JP2010282368A - 運転支援装置、及びプログラム - Google Patents

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三輝 國分
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Abstract

【課題】簡易な構成で、ドライバの運転を安全な運転及び省燃費な運転に導く。
【解決手段】自車両1の速度を検出する車速センサ16と、周辺車両90と自車両1との間の車間距離D[m]を検出する車間距離センサ14と、予め定められた車間時間32aに対応する自車両1のドライバの心理状態が登録されたテーブル32及び予め定められた車間時間30aに対応する周辺車両90のドライバの心理状態が登録されたテーブル30を記憶したHDD18とを含んで構成し、検出された速度V[m/s]及び検出された車間距離D[m]に基づいて、車間時間T[s]を演算し(ステップ108)、演算された車間時間T[s]及びHDD18の記憶内容に基づいて、演算された車間時間T[s]に対応する自車両1のドライバの心理状態及び周辺車両90のドライバの心理状態を自車両1のドライバに報知するように制御する(ステップ110、112、114)。
【選択図】図1

Description

本発明は、運転支援装置、及びプログラムに関する。
従来、車間距離や車間時間が、安全上や省燃費運転上、一定値以下となっている場合に警告やアドバイスなどの情報を提供する技術が知られている(例えば、特許文献1、特許文献2参照)。
また、従来、自車両のドライバ(運転者)の心理状態を、複数の様々なセンサを用いて推定し、推定された心理状態をドライバにフィードバックする技術が知られている(例えば、特許文献3、特許文献4参照)。
更に、従来、周辺車両のドライバの注意状態を、複数の様々なセンサを用いて推定し、周辺車両のドライバの注意状態のレベルが低い場合に警告などを行う技術が知られている(例えば、特許文献5参照)。
特開2007−140734号公報 特開2007−161056号公報 特開2003−339681号公報 特開2008−62852号公報 特開2008−129772号公報
しかしながら、特許文献1に記載の省燃費運転システム、及び特許文献2に記載の車両用運転操作補助装置では、車間距離や車間時間の値が小さくなって一定値以下となった場合に警告などが行われるが、何故警告されたのかその理由がドライバは分からず、このような省燃費運転システム及び車両用運転操作補助装置は需要が低いものと考えられる。また、意図的に車間距離を短くして走ろうとするドライバにとっては、その警告が非常にわずらわしい。このため、特許文献1及び特許文献2に記載の技術では、警告などが行われてもドライバの運転を安全な運転または省燃費な運転に導くことができない、という問題がある。
また、特許文献3に記載の車両用表示装置、特許文献4に記載の車両制御装置、及び特許文献5に記載の運転支援装置では、ドライバの心理状態や注意状態を推定するために多くのセンサを搭載しなければならず、簡易な構成でドライバの心理状態を推定できず、コストがかかる、という問題がある。
本発明は上記問題点を解決するために成されたものであり、簡易な構成で、ドライバの運転を安全な運転及び省燃費な運転に導くことができる運転支援装置、及びプログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る第1の運転支援装置は、自車両の速度を検出する車速検出手段と、周辺車両と自車両との間の車間距離を検出する車間距離検出手段と、前記車速検出手段で検出された速度及び前記車間距離検出手段で検出された車間距離に基づいて、前記車間距離検出手段で検出された車間距離を前記車速検出手段で検出された速度で除した車間時間を演算する演算手段と、予め定められた車間時間に対応する自車両のドライバの心理状態、及び予め定められた車間時間に対応する周辺車両のドライバの心理状態を記憶した記憶手段と、前記演算手段によって演算された車間時間、及び前記記憶手段の記憶内容に基づいて、前記演算手段によって演算された車間時間に対応する自車両のドライバの心理状態及び周辺車両のドライバの心理状態を自車両のドライバに報知するように制御する制御手段とを含んで構成されている。
本発明に係る第1の運転支援装置によれば、記憶手段(例えばHDD(Hard Disk Drive)など)に予め車間時間に対応する自車両のドライバの心理状態及び車間時間に対応する周辺車両のドライバの心理状態が記憶されている。そして、車速検出手段(例えば車速センサなど)によって自車両の速度が検出され、車間距離検出手段(例えばミリ波レーダなど)によって周辺車両と自車両との間の車間距離が検出される。そして、検出された車間距離を検出された速度で除した車間時間が演算されて、この演算された車間時間に対応する自車両のドライバの心理状態及び周辺車両のドライバの心理状態が自車両のドライバに報知される。これにより、自車両のドライバに、自身の心理状態(感情、気分)がどのような状態であるのか、また、周辺車両のドライバがどのような心理状態であるのか、といった客観的な情報が報知されるため、自車両のドライバのメタ認知能力(他者から自分がどう見られているか、自身がどんな心理状態でいるか等を客観的に把握することができる能力)が向上されて、車間時間が小さく安全で省燃費な運転でない場合には、自車両のドライバは、車間時間が大きくなるような運転を行うように導かれる。すなわち、本発明に係る第1の運転支援装置によれば、自車両のドライバの運転を安全で省燃費な運転となるように導くことができる。また、本発明に係る第1の運転支援装置によれば、多数のセンサを用いることなく、簡易な構成で、自車両のドライバの心理状態及び周辺車両のドライバの心理状態を自車両のドライバに報知することができる。よって、本発明に係る第1の運転支援装置によれば、簡易な構成で、ドライバの運転を安全な運転及び省燃費な運転に導くことができる。
また、上記目的を達成するために、本発明に係る第2の運転支援装置は、周辺車両と自車両との間の車間距離を検出する車間距離検出手段と、予め定められた車間距離に対応する自車両のドライバの心理状態、及び予め定められた車間距離に対応する周辺車両のドライバの心理状態を記憶した記憶手段と、前記車間距離検出手段によって検出された車間距離、及び前記記憶手段の記憶内容に基づいて、前記車間距離検出手段によって検出された車間距離に対応する自車両のドライバの心理状態及び周辺車両のドライバの心理状態を自車両のドライバに報知するように制御する制御手段とを含んで構成されている。
本発明に係る第2の運転支援装置によれば、記憶手段(例えば、HDD)に予め車間距離に対応する自車両のドライバの心理状態及び車間距離に対応する周辺車両のドライバの心理状態が記憶されている。そして、車間距離検出手段(例えばミリ波レーダなど)によって周辺車両と自車両との間の車間距離が検出される。そして、検出された車間距離に対応する自車両のドライバの心理状態及び周辺車両のドライバの心理状態が自車両のドライバに報知される。これにより、自車両のドライバに、自身の心理状態がどのような状態であるのか、また、周辺車両のドライバがどのような心理状態であるのか、といった客観的な情報が報知されるため、自車両のドライバのメタ認知能力(上記で説明したように、他者から自分がどう見られているか、自身がどんな心理状態でいるか等を客観的に把握することができる能力)が向上されて、車間距離が小さく安全で省燃費な運転でない場合には、自車両のドライバは、車間距離が大きくなるような運転を行うように導かれる。すなわち、本発明に係る第2の運転支援装置によれば、自車両のドライバの運転を安全で省燃費な運転となるように導くことができる。また、本発明に係る第2の運転支援装置によれば、多数のセンサを用いることなく、簡易な構成で、自車両のドライバの心理状態及び周辺車両のドライバの心理状態を自車両のドライバに報知することができる。よって、本発明に係る第2の運転支援装置によれば、簡易な構成で、ドライバの運転を安全な運転及び省燃費な運転に導くことができる。
また、第1の運転支援装置において、前記演算手段によって演算された車間時間、及び前記記憶手段の記憶内容に基づいて、前記演算手段によって演算された車間時間に対応する自車両のドライバの心理状態を周辺車両に通知する通知手段を更に備えるようにしてもよい。これにより、周辺車両のドライバに、自車両のドライバの心理状態が通知されるため、周辺車両のドライバのメタ認知能力(例えば、他者から自分がどう見られているか等を客観的に把握することができる能力)が向上されて、車間時間が小さく安全で省燃費な運転でない場合には、周辺車両のドライバは、車間時間が大きくなるような運転を行うように、すなわち、安全で省燃費な運転となるように導かれる。
また、第2の運転支援装置において、前記車間距離検出手段によって検出された車間距離、及び前記記憶手段の記憶内容に基づいて、前記車間距離検出手段によって検出された車間距離に対応する自車両のドライバの心理状態を周辺車両に通知する通知手段を更に備えるようにしてもよい。これにより、周辺車両のドライバに、自車両のドライバの心理状態が通知されるため、周辺車両のドライバのメタ認知能力(例えば、上記で説明した、他者から自分がどう見られているか等を客観的に把握することができる能力)が向上されて、車間時間が小さく安全で省燃費な運転でない場合には、周辺車両のドライバは、車間時間が大きくなるような運転を行うように、すなわち、安全で省燃費な運転となるように導かれる。
また、前記制御手段を、自車両のドライバの心理状態及び周辺車両のドライバの心理状態を表すアイコン、色、単語、及び文章の少なくとも1つを表示手段に表示させるか、自車両のドライバの心理状態及び周辺車両のドライバの心理状態を表す音声、警報、及び音楽の少なくとも1つを音発生手段から出力させるか、または自車両のドライバの心理状態及び周辺車両のドライバの心理状態を表す振動を振動発生手段に振動させるように制御することにより、自車両のドライバの心理状態及び周辺車両のドライバの心理状態を自車両のドライバに報知するようにしてもよい。
