JP2010273516A - 配電系統監視制御装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】機器操作の効率化、作業時間の短縮、作業コストの低減、環境負荷の低減等のニーズに対応可能な操作手順を容易に選択可能とすることである。
【解決手段】遠方監視制御装置と計算機システムとを備え、計算機システムは、各機器の設備情報と各機器の位置情報と作業を行う作業班の位置とが保存された設備情報記憶部と、状態情報記憶部及び設備情報記憶部に保存された情報に基づいて系統変更を行うための操作手順を作成する手順作成手段と、設備情報記憶部及び状態情報記憶部に保存された情報を地図上に配置された配電系統機器と共に表示装置に表示出力する地図情報表示手段と、手順作成手段が作成した操作手順を設備情報記憶部に保存されている作業班の位置情報と各操作対象機器の位置情報とから移動距離が最短となる操作順序に並び替える手順並び替え手段とを備える。
【選択図】 図1
【解決手段】遠方監視制御装置と計算機システムとを備え、計算機システムは、各機器の設備情報と各機器の位置情報と作業を行う作業班の位置とが保存された設備情報記憶部と、状態情報記憶部及び設備情報記憶部に保存された情報に基づいて系統変更を行うための操作手順を作成する手順作成手段と、設備情報記憶部及び状態情報記憶部に保存された情報を地図上に配置された配電系統機器と共に表示装置に表示出力する地図情報表示手段と、手順作成手段が作成した操作手順を設備情報記憶部に保存されている作業班の位置情報と各操作対象機器の位置情報とから移動距離が最短となる操作順序に並び替える手順並び替え手段とを備える。
【選択図】 図1
Description
本発明は、配電系統を監視制御する配電系統監視制御装置に関する。
一般に、配電系統監視制御装置は、地理的に広範囲に設置されている遮断器や開閉器の状態及び各機器を通過する電流値や電圧値を遠方監視制御装置を経由して計算機システムに取り込み、計算機システムにて、それらの機器の操作を行うものである。計算機システムの表示装置には地図画面を表示し、各機器の座標情報に基づき、地図情報に各機器の配置情報を重ね合わせて各機器の状態を表示するようにしている。
また、計算機システムには、各機器の容量やインピーダンス等の諸元情報(設備情報と呼ぶ)に基づき、通過電流や電圧降下量がしきい値を越えないことを条件とし、機器操作手順を作成する機能を有しており、送電形態の変更にあたっては系統構成を変更するための操作手順を作成し、操作手順に従って機器の操作を行っている。
配電系統操作装置として、配電系統の機器の状態や機器の接続情報及び電力量を基に融通操作手順を求める操作手順作成手段と、現地作業者の現在位置を入力する現在位置入力装置と、配電系統の表示情報を参照し配電系統を構成する機器相互間の地理的位置及び現地作業者の現在位置を考慮し操作手順作成手段にて求めた融通操作手順を入れ替える操作手順再編集手段とを備え、処理速度が速く効率的な事故復旧を可能としたものがある(例えば、特許文献1参照)。
図19に従来の配電系統監視制御装置の一例を示す構成図である。配電系統監視制御装置は、配電系統を構成する遮断器や開閉器の状態及び各機器を通過する電流値や電圧値を取り込む遠方監視制御装置11と、遠方監視制御装置11から取り込んだ情報に基づいて、送電形態の変更が必要となった際に送電形態を変更するための遮断器と開閉器の操作手順を作成する計算機システム12とからなる。
計算機システム12は、記憶装置13、演算制御装置14、入力装置15、表示装置16からなり、遠方監視制御装置11から取り込んだ情報は、計算機システム12の記憶装置13の状態情報記憶部17に通知され保存される。また、記憶装置13の設備情報記憶部18には各機器の容量やインピーダンス等の諸元情報である設備情報が保存されている。演算制御装置14は、記憶装置13に記憶された図示省略のプログラムを実行することにより手順作成手段19や地図情報表示手段20の機能を発揮する。演算制御装置14の手順作成手段19は状態情報記憶部17と設備情報記憶部18に保存されている情報から、系統変更を行うための操作手順を作成する。地図情報表示手段20は、設備情報記憶部18と状態情報記憶部17に保存されている情報を地図上に配置されている配電系統機器と共に表示装置16に表示出力する。
