JP2010277577A - 制御及び推定のための線形モデルのリアルタイムスケジューリング - Google Patents

制御及び推定のための線形モデルのリアルタイムスケジューリング Download PDF

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Abstract

【課題】制御及び推定のための線形モデルのリアルタイムスケジューリングを提供する。
【解決手段】選択した動作点におけるまたは所望のデータからの関心対象の物理的システムの非線形算定モデルの線形化によって関心対象の物理的システムに関する1組の線形モデルをオフライン決定し(12)、線形モデルの残留組を提供するために各線形モデルの正確性をオフライン解析し不正確な線形モデルをこれから排除し(14)、該線形モデルの残留組に基づいて1つまたは複数のルックアップテーブルの格子点に対応する線形モデルをオフライン作成し(19)、ルックアップテーブル格子点を選択したスケジューリング変数とオフラインで関連付けし(19)、オフライン作成された物理的システムに関する線形モデルによって線形モデルのオンラインスケジューリングに関する原則が形成されるように、物理的システムに関するアルゴリズム型ソフトウェアをそこから作成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、全般的にはダイナミックシステムのモデル化、制御及び推定の用途に関し、またさらに詳細には、後でリアルタイムで使用するように線形モデルが利用可能となる点である関心対象の非線形の物理的システムの所与の任意の動作点において線形モデル(LM)を正確かつ効率よく生成するための方法に関する。
一般に、アビオニクス(ただし、これに限らない)などの用途では、制御器ゲインがオフラインで生成され、ついでこれらの制御器ゲインを対応する全自動ディジタルエンジン制御器(Full Authority Digital Engine Controller:FADEC)におけるスケジューリング済みゲインとして実現している。しかし幾つかの高度な用途では、FADECにおいて線形エンジンモデル(Linear Engine Model:LEM)と呼ばれる線形モデルのオンライン生成が必要であり、次いでこれらのLEMを用いて制御器ゲインがリアルタイムで算定される。
線形モデルは、ダイナミックシステム(すなわち、航空機エンジン制御用途の線形モデル(LM)、より具体的には線形エンジンモデル(LEM)となる)の目下の表出形から制御、推定及び/または検出アルゴリズムのパラメータをオンラインで算定するようなケースにおいて必要となり、この際にこれらのパラメータは動作点が異なることに由来するシステム応答の変化、システムが異なることによる変動、あるいはダイナミックシステムのヘルス/動作性能の劣化に合わせて適応させている。
与えられる実質的にあらゆる動作点において関心対象の物理的システムに関する正確かつ効率のよい線形モデルをリアルタイムで生成し、引き続きこの線形モデルをダイナミック物理的システムに関連する制御、推定及び/または検出の目的でオンラインで使用するような方法を提供できることが望ましい。
簡単に述べると一実施形態では、関心対象の物理的システムに関する線形モデルをオンライン作成する方法であって、
関心対象の物理的システムの非線形算定モデルに対する選択した動作条件における線形化によって関心対象の物理的システムに関する1組の線形モデルをオフライン決定する工程と、
線形モデルの残留組を提供するために各線形モデルの正確性をオフライン解析し不正確な線形モデルをこれから排除する工程と、
線形モデルの残留組に基づいて選択したスケジューリング変数を用いて定義した1つまたは複数のルックアップテーブルの格子点に対応する線形モデルをオフライン作成する工程と、
オフライン作成された物理的システムに関する線形モデルが線形モデルのオンラインスケジューリングに関する原則を成すように物理的システムに関するアルゴリズム型ソフトウェアをそこから生成する工程と、
を含む。
別の実施形態では、線形エンジンモデルに対する後続のオンラインスケジューリングで使用するために線形エンジンモデルをオフラインで生成する方法は、
非線形算定モデルに対する選択した動作条件における線形化によって線形エンジンモデルの1次組を決定する工程と、
線形エンジンモデルの2次組を提供するために各1次線形エンジンモデルの正確性を解析し不正確な1次線形エンジンモデルをそこから排除する工程と、