また、前記制御手段を、報知するように制御された自車両のドライバの心理状態及び周辺車両のドライバの心理状態を履歴として前記記憶手段に記憶するように制御すると共に、前記履歴を自車両のドライバに報知するように制御するようにしてもよい。これにより、自車両のドライバは、自車両のドライバ(自身)の心理状態及び周辺車両のドライバの心理状態の履歴を把握することができる。
また、本発明に係る第1の運転支援装置は、ドライバの心理状態及び該心理状態に対応する車間時間を通知する周辺車両から通知された該ドライバの心理状態及び該心理状態に対応する車間時間に基づいて、前記周辺車両から通知され、かつ前記記憶手段に記憶された車間時間に対応する周辺車両のドライバの心理状態を更新する更新手段を更に含むようにしてもよい。これにより、記憶手段の記憶内容が、通知された車間時間に対応する周辺車両のドライバの心理状態によって更新されるため、記憶手段の記憶内容がより適切なものとなる。
また、本発明に係る第2の運転支援装置は、ドライバの心理状態及び該心理状態に対応する車間距離を通知する周辺車両から通知された該ドライバの心理状態及び該心理状態に対応する車間距離に基づいて、前記周辺車両から通知され、かつ前記記憶手段に記憶された車間距離に対応する周辺車両のドライバの心理状態を更新する更新手段を更に含むようにしてもよい。これにより、記憶手段の記憶内容が、通知された車間距離に対応する周辺車両のドライバの心理状態によって更新されるため、記憶手段の記憶内容がより適切なものとなる。
また、上記目的を達成するために、本発明に係る第1のプログラムは、コンピュータを、自車両の速度を検出する車速検出手段で検出された速度、及び周辺車両と自車両との間の車間距離を検出する車間距離検出手段で検出された車間距離に基づいて、前記車間距離検出手段で検出された車間距離を前記車速検出手段で検出された速度で除した車間時間を演算する演算手段、並びに前記演算手段によって演算された車間時間、及び予め定められた車間時間に対応する自車両のドライバの心理状態及び予め定められた車間時間に対応する周辺車両のドライバの心理状態を記憶した記憶手段の記憶内容に基づいて、前記演算手段によって演算された車間時間に対応する自車両のドライバの心理状態及び周辺車両のドライバの心理状態を自車両のドライバに報知するように制御する制御手段として機能させる。これにより、自車両のドライバに、自身の心理状態(感情、気分)がどのような状態であるのか、また、周辺車両のドライバがどのような心理状態であるのか、といった客観的な情報が報知されるため、自車両のドライバのメタ認知能力(例えば、上記で説明した、他者から自分がどう見られているか、自身がどんな心理状態でいるか等を客観的に把握することができる能力)が向上されて、車間時間が小さく安全で省燃費な運転でない場合には、自車両のドライバは、車間時間が大きくなるような運転を行うように導かれる。すなわち、本発明に係る第1のプログラムによれば、自車両のドライバの運転を安全で省燃費な運転となるように導くことができる。また、本発明に係る第1のプログラムによれば、多数のセンサを用いることなく、簡易な構成で、自車両のドライバの心理状態及び周辺車両のドライバの心理状態を自車両のドライバに報知することができる。よって、本発明に係る第1のプログラムによれば、簡易な構成で、ドライバの運転を安全な運転及び省燃費な運転に導くことができる。
また、上記目的を達成するために、本発明に係る第2のプログラムは、コンピュータを、周辺車両と自車両との間の車間距離を検出する車間距離検出手段によって検出された車間距離、並びに予め定められた車間距離に対応する自車両のドライバの心理状態及び予め定められた車間距離に対応する周辺車両のドライバの心理状態を記憶した記憶手段の記憶内容に基づいて、前記車間距離検出手段によって検出された車間距離に対応する自車両のドライバの心理状態及び周辺車両のドライバの心理状態を自車両のドライバに報知するように制御する制御手段として機能させる。これにより、自車両のドライバに、自身の心理状態がどのような状態であるのか、また、周辺車両のドライバがどのような心理状態であるのか、といった客観的な情報が報知されるため、自車両のドライバのメタ認知能力(例えば、上記で説明した、他者から自分がどう見られているか、自身がどんな心理状態でいるか等を客観的に把握することができる能力)が向上されて、車間距離が小さく安全で省燃費な運転でない場合には、自車両のドライバは、車間距離が大きくなるような運転を行うように導かれる。すなわち、本発明に係る第2のプログラムによれば、自車両のドライバの運転を安全で省燃費な運転となるように導くことができる。また、本発明に係る第2のプログラムによれば、多数のセンサを用いることなく、簡易な構成で、自車両のドライバの心理状態及び周辺車両のドライバの心理状態を自車両のドライバに報知することができる。よって、本発明に係る第2のプログラムによれば、簡易な構成で、ドライバの運転を安全な運転及び省燃費な運転に導くことができる。
以上、説明したように、本発明に係る運転支援装置、及びプログラムによれば、簡易な構成で、ドライバの運転を安全な運転及び省燃費な運転に導くことができる、という効果が得られる。
第1の実施の形態に係る運転支援装置を示す図である。 第1の実施の形態に係る運転支援装置を示す図である。 車間時間−先行車両ドライバの心理状態対応テーブルを模式的に表した図である。 車間時間−自車両ドライバの心理状態対応テーブルを模式的に表した図である。 第1の実施の形態に係るECUが実行する運転支援処理のフローチャートを示す図である。 第1の実施の形態に係るECUが実行する更新処理のフローチャートを示す図である。 車間時間−先行車両ドライバの心理状態対応テーブルの変形例である。 車間時間−自車両ドライバの心理状態対応テーブルの変形例である。 第2の実施の形態に係る運転支援装置を示す図である。 車間距離−先行車両ドライバの心理状態対応テーブルを模式的に表した図である。 車間距離−自車両ドライバの心理状態対応テーブルを模式的に表した図である。 第2の実施の形態に係るECUが実行する運転支援処理のフローチャートを示す図である。 第2の実施の形態に係るECUが実行する更新処理のフローチャートを示す図である。 車間距離−先行車両ドライバの心理状態対応テーブルの変形例である。 車間距離−自車両ドライバの心理状態対応テーブルの変形例である。
以下、図面を参照して、本発明の運転支援装置の各実施の形態を詳細に説明する。
[第1の実施の形態]
まず、第1の実施の形態の運転支援装置について説明する。なお、本実施の形態では、先行車両、及びその先行車両の後続に位置する後続車両の各々に第1の実施の形態の運転支援装置が搭載されている例について説明する。また、本実施の形態では、後続車両に搭載された運転支援装置について詳細に説明し、先行車両に搭載された運転支援装置については、後続車両に搭載された運転支援装置と構成及び動作が同じであるため、詳細な説明は省略する。また、先行車両及び後続車両は、ドライバの操作によって走行するものである。また、以下、後続車両の周辺に位置する車両(周辺車両)として後続車両の進行方向前方に位置する先行車両を例に挙げて説明するが、後続車両の周辺に位置する車両であれば、先行車両に限られず、どのような方向に位置する車両であってもよい。
図1及び図2に示すように、本実施の形態に係る運転支援装置10は、車両(後続車両)1及び車両(先行車両)90に搭載されている。
運転支援装置10は、ECU(Electronic Control Unit)12、車間距離センサ14、車速センサ16、HDD(Hard Disk Drive)18、及び表示装置20を含んで構成されている。
ECU12は、運転支援装置10全体を制御するためのものである。ECU12は、図示しないROM(Read Only Memory)、図示しないCPU(Central Processing Unit)、及び図示しないRAM(Random Access Memory)を備えている。
記憶媒体としてのROMには、OS等の基本プログラムが記憶されている。また、ROMには、詳細を以下で説明する運転支援処理の処理ルーチンを実行するためのプログラムが記憶されている。
CPUは、プログラムをROMから読み出して実行する。RAMには、各種データが一時的に記憶される。
ECU12を以下で詳細を説明する運転支援処理に従って機能ブロックで表すと、図1に示すように、車速検出部12a、車間距離検出部12b、車間時間演算部(演算部)12c、運転者(ドライバ)心理状態推定部12d、及び表示制御部(報知制御部)12eで表すことができる。
車間距離センサ14は、周辺車両と自車両1との車間距離D[m]を検出するためのものである。本実施の形態では、車間距離センサ14には、例えば、レーザ・レーダ、ミリ波レーダ、または超音波レーダを用いることができる。車間距離センサ14は、周辺車両との車間距離D[m]を検出可能な位置に設けられ、車間距離D[m]を検出して、車間距離D[m]を示す検出信号をECU12に出力する。なお、図2には、一例として、周辺車両としての先行車両90と自車両1との車間距離D[m]を検出可能な位置に車間距離センサ14を設けた場合が図示されている。また、車間距離センサ14は、本発明の車間距離検出手段に対応する。
車速センサ16は、車両の速度(車速)を検出して、車速V[m/s]を示す検出信号をECU12に出力する。すなわち、車速センサ16によって自車両1の車速V[m/s]を検出することができる。なお、車速センサ16は、本発明の車速検出手段に対応する。
HDD18には、図3に示す、車間時間−先行車両ドライバの心理状態対応テーブル30(以下、テーブル30という)、及び図4に示す、車間時間−自車両ドライバの心理状態対応テーブル32(以下、テーブル32という)が記憶されている。
