JP2010282271A - 下位装置及び情報処理システム - Google Patents

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Abstract

【課題】CPUの暴走が生じた場合であっても、自動的に復帰することを可能にし、利便性を向上させ得る下位装置及び情報処理システムを提供する。
【解決手段】上位装置2との間で通信を行うとともに状況に応じた処理を実行して、上位装置2に対し現在の状態と処理結果を送信する磁気カードリーダ1において、上位装置2との間で通信を行うRSレシーバー14と、状況に応じた処理を実行するために磁気カードリーダ1の動作を制御するCPU11と、CPU11が暴走した際に、CPU11への電力供給を制御するCPU電源制御回路13と、を備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、上位装置に対し現在の状態と処理結果を送信する下位装置及び情報処理システムに関する。
従来から、クレジットカード,プリペイドカード又はキャッシュカード等のカード状媒体に形成された磁気ストライプには、例えば固有情報等の磁気情報が記録されている。この磁気情報の読み取り又は書き込みを行うものとして、磁気カードリーダが広く普及している。以下では、この磁気カードリーダを、下位装置の一例として説明する。
この磁気カードリーダ(下位装置)は、上位装置との間で通信を行うとともに状況に応じた処理を実行して、上位装置に対し現在の状態と処理結果を送信するようになっている。例えばスワイプ式の磁気カードリーダでは、カード状媒体を読み取っている際(たとえば、利用者がカードを手動で走行(スワイプ)させる際)に、静電気によるリセット(磁気カードリーダのデバイスのリセット)が生じる場合がある。このような場合の対処法として、例えば特許文献1に開示された磁気カードリーダのように、上位装置からの所定のリセット信号を受信するまで待機し、これを受信すると初期状態に復帰する、といった方策がある。
また、静電気によるリセットに比べれば低い確率ではあるが、何らかの原因でCPUが暴走する場合もある。この場合、上位装置との間で通信を行うことができず、上位装置は磁気カードリーダに対して制御不能な状態となる。その対処法は、利用者が上位装置の電源を一旦OFFし、再びONすることで復帰する、といった方策が執られている。
特開平2−96297号公報
しかしながら、上記磁気カードリーダのCPUの暴走が生じた場合など、例えば通常のリセットでは復帰できないモードになった場合には、上述のとおり上位装置の電源を入れ直さなければならないが、このような作業を利用者に課すと利便性に欠ける。
例えば、24時間稼動し続け、お客自身が操作するセルフサービス方式のシステム(ガソリンスタンドのPOSシステムなど)を考えた場合、不特定多数の人がどのような操作をするか分からない状態であるため、仮に操作中にCPUの暴走が発生した場合、適切なON・OFF操作が行われる可能性は低い。また、このようなシステムを考える際には、どのような状況でも停止することなく動作し続けることが要求されているため、仮に店員が上位装置の電源を入れ直せば復帰できる場合であっても、人為的なON・OFF操作の介在は好ましいものではない。
本発明は、このような点に鑑みてなされたものであり、その目的は、下位装置のCPUの暴走が生じた場合であっても、自動的に復帰することを可能にし、利便性を向上させ得る下位装置及び情報処理システムを提供することにある。
以上のような課題を解決するために、本発明は、以下のものを提供する。
(1) 上位装置との間で通信を行うとともに状況に応じた処理を実行して、当該上位装置に対し現在の状態と処理結果を送信する下位装置において、前記上位装置との間で通信を行う通信用インターフェイスと、状況に応じた処理を実行するために当該下位装置の動作を制御する主制御部と、前記主制御部が暴走した際に、前記主制御部への電力供給を制御する電源制御部と、を備えることを特徴とする下位装置。
本発明によれば、下位装置に、上位装置との間で通信を行う通信用インターフェイス、状況に応じた処理を実行するために下位装置の動作を制御する主制御部、前記主制御部が暴走した際に、主制御部への電力供給を制御する電源制御部と、を設けることとしたので、主制御部が暴走した場合であっても、電源制御部により、主制御部への電力を一旦遮断し、再び電力供給を開始する、といった対処が可能となる。したがって、下位装置を自動的に復帰させることができ、ひいては利便性を向上させることができる。