線形エンジンモデルの2次組に基づいて1つまたは複数のルックアップテーブルの格子点に対応する線形エンジンモデルを生成する工程と、
ルックアップテーブル格子点を選択したスケジューリング変数と関連付けする工程と、
ルックアップテーブル格子点及び選択したスケジューリング変数に応答して線形エンジンモデルのオンラインスケジューリングを支援するように構成されたアルゴリズム型ソフトウェアを生成する工程と、
を含む。
本発明のこれらの特徴、態様及び利点、並びにその他の特徴、態様及び利点については、同じ参照符号が図面全体を通じて同じ部分を表している添付の図面を参照しながら以下の詳細な説明を読むことによってより理解が深まるであろう。
本発明の一実施形態による線形モデルスケジューリングのためのテーブルの生成方法を表した流れ図である。 本発明の一実施形態による線形モデルを生成するための処理を表した流れ図である。
上で規定した図面は特定の実施形態を列挙しているが、検討において記載しているように本発明の別の実施形態も企図される。すべてのケースについて本開示で提示している本発明に関する図示した実施形態は説明のためであって限定ではない。当業者であれば本発明の原理の趣旨及び精神の域内にあるような別の多くの修正形態や実施形態を考案することが可能である。
本発明について例示的な一実施形態として航空機エンジン制御用途のコンテキストで説明することにするが、本発明は制御、最適化及びパラメータ推定(ただし、これらに限らない)などのニーズの稼働のために線形モデルを必要とするような任意の物理的システムに応用することができる。具体的には、アビオニクス用途を目的とした幾つかの制御及び抑制ハンドリングアルゴリズムは異なる飛行条件においてエンジンの線形化モデルを利用する。これらの線形モデルのことを本明細書では、線形エンジンモデル(すなわち、LEM)と定義する。
より厳密には一実施形態によるLEMは、以下に示すように離散的時間線形化システムの入力u、出力y及び状態xを関連させた行列A、B、C、Dにより定義される。
x(k+1)=A*x(k)+B*u(k) (式1)
y(k)=C*x(k)+D*u(k) (式2)
上式において、「k」はサンプリング時点を意味している。同時に、連続時間LEMも同様に定義することができる。
一般にLEMは、2つの異なる方法で取得することが可能である。この2つには、1)エンジンの物理ベースの(非線形の)モデルの式から偏微分方程式を導出することによる解析的またはクローズドフォームの方式と、2)非線形エンジンモデルをブラックボックスと見なすこと(すなわち、モデル入力及び状態を目下のエンジン動作点から摂動(perturb)させ、摂動させたモデル状態の微分係数及び出力を収集し、かつ対応する偏分をこれらから取得すること)による数値処理方式と、が含まれる。本明細書では例示的な一実施形態として数値処理方式で取得されるLEMについて検討することにする。
原理的に、エンジン制御器がその算定動作の実行を要するときには常に、「適当な(appropriate)」LEMを必要とする。すなわち、目下のエンジン状態(すなわち、目下のエンジン速度、熱状態、その他)並びにエンジン入力(すなわち、目下の燃料フロー、高度、エンジン速度、その他)におけるエンジンモデルの線形化によって取得されるLEMである。このニーズを満足させるには、1)オンラインLEM算定(すなわち、エンジン制御器がLEMを必要とするときにはいつも、目下のエンジン動作点を主たる入力として数値的線形化ルーチンをコールする。別の入力は摂動サイズ及び利用しようとするエンジンモデルである)並びに2)オンラインLEMスケジューリングによるオフラインLEM算定という2つに選択肢が存在する。異なるエンジン動作条件に対応するLEMは事前にオフラインで算定される。その後ランタイムにおいて、任意のエンジン動作条件に対して適当なLEMが利用可能となるようにこれらのLEMがスケジューリングすなわち「補間」される。図面を参照しながら本明細書に記載した実施形態は、オンラインスケジューリングによるオフラインLEM算定を利用している。
LEMすなわち線形モデルのオンライン算定に関する問題点は一般に、非線形モデルを摂動させることによる偏微分係数の計算(こうした計算は、関連する状態並びに代数ソルバーが非常に複雑であることが多い)にまつわる計算負荷である。同時にこれらの計算は、航空機エンジン(ただし、これに限らない)などの物理的システムのリアルタイム制御については非常に短い時間フレーム以内に完了させる必要がある。このためかなり大きくかつ高速のメモリを有する高速のプロセッサが要求される。航空機エンジン制御(ただし、これに限らない)などの工業用途で使用される搭載型コンピュータはその処理パワー及びメモリが制限されることが多い。この制限のために、制御、最適化及び推定(ただし、これらに限らない)などのリアルタイム用途において線形モデルのオンラインスケジューリングを供給するオフライン線形モデル生成が線形モデルのオンライン算定と比べてより実用性が高い方法となる。