ここで、テーブル30について説明する。図3に示すように、テーブル30は、予め定められた車間時間30a毎に、先行車両90のドライバの予め定められた対応する心理状態を示す情報30bが登録されている。この先行車両90のドライバの心理状態は、後続車両との車間時間が、例えば、0秒(s)以上0.60秒以下の場合(図3の例では「〜0.60s」)、0.60秒より大きく1.20秒以下の場合(図3の例では「0.60s〜1.20s」)、1.20秒より大きく2.00秒以下の場合(図3の例では「1.20s〜2.00s」)、2.00秒より大きく3.00秒以下の場合(図3の例では「2.00s〜3.00s」)、及び3.00秒より大きい場合(図3の例では「3.00s〜」)の各場合毎に、先行車両のドライバの心理状態について、先行車両のドライバから予め実験的に聞き取ることよって得られたものである。本実施の形態では、実験によって得られた先行車両90のドライバの心理状態を示す情報30bを、先行車両90のドライバの心理状態を示す画像のアイコン50a〜50eとした例について説明する。
図3に示すように、本実施の形態では、第1の所定時間、例えば、3.00秒より大きい場合(「3.00s〜」)の車間時間30aに対応付けて、「安全が保たれていて余裕があり、省燃費走行もしやすい、お互い安心な状態」であることを示すアイコン50eが、テーブル30に登録されている。また、第2の所定時間、例えば、2.00秒より大きく3.00秒以下(「2.00s〜3.00s」)の場合の車間時間30aに対応付けて、「最低限の安全が保たれている状態」であることを示すアイコン50dが、テーブル30に登録されている。また、第3の所定時間、例えば、1.20秒より大きく2.00秒以下の場合(「1.20s〜2.00s」)の車間時間30aに対応付けて、「どちらかが運転ミス(反応遅れなど)をすれば衝突しかねない不安な状態」であることを示すアイコン50cが、テーブル30に登録されている。また、第4の所定時間、例えば、0.60秒より大きく1.20秒以下(「0.60s〜1.20s」)の場合の車間時間30aに対応付けて、「後方から強いプレッシャーを感じて、強い不安や恐怖をおぼえる状態」であることを示すアイコン50bが、テーブル30に登録されている。更に、第5の所定時間、例えば、0秒以上0.60秒以下(「〜0.60s」)の場合の車間時間30aに対応付けて、「いつ衝突してもおかしくない状況で、不安を超えて、怒りをおぼえている状態」であることを示すアイコン50aが、テーブル30に登録されている。
これら、「安全が保たれていて余裕があり、省燃費走行もしやすい、お互い安心な状態」、「最低限の安全が保たれている状態」、「どちらかが運転ミス(反応遅れなど)をすれば衝突しかねない不安な状態」、「後方から強いプレッシャーを感じて、強い不安や恐怖をおぼえる状態」、及び「いつ衝突してもおかしくない状況で、不安を超えて、怒りをおぼえている状態」の各々は、各車間時間の場合におけるドライバの心理状態の聞き取り調査の結果、対応する車間時間30a毎に得られた先行車両90のドライバの心理状態であるが、これらの心理状態は一例であり、対応する車間時間30a毎に得られた先行車両90のドライバの心理状態であれば、どのような心理状態であってもよい。また、上記の第1の所定時間〜第5の所定時間の各々は上記の値に限られず任意に設定できる。更に、上記では車間時間30aを5段階に分類した例について説明したが、これに限られず、5段階以外の複数段階(N段階;N≧2)とすることができる。
次に、テーブル32について説明する。図4に示すように、テーブル32は、予め定められた車間時間32a毎に、後続車両(自車両)1のドライバの予め定められた対応する心理状態を示す情報32bが登録されている。この後続車両1のドライバの心理状態は、先行車両との車間時間が、例えば、0秒(s)以上0.60秒以下の場合(図4の例では「〜0.60s」)、0.60秒より大きく1.20秒以下の場合(図4の例では「0.60s〜1.20s」)、1.20秒より大きく2.00秒以下の場合(図4の例では「1.20s〜2.00s」)、2.00秒より大きく3.00秒以下の場合(図4の例では「2.00s〜3.00s」)、及び3.00秒より大きい場合(図4の例では「3.00s〜」)の各場合毎に、後続車両のドライバの心理状態について、後続車両のドライバから予め実験的に聞き取ることよって得られたものである。本実施の形態では、実験によって得られた後続車両のドライバの心理状態を示す情報32bを、後続車両のドライバの心理状態を示す画像のアイコン52a〜52eとした例について説明する。
図4に示すように、本実施の形態では、第1の所定時間、例えば、3.00秒より大きい場合(「3.00s〜」)の車間時間32aに対応付けて、「安全が保たれていて余裕があり、省燃費走行もしやすい、安定した状態」であることを示すアイコン52eが、テーブル32に登録されている。また、第2の所定時間、例えば、2.00秒より大きく3.00秒以下(「2.00s〜3.00s」)の場合の車間時間32aに対応付けて、「安全が保たれており、気持ちに余裕がある状態」であることを示すアイコン52dが、テーブル32に登録されている。また、第3の所定時間、例えば、1.20秒より大きく2.00秒以下の場合の(「1.20s〜2.00s」)の車間時間32aに対応付けて、「良くも悪くもない、ニュートラルな心理状態」であることを示すアイコン52cが、テーブル32に登録されている。また、第4の所定時間、例えば、0.60秒より大きく1.20秒以下(「0.60s〜1.20s」)の場合の車間時間32aに対応付けて、「イライラしており、流れの悪い交通に不機嫌になっている状態」であることを示すアイコン52bが、テーブル32に登録されている。更に、第5の所定時間、例えば、0秒以上0.60秒以下(「〜0.60s」)の場合の車間時間32aに対応付けて、「イライラして先を急いでおり、先行車に非常に強いプレッシャーをかけている状態」であることを示すアイコン52aが、テーブル32に登録されている。
これら、「安全が保たれていて余裕があり、省燃費走行もしやすい、安定した状態」、「安全が保たれており、気持ちに余裕がある状態」、「良くも悪くもない、ニュートラルな心理状態」、「イライラしており、流れの悪い交通に不機嫌になっている状態」、及び「イライラして先を急いでおり、先行車に非常に強いプレッシャーをかけている状態」の各々は、各車間時間の場合におけるドライバの心理状態の聞き取り調査の結果、対応する車間時間32a毎に得られた後続車両1のドライバの心理状態であるが、これらの心理状態は一例であり、対応する車間時間32a毎に得られた後続車両1のドライバの心理状態であれば、どのような心理状態であってもよい。また、上記のテーブル32の第1の所定時間〜第5の所定時間の各々は上記の値に限られず任意に設定できる。更に、上記では車間時間32aを5段階に分類した例について説明したが、これに限られず、5段階以外の複数段階(N段階;N≧2)とすることができる。
表示装置20は、入力されたデータに基づいた画像を表示するLCD(Liquid Crystal Display)を含んで構成されている。
次に、ECU12のCPUが実行する運転支援処理の処理ルーチンについて図5を用いて説明する。なお、本実施の形態では、ドライバなどの操作を受け付けるための図示しない操作受付手段(例えば、タッチパネル)がECU12に接続されており、本実施の形態において、この運転支援処理は、操作受付手段を自車両1のドライバなどが操作することにより、この操作受付手段から運転支援処理の実行を開始する指示をECU12が受け付けた場合に、実行される。そして、当該指示を受け付けた以降は、所定時間間隔で(例えば、5sec間隔で)実行される。
まず、ステップ100で、車間距離センサ14から車間距離D[m]を示す検出信号を取込む。
次のステップ102では、上記ステップ100で取込んだ検出信号から、車間距離D[m]を演算する。これにより、先行車両90と自車両1との間の車間距離D[m]が検出される。
次のステップ104では、車速センサ16から車速(速度)V[m/s]を示す検出信号を取込む。
次のステップ106では、上記ステップ104で取込んだ検出信号から、車速V[m/s]を演算する。これにより、自車両1の速度V[m/s]が検出される。
次のステップ108では、下記の式(1)に示すように、上記ステップ104で検出(演算)された自車両の車速V[m/s]及び上記ステップ102で検出(演算)された車間距離D[m]に基づいて、車間距離D[m]を車速V[m/s]で除した車間時間T[s](D/V)を演算する。
Figure 2010282368
なお、ステップ108は、本発明の演算手段に対応する。
次のステップ110では、HDD18に記憶されたテーブル30を読み込んで、上記ステップ108で演算された車間時間T[s]に対応する車間時間30aのアイコン50(車間時間30aに対応するアイコン50)を取得する。これにより、上記ステップ108で演算された車間時間T[s]に対応する周辺車両90のドライバの心理状態が推定される。例えば、図3に示した一例のテーブル30がHDD18に記憶され、上記ステップ108で演算された車間時間T[s]が0.7秒である場合には、ステップ110では、先行車両90のドライバの心理状態として「後方から強いプレッシャーを感じて、強い不安や恐怖をおぼえる状態」を示すアイコン50bが取得される。同様に、例えば、図3に示した一例のテーブル30がHDD18に記憶され、上記ステップ108で演算された車間時間T[s]が0.5秒である場合には、ステップ110では、先行車両90のドライバの心理状態として「いつ衝突してもおかしくない状況で、不安を超えて、怒りをおぼえている状態」を示すアイコン50aが取得される。
