JP2010279895A - ペースト塗布装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】精度の良い定量吐出と確実な垂れ防止を複数のシリンジそれぞれについて実現することができるペースト塗布装置を提供することを目的とする。
【解決手段】正圧の供給を受けてペーストPTを吐出し、負圧の供給を受けてペーストPTの吸い込みを行う複数のシリンジ2を有するペースト塗布装置1が、正圧が供給される正圧管路LPと、負圧が供給される負圧管路(負圧第1管路LN1及び負圧第2管路LN2)と、各シリンジ2に対応して設けられ、各シリンジ2に正圧管路又は負圧管路を選択的に切り替えて接続する複数の切り替えバルブ51と、各シリンジ2に対応して設けられ、各シリンジ2が負圧管路に接続されているときにそのシリンジ2に供給される負圧の圧力調整を行う複数の圧力調整手段(負圧調整用電空レギュレータ31)を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、複数のシリンジを備えたペースト塗布装置に関するものである。
ペースト塗布装置は、正圧の供給を受けてペーストを吐出し、負圧の供給を受けてペーストの吸い込みを行うシリンジを備えており、そのシリンジに繋がる管路(以下、シリンジ管路)には、正圧が供給される正圧管路と、負圧が供給される負圧管路が一つの切り替えバルブを介して繋がり、シリンジ管路には開閉バルブが介装されている。そして、シリンジからペーストを吐出させるときには、切り替えバルブをシリンジ管路と正圧管路が接続されるように切り替えるとともに開閉バルブを開く方向に切り替えてシリンジ内に正圧を供給し、シリンジ内のペーストが外部に押し出されるようにする。一方、シリンジからのペーストの吐出を停止させるときには、切り替えバルブをシリンジ管路と負圧管路が接続されるように切り替えてシリンジ内に負圧を供給し、シリンジから垂れているペーストがシリンジ内に吸い込まれるようにしたうえで、一定時間経過後に開閉バルブを閉じる方向に切り替えてシリンジ内を密閉し、ペーストがシリンジから垂れないようにする。
また、ペースト塗布装置の中には複数のシリンジを備え、その中から選択したシリンジよりペーストが吐出されるようにしたものが知られている(例えば特許文献1)。このようなペースト塗布装置では、各シリンジのシリンジ管路は一つの主管路から枝分かれして延びており、正圧管路と負圧管路は一つの切り替えバルブを介して主管路に繋がり、各シリンジに繋がる複数のシリンジ管路のそれぞれには開閉バルブが介装されている。そして、選択したシリンジからペーストを吐出させるときには、切り替えバルブを主管路と正圧管路が接続されるように切り替えるとともに、選択したシリンジ以外のシリンジについては開閉バルブを閉じるようにして、選択したシリンジにのみ正圧が供給されるようにする。一方、ペーストの吐出を停止させるときには、切り替えバルブを主管路と負圧管路が接続されるように切り替えるとともに、全てのシリンジについての開閉バルブを開くようにして、全てのシリンジに負圧が供給されるようにしたうえで、その後全ての開閉バルブを閉じるようにする。
特開平4−305265号公報
しかしながら、ペースト塗布装置では、ペーストの吸い込み時にシリンジ内に供給する負圧の圧力レベルが低すぎるとペーストの垂れが解消されず、シリンジ内に供給する負圧の圧力レベルが高すぎるとペーストの過剰な吸い込みによってシリンジ内に空隙が生じ、次の吐出時に定量吐出を行うことができなくなるという問題点がある。このような問題点を解決するため、主管路と負圧管路とが接続されているときに、負圧管路内の負圧の圧力調整を行うようにすることが考えられるが、定量吐出と垂れ防止を実現するための最適の圧力はシリンジごとに異なるため、上記従来の複数のシリンジを有するペースト塗布装置のように、複数のシリンジの全部に同一の圧力レベルの負圧が供給される構成のものでは、ペーストの吸い込み時における負圧の圧力調整をシリンジごとに行うことはできず、精度のよい定量吐出と確実な垂れ防止を各シリンジについて実現することは困難であった。
そこで本発明は、精度の良い定量吐出と確実な垂れ防止を複数のシリンジそれぞれにつ
いて実現することができるペースト塗布装置を提供することを目的とする。