図1に示した流れ図は、具体的な実施形態に従ってリアルタイムでオンラインで実現されかつ使用される線形モデルスケジューリングのためのテーブル生成をオフラインで実行する各工程を要約したものである。これらの方法の工程について、本発明の具体的な態様に従って以下でさらに詳細に説明することにする。さらに詳細にはこの流れ図は、本発明の具体的な実施形態に従った線形エンジンモデルスケジューリングのためのテーブルを生成する方法を例示として説明することにする。一実施形態では、これらの工程がオフラインで実行される。
本明細書に記載した実施形態によるLEMスケジューリング技法の開発及び実現するための考察に関する別の問題としては、1)事前算定のLEMの組の選択(すなわち、与えられたメモリ制約を受けて、オフライン線形化のために使用するエンジン入力状態領域内の点を幾つまた何処に配置させるか)、2)スケジューリング変数の最適な選択(すなわち、オンラインスケジューリングで利用可能なエンジン入力及び出力の組(すなわち、検知可能なもの)から、与えられた任意の動作条件においてどのLEMを使用すべきかを判定するのにどの信号が最適格であるか)、3)スケジューリング技法の選択(すなわち、スケジューリング変数の目下の値からエンジン制御器で使用すべき最後の補間済み(すなわち、スケジューリング済み)LEMまで移行するためのアルゴリズムを選択すること)、並びに4)全体的なLEMスケジューリング手法の妥当性確認、が含まれる。
上記の考察課題に応じて取られる手法を本発明の具体的な実施形態に従って以下でさらに詳細に説明しており、この手法により実働可能な成果が得られた。これらの考察課題は相互に関連しているが、本明細書では明瞭にするために、これらをかなり独立に取り扱っている。
ここで図1の参照を続けると、オンラインLEMスケジューリングのためのテーブル生成に関する具現化した方法は、飛行エンベロープ(flight envelope)全体にわたって航空機エンジンのすべての飛行モードに対応する複数のLEMを事前算定することによるブロック12で開始される。一実施形態ではこれらのLEMは、適当な非線形オフラインエンジンモデルに基づく。非線形エンジンモデル化技法はエンジンモデル化に関する技術分野で周知であり、また利用される非線形エンジンモデルは当該用途に依存することになるため、簡略性を保持すると共に本明細書で検討している原理の理解を明瞭にするため本明細書ではこれらのエンジンモデルについてはさらに検討していない。本目的は、飛行エンベロープをかなり均一な方式でカバーするためにLEMを算定することである。
選択した動作点並びに飛行エンベロープをカバーするためのその範囲を定義した変数の観点からして、航空機エンジンの異なる飛行モード間である程度の(明瞭な)差が存在する。換言すると、異なる飛行モードに関する動作エンベロープが異なる。飛行モードエンベロープをカバーするためには、航空機速度、高度、エンジンパワーレベル及び周囲温度を「均一にサンプリング」する。新品のエンジンから完全に劣化したエンジンまでLEMの生成のためのエンジン劣化レベルも様々となる可能性があることに留意されたい。このことは、エンジンヘルス劣化に対して適応しかつロバストとなるように制御器を支援する。同時にLEMは、エンジンモデル内にエンジンアクチュエータ及びセンサの変動を導入して生成されることもあり得る。
様々な理由のため、生成される多くのLEMが正しくないことがあり、また誤った偏微分係数(偏分(partial)または係数と呼ぶこともある)を含む。理由のうちの幾つかは、飛行エンベロープの幾つかの境界点で動作させるための偏分並びに多くの場合にモデルの固有限界を生成するような入力の摂動に対する非線形モデル感度の変動である。こうした欠陥のあるすなわち間違ったLEMはいずれも、これがエンジンの非線形モデルを正確に表しておらず、このためエンジンの制御器を駆動するのに適当でないことを含意している。これら欠陥のあるLEMを排除し、これにより以降のスケジューリングにおいてこれらが確実に使用されないようにすることが重要である。このLEMの排除をブロック14及び16に表しており、これにはブロック14で表すような一実施形態によるシステムレベルのパラメータ間で「外れ値(outlier)」を排除することを含む。