次のステップ112では、HDD18に記憶されたテーブル32を読み込んで、上記ステップ108で演算された車間時間T[s]に対応する車間時間32aのアイコン52(車間時間32aに対応するアイコン52)を取得する。これにより、上記ステップ108で演算された車間時間T[s]に対応する自車両1のドライバの心理状態(自身の心理状態)が推定される。例えば、図4に示した一例のテーブル32がHDD18に記憶され、上記ステップ108で演算された車間時間T[s]が0.7秒である場合には、ステップ112では、後続車両1のドライバの心理状態として「イライラしており、流れの悪い交通に不機嫌になっている状態」を示すアイコン52bが取得される。同様に、例えば、図4に示した一例のテーブル32がHDD18に記憶され、上記ステップ108で演算された車間時間T[s]が0.5秒である場合には、ステップ112では、後続車両1のドライバの心理状態として「イライラして先を急いでおり、先行車に非常に強いプレッシャーをかけている状態」を示すアイコン52aが取得される。
次のステップ114では、上記ステップ110で取得したアイコン50、及び上記ステップ112で取得したアイコン52を表示するように、表示装置20の表示を制御する。
表示装置20に表示されたアイコン50によって、自車両1のドライバに対して、先行車両90のドライバがどのような心理状態であるのか客観的な情報が報知されるため、自車両1のドライバのメタ認知能力(この場合には、他者から自分がどう見られているかを客観的に把握することができる能力)が向上されて、車間時間T[s]が小さく安全で省燃費な運転でない場合には、自車両1のドライバは、車間時間T[s]が大きくなるような運転を行うように導かれる。
また、表示装置20に表示されたアイコン52によって、自車両1のドライバに対して、自車両1のドライバがどのような心理状態であるのか、すなわち自身の心理状態がどのような状態であるのか客観的な情報が報知されるため、自車両1のドライバのメタ認知能力(この場合には、自身がどんな心理状態でいるかを客観的に把握することができる能力)が向上されて、車間時間T[s]が小さく安全で省燃費な運転でない場合には、自車両1のドライバは、車間時間T[s]が大きくなるような運転を行うように導かれる。
そして、運転支援処理を終了する。なお、ステップ100、102は車間距離検出部12bで実行され、ステップ104、106は車速検出部12aで実行され、ステップ108は、車間時間演算部12cで実行され、ステップ110、112は運転者心理状態推定部12dで実行され、ステップ114は表示制御部12eで実行される。
以上、説明したように、本実施の形態の運転支援装置10は、自車両1の速度を検出する車速検出手段としての車速センサ16と、周辺車両(例えば先行車両90)と自車両1との間の車間距離D[m]を検出する車間距離検出手段としての車間距離センサ14と、予め定められた車間時間32aに対応する自車両1のドライバの心理状態が登録されたテーブル32、及び予め定められた車間時間30aに対応する周辺車両90のドライバの心理状態が登録されたテーブル30を記憶した記憶手段としてのHDD18とを含んで構成されている。本実施の形態の運転支援装置10によれば、車速センサ16で検出された速度V[m/s]及び車間距離センサ14で検出された車間距離D[m]に基づいて、車間距離D[m]を速度V[m/s]で除した車間時間T[s]が演算され(ステップ108)、演算された車間時間T[s]、及びHDD18の記憶内容(すなわち、テーブル30、32の登録内容)に基づいて、演算された車間時間T[s]に対応する自車両1のドライバの心理状態及び周辺車両90のドライバの心理状態を自車両1のドライバに報知するように制御される(ステップ110、112、114)。
本実施の形態に係る運転支援装置10によれば、HDD18に予め車間時間32aに対応する自車両1のドライバの心理状態を登録したテーブル32及び車間時間30aに対応する周辺車両90のドライバの心理状態を登録したテーブル30が記憶されている。そして、車速センサ16によって自車両1の速度V[m/s]が検出され、車間距離センサ14によって周辺車両90と自車両1との間の車間距離D[m]が検出される。そして、検出された車間距離D[m]を検出された速度V[m/s]で除した車間時間T[s]が演算されて、この演算された車間時間T[s]に対応する自車両1のドライバの心理状態及び周辺車両90のドライバの心理状態が自車両1のドライバに報知される。これにより、自車両1のドライバに、自身の心理状態(感情、気分)がどのような状態であるのか、また、周辺車両90のドライバがどのような心理状態であるのか、といった客観的な情報が報知されるため、自車両1のドライバのメタ認知能力(他者から自分がどう見られているか、自身がどんな心理状態でいるか等を客観的に把握することができる能力)が向上されて、車間時間T[s]が小さく安全で省燃費な運転でない場合には、自車両1のドライバは、車間時間T[s]が大きくなるような運転を行うように導かれる。すなわち、本実施の形態に係る運転支援装置10によれば、自車両1のドライバの運転を安全で省燃費な運転となるように導くことができる。また、本実施の形態に係る運転支援装置10によれば、多数のセンサを用いることなく、簡易な構成で、自車両1のドライバの心理状態及び周辺車両90のドライバの心理状態を自車両1のドライバに報知することができる。よって、本実施の形態に係る運転支援装置10によれば、簡易な構成で、ドライバの運転を安全な運転及び省燃費な運転に導くことができる。
なお、本実施の形態では、テーブル30に、予め定められた車間時間30a毎に、先行車両90のドライバの予め定められた対応する心理状態を示す(表す)情報30bとしてアイコン50を登録しておき、テーブル32に、予め定められた車間時間32a毎に、自車両1のドライバの予め定められた対応する心理状態を示す情報32bとしてアイコン52を登録しておき、運転支援処理のステップ114で、上記ステップ110で取得したアイコン50、及び上記ステップ112で取得したアイコン52を表示するように、表示装置20の表示を制御することにより、自車両1のドライバの心理状態及び周辺車両90のドライバの心理状態を、自車両1のドライバに報知する例について説明したが、本発明はこれに限られない。例えば、テーブル30に、予め定められた車間時間30a毎に、先行車両90のドライバの予め定められた対応する心理状態を示す情報30bとして、先行車両90のドライバの心理状態を表す単語、及び文章の少なくとも1つを登録しておき、テーブル32に、予め定められた車間時間32a毎に、自車両1のドライバの心理状態を示す情報32bとして、自車両1のドライバの心理状態を表す単語、及び文章の少なくとも1つを登録しておき、ステップ110で、対応する少なくとも1つの単語及び文章を取得し、ステップ112で、対応する少なくとも1つの単語及び文章を取得し、ステップ114で、ステップ110で取得した少なくとも1つの単語及び文章、並びにステップ112で取得した少なくとも1つの単語及び文章を表示するように、表示装置20の表示を制御することにより、自車両1のドライバの心理状態及び周辺車両90のドライバの心理状態を、自車両1のドライバに報知するようにしてもよい。
また、例えば、入力された音声情報または音楽情報に基づいて音声または音楽を発する音発生手段としてのスピーカを備え、テーブル30に、予め定められた車間時間30a毎に、先行車両90のドライバの予め定められた対応する心理状態を示す情報30bとして、先行車両90のドライバの心理状態を表す音声情報または音楽情報を登録しておき、テーブル32に、予め定められた車間時間32a毎に、自車両1のドライバの心理状態を示す情報32bとして、自車両1のドライバの心理状態を表す音声情報または音楽情報を登録しておき、ステップ110で、対応する音声情報または音楽情報を取得し、ステップ112で、対応する音声情報または音楽情報を取得し、ステップ114で、ステップ110で取得した音声情報または音楽情報、及びステップ112で取得した音声情報または音楽情報に基づいた音声または音楽を発する(音声または音楽を報知する)ように、スピーカを制御することにより、自車両1のドライバの心理状態及び周辺車両90のドライバの心理状態を、自車両1のドライバに報知するようにしてもよい。このとき、音声として、「先行車両のドライバの心理状態は、後方から強いプレッシャーを感じて、強い不安や恐怖をおぼえる状態です」、「先行車両のドライバの心理状態は、いつ衝突してもおかしくない状況で、不安を超えて、怒りをおぼえている状態です」、「あなたの心理状態は、イライラしており、流れの悪い交通に不機嫌になっている状態です」、「まわりから見たあなたの心理状態は、イライラして先を急いでおり、先行車に非常に強いプレッシャーをかけている状態です」等の直接的な表現(ドライバが聞いて即座に内容を理解できる表現)を用いてもよいし、「おっと危ないよ」、「ちょっと近くない?」、「先行車両との車間時間はこのままがいいね」等のドライバの隣りに座っている人物(例えば、助手席に座っている人物)がドライバに語りかけるような口調の表現を用いてもよい。
また、例えば、入力された警報音情報(警報を示す音の情報)に基づいて警報を発する音発生手段としてのブザーを備え、テーブル30に、予め定められた車間時間30a毎に、先行車両90のドライバの予め定められた対応する心理状態を示す情報30bとして、先行車両90のドライバの心理状態を表す警報音情報を登録しておき、テーブル32に、予め定められた車間時間32a毎に、自車両1のドライバの心理状態を示す情報32bとして、自車両1のドライバの心理状態を表す警報音情報を登録しておき、ステップ110で、対応する警報音情報を取得し、ステップ112で、対応する警報音情報を取得し、ステップ114で、ステップ110で取得した警報音情報、及びステップ112で取得した警報音情報に基づいた警報を発する(警報を報知する)ように、ブザーを制御することにより、自車両1のドライバの心理状態及び周辺車両90のドライバの心理状態を、自車両1のドライバに報知するようにしてもよい。このとき、イライラしている度合いや不安の度合いが高いほど、警報の音量を大きくしたり、警報音が発せられる時間間隔を短くすることが考えられる。
