撓ませるように設定されている。ボス部521の形状は、リブ状またはブリッジ状など、種々の形状とすることができる。また、受話用スピ−カ66をボス部521によって押すのでなく、バネなどの弾性部材、パッキン、または基板などによって押し、またはそれらを介して押すようにしてもよい。
受話用スピ−カ66には、先端にコネクタが設けられた電線661が接続されており、電線661を介して供給される音声信号によって、通話の際に受信した相手からの音声や着信音などを音声出力する。
受話パッド64は、合成樹脂または合成ゴムなどから枠状に形成されて開口部を有するパッド部641、および、パッド部641の開口部に設けられたメッシュ642を備える。メッシュ642は、それ自体が通気性を有する。受話パッド64は、メッシュ642を介して凹部513の表面に接しているので、受話用スピ−カ66の前面側におけるメッシュ642の周辺の空間RM1と、受話用スピ−カ66の周面側または背面側の空間RM2との間は、メッシュ642を介して空気の流通が可能である。
また、本実施形態では、受話パッド64は、両面テープによって受話用スピ−カ66の表面に貼り付けられている。受話パッド64とパネル枠部511との間には両面テープが設けられていないが、ここにも両面テープを設けることも可能である。
また、受話パッド64において、メッシュ642を省略することも可能である。その場合には、空間RM1と空間RM2とに間に通気性を与えるために、パッド部641またはパネル枠部511などに適当な孔、凹部、または隙間などを設ければよい。
上に述べた実施形態の携帯電話機1は、全体として防水性を有している。次に、携帯電話機1の防水性能試験について説明する。
図6には、携帯電話機1に防水性能試験装置BSを取り付けた状態が示されている。
図6において、防水性能試験装置(試験冶具)BSは、携帯電話機1の筐体KTJをバネなどによって弾性的に挟み付ける把持部111、受話孔611を囲うよう環状に形成され把持部111と表示パネル61との間に配置されて密閉するパッキン112、パッキン112で囲まれた空間に開口する空気孔113、空気孔113に空気を供給するためのチューブ114、および図示しない圧縮空気圧源などを備えている。なお、パッキン112として、シリコンゴム、ウレタンゴムなどを用いることが可能である。
チューブ114から、空気孔113を介して、受話孔611に、加圧された気体である圧縮空気を供給する。そうすると、圧縮空気は、受話孔611から内部に入り、気体透過性シート63を透過して空間RM1に入り、さらに受話パッド64のメッシュ642を通って空間RM2に入る。このようにして、圧縮空気は筐体KTJの内部に流入する。
この状態で、携帯電話機1を液体の中に浸けて、筐体KTJからの気体の漏れの有無を検出する。携帯電話機1を浸ける液体として、粘性および表面張力が低く、不活性で絶縁性を有する液体が好ましい。そのような液体として、水、またはフッ素系の不活性液体、例えば3M社製のフロリナート(登録商標)などを用いることができる。
気体の漏れの有無を検出する方法として、液体中に発生する気泡を観察しまたは収集する方法、供給した気体の圧力の変化を計測する方法などがある。圧力の変化の計測のために、圧力センサまたは圧力計などを用いることができる。気泡が発生した位置を観察することにより、防水性の不良箇所を特定することができる。なお、気体として、空気以外のガスを用いてもよい。
図7に示すフローチャートにおいて、携帯電話機1に防水性能試験装置BSを取り付ける(#11)。受話孔611に圧縮空気を供給する(#12)。携帯電話機1を液体に浸す(#13)。携帯電話機1からの気体の漏れがあれば(#14でイエス)、漏れの位置やその原因を調べる(#15)。気体の漏れがなければ良品として試験を終了する。
なお、送話器側SGの筐体KTSについての防水性能試験は、上に述べた受話器側JGの防水性能試験と同様な手順で行うことが可能である。その場合に、空気を注入するために、受話孔611に代えて、例えば送話口に設けられたマイクロホンのための送話孔を利用することが可能である。
このように、防水性能試験装置BSを用いることにより、従来のテスト用パッキンのような特別の部品を設ける必要がなく、また試験の準備に時間を要することなく、その工数を低減することができ、防水性能試験を容易に迅速にかつ低コストで行うことができる。携帯電話機1の構造の簡単化が図られるので、製品コストの低下が期待できる。
また、携帯電話機1においては、受話孔611から筐体KTJの内部に圧縮空気を供給することが可能な構造であり、しかも、受話孔611から水などが入っても筐体KTJの内部には入ることがなく、防水性が確保されている。
さらに、受話用スピ−カ66をパネル枠部511に対して押しつける構造となっており、受話用スピ−カ66に加えられる力は表示パネル61に作用しない。そのため、表示パネル61を貼り付けたパネルシール62が不測に浮き上がったり剥がれたりすることがない。
上に述べた実施形態において、受話孔611は横長のスリット状であるが、長円形状、円形の小孔が複数配置された形状など、種々の形状であってもよい。