しかし、従来の配電系統監視制御装置では、電流値や電圧値の制約条件を逸脱しない範囲で可能な限り電力の供給支障を発生させない操作手順を作成するものであるが、系統予備力が大きな配電系統では、上記制約条件を満たす操作手順は複数存在し得るので、複数の操作手順から適切な操作点順を選択することが必要となる。すなわち、前述の制約条件を満たした上で、移動時間、移動距離、CO2排出量といった様々な条件を加味した適切な操作手順を複数の操作手順の中から選出することが望まれる。
本発明の目的は、機器操作の効率化、作業時間の短縮、作業コストの低減、環境負荷の低減等のニーズに対応可能な操作手順を容易に選択できる配電系統監視制御装置を提供することである。
本発明の配電系統監視制御装置は、配電系統を構成する遮断器や開閉器の状態及び各機器を通過する電流値や電圧値を取り込む遠方監視制御装置と、前記遠方監視制御装置から取り込んだ情報に基づいて送電形態の変更が必要となった際に送電形態を変更するための遮断器と開閉器の操作手順を作成する計算機システムとを備えた配電系統監視制御装置において、前記計算機システムは、前記遠方監視制御装置から取り込んだ情報を保存する状態情報記憶部と、各機器の設備情報と各機器の位置情報と作業を行う作業班の位置とが保存された設備情報記憶部と、前記状態情報記憶部及び前記設備情報記憶部に保存された情報に基づいて系統変更を行うための操作手順を作成する手順作成手段と、前記設備情報記憶部及び前記状態情報記憶部に保存された情報を地図上に配置された配電系統機器と共に表示装置に表示出力する地図情報表示手段と、前記手順作成手段が作成した操作手順を前記設備情報記憶部に保存されている作業班の位置情報と各操作対象機器の位置情報とから移動距離が最短となる操作順序に並び替える手順並び替え手段とを備えたことを特徴とする。
本発明によれば、機器操作の効率化、作業時間の短縮、作業コストの低減、環境負荷の低減等のニーズに対応可能な操作手順を容易に選択できる配電系統監視制御装置を提供できる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。図1は本発明の実施の形態に係わる配電系統監視制御装置の一例の構成図である。図19に示した従来例に対し、手順並び替え手段21を追加して設け、設備情報記憶部18には、各機器の設備情報に加え、各機器の位置情報と作業を行う作業班の位置とが予め記憶されている。そして、手順並び替え手段21は、手順作成手段19が作成した操作手順を設備情報記憶部18に保存されている作業班の位置情報と各操作対象機器の位置情報とから移動距離が最短となる操作順序に並び替えるようにしたものである。図19と同一要素には同一符号を付し重複する説明は省略する。
図1において、配電系統監視制御装置は、遠方監視制御装置11と計算機システム12とから構成され、遠方監視制御装置11は、計算機システム12と配電系統機器の間に入り機器状態等の情報の授受を行う。状態情報記憶部17や設備情報記憶部18を格納した記憶装置13は、計算機システム12に実装されるメモリやディスク等の記憶装置により実現されている。遠方監視制御装置11は、計算機システム12と伝送路により接続され、例えばマイコン制御により現場機器の監視制御を行う。演算制御装置14の手順作成手段19、地図情報表示手段20、手順並び替え手段21は、記憶装置13に予め格納された図示省略のプログラムを演算制御装置14が実行することにより、その機能が達成される。
遠方監視制御装置11から取り込んだ情報は計算機システム12の記憶部13の状態情報記憶部17に記憶される。また、設備情報記憶部18には、予め入力装置15から各機器の設備情報と各機器の位置情報と作業を行う作業班の位置とが入力され保存されている。
手順作成手段19は、状態情報記憶部17及び設備情報記憶部18に保存された情報に基づいて系統変更を行うための操作手順を作成し、必要に応じて表示装置16に表示出力する。また、地図情報表示手段20は設備情報記憶部17及び状態情報記憶部18に保存された情報を地図上に配置された配電系統機器と共に表示装置16に表示出力する。また、手順並び替え手段21は、手順作成手段19が作成した操作手順を設備情報記憶部18に保存されている作業班の位置情報と各操作対象機器の位置情報とから移動距離が最短となる操作順序に並び替え、必要に応じて表示装置16に表示出力する。