また、例えば、入力された振動発生情報(振動装置を振動させるための情報)に基づいて振動を発生する振動発生手段としての振動装置をドライバに提示可能に備え(例えば、振動装置をドライバの座席に備えて、ドライバの背中などに振動を提示する)、テーブル30に、予め定められた車間時間30a毎に、先行車両90のドライバの予め定められた対応する心理状態を示す情報30bとして、先行車両90のドライバの心理状態を表す振動発生情報を登録しておき、テーブル32に、予め定められた車間時間32a毎に、自車両1のドライバの心理状態を示す情報32bとして、自車両1のドライバの心理状態を表す振動発生情報を登録しておき、ステップ110で、対応する振動発生情報を取得し、ステップ112で、対応する振動発生情報を取得し、ステップ114で、ステップ110で取得した振動発生情報、及びステップ112で取得した振動発生情報に基づいた振動を発生する(振動を報知する)ように、振動装置を制御することにより、自車両1のドライバの心理状態及び周辺車両90のドライバの心理状態を、自車両1のドライバに提示(報知)するようにしてもよい。このとき、イライラしている度合いや不安の度合いが高いほど、振動の大きさを大きくしたり、振動が発生する時間間隔を短くすることが考えられる。
また、運転支援装置10に、更に、周辺車両と通信を行うための手段、例えば、車車間通信を行うための通信機能を有する通信手段(通知手段)を設けて、運転支援処理のステップ112で取得された、自車両1のドライバの心理状態を示す情報32b(本実施の形態ではアイコン52)を通信手段による周辺車両との車車間通信によって周辺車両に通知するようにしてもよい。このとき、自車両1のドライバの心理状態を示す情報32bと共に対応する車間時間32aを周辺車両に通知するようにしてもよい。ここで、自車両1が通信手段によって通知を行う周辺車両は先行車両90に限られず、例えば、自身(自車両1)の後方に位置する後方車両や、自身の側方に位置する側方車両も含まれる。すなわち、車間時間演算部12cによって演算された車間時間T[s]、及びHDD18の記憶内容(より具体的にはテーブル32の登録内容)に基づいて、車間時間演算部12cによって演算された車間時間T[s]に対応する自車両1のドライバの心理状態を周辺車両に通知する通知手段を更に備えるようにしてもよい。これにより、周辺車両のドライバに、自車両1のドライバの心理状態が通知されるため、周辺車両のドライバのメタ認知能力(例えば、他者から自分がどう見られているか等を客観的に把握することができる能力)が向上されて、この通知された周辺車両と自車両1との車間時間が小さく安全で省燃費な運転でない場合には、この通知された周辺車両のドライバは、車間時間が大きくなるような運転を行うように、すなわち、安全で省燃費な運転となるように導かれる。
また、図6に示す更新処理の処理ルーチンを実行するためのプログラムをECU12のROMに記憶しておき、この更新処理をECU12のCPUが実行するようにしてもよい。
ここで、更新処理について図6を参照して説明する。なお、この更新処理は、ECU12が、周辺車両(例えば先行車両90)から車車間通信などによって、この周辺車両のドライバの心理状態を示す情報と、対応する車間時間とが通知された場合に実行される。
まず、ステップ200で、通知された車間時間に対応するテーブル30の車間時間30aを特定する。例えば、通知された車間時間が0.5秒であり、図3に示すような内容が登録されたテーブル30がHDD18に記憶されている場合には、ステップ200では、0秒以上0.60秒以下の場合(図3の例では「〜0.60s」)の車間時間30aが特定される。
次のステップ202では、上記ステップ200で特定された車間時間30aに対応する、テーブル30に登録されたドライバの心理状態を示す情報30b(本実施の形態ではアイコン50)を、通知された周辺車両のドライバの心理状態を示す情報に更新する。これにより、テーブル30の登録内容が更新される。そして、更新処理を終了する。
この更新処理によって、ドライバの心理状態及びこの心理状態に対応する車間時間を通知する周辺車両90から通知されたドライバの心理状態及び対応する車間時間に基づいて、周辺車両から通知された車間時間に対応する車間時間30aに対応する周辺車両90のドライバの心理状態を示す情報30bが更新される。すなわち、更新処理を実行することにより、本実施の形態の運転支援装置10は、ドライバの心理状態及びこの心理状態に対応する車間時間を通知する周辺車両90から通知されたドライバの心理状態及びこの心理状態に対応する車間時間に基づいて、周辺車両90から通知された車間時間に対応する、HDD18に記憶されたテーブル30に登録された車間時間30aに対応する周辺車両90のドライバの心理状態を更新する更新手段を備える構成となる。これにより、記憶手段としてのHDD18の記憶内容(より具体的にはHDD18に記憶されたテーブル30の登録内容)が、通知された車間時間に対応する周辺車両90のドライバの心理状態によって更新されるため、HDD18の記憶内容がより適切なものとなる。
また、表示制御部12eは、ステップ114で報知(表示)するように制御された先行車両90のドライバの心理状態を示す情報30b(本実施の形態では例えばアイコン50)及び自車両1のドライバの心理状態を示す情報32b(本実施の形態では例えばアイコン52)を履歴として、HDD18に記憶するように制御すると共に、操作受付手段を自車両1のドライバなどが操作することにより、この履歴を表示装置20に表示させる指示をECU12が受け付けた場合に、表示制御部12eは、HDD18に記憶された履歴を読み取って、読み取った履歴が表示(報知)されるように表示装置20の表示を制御するようにしてもよい。
また、例えば、入力された色情報(色の情報)に基づいて色情報が示す色の光を発光する表示手段としてのランプを例えば2個備え、図7に示すように、テーブル30に、予め定められた車間時間30a毎に、先行車両90のドライバの予め定められた対応する心理状態を示す情報30bとして、先行車両90のドライバの心理状態を表す色情報を登録しておき、図8に示すように、テーブル32に、予め定められた車間時間32a毎に、自車両1のドライバの心理状態を示す情報32bとして、自車両1のドライバの心理状態を表す色情報を登録しておき、ステップ110で、対応する色情報を取得し、ステップ112で、対応する色情報を取得し、ステップ114で、ステップ110で取得した色情報が示す色の光を発光するように一方のランプを制御すると共に、ステップ112で取得した色情報が示す色の光を発光するように、他方のランプを制御することにより、自車両1のドライバの心理状態及び周辺車両90のドライバの心理状態を、自車両1のドライバに報知するようにしてもよい。
[第2の実施の形態]
次に第2の実施の形態について説明する。第1の実施の形態では、車間時間毎に対応するドライバの心理状態が予め登録されたテーブル30、32がHDD18に記憶されており、車間距離センサ14及び車速センサ16による検出結果から車間時間T[s]を演算して、この演算された車間時間T[s]に対応するドライバの心理状態をテーブル30、32から取得することにより、ドライバの心理状態を推定する例について説明したが、本実施の形態では、車間距離毎に対応するドライバの心理状態が予め登録されたテーブル34、36がHDD18に記憶されており、車間距離センサ14によって検出された車間距離D[m]に対応するドライバの心理状態をテーブル34、36から取得することにより、ドライバの心理状態を推定する。なお、第1の実施の形態と同一の構成及び処理については同一の符号を付して説明を省略する。
図9に示すように、本実施の形態に係る運転支援装置10´は、車両(後続車両)1及び車両(先行車両)90に搭載されている。
運転支援装置10´は、ECU(Electronic Control Unit)12、車間距離センサ14、HDD(Hard Disk Drive)18、及び表示装置20を含んで構成されている。
ECU12のROMには、詳細を以下で説明する図12に示す運転支援処理の処理ルーチンを実行するためのプログラムが記憶されている。
CPUは、プログラムをROMから読み出して実行する。RAMには、各種データが一時的に記憶される。
ECU12を以下で詳細を説明する図12に示す運転支援処理に従って機能ブロックで表すと、図9に示すように、車間距離検出部12b、運転者(ドライバ)心理状態推定部12d、及び表示制御部(報知制御部)12eで表すことができる。
HDD18には、図10に示す、車間距離−先行車両ドライバの心理状態対応テーブル34(以下、テーブル34という)、及び図11に示す、車間距離−自車両ドライバの心理状態対応テーブル36(以下、テーブル36という)が記憶されている。
ここで、テーブル34について説明する。図10に示すように、テーブル34は、予め定められた車間距離34a毎に、先行車両90のドライバの予め定められた対応する心理状態を示す情報34bが登録されている。この先行車両90のドライバの心理状態は、後続車両との車間距離が、例えば、0[m]以上10[m]以下の場合(図10の例では「〜10[m]」)、10[m]より大きく20[m]以下の場合(図10の例では「10[m]〜20[m]」)、20[m]より大きく35[m]以下の場合(図10の例では「20[m]〜35[m]」)、35[m]より大きく50[m]以下の場合(図10の例では「35[m]〜50[m]」)、及び50[m]より大きい場合(図10の例では「50[m]〜」)の各場合毎に、先行車両のドライバの心理状態について、先行車両のドライバから予め実験的に聞き取ることよって得られたものである。本実施の形態では、実験によって得られた先行車両90のドライバの心理状態を示す情報34bを、先行車両90のドライバの心理状態を示す画像のアイコン54a〜54eとした例について説明する。
