JP2010281275A - Scr脱硝装置及びその制御装置 - Google Patents

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宏一 平田
Yoichi Niki
洋一 仁木
Masakuni Kawada
正國 川田
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Niigata Power Systems Co Ltd
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Mitsui Engineering and Shipbuilding Co Ltd
National Maritime Research Institute
Niigata Power Systems Co Ltd
Daihatsu Diesel Manufacturing Co Ltd
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Abstract

【課題】脱硝触媒へ安定して還元剤を供給することができる。
【解決手段】内燃機関の排気ガスを通す排気ガス通路に設けた脱硝触媒に対して液状還元剤を噴射する構成において、排気ガス通路における脱硝触媒の上流側に設けられ、予め空気と混合させた液状還元剤を排気ガス通路内に噴射する噴射ノズル16であって、噴射ノズル16に接続され、外側を空気が通り、内側を液状還元剤が通る二重管である配管30を設ける。
【選択図】図3

Description

本発明は、SCR脱硝装置及びその制御装置に関する。
ディーゼルエンジンやガスタービン等の内燃機関の排気ガス中に含まれる窒素化合物を除去する脱硝装置が用いられている。脱硝方法として、排気ガス通路に設けたチタン・バナジウム系の触媒に還元剤となるアンモニアを供給することによって窒素酸化物(NOx)と反応させ、化学式(1)のように、水と窒素に分解するアンモニア選択接触還元法(SCR法)が知られている。また、排気ガス通路に尿素を噴射し、化学式(2)のように尿素を分解することによってアンモニアを触媒へ供給する方法が採られている。
<化学式(1)>
4NO+4NH3+O2→4N2+6H2
6NO2+8NH3→7N2+12H2
<化学式(2)>
(NH22CO+H2O→2NH3+CO2
尿素を排気ガス通路に噴射する噴射ノズルを二重管構成とし、内管に排気脱硝用の尿素水、外管に尿素水を噴霧させる高圧空気をそれぞれ供給して、排気管内に尿素水を噴霧注入する構成が開示されている(特許文献1)。ここで、尿素水の供給経路をL字形に屈曲形成し、L字形の角部に分岐管を設けると共に、分岐管の開口端からノズル先端の尿素水噴出口までを直線状に形成し、開口端から挿入した針金等の線状体により尿素水噴出口の清掃を可能としている。
また、還元剤の供給経路の途中にエアポンプからの圧縮空気を導入する空気供給経路を設け、噴射口から還元剤を噴射した直後に、同一の噴射口から空気が噴射することによって、尿素噴射口の清掃を可能とする構成が開示されている(特許文献2)。
また、尿素水の噴射ノズルへ尿素水のほかに水と空気の供給を可能とし、脱硝運転を開始する際に最初に噴射ノズルへ空気供給を行い、次に水供給を行い、その後に尿素水の供給を開始することによって、噴射ノズル内で尿素が析出することによって噴射ノズルが詰まることを防止する技術が開示されている(特許文献3)。
また、ガスタービンに用いる燃料を供給するための燃料ノズルにおいて、燃料噴孔と予混合流路の空気流路壁面との間の空気主流中に短い円筒状の衝突板を設置し、燃料と空気の流速比が最小の場合にも燃料が常に衝突板に衝突するようにした構成が開示されている(特許文献4)。これにより、ガスタービン燃焼器の予混合装置において、燃料を常に空気主流中の一定の位置に分散させることができるとしている。
また、排気ガス温度またはSCR触媒温度に応じて、バイパス通路の噴射量を制御する技術が開示されている(特許文献5)。尿素水を加熱することで窒素酸化物(NOx)の浄化率を向上することができるとしている。
登録実用新案第3053276号公報 特開2004−263661号公報 特開2007−2765号公報 特開平5−248607号公報 特開2007−327377号公報
排気ガス通路に噴射された尿素水は触媒表面に達するまでにアンモニアに加水分解されなくてはならない。また、尿素の析出によって尿素水の供給系の詰まりが発生したり、尿素水による排気ガス通路や触媒の腐食等の悪影響が発生したりしないようにしなければならない。
すなわち、尿素水ができるだけ安定かつ均一に触媒へ供給される必要があると共に、尿素水の加水分解が効率的に行われる必要がある。特に、船舶や車両等の移動体に搭載された内燃機関等の排気ガスの窒素酸化物の除去を行う場合、脱硝装置を小型化する必要があり、尿素水の噴射ノズルと触媒との距離をできるだけ短くする必要があり、尿素水の安定かつ均一な供給と加水分解の効率化が重要となる。
本発明は、上記の問題点または課題の少なくとも一つを解決することを目的とする。
請求項1に対応したSCR脱硝装置は、内燃機関の排気ガスを通す排気ガス通路に設けた脱硝触媒と、排気ガス通路における脱硝触媒の上流側に設けられ、予め空気と混合させた液状還元剤を排気ガス通路内に噴射する噴射ノズルと、噴射ノズルに接続され、外側を空気が通り、内側を液状還元剤が通る二重管と、を備える。これにより、脱硝触媒へ安定して還元剤を供給することができる。
請求項2に対応したSCR脱硝装置では、噴射ノズルは、予め空気と混合させた液状還元剤を排気ガスの流れ方向の略直角方向に噴射する。略直角方向とは、排気ガスの流れ方向に対する角度θが60°以上120°以下の角度とする。これにより、脱硝触媒へ到達する間に還元剤の加水分解をより確実にすることができる。
請求項3に対応したSCR脱硝装置では、噴射ノズルは、複数の噴射孔を有し、複数の噴射孔は、排気ガス通路の内面と噴射ノズル間が予め定められた距離を確保できる位置に設けられている。これにより、液状還元剤が液状のまま排気ガス通路に直接到達することを防ぎ、排気ガス通路が腐食することを防止することができる。
