JP2010276015A - スターリングエンジン - Google Patents

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JP2010276015A JP2010061493A JP2010061493A JP2010276015A JP 2010276015 A JP2010276015 A JP 2010276015A JP 2010061493 A JP2010061493 A JP 2010061493A JP 2010061493 A JP2010061493 A JP 2010061493A JP 2010276015 A JP2010276015 A JP 2010276015A
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Masao Shimura
征男 志村
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Abstract

【課題】スターリングエンジンは、シリンダ内の気体を、気密に保ったままで、膨張と収縮を行うためシールが必要である。シールをすることで、ピストンに負荷が掛かることになる、そのため、機械的摩擦抵抗を、出来るだけ軽減しなければならない。クランク機構では、ピストンに対して、サイドスラストという不均衡な力が加わるため、機械的摩擦抵抗が大きい。これを振り子式反転運動に換えて、摩擦抵抗を軽減して、効率よく動力を取り出すことの出来るスターリングエンジンを提供する。
【解決手段】シリンダの形状を、曲り型の長円形の空洞の筒型形状とする。ディスプレーサの形状は、曲り型の長円形の筒形状として、シリンダ内に収納する。ディスプレーサは、シリンダ内を、振り子式反転運動をする構造とする。シリンダ内で膨張した気体の圧力を、動力として取り出すために、扇形状の扇形出力室と、出力レバーとを設ける。出力レバーは、扇形出力室内に収納して、振り子式反転運動をする構造とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、スターリングエンジンの機械的摩擦抵抗を低減して、効率よく動力を取り出す装置に関するものである。
従来、スターリングエンジンは、シリンダ内に、ディスプレーサを収納し、ディスプレーサを、加熱部と冷却部の間を往復動させて、シリンダ内の気体を移動させて、加熱による膨張と、冷却による収縮による圧力差を生じさせ、ディスプレーサピストンに90度の位相差をもって連動する出力ピストンを介して動力を取り出していた。この場合、両ピストンは、クランク機構に連結して作動していた、α形β形γ形。例えば、非特許文献1参照。
スターリングエンジンの設計 第1章3ページ 第8章203ページ(株)パワー社刊 山下 巌他4名共著 2009年2月20日発行 発行所 東京都豊島区長崎3−29−2
これには次のような欠点があった。スターリングエンジンは、出力ピストンが、作動する時の機械的摩擦抵抗が大きい、この原因は、シールのためでもあるが他に、ピストンをクランク機構に連結して作動させているため、ピストンにサイドスラストという、不均衡な力が掛かる為である。本発明はこれに換えて、振り子式反転機構とし、機械的摩擦抵抗を低減し、効率良く、動力を取り出す為に、なされたものである。
シリンダの形状を曲り型の長円形の空洞筒形状とする。ディスプレーサの形状は曲り型の長円形の筒型形状とする。シリンダ内のディスプレーサの動作を振り子式反転運動とする。ディスプレーサは、ディスプレーサ支持アームに固着する。シリンダ内で、加熱による膨張、冷却による収縮を繰り返し気体が膨張したときの圧力を、動力として取り出すために、扇形出力室と出力レバーを設ける。出力レバーは、扇形出力室に収納する。出力レバーは、振り子式反転運動をする構造とする。出力レバーは、ディスプレーサ支持アームと同位相の角度をもって連接する。出力レバーとディスプレーサ支持アームとの間に、バネ圧式シールコロを装着してシリンダ内の気密を保持する。
シリンダ内のディスプレーサは、軸を中心とする振り子式反転運動であるため、負荷が平均してかかり、機械的摩擦抵抗を低減できる。出力レバーも、軸を中心とした振り子式反転運動なので、機械的摩擦抵抗が低減され、エネルギーの損失を軽減できる。
