JP2010269468A - 樹脂製品の生産方法 - Google Patents

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Kazuhiro Yamagishi
和宏 山岸
Tetsuya Kawajiri
哲也 川尻
Tetsuaki Ito
哲明 伊藤
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Abstract

【課題】生産設備で消費されるエネルギー使用量を削減することができる樹脂製品の生産方法を提供することを課題とする。
【解決手段】洗浄装置で実施される洗浄工程には、バンパー14の左側面21、上面22、右側面をブラシがけするブラッシング工程が含まれる。
【効果】洗浄工程にブラッシング工程が含まれない場合に比べて、バンパー14の左側面21、上面22、右側面に付着したゴミ116を容易に除去することができる。ゴミ116の除去が容易になるので、洗浄工程に掛かる時間を短縮することができる。洗浄工程を短縮すると、洗浄工程を実施する洗浄装置を小型化することができるので、バンパー14の生産設備が小型になる。生産設備が小型になると、生産設備で消費されるエネルギー使用量を削減することができる。
【選択図】図5

Description

本発明は、射出成形工程と、洗浄工程と、塗装工程とからなる樹脂製品の生産方法に関する。
従来、射出成形された樹脂製品の表面を洗浄する技術として各種の洗浄装置が提案されている(例えば、特許文献1(図1)参照。)。
特許文献1を次図に基づいて説明する。
図16は従来の洗浄装置の基本原理を説明する図であり、洗浄装置300は、架台301上に設けられ洗浄エリアを囲うフレーム302と、このフレーム302を図奥に跨ぐように設けた支持台303と、この支持台303の上端に取り付けられるシリンダ304と、このシリンダ304のピストンロッド305に連結され支持台303に上下に移動自在に設けられるスライダ306と、このスライダ306に回転自在に設けた軸307に取り付けられるアーム308と、このアーム308の先端に回転自在に設けられスライダ306に備えたモータ309の出力軸に伝動機構311を介して連結されると共に左から右へ搬送機312で搬送される樹脂製品313の表面に接触する回転ブラシ314とで構成される。
モータ309を起動させると、回転ブラシ314は回転しながら搬送機312で搬送される樹脂製品313の表面に接触する。これで樹脂製品313の表面に付着したゴミが取り除かれる。
ところで、特許文献1の洗浄装置300では、樹脂製品の表面に回転ブラシを接触させてゴミを除去するので、樹脂製品の表面と回転ブラシとの間に摩擦による静電気が発生することがある。これでは樹脂製品の表面にゴミが再付着するので、洗浄装置300の下流側で樹脂製品の表面に残ったゴミの除去が再度必要となる。ゴミを再除去するために洗浄装置300の下流側に別の洗浄装置を設置すると、樹脂製品の生産設備が大型化するので、生産設備で消費される電力量などのエネルギーが増大する。エネルギーの増大は、地球環境問題の観点から好ましくない。また、従来の洗浄装置では樹脂製品の表面に付着した油脂を除去することができないという問題もある。
そのため、生産設備で消費されるエネルギー使用量を削減することができる樹脂製品の生産方法が求められる。
特開平5−115852号公報
本発明は、生産設備で消費されるエネルギー使用量を削減することができる樹脂製品の生産方法を提供することを課題とする。
請求項1に係る発明は、射出成形して樹脂製品を得る射出成形工程と、得られた樹脂製品の表面を洗浄する洗浄工程と、洗浄された樹脂製品に塗装を施す塗装工程とから構成される樹脂製品の生産方法において、前記洗浄工程には、前記樹脂製品の表面をブラシがけするブラッシング工程が含まれることを特徴とする。
請求項2に係る発明は、ブラッシング工程では、樹脂製品の表面に洗浄液を供給することを特徴とする。
