JP2010277504A - 顔認証装置、携帯端末、および顔画像表示方法 - Google Patents

顔認証装置、携帯端末、および顔画像表示方法 Download PDF

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Abstract

【課題】顔認証が成功しなかった場合に、顔認証に用いた撮影した顔画像を表示部の記憶性表示体に表示して不正抑止効果のある携帯端末等を提供すること。
【解決手段】撮像部120を備え、前記撮像部120で顔画像を撮像し、前記撮像した顔画像を元に認証部140にて顔認証を行い、前記顔認証が成功しなかった場合に、記憶性表示体を含む表示部150が前記撮像した顔画像を表示することを特徴とする携帯端末10。
【選択図】図2

Description

本発明は、顔認証装置、顔認証を行う携帯端末、及び顔画像表示方法に関するものである。
記憶性表示体を有する電子ペーパーを備えたカードと前記カードの情報の変更を行なうカードシステムが提案されている。
例えば特許文献1は、カード情報の更新の際にバイオメトリクスによる認証を実施するものである。また、カード利用者本人であることを第三者に示すため、カード上の前記電子ペーパーに本人の顔、指紋等の人体の一部または全部の情報のいずれかを表示するものである。そして前記カード情報更新に際してのバイオメトリクス認証においては、予め備える情報との照合が一定回数以上連続して一致しない場合、カード会社に自動通知が行われるようにしている。
特開2004−30406号公報
しかしながら、前記の特許文献1では、バイオメトリクス認証に一定回数以上失敗してもカード会社にその旨が自動通知されるだけであり、不正抑止効果が期待しにくい。
例えば、不正目的で認証を試みる者がいた場合でも、カード会社に自動通知されるまで不正に認証の試行を繰り返す可能性がある。
本発明は、上記課題の少なくとも一部を解決するように、以下の形態、または適用例として実現される。
[適用例1]本適用例に記載の顔認証装置は、撮像部と、表示体を有する表示部と、前記撮像部で撮像された顔画像を元に顔認証を行う認証部と、前記認証部が行った前記顔認証が成功しなかった場合に、撮像された前記顔画像を前記表示部に表示する制御部と、を含むことを特徴とする。
本適用例によれば、顔認証に失敗した場合などに、撮像した顔画像を表示部に表示する。この際、不正認証を試みようとする者は不正を働いている自分自身の顔を前記表示部に見ることになるため、不正抑止効果が期待できる。
[適用例2]上記顔認証装置であって、前記表示体は、前記顔画像を記憶して表示を維持する記憶性表示体であることを特徴とする。
本適用例によれば、仮に不正を試みた者が自らの顔画像表示を消そうと装置の破壊を試みても、電源供給なしで表示を維持する記憶性表示体の特性上、表示部から顔画像の表示を消すことは困難である。こうしたことから不正認証を試みること自体を抑止することが期待できる。ここで、記憶性表示体の具体例としては、例えば、電子ペーパーが挙げられる。
[適用例3]上記顔認証装置であって、管理者の指示信号を受け付ける入力部を有し、前記表示部は、前記入力部が受け付けた指示信号に基づいて、前記顔認証が成功しなかった場合に表示した前記顔画像の表示を中止することを特徴とする。
本適用例によれば、正当な利用者が一時的に顔認証に失敗しても、管理者に申し出ることによって、顔画像の表示を中止することができる。
[適用例4]上記顔認証装置を備えた携帯端末。
本適用例の携帯端末によれば、顔認証が所定の結果の場合、例えば認証に失敗した場合などに、撮像した顔画像を表示部に表示する。この際、不正認証を試みようとする者は不正を働いている自分自身の顔を前記表示部に見ることになるため、不正抑止効果が期待できる。また、正当な利用者が一時的に顔認証に失敗しても再度顔認証を試みて成功させるか、管理者に相談すればすむのに対し、不正認証を試みた者は不正を管理者に申し出ない限り自分の顔画像が表示され続けてしまう。仮に不正を試みた者が自らの顔画像表示を消そうと携帯端末の破壊を試みても、電源供給なしで表示を維持する記憶性表示体の特性上、表示部から顔画像の表示を消すことは困難である。こうしたことから不正認証を試みることを抑止することが期待できる。
