JP2010272927A - 無線通信装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】無線通信装置におけるベースバンド処理部から無線処理部へのデータ伝送量を抑える。
【解決手段】ベースバンド処理部と、デジタル伝送路を介してベースバンド処理部に接続された無線通信部とを備える。ベースバンド処理部は、与えられた無線帯域における不使用周波数に関する制御情報を出力する制御部と、制御情報を用いて送信データから周波数領域の変調データを生成する変調部と、制御情報および周波数領域の変調データを無線通信部へ供給するインタフェース部とを有する。無線通信部は、制御情報を用いてベースバンド処理部からの周波数領域の変調データを時間領域の変調データに変換するiFFT部と、時間領域の変調データから無線通信の変調信号を生成して送信し、無線通信により受信した変調信号から時間領域の変調データを生成する無線処理部とを有する。
【選択図】図1
【解決手段】ベースバンド処理部と、デジタル伝送路を介してベースバンド処理部に接続された無線通信部とを備える。ベースバンド処理部は、与えられた無線帯域における不使用周波数に関する制御情報を出力する制御部と、制御情報を用いて送信データから周波数領域の変調データを生成する変調部と、制御情報および周波数領域の変調データを無線通信部へ供給するインタフェース部とを有する。無線通信部は、制御情報を用いてベースバンド処理部からの周波数領域の変調データを時間領域の変調データに変換するiFFT部と、時間領域の変調データから無線通信の変調信号を生成して送信し、無線通信により受信した変調信号から時間領域の変調データを生成する無線処理部とを有する。
【選択図】図1
Description
本発明は、FDMA(Frequency Division Multiple Access:周波数分割多元接続)を行う無線通信装置に関する。
無線通信は、OFDMA(Orthogonal Frequency Division Multiple Access:直交周波数分割多元接続)やSCFDMA(Single Carrier Frequency Division Multiple Access:単一搬送波周波数分割多元接続)等のFDMAを利用するデジタル無線通信が主流となりつつある。これらのFDMAを扱う無線通信装置は、与えられた無線帯域の全てを利用するとは限らず、一部の帯域を利用しない場合もある。
デジタル無線通信に関する技術として、例えば、特許文献1に記載のものがある。同文献に記載のシステムは、無線通信を担うトランシーバに接続されているベースバンドLSIに、OFDMAのためのFFT/iFFT(高速フーリエ変換/逆高速フーリエ変換)機能が設けられている。このシステムのFFT機能は、トランシーバからの時間領域(time domain)の信号を周波数領域(frequency domain)の信号に変換する。iFFT機能は、送信する周波数領域の信号を時間領域の信号に変換してトランシーバに供給する。
なお、特許文献1のシステムでは、デジタル信号の実部Iと虚部Qとで異なるインタフェースが用意されているが、これに替えて、例えば特許文献2及び3に記載の技術のように、実部I及び虚部Qをまとめて取り扱う技術もある。
3GPP TS36.211 V8.5.0 Evolved Universal Terrestrial Radio Access (E-UTRA); Physical Channels and Modulation、[online]、2008年12月、3GPP、[2009年4月検索]、インターネット<http://www.3gpp.org/ftp/Specs/archive/36_series/36.211/36211-850.zip>
特許文献1に記載のシステムでは、FFT/iFFT機能がベースバンドLSIにある。よって、このベースバンドLSIとトランシーバとの間を流れるデータは、時間領域の信号である。しかしながら、かかる構成には、次のような課題がある。
前述のOFDMAやSCFDMAのような変調形式の場合、与えられた通信帯域の全てが利用されるとは限らないが、時間領域の信号は、利用されない周波数の有無によってデータ量が変わることはない。また、元来、時間領域の信号は、周波数領域の信号に比べて、多様な値をとり得るためデータ量が増大しやすい。よって、上記文献のシステム構成では、ベースバンド処理部と無線処理部との間のデータ伝送量を削減し難いという不都合がある。
