JP2010282747A - 燃料電池スタック - Google Patents

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Abstract

【課題】簡単な構成で、セパレータの面内における温度分布を均一化させることができ、発電性能及び耐久性の向上を図ることを可能にする。
【解決手段】燃料電池スタック10を構成する発電セル12は、第1セパレータ14、電解質膜・電極構造体16及び第2セパレータ18を備える。発電セル12の短辺方向の第1の辺には、冷却媒体供給連通孔34aと冷却媒体排出連通孔36bとが上下方向に設けられる。発電セル12の短辺方向の第2の辺には、冷却媒体排出連通孔34bと冷却媒体供給連通孔36aとが上下方向に設けられる。冷却媒体供給連通孔34aは、冷却媒体排出連通孔34bと向かい合う位置に設定される一方、冷却媒体排出連通孔36bは、冷却媒体供給連通孔36aと向かい合う位置に設定される。
【選択図】図1

Description

本発明は、電解質の両側に一対の電極が設けられる電解質・電極構造体とセパレータとが積層されるとともに、前記セパレータの各電極対向面には、前記電極に沿って燃料ガスを供給する燃料ガス流路及び酸化剤ガスを供給する酸化剤ガス流路が設けられ、且つ、前記セパレータ間には、冷却媒体を流通させる冷却媒体流路が形成される燃料電池スタックに関する。
例えば、固体高分子型燃料電池は、高分子イオン交換膜からなる電解質膜の両側に、それぞれアノード側電極及びカソード側電極を配設した電解質膜・電極構造体(MEA)を、一対のセパレータによって挟持した単位セルを備えている。この種の燃料電池は、通常、所定の数の単位セルを積層することにより、燃料電池スタックとして使用されている。
上記の燃料電池では、一方のセパレータの面内に、アノード側電極に対向して燃料ガスを流すための燃料ガス流路が設けられるとともに、他方のセパレータの面内に、カソード側電極に対向して酸化剤ガスを流すための酸化剤ガス流路が設けられている。また、セパレータ間には、冷却媒体を流すための冷却媒体流路が、前記セパレータの面方向に沿って設けられている。
さらに、この種の燃料電池では、単位セルの積層方向に貫通して燃料ガスを流すための燃料ガス供給連通孔及び燃料ガス排出連通孔と、酸化剤ガスを流すための酸化剤ガス供給連通孔及び酸化剤ガス排出連通孔と、冷却媒体を流すための冷却媒体供給連通孔及び冷却媒体排出連通孔とを内部に備える、所謂、内部マニホールド型燃料電池を構成する場合が多い。
内部マニホールド型燃料電池として、例えば、特許文献1に開示されている固体高分子型燃料電池が知られている。この燃料電池は、図8に示すように、長方形状のセパレータ1を備えている。セパレータ1の長手方向一端部側には、燃料ガス供給孔2a、酸化剤ガス供給孔3a及び一対の冷却水供給孔4a1、4a2が形成されるとともに、前記セパレータ1の長手方向他端部側には、燃料ガス排出孔2b、酸化剤ガス排出孔3b及び一対の冷却水排出孔4b1、4b2が形成されている。
セパレータ1の面内には、冷却水用の凹溝5aを備える冷却水流路5が長手方向に延在して設けられている。冷却水流路5の入口側は、入口接続通路6aを介して一対の冷却水供給孔4a1、4a2に連通する一方、前記冷却水流路5の出口側は、出口接続通路6bを介して一対の冷却水排出孔4b1、4b2に連通している。
特開2007−213971号公報
上記の特許文献1では、セパレータ1の左右両端の角部に、それぞれ一対の冷却水供給孔4a1、4a2及び冷却水排出孔4b1、4b2が設けられている。従って、冷却水は、セパレータ1の長手方向一端側から長手方向他端側に向かって流動するため、前記セパレータ1の面内に温度勾配が発生し易い。これにより、セパレータ1の面内での温度分布を均一化させることができず、燃料電池の発電性能及び耐久性が低下するという問題がある。