[適用例5]本適用例に記載の顔画像表示方法は、撮像部と、画像を表示する表示体とを有し、前記表示体に顔画像を表示する顔画像表示方法であって、認証対象者の前記顔画像を前記撮像部で撮像する工程と、撮像された前記顔画像の顔認証を行う工程と、前記顔認証が成功しなかった場合に、前記表示体に撮像された前記顔画像を表示する工程とを備えたことを特徴とする。
この方法によれば、顔認証が所定の結果の場合、例えば認証に失敗した場合などに、撮像した顔画像を表示部に表示する。この際、不正認証を試みようとする者は不正を働いている自分自身の顔を前記表示部に見ることになるため、不正抑止効果が期待できる。
[適用例6]上記顔画像表示方法であって、前記表示体は、前記顔画像を記憶して表示を維持する記憶性表示体であることを特徴とする。
この方法によれば、仮に不正を試みた者が自らの顔画像表示を消そうと装置の破壊を試みても、電源供給なしで表示を維持する記憶性表示体の特性上、表示部から顔画像の表示を消すことは困難である。こうしたことから不正認証を試みること自体を抑止することが期待できる。
[適用例7]上記顔画像表示方法であって、指示信号を受け付ける工程と、受け付けた前記指示信号に基づいて、前記顔認証が成功しなかった場合に表示した前記顔画像の表示を中止する工程とを備えたことを特徴とする。
この方法によれば、正当な利用者が一時的に顔認証に失敗しても、管理者に申し出ることによって、顔画像の表示を中止することができる。
第一実施形態の一例に係る携帯端末の全体構成図である。 第一実施形態の一例に係る携帯端末の機能ブロック図である。 第一実施形態の一例に係る携帯端末のハードウェアブロック図である。 第一実施形態の一例に係る顔認証処理の流れを示すフローチャートである。 第一実施形態の一例に係る顔認証結果に応じ表示させる顔画像の模式図である。 変形例の一例に係る顔認証装置の機能ブロック図である。 第二実施形態の一例に係る顔認証装置の全体構成図である。 第二実施形態の一例に係る制御装置の構成図である。 第二実施形態の一例に係る顔認証装置の機能ブロック図である。 第二実施形態の一例に係る制御装置のハードウェアブロック図である。
以下、本発明を、携帯端末、および顔認証装置に適用した場合をそれぞれ例に採り、図面を参照しつつ説明する。なお、以下に示す実施形態は、特許請求の範囲に記載された発明の内容を何ら限定するものではない。また、以下の実施形態に示す構成の全てが、特許請求の範囲に記載された発明の解決手段として必須であるとは限らない。
(第一実施形態の説明)
第一実施形態では、携帯端末利用時の認証に顔認証を用いる例を説明する。
図1は第一実施形態の一例に係る携帯端末10の全体構成図である。同図に示すように、携帯端末10は記憶性表示体160を含んで構成されており、入力手段として、例えば、スイッチ170を備える。携帯端末10は、例えば、文書ファイル類を格納し、ユーザーが携帯して持ち歩き、所望の場所で文書ファイル類を記憶性表示体160に表示して閲覧、編集するものである。
図2は第一実施形態の一例に係る携帯端末10の機能ブロック図である。同図に示すように、携帯端末10はユーザーからの入力を受け付ける入力インターフェイス110と、ユーザーの顔を撮像する撮像部120と、撮影された顔画像(以下、「顔画像」という。)を格納し管理する撮影像管理部130と、撮影像管理部130が管理する顔画像に対して顔認証を行う認証部140と、顔画像を表示する表示部150と、撮像部120に撮像をさせ、また表示部150の表示を制御する制御部180と、を含んで構成されている。認証部140は、例えば、認証すべき人物の顔画像の情報をあらかじめ備えていてもよい。制御部180は、同図に示すように、例えば、入力インターフェイス110からの入力に基づき、撮像部120に顔認証用の顔画像を撮像させることが可能である。また、制御部180は、入力インターフェイス110からの入力、もしくは認証部140の認証結果に応じて、表示部150に顔認証用に撮像した顔画像を表示させたり、表示を終了させたりしても良い。
上述した携帯端末10の各部の機能を実装するためのハードウェアとしては、例えば、以下のものを適用できる。