請求項3に係る発明では、ブラッシング工程で使用されるブラシは、エレメントの断面が略M字形の形状又は十の字形の形状であることを特徴とする。
請求項4に係る発明では、ブラッシング工程は、樹脂製品の表面に純水を供給させながら実施することを特徴とする。
請求項5に係る発明では、純水の温度は、60°C〜70°Cの範囲に制御されていることを特徴とする。
請求項6に係る発明では、洗浄液の供給は、間欠的であることを特徴とする。
請求項7に係る発明では、純水は、循環リサイクルして再使用することを特徴とする。
請求項1に係る発明では、樹脂製品の表面をブラシで擦ることで洗浄を実施する。
従来は、水を吹き付けることで洗浄することが多かったが、強い接着力で表面に付着しているゴミは、簡単には除去できない。結果、除去完了までの時間が長くなる事や洗浄不良になることがある。
この点、本発明では、表面をブラシで擦るので、強い接着力で表面に付着しているゴミであっても確実に除去することができ、除去完了までの時間を大幅に短くすることができる。
洗浄工程時間が短くなると、洗浄工程を実施する装置の小型化が可能となり、樹脂製品の生産設備の小型化が図れる。生産設備が小型になると、生産設備で消費されるエネルギー使用量を削減することができる。本発明によれば、生産設備で消費されるエネルギー使用量を削減することができる樹脂製品の生産方法を提供することができる。
請求項2に係る発明では、樹脂製品の表面に洗浄液を供給しながらブラッシングを実施する。ブラシでゴミを表面から引き剥がし、引き剥がされたゴミが洗浄液で流される。すなわち、ブラシで剥がしたゴミが表面に再付着することを妨げる上、ゴミの除去がより円滑に行われる。また、樹脂製品の表面に付着した油脂をゴミと同時に効果的に除去することができる。
請求項3に係る発明では、ブラシのエレメントの断面は、略M字形又は十の字形を呈するようにした。
略M字の開いている側でゴミを掬うようにする。すなわち、ゴミはM字の下側2ヶ所の凹部に入り込む。そのため、ゴミの除去率を向上させることができる。
また、エレメントの断面が十の字形の場合には、断面が四角形や丸形である場合に比べて、樹脂製品の表面にエレメントが接触する部分を減らすことができる。樹脂製品の表面に対するエレメントの接触部分が減るので、樹脂製品の表面に傷が付くことを低減させることができる。
更にこれらのブラシは、保水性に優れており、これにより樹脂製品の表面を効果的に洗浄できる。
請求項4に係る発明では、ブラッシング工程は、樹脂製品の表面に純水を供給させながら実施する。純水は、工業用水に比較して表面張力が低いため、樹脂製品の表面に油脂が付着している場合でも、油脂と樹脂の間に純水が浸透し、油脂を効率よく除去することができる。また、純水を供給させながら樹脂製品の表面にブラシを当てるので、このブラシで樹脂製品の表面に付着したゴミを容易に除去することができる。すなわち、油脂を効率よく除去でき、且つゴミを容易に除去できる。
加えて、純水を使用するので、アルカリ系洗剤を使用する場合に比べて、排水処理が容易になる。そのため、洗浄時の排水処理費用を低減することができる。
請求項5に係る発明では、純水の温度は、60°C〜70°Cの範囲に制御されているので、樹脂製品の表面に温かい純水が供給される。この温かい純水は、樹脂製品の表面に油脂が付着していた場合に、油脂の粘度低下を促すので、樹脂製品の表面から油脂を更に効率よく除去することができる。
請求項6に係る発明では、洗浄液の供給は、間欠的であるので、洗浄液の供給が止まったときに、樹脂製品の表面にブラシがけして洗浄液の水切りを実施することができる。そのため、洗浄と水切りの両者を実施することもできる。
請求項7に係る発明では、純水は、循環リサイクルして再使用する。使用済の純水をすぐに廃棄する場合に比べて、純水の消費量を低減させることができる。
