JP2010269644A - 鉄道保安システム - Google Patents
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Abstract
【課題】信号機機構の種類変更時などに、ソフト的にLED/電球の区別を可能にする信号機機構を開発することを課題とする。
【解決手段】鉄道システムの信号設備を制御する連動装置と、その連動装置からの指示で前記信号設備の入出力制御を行う電子端末と、前記連動装置からの前記信号設備の状態情報に則し、前記電子端末が入出力制御を行うための情報を伝える制御装置と、前記連動装置と前記制御装置間をつなぐ通信制御装置と、前記連動装置と前記制御装置を保守する監視端末装置とを具備した鉄道保安システムにおける信号機機構であって、前記信号機機構に属する信号機のLED/電球の切替時、前記監視端末装置からLED/電球の別を示す定数を前記連動装置へローディングすることで、信号機の点灯状態監視方法の変更に対応する。
【選択図】図5
【解決手段】鉄道システムの信号設備を制御する連動装置と、その連動装置からの指示で前記信号設備の入出力制御を行う電子端末と、前記連動装置からの前記信号設備の状態情報に則し、前記電子端末が入出力制御を行うための情報を伝える制御装置と、前記連動装置と前記制御装置間をつなぐ通信制御装置と、前記連動装置と前記制御装置を保守する監視端末装置とを具備した鉄道保安システムにおける信号機機構であって、前記信号機機構に属する信号機のLED/電球の切替時、前記監視端末装置からLED/電球の別を示す定数を前記連動装置へローディングすることで、信号機の点灯状態監視方法の変更に対応する。
【選択図】図5
Description
本発明は、鉄道保安システムにおける信号機機構の電球/LEDオンライン切替方式に関する。
従来の信号機光源では、電球が主に用いられていたが、近年LEDを用いた信号機が増加している。LEDと電球では、許容電流の上限値、下限値に違いが出てきて、制御装置としての監視方法が異なる。そのため、信号機を制御する装置では、信号機光源のタイプを区別するため、入出力ボード上にLED/電球の機械的な切替スイッチ(SW)を設け、電球からLEDに切り替える際に、そのSWを切り替えの上、制御装置を再立上げし、制御装置の監視方法を変更していた。
従来のLED/電球の切替時、制御装置では、ハード的なLED/電球の切り替えSWを利用して、LED/電球の区別をしていた。このため、切替SWを含めた制御装置の部品点数が増加し故障部位が増加するという問題があった。
本発明は、部品点数削減、及び故障部位削減を目指し、ハード切替SWがない簡易構成でも、定数として信号機ごとの種別にLED/電球の別を設けることで、LED/電球の区別を可能にする信号機機構を開発することを課題とする。
本発明の鉄道保安システムは、鉄道システムの信号設備を制御する連動装置と、その連動装置からの指示で前記信号設備の入出力制御を行う電子端末と、前記連動装置からの前記信号設備の状態情報に則し、前記電子端末が入出力制御を行うための情報を伝える制御装置と、前記連動装置と前記制御装置間をつなぐ通信制御装置と、前記連動装置と前記制御装置を保守する監視端末装置とを具備した鉄道保安システムにおいて、前記信号機機構に属する信号機のLED/電球の切替時、前記監視端末装置からLED/電球の別を示す定数を前記連動装置へローディングすることで、信号機の点灯状態監視方法の変更に対応することを特徴とする。
本発明によれば、電子端末ボード上の電球/LED切替SWがない簡易構成にしてソフト切替を行うことで、電子端末部品点数の削減及び故障部位低減となり、低価格な電子端末提供の実現が可能となる。
また、電球/LED切替をソフトSWにし、かつその定数をユーザー開放定数に分離したことにより、その定数を現場で修正可能としたことで、信号機機構の変更の際に発生する改修時間の短縮が可能となる。
以下、図面を用いて、本発明の実施の形態について説明する。
連動装置は、制御論理としての「標準プログラム」と、駅の線形や列車運行を考慮した各種条件により決定される「駅別データ」から構成されている。鉄道保安システムを駅へ納入する場合は、連動装置の「駅別データ」が正しいことの検証及び鉄道保安システムを構成する装置(ハードウェア)が正しいことの検証を実施することになる。駅の設備改修に伴う鉄道保安システムの改修は、この連動装置の「駅別データ」を入れ替えることにより可能となっている。
図1は、本発明を適用する鉄道保安システムの構成図である。図1において、本システムは、連動装置11、通信制御装置12、監視端末装置13、制御装置14、及び電子端末15からなる。
連動論理と信号設備制御論理を具備した連動装置11は、列車の在線状況から信号機の現示変化など、信号設備信号機や転轍機など)の状態情報を作成し、制御装置14−電子端末15を介して信号設備の状態を変化させる装置である。
制御装置14は、連動装置11からの信号設備状態情報に則して、電気的I/F(Interface)で設備を制御するための情報を電子端末15に伝える。
電子端末15は、設備を制御するための情報から、電気的I/Fを決定して出力を行い、信号設備のIO(Input/Output)制御を行う装置である。例えば、信号機の進行現示出力などを行う装置である。
通信制御装置12は、連動装置11と制御装置14及び監視端末装置13の通信を行うためのネットワーク制御(ルート制御やフロー制御)を行う装置である。本装置は、連動装置11、制御装置14及び監視端末装置13間の通信制御を行うものである。
監視端末装置13は、本システムを構成する連動装置11及び制御装置14を保守する装置として設置される。
連動装置11からの制御指示電文に対し、制御装置14経由の電子端末15からの信号設備状態情報電文をもって、一つの制御サイクルが成り立つ。