図3は第一実施形態の一例に係る携帯端末10のハードウェアブロック図である。図3に示すように、携帯端末10は、入力インターフェイス110、撮像部120、撮影像管理部130、認証部140、表示部150、制御部180を有している。
なお、入力インターフェイス110としては、例えば、スイッチ270、タッチパネル、スタイラスペン等が含まれる。また、撮像部120としては、例えば、カメラ280、RAM230、ROM240、CPU210等が含まれる。また、撮影像管理部130としては、例えば、CPU210、RAM230、ROM240、HDD260、フラッシュメモリー250等が含まれる。また、認証部140としては、例えば、CPU210、RAM230、ROM240、HDD260、画像処理回路等が含まれる。また、表示部150としては、例えば、ディスプレードライバー220、記憶性表示体としての電子ペーパー等が含まれる。また、制御部180としては、例えば、CPU210、RAM230、ROM240等が含まれる。
なお、これらの各部はシステムバス200を介して相互に情報をやり取りすることが可能である。
また、これらの各部は回路のようにハードウェア的に実装してもよいし、ドライバーのようにソフトウエア的に実装してもよい。
以下、これらの各部を用いた顔認証処理(顔画像表示方法)について説明する。図4は第一実施形態の一例に係る顔認証処理の流れを示すフローチャートである。また、図5は第一実施形態の一例に係る顔認証結果に応じて表示させる顔画像の模式図の一例である。
携帯端末10の利用にあたり、まず、ユーザーは、入力インターフェイス110のスイッチ270,170を操作する。これに応じて制御部180は認証部140に顔認証を開始させる。
顔認証に使う顔画像を用意するため、制御部180は撮像部120に顔画像を撮像(ステップS300)させ、撮影された顔画像を撮影像管理部130に格納する。
認証部140は撮影像管理部130より前記ステップS300で撮像した顔画像を取得し、顔認証を実施する(ステップS310)。より具体的には、例えば、認証部140は撮像した顔画像の特徴を画像処理等によって抽出し、予め認証部140に備える対応するユーザーの特徴と前記抽出した特徴を比較して認証を実施してもよい。認証部140としては既存の顔認証アルゴリズムや既存の専用回路を活用しても良い。
顔認証が成功しなかった場合(ステップS320:NO)、制御部180は表示部150に前記ステップS300で撮像した顔画像を表示させる(ステップS340)。併せて、制御部180は再試行により顔認証が成功するか、管理者による操作を受けない限り顔画像を表示し続ける、継続表示制御を携帯端末10に施す(ステップS350)。ここで、継続表示制御下では、携帯端末10は顔画像を表示し続けており、例えば、顔認証の再試行など限られた操作しかできない制御状態に置かれてもよい。
これは、顔認証が成功しなかった場合、不正認証を試みられた可能性があるため、顔画像の継続表示制御を行うことで、不正認証の試みを抑止するためのものである。
なお、前記ステップS340で表示され、ステップS350で継続表示制御がなされる顔画像の一例が図5であり、顔画像の他に不正の可能性がある旨を明示する文言を併せて表示しても良い。
一方、顔認証が成功した場合(ステップS320:YES)、携帯端末10が顔画像の継続表示制御の状態にあればこれを解除し(ステップS330)、顔認証処理は終了する。
このように、正当な携帯端末10利用者が、何らかの理由で一時的に顔認証が成功せず、携帯端末10が一時的に継続表示制御下におかれた場合であっても、再度顔認証を試みて成功させることで、継続表示制御を解除して顔認証を終了させることができる。
図4のフローチャートとは別に、管理者から入力される指示信号を受け付ける工程と、受け付けられた指示信号に基づいて行なわれる顔認証が成功しなかった場合に、表示した顔画像の表示を中止する工程とを備えることとしてもよい。詳述すると、入力インターフェイス110を通じた入力(入力された指示信号)が、管理者の入力によるものと制御部180が認めた場合、制御部180は表示部150に表示させている顔画像の継続表示を終了させることとしてもよい。ここで、制御部180が管理者による入力と判断する具体的方法としては、例えば、入力インターフェイス110に対するパスワード等の入力が、制御部180が予め格納する管理者のパスワードと一致する、と制御部180が認めた場合などである。
