JP2010274036A - 安全バット - Google Patents

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Abstract

【課題】ボールを打ったときに断裂して本体の一部分が握り部から離れて飛び出ないように構成されている安全バットを提供する。
【解決手段】安全バットは、木質の本体1を有する。本体1の内部に頂端から握り部末端まで貫通する中空空間部11を形成し、中空空間部11に断裂しないチューブ2をさし入れて設置する。チューブ2の頂端にめすねじ部21を設け、チューブ2の頂端のめすねじ部21におすねじ部31を有するしめ付け蓋3をねじ合せる。更にチューブ2の末端に止め金22を固く付設することにより、本体1とチューブ2が緊密に連結されて構成される。
【選択図】 図1

Description

本発明は、野球に使用されるバットに関する。
野球の試合でよく発生する危険な状況と言えば、ボ一ルが人の身体に当たったり、或いはバットがボールを打つときに一部分が断裂してバットの握り部から離れて飛び出して附近に居る人に当って傷害を与えたりする。その危険程度では、バットが打者の手からすり抜けて飛び出した場合又は断裂したときにその断裂部分が身体に与える傷害の方が、ボ一ルが与える傷害よりも大きい。そこで、バットの製造業者はバットの安全性を研究し、特にバットが折れることを防止するために、従来の技術を改良し、非木質の材料でバットの細い部分と握り部の内部に長方形の空間を設置し、この空間の中に補強肋を設置することにより、バットの細い部分と握り部とがボ一ルを打つときに断裂することを防止するバットを作った。
しかし、この補強肋を持つバットは、その空間とその補強肋の間に両者を一体に結合させる構造がなく、バットの細い部と握り部との強度補強の効果が余りない。そのため、バットによりボールを打つことによりに断裂が発生したときには、打者の強い力で振られて、その断裂部が握り部から離れて飛び出る。故に補強肋を持つバットであっても、断裂部が握り部から離れて飛び出ることを防止できない虞があった。
本発明は、上述した従来の野球のバットが折れ易い欠点を改良し、バットの細い部分がボールを打つことにより断裂しても、握り部から飛び出ないバットを提供することを目的とする。
本発明の安全バットは、木質の材料で本体を作り、この本体の内部に頂端から握り部の末端まで貫通する中空空間部に断裂しない材料、金属でも非金属でもよい、で作ったチューブをさし入れて設置し、このチューブの頂端にめすねじ部を付けて、おすねじ部を有するしめ付け蓋を前記めすねじとねじ合せ、又前記チューブの末端に止め金を硬くつけて、それで前記本体と前記チューブを緊密に連結させて、本発明の安全バットを構成する。
本発明の安全バットはボールを打つときに、木質の本体がたとえどこかで断裂しても、本体の内部の断裂しないチューブでその断裂した部分を保持して握り部から離れて飛び出ることができないから、使用上安全である。
本発明の第一実施例による安全バットを説明する側面図である。 本発明の第一実施例による安全バットの側面図である。 図2の3−3線の断面図である。 本発明の第一実施例によるバット頂端の拡大断面図である。 本発明の第一実施例によるバット末端の拡大断面図である。 本発明の第二実施例による安全バットを説明する側面図である。 本発明の第二実施例による安全バットの側面図である。 図7の8−8線の断面図である。 本発明の第二実施例によるバット頂端の拡大断面図である。 本発明の第二実施例によるバット末端の拡大断面図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
(第一実施例)
図1から図5に示すように、本発明の第一実施例による野球用の木質バットは、野球以外の用途にも使用できる。この安全バットは、本体1を有し、この本体1の内部に、その頂端から握り部の末端まで伸びる中空空間部11を形成している。この中空空間部11の中には、チューブ2が設置される。チューブ2の頂端部には、めすねじ部21が付けられていている。又、チューブ2の末端部は、その外表面にチューブ2の外径よりも大きい外径を有する止め金22が固くしめ付けられている。更に、本体1の頂端には、おすねじ部31を有するしめ付け蓋3をチューブ2のめすねじ部21とねじ合せることにより、チューブ2を本体1と固く連結させる。これにより、本実施例の安全バットは、たとえボールを打ったときに断裂したとしても、その断裂部が本体1の握り部から離れて飛び出ないようにチューブ2で固定されているので、安全にボールを打つことができる。
(第二実施例)
図6から図10に、本発明の第二実施例による安全バットを示す。第一実施例と同じく野球用の木質バットで、その他の目的にも使用できる。第二実施例は、本体1を持ち、この本体1の内部に、その頂端から握り部の末端まで伸びる中空空間部11を形成する。この中空空間部11の中にチューブ2を設置し、このチューブ2の両末端にそれぞれめすねじ部21を切っておく。本体1の両末端には、それぞれおすねじ部31を有するしめ付け蓋3をチューブ2のそれぞれのねすねじ部21とねじ合せて固定することにより、チューブ2は本体1と連結されて安定する。このようにして、第二実施例の安全バットは、ボールを打ったときにたとえ断裂する箇所が発生しても、その内部のチューブ2は断裂することなく、本体1の断裂した部分が握り部から飛び出さない様に保持するのでバットの安全性が確保される。
又上述の説明でわかる様に、第一実施例のチューブ2の末端に付設される止め金22は、その外径が本体1の内部に設置されるチューブ2の内径よりも大きくなっている。そして、チューブ2の外径は、中空空間部11の内径と同じか或は小さくしてある。又、チューブ2は断裂しない材料であれば金属性のものはもちろん、非金属でもよい。若しもバットの重量を調整したいときには、本体1の中空空間部11の頂端に近い部分の内径を必要に応じて大きくすれば、本体1の重量を適当に軽減することができる。なお、しめ付け蓋3の外径は、中空空間部11の両端口の内径よりも大きくしている。
1:本体、11:中空空間部、2:チューブ、21:めすねじ部、22:止め金、3:しめ付け蓋、31:おしねじ部

Claims (2)

  1. 本体を有し、前記本体の内部に頂端から末端まで貫通する中空空間部を有し、前記中空空間部にチューブが設置され、前記チューブの頂端にはめすねじ部が設けられ、前記チューブの末端の外表面には、前記チュ一ブの外径及び前記中空空間部の内径よりも外径が大きい止め金が固く付設され、前記中空空間部の内径よりも外径が大きいしめ付け蓋がおすねじ部で前記チューブの前記頂端の前記めすねじとねじ合うことにより、前記本体と前記チューブとが緊密に連結されて構成されることを特徴とする安全バット。
  2. 本体と、前記本体の内部に頂端から握り部の末端まで貫通する中空空間部を有し、前記中空空間部にチューブが設置され、前記チューブの両端の開き口にはそれぞれめすねじ部が設けられ、前記中空空間部の内径よりも外径が大きいしめ付け蓋がおすねじ部で前記チューブの両端の開き口の前記めすねじ部にねじ合うことにより、前記本体と前記チューブとが緊密に連結されて構成されることを特徴とする安全バット。
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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61168866A (ja) * 1985-01-19 1986-07-30 Sharp Corp 水素吸蔵電極
JP2005103219A (ja) * 2003-09-26 2005-04-21 Jung-Shih Chang 複合式野球バット
JP2008302103A (ja) * 2007-06-11 2008-12-18 Plus Engineering:Kk 野球用木製バット

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