請求項4に対応したSCR脱硝装置では、噴射ノズルは、二重管の内側から供給される液状還元剤と外側から供給される空気とを上流側で混合した後、下流側で排気ガス通路内に噴射する。これにより、予め空気と混合された液状還元剤を空気の圧力によって排気ガス通路内に安定して噴射することができる。
請求項5に対応したSCR脱硝装置では、噴射ノズルは、二重管の内管に接続される噴射ノズル内管と、二重管の外管に接続される噴射ノズル外管と、を組み合わせた二重構造を有し、噴射ノズル内管の周囲には噴射ノズル内管と噴射ノズル外管とを繋ぐ内部孔が設けられ、噴射ノズル外管の周囲には噴射ノズル外管と排気ガス通路とを繋ぐ外部孔が設けられ、噴射ノズル内管と噴射ノズル外管とは単一の固定部材により同軸上に固定されている。これにより、噴射ノズル外管の内面と噴射ノズル内管の外面とによって形成される空気の通路の幅がより均一となり、複数方向への液状還元剤の噴射をより均一に行うことができる。
請求項6に対応したSCR脱硝装置の制御装置は、外側を空気が通り、内側を液状還元剤が通る二重管構造を有し、予め空気と混合させた液状還元剤を噴射ノズルから排気ガス通路内に噴射するSCR脱硝装置の制御装置であって、液状還元剤の噴射を停止するときに、液状還元剤の供給を停止させた後に空気の供給を停止させる。これにより、脱硝処理の停止時に、二重管構造の外側から供給される空気によって二重管構造の内側に残った液状還元剤を除去することができる。
請求項7に対応したSCR脱硝装置の制御装置は、外側を空気が通り、内側をタンクから供給された液状還元剤が通る二重管構造を有し、予め空気と混合させた液状還元剤を噴射ノズルから排気ガス通路内に噴射するSCR脱硝装置の制御装置であって、二重管構造に液状還元剤をタンクに戻す帰還配管の途中に設けられたバルブを制御し、液状還元剤の噴射を停止するときに、バルブを開とする。これにより、脱硝処理の停止時に、二重管構造を通って供給される空気によって二重管構造内の液状還元剤をタンクへ戻すことができる。
請求項8に対応したSCR脱硝装置の制御装置は、外側を空気が通り、内側を液状還元剤が通る二重管構造を有し、予め空気と混合させた液状還元剤を噴射ノズルから排気ガス通路内に噴射するSCR脱硝装置の制御装置であって、二重管構造内の液状還元剤を吸引する吸引手段によって、液状還元剤の噴射を停止するときに、二重管構造内の液状還元剤を吸引させる。吸引手段は、例えば、液状還元剤を供給するためのポンプを逆転させればよい。これにより、脱硝処理の停止時に、二重管構造の内側に残った液状還元剤を除去することができる。
請求項9に対応したSCR脱硝装置の制御装置は、外側を空気が通り、内側を液状還元剤が通る二重管構造を有し、予め空気と混合させた液状還元剤を噴射ノズルから排気ガス通路内に噴射するSCR脱硝装置の制御装置であって、液状還元剤の噴射を開始するときに、空気の供給を開始させた後に液状還元剤の供給を開始させる。これにより、二重管構造内に液状還元剤のみが供給される状況を避け、二重管構造内に液状還元剤が析出してしまうことを防ぐことができる。
請求項10に対応したSCR脱硝装置の制御装置は、予め空気と混合させた液状還元剤を噴射ノズルから排気ガス通路内に噴射するSCR脱硝装置の制御装置であって、排気ガス通路内の温度を検出する温度検出手段から得られた排気ガス通路内の温度に基づいて液状還元剤の噴射量を制御する。これにより、機関負荷や排気ガス性状、また液状還元剤の噴射状況に応じて、液状還元剤の噴射量を適正化することができる。
請求項11に対応したSCR脱硝装置の制御装置は、排気ガス通路内の噴射ノズルの下流側の温度を検出する温度検出手段から得られた排気ガス通路内の温度に基づいて液状還元剤の噴射量を制御する。これにより、液状還元剤の噴射過多を検出することができ、脱硝触媒に対する液状還元剤の噴射量を適正化することができる。
本発明のSCR脱硝装置によれば、内燃機関の排気ガスを通す排気ガス通路に設けた脱硝触媒と、排気ガス通路における脱硝触媒の上流側に設けられ、予め空気と混合させた液状還元剤を排気ガス通路内に噴射する噴射ノズルと、噴射ノズルに接続され、外側を空気が通り、内側を液状還元剤が通る二重管と、を備えることによって、脱硝触媒へ安定して還元剤を供給することができる。
また、噴射ノズルは、予め空気と混合させた液状還元剤を排気ガスの流れ方向の略直角方向に噴射するものとすることによって、脱硝触媒へ到達する間に還元剤の加水分解をより確実に行うことができ、脱硝処理を安定かつ効果的に行うことができる。
また、噴射ノズルは、複数の噴射孔を有し、複数の噴射孔は、排気ガス通路の内面と噴射ノズル間が予め定められた距離を確保できる位置に設けることによって、液状還元剤が排気ガス通路に直接到達することを防ぎ、排気ガス通路に析出し脱硝効果を損ねたり、通路抵抗が大きくなったりすることを防止することができる。
また、噴射ノズルは、二重管の内側から供給される液状還元剤と外側から供給される空気とを上流側で混合した後、下流側で排気ガス通路内に噴射することによって、空気と混合された液状還元剤を安定して噴射することができ、脱硝処理を安定かつ効果的に行うことができる。
また、噴射ノズルは、二重管の内管に接続される噴射ノズル内管と、二重管の外管に接続される噴射ノズル外管と、を組み合わせた二重構造を有し、噴射ノズル内管の周囲には噴射ノズル内管と噴射ノズル外管とを繋ぐ内部孔が設けられ、噴射ノズル外管の周囲には噴射ノズル外管と排気ガス通路とを繋ぐ外部孔が設けられ、噴射ノズル内管と噴射ノズル外管とは単一の固定部材により同軸上に固定されていることによって、噴射ノズル外管の内面と噴射ノズル内管の外面とによって形成される空気の通路の幅がより均一となり、複数方向への液状還元剤の噴射をより均一に行うことができる。これにより、脱硝触媒へ到達する間に還元剤の加水分解をより確実に行うことができ、脱硝処理を安定かつ効果的に行うことができる。
また、本発明のSCR脱硝装置の制御装置によれば、外側を空気が通り、内側を液状還元剤が通る二重管構造を有し、予め空気と混合させた液状還元剤を噴射ノズルから排気ガス通路内に噴射する構成において、液状還元剤の噴射を停止するときに、液状還元剤の供給を停止させた後に空気の供給を停止させることによって、脱硝処理の停止時に、二重管構造の外側から供給される空気によって噴射ノズルや二重管構造の内側に残った液状還元剤を除去することができる。これにより、配管内での還元剤の析出が抑制され、析出による配管系の詰まりを防止することができる。