本発明はこの種の問題を解決するものであり、簡単な構成で、セパレータの面内における温度分布を均一化させることができ、発電性能及び耐久性の向上を図ることが可能な燃料電池スタックを提供することを目的とする。
本発明は、電解質の両側に一対の電極が設けられる電解質・電極構造体とセパレータとが積層されるとともに、前記セパレータの各電極対向面には、前記電極に沿って燃料ガスを供給する燃料ガス流路及び酸化剤ガスを供給する酸化剤ガス流路が設けられ、且つ、前記セパレータ間には、冷却媒体を流通させる冷却媒体流路が形成される燃料電池スタックに関するものである。
この燃料電池スタックは、セパレータの互いに対向する一方の第1の辺及び第2の辺には、それぞれ複数の連通孔が、積層方向に貫通して設けられるとともに、前記第1の辺には、前記連通孔である冷却媒体供給連通孔と冷却媒体排出連通孔とが配置され、前記冷却媒体供給連通孔は、前記第2の辺に設けられる前記連通孔である冷却媒体排出連通孔と向かい合い、且つ前記冷却媒体排出連通孔は、前記第2の辺に設けられる前記連通孔である冷却媒体供給連通孔と向かい合う位置に設定されている。
また、第1の辺には、冷却媒体供給連通孔と冷却媒体排出連通孔とが交互に配置されることが好ましい。
本発明によれば、セパレータの第1の辺には、冷却媒体供給連通孔と冷却媒体排出連通孔とが配置されるとともに、前記冷却媒体供給連通孔は、前記セパレータの第2の辺に設けられる冷却媒体排出連通孔と向かい合い、且つ前記冷却媒体排出連通孔は、前記セパレータの前記第2の辺に設けられる冷却媒体供給連通孔と向かい合っている。
このため、セパレータの面内では、冷却媒体は、種々の方向に流通するとともに、前記冷却媒体の流れが撹拌される。これにより、簡単な構成で、発電面内における温度分布を均一化させることができ、発電性能及び耐久性の向上を図ることが可能になる。
本発明の第1の実施形態に係る燃料電池スタックを構成する発電セルの要部分解斜視説明図である。 前記発電セルを構成する第1セパレータの正面説明図である。 本発明の第2の実施形態に係る燃料電池スタックを構成する発電セルの要部分解斜視説明図である。 前記発電セルを構成する第1セパレータの正面説明図である。 本発明の第3の実施形態に係る燃料電池スタックを構成する発電セルの要部分解斜視説明図である。 本発明の第4の実施形態に係る燃料電池スタックを構成する発電セルの要部分解斜視説明図である。 前記発電セルを構成する第1セパレータの正面説明図である。 特許文献1のセパレータの説明図である。
図1に示すように、本発明の第1の実施形態に係る燃料電池スタック10は、発電セル12を備え、複数の前記発電セル12を水平方向(矢印A方向)に沿って互いに積層して構成される。発電セル12の積層方向両端には、図示しないが、ターミナルプレート、絶縁プレート及びエンドプレートが積層されるとともに、前記エンドプレート間には、タイロッドが配置されて積層方向に締め付け荷重が付与されている。なお、エンドプレートを端板とするケーシング内に収容して構成してもよい。
発電セル12は、第1セパレータ14、電解質膜・電極構造体(電解質・電極構造体)16及び第2セパレータ18を備える。第1セパレータ14及び第2セパレータ18は、例えば、カーボンセパレータや金属セパレータにより構成される。
電解質膜・電極構造体16は、例えば、パーフルオロスルホン酸の薄膜に水が含浸された固体高分子電解質膜20と、前記固体高分子電解質膜20を挟持するアノード側電極22及びカソード側電極24とを備える。
アノード側電極22及びカソード側電極24は、カーボンペーパ等からなるガス拡散層(図示せず)と、白金合金が表面に担持された多孔質カーボン粒子が前記ガス拡散層の表面に一様に塗布されて形成される電極触媒層(図示せず)とを有する。電極触媒層は、固体高分子電解質膜20の両面に形成される。
発電セル12の長辺方向(矢印C方向)の上端縁部には、矢印A方向に互いに連通して、酸化剤ガス、例えば、酸素含有ガスを供給するための酸化剤ガス供給連通孔30a、及び燃料ガス、例えば、水素含有ガスを供給するための燃料ガス供給連通孔32aが設けられる。