以上のように、第一実施形態によれば、認証に成功しなかった場合などに、撮像した顔画像を表示部に表示する。これにより、不正認証を試みようとする者は不正を働いている自分自身の顔を前記表示部に見ることになるため、不正抑止効果を得ることが可能となる。
また、第一実施形態によれば、顔認証に成功しなかった場合、別途顔認証に成功するか、あるいは管理者による操作を受けない限り前記表示部150が顔画像を表示し続ける。これにより、正当な利用者が一時的に顔認証に失敗しても再度顔認証を試みて成功させるか、管理者に相談すればすむのに対し、不正認証を試みた者は不正を管理者に申し出ない限り自分の顔画像が表示され続けてしまうため、不正認証を試みることを抑止することが可能となる。
また、第一実施形態によれば、顔認証に成功しなかった場合、別途顔認証に成功するか、あるいは管理者による操作を受けない限り、携帯端末10が顔認証の再試行など限られた操作しかできない制御状態に置かれてもよい。これにより、正当な利用者として認証が済んでいない利用者の携帯端末10の利用を制限し、携帯端末10のセキュリティーを向上させることができる。
また、第一実施形態によれば、顔認証に成功しなかった場合、別途顔認証に成功するか、あるいは管理者による操作を受けない限り前記表示部150が顔画像を表示し続ける。これにより、携帯端末10は通信機能を用いることなく、不正認証の試みに対し、その場で第一実施形態の不正抑止効果を供与できる。つまり、通信機能を持たない携帯端末10の場合でも不正抑止効果を供与でき、また通信機能を持つ携帯端末10の場合には通信向けの電力消費を負うことなく不正抑止効果を供与できる。
また、第一実施形態によれば、表示部150に電子ペーパーを採用しているため、消費電力に配慮が必要な携帯端末10であっても、顔画像の表示を容易に継続することができ、第一実施形態の不正抑止効果を消費電力を気にすることなく強化できる。
更に、表示部150に電子ペーパーを採用しているため、仮に不正を試みた者が自らの顔画像表示を消そうと携帯端末10の破壊を試みても、電源供給なしで表示を維持する電子ペーパーの特性上、表示部150から顔画像の表示を消すことは困難である。これにより、第一実施形態の不正抑止効果を強化できる。
(変形例)
以上、本発明を適用した好適な実施形態について説明してきたが、本発明の適用は上述した実施形態に限定されない。例えば、上述した実施形態では、携帯端末10への適用を記述したが、この変形例として携帯端末に限らず顔認証装置に適用しても良い。
図6は変形例の一例に係る顔認証装置の機能ブロック図である。例えば、顔認証装置は複数の機器から構成されても良い。例えば、図6では、制御装置50、カメラ610、表示部を有する表示装置620、情報記憶媒体630よりなる。例えばこれらは、制御装置50の制御の元、動作する。具体的には、例えば、制御部550が外部機器インターフェイス540を介してカメラ610、表示装置620と連携した顔認証処理のフローを制御しても良い。もちろんこれら機器の一部が制御装置50の一部であってもよく、また制御装置50の一部の機能が別の機器から構成されても良い。
また、顔認証装置は、情報記憶媒体630からソフトウエアを入手して機能しても良い。また、制御装置50はコンピューター等の汎用機器で実現されてもよく、あるいは専用装置で実現されても良い。また、汎用機器と専用装置の組合せで実現されても良い。
本変形例によれば、表示部に電子ペーパーを採用しているため、消費電力に配慮が必要な顔認識装置であっても、顔画像の表示を容易に継続することができ、変形例の不正抑止効果を消費電力を気にすることなく強化できる。
また、本変形例によれば、情報記憶媒体よりソフトウエアを入手することによって、顔認証装置に一連の顔認証処理フローを動作させることができる。
(第二実施形態の説明)
第二実施形態ではゲート等通過時の認証に顔認証装置を用いる例を説明する。
図7は第二実施形態の一例に係る顔認証装置80の全体構成図である。顔認証装置80は、例えばゲート等に備え付けられた扉90を人が通過する際の認証に用いられる。同図に示すように、扉90には、例えば、ゲートロック910が備えられており、通常は施錠されている。顔認証装置80により顔認証が成功すると、例えば、ゲートロック910が一時的に開錠され、認証を得た人の通過が可能になる。