特に、本発明は、通常のリセットでは復帰できないモードになった場合であっても、上位装置の電源を入れ直すなどの人為的なON・OFF操作が必要ない点で、利便性が高いものとなる。
(2) 前記電源制御部は、遅延回路を介在させて前記通信用インターフェイスと電気的に接続されたシュミット回路と、前記シュミット回路の出力に応じて前記主制御部への電力供給を制御するFET(Field Effect Transistor)と、を備えることを特徴とする下位装置。
本発明によれば、上述した電源制御部には、遅延回路を介在させて通信用インターフェイスと電気的に接続されたシュミット回路と、シュミット回路の出力に応じて主制御部への電力供給を制御するFETとが設けられているので、遅延回路やシュミット回路によりノイズ耐性を高めつつ、下位装置を自動的に復帰させることができる。特に、遅延回路の存在により、通信用インターフェイスから送られてくる信号にパルス状のノイズが乗っていた場合でも、その悪影響(そのノイズにより主制御部への電源供給を誤って制御してしまう弊害)を抑えることができる。
(3) 前記通信用インターフェイスはRS232Cであって、前記電源制御部は、前記主制御部が暴走した際に、前記上位装置のRTS信号がOFFとなったタイミングを利用して、当該主制御部への電力供給を制御することを特徴とする下位装置。
本発明によれば、通信用インターフェイスはRS232Cであって、電源制御部は、主制御部が暴走した際に、上位装置のRTS信号がOFFとなったタイミングを利用して主制御部への電力供給を制御することとしたので、回路の複雑化を防ぐことができる。すなわち、本発明では、主制御部への電力供給のトリガ信号として、新たな制御線を流れる信号ではなく、RS232Cで規定された既存のRTS信号を用いるようにしているので、回路の複雑化を防ぐことができる。
(4) (1)から(3)のいずれか記載の下位装置と、前記上位装置と、を有する情報処理システムにおいて、前記上位装置は、前記主制御部が暴走したことを検知した際に、当該上位装置のRTS信号を所定時間OFFすることを特徴とする情報処理システム。
本発明によれば、上述した下位装置と上位装置を有する情報処理システムで、上位装置は、主制御部が暴走したことを検知した際に、RTS信号を所定時間OFFすることとしたので、上述した電源制御部はこれを契機として主制御部への電力供給を制御でき、ひいては下位装置を自動的に復帰させることができる。また、下位装置を自動的に復帰させることができれば、システムを(停止させることなく)動作させ続けることができるので、システム全体の安定性を高めることができる。
以上説明したように、本発明によれば、主制御部の暴走が生じた場合であっても、下位装置を自動的に復帰させることができ、ひいては利便性を高めることができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について、図面を参照しながら説明する。
[システム構成]
図1及び図2は、本発明の実施の形態に係る情報処理システムの構成を示すブロック図であり、図1は上位装置2を、図2は下位装置の一例としての磁気カードリーダ1を示している。
上位装置2は、POS端末にケーブルを介して接続されている下位装置1を利用して情報処理を実行させるアプリケーション21と、このアプリケーション21と下位装置1との間の通信を制御するドライバーモジュールと、を有し、このドライバーモジュールはOPOS22を含んでいる。OPOS22は、OPOS(Open Point of Service)技術協議会によってアプリケーションサービスインターフェイスの標準規格(ソフト)として定められているものである。その他、上位装置2は、図示しないCPU,ROM,RAM等の各種ハードウェアを有しており、上位装置2を統合的に制御する機能、下位装置1との通信機能等を有している。
OPOS22は、CO(Control Object)とSO(Service Object)の2階層から構成されている。COは、下位装置(磁気カードリーダー,プリンタ,ディスプレイ等)のデバイスクラス毎に提供されるオブジェクトであり、アプリケーション21とのインターフェースを司っている。SOは、下位装置のデバイス毎に提供されるオブジェクトであり、SOを介して各デバイスの制御を実行する。
アプリケーション21は、メソッド及びプロパティによって制御対象となる下位装置1に所望の制御を実行させ、イベント及びプロパティによって下位装置1に制御を実行させた結果を受け取る。