予備排除は、各LEMのステップ応答をシミュレーションし、次いでこのLEMステップ応答を非線形エンジンモデルに関連付けされた対応するステップ応答と比較することによって実現される。非線形エンジンモデルに実質的に類似しないステップ応答を有するLEMは排除される。
一実施形態では、追加の排除は、元のLEMのうちの各LEMごとに算定した、1)固有振動数ω、減衰ξを含む(支配的な極に関する)ダイナミックパラメータと、2)制御入力から制御出力への(例えば、燃料フローからファン速度への)定常状態ゲイン、外乱入力から制御出力への定常状態ゲイン(ただし、これらに限らない)を含む定常状態パラメータと、を含む「システム計測量」を利用する。
次いでこれらの計測量は、高度、航空機速度、周囲温度、エンジンのパワーレベルなどの動作飛行エンベロープを判定した異なる変数に対してプロットされると共に、外れ値が特定されてこれが排除される。一態様ではその特定は視覚的に実行されるが、ある程度までは任意選択で、例えばパラメータがある標準偏差σの範囲外にあるLEM(例えば、定常状態またはDCゲインが±6σの外部にあるLEM)を検出することによってこれを自動化することが可能である。実現が容易な2つの試験としては、安定性のチェック(及び、不安定なLEMの排除)と、符号が既知の定常状態ゲインの符号のチェック(及び、予測される符号と反対の符号の付いたゲインを有するLEMの排除)と、が含まれる(ただし、限定ではない)。
排除操作後に残ったLEM(在留組)によって図1に示すようなオンラインLEMスケジューリングの2つの方法の原則が形成される。方法1と名付けた方法では、ブロック18により示したようにスケジューリング変数に関連するLEMの残留組の矩形性(rectangularity)がその決定因子である。矩形性とは例えば、そのスケジューリング変数が高度及び周囲温度であるとした場合、すなわちスケジューリング格子を形成するような5つの高度と5つの周囲温度が存在するとした場合、これら25個の格子点の各点ごとにLEMを1つ関連付けすることが必要であることを含意する。矩形性というこの条件は大部分の補間アルゴリズムに関する前提条件である。スケジューリング変数が3つ以上存在する場合は、これに応じてスケジューリング変数の各組み合わせごとにLEMを1つ関連付けすることが必要である。
上で言及したように様々な理由のために、LEMの残留組は選択したスケジューリング変数の組に関して矩形性でないことがある。このケースでは、ここでブロック16からの残留組LEMを利用して、ブロック20に表したような選択したスケジューリング変数に対する矩形性の条件を満足させる1つまたは複数のルックアップテーブルの格子または頂点を形成するのに使用するLEMを生成している。この目的を達成するには、ブロック19に示したような2つのアルゴリズム選択肢が提唱される。第1の選択肢は、選択したスケジューリング変数を用いた補間によって各要素ごとに構築したルックアップテーブルを用いる格子線形モデルとも呼ばれる線形モデルの矩形組(あるいは、本実施形態におけるLEM)を生成することである。第2の選択肢は、選択したスケジューリング変数を用いたポリトープ法によって各要素ごとに構築したルックアップテーブルを用いることである。こうして構築したLEMの矩形組内にはLEM係数の各係数に関するテーブルが存在しており、これらのテーブルに対する入力は「スケジューリング変数」である(その選択については以下でさらに詳細に検討することにする)。このテーブルに関するパラメータは、これらのスケジューリング変数範囲の均一サンプリングに由来する格子点に対応するLEMである。スケジューリング変数空間内の矩形格子は、その具体的な用途(本ケースでは航空機エンジン制御)に応じて確立した法則を用いて慎重に選択される。これらのLEMを「格子LEM」と呼んでおり、ブロック19で言及した2つの選択肢のうちの1つを用いてブロック16で生成した排除された初期LEMに対する補間によって生成される。この補間は一実施形態(選択肢1)では、ブロック16からの残留LEMの要素を用いて各LEM行列要素ごとにルックアップテーブル構築するような要素毎(または、係数毎)を基準とした線形補間を用いて実施される。別の実施形態(選択肢2)ではこの補間は、以下でさらに詳細に記載するポリトープ手法を介して実施される。選択肢1に従ってこうした格子LEM要素ルックアップテーブルの各々に関するエントリを埋め込むためには、ブロック16からの残留LEMに対応するものからの格子スケジューリング変数の距離計測量を用いた線形補間を使用して、適当な最も接近したLEM要素を選択し(距離に反比例して)重み付けすることによってルックアップテーブル内の格子点LEM要素を形成する。