図10に示すように、本実施の形態では、第1の所定距離、例えば、50[m]より大きい場合(「50[m]〜」)の車間距離34aに対応付けて、「安全が保たれていて余裕があり、省燃費走行もしやすい、お互い安心な状態」であることを示すアイコン54eが、テーブル34に登録されている。また、第2の所定距離、例えば、35[m]より大きく50[m]以下(「35[m]〜50[m]」)の場合の車間距離34aに対応付けて、「最低限の安全が保たれている状態」であることを示すアイコン54dが、テーブル34に登録されている。また、第3の所定距離、例えば、20[m]より大きく35[m]以下の場合(「20[m]〜35[m]」)の車間距離34aに対応付けて、「どちらかが運転ミス(反応遅れなど)をすれば衝突しかねない不安な状態」であることを示すアイコン54cが、テーブル34に登録されている。また、第4の所定距離、例えば、10[m]より大きく20[m]以下(「10[m]〜20[m]」)の場合の車間距離34aに対応付けて、「後方から強いプレッシャーを感じて、強い不安や恐怖をおぼえる状態」であることを示すアイコン54bが、テーブル34に登録されている。更に、第5の所定距離、例えば、0[m]以上10[m]以下(「〜10[m]」)の場合の車間距離34aに対応付けて、「いつ衝突してもおかしくない状況で、不安を超えて、怒りをおぼえている状態」であることを示すアイコン54aが、テーブル34に登録されている。
これら、「安全が保たれていて余裕があり、省燃費走行もしやすい、お互い安心な状態」、「最低限の安全が保たれている状態」、「どちらかが運転ミス(反応遅れなど)をすれば衝突しかねない不安な状態」、「後方から強いプレッシャーを感じて、強い不安や恐怖をおぼえる状態」、及び「いつ衝突してもおかしくない状況で、不安を超えて、怒りをおぼえている状態」の各々は、各車間距離の場合におけるドライバの心理状態の聞き取り調査の結果、対応する車間距離34a毎に得られた先行車両90のドライバの心理状態であるが、これらの心理状態は一例であり、対応する車間距離34a毎に得られた先行車両90のドライバの心理状態であれば、どのような心理状態であってもよい。また、上記の第1の所定距離〜第5の所定距離の各々は上記の値に限られず任意に設定できる。更に、上記では車間距離34aを5段階に分類した例について説明したが、これに限られず、5段階以外の複数段階(N段階;N≧2)とすることができる。
次に、テーブル36について説明する。図11に示すように、テーブル36は、予め定められた車間距離36a毎に、後続車両(自車両)1のドライバの予め定められた対応する心理状態を示す情報36bが登録されている。この後続車両1のドライバの心理状態は、先行車両との車間距離が、例えば、0[m]以上10[m]以下の場合(図11の例では「〜10[m]」)、10[m]より大きく20[m]以下の場合(図11の例では「10[m]〜20[m]」)、20[m]より大きく35[m]以下の場合(図11の例では「20[m]〜35[m]」)、35[m]より大きく50[m]以下の場合(図11の例では「35[m]〜50[m]」)、及び50[m]より大きい場合(図11の例では「50[m]〜」)の各場合毎に、後続車両のドライバの心理状態について、後続車両のドライバから予め実験的に聞き取ることよって得られたものである。本実施の形態では、実験によって得られた後続車両のドライバの心理状態を示す情報36bを、後続車両のドライバの心理状態を示す画像のアイコン56a〜56eとした例について説明する。
図11に示すように、本実施の形態では、第1の所定距離、例えば、50[m]より大きい場合の(「50[m]〜」)の車間距離36aに対応付けて、「安全が保たれていて余裕があり、省燃費走行もしやすい、安定した状態」であることを示すアイコン56eが、テーブル36に登録されている。また、第2の所定距離、例えば、35[m]より大きく50[m]以下(「35[m]〜50[m]」)の場合の車間距離36aに対応付けて、「安全が保たれており、気持ちに余裕がある状態」であることを示すアイコン56dが、テーブル36に登録されている。また、第3の所定距離、例えば、20[m]より大きく35[m]以下の場合の(「20[m]〜35[m]」)の車間距離36aに対応付けて、「良くも悪くもない、ニュートラルな心理状態」であることを示すアイコン56cが、テーブル36に登録されている。また、第4の所定距離、例えば、10[m]より大きく20[m]以下(「10[m]〜20[m]」)の場合の車間距離36aに対応付けて、「イライラしており、流れの悪い交通に不機嫌になっている状態」であることを示すアイコン56bが、テーブル36に登録されている。更に、第5の所定距離、例えば、0[m]以上10[m]以下(「〜10[m]」)の場合の車間距離36aに対応付けて、「イライラして先を急いでおり、先行車に非常に強いプレッシャーをかけている状態」であることを示すアイコン56aが、テーブル36に登録されている。
これら、「安全が保たれていて余裕があり、省燃費走行もしやすい、安定した状態」、「安全が保たれており、気持ちに余裕がある状態」、「良くも悪くもない、ニュートラルな心理状態」、「イライラしており、流れの悪い交通に不機嫌になっている状態」、及び「イライラして先を急いでおり、先行車に非常に強いプレッシャーをかけている状態」の各々は、各車間距離の場合におけるドライバの心理状態の聞き取り調査の結果、対応する車間距離36a毎に得られた後続車両1のドライバの心理状態であるが、これらの心理状態は一例であり、対応する車間距離36a毎に得られた後続車両1のドライバの心理状態であれば、どのような心理状態であってもよい。また、上記のテーブル36の第1の所定距離〜第5の所定距離の各々は上記の値に限られず任意に設定できる。更に、上記では車間距離36aを5段階に分類した例について説明したが、これに限られず、5段階以外の複数段階(N段階;N≧2)とすることができる。
次に、ECU12のCPUが実行する図12に示す運転支援処理の処理ルーチンについて説明する。なお、本実施の形態では、ドライバなどの操作を受け付けるための図示しない操作受付手段(例えば、タッチパネル)がECU12に接続されており、本実施の形態において、この運転支援処理は、操作受付手段を自車両1のドライバなどが操作することにより、この操作受付手段から運転支援処理の実行を開始する指示をECU12が受け付けた場合に、実行される。そして、当該指示を受け付けた以降は、所定時間間隔で(例えば、5sec間隔で)実行される。
まず、第1の実施の形態と同様に、ステップ100で、車間距離センサ14から車間距離D[m]を示す検出信号を取込み、次のステップ102で、上記ステップ100で取込んだ検出信号から、車間距離D[m]を演算する。これにより、先行車両90と自車両1との間の車間距離D[m]が検出される。
次のステップ300では、HDD18に記憶されたテーブル34を読み込んで、上記ステップ102で検出された車間距離D[m]に対応する車間距離34aのアイコン54(車間距離34aに対応するアイコン54)を取得する。これにより、上記ステップ102で検出された車間距離D[m]に対応する周辺車両90のドライバの心理状態が推定される。例えば、図10に示した一例のテーブル34がHDD18に記憶され、上記ステップ102で検出された車間距離D[m]が15[m]である場合には、ステップ300では、先行車両90のドライバの心理状態として「後方から強いプレッシャーを感じて、強い不安や恐怖をおぼえる状態」を示すアイコン54bが取得される。同様に、例えば、図10に示した一例のテーブル34がHDD18に記憶され、上記ステップ102で検出された車間距離D[m]が5[m]である場合には、ステップ300では、先行車両90のドライバの心理状態として「いつ衝突してもおかしくない状況で、不安を超えて、怒りをおぼえている状態」を示すアイコン54aが取得される。
次のステップ302では、HDD18に記憶されたテーブル36を読み込んで、上記ステップ102で検出された車間距離D[m]に対応する車間距離36aのアイコン56(車間距離36aに対応するアイコン56)を取得する。これにより、上記ステップ102で検出された車間距離D[m]に対応する自車両1のドライバの心理状態(自身の心理状態)が推定される。例えば、図11に示した一例のテーブル36がHDD18に記憶され、上記ステップ102で検出された車間距離D[m]が15[m]である場合には、ステップ302では、後続車両1のドライバの心理状態として「イライラしており、流れの悪い交通に不機嫌になっている状態」を示すアイコン56bが取得される。同様に、例えば、図11に示した一例のテーブル36がHDD18に記憶され、上記ステップ102で検出された車間距離D[m]が5[m]である場合には、ステップ302では、後続車両1のドライバの心理状態として「イライラして先を急いでおり、先行車に非常に強いプレッシャーをかけている状態」を示すアイコン56aが取得される。
次のステップ304では、上記ステップ300で取得したアイコン54、及び上記ステップ302で取得したアイコン56を表示するように、表示装置20の表示を制御する。
表示装置20に表示されたアイコン54によって、自車両1のドライバに対して、先行車両90のドライバがどのような心理状態であるのか客観的な情報が報知されるため、自車両1のドライバのメタ認知能力(この場合には、他者から自分がどう見られているかを客観的に把握することができる能力)が向上されて、車間距離D[m]が小さく安全で省燃費な運転でない場合には、自車両1のドライバは、車間距離D[m]が大きくなるような運転を行うように導かれる。
また、表示装置20に表示されたアイコン56によって、自車両1のドライバに対して、自車両1のドライバがどのような心理状態であるのか、すなわち自身の心理状態がどのような状態であるのか客観的な情報が報知されるため、自車両1のドライバのメタ認知能力(この場合には、自身がどんな心理状態でいるかを客観的に把握することができる能力)が向上されて、車間距離D[m]が小さく安全で省燃費な運転でない場合には、自車両1のドライバは、車間距離D[m]が大きくなるような運転を行うように導かれる。