請求項1に記載のペースト塗布装置は、正圧の供給を受けてペーストを吐出し、負圧の供給を受けてペーストの吸い込みを行う複数のシリンジと、正圧が供給される正圧管路と、負圧が供給される負圧管路と、各シリンジに対応して設けられ、各シリンジに正圧管路又は負圧管路を選択的に切り替えて接続する複数の切り替えバルブと、各シリンジに対応して設けられ、各シリンジが負圧管路に接続されているときにそのシリンジに供給される負圧の圧力調整を行う複数の圧力調整手段とを備えた。
本発明では、各シリンジに対応して設けられ、各シリンジに正圧管路又は負圧管路を選択的に切り替えて接続する複数の切り替えバルブと、各シリンジに対応して設けられ、各シリンジが負圧管路に接続されているときにそのシリンジに供給される負圧の圧力調整を行う複数の圧力調整手段を備えたものとなっているので、ペーストの吸い込み時における負圧の圧力調整をシリンジごとに行うことができ、精度の良い定量吐出と確実な垂れ防止を複数のシリンジそれぞれについて実現することができる。
本発明の一実施の形態におけるペースト塗布装置の構成を示す空圧回路図 本発明の一実施の形態におけるペースト塗布装置の動作を説明する空圧回路図 本発明の一実施の形態におけるペースト塗布装置の動作を説明する空圧回路図 本発明の一実施の形態におけるペースト塗布装置の動作を説明する空圧回路図 本発明の一実施の形態におけるペースト塗布装置の動作を説明する空圧回路図 (a)(b)本発明の一実施の形態におけるペースト塗布装置が備えるシリンジの一部断面側面図
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。図1において、本実施の形態におけるペースト塗布装置1は、ペーストPTを吐出する2つのシリンジ2、正圧を供給する正圧源3、負圧を供給する負圧源4、制御装置5及び制御装置5により制御される複数の電磁バルブを備えて正圧源3及び負圧源4から2つのシリンジ2に供給される圧力の制御を行う空圧回路6を備えて構成されている。
図1において各シリンジ2は、ペーストPTが貯留されるペースト貯留部2a及びペースト貯留部2aに繋がって下方に開口するペースト吐出口2bを備えている。
図1において、空圧回路6は、正圧源3から正圧が供給され、下流側端が2つに分岐した正圧管路LP、負圧源4から負圧が供給される2つの負圧第1管路LN1、正圧管路LPに介装された正圧調整用電空レギュレータ21、各負圧第1管路LN1に介装された2つの負圧調整用電空レギュレータ31、入口側1ポート(Aポート)出口側2ポート(B1ポート及びB2ポート)の3ポート弁であり、Aポートに負圧第1管路LN1の下流側端が接続された2つの開閉バルブ41、各開閉バルブ41のB1ポートに上流側端が接続された2つの負圧第2管路LN2、入口側2ポート(A1ポート及びA2ポート)出口側1ポート(Bポート)の3ポート弁であり、A1ポートに正圧管路LPの分岐した一方又は他方の下流側端が接続され、A2ポートに負圧第2管路LN2の下流側端が接続された2つの切り替えバルブ51、各シリンジ2内(ペースト貯留部2a内)から延びて切り替えバルブ51のBポートに接続された2つのシリンジ管路LS、2つのシリンジ管路LSそれぞれから分岐した2つのシリンジ分岐管路LSB、入口側2ポート(A1ポート及びA2ポート)出口側1ポート(Bポート)の3ポート弁であり、A1ポートにシリンジ分
岐管路LSBが接続された2つの大気開放バルブ61を備えている。
各シリンジ管路LSには、そのシリンジ管路LS内の圧力(すなわち、そのシリンジ管路LSが繋がるシリンジ2内の圧力)を計測する圧力計71が接続されている。これら2つの圧力計71によって計測された各シリンジ管路LS内の圧力の情報(計測情報)は制御装置5に入力される。また、各開閉バルブ41のB2ポート及び各大気開放バルブ61のA2ポートは管路が接続されないポートであり、プラグで栓がしてある。
正圧調整用電空レギュレータ21は正圧管路LP内の正圧を制御装置5により設定されるレギュレータ調整圧に調整する。また、各負圧調整用電空レギュレータ31は対応する負圧管路(負圧第1管路LN1及び負圧第2管路LN2)内の負圧を制御装置5により設定されるレギュレータ調整圧に調整する。
開閉バルブ41、切り替えバルブ51及び大気開放バルブ61はいずれも制御装置5からの動作信号を受けてスプール(図示せず)の位置切り替えを行う2位置切り替え電磁バルブである。