図2は、連動装置11と制御端末、電子端末15との間の通信シーケンスを示す図である。図2に示すように周期1で通番1の制御電文と通番1の表示電文の関係を、「同一制御周期内で同一通番の制御電文と表示電文のやり取り」として、正常な通信が行われていると判断する。このとき、連動装置11から制御装置14経由、電子端末15に送信する制御指示電文を制御電文、制御指示を受けて制御装置14経由の電子端末15から連動装置11に送信する信号設備状態情報電文を表示電文とする。
電子端末15の信号設備に対するIO(Input/Output)制御は、連動装置11からの制御電文により行われ、制御の結果として表示電文を連動装置11に送信する。連動装置11からの制御電文は、連動装置11が持つ「駅別データ」により決定される。ここで連動装置11が持つ信号設備に対する制御機能として、信号機点灯要求後の点灯状態監視機能を有し、本機能が本発明の対象となる。
従来の駅の信号機点灯状態監視の仕組みについて、図3を用いて説明する。図3において、11は連動装置、12は通信制御装置、13は監視端末装置、14は制御装置、15は電子端末、16はネットワーク、17は信号機、18は転轍機、19はATS、22はユーザー開放定数を電球/LED切替スイッチを示している。
連動装置11からの制御指示に対し、各制御装置14自身が保有するIOを制御することで、各信号設備を制御する。信号機を制御する制御装置14のIOボード上には電球/LED切替SW22が設けられている。
ここで、信号機を制御するIOボード上にある電球/LED切替SW22の状態を制御装置14が取得し、自身が制御する信号機種別を判別することにより、信号機に対する電流計測における閾値計算を、電球/LEDのどちらにも対応して求めることが可能となる。この閾値により信号機の点灯状態を判断する。
図4は、従来の信号機点灯状態監視のフローである。ステップ405において、信号機制御タイプを判定する際には、電球/LED切替SW22の状態をチェックする。
一方、本発明では、前記フローを一切変えることなく、信号機制御タイプの判定に用いるものをハード的な電球/LED切替SWから、ユーザー開放定数の値で変更するソフト的な電球/LED切替SWにする。
本発明では、図1にて説明したように連動装置11、通信制御装置12、監視端末装置13、制御装置14、及び電子端末15からなる構成により実現したものであり、従来、制御装置14内に保有していたIO制御部を制御装置14から切離し、電子端末15として個別に設置可能とした。
また、信号機点灯状態の監視機能についても制御装置14より切離し、電子端末15側に持たせることとした。制御装置14と電子端末15のソフトウェアは、ROM化されており駅毎に可変となる定数を持たない構成である。このため、各制御装置14が抱えていた駅別データを連動装置11が保有することとし、さらに駅別データとユーザー開放定数とを分離することで、信号機機構の信号機種別変更に際し、ユーザー開放定数のみを修正することで実現出来る仕組みとした。
本システムでは、制御装置14、電子端末15に駅別の違いを意識させない構成としているため、及び制御装置14、電子端末15と下位装置にいくに従って、信号設備に対応して台数が増加するため、電球/LEDの区別をする信号機種別の駅別データを連動装置11へローディングする。
図5は、本発明による信号機点灯状態監視の仕組みである。図5において、11は連動装置、12は通信制御装置、13は監視端末装置、14は制御装置、15は電子端末、16はネットワーク、17は信号機、18は転轍機、19はATS、20は制御/表示電文、22はユーザー開放定数を示している。
駅ごとに異なる駅別データである制御/表示電文20の中に、電球/LEDの区別をする信号機種別の情報であるユーザー開放定数22を付加し、電球/LEDの切替時に、対応する信号機の定数を変更する。この定数を監視端末装置13から連動装置11へローディングする。
連動装置11の再立ち上げ後、連動装置11は、信号機種別の情報を含んだ制御電文を制御装置14経由で電子端末15へ送信する。電子端末15では、信号機点灯状態監視機能を保有しているため、送られてきた制御電文を元に、自身の制御対象を判別し、電流監視のための閾値を算出して電球/LEDの区別をし、入出力制御を行う。
図6は、本発明の実施例1の鉄道保安システムの信号機点灯状態監視のフローである。
図6のステップ601において、計測周期ごとに起動する計測処理がスタートすると、出力電流値の計測を行い、ステップ602において、計測電流値の読み出しを行う。
図6のステップ601において、計測周期ごとに起動する計測処理がスタートすると、出力電流値の計測を行い、ステップ602において、計測電流値の読み出しを行う。
ステップ603において、読み出された計測電流値のデータが正常範囲か否かの判定が行われる。データが正常範囲でない(NO)場合は、ステップ604に移行して、ボード故障として異常処理を行う。データが正常範囲(YES)の場合は、ステップ605に移行して、信号機制御タイプの判定を行う。
ステップ605の信号機制御タイプの判定では、ユーザー開放情報22のチェックを行って、信号機17の制御タイプが電球タイプかLEDタイプかの判定を行う。なお、図4に示された従来例では、ステップ405において、切替SW21の状態をチェックして電球タイプかLEDタイプかの判定を行っていた点が相違する。
ステップ605において、信号機17の制御タイプが電球タイプ(電球)である場合には、ステップ606において、出力電流補正処理を行い、ステップ607において、出力電流補正テーブルを参照して、ステップ608において、出力電流値算出処理を行って、ステップ612で、計測処理のフローを終了する。