OPOS22は、アプリケーション21から下位装置1への処理要求を下位装置1がサポートしているコマンドに変換して送信し、下位装置1の処理結果をステータスとして受信する。具体的には、POS端末システムを構成する磁気カードリーダ1の制御を実行させるアプリケーション・ソフトウェアとの間に位置し、上位装置2と磁気カードリーダ1とのインタフェースを所定の仕様に基づいて標準化させるためのソフトウェアである。アプリケーション・ソフトウェアは、メソッド(Method)等によって制御対象となる磁気カードリーダ1に所望の制御を実行させ、戻り値やイベント(Event)、パリティによってデバイスに制御を実行させた結果を受け取るようになっている。
なお、図1では図示しないが、上位装置2は、アプリケーション21と下位装置1との間の通信を制御するドライバーモジュールも有している。ドライバーモジュールには、OPOS22の他に、実際に下位装置1との通信を制御するための通信制御用ソフトウェアなどが含まれる。
以下、上位装置2との間で通信を行うとともに状況に応じた処理を実行して、上位装置2に対し現在の状態と処理結果を送信する下位装置の一例として、磁気カードリーダ1を採用する場合について説明する。この磁気カードリーダ1は、クレジットカードやプリペードカード等の磁気カードをカード通路内に取り込んで、カード通路内に配置されている磁気ヘッドが、カードに形成された磁気ストライプに接触・摺動し、磁気ストライプに磁気情報の読取りあるいは磁気情報の書込みを行っている。また、このような磁気カードリーダ1は、ATM、自動販売機、自動券売機、POS端末機などに広く採用されている。本実施形態では、磁気カードリーダ1をPOS端末に接続した場合で説明する。
なお、POS(Point Of Sales)システムは、小売店等において広く活用されている。このPOSシステムは、どの商品がいつ、いくらで売られたかを把握するために、実際に商品を販売した時に単品情報を収集し、コンピュータで管理するためのシステムである。言い換えれば、POSシステムは、POS端末(レジスタ、パソコン、磁気カードリーダ等)から入力されたデータをリアルタイムで管理するシステムである。
図2において、上位装置2はPOS端末用ホストであり、POS端末に磁気カードリーダ1が接続されており、磁気カードリーダ1に対しコマンド(命令)指示を行うとともに、磁気カードリーダ1にて読み取られた磁気データを受信して所定の処理を実行するようになっている。この上位装置2に接続された磁気カードリーダ1は、CPU11と、CPU電源12と、CPU電源制御回路13と、RSレシーバー14と、を有している。
CPU11は、磁気カードリーダ全体を統合的に制御するものであって、図示しないROM等からプログラムを読み出し、図示しないRAMをワーキングエリアとして各種処理を実行する。また、CPU電源12から電力の供給を受けて、各種処理を実行する。なお、CPU11は、状況に応じた処理を実行するために磁気カードリーダ1の動作を(統合的に又は全体的に)制御する主制御部の一例に相当するが、その他、MPUなどCPU11以外のものを主制御部として用いても構わない。
RSレシーバー14は、CPU11、CPU電源制御回路13及び上位装置2と電気的に接続されている。本実施形態では、上位装置2側のRTS信号を、磁気カードリーダ1側ではCTS信号として受信して、このCTS信号をCPU11とCPU電源制御回路13に送信する。なお、RSレシーバー14は、上位装置2との間で通信を行う通信用インターフェイスの一例に相当する。具体的には、上位装置2と磁気カードリーダ1とはRS232C規格によって通信可能となっており、RTS信号もCTS信号もRS232Cによって定められた信号である。このRS232Cは送・受信を各一本の信号線で行うための規格であり、標準的な通信(データ交換)方法の一つである。また、上位装置2のRTS信号線と磁気カードリーダ1側のCTS信号線はクロス接続されており、このクロス接続を使うと、上位装置2側で出力された送信信号が、正しく磁気カードリーダ1側の受信信号に入力されるので、通信が可能になる。
また、RTS(Request to send:送信要求)信号及びCTS(Clear to send:送信可能)信号は、データ送信に先立って送信される信号であり、データ部分の送受信を行う前に接続の確認を行なっている。
ここで、本実施形態に係る磁気カードリーダ1におけるCPU電源制御回路13は、上位装置2のRTS信号をトリガとして、CPU電源12を所望のタイミングでコントロールすることができるようになっている。具体的には、図3を用いて詳述する。なお、CPU電源制御回路13は、CPU11が暴走した際に、CPU11への電力供給を制御する電源制御部の一例に相当する。