開閉バルブ41のスプールは、制御装置5からスプール駆動信号が出力されていないとき(オフのとき)にはノーマル位置41aに位置し、AポートとB2ポートを連通させて負圧第1管路LN1を閉塞するとともに、負圧第2管路LN2に繋がるB1ポートを閉止する。一方、開閉バルブ41のスプールは、制御装置5からスプール駆動信号が出力されているとき(オンのとき)にはオフセット位置41bに位置し、AポートとB1ポートを連通させて負圧第1管路LN1と負圧第2管路LN2を接続する。
切り替えバルブ51のスプールは、制御装置5からのスプール駆動信号が出力されていないとき(オフのとき)にはノーマル位置51aに位置し、A2ポートとBポートを連通させて負圧第2管路LN2とシリンジ管路LSを接続するとともに、正圧管路LPに繋がるA1ポートを閉止する。一方、切り替えバルブ51のスプールは、制御装置5からスプール駆動信号が出力されているとき(オンのとき)にはオフセット位置51bに位置し、A1ポートとBポートを連通させて正圧管路LPとシリンジ管路LSを接続するとともに、負圧第2管路LN2に繋がるA2ポートを閉止する。
大気開放バルブ61のスプールは、制御装置5からのスプール駆動信号が出力されていないとき(オフのとき)にはノーマル位置61aに位置し、シリンジ分岐管路LSBに繋がるA1ポートを閉止するとともに、A2ポートを開放ポートであるBポートに連通させる。一方、大気開放バルブ61のスプールは、制御装置5からスプール駆動信号が出力されているとき(オンのとき)にはオフセット位置61bに位置し、シリンジ分岐管路LSBに(すなわちシリンジ管路LSに)繋がるA1ポートを開放ポートであるBポートに連通させる。
制御装置5は、両シリンジ2のいずれからもペーストPTを吐出させていない状態(アイドリング状態)では、空圧回路6における2つの開閉バルブ41、2つの切り替えバルブ51及び2つの大気開放バルブ61の各スプールをノーマル位置に位置させている(図2)。この状態では、両切り替えバルブ51が正圧管路LPを閉塞しているので、両シリンジ2内(ペースト貯留部2a内)に正圧は供給されず、また両開閉バルブ41がそれぞれ負圧第1管路LN1を閉塞しているので、シリンジ2内には負圧も供給されない。一方、両シリンジ2内から延びた2つのシリンジ管路LSは、それぞれ対応する切り替えバルブ51によって負圧第2管路LN2の下流側端と接続されるが、両負圧第2管路LN2の上流側端は両開閉バルブ41によって閉塞されており、2つのシリンジ分岐管路LSBはそれぞれ大気開放バルブ61によって閉塞されているので、両シリンジ2内は密閉された
状態となっている。なお、図2では、正圧を受けている管路を太い実線で表し、負圧を受けている管路を太い破線で表している(図3、図4及び図5についても同じ)。
制御装置5は、上記アイドリング状態から、2つのシリンジ2のうち選択した
一方又は双方のシリンジ2よりペーストPTを吐出させるときには、そのペーストPTを吐出させたいシリンジ2に繋がる切り替えバルブ51のスプールをオフセット位置51bに切り替える。例えば、図2中に示す左側のシリンジ2からのみペーストPTを吐出させる場合には、図3に示すように、左側のシリンジ2に繋がる切り替えバルブ51(図中に示す2つの切り替えバルブ51のうち、下側の切り替えバルブ51)のスプールをオフセット位置51bに切り替える。
切り替えバルブ51がオフセット位置51bに切り替えられると、その切り替えバルブ51に対応するシリンジ管路LSが正圧管路LPに接続されてシリンジ2内に正圧が供給され、その正圧がペーストPTの吐出圧となってシリンジ貯留部2a内のペーストPTを外部(下方)に押し出すので、そのシリンジ2のペースト吐出口2bからペーストPTが吐出される(図3)。
制御装置5は、シリンジ2からのペーストPTの吐出を開始したら、そのペーストPTの吐出時間を計測すること等によって、予め定めた定量のペーストPTが吐出されたかどうかの判断を行う。そして、定量のペーストPTが吐出されたと判断したときには、ペーストPTを吐出させているシリンジ2に繋がる開閉バルブ41のスプールをオフセット位置41bに切り替え、切り替えバルブ51のスプールをノーマル位置51aに切り替え、大気開放バルブ61のスプールをオフセット位置51bに切り替える(図4)。そうすると、正圧管路LPが切り替えバルブ51によって閉塞されてシリンジ2からのペーストPTの吐出が停止される一方、負圧第1管路LN1と負圧第2管路LN2が開閉バルブ41によって接続され、シリンジ管路LSが切り替えバルブ51によって負圧第2管路LN2に接続されるので、シリンジ2内には負圧管路(負圧第1管路LN1及び負圧第2管路LN2)から負圧が供給される。