また、本発明のSCR脱硝装置の制御装置によれば、外側を空気が通り、内側をタンクから供給された液状還元剤が通る二重管構造を有し、予め空気と混合させた液状還元剤を噴射ノズルから排気ガス通路内に噴射する構成において、二重管構造に液状還元剤をタンクに戻す帰還配管の途中に設けられたバルブを制御し、液状還元剤の噴射を停止するときに、バルブを開とすることによって、脱硝処理の停止時に、二重管構造を通って供給される空気によって二重管構造内の液状還元剤をタンクへ戻すことができる。これにより、配管系での還元剤の析出が抑制され、析出による配管系の詰まりを防止することができる。
また、本発明のSCR脱硝装置の制御装置によれば、外側を空気が通り、内側を液状還元剤が通る二重管構造を有し、予め空気と混合させた液状還元剤を噴射ノズルから排気ガス通路内に噴射する構成において、二重管構造内の液状還元剤を吸引する吸引手段によって、液状還元剤の噴射を停止するときに、二重管構造内の液状還元剤を吸引させることによって、脱硝処理の停止時に、二重管構造の内側に残った液状還元剤を除去することができる。これにより、配管系での還元剤の析出が抑制され、析出による配管系の詰まりを防止することができる。
また、本発明のSCR脱硝装置の制御装置によれば、外側を空気が通り、内側を液状還元剤が通る二重管構造を有し、予め空気と混合させた液状還元剤を噴射ノズルから排気ガス通路内に噴射する構成において、液状還元剤の噴射を開始するときに、空気の供給を開始させた後に液状還元剤の供給を開始させることによって、二重管構造内に液状還元剤のみが供給される状況を避け、二重管構造内に液状還元剤が析出してしまうことを防ぐことができる。
また、本発明のSCR脱硝装置の制御装置によれば、予め空気と混合させた液状還元剤を噴射ノズルから排気ガス通路内に噴射する構成において、排気ガス通路内の温度を検出する温度検出手段から得られた排気ガス通路内の温度に基づいて液状還元剤の噴射量を制御することによって、機関負荷や排気ガス性状、また液状還元剤の噴射状況に応じて、脱硝処理に必要な液状還元剤の噴射量を適正化することができる。
また、排気ガス通路内の噴射ノズルの下流側の温度を検出する温度検出手段から得られた排気ガス通路内の温度に基づいて液状還元剤の噴射量を制御することによって、液状還元剤の噴射過多を検出することができ、脱硝処理に必要な液状還元剤の噴射量に適正化することができる。
本発明の実施の形態における脱硝装置の概略構成を示す透過斜視図である。 本発明の実施の形態における脱硝装置のシステム構成を示す図である。 第1の実施の形態における配管及び噴射ノズルの構造を示す断面図である。 第2の実施の形態における配管及び噴射ノズルの構造を示す断面図である。 第3の実施の形態における配管及び噴射ノズルの構造を示す断面図である。 第3の実施の形態における噴射ノズル外管の構造を示す断面図である。 第3の実施の形態における噴射ノズル内管の構造を示す断面図である。 噴射ノズルの構造と脱硝率との関係を示す図である。 排気ガス通路の断面形状に適した噴射方向との関係を説明する図である。 本発明の実施の形態における脱硝処理の開始シーケンスのフローチャートである。 本発明の実施の形態における脱硝処理の停止シーケンスのフローチャートである。 他の実施の形態における脱硝装置のシステム構成を示す図である。 他の実施の形態における脱硝処理の停止シーケンスのフローチャートである。 本発明の実施の形態における脱硝処理のシーケンスのフローチャートである。 本発明の実施の形態における上流側温度センサ及び下流側温度センサの配置を示す図である。
以下、本発明の実施の形態を、図面に従って説明する。図1は、ディーゼルエンジンやガスタービン、例えば船舶用ディーゼル機関の脱硝装置100の概略の透視斜視図である。脱硝装置100は、排気ガス通路10、脱硝触媒12、還元剤供給部14及び噴射ノズル16を含んで構成される。脱硝装置100は、ディーゼルエンジンやガスタービン等の排気ガスを通す排気ガス通路10の一部を構成する。
排気ガス通路10は、内燃機関等から排出される排気ガスを通すガス流路である。排気ガス通路10は、一般的に、ステンレス等の金属部材からなる管状部材であり、内燃機関等の排気バルブに接続される。
脱硝触媒12は、排気ガス中に含まれる窒素化合物(NOx)をアンモニアと反応させて分解するための触媒である。脱硝触媒12は、チタン・バナジウム系の金属が用いられる。例えば、バナジウム(V)、モリブデン(Mo)又はタングステン(W)を活性成分にした酸化チタンTiO2系触媒が使用される。脱硝触媒12は、化学式(1)で表されるアンモニア等の還元剤と排気ガス中の窒化化合物(NOx)との反応を促進する。脱硝触媒12は、排気ガス通路10内に配置される。脱硝触媒12は、その反応面積を広くするために平板や触媒の細管を束ねた構造とすることが好ましい。例えば、ハニカム構造とすることが好適である。
還元剤供給部14は、図2に示すように、尿素タンク20、ポンプ22、尿素バルブ24、コンプレッサ26、空気バルブ28及び配管30を含んで構成される。還元剤供給部14は、噴射ノズル16を介して尿素(尿素水)と空気とを排気ガス通路10へ供給するために設けられる。なお、本実施の形態では、尿素(尿素水)を還元剤として排気ガス通路10内へ噴射し、化学式(2)で表される分解反応により生ずるアンモニアを脱硝触媒12の表面に供給する構成としている。ただし、還元剤は尿素(尿素水)に限定されるものではない。
尿素タンク20は、尿素水((NH22CO+H2O)を蓄えるタンクである。ポンプ22は、尿素タンク20と噴射ノズル16とを接続する配管30の途中に設けられる。ポンプ22は、尿素タンク20に蓄えられている尿素水に圧力を与え、配管30及び噴射ノズル16を介して排気ガス通路10へ尿素水を供給する。尿素バルブ24は、配管30のポンプ22の下流に設けられ、ポンプ22によって加圧された尿素水の噴射ノズル16への供給・遮断を行う。