図3は、CPU電源制御回路13の電気的構成を示すブロック図である。
図3において、RSレシーバー14に接続されたCPU電源制御回路13は、遅延回路131と、シュミット回路132と、FET133とを有している。遅延回路131は、抵抗RとコンデンサCから構成され、それぞれ抵抗値と静電容量を調節することで、最適な時定数を設定することができる。そして、最適な時定数を設定しておくことで、RSレシーバー14から送られてくるCTS信号が、所定の微少時間以下で変化した場合に(例えば、0.5秒以下でON→OFF→ONと変化した場合に)、その変化を吸収することができる。これにより、CTS信号をトリガ信号として用いる場合に、トリガ信号とノイズとを区別することができる。このように、本実施形態では、遅延回路131を設けることで、0.5秒以下のCTS信号には反応しないようにしている。なお、本実施形態では、遅延回路131として、抵抗とコンデンサを用いることとしたが、例えばコイルとコンデンサを用いたLCフィルタを用いるなど、電気信号を一定時間遅らせるバッシブ回路、その他同等の機能を有する回路であれば、如何なる種類の回路であってもよい。
なお、図3に示すように、RSレシーバー14、シュミット回路132には、上位装置2から電源が供給されるようになっている。
シュミット回路132は、ヒステリシスを有する電子回路であり、CTS信号が閾値付近で揺らいだ際の出力変動を防止する。具体的には、CTS信号の電位が高閾値を上回るとHレベルの電位を出力し、CTS信号の電位が低閾値を下回るとLレベルの電位を出力する。これにより、CTS信号の振幅が揺らいでも、意図しない出力変動を防止でき、ノイズ耐性を高めている。なお、シュミット回路132の具体的回路構成は、如何なる種類のものであってもよい。例えば、正帰還付きのオペアンプで実現してもよいし、そのオペアンプの出力側にツェナーダイオードを付加して実現してもよいし、複数のトランジスタを組み合せて実現してもよいし、ロジックICを用いて実現してもよい。
FET(電界効果トランジスタ)133は、シュミット回路132の出力(電位変化)をトリガとして、上位装置2の供給電源22からCPU電源12への電力供給を制御するものである。具体的には、シュミット回路132の出力がON状態(例えばHレベル)であれば、FET133もONし、CPU電源12への電力供給が行われると同時にCPU11へも電力供給が行われる。一方、シュミット回路132の出力がOFF状態(例えばLレベル)であれば、FET133もOFFし、CPU電源12への電力供給が遮断されると同時にCPU11への電力供給も遮断される。
このように、CPU電源制御回路13は、遅延回路131,シュミット回路132,及びFET133などを利用することで、上位装置2のRTS信号をトリガとして、CPU電源12をコントロールすることができるようになっている。すなわち、CPU11が暴走した際に、上位装置2のRTS信号がOFFとなったタイミングを利用して、CPU11への電力供給を制御することができるようになっている。なお、RSレシーバー14とシュミット回路132、FET133は、上位装置2の供給電源22に接続されている。
[システム動作]
次に、図1及び図2に示すシステムの動作について説明する。図4は、上述したOPOSの状態遷移を説明するための説明図、すなわち、POS端末システムにおけるOPOS(ソフトウェア)の役割(位置付け)を示す図である。図5は、CPU11の暴走が生じた場合の復帰処理を説明するためのシーケンス図である。
図4において、OPOSは、アプリケーション・ソフトウェアから磁気カードリーダ1への処理要求を、磁気カードリーダ1がサポートしているコマンドに変換して送信し、磁気カードリーダ1の処理結果をステータス(状態)として受信するようになっている。
本実施形態において、上位装置2におけるOPOSは、最初は、Close状態(状態ST1)になっており、上位装置2と磁気カードリーダ1とは通信が切れた状態となっている。そこで、上位装置2のアプリケーション・ソフトウェアから送信されたOpenメソッド(コマンドの一種)を磁気カードリーダ1が受け取った場合には、Open状態(状態ST2)、すなわち、上位装置2が磁気カードリーダ1を指定した状態に遷移する。そして、更に、磁気カードリーダ1がClaimDeviceメソッドを受け取ると、Claim状態(状態ST3)、すなわち、上位装置2が磁気カードリーダ1と通信可能な状態に遷移する。その後、OPOSがDeviceEnabled=TRUEへプロパティが設定されると、OPOSはEnable状態(状態ST4)となり、上位装置2は磁気カードリーダ2から送信される磁気情報の読み取り待ち状態(磁気情報の入力待ちを示す待機状態)となる。一方で、OPOSがEnable状態になれば、磁気カードリーダ1も、磁気情報の入力待ちを示す待機状態となっている。すなわち、このEnable状態(状態ST4)で、上位装置2は、磁気カードリーダ1から送信される磁気情報を受信し処理可能な状態となっている。