上に述べた実施形態において、フロントケース51およびリアケ−ス52の形状は、上に述べた以外の種々の形状であってもよい。例えば、フロントケース51およびリアケ−ス52が平板状または箱状のものであってもよい。これらの正面視の形状は、矩形状、卵形状、楕円形状、長円形状、多角形状、その他の種々の形状であってもよい。フロントケース51またはリアケ−ス52が複数個のケースまたは部品などからなっていてもよい。フロントケース51とリアケ−ス52との間に他の部材が介在する構造であってもよい。
上に述べた実施形態において、フロントケース51、リアケ−ス52、パネル枠部511、表示パネル61、パネルシール62、気体透過性シート63、受話パッド64、受話用スピ−カ66、受話口JU、携帯電話機1、または防水性能試験装置BSの全体または各部の構成、構造、形状、寸法、成形方法、製作方法、配置、個数、材質、位置などは、上に述べた以外に種々変更することができる。
上に述べた例では折り畳み式の携帯電話機1について説明したが、折り畳み式でない携帯電話機、携帯電話機以外の種々の携帯端末機、固定の電話機、その他の通話装置などにも、本発明を適用することができる。
1 携帯電話機(通話装置)
51 フロントケース
52 リアケ−ス
511 パネル枠部
514 音響用窓
61 表示パネル
611 受話孔
62 パネルシール(両面テープ)
63 気体透過性シート
64 受話パッド
66 受話用スピ−カ
JU 受話口
SZ シール材
BS 防水性能試験装置
111 把持部
112 パッキン
113 空気孔(供給孔)
114 チューブ

Claims (7)

  1. フロントケースおよびリアケ−スによって筐体が形成される通話装置における受話口の構造において、
    前記フロントケースに設けられたパネル枠部と、
    前記パネル枠部の裏面側において、前記パネル枠部に設けられた音響用窓に臨むように配置され、前記リアケ−スによって直接的にまたは間接的に前記パネル枠部に向かって押しつけられた受話用スピ−カと、
    前記音響用窓に対向する位置に受話孔が設けられ、防水性を有する両面テープによってその周縁部が前記パネル枠部の前面側に貼り付けられた表示パネルと、
    前記表示パネルの裏面側における前記受話孔の設けられた位置において、前記受話孔に対して前記筐体の内部を液密状態とするように前記表示パネルに貼り付けられた気体透過性シートと、
    を有する通話装置における受話口の構造。
  2. 前記気体透過性シートは、前記パネル枠部に接しない状態で前記表示パネルに貼り付けられている、
    請求項1記載の通話装置における受話口の構造。
  3. 前記フロントケースとリアケ−スとはシール材を介して結合されており、当該通話装置が全体として防水性を有している、
    請求項1または2記載の通話装置における受話口の構造。
  4. フロントケースおよびリアケ−スによって筐体が形成される携帯電話機において、
    前記フロントケースに設けられたパネル枠部と、
    前記パネル枠部の裏面側において、前記パネル枠部に設けられた音響用窓に臨むように配置され、前記リアケ−スによって直接的にまたは間接的に前記パネル枠部に向かって押しつけられた受話用スピ−カと、
    前記音響用窓に対向する位置に受話孔が設けられ、防水性を有する両面テープによってその周縁部が前記パネル枠部の前面側に貼り付けられた表示パネルと、
    前記表示パネルの裏面側における前記受話孔の設けられた位置において、前記受話孔を外部に対して液密状態とするように前記表示パネルに貼り付けられた気体透過性シートと、を有し、
    前記フロントケースとリアケ−スとの間がシール材を介して結合されており、当該携帯電話機が全体として防水性を有している、
    携帯電話機。
  5. 携帯電話機の防水性能試験方法において、
    前記携帯電話機に設けられた受話口の受話孔から加圧された気体を注入し、当該携帯電話機を液体の中に浸けて筐体からの気体の漏れの有無を検出する、
    携帯電話機の防水性能試験方法。
  6. 請求項4記載の携帯電話機の防水性能試験方法において、
    前記受話孔から加圧された気体を注入し、注入した気体を前記気体透過性シートを透過させて当該携帯電話機の内部に流入させ、当該携帯電話機を液体の中に浸けて筐体からの気体の漏れの有無を検出する、
    携帯電話機の防水性能試験方法。
  7. 請求項6記載の携帯電話機の防水性能試験方法に用いる防水性能試験装置において、
    前記携帯電話機の筐体を弾性的に挟み付ける把持部と、
    前記受話孔を囲うよう環状に形成されて把持部と前記表示パネルとの間に配置されて密閉するパッキンと、
    前記パッキンで囲まれた空間に開口する供給孔と、
    前記供給孔に気体を供給するためのチューブと、
    を備える防水性能試験装置。
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