コンプレッサ26は、噴射ノズル16に繋がる配管30の途中に設けられる。コンプレッサ26は、空気を加圧して配管30を介して噴射ノズル16へ供給する。なお、脱硝装置100を船舶に搭載する場合には、コンプレッサ26の代わりに船舶に設けられている空気配管の空気を利用してもよい。空気バルブ28は、配管のコンプレッサ26の下流に設けられ、コンプレッサ26によって加圧された空気の噴射ノズル16への供給・遮断を行う。
制御部32は、ポンプ22、尿素バルブ24、コンプレッサ26及び空気バルブ28を統合的に制御する。制御部32は、メモリを備えたコンピュータにより構成することができる。制御部32は、脱硝装置100の各部に配置した圧力センサ、流量センサ、温度センサ、液面センサ等の出力を受けて、ポンプ22、コンプレッサ26の回転数や尿素バルブ24、空気バルブ28の開閉・開度を制御することによって、脱硝触媒12での排気ガスの脱硝処理を制御する。
図3〜図7に、還元剤供給部14の配管30及び噴射ノズル16の断面構造を示す。配管30は、図3〜図7に示すように、外管30a及び内管30bを備えた二重管構造とされる。すなわち、配管30は、外管30a内に外管30aの内径よりも小さな外形を有する内管30bが挿入された構造を有する。外管30a及び内管30bは、ステンレス等の耐腐食性が高い金属で構成することが好適である。内管30b内の空間が尿素水の通路となり、外管30aの内面と内管30bの外面との間の空間が空気の通路とされる。
噴射ノズル16は、還元剤供給部14から排気ガス通路10へ尿素水を噴射するためのノズルである。噴射ノズル16は、配管30の先端部を加工して形成され、又は配管30の先端部に他部材を接続して構成される。噴射ノズル16は、排気ガス通路10内の脱硝触媒12よりも上流側に配設される。噴射ノズル16は、配管30の外管30a及び内管30bによって供給される尿素水と空気とを混合させて、その供給圧力によって排気ガス通路10へ予め空気と混合された尿素水を噴射する。
図3は、第1の実施の形態における配管30及び噴射ノズル16の断面図を示す。第1の実施の形態における噴射ノズル16は、配管30の外管30a及び内管30bをそのまま延設させ、内管30bの先端面16aを外管30aの先端面16bより上流側に後退させた構造を有する。また、外管30aの外面から内面まで貫くネジ穴(タップ穴)を形成し、外管30aの内面と内管30bの外面との間隙が全周に亘って略均一となるようにネジ16cにより固定する。なお、第1の実施の形態における噴射ノズル16は、その先端の噴射口が脱硝触媒12に向くように配置することが好ましい。
第1の実施の形態における噴射ノズル16では、内管30b内の通路を介して供給された尿素水が、内管30bと外管30aとの間の通路を介して供給される空気によって押し出され、排気ガス通路10内に噴射される。このとき、内管30bの先端面16aを外管30aの先端面16bより後退させた構造としているため、予め尿素と空気が混合された状態で排気ガス中に噴射され、排気ガス中に安定して均一に尿素水を供給できる。また、この先端面16aを先端面16bより後退させた構造により、先端面16bが排気ガスからの伝熱や排気ガス通路10からの輻射熱の影響が緩和されるため、温度上昇に伴う尿素水の析出が防止できる。さらに、内管30bと外管30aとの間の通路を介して供給される空気によって、内管30b内を通る尿素水が排気ガスに対して断熱され、内管30b内にも尿素水が析出することがない。
図4は、第2の実施の形態における配管30及び噴射ノズル16の断面図を示す。第2の実施の形態における噴射ノズル16は、配管30の外管30a及び内管30bをそのまま延設させ、内管30bの先端部の周囲に内管30bの外面から内面を貫く内部孔16dを設け、外管30aの先端部の周囲に外管30aの外面から内面を貫く外部孔16eを設けた構成を有する。内部孔16d及び外部孔16eは、それぞれ少なくとも1つ以上設け、それぞれ4つ以上設けることが好適である。ただし、内部孔16d及び外部孔16eを必ずしも同数設ける必要はない。また、外管30a及び内管30bの先端の開口部がそれぞれ封止部材16f,16gにより塞がれる。
噴射ノズル16は、先端部を排気ガス通路10の下流側に配置された脱硝触媒12へ向けて配設される。すなわち、外部孔16eが排気ガス通路10の内面に向けられるように噴射ノズル16を排気ガス通路10内に配置する。
第2の実施の形態における噴射ノズル16では、内管30b内の通路を介して供給された尿素水が内部孔16dを通って内管30bと外管30aとの間の通路を介して供給される空気と混合され、尿素水又は空気の圧力によって外部孔16eから押し出されて排気ガス通路10内に噴射される。このとき、外管30aの外周部に外部孔16eを設けているので、尿素水は排気ガスの流れ方向の略直角方向に噴射される。
図5は、第3の実施の形態における配管30及び噴射ノズル16の断面図を示す。第3の実施の形態における噴射ノズル16は、配管30の外管30a及び内管30bに接続される噴射ノズル外管40及び噴射ノズル内管42を含んで構成される。
第3の実施の形態における配管30では、外管30aの先端部に固定部材30cが溶接等で接続される。固定部材30cは、内面にネジ溝が設けられ、外管30aに噴射ノズル16を接続するために用いられる。また、内管30bの先端部の外面にも噴射ノズル16を接続するためのネジ溝が設けられる。
噴射ノズル外管40は、図6の断面図に示すように、筒状部材で構成される。図6(b)は、ラインA−Aに沿った断面を示し、図6(c)は、ラインB−Bに沿った断面を示す。また、図6では、先端部40a及び後端部40bの外形が円柱形状であり、中間部40cの外形が6角柱状であり、先端部40a、中間部40c及び後端部40bの内部が連通する円筒状に形成された噴射ノズル外管40の例を示している。
先端部40aには、端面を軸方向に貫通する固定用孔40dが設けられる。後端部40bの外周は、配管30の外管30aに接続された固定部材30cに取り付けるためのネジ溝40eに加工される。さらに、中間部40cには、外面から内面まで貫く外部孔40fが設けられる。外部孔40fは、少なくとも1つ以上設け、4つ以上設けることが好適である。図6の例では、6角柱形状の中間部40cの各外面にそれぞれ1つずつ、等角度間隔(60°毎)に外部孔40fを設けている。