OPOSは、図4に示すように、逆の状態遷移も同様で、アプリケーション・ソフトウェアからOPOSへDeviceEnable=FALSEのプロパティ設定が行われると、OPOSの状態は状態ST4から状態ST3へ遷移し、ReleaseDeviceメソッドが送られると、OPOSの状態は状態ST3から状態ST2へ遷移し、Closeメソッドが送られると、OPOSの状態は状態ST2から状態ST1へ遷移する。
このようなOPOSの状態遷移に基づいて、CPU暴走からの復帰処理について詳述する。図5に示すように、まず、アプリケーション・ソフトウェアからOPOSへDeviceEnabled=TRUEのプロパティ設定が行われる(ステップS1)。これを受信したOPOS(上位装置2)は、磁気カードリーダ1(下位装置)に対して初期化コマンドを送信する(ステップS2)。これに対して初期化完了のレスポンスがOPOSに返ってくる。次に、OPOSは、磁気カードリーダ1に対して機器認証コマンドを送信する(ステップS3)。これに対して機器認証完了のレスポンスがOPOSに返ってくる。次に、OPOSは、磁気カードリーダ1に対してイネーブルコマンド(磁気情報受信可能コマンド)を送信する(ステップS4)。これに対してイネーブル確認のレスポンスがOPOSに返ってくる。そして、イネーブル確認のレスポンスを受信したOPOSは、ResultCode=OPOS_SUCCESSのレスポンスをアプリケーション・ソフトウェアに送信する(ステップS5)。その結果、上位装置2と磁気カードリーダ1は、磁気情報の入力待ちを示す待機状態となる。すなわち、磁気カードリーダ1は、磁気カードが挿入されるまで待機している状態となっている。なお、本実施形態では、磁気データに暗号(DES)を使用しており、機器認証コマンドを実行している。機器認証コマンドは、磁気カードリーダ1とOPOSが同じマスターキーを保有しているかを確認し、キー交換用のキーを互いに保有する機能を有している。暗号(DES)を使用しない場合、機器認証コマンドは不要となる。
(通常動作)
この待機状態では、OPOSは、例えば100msの間隔で、定期的にスワイプ完了待ちコマンドを磁気カードリーダ1に送信する(ステップS6)。これに対して、CPU11が暴走した等の問題が生じていない場合には、スワイプ完了待ちの確認のレスポンスがOPOSに返ってくる。
(暴走した場合)
次に、磁気カードリーダ1において、仮にCPU11が暴走した場合、OPOSがスワイプ完了待ちコマンドを磁気カードリーダ1に送信しても(ステップS7)、磁気カードリーダ1からレスポンスが返ってこない(ステップS8)。具体的には、OPOSが送信したスワイプ完了待ちコマンドに対して500msec以内にACK信号(Acknowledgement信号:データを転送する際に、送信側からの転送要求に対し、受信側が転送を許可する意味で送信側に発する信号)が返ってこないエラーが、4回繰り返されると、OPOSはCPU11が暴走したと判断する。なお、本実施の形態では、経験上で4回繰り返された場合に暴走したと判断するようにしているが、回数は限定されるものではない。
このような場合、OPOSは自動的にCPU暴走からの復帰処理を実行する。より具体的には、本実施形態では、OPOSは、磁気カードリーダ1に対して上位装置2側のRTS信号を1秒間OFFにする(ステップS9)。その結果、図2を用いて説明したように、RSレシーバー14のCTS信号が1秒間OFFとなり、遅延回路131,シュミット回路132,及びFET133を通じてCPU電源12への電力供給が遮断され、磁気カードリーダ1の電源はOFFされる。その後、上位装置2側のRTS信号をONへ戻す(ステップS10)。その結果、図2を用いて説明したように、RSレシーバー14のCTS信号がONとなり、遅延回路131,シュミット回路132,及びFET133を通じてCPU電源12への電力供給が再び開始され、磁気カードリーダ1はONされる。