実施例1の洗浄装置の全体図である。 実施例1のブラシ温水洗浄部の断面図である。 実施例1のブラシ機構の斜視図である。 図3の4部拡大図である。 実施例1のブラシ機構の作用を説明する図である。 実施例1の温水洗浄部の断面図である。 図6の7−7線断面図である。 実施例1のエアブロー部の断面図である。 図8の9−9線断面図である。 実施例2の洗浄装置の全体図である。 実施例2のスプレー温水洗浄部の断面図である。 実施例2のスプレー機構の斜視図である。 実施例2の湿式ブラシ洗浄部の断面図である。 実施例2のブラシ機構の作用を説明する図である。 実施例2の乾燥部の断面図である。 従来の洗浄装置の基本原理を説明する図である。
本発明の実施の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見るものとする。また、樹脂製品はバンパーとし、洗浄液は純水とし、ブラシは回転式ブラシとして説明する。
先ず、本発明の実施例1を図面に基づいて説明する。
図1に示すように、洗浄装置10は、射出成形によってバンパーを得るバンパー射出成形工程11と、洗浄されたバンパーに塗装を施すバンパー塗装工程12との間に配置され、射出成形されたバンパーを洗浄すると共に前処理及び洗浄工程を実施する装置である。
洗浄装置10は、最も左に配置されコンベア13でタクト搬送(前進と停止とが交互に行われる搬送方式)されるバンパー14、15の表面に60°C〜70°Cの範囲に温度が制御された洗浄液(以下、一例として純水を用いる。)を供給させながらバンパー14、15の表面をブラシがけするブラシ温水洗浄部20(詳細後述)と、このブラシ温水洗浄部20の次に配置されバンパー14、15に60°C〜70°Cの純水を供給してバンパー14、15の表面を洗浄するする温水洗浄部60(詳細後述)と、この温水洗浄部60の次に配置されバンパー14、15に25°Cの純水を供給してバンパー14、15の表面をリンスするリンス部80と、このリンス部80の次に配置され洗浄されたバンパー14、15の表面を乾燥させる乾燥部90と、純水が飛散しないように主要部を囲うハウジング91とからなる。
乾燥部90は、リンス部80の次に配置されコンベア13でタクト搬送されるバンパー14、15の表面にエアを供給して水切りするエアブロー部92(詳細後述)と、このエアブロー部92の次に配置されバンパー14、15の表面を乾燥させるフラッシュオフ部93とからなる。
洗浄装置10の下には、純水供給装置94が設けられている。この純水供給装置94は、ブラシ温水洗浄部20のブラシ機構(詳細後述)及び温水洗浄部60のスプレー機構(詳細後述)へ60°C〜70°Cの純水を供給すると共にブラシ温水洗浄部20、温水洗浄部60、リンス部80から排出される純水を受け取って再びブラシ機構及びスプレー機構に純水を供給する循環リサイクル式の第1純水供給部95と、リンス部80のスプレー機構に25°Cの純水を供給する第2純水供給部96とで構成される。
第1純水供給部95では、純水は、循環リサイクルして再使用する。使用済の純水をすぐに廃棄する場合に比べて、純水の消費量を低減させることができる。なお、ブラシ温水洗浄部20では、1セットのバンパー14、15に対する純水供給量は、200cc〜1500cc/分である。次にブラシ温水洗浄部20の詳細構造を説明する。
図2に示すように、ブラシ温水洗浄部20には、コンベア13でタクト搬送されるバンパー14の左側に配置されバンパー14の左側面21及び上面22を洗浄する第1ブラシ機構23(詳細後述)を先端に備えた第1ロボットアーム24と、バンパー14の右側に配置されバンパー14の右側面25及び上面22を洗浄する第2ブラシ機構26を先端に備えた第2ロボットアーム27とが設けられている。
第1ブラシ機構23には、第1ブラシ28(詳細後述)及びバンパー14の左側面21に臨むように第1噴射ノズル29が設けられ、この第1噴射ノズル29は、第1純水供給部(図1の符号95)の下流側である第1純水配管31にホース32を介して接続されている。また、第2ブラシ機構26には、第2ブラシ33及びバンパー14の右側面25に臨むように第2噴射ノズル34が設けられ、この第2噴射ノズル34は、第1純水配管31にホース35を介して接続されている。ホース32の中間部は第1ロボットアーム24に内蔵され、ホース35の中間部は第2ロボットアーム27に内蔵されている。