噴射ノズル内管42は、図7の断面図に示すように、筒状部材で構成される。図7(b)は、ラインC−Cに沿った断面を示す。図7は、円筒部材を加工して形成した噴射ノズル内管42の例を示している。
噴射ノズル内管42は、噴射ノズル外管40内にできるだけ隙間無く嵌め合わされるような筒状部材において、その先端部42aを残して外面に軸方向に沿って帯状の凹部42bを有する形状に加工される。凹部42bには、噴射ノズル内管42の外面から内面まで貫く内部孔42cが設けられる。内部孔42cは、少なくとも1つ以上設け、4つ以上設けることが好適である。図7の例では、噴射ノズル内管42の外周に亘って凹部42bを6ヶ所設け、凹部42bにそれぞれ1つずつ、等角度間隔(60°毎)で内部孔42cを設けている。また、先端部42aには、軸方向に固定用ネジ孔42dを加工する。後端部42eの内面には、配管30の内管30bの先端部の外周に形成されたネジ溝に嵌合させるためのネジ溝42fを加工する。
噴射ノズル内管42は、後端部42eの内面に設けられたネジ溝42fと配管30の内管30bの先端部の外周に形成されたネジ溝とによって、内管30bの先端に取り付けられる。これにより、内管30bの内部通路と噴射ノズル内管42の内部通路とが連通される。次に、噴射ノズル外管40は、後端部40bの外面に設けられたネジ溝40eと配管30の外管30aに連通する固定部材30cの内面に設けられたネジ溝とによって、外管30aの先端に取り付けられる。このとき、外部孔40fの周上の位置(角度)と、内部孔42c(凹部42b)の周上の位置(角度)とが一致するように噴射ノズル外管40を取り付ける。これにより、外管30aの内面と内管30bの外面とによって形成される通路と、噴射ノズル外管40の内面と噴射ノズル内管42の凹部40bの外面とによって形成される通路とが連通される。このような状態において、噴射ノズル外管40の先端部外側から固定用孔40dを通じて噴射ノズル内管42の固定用ネジ孔42dにネジ44を締め付けることによって、噴射ノズル外管40と噴射ノズル内管42とを固定して噴射ノズル16が構成される。
また、噴射ノズル16は、その先端部を排気ガス通路10の下流側に配置された脱硝触媒12へ向けて配設される。すなわち、外部孔40fが排気ガス通路10の内面に向けられるように噴射ノズル16を排気ガス通路10内に配置する。
第3の実施の形態における噴射ノズル16では、内管30b及び噴射ノズル内管42内の通路を介して供給された尿素水が、内部孔42cを通って内管30bと外管30aとの間の通路及び噴射ノズル外管40の内面と噴射ノズル内管の凹部40bの外面とによって形成される通路を介して供給される空気と混合され、尿素水又は空気の圧力によって外部孔40fから押し出されて排気ガス通路10内に噴射される。このとき、噴射ノズル外管40の外周部に外部孔40fを設けているので、尿素水は排気ガスの流れ方向の略直角方向に噴射される。
第1から第3の実施の形態における噴射ノズル16及び配管30は、外管30a及び内管30bのように二重管構造を有している。ここで、内管30bを通って供給した尿素水を、外管30aを通って供給する空気の圧力によって排気ガス通路10内に噴射する、または、キャブレターのように、空気の流速を速くすることにより、内部孔16e、42c付近の圧力を低下させ、内管30b内の尿素水を引き出して排気ガス通路10内に噴霧することによって、排気ガス通路10内に尿素水を従来より均一に供給することが可能となる。
なお、第2及び第3の実施の形態において略直角方向とは、排気ガスの流れ方向に対する角度θが60°以上120°以下の角度とする。角度θが60°以上90°未満とすることは、尿素水が排気ガスの流れに沿った速度成分をもって噴射されることを意味し、角度θが90°より大きく120°以下とすることは、尿素水が排気ガスの流れに逆らった速度成分をもって噴射されることを意味する。特に、噴射された尿素水が排気ガス通路10の内面に直接当たらないような角度θとすることがより好適である。噴射の角度θは、外部孔16e又は外部孔40fを傾けて形成することによって調整することができる。
図8は、第1及び第3の実施の形態における噴射ノズル16を用いて脱硝処理を行ったときの当量比と脱硝率との関係を示す。図8において、実線は理想値を示し、三角印は第1の実施の形態における噴射ノズル16を用いたときの脱硝率、四角印は第3の実施の形態において外部孔40fを4カ所に設けた噴射ノズル16を用いたときの脱硝率、丸印は第3の実施の形態において外部孔40fを6カ所に設けた噴射ノズル16を用いたときの脱硝率を示す。また、第3の実施の形態における噴射ノズル16の噴射の角度θは90°とした。
図8に示されるように、第1の実施の形態における噴射ノズル16を用いたときに比べて、第3の実施の形態における噴射ノズル16を用いたときに脱硝率は理想値に近くなった。また、噴射ノズル16の外部孔40fの数が増加するにつれて脱硝率は理想値に近くなった。これは、排気ガスの流れ方向の略直角方向に尿素水を噴射することによって、尿素水をより確実にアンモニアに加水分解させることができるためと考えられる。なお、第2の実施の形態における噴射ノズル16を用いた場合、第3の実施の形態における噴射ノズル16を用いた場合よりも脱硝率は僅かに低くなる。
また、配管30によって供給される尿素水の供給圧力を空気の供給圧力よりも高くすることによって、内部孔16d又は内部孔42cを通じて尿素水の通路側から空気の通路側に尿素水が供給されるが、空気の通路側から尿素水の通路側に空気が逆流することを防ぐことができる。一方、配管30によって供給される空気の供給圧力を尿素水の供給圧力よりも高くした場合であっても、外管30aと内管30bの隙間を調整することにより、空気側の速度増加に伴う静圧減少により、キャブレターのように空気と尿素水の静圧差を利用して、内部孔16d又は内部孔42cを通じて空気の通路側に尿素水を吸い出し、さらに外部孔16e又は外部孔40fから噴射させることもできる。これにより、予め空気と混合された尿素水を排気ガス通路10内に適切に噴射させることができる。