その後、ONされた磁気カードリーダ1は、図4に示すClose状態である。そこで、上述したように、上位装置2のアプリケーション・ソフトウェアから各メソッド(コマンドの一種)をOPOSから送信されて磁気カードリーダ1が受け取り、Claim状態まで状態変遷する。さらに、DeviceEnabled=TRUEまでに必要な一連のコマンドが実行され、磁気カードリーダ1はカードスワイプ待ち状態へ復帰する。すなわち、図5において、OPOSは、初期化コマンド、機器認証コマンド、イネーブルコマンドをこの順に送信することによって(ステップS11,ステップS12及びステップS13)、磁気カードリーダ1を初期状態から待機状態へ遷移させる。これにより、エラーから復帰し、OPOSはカードスワイプ待ちの処理を継続するため、スワイプ完了待ちコマンドを定期的に送信する(ステップS14)。なお、ステップS2〜ステップS4、および、ステップS11〜ステップS13において、磁気カードリーダ1に対し、初期化コマンド、機器認証コマンド、イネーブルコマンドをこの順に送信しているが、この順番に限定されるものではない。たとえば、機器認証コマンド、イネーブルコマンドを逆にしてもよい。また、少なくとも初期化コマンド、イネーブルコマンドを送信すればよく、暗号(DES)を使用しなければ、機器認証コマンドの送信は不要であるし、この機器認証コマンド以外のコマンドが含まれていてもよい。
図6は、OPOSによる復帰処理の流れを示すフローチャートである。
図6に示すように、まず、DeviceEnabled=TRUEのプロパティ設定を契機として、初期化処理が実行される(ステップS31)。より具体的には、OPOSは、アプリケーションからDeviceEnabled=TRUEへプロパティが設定されると、上述したように、磁気カードリーダ1に対し、初期化コマンド、機器認証コマンド、イネーブルコマンドを送信する(図5のステップS2,ステップS3及びステップS4参照)。そして、初期化処理が成功すると、すなわちエラーがなければ(ステップS32:NO)、処理はステップS33に移される。一方、初期化処理に失敗した場合、すなわちエラーがあった場合には(ステップS32:YES)、初期化することができない異常が生じているとして、処理を終了する。
ステップS33において、OPOSは、Enable状態(図3に示す状態ST4)となっており、カードスワイプを監視している。一方、磁気カードリーダ1は、カードスワイプを検知するコマンド(図4に示すスワイプ完了待ちコマンド)をポーリングしている。
ここで、通常の動作では、磁気カードリーダ1がカード待機状態でスワイプ完了待ちの確認のレスポンスがOPOSに返ってくる。もし、スワイプ完了待ちの確認のレスポンスが返ってこない場合には、磁気カードリーダ1に何らかの問題が発生したとOPOS(上位装置2)が判断する。
具体的には、スワイプ完了待ちコマンドに対して磁気カードリーダ1からレスポンスが返ってこない場合には(ステップS34:YES)、CPU11の暴走が発生したと判断する。本実施の形態では、OPOSが送信したスワイプ完了待ちコマンドに対して500msec以内にACK信号が返ってこないエラーが、4回繰り返されると、OPOSはCPU11が暴走したと判断する。CPU11が暴走したと判断した場合には、上述したように、上位装置2側のRTS信号を1秒間OFFし、再びONにする(ステップS35)。その結果、CPU電源12も1秒間OFFされ、再びONされる。ステップS35の処理の後、復帰用の初期化処理が行われる(ステップS37)。具体的には、図4を用いて説明したように、OPOSは、磁気カードリーダ1に対し、初期化コマンド、機器認証コマンド、イネーブルコマンドをこの順に送信し(図4のステップS11,ステップS12及びステップS13参照)、磁気カードリーダ1はこれらのコマンドを順次実行する。その結果、エラー復帰が完了する。そして、OPOSは、再びスワイプ完了待ちコマンドを定期的に送信する、カードスワイプ監視処理(ステップS33)に移行する。
次に、スワイプ完了待ちコマンドに対して磁気カードリーダ1からACK信号が返信され、その後、エラーコードがOPOSに返信された場合には、CPU11の暴走が発生しておらず、別の問題が生じたか否かが判断される(ステップS36)。具体的には、カードスワイプ時に静電気リセットが発生した場合である。この場合には、磁気カードリーダ1は初期化され、スワイプ完了待ちコマンドに対して未初期化エラーのレスポンスをOPOSに返す。未初期化エラーが返されていない場合には(ステップS36:NO)、DeviceEnabledプロパティの状態が判断され(ステップS38)、DeviceEnabled=TRUEであればカードスワイプの監視が継続して行われる(ステップS33)。また、DeviceEnabled=FALSEの状態であれば(ステップS38:FALSE)、処理は終了する。