発電セル12の長辺方向の(矢印C方向)下端縁部には、矢印A方向に互いに連通して、燃料ガスを排出するための燃料ガス排出連通孔32b、及び酸化剤ガスを排出するための酸化剤ガス排出連通孔30bが設けられる。
発電セル12の短辺方向(矢印B方向)の第1の辺には、矢印A方向に互いに連通して、冷却媒体を供給するための冷却媒体供給連通孔34aと、前記冷却媒体を排出するための冷却媒体排出連通孔36bとが、隣接して上下方向に設けられる。
発電セル12の短辺方向(矢印B方向)の第2の辺には、矢印A方向に互いに連通して、冷却媒体を排出するための冷却媒体排出連通孔34bと、前記冷却媒体を供給するための冷却媒体供給連通孔36aとが、隣接して上下方向に設けられる。冷却媒体供給連通孔34aは、冷却媒体排出連通孔34bと矢印B方向に沿って互いに向かい合う位置に設定される一方、冷却媒体排出連通孔36bは、冷却媒体供給連通孔36aと矢印B方向に沿って互いに向かい合う位置に設定される。
第1セパレータ14の電解質膜・電極構造体16に向かう面14aには、燃料ガス供給連通孔32aと燃料ガス排出連通孔32bとを連通する燃料ガス流路38が形成される。
第2セパレータ18の電解質膜・電極構造体16に向かう面18aには、酸化剤ガス供給連通孔30aと酸化剤ガス排出連通孔30bとを連通する酸化剤ガス流路40が形成される。
第1セパレータ14の面14bと第2セパレータ18の面18bとの間には、冷却媒体供給連通孔34a、36aと冷却媒体排出連通孔34b、36bとを連通する冷却媒体流路42が形成される(図1及び図2参照)。冷却媒体流路42は、上下にも隣接する溝部同士が連通している。
第1セパレータ14の面14a、14bには、第1シール部材50が配設されるとともに、第2セパレータ18の面18a、18bには、第2シール部材52が配設される。
このように構成される燃料電池スタック10の動作について、以下に説明する。
先ず、図1に示すように、酸化剤ガス供給連通孔30aに酸素含有ガス等の酸化剤ガスが供給されるとともに、燃料ガス供給連通孔32aに水素含有ガス等の燃料ガスが供給される。さらに、冷却媒体供給連通孔34a、36aに純水やエチレングリコール、オイル等の冷却媒体が供給される。
このため、酸化剤ガスは、酸化剤ガス供給連通孔30aから第2セパレータ18の酸化剤ガス流路40に導入される。この酸化剤ガスは、酸化剤ガス流路40に沿って矢印C方向(重力方向)に移動し、電解質膜・電極構造体16のカソード側電極24に供給される。
一方、燃料ガスは、燃料ガス供給連通孔32aから第1セパレータ14の燃料ガス流路38に導入される。この燃料ガスは、燃料ガス流路38に沿って重力方向(矢印C方向)に移動し、電解質膜・電極構造体16のアノード側電極22に供給される。
従って、電解質膜・電極構造体16では、カソード側電極24に供給される酸化剤ガスと、アノード側電極22に供給される燃料ガスとが、電極触媒層内で電気化学反応により消費されて発電が行われる。
次いで、電解質膜・電極構造体16のカソード側電極24に供給されて消費された酸化剤ガスは、酸化剤ガス排出連通孔30bに沿って矢印A方向に排出される。電解質膜・電極構造体16のアノード側電極22に供給されて消費された燃料ガスは、燃料ガス排出連通孔32bに沿って矢印A方向に排出される。
一方、2つの冷却媒体供給連通孔34a、36aに供給された冷却媒体は、図1及び図2に示すように、第1セパレータ14と第2セパレータ18との間に形成された冷却媒体流路42に導入される。
この場合、第1の実施形態では、発電セル12の第1の辺には、冷却媒体供給連通孔34aと冷却媒体排出連通孔36bとが上下方向に設けられる一方、前記発電セル12の第2の辺には、冷却媒体排出連通孔34bと冷却媒体供給連通孔36aとが上下方向に設けられている。