一方、ステップ605において、信号機17の制御タイプがLEDタイプ(LED)である場合には、ステップ609において、出力電流値が規定値以上か否かを判定し、規定値以上(YES)の場合には、ステップ610において、インピーダンス値を算出して、ステップ612で、計測処理のフローを終了する。また、規定値未満(NO)の場合には、ステップ611において、インピーダンス値を初期化して、ステップ612で、計測処理のフローを終了する。
図7は、本発明の実施例1の鉄道保安システムの電球/LED切替時の監視方法を変更するフローである。図7において、電球/LEDの切替時、監視端末装置13から監視方法を変更する手順は、以下のとおりである。
(1)まず、ステップ701において、電球/LED切替時の監視方法の切替フローがスタートすると、
(2)ステップ702において、監視端末装置13で駅別データ内のユーザー開放定数22にLED/電球の別を設定する。顧客側で設定可能な定数は、このユーザー開放定数22のみとする。
(2)ステップ702において、監視端末装置13で駅別データ内のユーザー開放定数22にLED/電球の別を設定する。顧客側で設定可能な定数は、このユーザー開放定数22のみとする。
(3)次いで、ステップ703において、ユーザー開放定数22を監視端末装置13で、変換ツールを用い、CDなどの媒体に書き込む。媒体は、書き換え不可能なものとし、顧客側で管理する。書き換え不可能とすることで、その時点でのユーザー開放定数22の設定状態の管理を確実に行う。
(4)そして、ステップ704において、監視端末装置13より、電球/LEDの別を設定した媒体を連動装置11へローディングする。
(5)最後に、ステップ705において、連動装置11を再立ち上げする。
(5)最後に、ステップ705において、連動装置11を再立ち上げする。
11 連動装置
12 通信制御装置
13 監視端末装置
14 制御装置
15 電子端末
16 ネットワーク
17 信号機
18 転轍機
19 ATS
20 制御/表示電文
21 ユーザー開放定数
22 電球/LED切替スイッチ
12 通信制御装置
13 監視端末装置
14 制御装置
15 電子端末
16 ネットワーク
17 信号機
18 転轍機
19 ATS
20 制御/表示電文
21 ユーザー開放定数
22 電球/LED切替スイッチ
Claims (2)
- 鉄道システムにおける駅構内の信号設備を制御する連動装置と、前記連動装置からの前記信号設備の状態情報に則し、前記電子端末が入出力制御を行うための情報を伝える制御装置と、前記連動装置からの指示を、前記制御装置を介して前記信号設備に対して入出力を行う電子端末と、前記連動装置と前記制御装置間をつなぐ通信制御装置と、前記連動装置と前記制御装置を保守する監視端末装置とを具備した鉄道保安システムにおいて、
電子スイッチを用いたソフト切替により前記信号設備の電球/LEDの切替を可能とし、前記信号設備に対する制御結果として、制御対象である前記信号設備の点灯状態を監視することを特徴とする鉄道保安システム。 - 請求項1に記載の鉄道保安システムにおいて、
前記ソフト切替を可能とするため、制御対象の前記信号設備毎に、信号機種別としての電球/LEDの別を定数化し、前記信号設備のタイプを変更する場合は、定数化された前記信号機種別をユーザー開放定数として位置づけ、同一通信制御装置上にある監視端末装置より前記ユーザー開放定数を修正可能としたことを特徴とする鉄道保安システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009121617A JP2010269644A (ja) | 2009-05-20 | 2009-05-20 | 鉄道保安システム |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2009121617A JP2010269644A (ja) | 2009-05-20 | 2009-05-20 | 鉄道保安システム |
Publications (1)
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JP2009121617A Pending JP2010269644A (ja) | 2009-05-20 | 2009-05-20 | 鉄道保安システム |
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JP (1) | JP2010269644A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP2369424A2 (en) | 2010-03-15 | 2011-09-28 | Ricoh Company, Ltd. | Toner Replenishing Device and Image Forming Apparatus Including Toner Replenishing Device |
-
2009
- 2009-05-20 JP JP2009121617A patent/JP2010269644A/ja active Pending
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EP2369424A2 (en) | 2010-03-15 | 2011-09-28 | Ricoh Company, Ltd. | Toner Replenishing Device and Image Forming Apparatus Including Toner Replenishing Device |
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