第1ブラシ機構23及び第2ブラシ機構26でバンパー14を洗浄するとき、先ず、第1ブラシ28をバンパー14の左側面21に当てた状態で矢印のように反時計回りに回転させると共に第1噴射ノズル29から第1ブラシ28及びバンパー14の左側面21に向けて60°C〜70°Cの純水を噴射させる。同時に、第2ブラシ33をバンパー14の右側面25に当てた状態で矢印のように時計回りに回転させると共に第2噴射ノズル34から第2ブラシ33及びバンパー14の右側面25に向けて60°C〜70°Cの純水を噴射させる。
次に、純水噴射及びブラシがけを継続したまま、第1ブラシ機構23を矢印(1)のように想像線の位置まで第1ロボットアーム24で移動させ、同時に第2ブラシ機構26を矢印(2)のように想像線の位置まで第2ロボットアーム27で移動させる。
次に、純水噴射及びブラシがけを継続したまま、第1ロボットアーム24の手首部36を矢印(3)のように回転させて、第1ブラシ機構23の向きを変える。向きが変わった第1ブラシ機構23を矢印(4)のように第1ロボットアーム24で移動させる。同時に、純水噴射及びブラシがけを継続したまま、第2ロボットアーム27の手首部37を矢印(5)のように回転させて、第2ブラシ機構26の向きを変える。向きが変わった第2ブラシ機構26を矢印(6)のように第2ロボットアーム27で移動させる。
上記動作によって、第1ブラシ機構23でバンパー14の左側面21及び上面22の左半分を洗浄することができ、第2ブラシ機構26でバンパー14の右側面25及び上面22の右半分を洗浄することができる。なお、第1噴射ノズル29及び第2噴射ノズル34から噴射された純水は、床38に設けたドレンパン39で回収され、回収された純水は第1純水供給部(図1の符号95)へ送られる。
したがって、ブラシ温水洗浄部20でバンパー14の左側面21、上面22、右側面25をブラシがけするブラッシング工程は、バンパー14の左側面21、上面22、右側面25に純水を供給させながら実施することを特徴とする。
純水は、工業用水に比較して油脂分と樹脂表面との間への浸透性が高いので、バンパー14の左側面21、上面22、右側面25に油脂が付着している場合でも、油脂を効率よく除去することができる。また、純水を供給させながらバンパー14の左側面21及び上面22の左半分に第1ブラシ28を当て、バンパー14の右側面25及び上面22の右半分に第2ブラシ33を当てるので、これらのブラシ28、33でバンパー14の左側面21、上面22、右側面25に付着したゴミを容易に除去することができる。すなわち、油脂を効率よく除去でき、且つゴミを容易に除去できる。
加えて、純水を使用するので、アルカリ系洗剤を使用する場合に比べて、排水処理が容易になる。そのため、洗浄時の排水処理費用を低減することができる。次に第1ブラシ機構23の詳細構造を説明する。
図3に示すように、第1ブラシ機構23は、第1ロボットアーム24の先端に取り付けられている第1フード41と、この第1フード41の左端に支持部材42を介して設けた左軸受ユニット43及び右端に支持部材44を介して設けた右軸受ユニット45で回転自在に支持されていると共に直径D1=500mmである第1ブラシ28と、この第1ブラシ28の左端に軸継手46で連結され第1フード41の左端に設けられていると共に第1ブラシ28の回転速度を80〜120r/minの範囲で可変させることができる第1モータ47と、第1フード41の上端に前下がりに取り付けられている第1噴射ノズル29とで構成される。