そこで、本発明は、無線通信装置におけるベースバンド処理部から無線処理部へのデータ伝送量を抑えるための技術を提供することを目的とする。
本発明に係る無線通信装置は、ベースバンド処理部と、デジタル伝送路を介して前記ベースバンド処理部に接続された無線通信部とを備え、前記ベースバンド処理部は、与えられた無線帯域における不使用周波数に関する制御情報を出力する制御部と、前記制御情報を用いて送信データから周波数領域の変調データを生成する変調部と、前記制御情報および前記周波数領域の変調データを前記無線通信部へ供給するインタフェース部とを有し、前記無線通信部は、前記制御情報を用いて前記ベースバンド処理部からの周波数領域の変調データを時間領域の変調データに変換するiFFT部と、前記時間領域の変調データから無線通信の変調信号を生成して送信し、無線通信により受信した変調信号から時間領域の変調データを生成する無線処理部とを有する。
本発明によれば、無線通信装置におけるベースバンド処理部から無線処理部へのデータ伝送量を抑えることができる。
≪第1の実施形態≫
図1に、本発明の第1の実施形態の構成を示す。無線通信装置101は、無線通信の基地局あるいは無線端末等のノードである。無線通信装置101は、ベースバンド処理部10と、ベースバンド処理部10にデジタル伝送路30を介して接続された無線周波数モジュール20とを備える。無線周波数モジュール20は、本発明に係る無線通信部に対応するものである。
図1に、本発明の第1の実施形態の構成を示す。無線通信装置101は、無線通信の基地局あるいは無線端末等のノードである。無線通信装置101は、ベースバンド処理部10と、ベースバンド処理部10にデジタル伝送路30を介して接続された無線周波数モジュール20とを備える。無線周波数モジュール20は、本発明に係る無線通信部に対応するものである。
ベースバンド処理部10には、ベースバンド制御部(BB)11,変調器(MOD)12,送信インタフェース部(DTT)13,受信インタフェース部(DRR)14,復調器(De-MOD)15が設けられている。
BB11は、本発明に係るベースバンド処理部の制御部に対応し、与えられた無線帯域における不使用周波数に関する制御情報を出力する。不使用周波数は、前述したOFDMAやSCFDMAなどの変調形式を利用する無線通信において、現時点では使用されない周波数ブロックである。次世代の携帯電話の通信方式として注目されているLTE(Long Term Evolution)方式の場合、端末から基地局への通信(Uplink)にSCFDMAが適用され、基地局から端末への通信(Downlink)にOFDMAが適用される。
ここで、図6及び図7に、非特許文献1に記載されているSCFDMA(Uplink:上りリンク)およびOFDMA(Downlink:下りリンク)のための周波数資源の割り当てを示す。これらの図において、縦軸は周波数を表し、横軸は時間を表す。図示の「resource grid」とは、ある時間において、あるノード(端末、基地局)に割り当てるべき周波数資源と考えることができる。SCFDMA及びOFDMAともに、ノード間の通信には、与えられた通信帯域のうちの部分的な周波数ブロックが用いられる。
不使用周波数は、通信の開始から終了まで固定されることに限らず、通信中に変更される場合もある。無線通信の基地局は、不使用周波数の値や変更のタイミング等を端末ノードへ通知する。その端末ノードが無線通信装置101である場合、ベースバンド処理部10のBB11は、基地局から通知された情報をもとに制御情報を生成して出力することになる。
変調器12は、BB11からの制御情報が示す不使用周波数を省略して、送信すべきデータを周波数領域のデータに変調する。DTT13は、BB11からの制御情報および変調器12からの変調データが記述された信号を無線周波数モジュール20へ出力する。
図2に、デジタル伝送路30に上記の信号が流れる様子を示す。ベースバンド処理部10のDTT13から出力される制御信号には、ヘッダに続いて、BB11からの制御情報が記述されている。制御情報には、現時点の無線通信に与えられている周波数帯域や、そのうちの不使用周波数の情報を含む。また、必要に応じて、後述の無線周波数モジュール20にて取り扱うサイクリック・プレフィックスと呼ばれるガード信号の情報や、無線通信に適用すべき送信電力の情報等を含ませてもよい。一方、データ信号には、ヘッダに続いて、変調器12で生成した周波数領域(周波数ドメイン)の変調データがセットされている。これらの信号が、デジタル伝送路30を通じて、後述する無線周波数モジュール20のDTR21により受信される。