ここで、シリンジ管路LSから分岐したシリンジ分岐管路LSBが大気開放バルブ61を介して大気に開放されるので、シリンジ管路LS内の圧力は正圧から負圧にスムーズに移行する。但し、大気開放バルブ61からシリンジ分岐管路LSを開放したままではシリンジ2内の負圧の圧力レベルは上がらないので、制御装置5は、シリンジ2内に負圧を作用させ始めてから所定時間(例えば、シリンジ2内の負圧が完全に抜け切る時間として予め定めた時間)が経過したら、大気開放バルブ61をノーマル位置61aに切り替えてシリンジ分岐管路LSBを閉塞する(図5)。
制御装置5は、シリンジ2からのペーストPTの吐出を停止させてそのシリンジ2内への負圧の供給を開始したら、その負圧の供給を開始したシリンジ2のシリンジ管路LSに繋がる圧力計71により計測されるシリンジ2内の圧力の計測情報に基づいて、負圧管路(負圧第1管路LN1及び負圧第2管路LN2)からそのシリンジ2内に供給される負圧を、そのシリンジ2のペースト吐出口2bから垂れているペーストPTをシリンジ2内に吸い込ませることができるレベルの圧力(以下、「吸引圧力Ph1」と称する)に調整する。制御装置5は、具体的には、圧力計71によって計測されるシリンジ2内の圧力が、目標値として定めた吸引圧力Ph1になるように、そのシリンジ2に繋がる負圧調整用電空レギュレータ31のレギュレータ調整圧を変化させることによって(すなわちフィードバック制御によって)行う。これによりシリンジ2のペースト吐出口2bから垂れているペーストPTはシリンジ2内に吸い込まれる(図6(a)。ペースト吸い込み工程)。
なお、上記吸引圧力Ph1は、シリンジ2内のペーストPTがペースト吐出口2bから
垂れないように保持し得る圧力(以下、「保持圧力Ph0」と称する。例えば−1kPa)よりも低い圧力(圧力レベルの高い負圧。例えば−10kPa)として任意に定めることができる。
制御装置5は、上記のようにシリンジ2内に供給される圧力を吸引圧力Ph1に調整したら、圧力計71によるシリンジ2内の圧力の計測情報に基づいて、負圧管路(負圧第1管路LN1及び負圧第2管路LN2)からシリンジ2内に供給される負圧を、シリンジ2内のペーストPTがシリンジ2から垂れないように保持し得るレベルの圧力(上述の保持圧力Ph0)に調整する。制御装置5は、具体的には、圧力計71によって計測されるシリンジ2内の圧力が、目標値として定めた保持圧力Ph0になるように負圧調整用電空レギュレータ31のレギュレータ調整圧を変化させることによって(すなわちフィードバック制御によって)実行する。これにより、ペースト吸い込み工程でシリンジ2内に吸い込まれたペーストPTはその自重でシリンジ2内を垂れた後、そのペーストPTの下端の位置が、ペースト吐出口2bの下端部付近の位置に保持される(図6(b))。このためシリンジ2内に空隙部分が形成されることが防止され、次の吐出時には定量のペーストPTを吐出することができ、精度の良い定量吐出を実現することができるようになる(空隙形成防止工程)。また、ペーストPTの下端の位置がペースト吐出口2bの下端部付近の位置に保持されることから、ペーストPTの垂れが確実に防止される。
なお、上記の保持圧力Ph0吸引圧力Ph1はそれぞれシリンジ2内のペーストPTの残量によって変化するので、これら保持圧力Ph0及び吸引圧力Ph1の値はペーストPTの残量に応じてその都度定める必要があるが、ペーストPTの残量は、例えば、制御装置5が、シリンジ2内のペーストPTの初期量、ペーストPTを吐出した回数及び吐出1回当たりのペーストPTの吐出量の関係から求めることができる。