そして、図12に示す運転支援処理を終了する。なお、ステップ100、102は車間距離検出部12bで実行され、ステップ300、302は運転者心理状態推定部12dで実行され、ステップ304は表示制御部12eで実行される。
以上、説明したように、本実施の形態の運転支援装置10´は、周辺車両(例えば先行車両90)と自車両1との間の車間距離D[m]を検出する車間距離検出手段としての車間距離センサ14と、予め定められた車間距離36aに対応する自車両1のドライバの心理状態が登録されたテーブル36、及び予め定められた車間距離34aに対応する周辺車両90のドライバの心理状態が登録されたテーブル34を記憶した記憶手段としてのHDD18とを含んで構成されている。本実施の形態の運転支援装置10´によれば、検出された車間距離D[m]、及びHDD18の記憶内容(すなわち、テーブル34、36の登録内容)に基づいて、検出された車間距離D[m]に対応する自車両1のドライバの心理状態及び周辺車両90のドライバの心理状態を自車両1のドライバに報知するように制御される(ステップ300、302、304)。
本実施の形態に係る運転支援装置10´によれば、HDD18に予め車間距離36aに対応する自車両1のドライバの心理状態を登録したテーブル36及び車間距離34aに対応する周辺車両90のドライバの心理状態を登録したテーブル34が記憶されている。そして、車間距離センサ14によって周辺車両90と自車両1との間の車間距離D[m]が検出される。そして、検出された車間距離D[m]に対応する自車両1のドライバの心理状態及び周辺車両90のドライバの心理状態が自車両1のドライバに報知される。これにより、自車両1のドライバに、自身の心理状態(感情、気分)がどのような状態であるのか、また、周辺車両90のドライバがどのような心理状態であるのか、といった客観的な情報が報知されるため、自車両1のドライバのメタ認知能力(他者から自分がどう見られているか、自身がどんな心理状態でいるか等を客観的に把握することができる能力)が向上されて、車間距離D[m]が小さく安全で省燃費な運転でない場合には、自車両1のドライバは、車間距離D[m]が大きくなるような運転を行うように導かれる。すなわち、本実施の形態に係る運転支援装置10´によれば、自車両1のドライバの運転を安全で省燃費な運転となるように導くことができる。また、本実施の形態に係る運転支援装置10´によれば、多数のセンサを用いることなく、簡易な構成で、自車両1のドライバの心理状態及び周辺車両90のドライバの心理状態を自車両1のドライバに報知することができる。よって、本実施の形態に係る運転支援装置10´によれば、簡易な構成で、ドライバの運転を安全な運転及び省燃費な運転に導くことができる。
なお、本実施の形態では、テーブル34に、予め定められた車間距離34a毎に、先行車両90のドライバの予め定められた対応する心理状態を示す(表す)情報34bとしてアイコン54を登録しておき、テーブル36に、予め定められた車間距離36a毎に、自車両1のドライバの予め定められた対応する心理状態を示す情報36bとしてアイコン56を登録しておき、図12に示す運転支援処理のステップ304で、上記ステップ300で取得したアイコン54、及び上記ステップ302で取得したアイコン56を表示するように、表示装置20の表示を制御することにより、自車両1のドライバの心理状態及び周辺車両90のドライバの心理状態を、自車両1のドライバに報知する例について説明したが、本発明はこれに限られない。例えば、テーブル34に、予め定められた車間距離34a毎に、先行車両90のドライバの予め定められた対応する心理状態を示す情報34bとして、先行車両90のドライバの心理状態を表す単語、及び文章の少なくとも1つを登録しておき、テーブル36に、予め定められた車間距離36a毎に、自車両1のドライバの心理状態を示す情報36bとして、自車両1のドライバの心理状態を表す単語、及び文章の少なくとも1つを登録しておき、ステップ300で、対応する少なくとも1つの単語及び文章を取得し、ステップ302で、対応する少なくとも1つの単語及び文章を取得し、ステップ304で、ステップ300で取得した少なくとも1つの単語及び文章、並びにステップ302で取得した少なくとも1つの単語及び文章を表示するように、表示装置20の表示を制御することにより、自車両1のドライバの心理状態及び周辺車両90のドライバの心理状態を、自車両1のドライバに報知するようにしてもよい。
また、例えば、入力された音声情報または音楽情報に基づいて音声または音楽を発する音発生手段としてのスピーカを備え、テーブル34に、予め定められた車間距離34a毎に、先行車両90のドライバの予め定められた対応する心理状態を示す情報34bとして、先行車両90のドライバの心理状態を表す音声情報または音楽情報を登録しておき、テーブル36に、予め定められた車間距離36a毎に、自車両1のドライバの心理状態を示す情報36bとして、自車両1のドライバの心理状態を表す音声情報または音楽情報を登録しておき、ステップ300で、対応する音声情報または音楽情報を取得し、ステップ302で、対応する音声情報または音楽情報を取得し、ステップ304で、ステップ300で取得した音声情報または音楽情報、及びステップ302で取得した音声情報または音楽情報に基づいた音声または音楽を発する(音声または音楽を報知する)ように、スピーカを制御することにより、自車両1のドライバの心理状態及び周辺車両90のドライバの心理状態を、自車両1のドライバに報知するようにしてもよい。このとき、音声の表現として、「先行車両のドライバの心理状態は、後方から強いプレッシャーを感じて、強い不安や恐怖をおぼえる状態です」、「先行車両のドライバの心理状態は、いつ衝突してもおかしくない状況で、不安を超えて、怒りをおぼえている状態です」、「あなたの心理状態は、イライラしており、流れの悪い交通に不機嫌になっている状態です」、「まわりから見たあなたの心理状態は、イライラして先を急いでおり、先行車に非常に強いプレッシャーをかけている状態です」等の直接的な表現(ドライバが聞いて即座に内容を理解できる表現)を用いてもよいし、「おっと危ないよ」、「ちょっと近くない?」、「先行車両との車間時間はこのままがいいね」等のドライバの隣りに座っている人物(例えば、助手席に座っている人物)がドライバに語りかけるような口調の表現を用いてもよい。
また、例えば、入力された警報音情報(警報を示す音の情報)に基づいて警報を発する音発生手段としてのブザーを備え、テーブル34に、予め定められた車間距離34a毎に、先行車両90のドライバの予め定められた対応する心理状態を示す情報34bとして、先行車両90のドライバの心理状態を表す警報音情報を登録しておき、テーブル36に、予め定められた車間距離36a毎に、自車両1のドライバの心理状態を示す情報36bとして、自車両1のドライバの心理状態を表す警報音情報を登録しておき、ステップ300で、対応する警報音情報を取得し、ステップ302で、対応する警報音情報を取得し、ステップ304で、ステップ300で取得した警報音情報、及びステップ302で取得した警報音情報に基づいた警報を発する(警報を報知する)ように、ブザーを制御することにより、自車両1のドライバの心理状態及び周辺車両90のドライバの心理状態を、自車両1のドライバに報知するようにしてもよい。このとき、イライラしている度合いや不安の度合いが高いほど、警報の音量を大きくしたり、警報音が発せられる時間間隔を短くすることが考えられる。
また、例えば、入力された振動発生情報(振動装置を振動させるための情報)に基づいて振動を発生する振動発生手段としての振動装置をドライバに提示可能に備え(例えば、振動装置をドライバの座席に備えて、ドライバの背中などに振動を提示する)、テーブル34に、予め定められた車間距離34a毎に、先行車両90のドライバの予め定められた対応する心理状態を示す情報34bとして、先行車両90のドライバの心理状態を表す振動発生情報を登録しておき、テーブル36に、予め定められた車間距離36a毎に、自車両1のドライバの心理状態を示す情報36bとして、自車両1のドライバの心理状態を表す振動発生情報を登録しておき、ステップ300で、対応する振動発生情報を取得し、ステップ302で、対応する振動発生情報を取得し、ステップ304において、ステップ300で取得した振動発生情報、及びステップ302で取得した振動発生情報に基づいた振動を発生する(振動を報知する)ように、振動装置を制御することにより、自車両1のドライバの心理状態及び周辺車両90のドライバの心理状態を、自車両1のドライバに提示(報知)するようにしてもよい。このとき、イライラしている度合いや不安の度合いが高いほど、振動の大きさを大きくしたり、振動が発生する時間間隔を短くすることが考えられる。
また、運転支援装置10´に、更に、車車間通信を行うための通信機能を有する通信手段(通知手段)を設けて、図12に示す運転支援処理のステップ302で取得された、自車両1のドライバの心理状態を示す情報36b(本実施の形態ではアイコン56)を通信手段による周辺車両との車車間通信によって周辺車両に通知するようにしてもよい。このとき、自車両1のドライバの心理状態を示す情報36bと共に対応する車間距離36aを周辺車両に通知するようにしてもよい。ここで、自車両1が通信手段によって通知を行う周辺車両は先行車両90に限られず、例えば、自身(自車両1)の後方に位置する後方車両や、自身の側方に位置する側方車両も含まれる。すなわち、車間距離検出部12bによって検出された車間距離D[m]、及びHDD18の記憶内容(より具体的にはテーブル36の登録内容)に基づいて、車間距離検出部12bによって検出された車間距離D[m]に対応する自車両1のドライバの心理状態を周辺車両に通知する通知手段を更に備えるようにしてもよい。これにより、周辺車両のドライバに、自車両1のドライバの心理状態が通知されるため、周辺車両のドライバのメタ認知能力(例えば、他者から自分がどう見られているか等を客観的に把握することができる能力)が向上されて、この通知された周辺車両と自車両1との車間距離が小さく安全で省燃費な運転でない場合には、この通知された周辺車両のドライバは、車間距離が大きくなるような運転を行うように、すなわち、安全で省燃費な運転となるように導かれる。