なお、制御信号の出力は、データ信号の発生ごとに行ってもよいが、これに替えて、例えば不使用周波数が変更されたときのみに行うようにしてもよい。不使用周波数の変更時のみ制御情報を発行することで、制御信号の頻度が最小限に留められ、その結果、デジタル伝送路30を流れるデータ量を抑えることができる。
無線周波数モジュール20には、図1に示すように、受信インタフェース部(DTR)21,逆FFT変換器(iFFT)22,無線処理部23,FFT変換器(FFT)24,送信インタフェース部(DRT)25、無線モジュール制御部(CTRL)26が設けられている。DRT25は、本発明に係る無線通信部の第2のインタフェース部に対応するものである。
DTR21は、ベースバンド処理部10からの制御情報および変調データをiFFT22へ供給し、また、そのうちの制御情報をCTRL26に渡す。iFFT22は、制御情報を用いて周波数領域の変調データを時間領域のものに変換する。無線処理部23は、時間領域の変調データから無線通信の変調信号を生成し、それを対向ノードに無線送信する。
また、無線処理部23は、対向ノードとの無線通信により受信した変調信号から時間領域の変調データを生成し、それをFFT24へ出力する。FFT24は、現時点でCTRL26が保持している制御情報を用いて、時間領域の変調データを周波数領域のものに変換する。DRT25は、周波数領域の変調データをベースバンド処理部10へ出力する。
ベースバンド処理部10のDRR14は、周波数領域の変調データをデジタル伝送路30から受信すると、それを復調器15へ出力する。復調器15は、入力された周波数領域の変調データをベースバンドの受信データに復調する。
図1を参照して、上記構成の無線通信装置101による動作を説明する。無線通信装置101において、変調器12は、BB11からの制御情報をもとに周波数領域の変調データを生成する。このとき、制御情報が示す不使用周波数に対応するデータは省略される。DTT13は、図2に示すような形態で、制御信号およびデータ信号をデジタル伝送路30へ出力する。これにより、デジタル伝送路30には周波数領域の変調データが流れる。
無線周波数モジュール20において、DTR21は、上記の制御信号およびデータ信号を受信すると、それらから制御情報および変調データを抽出してiFFT22へ供給する。また、制御情報をCTRL26へ渡す。CTRL26は、制御情報を受け取る都度、それを現行のものとして記録し、各部からの要求に応じて供給する。
iFFT22は、周波数領域の変調データに対する逆FFT処理を行うにあたり、制御情報から不使用周波数を認識する。そして、処理対象の変調データにおける不使用周波数に対応する部分に「0」を設定し、設定後の変調データを時間領域のものに変換する。これにより、不使用周波数が反映された周波数領域の変調データを適切に時間領域のものに変換することができる。
また、iFFT22は、制御情報の内容に応じて前述のガード信号(サイクリック・プレフィックス)を時間領域の変調データに付加する。iFFT22が生成した時間領域の変調データは、無線処理部23に入力される。
無線処理部23において、FIRフィルタ/時間領域ウィンドウ(FIR/TDW)23aは、iFFT22からの時間領域の変調データの波形を整形する。整形された変調データは、D-A変換器(D/A)23bによりアナログ信号に変換される。低域透過フィルタ(LPF)23cは、変換されたアナログ信号から必要な周波数の信号を取り出す。取り出された信号は、ミキサ23dにより、PLL回路23eからの信号をもとに無線周波数にアップコンバートされる。無線周波数の信号は、RFドライバアンプ(DRV)23fおよびRFパワーアンプ(PA)23gにより、制御信号により指示された電力まで増幅されたうえで、スイッチ/デュープレクサ(SW/DUP)23hを介してアンテナから無線信号として出力される。これにより、無線通信装置101における一連の送信処理が完了する。
その後、無線通信装置101が、対向ノードとの無線通信により変調信号を受信したとする。受信した信号は、ローノイズアンプ(LNA)23iにより適切な強度に増幅されたのち、ミキサ23jにより、無線通信装置101での処理に適した周波数にダウンコンバートされる。低域透過フィルタ(LPF)23kは、ダウンコンバートされた変調信号から必要な周波数のデータを取り出す。取り出された変調データは、可変利得アンプ(VGA)23lにより適切な振幅に増幅された後、A-D変換器(A/D)23mにより、デジタルの変調データに変換される。この変調データは、時間領域から周波数領域への変換処理のためにFFT24へ入力される。