また、内部孔16d及び内部孔42cは、図4及び図5に示すように、外部孔16e及び外部孔40fより空気及び尿素水の供給の上流側に設けることが好ましい。これにより、上流側の内部孔16d又は内部孔42cから空気の通路側に供給され、予め空気と混合された尿素水を、内部孔16d又は内部孔42cより下流側にある外部孔16e又は外部孔40fから排気ガス中にスムーズに均一に噴射させることができる。
また、第3の実施の形態における噴射ノズル16では、噴射ノズル外管40の先端部に設けられた固定用孔40dを通じて噴射ノズル内管42の固定用ネジ孔42dにネジ44を締め付けることによって、噴射ノズル外管40と噴射ノズル内管42とを固定している。このように、噴射ノズル外管40と噴射ノズル内管42とを同軸上に単一部材(ネジ44)で固定することによって、噴射ノズル外管40の内面と噴射ノズル内管42の凹部40bの外面とによって画定される隙間が噴射ノズル内管42の周囲に亘って均一とすることができる。さらに、噴射ノズル内管42の一部(先端部42a)を噴射ノズル外管40内にできるだけ隙間無く嵌め合わされるような外径のまま残すことによって、噴射ノズル内管42を噴射ノズル外管40内に嵌め合わせた際に噴射ノズル外管40の内面と噴射ノズル内管42の凹部40bの外面とによって画定される隙間を噴射ノズル内管42の周囲に亘ってより均一にすることができる。これにより、噴射ノズル外管40の周囲に設けられた各外部孔40fから噴射される尿素水の噴射量を更に均一にすることかできる。
また、第2の実施の形態及び第3の実施の形態における噴射ノズル16に複数の外部孔16e及び外部孔40fを設ける場合、排気ガス通路10の内面と噴射ノズル16と間の距離が予め定められた値以上となるような位置に外部孔16e及び外部孔40fを設けることが好ましい。予め定められた値は、排気ガス通路10内に噴射された尿素水が液状のまま排気ガス通路10の内面に直接到達しない距離とする。すなわち、噴射ノズル16と排気ガス通路10の内面との距離が所定距離が確保できる位置に外部孔16e及び外部孔40fを設け、尿素水の噴射圧力を排気ガス通路10の内面に液状のまま到達しない値とすることが好ましい。これにより、尿素水が排気ガス通路10に直接到達し、排気ガス通路10の内面に液状の尿素水が付着することを防ぐことができる。尿素水が排気ガス通路10の内面に付着するとアンモニアの生成量が減少し脱硝効果を損ねたり、通路抵抗が大きくなったり、また排気ガス通路10が腐食するおそれがあり、これを防止することができる。また、噴射ノズル16と排気ガス通路10の内面との距離が所定距離が確保できる位置に外部孔16e及び外部孔40fを設けなかった場合に比べて、より広い範囲に尿素水を噴射することができ、尿素水をより均一に脱硝触媒12へ供給することができる。
また、このような制限の範囲内においては、複数の外部孔16e及び外部孔40fを等角度に設けることが好ましい。これにより、噴射される尿素水を均一に脱硝触媒12へ供給することができる。
例えば、図9(a)に示すように排気ガス通路10の断面が円である場合、噴射ノズル16を排気ガス通路10の中心軸上に配置すると、排気ガス通路10の内面と噴射ノズル16と間の距離は常に一定であるので、外部孔16e及び外部孔40fを等角度(図中の矢印方向)に設けることが好ましい。また、図9(b)又は図9(c)に示すように排気ガス通路10の断面が正方形又は長方形である場合、噴射ノズル16を排気ガス通路10の中心軸上に配置すると、排気ガス通路10の断面の対角線上(図中の矢印方向)が最も排気ガス通路10の内面と噴射ノズル16と間の距離が大きくなるので、この方向に尿素水が噴射されるように外部孔16e及び外部孔40fを配置することが好ましい。
次に、脱硝処理の開始のシーケンス及び脱硝処理の停止のシーケンスについて説明する。図10は、脱硝処理の開始のシーケンスを示すフローチャートである。
初期状態において、コンプレッサ26及びポンプ22は停止状態であり、空気バルブ28及び尿素バルブ24は閉状態である。制御部32は、設定部32aから脱硝処理の開始指示を受けると、コンプレッサ26を起動し、空気を配管30の外管30aと内管30bとの間の通路へ供給する(ステップS10)。次に、空気の供給圧力が予め定められた値以上であるか否かを判断する(ステップS12)。空気の供給圧力は、配管30に設けられた圧力センサ(図示しない)によって測定することができる。所定時間経過しても空気の供給圧力が予め定められた値より小さい場合、コンプレッサ26に異常が発生しているものとして脱硝処理を終了する(ステップS14)。空気の供給圧力が予め定められた値以上であれば、空気バルブ28を開状態とする(ステップS16)。これにより、まず空気のみが排気ガス通路10内に噴射される。続いて、尿素タンク20内の尿素水の残量が予め定められた値以上であるか否かを判断する(ステップS18)。尿素タンク20内の尿素水の残量は、尿素タンク20に設けられた液面センサや重量センサ等(図示しない)によって測定することができる。尿素タンク20内の尿素水の残量が予め定められた値より小さい場合、脱硝処理が不可能であるとして脱硝処理を終了する(ステップS14)。尿素タンク20内の尿素水の残量が予め定められた値以上である場合、ポンプ22を起動し、配管30の内管30bに尿素水を供給する(ステップS20)。次に、尿素水の供給圧力が予め定められた値以上であるか否かを判断する(ステップS22)。尿素水の供給圧力は、配管30に設けられた圧力センサ(図示しない)によって測定することができる。尿素水の供給圧力が予め定められた値より小さい場合、ポンプ22に異常が発生しているものとして脱硝処理を終了する(ステップS14)。尿素水の供給圧力が予め定められた値以上であれば、尿素バルブ24を開状態とする(ステップS24)。これにより、既に供給されている空気と尿素水とが混合された状態で排気ガス通路10内に噴射され、排気ガスの脱硝処理が開始される。
このような開始のシーケンスとすることによって、二重管構造である配管30内に液状還元剤のみが供給される状態となることがなくなり、配管30内での尿素の析出が抑制され、配管30が詰まってしまうことを防ぐことができる。
ここで、空気の供給量及び尿素水の供給量は、それぞれコンプレッサ26の圧力設定値やポンプ22の回転数を制御することによって調整することができる。