そして、冷却媒体供給連通孔34aと冷却媒体排出連通孔34b及び冷却媒体供給連通孔36aと冷却媒体排出連通孔36bとは、矢印B方向に沿って互いに向かい合った位置に配置されている。このため、冷却媒体流路42の面内では、冷却媒体は、種々の方向に、すなわち、冷却媒体供給連通孔34aから冷却媒体排出連通孔34b及び/又は冷却媒体排出連通孔36bに、冷却媒体供給連通孔36aから冷却媒体排出連通孔36b及び/又は冷却媒体排出連通孔34bに、流通するとともに、前記冷却媒体の流れが攪拌されている。
これにより、簡単な構成で、発電セル12の発電面内における温度分布を均一化させることができ、燃料電池スタック10全体の発電性能及び耐久性の向上を図ることが可能になるという効果が得られる。
図3は、本発明の第2の実施形態に係る燃料電池スタック60を構成する発電セル62の要部分解斜視説明図である。
なお、第1の実施形態に係る燃料電池スタック10を構成する発電セル12と同一の構成要素には同一の参照符号を付して、その詳細な説明は省略する。
発電セル62は、第1セパレータ64、電解質膜・電極構造体66及び第2セパレータ68を備える。図3及び図4に示すように、発電セル62の短辺方向の第1の辺には、矢印A方向に互いに連通して冷却媒体供給連通孔70a、冷却媒体排出連通孔72b、冷却媒体供給連通孔74a及び冷却媒体排出連通孔76bが上下方向に設けられる。
発電セル62の短辺方向の第2の辺には、矢印A方向に互いに連通して、冷却媒体排出連通孔70b、冷却媒体供給連通孔72a、冷却媒体排出連通孔74b及び冷却媒体供給連通孔76aが上下方向に沿って設けられる。
冷却媒体供給連通孔70aと冷却媒体排出連通孔70bとは、矢印B方向に沿って互いに向かい合う位置に設定され、冷却媒体供給連通孔72aと冷却媒体排出連通孔72bとは、矢印B方向に沿って互いに向かい合う位置に設定される。同様に、冷却媒体供給連通孔74aと冷却媒体排出連通孔74bとは、矢印B方向に沿って互いに向かい合う位置に設定されるとともに、冷却媒体供給連通孔76aと冷却媒体排出連通孔76bとは、互いに向かい合う位置に設定される。
このように構成される第2の実施形態では、冷却媒体流路42には、発電セル62の第1の辺に設けられている2つの冷却媒体供給連通孔70a、74aと、前記発電セル62の第2の辺に設けられている2つの冷却媒体供給連通孔72a、76aからそれぞれ冷却媒体が導入されている。
従って、冷却媒体流路42の面内では、冷却媒体は、種々の方向に、すなわち、冷却媒体供給連通孔70aから冷却媒体排出連通孔70b及び/又は冷却媒体排出連通孔72bに、冷却媒体供給連通孔72aから冷却媒体排出連通孔72b及び/又は冷却媒体排出連通孔70bに、冷却媒体供給連通孔74aから冷却媒体排出連通孔74b及び/又は冷却媒体排出連通孔76bに、冷却媒体供給連通孔76aから冷却媒体排出連通孔76b及び/又は冷却媒体排出連通孔74bに、流通するとともに、互いに攪拌されることにより、前記冷却媒体流路42全体にわたって冷却媒体が均等に行き渡ることができる。これにより、冷却媒体流路42全面における温度分布を、一層確実に均一化することが可能になるという効果が得られる。
図5は、本発明の第3の実施形態に係る燃料電池スタック80を構成する発電セル82の要部分解斜視説明図である。
なお、第2の実施形態に係る燃料電池スタック60を構成する発電セル62と同一の構成要素には同一の参照符号を付して、その詳細な説明は省略する。また、以下に説明する第4の実施形態においても同様に、その詳細な説明は省略する。
発電セル82を構成する第2セパレータ68は、面18b側に仕切り用凸部84を設けることにより、上下に2つの冷却媒体流路42a、42bが分割形成される。なお、凸部84は、第1セパレータ64及び/又は第2セパレータ68に設けることができる。
冷却媒体流路42aには、冷却媒体供給連通孔70a、72a及び冷却媒体排出連通孔70b、72bが連通するとともに、冷却媒体流路42bには、冷却媒体供給連通孔74a、76a及び冷却媒体排出連通孔74b、76bが連通する。