FFT24は、CTRL26から現行の制御情報を取得し、それが表す不使用周波数のデータ部分が省略されるように処理する。これにより、不使用周波数のデータ部分を含まない周波数領域の変調データが生成される。DRT25は、FFT24が生成した周波数領域の変調データをベースバンド処理部10へ出力する。よって、無線通信の受信時にも、デジタル伝送路30には周波数領域の変調データが流れる。
ベースバンド処理部10において、DRR14は、無線周波数モジュール20からの周波数領域の変調データを受信すると、それを復調器15へ出力する。復調器15は、入力された変調データを復調することにより、ベースバンドの受信データを生成する。これにより、無線通信装置101における一連の受信処理が完了する。
このように、本実施形態の無線通信装置101は、無線通信の送受信時に、デジタル伝送路30に周波数領域の信号が流れるよう構成されている。よって、デジタル伝送路30に時間領域の信号が流れる場合に比べ、デジタル伝送路30のデータ伝送量を抑えることができる。なぜなら、前述したように、時間領域の信号は、周波数領域の信号よりもデータ量が増大しやすく、また、不使用周波数の有無によってデータ量が変化することはないからである。
ここで、周波数領域と時間領域との間でのデータ量の違いについて簡単に説明する。図8は、周波数領域の信号(実部I)の波形例であり、図9は、時間領域の信号(実部I)の波形例である。両者は、WiMAX(Worldwide Interoperability for Microwave Access)等で使われるOFDMのQPSKが適用される、同じデータ内容の信号波形である。図8の横軸は周波数で表され、図9の横軸は時間で表されている。
図8より、周波数領域の波形がとる値は、「0」と、絶対値が共通の2つのピーク値(±√2)の3値である。同図の中央付近は、前述の不使用周波数に対応する部分である。この波形の信号を伝送するには、横軸(周波数)の1点あたり2ビット用意すればよい。一方で、図9に示す時間領域の波形では、時間の経過に従って、少なくとも3値を超える多様な値が途切れることなく現れる。よって、この波形の信号を伝送するには、上記の周波数領域信号の場合よりも、多くのビットを必要とすることがわかる。
≪第2の実施形態≫
図3に、本発明の第2の実施形態の構成を示す。本実施形態の無線通信装置102において、前述の実施形態(図1)との差異は、無線周波数モジュール20に2つのスイッチ(SW)27,28が付加される点である。スイッチ27は、本発明に係る第1のスイッチ部に対応し、他方のスイッチ28は第2のスイッチ部に対応するものである。
図3に、本発明の第2の実施形態の構成を示す。本実施形態の無線通信装置102において、前述の実施形態(図1)との差異は、無線周波数モジュール20に2つのスイッチ(SW)27,28が付加される点である。スイッチ27は、本発明に係る第1のスイッチ部に対応し、他方のスイッチ28は第2のスイッチ部に対応するものである。
スイッチ27は、DTR21とiFFT22との間に設けられている。このスイッチ27は、DTR21からの制御信号および周波数領域の変調データを、CTRL26による指示に従って、iFFT22あるいは無線処理部23のD-A変換器23bに供給する。スイッチ27がiFFT22に接続した場合は、前述の実施形態(図1)と同様に、周波数領域の変調データが時間領域のものに変換される。また、スイッチ27がD-A変換器23bに接続した場合は、周波数領域の変調データがそのままアナログ信号に変換される。
他方のスイッチ28は、A-D変換器23mとFFT24との間に設けられている。このスイッチ28は、A-D変換器23mから出力される時間領域のデジタル変調データを、CTRL26による指示に従って、FFT24またはDRT25に供給する。スイッチ28がFFT24に接続した場合は、前述の実施形態と同様に、時間領域の変調データが周波数領域のものに変換される。また、スイッチ28がDRT25に接続した場合は、時間領域の変調データがDRT25によりベースバンド処理部10へ出力される。
なお、CTRL26から各スイッチ27,28への指示は、現行の無線通信の形態に応じて行うようにする。そのためには、例えば、ベースバンド処理部10から無線周波数モジュール20への制御情報に、現行の無線通信の形態や、FFT/iFFT処理の要否に関する情報を付加しておく。そして、CTRL26が、その制御情報をもとに、各スイッチ27,28の接続を切り替える。