また、尿素バルブ24の開時間と閉時間との比(デューティ比)を制御することによって尿素水の供給量を調整することもできる。同様に、空気バルブ28の開時間と閉時間との比(デューティ比)を制御することによって空気の供給量を調整することもできる。
また、尿素バルブ24を開閉制御のみが可能なバルブではなく、開度制御が可能なバルブとし、尿素バルブ24の開度を制御することによって尿素水の供給量を調整してもよい。同様に、空気バルブ28を開閉制御のみが可能なバルブではなく、開度制御が可能なバルブとし、空気バルブ28の開度を制御することによって空気の供給量を調整してもよい。
例えば、配管30に尿素水の流量を測定する流量センサ(図示しない)を設け、流量センサの測定値に応じてポンプ22の回転数、尿素バルブ24のデューティ比、尿素バルブ24の開度の少なくとも1つをフィードバック制御することによって尿素水の供給量を適正値に調整することができる。同様に、配管30に空気の流量を測定する流量センサ(図示しない)を設け、流量センサの測定値に応じてコンプレッサ26の圧力設定値、空気バルブ28のデューティ比、空気バルブ28の開度の少なくとも1つをフィードバック制御することによって空気の供給量を適正値に調整することができる。また、コンプレッサ26として、連続的にモータ回転数を制御できるインバータ内蔵のスクロール式のコンプレッサを用いた場合、流量センサの測定値に応じて、回転数をフィードバック制御することにより、所定の空気流量を得ることも可能である。
図11は、脱硝処理の停止のシーケンスを示すフローチャートである。初期状態において、コンプレッサ26及びポンプ22は運転状態であり、空気バルブ28及び尿素バルブ24は開状態である。制御部32は、設定部32aから脱硝処理の停止指示を受けると、ポンプ22を逆回転させる(ステップS30)。これにより、配管30の内管30b内に残留する尿素水が尿素タンク20へ逆流して回収される。配管30内の尿素水が回収されるために十分な時間が経過後、尿素バルブ24を閉状態とする(ステップS32)。続いて、ポンプ22及びコンプレッサ26を停止させ(ステップS34)、空気バルブ28を閉状態とする(ステップS36)。
また、図12のように、配管30の内管30bから尿素タンク20へと繋がる帰還配管50を設け、帰還配管50の途中に帰還バルブ52を配置した脱硝装置100を用いてもよい。この場合、図13に示す脱硝処理の脱硝処理の停止のシーケンスのフローチャートに沿って処理を行う。
初期状態において、コンプレッサ26及びポンプ22は運転状態であり、空気バルブ28及び尿素バルブ24は開状態、帰還バルブ52は閉状態である。制御部32は、設定部32aから脱硝処理の停止指示を受けると、ポンプ22を停止させる(ステップS40)。次に、帰還バルブ52を開状態とする(ステップS42)。これによって、配管30の外管30aに供給される空気が内管30b内に逆流し、内管30b内に残留する尿素水が尿素タンク20へ回収される。外管30aから30bへの空気の逆流は、外部孔16eや外部孔40fを有した第2あるいは第3の実施形態で顕著である。配管30内の尿素水が回収されるために十分な時間が経過後、尿素バルブ24を閉状態(ステップS44)、帰還バルブ52を閉状態(ステップS46)とし、空気バルブ28を閉状態(ステップS48)とし、コンプレッサ26を停止させる(ステップS50)。
以上のような脱硝処理の停止のシーケンスを行うことによって、配管30内に尿素水が残留しないようにすることができる。これによって、配管30内での尿素の析出が抑制され、配管30が詰まってしまうことを防ぐことができる。詳しくは、噴射ノズル16と二重管を構成する内管52内の尿素の残留を防ぐことができ、また内管に接続された尿素タンク20に至る他の配管系の尿素の残留も設定によっては可能である。また、コンプレッサ26は、通常運転時の空気の供給及び尿素水の回収の2つの機能を果たすことができる。
なお、帰還バルブ52は、尿素バルブ24と組み合わされた切替バルブとしてもよい。この場合、帰還バルブ52と尿素バルブ24としてのバルブの開閉が排他的に行われるものとすることが好ましい。
次に、脱硝処理中の制御について説明する。図14は、脱硝処理中の制御のフローチャートを示す。ここでは、図15に示すように、排気ガス通路10内の噴射ノズル16の上流側及び下流側に設けられた上流側温度センサ34及び下流側温度センサ36の少なくとも1つを用いて尿素水の噴射量を調整する制御を行う。
まず、上流側温度センサ34によって、排気ガス通路10内の噴射ノズル16の上流側の温度を検知する(ステップS60)。上流側温度センサ34によって検知される温度は排気ガスの温度であり、検知された温度は制御部32に出力される。次に、制御部32は、予め設定部32aに登録されている排気ガス温度と尿素水を適正噴射量とするポンプ22の回転数との関係を示すデータ(テーブル、マップ又は関係式)に基づいて、ステップS60で得られた排気ガスの温度に対応するポンプ22の回転数を決定する(ステップS62)。制御部32は、ステップS62で決定された回転数となるようにポンプ22を制御する(ステップS64)。これによって、噴射ノズル16から噴射される尿素水の量が調整される。排気ガスの温度は機関負荷や排気ガスの発生状況を代表し得るので、結果的に排気ガスの量及び性状を推定でき、この処理によって排気ガスの量及び性状に応じた尿素水の適正噴射量に調整することができる。なお、ステップS62及びS64の処理を行うことによって、制御部32は比較部32bとして機能する。脱硝処理中は、ステップS60〜S64の処理を繰り返すことによって、排気ガスの温度の変化があれば尿素水を適正な噴射量に調整し続ける。上述したように、排気ガス温度に応じた制御はポンプの回転数制御によって行われ、即座に尿素水が適正量噴射されるため、間接的に行う方法と比較し機関負荷の変化に迅速に対応できる。
また、上流側温度センサ34の代わりに、噴射ノズル16の下流側に配置した下流側温度センサ36を用いて上記処理を行ってもよい。また、上流側温度センサ34の検知温度と下流側温度センサ36の検知温度との差を求め、その差が予め定められた基準値を超えた場合には上流側温度センサ34及び下流側温度センサ36の少なくとも1つが故障しているものとして警告を出力する構成としてもよい。