本発明の使用説明図 本発明の使用説明図 平面図 側面図 図4のB部拡大図 部品図 部品図 部品図 部品図
本発明の形態を説明する。シリンダ1(図1)は、曲り型の長円形の空洞の筒型形状であり、両端にシリンダカバー2(図4)を固着してある。ディスプレーサ3(図1)は、曲り型の長円形の筒形状であり、ディスプレーサ支持アーム4(図1)に、固着されていて、シリンダー1内に収納されてある。
ディスプレーサ3(図1)は、シリンダ1内の加熱側19と、冷却側20とを振り子式に反転運動をする構造である。シリンダ1内の気体が膨張したときに発生する圧力を動力として取り出す装置として、扇形出力室8と、出力レバー7がある。シリンダー1内の気体は、気体通路10(図4)から気体通路10(図1)を経て扇形出力室入り口側21に通じている。ディスプレーサ支持アーム4(図5)と出力レバー7の間に、バネ圧式シールコロ11を装着して、シリンダ1(図1)内の気密を保持する。本発明は(図4)の線分A−Aに於いて内部の構造は左右対称同形状である。
以上は本発明の構造である。
これを使用する時は、ディスプレーサ3(図1)が、冷却側20にあるとき、シリンダー1内の気体は、加熱側19の壁面に接して加熱され、膨張する。膨張時の圧力は、気体通路10(図4)から気体通路10(図1)を通って、扇形出力室入り口側21に達し、出力レバー7を押して、扇形出力室対面側22に、押し付ける。
出力レバー7(図2)は、ディスプレーサ3と、同位相で、バネ圧式シールコロ11(図5)を介して連結されているので、ディスプレーサ3(図2)は、加熱側19に移動する。このため、シリンダ1内の気体は、冷却側20に移動させられて、冷却され、収縮する。出力レバー7は、気体が収縮するとき、出力伝動アーム12、に装着された引っ張りバネ18に引き戻されて、扇形出力室入り口側21(図1)に戻る。
ディスプレーサ3(図1)が、冷却側20に移動したときに、シリンダ1内の気体を、加熱側19に移動させる。加熱側19に移動した気体は、熱せられ膨張する。膨張時の圧力は、気体通路10(図4)から気体通路10(図1)を通って、扇形出力室入り口側21に達し、戻ってきている出力レバー7を押して、扇形出力室対面側22(図2)に押し付ける。
以上の動作を繰り返す時、出力レバー7(図1)に固着してある出力伝動アーム12から、連接棒13へ動力が伝達され、フライホール14を経て、回転動力を得る。
1 シリンダ
2 シリンダカバー
3 ディスプレーサ
4 ディスプレーサ支持アーム
5 バネ圧式シールコロによるシール面
6 ボールベアリング
7 出力レバー
8 扇形出力室
9 出力室カバー板
10 気体通路
11 バネ圧式シールコロ
12 出力伝動アーム
13 連接捧
14 フライホイール
15 加熱室
16 冷却室
17 断熱材
18 引っ張りバネ
19 加熱側
20 冷却側
21 扇形出力室入り口側
22 扇形出力室対面側
23 ディスプレーサ支持アームカバー板
24 出力室本体
25 圧縮コイルバネ
26 加熱装置
27 冷却水

Claims (3)

  1. シリンダー1[図1]の形状を、曲り型の長円形の空洞筒型形状とするスターリングエンジン。
  2. ディスプレーサ3[図1]の形状を、曲り型の長円形の筒形状とし、シリンダー1[図1]内に於ける動作を、振り子式反転運動をする構造とするスターリングエンジン。
  3. シリンダー1[図1]内の気体が膨張したときの圧力を、動力として取り出すための装置として、扇形出力室8[図1]を設けて、出力レバー7[図1]を収納し、同出力レバーが、振り子式反転運動をする構造とするスターリングエンジン。
JP2010061493A 2009-04-27 2010-02-26 スターリングエンジン Pending JP2010276015A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105570952A (zh) * 2016-02-28 2016-05-11 北京工业大学 一种热力能抽油烟机

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN105570952A (zh) * 2016-02-28 2016-05-11 北京工业大学 一种热力能抽油烟机

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