同図に示すように、顔認証装置80は、例えば、制御装置70、カメラ810を備えて構成され、電源供給手段としてソーラーパネル820を含んでも良い。制御装置70は顔認証装置80全体の制御を行うとともに、ゲート等の通過を希望する人が現れた際に顔認証を実施し、顔認証の結果をゲートロック910に送信する。もし、顔認証が失敗した場合、制御装置70はその一部である表示部に撮影した顔画像を継続的に表示する。カメラ810は、制御装置70の制御に応じ、ゲート等の通過を希望する人の顔を撮影する。
図8は第二実施形態の一例に係る制御装置70の構成図である。同図に示すように、制御装置70は記憶性表示体710を備えており、スイッチ720を含んで構成されても良い。ゲート等の通過を希望する人は、例えば、制御装置70のスイッチ720を操作することで、顔認証を開始することができる。もし、顔認証が失敗した場合、制御装置70は撮影した顔画像を記憶性表示体710に継続的に表示する。
図9は第二実施形態の一例に係る顔認証装置80の機能ブロック図である。同図に示すように、顔認証装置80は電源供給部830、カメラ810、制御装置70を備える。電源供給部830は、例えば、ソーラーパネル820、電池、発電機、AC/DCコンバーター等である。
また、制御装置70は、ゲート等の通過希望者が操作する入力インターフェイス730と、カメラ810やゲートロック910等の外部機器と情報のやり取りをする外部機器インターフェイス750と、撮影された顔画像を格納して管理する撮影像管理部760と、撮影像管理部760が管理する顔画像に対して顔認証を行う認証部740と、顔画像を表示する表示部770と、カメラ810やゲートロック910を制御すると共に、表示部770の表示を制御する制御部780を含んで構成されている。認証部740は、例えば、認証すべき人物の顔画像の情報をあらかじめ備えていてもよい。制御部780は、同図に示すように、例えば、入力インターフェイス730からの入力に基づき、外部機器インターフェイス750を介して、カメラ810に顔認証用の顔画像を撮像させることが可能である。また、例えば、制御部780は、認証部740の顔認証結果を外部機器インターフェイス750を介して、ゲートロック910に送信することが可能である。更に、制御部780は、入力インターフェイス730からの入力、もしくは認証部740の認証結果に応じて、表示部770に顔認証用に撮像した顔画像を表示させたり、表示を終了させたりしても良い。撮影像管理部760は、撮影した顔画像を外部機器インターフェイス750を通じてカメラ810より取得し、格納し、管理する。
上述した制御装置70の各部の機能を実装するためのハードウェアとしては、例えば、以下のものを適用できる。
図10は第二実施形態の一例に係る制御装置70のハードウェアブロック図である。例えば、入力インターフェイス730としては、例えば、スイッチ270、タッチパネル等、外部機器インターフェイス750としては、例えば、USBインターフェイス290等、撮影像管理部760としては、例えば、CPU210、RAM230、ROM240、HDD260、フラッシュメモリー250等、認証部740としては、例えば、CPU210、RAM230、ROM240、HDD260、画像処理回路等、表示部770としては、例えば、ディスプレードライバー220、記憶性表示体としての電子ペーパー等、制御部780としては、例えば、CPU210、RAM230、ROM240等を用いて実装できる。
尚、これらの各部はシステムバス200を介して相互に情報をやり取りすることが可能である。
また、これらの各部は回路のようにハードウェア的に実装してもよいし、ドライバーのようにソフトウエア的に実装してもよい。
以下、これらの各部を用いた顔認証処理(顔画像表示方法)について説明する。
図4は第一実施形態の一例の説明に用いたが、第二実施形態の一例に係る顔認証処理の流れを示すフローチャートでもある。また、図5も第一実施形態の一例の説明に用いたが、第二実施形態の一例に係る顔認証結果に応じて表示させる顔画像の模式図の一例でもある。ゲート等に備え付けられた扉90の通過にあたり、まず、ユーザーは、入力インターフェイス730のスイッチ270,720を操作する。これに応じて制御部780は認証部740に顔認証を開始させる。