次に、図2は送電形態移行前の系統状態を表した系統構成の一例を示す構成図、図3は送電形態移行前の系統状態を表した系統構成の一例を示す構成図である。図2及び図3では、入り状態の開閉器SWを白丸、切り状態の開閉器SWを黒丸で示している。
図2において、遮断器CB1から送電される配電系統は、開閉器SW1から各開閉器SW2〜SW5、開閉器SW6〜SW9まで接続されている。開閉器SW5と開閉器SW9とは切開閉器であり、隣接する別配電線と接続している。図3において、送電形態変更後においては、遮断器CB1から送電される配電系統は開閉器SW1〜SW4、開閉器SW1〜SW7が送電範囲となっている。
図2の送電形態から図3の送電形態に移行するにあたり、手順作成手段19は各開閉器SWの操作手順を作成する。図4は図2の送電形態から図3の送電形態に移行する際に手順作成手段19で作成され操作手順の説明図である。図4に示すように、手順作成手段19は、図2の切り状態であった開閉器SW5を入、入り状態であった開閉器SW4を切、切り状態であった開閉器SW9を入、入り状態であった開閉器SW7を切とする。
図5は本発明の実施の形態に係わる設備情報記憶部18に保存されている各機器を起点とした他の各機器までの移動距離を表すテーブルの説明図である。図5に示すように、設備情報記憶部18には、各機器を起点とした他の各機器までの移動距離を表すテーブルが格納されている。例えば、開閉器SW1から他の開閉器SW2〜SW9までの距離は、5km、8km、10km、14km、28km、30km、37km、40kmである。同様に、開閉器SW2から他の開閉器SW1、SW3〜SW9までの距離は、5km、4km、8km、10km、19km、22km、25km、28kmである。以下、同様に、開閉器SW1〜SW9から自己の開閉器を除いた他の開閉器SWまでの距離がテーブルに格納されている。
図6は本発明の実施の形態に係わる設備情報記憶部18に保存されている作業班の位置を表すテーブルの説明図である。作業班は、例えば作業所などに詰めている作業者であり、作業員が常時詰めいている場所がXY座標で表されている。
図7は本発明の実施の形態に係わる設備情報記憶部18に保存されている各機器の位置を表すテーブルの説明図である。各機器は、遮断器CB1や開閉器SW1〜SW9であり、これらの機器が設置されている場所がXY座標で表されている。
手順並び替え手段21は、手順作成手段19が作成した操作手順を、設備情報記憶部18に保存されている作業班の位置情報と各操作対象機器の位置情報とから移動距離が最短となる操作順序に並び替える。図8は手順並び替え手段21が選出した手順候補の一例の説明図であり、図8(a)は手順候補1、図8(b)は手順候補2を示している。
手順並び替え手段21は、手順の並び替え候補として、設備情報記憶部18に保存されている図2に示す系統の接続情報から図8に表す手順候補を選出する。手順並び替え手段21は、図8(a)、(b)に表した各手順候補について、移動距離を計算するにあたっては、図6に示す作業班の位置と図7に示す各機器の位置とから、図8(a)に示す手順番号1に示される機器までの移動距離を求める。
まず、手順候補1については手順番号1の機器である開閉器SW5までの距離は21kmであり、手順候補2については手順番号1の機器である開閉器SW9までの距離は17kmであったとする。
手順並び替え手段21は、、図5に示される各機器間の距離から各手順候補毎の移動距離を求める。図9は手順並び替え手段21で求めた各手順候補毎の距離の説明図である。図9に示すように、手順候補1の場合は、初期位置から開閉器SW5までの距離は21km、開閉器SW5と開閉器SW4との間の距離は8km、開閉器SW4と開閉器SW9との間の距離は12km、開閉器SW9と開閉器SW7との間の距離は4kmであり、合計で45kmである。一方、手順候補2の場合は、初期位置から開閉器SW9までの距離は17km、開閉器SW9と開閉器SW7との間の距離は4km、開閉器SW7と開閉器SW5との間の距離は11km、開閉器SW5と開閉器SW4との間の距離は8kmであり、合計で40kmである。この結果から、手順並び替え手段21は距離の短い手順候補2に並び替えて、手順並び替え結果を表示装置16に表示出力する。
このように、機器操作にあたっての移動距離を最短とすることができるため、系統操作の効率を大幅に向上させることができる。