具体例として、排気ガスの量が増加すると、排気ガス通路10内の温度は上昇するので、上流側温度センサ34又は下流側温度センサ36の検知温度が上昇するにつれてポンプ22の回転数を増加させるようなテーブルを予め記憶させておき、検知温度が上昇するにつれてポンプ22の回転数を増加させることによって尿素水の噴射量を増加させる。このような処理によって、排気ガスの増加に伴って供給される尿素水の量を増加させることができ、排気ガス量に応じた脱硝処理を行うことができる。
また、尿素水の噴射量が増えすぎると、尿素水の熱容量による影響や、噴射された尿素水が下流側温度センサ36に液状に付着することにより、下流側温度センサ36の検知温度が低下する。そこで、下流側温度センサ36の検知温度が所定の基準値以下となった場合にポンプ22の回転数を低減させるようなテーブルを予め記憶させておき、下流側温度センサ36の検知温度がその基準値以下となった場合にポンプ22の回転数を低減させることによって尿素水の噴射量を少なくしてもよい。また、下流側温度センサ36の検知温度が所定の基準値よりも低下した場合、尿素水の噴射量が多すぎることを示す警告を出力する処理を行ってもよい。このような処理によって、尿素水が液状のまま脱硝触媒12やその周辺の排気ガス通路10の内面に付着することを防ぐことができ、尿素水の析出、構成部材の腐食、脱硝触媒12の劣化等を防ぐことができる。
以上の実施形態は、船舶用のディーゼル機関の排気ガスの処理に適用することができるがこれに限定されるものではなく、他の移動体、例えば鉄道車両、自動車等についても適用することができる。また、ディーゼル機関以外の間欠燃焼を行う機関(直噴式のオットー機関等)についても適用することができる。
10 排気ガス通路、12 脱硝触媒、16 噴射ノズル、20 尿素タンク、30 配管、30a 外管、30b 内管、32 制御部、34 上流側温度センサ、36 下流側温度センサ、40 噴射ノズル外管、42 噴射ノズル内管、52 帰還バルブ、100 脱硝装置。

Claims (11)

  1. 内燃機関の排気ガスを通す排気ガス通路に設けた脱硝触媒と、
    排気ガス通路における脱硝触媒の上流側に設けられ、予め空気と混合させた液状還元剤を排気ガス通路内に噴射する噴射ノズルと、
    噴射ノズルに接続され、外側を空気が通り、内側を液状還元剤が通る二重管と、
    を備えたことを特徴とするSCR脱硝装置。
  2. 請求項1に記載のSCR脱硝装置であって、
    噴射ノズルは、予め空気と混合させた液状還元剤を排気ガスの流れ方向の略直角方向に噴射する構成としたことを特徴とするSCR脱硝装置。
  3. 請求項1又は2に記載のSCR脱硝装置であって、
    噴射ノズルは、複数の噴射孔を有し、
    複数の噴射孔は、排気ガス通路の内面と噴射ノズル間が予め定められた距離を確保できる位置に設けられていることを特徴とするSCR脱硝装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載のSCR脱硝装置であって、
    噴射ノズルは、二重管の内側から供給される液状還元剤と外側から供給される空気とを上流側で混合した後、下流側で排気ガス通路内に噴射することを特徴とするSCR脱硝装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載のSCR脱硝装置であって、
    噴射ノズルは、
    二重管の内管に接続される噴射ノズル内管と、二重管の外管に接続される噴射ノズル外管と、を組み合わせた二重構造を有し、
    噴射ノズル内管の周囲には噴射ノズル内管と噴射ノズル外管とを繋ぐ内部孔が設けられ、噴射ノズル外管の周囲には噴射ノズル外管と排気ガス通路とを繋ぐ外部孔が設けられ、
    噴射ノズル内管と噴射ノズル外管とは単一の固定部材により同軸上に固定されていることを特徴とするSCR脱硝装置。
  6. 外側を空気が通り、内側を液状還元剤が通る二重管構造を有し、予め空気と混合させた液状還元剤を噴射ノズルから排気ガス通路内に噴射するSCR脱硝装置の制御装置であって、
    液状還元剤の噴射を停止するときに、液状還元剤の供給を停止させた後に空気の供給を停止させることを特徴とするSCR脱硝装置の制御装置。
  7. 外側を空気が通り、内側をタンクから供給された液状還元剤が通る二重管構造を有し、予め空気と混合させた液状還元剤を噴射ノズルから排気ガス通路内に噴射するSCR脱硝装置の制御装置であって、
    二重管構造に液状還元剤をタンクに戻す帰還配管の途中に設けられたバルブを制御し、液状還元剤の噴射を停止するときに、バルブを開とすることを特徴とするSCR脱硝装置の制御装置。
  8. 外側を空気が通り、内側を液状還元剤が通る二重管構造を有し、予め空気と混合させた液状還元剤を噴射ノズルから排気ガス通路内に噴射するSCR脱硝装置の制御装置であって、
    二重管構造内の液状還元剤を吸引する吸引手段によって、液状還元剤の噴射を停止するときに、二重管構造内の液状還元剤を吸引させることを特徴とするSCR脱硝装置の制御装置。
  9. 外側を空気が通り、内側を液状還元剤が通る二重管構造を有し、予め空気と混合させた液状還元剤を噴射ノズルから排気ガス通路内に噴射するSCR脱硝装置の制御装置であって、
    液状還元剤の噴射を開始するときに、空気の供給を開始させた後に液状還元剤の供給を開始させることを特徴とするSCR脱硝装置の制御装置。
  10. 予め空気と混合させた液状還元剤を噴射ノズルから排気ガス通路内に噴射するSCR脱硝装置の制御装置であって、
    排気ガス通路内の温度を検出する温度検出手段から得られた排気ガス通路内の温度に基づいて液状還元剤の噴射量を制御することを特徴とするSCR脱硝装置の制御装置。
  11. 請求項10に記載のSCR脱硝装置の制御装置であって、
    排気ガス通路内の噴射ノズルの下流側の温度を検出する温度検出手段から得られた排気ガス通路内の温度に基づいて液状還元剤の噴射量を制御することを特徴とするSCR脱硝装置の制御装置。
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