LEMの残留組が選択したスケジューリング変数に対してすでに矩形性であれば、ブロック19に記載した処理を続ける必要はない。このケースでは、残留LEMの要素または係数を用いて、スケジューリング空間内の格子点の選択した矩形組に対応する各要素ごとにルックテーブルが形成される。
格子点LEMの生成に続いて、ブロック20に表したように選択したスケジューリング変数をルックアップテーブル入力として用いた当該要素ごとに構築したルックアップテーブルを用いて各LEM要素を補間することによって所望のLEMがオンラインでスケジューリングされる。一実施形態によるスケジューリング変数の妥当な包括的候補は既知の知見に基づいており、これら候補には、動作条件、エンジンパワーレベル、エンジンヘルス(ただし、これらに限らない)が含まれる。より厳密にはそのリストは、高度、エンジン速度及びパワーレベルとなる(ただし、ブリードやパワー抽出などその他の外因性パラメータを無視できることを前提とする)。本実施形態による制御がこのスケジューリング変数に対してロバストでない場合は、劣化レベルを含めることができる。
ブロック20で生成したLEMテーブルは次いで、ブロック26に表したようなエンジン制御器アルゴリズム内に埋め込まれ、これにより異なるエンジン動作条件について事前算定したLEMの所与の組及び選択したスケジューリング変数に関する目下の値の所与の組ごとに、適当な補間スキームを用いてこれらの変数に対応する目下のLEMを算定することができる。目下のLEMを生成するための2つの手法には、1)上の方法1で説明したような各LEM行列要素または係数ごとのルックアップテーブルの使用に基づく方法、並びに2)図1の方法2で説明したポリトープ型システムの考え方に基づく別の方法(ただし、これらに限らない)が含まれる。
ルックアップテーブル手法は、一実施形態では図1の方法2で説明したようなポリトープ手法を介して元のLEMからオフラインで算定しておいた格子LEMからLEMをオンラインで算定する。別の実施形態では、格子点LEM行列要素の係数の各々ごとのルックアップテーブルが、上の方法1で説明したような線形補間を用いて生成される。その後、スケジューリング変数の目下の値を用いてテーブルが入力され、かつ補間を用いて目下のLEMの係数が算定される。ポリトープ手法では、ブロック16に表したようなLEMの残留組はスケジューリング変数に関して矩形性である必要はない。
スケジューリング済みLEMをオンラインで計算するためのブロック22及び24で示したポリトープ型システム手法またはポリトープ法は、一実施形態ではスケジューリングのためにN個の格子LEMからなる組を考察することを含んでおり、このN個の格子LEMを次式のように区切ったLEMシステムS(i=1、...、N)で表す。
=[A,B;C,D],i=1、...、N (式3)
上式において、A、B;C,Dは線形時不変の連続時間システムを記述する通常状態−空間行列である。このシステムSのそれぞれは、スケジューリング変数の所与の組(ベクトル)ごとに算定される。システムSは、頂点または格子システムとも呼ばれる。ブロック16からのLEMの残留組によって、ブロック22に示したようなこれらの頂点システムを算定するための原則が形成される。記述を簡単にするためにここでは、2つのスケジューリング変数sv1とsv2だけが存在するものと仮定する。次いで与えられた任意の値のsv1、sv2(ブロック24参照)に関して、次式で表されるLEMシステムSの凸結合によって対応するLEM「S」が算定される。
S(sv1,sv2)=w*S+w*S+...+w*S (式4)
上式において、w+w+...+w=1かつw>0(i=1、...、N)である。重みwは、スケジューリング変数sv1、sv2の目下の値と各LEMに対応するスケジューリング変数sv1、sv2の間の距離の関数であり、目下の値がLEMの値のうちの1つに近ければ近いほど、それだけ対応する重みが大きくなり、上で与えられた重みに関する制約を受けやすい。一実施形態による重み関数は次式で表される。
Figure 2010277577
上式において、γは設計パラメータであり、またdはスケジューリング変数の目下の値と第i番目のLEMに関するスケジューリング変数の値との間のスケジューリング変数空間における距離である。一態様では、頂点LEMを数個だけしか選択していない。例えばスケジューリング変数空間内の目下の点に「より近い」ものだけが選択され、残りのLEMに対してはゼロ重みが割り当てられる。