また、図13に示す更新処理の処理ルーチンをECU12のROMに記憶しておき、この図13に示す更新処理をECU12のCPUが実行するようにしてもよい。
ここで、図13に示す更新処理について説明する。なお、この図13に示す更新処理は、ECU12が、周辺車両(例えば先行車両90)から車車間通信などによって、周辺車両のドライバの心理状態を示す情報と、対応する車間距離とが通知された場合に実行される。
まず、ステップ400で、通知された車間距離に対応するテーブル34の車間距離34aを特定する。例えば、通知された車間距離が5[m]であり、図10に示すような内容が登録されたテーブル34がHDD18に記憶されている場合には、ステップ400では、0[m]以上10[m]以下の場合(図10の例では「〜10[m]」)の車間距離34aが特定される。
次のステップ402では、上記ステップ400で特定された車間距離34aに対応する、テーブル34に登録されたドライバの心理状態を示す情報34b(本実施の形態ではアイコン54)を、通知された周辺車両のドライバの心理状態を示す情報に更新する。これにより、テーブル34の登録内容が更新される。そして、更新処理を終了する。
この更新処理によって、ドライバの心理状態及びこの心理状態に対応する車間距離を通知する周辺車両90から通知されたドライバの心理状態及び対応する車間距離に基づいて、周辺車両から通知された車間距離に対応する車間距離34aに対応する周辺車両90のドライバの心理状態を示す情報34bが更新される。すなわち、更新処理を実行することにより、本実施の形態の運転支援装置10´は、ドライバの心理状態及びこの心理状態に対応する車間距離を通知する周辺車両90から通知されたドライバの心理状態及びこの心理状態に対応する車間距離に基づいて、周辺車両90から通知された車間距離に対応する、HDD18に記憶されたテーブル34に登録された車間距離34aに対応する周辺車両90のドライバの心理状態を更新する更新手段を備える構成となる。これにより、記憶手段としてのHDD18の記憶内容(より具体的にはHDD18に記憶されたテーブル34の登録内容)が、通知された車間距離に対応する周辺車両90のドライバの心理状態によって更新されるため、HDD18の記憶内容がより適切なものとなる。
また、表示制御部12eは、ステップ304で報知(表示)するように制御された先行車両90のドライバの心理状態を示す情報34b(本実施の形態では例えばアイコン54)及び自車両1のドライバの心理状態を示す情報36b(本実施の形態では例えばアイコン56)を履歴として、HDD18に記憶するように制御すると共に、操作受付手段を自車両1のドライバなどが操作することにより、この履歴を表示装置20に表示させる指示をECU12が受け付けた場合に、表示制御部12eは、HDD18に記憶された履歴を読み取って、読み取られた履歴が表示(報知)されるように表示装置20の表示を制御するようにしてもよい。
また、例えば、入力された色情報(色の情報)に基づいて色情報が示す色の光を発光する表示手段としてのランプを例えば2個備え、図14に示すように、テーブル34に、予め定められた車間距離34a毎に、先行車両90のドライバの予め定められた対応する心理状態を示す情報34bとして、先行車両90のドライバの心理状態を表す色情報を登録しておき、図15に示すように、テーブル36に、予め定められた車間距離36a毎に、自車両1のドライバの心理状態を示す情報36bとして、自車両1のドライバの心理状態を表す色情報を登録しておき、ステップ300で、対応する色情報を取得し、ステップ302で、対応する色情報を取得し、ステップ304で、ステップ300で取得した色情報が示す色の光を発光するように一方のランプを制御すると共に、ステップ302で取得した色情報が示す色の光を発光するように、他方のランプを制御することにより、自車両1のドライバの心理状態及び周辺車両90のドライバの心理状態を、自車両1のドライバに報知するようにしてもよい。
10 運転支援装置
12 ECU
12a 車速検出部
12b 車間距離検出部
12c 車間時間演算部
12d 運転者心理状態推定部
12e 表示制御部
14 車間距離センサ
16 車速センサ
18 HDD
20 表示装置

Claims (10)

  1. 自車両の速度を検出する車速検出手段と、
    周辺車両と自車両との間の車間距離を検出する車間距離検出手段と、
    前記車速検出手段で検出された速度及び前記車間距離検出手段で検出された車間距離に基づいて、前記車間距離検出手段で検出された車間距離を前記車速検出手段で検出された速度で除した車間時間を演算する演算手段と、
    予め定められた車間時間に対応する自車両のドライバの心理状態、及び予め定められた車間時間に対応する周辺車両のドライバの心理状態を記憶した記憶手段と、
    前記演算手段によって演算された車間時間、及び前記記憶手段の記憶内容に基づいて、前記演算手段によって演算された車間時間に対応する自車両のドライバの心理状態及び周辺車両のドライバの心理状態を自車両のドライバに報知するように制御する制御手段と、
    を含む運転支援装置。
  2. 周辺車両と自車両との間の車間距離を検出する車間距離検出手段と、
    予め定められた車間距離に対応する自車両のドライバの心理状態、及び予め定められた車間距離に対応する周辺車両のドライバの心理状態を記憶した記憶手段と、
    前記車間距離検出手段によって検出された車間距離、及び前記記憶手段の記憶内容に基づいて、前記車間距離検出手段によって検出された車間距離に対応する自車両のドライバの心理状態及び周辺車両のドライバの心理状態を自車両のドライバに報知するように制御する制御手段と、
    を含む運転支援装置。
  3. 前記演算手段によって演算された車間時間、及び前記記憶手段の記憶内容に基づいて、前記演算手段によって演算された車間時間に対応する自車両のドライバの心理状態を周辺車両に通知する通知手段を更に備えた請求項1記載の運転支援装置。
  4. 前記車間距離検出手段によって検出された車間距離、及び前記記憶手段の記憶内容に基づいて、前記車間距離検出手段によって検出された車間距離に対応する自車両のドライバの心理状態を周辺車両に通知する通知手段を更に備えた請求項2記載の運転支援装置。
  5. 前記制御手段は、自車両のドライバの心理状態及び周辺車両のドライバの心理状態を表すアイコン、色、単語、及び文章の少なくとも1つを表示手段に表示させるか、自車両のドライバの心理状態及び周辺車両のドライバの心理状態を表す音声、警報、及び音楽の少なくとも1つを音発生手段から出力させるか、または自車両のドライバの心理状態及び周辺車両のドライバの心理状態を表す振動を振動発生手段に振動させるように制御することにより、自車両のドライバの心理状態及び周辺車両のドライバの心理状態を自車両のドライバに報知する請求項1〜請求項4のいずれか1項記載の運転支援装置。
  6. 前記制御手段は、報知するように制御された自車両のドライバの心理状態及び周辺車両のドライバの心理状態を履歴として前記記憶手段に記憶するように制御すると共に、前記履歴を自車両のドライバに報知するように制御する請求項1〜請求項5の何れか1項記載の運転支援装置。
  7. ドライバの心理状態及び該心理状態に対応する車間時間を通知する周辺車両から通知された該ドライバの心理状態及び該心理状態に対応する車間時間に基づいて、前記周辺車両から通知され、かつ前記記憶手段に記憶された車間時間に対応する周辺車両のドライバの心理状態を更新する更新手段を更に含む請求項1または請求項3記載の運転支援装置。
  8. ドライバの心理状態及び該心理状態に対応する車間距離を通知する周辺車両から通知された該ドライバの心理状態及び該心理状態に対応する車間距離に基づいて、前記周辺車両から通知され、かつ前記記憶手段に記憶された車間距離に対応する周辺車両のドライバの心理状態を更新する更新手段を更に含む請求項2または請求項4記載の運転支援装置。
  9. コンピュータを、
    自車両の速度を検出する車速検出手段で検出された速度、及び周辺車両と自車両との間の車間距離を検出する車間距離検出手段で検出された車間距離に基づいて、前記車間距離検出手段で検出された車間距離を前記車速検出手段で検出された速度で除した車間時間を演算する演算手段、並びに
    前記演算手段によって演算された車間時間、及び予め定められた車間時間に対応する自車両のドライバの心理状態及び予め定められた車間時間に対応する周辺車両のドライバの心理状態を記憶した記憶手段の記憶内容に基づいて、前記演算手段によって演算された車間時間に対応する自車両のドライバの心理状態及び周辺車両のドライバの心理状態を自車両のドライバに報知するように制御する制御手段
    として機能させるためのプログラム。
  10. コンピュータを、
    周辺車両と自車両との間の車間距離を検出する車間距離検出手段によって検出された車間距離、並びに予め定められた車間距離に対応する自車両のドライバの心理状態及び予め定められた車間距離に対応する周辺車両のドライバの心理状態を記憶した記憶手段の記憶内容に基づいて、前記車間距離検出手段によって検出された車間距離に対応する自車両のドライバの心理状態及び周辺車両のドライバの心理状態を自車両のドライバに報知するように制御する制御手段
    として機能させるためのプログラム。
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