制御装置5は、空隙形成防止工程においてシリンジ2内の圧力を保持圧力Ph0に調整したら、次いでシリンジ2内(ペースト貯留部2a内)を密閉する(密閉工程)。このシリンジ2内の密閉は、開閉バルブ41のスプールをノーマル位置41aに切り替えることによって行う(図2)。開閉バルブ41がノーマル位置41aに切り替えられると、負圧第1管路LN1は負圧第2管路LN2との接続が解除されて閉塞され、シリンジ管路LSに繋がる負圧第2管路LN2の上流側端は閉塞されるので、負圧管路(負圧第1管路LN1及び負圧第2管路LN2)からシリンジ管路LSへの負圧の供給が遮断されてシリンジ管路LSが閉塞され(シリンジ分岐管路LSBは大気開放バルブ61によって閉塞されている)、シリンジ2内は密閉され、シリンジ2からのペーストPTの垂れが防止された状態が保持されて、アイドリング状態に戻る。
上記の説明では2つ有するシリンジ2のうち、一方のシリンジ2のみからペーストPTを吐出させる例を示したが、他方のシリンジ2のみからペーストPTを吐出させることもできるし、双方のシリンジ2から同時にペーストPTを吐出させることもできる。本実施の形態におけるペースト塗布装置1では、シリンジ2ごとに正圧又は負圧の供給ができ、しかも負圧が供給されているシリンジ2についてはその負圧の圧力調整を自在に行うことができるので、各シリンジ2について、他のシリンジ2とは無関係に、精度の良い定量吐出と確実な垂れ防止を実現することができる。
以上説明したように、本実施の形態におけるペースト塗布装置1は、正圧の供給を受けてペーストPTを吐出し、負圧の供給を受けてペーストPTの吸い込みを行う複数(ここでは2つ)のシリンジ2と、正圧が供給される正圧管路LPと、負圧が供給される負圧管路(負圧第1管路LN1及び負圧第2管路LN2)と、各シリンジ2に対応して設けられ、各シリンジ2に正圧管路LP又は負圧管路(負圧第1管路LN1及び負圧第2管路LN2)を選択的に切り替えて接続する複数(ここでは2つ)の切り替えバルブ51と、各シ
リンジ2に対応して設けられ、各シリンジ2が負圧管路に接続されているときにそのシリンジ2に供給される負圧の圧力調整を行う複数(ここでは2つ)の圧力調整手段(負圧調整用電空レギュレータ31)を備えたものとなっている。
本実施の形態におけるペースト塗布装置1では、各シリンジ2に対応して設けられ、各シリンジ2に正圧管路LP又は負圧管路(負圧第1管路LN1及び負圧第2管路LN2)を選択的に切り替えて接続する複数の切り替えバルブ51と、各シリンジ2に対応して設けられ、各シリンジ2が負圧管路に接続されているときにそのシリンジ2に供給される負圧の圧力調整を行う複数の圧力調整手段を備えたものとなっているので、ペーストPTの吸い込み時における負圧の圧力調整をシリンジ2ごとに行うことができ、精度の良い定量吐出と確実な垂れ防止を複数のシリンジ2それぞれについて実現することができる。
これまで本発明の実施の形態について説明してきたが、本発明は上述の実施の形態に示したものに限定されない。例えば、上述の実施の形態では、シリンジ2のほか、これに対応して設けられる切り替えバルブ51及び圧力調整手段としての負圧調整用電空レギュレータ31等の数はそれぞれ2つであったが、これらは3つ以上であってもよい。また、各シリンジ2に対応して設けられ、各シリンジ2が負圧管路に接続されているときにそのシリンジ2に供給される負圧の圧力調整を行う複数の圧力調整手段は、前述の実施の形態では電空レギュレータ(負圧調整用電空レギュレータ31)であるとしていたが、他の構成のものに置き換えてもよい。
精度の良い定量吐出と確実な垂れ防止を複数のシリンジそれぞれについて実現することができるペースト塗布装置を提供する。
1 ペースト塗布装置
2 シリンジ
31 負圧調整用電空レギュレータ(圧力調整手段)
51 切り替えバルブ
LP 正圧管路
LN1 負圧第1管路(負圧管路)
LN2 負圧第2管路(負圧管路)
PT ペースト

Claims (1)

  1. 正圧の供給を受けてペーストを吐出し、負圧の供給を受けてペーストの吸い込みを行う複数のシリンジと、正圧が供給される正圧管路と、負圧が供給される負圧管路と、各シリンジに対応して設けられ、各シリンジに正圧管路又は負圧管路を選択的に切り替えて接続する複数の切り替えバルブと、各シリンジに対応して設けられ、各シリンジが負圧管路に接続されているときにそのシリンジに供給される負圧の圧力調整を行う複数の圧力調整手段とを備えたことを特徴とするペースト塗布装置。
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