顔認証に使う顔画像を用意するため、制御部780は外部機器インターフェイス750を介し、カメラ810に顔画像を撮像(ステップS300)させ、顔画像を、外部機器インターフェイス750を介し、撮影像管理部760に格納する。認証部740は撮影像管理部760より前記ステップS300で撮像した顔画像を取得し、顔認証を実施する(ステップS310)。
より具体的には、例えば、認証部740は撮像した顔画像の特徴を画像処理等によって抽出し、予め認証部740に備えられている、対応するユーザーの特徴と前記抽出した特徴を比較して認証を実施してもよい。認証部740としては既存の顔認証アルゴリズムや既存の専用回路を活用しても良い。
顔認証が成功しなかった場合(ステップS320:NO)、制御部780は表示部770に前記ステップS300で撮像した顔画像を表示させる(ステップS340)。併せて、制御部780は再試行により顔認証が成功するか、管理者による操作を受けない限り顔画像を表示し続ける、継続表示制御を顔認証装置80に施す(ステップS350)。ここで、継続表示制御下では、顔認証装置80は顔画像を表示し続けており、例えば、顔認証の再試行など限られた操作しかできない制御状態に置かれてもよい。
これは、顔認証が成功しなかった場合、不正認証を試みられた可能性があるため、顔画像の継続表示制御を行うことで、不正認証の試みを抑止するためのものである。
尚、前記ステップS340で表示され、ステップS350で継続表示制御がなされる顔画像の一例が図5であり、顔画像の他に不正の可能性がある旨を明示する文言を併せて表示しても良い。また、管理者への連絡先を更に明記しても良い。
一方、顔認証が成功した場合(ステップS320:YES)、顔認証装置80が顔画像の継続表示制御の状態にあればこれを解除し(ステップS330)、顔認証処理は終了する。
このように、正当な顔認証装置80利用者が、何らかの理由で一時的に顔認証が成功せず、顔認証装置80が一時的に継続表示制御下におかれた場合であっても、再度顔認証を試みて成功させることで、継続表示制御を解除して顔認証を終了させることができる。
図4のフローチャートとは別に、管理者から入力される指示信号を受け付ける工程と、受け付けられた指示信号に基づいて行なわれる顔認証が成功しなかった場合に、表示した顔画像の表示を中止する工程とを備えることとしてもよい。詳述すると、入力インターフェイス730を通じた入力が、管理者によるものと制御部780が認めた場合、制御部780は表示部770に表示させている顔画像の継続表示を終了させてもよい。ここで、制御部780が管理者による入力と判断する具体的方法としては、例えば、入力インターフェイス730に対するパスワード等の入力が、制御部780が予め格納する管理者のパスワードと一致する、と、制御部780が認めた場合などである。
以上のように、第二実施形態によれば、認証に成功しなかった場合などに、撮像した顔画像を表示部に表示する。これにより、不正認証を試みようとする者は不正を働いている自分自身の顔を前記表示部に見ることになるため、不正抑止効果を得ることが可能となる。
また、第二実施形態によれば、顔認証に成功しなかった場合、別途顔認証に成功するか、あるいは管理者による操作を受けない限り前記表示部770が顔画像を表示し続ける。これにより、正当な利用者が一時的に顔認証に失敗しても再度顔認証を試みて成功させるか、管理者に相談すればすむのに対し、不正認証を試みた者は不正を管理者に申し出ない限り自分の顔画像が表示され続けてしまうため、不正認証を試みることを抑止することが可能となる。
また、第二実施形態によれば、顔認証に成功しなかった場合、別途顔認証に成功するか、あるいは管理者による操作を受けない限り、顔認証装置80が顔認証の再試行など限られた操作しかできない制御状態に置かれてもよい。これにより、例えば顔認証装置80が多様な機能を有している場合でも、正当な利用者として認証が済んでいない利用者の顔認証装置80の利用を制限し、顔認証装置80のセキュリティーを向上させることができる。