本発明の一態様では距離算定の前に、スケジューリング変数が正規化されることに留意されたい。一実施形態では、この規格化においてスケジューリング変数の各々に関する範囲が使用される。別の実施形態ではこの規格化において、データベース内のすべてのLEMに関連付けされたスケジューリング変数の各々の平均値及び標準偏差が使用される。別の態様では、距離に対する重み付けは異なる方法に依っている、例えばエンジンのパワーレベル関連の変数の距離に対して他のスケジューリング変数より大きい重みを付けることが望ましい。
本明細書に記載したポリトープ手法はSシステムに関する何らかの前提の下で安定性を保証できるので有利である。すなわち、Sシステムが2次安定(quadratically stable)であるすなわちQSであれば(すなわち、そのすべてに関して1つの共通のリアプノフ(Lyapunov)関数が存在すれば)、これらのLEMの凸結合は(常に)安定なLEMである。2次安定性は包括的な特性であるため、これは一般にLEMのあらゆる組に関して保持される。方法1の場合と同様の要素毎ルックアップテーブルなどの任意の包括型補間によるLEMの取得では算定したLEMの安定性が保証されないことに留意されたい。要素毎線形補間の方法1と比べたポリトープ法の別の利点は、LEMの残留組がスケジューリング変数に関して矩形性である必要がないことである。これによってブロック19によって表したような余分の工程が回避される。ポリトープ法(図1の方法2で説明)に関するこれらの2つの明瞭な利点は、物理的システムの与えられた任意の非線形モデルから生成された任意の線形モデル組について保持される。
次いでこのポリトープ法(図1で方法2と呼ぶ方法)が、LEMのオンラインスケジューリングに関するブロック26に表したようにエンジン制御器アルゴリズム内に埋め込まれる。選択したスケジューリング変数及び「頂点」システムによって、チューニング可能な別の特定のパラメータに関連して上で記載したようにこのアルゴリズムに関する原則が形成される。
ポリトープ法はさらに、ブロック19の選択肢2で表したようなスケジューリング変数の選択組を用いた残留LEMの非矩形組を使用してLEMの矩形組(複数のこともある)を生成するためにも使用される。
LEMスケジューリング手法に関する早い段階に(すなわち、スケジューリング済みLEMを用いた飛行エンベロープについて完全に進行して制御器動作性能を試験する前に)図1のブロック28によって表したような妥当性確認方針を有することが望ましい。一実施形態ではその妥当性確認処理は、頂点システムSとして使用されずまた要素毎ルックアップテーブルの形成に使用されないLEMの別の組と突き合わせた試験を含む。ブロック20または24に示したように選択したLEMスケジューリング方法を通じて算定したLEMが選択した定常状態ゲインやダイナミックパラメータなどの真の試験LEMに関するものに近い計測量を有する場合、LEMスケジューリング方針(方法1または2)が有用なソルバーを提供する。
さらに、方法1と方法2の両方に適用されるブロック30によって表したようなスケジューリング変数の選択を妥当性確認することが望ましい。一実施形態による妥当性確認処理では、LEMをスケジューリングするためにスケジューリング変数からなる異なる組を可能な候補として選択すること、並びに格子点LEMの部分組を試験組として、また残りの組をスケジューリングに使用する組として選択すること、が必要である。妥当性確認処理ではさらに、異なる候補スケジューリング変数組を用いて試験組内のすべてのLEMのためのスケジューリング済みLEMを補間する(方法1のように要素毎ルックアップを使用するか、方法2のようなポリトープ手法を使用する)こと、並びに定常状態ゲインやダイナミックパラメータなどの計測量を計算すること、が必要である。これらのスケジューリング済み試験LEM計測量の試験LEMの計測量の真の値に対する接近度合いを原則として使用して、候補スケジューリング変数組がランク付けされる。最適マッチを保証する候補スケジューリング変数組を、LEMのスケジューリングのためのスケジューリング変数の所望の選択とすることが可能である。この選択処理は、真の試験組LEMとスケジューリング済みLEMとのパラメータ同士のマッチング評価を、LEMの異なる部分組を試験組として用いてまた異なる基準を用いて反復することが必要である。