一方で、ステップS36において未初期化エラーが返された場合には(ステップS36:YES)、上述したような復帰用の初期化処理が行われる(ステップS37)。
[実施形態の主な効果]
以上説明したように、本実施形態に係る磁気カードリーダ1によれば、CPU11の暴走があったとき、磁気カードリーダ1の電源を自動的に入れ直し(図5のステップS35)、その後、初期状態から待機状態へ遷移させることができる(図5のステップS37)。これにより、磁気カードリーダ1を自動的に復帰させることができ、利便性を高めることができる。また、静電気による磁気カードリーダ1自体のリセットがあったときでも、初期状態から待機状態へ遷移させることができるので(図5のステップS37)、磁気カードリーダ1を自動的に復帰させることができ、利便性を高めることができる。このように、本実施形態に係る磁気カードリーダ1は、静電気によるリセット、CPU11の暴走のいずれに対しても、適切に対処することができる。
また、上位装置2のOPOSは、CPU11が暴走したことを検知した際に(図4のステップS8)、上位装置2のRTS信号を所定時間(本実施形態では1秒)だけOFFするので、磁気カードリーダ1を自動的に復帰させることができるとともに(図5のステップS37)、上位装置2のアプリケーション側にエラー通知を行う回数を減らすことができる。なお、上位装置2のアプリケーション側で復帰処理を行う必要がなくなれば、より強固なシステムを構築することができる。
また、トリガ信号としてRTS信号を用いることで、トリガ信号を流すための新たな制御線を設ける必要がなくなり、回路の複雑化を防ぐことができる。なお、一般に、磁気カード等のデータ量は非常に少なく、基本的に磁気カードリーダ1から送信されるデータ量で上位装置2が対応しきれなくなる可能性は極めて低い。したがって、本実施形態では、このような事情を上手く活用し、部品点数の増加や回路の複雑化を防いでいる。
なお、本実施形態ではトリガ信号としてRTS信号を用いたが、これ以外の信号を用いても構わない。例えば、装置の電源が入っているか否かを確認するためのDTR信号(磁気カードリーダ1側から見ればDSR信号)など、使用頻度の少ない制御線を用いることができる。また、本実施形態では下位装置として磁気カードリーダ1を考えたが、これ以外のデバイスにも本発明は適用可能である。
以上説明したように、本発明は、デバイスのエラー復帰を自動的に行うことができ、利便性を向上させることが可能なものとして有用である。
本発明の実施の形態に係る下位装置を含むシステムの構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態に係る下位装置を含むシステムの構成を示すブロック図である。 CPU電源制御回路の電気的構成を示すブロック図である。 OPOSの状態遷移を説明するための説明図である。 CPUの暴走が生じた場合の復帰処理を説明するためのシーケンス図である。 OPOSによる復帰処理の流れを示すフローチャートである。
1 磁気カードリーダ
2 上位装置
11 CPU
12 CPU電源
13 CPU電源制御回路
14 RSレシーバー

Claims (4)

  1. 上位装置との間で通信を行うとともに状況に応じた処理を実行して、当該上位装置に対し現在の状態と処理結果を送信する下位装置において、
    前記上位装置との間で通信を行う通信用インターフェイスと、
    状況に応じた処理を実行するために当該下位装置の動作を制御する主制御部と、
    前記主制御部が暴走した際に、前記主制御部への電力供給を制御する電源制御部と、を備えることを特徴とする下位装置。
  2. 前記電源制御部は、遅延回路を介在させて前記通信用インターフェイスと電気的に接続されたシュミット回路と、
    前記シュミット回路の出力に応じて前記主制御部への電力供給を制御するFETと、を備えることを特徴とする請求項1記載の下位装置。
  3. 前記通信用インターフェイスはRS232Cであって、
    前記電源制御部は、前記主制御部が暴走した際に、前記上位装置のRTS信号がOFFとなったタイミングを利用して、当該主制御部への電力供給を制御することを特徴とする請求項1又は2記載の下位装置。
  4. 請求項1から3のいずれか記載の下位装置と、前記上位装置と、を有する情報処理システムにおいて、
    前記上位装置は、前記主制御部が暴走したことを検知した際に、当該上位装置のRTS信号を所定時間OFFすることを特徴とする情報処理システム。
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