このように構成される第3の実施形態では、冷却面を凸部84により仕切ることにより、上下に2つの冷却媒体流路42a、42bが独立して形成されている。そして、各冷却媒体流路42a、42bは、実質的に第1の実施形態と同様に構成されており、この第3の実施形態では、上記の第1及び第2の実施形態と同様の効果が得られる。
しかも、各冷却媒体流路42a、42bは、独立しているため、例えば、上側の前記冷却媒体流路42aを低温に、且つ下側の前記冷却媒体流路42bを高温に設定し、上下で温度を変えることができる。また、各冷却媒体流路42a、42bで、それぞれ冷却媒体の流量を変えることも可能である。
図6は、本発明の第4の実施形態に係る燃料電池スタック90を構成する発電セル92の要部分解斜視説明図である。
発電セル92は、第1セパレータ94、電解質膜・電極構造体96、第2セパレータ98を備える。図6及び図7に示すように、発電セル92の短辺方向の第1の辺には、矢印A方向に互いに連通して、冷却媒体供給連通孔70a、冷却媒体排出連通孔72b、冷却媒体供給連通孔74a及び冷却媒体排出連通孔76bが上下方向に設けられる。発電セル92の短辺方向の第2の辺には、矢印A方向に互いに連通して、冷却媒体排出連通孔70b、冷却媒体供給連通孔72a、冷却媒体供給連通孔76a及び冷却媒体排出連通孔74bが上下方向に設けられる。
このように構成される第4の実施形態では、酸化剤ガス流路40及び燃料ガス流路38の下流側、すなわち、発電セル92の下部側に対応して冷却媒体排出連通孔74b、76bが配置され、前記冷却媒体排出連通孔74b、76bの上部側に冷却媒体供給連通孔76a、74aが配置されている。
従って、発電セル92の下部側の温度が他の部分よりも低く、酸化剤ガス流路40や燃料ガス流路38の下流側で結露が発生し易い際に、前記下部側に比較的高温の冷却媒体を流すことができる。これにより、発電セル92の下部側の温度を高く保つことが可能になり、結露水の発生を良好に阻止することができるという利点が得られる。
10、60、80、90…燃料電池スタック
12、62、82、92…発電セル
14、18、64、68、94、98…セパレータ
16、66、96…電解質膜・電極構造体
20…固体高分子電解質膜 22…アノード側電極
24…カソード側電極 30a…酸化剤ガス供給連通孔
30b…酸化剤ガス排出連通孔 32a…燃料ガス供給連通孔
32b…燃料ガス排出連通孔
34a、36a、70a、72a、74a、76a…冷却媒体供給連通孔
34b、36b、70b、72b、74b、76b…冷却媒体排出連通孔
38…燃料ガス流路 40…酸化剤ガス流路
42、42a、42b…冷却媒体流路 84…凸部

Claims (2)

  1. 電解質の両側に一対の電極が設けられる電解質・電極構造体とセパレータとが積層されるとともに、前記セパレータの各電極対向面には、前記電極に沿って燃料ガスを供給する燃料ガス流路及び酸化剤ガスを供給する酸化剤ガス流路が設けられ、且つ、前記セパレータ間には、冷却媒体を流通させる冷却媒体流路が形成される燃料電池スタックであって、
    前記セパレータの互いに対向する一方の第1の辺及び第2の辺には、それぞれ複数の連通孔が、積層方向に貫通して設けられるとともに、
    前記第1の辺には、前記連通孔である冷却媒体供給連通孔と冷却媒体排出連通孔とが配置され、
    前記冷却媒体供給連通孔は、前記第2の辺に設けられる前記連通孔である冷却媒体排出連通孔と向かい合い、且つ前記冷却媒体排出連通孔は、前記第2の辺に設けられる前記連通孔である冷却媒体供給連通孔と向かい合う位置に設定されることを特徴とする燃料電池スタック。
  2. 請求項1記載の燃料電池スタックにおいて、前記第1の辺には、前記冷却媒体供給連通孔と前記冷却媒体排出連通孔とが交互に配置されることを特徴とする燃料電池スタック。
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