スケジューリング変数の所与の組に関するLEMを算定するための上で説明した要素毎ルックアップテーブルベースの補間(方法1)またはポリトープ法(方法2)を使用する際において、その第1の工程はスケジューリング変数空間におけるスケジューリング変数の目下の値と格子組内のすべてのLEMに関するスケジューリング変数の値との間の「距離」を決定することである。次いでこれらの距離のすべてについて最小から最大に向けて並べ換えを行うと共に、幾つかの基準を用いて最も接近したLEMのうちの幾つを補間LEMの算定に関与させるかを決定する(例えば、上位10個のLEMを使用すると決定する)。LEMの総数が多い(通常このようであるが、必須ではない)とき、例えばLEMが1,000個であれば、1,000個の距離すべての算定及びランク付けに要する計算負荷によってその方法がリアルタイム動作に不適となる可能性がある。この問題に対処するためにブロック32によって表したような「高速実現」手法が開発され、これによりポリトープ法や要素毎テーブルルックアップ方法がリアルタイムで実現可能となっている。この高速実現は、入力としてスケジューリング変数を有し、かつ出力として例えば最も接近した10個の「頂点」システムまたはLEMあるいはLEM要素の矩形組(ここでの10個という数は一般性を失うことなく用いている)に関連付けした指標を有するようなルックアップテーブルに依拠している。このテーブルは、テーブルのノード(テーブル格子点とも呼ぶ)のそれぞれごとに10個の最も接近したLEMを見出すことによって(リアルタイムでなく)オフラインで構築される。リアルタイムではスケジューリング変数の与えられた任意の組ごとに、補間で使用するためにルックアップテーブルは、10個のLEMからなる指標または対応する10個のLEMの要素のルックアップテーブルを出力する。次いで対応する10個の重みが算定され、最後にこれらを用いて補間済み(または、スケジューリング済み)のLEMが、ポリトープ法を用いる場合はこれらの10個のLEMの重み付け総和として、また要素毎ルックアップテーブル方法を用いる場合では10個のLEMに対応する要素の重み付け総和として取得される。
図2は、本発明の一実施形態による線形化エンジンモデル(LEM)を生成するための処理40を表した流れ図である。この処理は一般に、任意の物理的システムの任意の非線形モデルに関する線形モデルの数値処理方式での生成に適用できることを理解すべきである。この処理の第1の工程として、ブロック42に表したように線形モデルまたはLEM構造がセットアップされる(すなわち、摂動させようとする入力、その最小値及び最大値、LEMの出力(その最小/最大値を含む)、並びに状態)。一実施形態では、入力の選択肢の1つには、入力アクチュエータ、ヘルスパラメータ、また時には制御を受けないモデルに対する入力が含まれる。別の実施形態ではその出力には、エンジン制御器にフィードバックさせる必要がある制御出力のすべて、エンジン抑制制御器(存在する場合)にフィードバックさせる必要がある抑制出力のすべて、並びに制御または推定のために検知または計算されかつ必要とされる別の任意のモデル出力が含まれる。さらに別の実施形態では、そのモデルの状態は速度状態を含む。必要に応じて重要な別のモデル状態も含まれる可能性がある。例えば航空機エンジンでは、エンジン制御器のダイナミック動作性能に影響を及ぼすほどに高速である場合に熱ソーキング(heat soak)及びクリアランスの状態が含められる可能性がある。
処理40の次の工程をブロック44に表しており、これにより本明細書において摂動ラン出力からの偏差を計算するためのベースラインと呼ぶような定常状態ベースランが生成される。この工程44には(特に、航空機エンジンの非線形モデルがソルバーを有する場合に)次の3つの下位工程が含まれる:すなわち1)ベースラインを取得すること、2)ソルバー許容差を狭めて再度ベースラインを取得すること、並びに3)前の工程で取得した入力値に合わせてランさせるようにソルバーを修正し再度ベースラインを取得すること、の3つである。次いでこのベースラインを用いて微分係数が計算される。
摂動を生成することがブロック46に表したように次の工程である。状態及び入力を摂動させ(すなわち、一実施形態に従った6つの摂動とし)、モデルの出力が記録される。
ブロック48に表したような摂動ラン出力を解釈する処理には、ベースラインからの摂動ラン出力の偏差をLEMの入力及び状態の摂動規模で割り算することによって微分係数を計算することが含まれる。次いでこのLEMが構造として保存されており、これには[A,B;C,D]行列、(例えば、高度、エンジン速度、環境条件において)生成されたエンベロープ条件、入力ベース値、出力ベース値、並びに入力及び出力変数のリストが含まれる。