以上の説明では、機器操作にあたっての移動距離を最短とする場合について説明したが、機器操作にあたっての移動時間を最短とする手順候補に並べ替えることも可能である。この場合は、設備情報記憶部18に予め各機器を起点とした他の各機器までの予想移動時間を表すテーブルを格納しておくことになる。
図10は本発明の実施の形態に係わる設備情報記憶部18に保存されている各機器を起点とした他の各機器までの予想移動時間を表すテーブルの説明図である。図10に示すように、設備情報記憶部18には、各機器を起点とした他の各機器までの予想移動時間を表すテーブルが格納されている。例えば、開閉器SW1から他の開閉器SW2〜SW9までの予想移動時間は、6分、7分、11分、16分、32分、35分、38分、42分である。同様に、開閉器SW2から他の開閉器SW1、SW3〜SW9までの距離は、6分、3分、8分、9分、21分、22分、27分、29分である。以下、同様に、開閉器SW1〜SW9から自己の開閉器を除いた他の開閉器SWまでの距離がテーブルに格納されている。
手順並び替え手段21は、手順作成手段19で作成した手順を、設備情報記憶部18に記憶された予想移動時間から全体の移動時間が最短となる操作順序に並び替える。すなわち、手順並び替え手段21は、図8に表した各手順候補について移動時間を計算するにあたって、図6に示す作業班の位置と図7に示す各機器の位置とから、手順番号1に示される機器までの移動時間を求める。作業班の初期位置から手順番号1に示される機器までの移動時間は、例えば、移動距離を求めた後に平均速度(例えば、10km/時)で除算して求める。
まず、手順候補1については手順番号1の機器である開閉器SW5までの移動時間は16分であり、手順候補2については手順番号1の機器である開閉器SW9までの移動時間は18分であったとする。
手順並び替え手段21は、図10に示される各機器間の予想移動時間から各手順候補毎の移動時間を求める。図11は手順並び替え手段21で求めた各手順候補毎の移動時間の説明図である。図11に示すように、手順候補1の場合は、初期位置から開閉器SW5までの移動時間は16分、開閉器SW5と開閉器SW4との間の移動時間は7分、開閉器SW4と開閉器SW9との間の移動時間は13分、開閉器SW9と開閉器SW7との間の移動時間は3分であり、合計で39分である。一方、手順候補2の場合は、初期位置から開閉器SW9までの移動時間は18分、開閉器SW9と開閉器SW7との間の移動時間は3分、開閉器SW7と開閉器SW5との間の移動時間は10分、開閉器SW5と開閉器SW4との間の移動時間は7分であり、合計で38分である。この結果から、手順並び替え手段21は移動時間の短い手順候補2に並び替えて、手順並び替え結果を表示装置16に表示出力する。
以上の説明では、予想移動時間は移動距離を求めた後に平均速度(例えば、10km/時)で除算して求めるようにしたが、遠方監視制御装置11からの現在の交通情報に基づいて、予想移動時間に交通情報を加味した予想移動時間を算出するようにしてもよい。
すなわち、計算機システム12に遠方監視制御装置11からの現在の交通情報(渋滞、工事、通行止め、気象条件等)も取り込むようにし、手順並び替え手段21は、遠方監視制御装置11からの現在の交通情報に基づいて、各機器から機器への予想移動時間に交通情報を加味した予想移動時間を算出する。そして、設備情報記憶部18に交通情報を加味した各機器から機器への移動時間を記憶する。そして、手順並び替え手段21は、交通情報を加味した予想移動時間に基づいて全体の移動時間が最短となる操作順序に並び替える。これにより、手順並び替え手段21において手順を並び替えた結果、時々刻々変化する交通状況を加味した最短の移動時間とすることが可能になり作業時間を短縮できる。
図12は本発明の実施の形態に係わる配電系統監視制御装置の他の一例の構成図である。この他の一例は、図1に示した一例に対し、入力装置15から入力された作業を行う作業班の数と各班の位置とを設備情報記憶部18に記憶する班情報入力手段22を追加して設け、手順並び替え手段21は、手順作成手段19で作成した手順を、複数の班で操作を実施した場合の移動時間が最短となる操作順序に並び替えるようにしたものである。図1と同一要素には同一符号を付し重複する説明は省略する。