本実施形態によれば、無線通信の形態に応じて、無線周波数モジュール20におけるFFT/iFFT処理の要否を制御することができる。これにより、例えば、FDMA信号に一部のCDMAや他の変調方式が混在する通信方式や、CDMA・GSMといった、FFT/iFFT処理が不要な通信が発生した場合にも、柔軟に対処することができる。
≪第3の実施形態≫
図4に、本発明の第3の実施形態の構成を示す。本実施形態の無線通信装置103は、第1の実施形態(図1)の無線周波数モジュール20からFFT24を省略し、ベースバンド処理部10の復調器15をFFT復調部(FFT/De-MOD)15Aに置き換えたものと同等である。
図4に、本発明の第3の実施形態の構成を示す。本実施形態の無線通信装置103は、第1の実施形態(図1)の無線周波数モジュール20からFFT24を省略し、ベースバンド処理部10の復調器15をFFT復調部(FFT/De-MOD)15Aに置き換えたものと同等である。
FFT復調部15Aは、ベースバンド処理部10からの変調データのFFT処理および復調処理を担う。FFT復調部15Aは、DRR14の出力をFFT処理して、その処理結果を復調するよう構成することができる。また、この構成に替えて、例えば、変調データを部分的に復調したものをFFT処理し、その後に残りの部分を復調するという構成であってもよい。
無線通信装置103において、無線通信の送信時の処理は、第1の実施形態のものと同様である。無線通信の受信時は、受信した信号が、時間領域のデジタル変調データの状態で無線周波数モジュール20からベースバンド処理部10へ供給される。ベースバンド処理部10に入力された変調データは、FFT復調部15AによりFFT処理および復調処理が施されることで、ベースバンドの受信データに変換される。この受信データには、不使用周波数のデータ部分も含まれる。
本実施形態によれば、FFT処理において不使用周波数の情報は省略されないため、受信データからより多くの情報を得ることが求められる用途に好適である。また、無線周波数モジュール20でのFFT処理は不要であるから、無線周波数モジュール20での処理負荷を軽減することができる。
≪第4の実施形態≫
図5に、本発明の第4の実施形態の構成を示す。本実施形態の無線通信装置104は、前述した第3の実施形態(図4)に、第2の実施形態(図3)のスイッチ27を付加したものと同等である。
図5に、本発明の第4の実施形態の構成を示す。本実施形態の無線通信装置104は、前述した第3の実施形態(図4)に、第2の実施形態(図3)のスイッチ27を付加したものと同等である。
本実施形態によれば、無線送信時の通信形態に応じて、無線周波数モジュール20におけるiFFT処理の要否を制御することができる。
本発明の実施は、上記の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲内において適宜変形が可能である。例えば、周波数分割多元接続の形式は、SCFDMAやOFDMAに限らず、他のFDMAであってもよい。
本発明は、例えば、携帯電話のベースバンドプロセッサとRFICとの間の通信や、携帯電話の基地局あるいは放送局等におけるベースバンド信号処理部と無線周波数モジュールとの通信に適用することができる。
101,102,103,104:無線通信装置
11:ベースバンド制御部(BB)、12:変調器(MOD)、13:送信インタフェース部(DTT)、14:受信インタフェース部(DRR)、15:復調器(De-MOD)、15A:FFT復調部(FFT/De-MOD)
21:受信インタフェース部(DTR)、22:逆FFT変換器(iFFT)、23:無線処理部、24:FFT変換器(FFT)、25:送信インタフェース部(DRT)、26:無線モジュール制御部(CTRL)、27,28:スイッチ(SW)
23a:FIRフィルタ/時間領域ウィンドウ(FIR/TDW)、23b:D-A変換器(D/A)、23c:低域透過フィルタ(LPF)、23d,23j:ミキサ、23e:PLL回路、23f:RFドライバアンプ(DRV)、23g:RFパワーアンプ(PA)、23h:スイッチ/デュープレクサ(SW/DUP)、23i:ローノイズアンプ(LNA)、23k:低域透過フィルタ(LPF)、23l:可変利得アンプ(VGA)、23m:A-D変換器(A/D)
11:ベースバンド制御部(BB)、12:変調器(MOD)、13:送信インタフェース部(DTT)、14:受信インタフェース部(DRR)、15:復調器(De-MOD)、15A:FFT復調部(FFT/De-MOD)