最後の工程50は、生成されたLEMをオフライン非線形モデルと突き合わせて妥当性確認する工程である。この工程は、オフライン非線形モデルをある種の入力摂動に通すようにランさせる照合ランを生成することによって実施される。同時に、生成されたLEMには同じ入力摂動も通されている。オフライン非線形モデルとLEMの出力応答が次いで比較される。次いで、当該用途に基づいたある種の計測量を使用してLEMの適合性またしたがってその妥当性が判定される。
本発明のある種の特徴についてのみ本明細書において図示し説明してきたが、当業者によって多くの修正や変更がなされるであろう。したがって添付の特許請求の範囲が、本発明の真の精神の範囲に属するこうした修正や変更のすべてを包含させるように意図したものであることを理解されたい。

Claims (10)

  1. 関心対象の物理的システムに関する線形モデルを作成する方法であって、
    選択した動作点におけるまたは所望のデータからの関心対象の物理的システムの非線形モデルの線形化によって関心対象の物理的システムに関する1組の線形モデルをオフライン決定する工程(12)と、
    線形モデルの残留組を提供するために各線形モデルの正確性をオフライン解析し不正確な線形モデルをこれから排除する工程(14)と、
    前記線形モデルの残留組に基づいて1つまたは複数の矩形ルックアップテーブルの格子点に対応する線形モデルをオフライン作成する任意選択の工程(19)と、
    ルックアップテーブル格子点または線形モデルの残留組を選択したスケジューリング変数とオフラインで関連付けする工程(19)と、
    オフライン作成された物理的システムに関する線形モデルによって線形モデルのオンラインスケジューリングに関する原則が形成されるように、物理的システムに関するアルゴリズム型ソフトウェアをそこからオフライン作成する工程(20)と、
    を含む方法。
  2. 前記所望のデータは飛行エンベロープと航空機エンジンのパラメータからなる組から選択されている、請求項1に記載の方法。
  3. 線形モデルの残留組を提供するために各線形モデルの正確性をオフライン解析し不正確な線形モデルをこれから排除する前記工程は、ある少数の線形モデルに関して、線形モデルのダイナミックシステム応答を非線形算定モデルに関する同様のダイナミックシステム応答と突き合わせて比較することによる予備線形モデルフィルタリングを含む、請求項1に記載の方法。
  4. 線形モデルの残留組を提供するために各線形モデルの正確性をオフライン解析し不正確な線形モデルをこれから排除する前記工程はさらに、各線形モデルごとに「システム計測量」を生成し、その線形モデルを生成した計測量に関する外れ値とさせるようなこうした計測量に関する事前定義条件を超える線形モデルを排除する工程を含む、請求項3に記載の方法。
  5. 線形モデルの残留組に基づいて1つまたは複数のルックアップテーブルの格子点に対応する線形モデルをオフライン作成する前記工程は、線形モデルの残留組を頂点線形モデルとして使用するポリトープ手法を用いて線形モデルを生成する工程を含む、請求項1に記載の方法。
  6. 線形モデルのオンラインスケジューリングに関する前記原則は、線形モデルの各要素ごとのルックアップテーブルを用いた補間を含む、請求項1に記載の方法。
  7. 線形モデルのオンラインスケジューリングに関する前記原則は、格子点線形モデルをオフラインで使用してスケジューリング済み線形モデルをオンラインで生成するポリトープ法を含む、請求項1に記載の方法。
  8. 線形モデルのオンラインスケジューリングに関する妥当性確認の工程(50)をさらに含む請求項1に記載の方法。
  9. 前記オンラインスケジューリングは、オフライン作成された物理的システムに関する線形モデルに応答してアルゴリズム型ソフトウェアを介してオンラインで目下の線形モデルを生成することを含む、請求項1に記載の方法。
  10. 線形エンジンモデルのオンラインスケジューリングに関する前記原則は、要素毎補間またはポリトープ手法を用いてスケジューリング変数の選択組に対して矩形性とさせた線形エンジンモデルの格子を用いて生成した各要素ごとのルックアップテーブルを用いた補間を含む、請求項1に記載の方法。
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