図12において、班情報入力手段22は、入力装置15から入力された作業を実施する可能性のある班の数と各班の位置情報との入力を受け付け、設備情報記憶部18に記憶する。図13は設備情報記憶部18に記憶された班情報の説明図である。図13に示すように、班の数と、各班の位置情報がXY座標で格納されている。図13では2つの班である場合を示している。手順並び替え手段21は手順作成手段19が作成した操作手順を該設備情報記憶部18に保存されている作業班の位置情報と各操作対象機器の位置情報とから移動時間が最小となる操作順序に並び替える。
次に、図2の送電形態から図3の送電形態に移行する場合について説明する。図2の送電形態から図3の送電形態に移行するにあたり、手順作成手段19は、図4に示す操作手順を作成する。そして、手順並び替え手段21は、手順の並び替え候補として、設備情報記憶部18に保存されている図2に示す系統の接続情報から図8に表す手順候補を選出する。手順並び替え手段21は、図8に表した各手順候補について、複数の班で作業するための組合せを作成する。
図14は手順並び替え手段21により作成された手順候補1の説明図、図15は手順並び替え手段21により作成された手順候補2の説明図である。操作すべき機器は、開閉器SW5、SW4、SW9、SW7の4つであり、班は2つであることから、2つの班で4つの開閉器SW5、SW4、SW9、SW7の開閉操作の作業をするための組合せは、(24=16)通りとなる。すなわち、手順候補1、2につき、それぞれ16通りの組合せとなる。手順並び替え手段21は、図14及び図15に示した各操作手順とその操作を実施する班の組合せ毎に、図10にて表される各機器間の移動時間を用い、作業開始から修了まで最も移動時間の少ない案に並び替える。
このように、機器操作にあたり、複数の班を有効に活用し、移動時間が最短となる操作手順とすることができるため、系統操作の効率を大幅に向上させることができる。
以上の説明では、各機器間の移動時間を用い作業開始から修了まで最も移動時間の少ない案に並び替えるようにしたが、各作業班が使用する車両の移動距離・移動時間あたりのCO2排出量を最小とする操作順序に並び替えるようにしてもよい。
班情報入力手段22は、作業を実施する可能性のある班の数と各班の位置情報と各作業班が使用する車両の移動距離・移動時間あたりのCO2排出量の入力を入力装置15から受け付け、設備情報記憶部18に記憶する。図16は各作業車両のCO2排出量を含む班情報の説明図である。
手順並び替え手段21は手順作成手段19が作成した操作手順を設備情報記憶部18に保存されている作業班の位置情報と各操作対象機器の位置情報と車両情報からCO2排出量が最小となる操作順序に並び替える。
この場合、手順並び替え手段21は、図14及び図15に示した各操作手順とその操作を実施する班の組合せ毎に、図10にて表される各機器間の移動時間と図16で示される各作業車両のCO2排出量から最もCO2排出量の少ない案に並び替える。このように、機器操作にあたり複数の班を有効に活用し、CO2排出量が最小となる操作手順とすることができるため、系統操作にあたっての環境負荷を向上させることができる。
図17は、本発明の実施の形態に係わる配電系統監視制御装置の別の他の一例の構成図である。この別の他の一例は、図12に示した他の一例に対し、移動時間、移動距離、CO2排出量の何れの条件を加味するかの条件間の優先順位が入力装置15から入力されたとき設備情報記憶部18に記憶する判定条件入力手段23を設け、手順並び替え手段21は、手順作成手段19で作成した手順を、判定条件入力手段23により指定された優先度に従った操作順序に並び替えるようにしたものである。図12に示した他の一例と同一要素には同一符号を付し重複する説明は省略する。
設備情報記憶部18には、各機器の容量やインピーダンス等の諸元情報である設備情報と、各機器の位置情報と、各機器間の移動距離、移動時間、作業を行う作業班の位置と、作業車両のCO2排出量が保存され、さらに、手順の並び替えに当たって考慮すべき条件と各条件の判定優先度とが保存される。図18は、設備情報記憶部18に格納される判定優先度の説明図である。図18では、移動時間、CO2排出量、移動距離の順に優先度が与えられた場合を示している。手順並び替え手段21は手順作成手段12が作成した操作手順を設備情報記憶部18に保存されている優先度情報に従い最適となる操作順序に並び替える。このように、機器操作にあたり、複数の判定条件に優先度を付与して最適な操作手順とすることができる。