21:受信インタフェース部(DTR)、22:逆FFT変換器(iFFT)、23:無線処理部、24:FFT変換器(FFT)、25:送信インタフェース部(DRT)、26:無線モジュール制御部(CTRL)、27,28:スイッチ(SW)
23a:FIRフィルタ/時間領域ウィンドウ(FIR/TDW)、23b:D-A変換器(D/A)、23c:低域透過フィルタ(LPF)、23d,23j:ミキサ、23e:PLL回路、23f:RFドライバアンプ(DRV)、23g:RFパワーアンプ(PA)、23h:スイッチ/デュープレクサ(SW/DUP)、23i:ローノイズアンプ(LNA)、23k:低域透過フィルタ(LPF)、23l:可変利得アンプ(VGA)、23m:A-D変換器(A/D)
Claims (8)
- ベースバンド処理部と、デジタル伝送路を介して前記ベースバンド処理部に接続された無線通信部とを備え、
前記ベースバンド処理部は、与えられた無線帯域における不使用周波数に関する制御情報を出力する制御部と、前記制御情報を用いて送信データから周波数領域の変調データを生成する変調部と、前記制御情報および前記周波数領域の変調データを前記無線通信部へ供給するインタフェース部とを有し、
前記無線通信部は、前記制御情報を用いて前記ベースバンド処理部からの周波数領域の変調データを時間領域の変調データに変換するiFFT部と、前記時間領域の変調データから無線通信の変調信号を生成して送信し、無線通信により受信した変調信号から時間領域の変調データを生成する無線処理部とを有することを特徴とする無線通信装置。 - 前記無線通信部は、前記制御情報を用いて前記時間領域の変調データを周波数領域の変調データに変換するFFT部と、前記周波数領域の変調データを前記ベースバンド処理部へ供給する第2のインタフェース部とを有し、
前記ベースバンド処理部は、前記無線通信部からの周波数領域の変調データからベースバンドの受信データを生成する復調部を有することを特徴とする請求項1記載の無線通信装置。 - 前記無線通信部は、前記ベースバンド処理部からの周波数領域の変調データを現行の無線通信形式に応じて前記iFFT部または前記無線処理部へ選択的に供給する第1のスイッチ部と、前記時間領域の変調データを現行の無線通信形式に応じて前記FFT部または前記第2のインタフェース部へ選択的に供給する第2のスイッチ部とを有することを特徴とする請求項2記載の無線通信装置。
- 前記無線通信部は、前記時間領域の変調データを前記ベースバンド処理部へ供給する第2のインタフェース部を有し、
前記ベースバンド処理部は、前記無線通信部からの時間領域の変調データを周波数領域の変調データに変換し、当該周波数領域の変調データをベースバンドの受信データに復調するFFT復調部を有することを特徴とする請求項1記載の無線通信装置。 - 前記無線通信部は、前記ベースバンド処理部からの周波数領域の変調データを現行の無線通信形式に応じて前記iFFT部または前記無線処理部へ選択的に供給するスイッチ部を有することを特徴とする請求項4記載の無線通信装置。
- 前記iFFT部は、前記周波数領域の変調データを時間領域の変調データに変換するとき、当該周波数領域の変調データにおいて前記制御情報が示す不使用周波数の対応部分にゼロのデータ値を設定することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の無線通信装置。
- 前記FFT部は、前記時間領域の変調データから変換された前記周波数領域の変調データにおいて前記制御情報が示す不使用周波数に対応するデータ部分を省略することを特徴とする請求項2又は3記載の無線通信装置。
- 前記無線通信は、上りリンクにSCFDMA(Single Carrier Frequency Division Multiple Access)が適用され、下りにOFDMA(Orthogonal Frequency Division Multiple Access)が適用される通信であることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の無線通信装置。
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JP2018525925A (ja) * | 2015-08-25 | 2018-09-06 | ユー‐ブロックス アクチエンゲゼルシャフトU−Blox Ag | モデム装置、通信システム及びサブキャリアの処理方法 |
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