また、第二実施形態によれば、顔認証に成功しなかった場合、別途顔認証に成功するか、あるいは管理者による操作を受けない限り前記表示部770が顔画像を表示し続ける。これにより、通信手段の乏しい場所に設置された顔認証装置80であっても、不正認証の試みに対し、通信手段を新たに用意することなく、その場で第二実施形態の不正抑止効果を供与できる。
また、第二実施形態によれば、表示部770に電子ペーパーを採用しているため、電源供給手段の乏しい場所に設置する可能性のある顔認証装置80であっても、顔画像の表示を消費電力を気にすることなく継続することができ、第二実施形態の不正抑止効果を強化できる。
また、第二実施形態によれば、電源供給部830にソーラーパネル820を採用しているため、電源供給手段の乏しい場所であっても顔認証装置80を駆動することができ、電源供給手段を新たに用意することなく、第二実施形態のゲート等の通過時の認証を実施できる。
ここで、通信手段の乏しい場所、電源供給手段の乏しい場所とは、例えば、農場・農園・果樹園・ビニールハウス・山林、倉庫、工事・建設現場、等であり、第二実施形態ではそれらにあるゲート等の通過時の認証用を例に顔認証装置80を説明している。
更に、表示部770に電子ペーパーを採用しているため、仮に不正を試みた者が自らの顔画像表示を消そうと顔認証装置80の破壊を試みても、電源供給なしで表示を維持する電子ペーパーの特性上、表示部770から顔画像の表示を消すことは困難である。これにより、第二実施形態の不正抑止効果を強化できる。
10 携帯端末、50 制御装置、70 制御装置、80 顔認証装置、90 ゲート、110 入力インターフェイス、120 撮像部、130 撮影像管理部、140 認証部、150 表示部、160 記憶性表示体、170 スイッチ、180 制御部、200 システムバス、210 CPU、220 ディスプレードライバー、230 RAM、240 ROM、250 フラッシュメモリー、260 HDD、270 スイッチ、280 カメラ、290 USBインターフェイス、510 入力インターフェイス、520 認証部、530 撮影像管理部、540 外部機器インターフェイス、550 制御部、610 カメラ、620 表示装置、630 情報記憶媒体、710 記憶性表示体、720 スイッチ、730 入力インターフェイス、740 認証部、750 外部機器インターフェイス、760 撮影像管理部、770 表示部、780 制御部、810 カメラ、820 ソーラーパネル、910 ゲートロック。

Claims (7)

  1. 撮像部と、
    表示体を有する表示部と、
    前記撮像部で撮像された顔画像を元に顔認証を行う認証部と、
    前記認証部が行った前記顔認証が成功しなかった場合に、撮像された前記顔画像を前記表示部に表示する制御部と、
    を含むことを特徴とする顔認証装置。
  2. 請求項1に記載の顔認証装置であって、
    前記表示体は、前記顔画像を記憶して表示を維持する記憶性表示体であることを特徴とする顔認証装置。
  3. 請求項1または2に記載の顔認証装置であって、
    指示信号を受け付ける入力部を有し、
    前記表示部は、前記入力部が受け付けた指示信号に基づいて、前記顔認証が成功しなかった場合に表示した前記顔画像の表示を中止することを特徴とする顔認証装置。
  4. 請求項1ないし3のいずれか一項に記載の顔認証装置を備えた携帯端末。
  5. 撮像部と、画像を表示する表示体とを有し、前記表示体に顔画像を表示する顔画像表示方法であって、
    認証対象者の前記顔画像を前記撮像部で撮像する工程と、
    撮像された前記顔画像の顔認証を行う工程と、
    前記顔認証が成功しなかった場合に、前記表示体に撮像された前記顔画像を表示する工程と
    を備えたことを特徴とする顔画像表示方法。
  6. 請求項5に記載の顔画像表示方法であって、
    前記表示体は、前記顔画像を記憶して表示を維持する記憶性表示体であることを特徴とする顔画像表示方法。
  7. 請求項5または6に記載の顔画像表示方法であって、
    指示信号を受け付ける工程と、
    受け付けた前記指示信号に基づいて、前記顔認証が成功しなかった場合に表示した前記顔画像の表示を中止する工程と
    を備えたことを特徴とする顔画像表示方法。
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