次に、地図情報表示手段20は、各機器の座標に基づき地図上に各機器を表示するが、それに加えて、手順並び替え手段21で作成した操作順序に基づく各作業班の移動経路を各機器の座標に基づき地図上に表示するようにしてもよい。すなわち、手順並び替え手段21にて並び替えた手順に基づき、地図情報表示手段20により地図に操作経路を表示する。これにより、作業者の移動経路が視覚的に分かり易くなり、系統運用効率を向上させることが可能となる。
本発明の実施の形態によれば、各機器の位置情報、各機器間の移動距離・移動時間と作業班の数と位置と作業用の車両のCO2排出量と手順の並び替えにあたっての判定条件を用いることにより、意図する条件に従い、最適な操作順序を作成することが可能となり、機器操作の効率化、作業時間の短縮、作業コストの低減、環境負荷の低減等のニーズに対応することができる。
11…遠方監視制御装置、12…計算機システム、13…記憶装置、14…演算制御装置、15…入力装置、16…表示装置、17…状態情報記憶部、18…設備情報記憶部、19…手順作成手段、20…地図情報表示手段、21…手順並び替え手段、22…班情報入力手段、23…判定条件入力手段
Claims (7)
- 配電系統を構成する遮断器や開閉器の状態及び各機器を通過する電流値や電圧値を取り込む遠方監視制御装置と、前記遠方監視制御装置から取り込んだ情報に基づいて送電形態の変更が必要となった際に送電形態を変更するための遮断器と開閉器の操作手順を作成する計算機システムとを備えた配電系統監視制御装置において、前記計算機システムは、前記遠方監視制御装置から取り込んだ情報を保存する状態情報記憶部と、各機器の設備情報と各機器の位置情報と作業を行う作業班の位置とが保存された設備情報記憶部と、前記状態情報記憶部及び前記設備情報記憶部に保存された情報に基づいて系統変更を行うための操作手順を作成する手順作成手段と、前記設備情報記憶部及び前記状態情報記憶部に保存された情報を地図上に配置された配電系統機器と共に表示装置に表示出力する地図情報表示手段と、前記手順作成手段が作成した操作手順を前記設備情報記憶部に保存されている作業班の位置情報と各操作対象機器の位置情報とから移動距離が最短となる操作順序に並び替える手順並び替え手段とを備えたことを特徴とする配電系統監視制御装置。
- 前記設備情報記憶部は、各機器間の移動に要する予想移動時間を予め記憶しておき、前記手順並び替え手段は、前記手順作成手段で作成した手順を、前記設備情報記憶部に記憶された予想移動時間から全体の移動時間が最短となる操作順序に並び替えることを特徴とする請求項1記載の配電系統監視制御装置。
- 前記手順並び替え手段は、前記遠方監視制御装置からの現在の交通情報に基づいて、各機器から機器への予想移動時間に交通情報を加味した予想移動時間を算出し、交通情報を加味した予想移動時間に基づいて全体の移動時間が最短となる操作順序に並び替えることを特徴とする請求項2記載の配電系統監視制御装置。
- 入力装置から入力された作業を行う作業班の数と各班の位置とを前記設備情報記憶部に記憶する班情報入力手段を有し、前記手順並び替え手段は、前記手順作成手段で作成した手順を、複数の班で操作を実施した場合の移動時間が最短となる操作順序に並び替えることを特徴とする請求項2または請求項3に記載の配電系統監視制御装置。
- 前記班情報入力手段は、入力装置から入力された各作業班が使用する車両の移動距離・移動時間あたりのCO2排出量を前記設備情報記憶部に記憶し、前記手順並び替え手段は、前記手順作成手段で作成した手順を、車両が排出するCO2排出量を最小とする操作順序に並び替えることを特徴とする請求項4に記載の配電系統監視制御装置。
- 前記移動時間、前記移動距離、前記CO2排出量の何れの条件を加味するかの条件間の優先順位が入力装置から入力されたとき前記設備情報記憶部に記憶する判定条件入力手段を有し、前記手順並び替え手段は、前記手順作成手段で作成した手順を、判定条件入力手段により指定された優先度に従った操作順序に並び替えることを特徴とする請求項5に記載の配電系統監視制御装置。
- 前記地図情報表示手段は、前記手順並び替え手段で作成した操作順序に基づく各作業班の移動経路を各機器の座標に基づき地図上に表示することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の配電系統監視制御装置。
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