第1ブラシ28は、軸受ユニット43、45で回転自在に支持され図右斜め方向に延びている軸48と、この軸48から径外方へ湾曲させて延ばしていると共にポリエチレン製である複数の第1エレメント49とで構成される。第1モータ47を起動させると、第1モータ47の出力軸51が矢印(7)のように回転するので、第1ブラシ28は矢印(8)のように回転する。
なお、第1エレメント49は、実施例1では湾曲させて延ばしたが、真っ直ぐに延ばしてもよい。第1エレメント49を真っ直ぐに形成させると、湾曲させた場合に比べて製作費を低減させることができる。次に第1エレメント49の詳細構造を説明する。
図4に示すように、5つの第1エレメント49は互いに接近するように配置されている。第1モータ(図3の符号47)で発生させたトルクで第1ブラシ(図3の符号28)を回転させると、5つの第1エレメント49は矢印(9)のように進む。
また、第1ブラシは、第1エレメント49の断面が略M字形の形状であることを特徴とする。第1ブラシの第1エレメント49の断面は、略M字形を呈するようにしたので、略M字の開いている側でゴミを掬うようにする。すなわち、ゴミはM字の2ヶ所の凹部54、55に入り込む。そのため、ゴミの除去率を向上させることができる。
更に第1ブラシは、保水性を有しており、油脂を効率良く除去することができる。
加えて、第1エレメント49は、凹部54、55の他に凹部56を備えている。次に洗浄装置(図1の符号10)のブラシ温水洗浄部(図1の符号20)で実施されるブラッシング工程を説明する。
図5において、(a)に示すように、矢印(10)のように回転させた第1ブラシ28を成形加工後のバンパー14の左側面21に当てていると同時に、第1噴射ノズル29からバンパー14の左側面21に矢印(11)のように60°C〜70°Cの純水115を噴射している。ブラシ当てと純水噴射を続けた状態で、第1ロボットアーム(図2の符号24)を動作させて第1ブラシ機構23を矢印(12)のように移動させる。なお、バンパー14にブラシがけするとき、第1エレメント49がバンパー14の表面に接触する接触長さは、50〜100mmである。
純水115の温度は、60°C〜70°Cの範囲に制御されていることを特徴とする。そのため、バンパー14の左側面21に温かい純水115が供給される。この温かい純水115は、バンパー14の左側面21に油脂が付着していた場合に、油脂の粘度低下を促すので、バンパー14の左側面21から油脂を更に効率よく除去することができる。
(b)は(a)のb−b線断面図に相当し、第1エレメント49は、矢印(13)のように進むので、バンパー14の左側面21に付着した純水115及び複数のゴミ116をM字の2ヶ所の凹部54、55で掻き集める。そのため、バンパー14の左側面21を清浄にすることができる。
洗浄装置(図1の符号10)で実施される洗浄工程では、バンパー14の表面をブラシで擦ることで洗浄を実施する。従来は、水を吹き付けることで洗浄することが多かったが、強い接着力で表面に付着しているゴミは、簡単には除去できない。結果、除去完了までの時間が長くなる上、洗浄不良を発生しやすかった。この点、本発明では、左側面21、上面22を第1ブラシ28で擦るので、強い接着力で左側面21、上面22に付着しているゴミ116であっても確実に除去することができ、除去完了までの時間を大幅に短くすることができる。
洗浄工程時間が短くなると、洗浄工程を実施する装置の小型化が可能となり、バンパー14の生産設備の小型化が図れる。生産設備が小型になると、生産設備で消費されるエネルギー使用量を削減することができる。本発明によれば、生産設備で消費されるエネルギー使用量を削減することができるバンパー14の生産方法を提供することができる。
加えて、洗浄装置で実施されるブラッシング工程では、バンパー14の表面に純水を供給することを特徴とする。バンパー14の左側面21、上面22に純水115を供給しながらブラッシングを実施する。第1ブラシ28でゴミ116を左側面21、上面22から引き剥がし、引き剥がされたゴミ116が純水115で流される。すなわち、第1ブラシ28で剥がしたゴミ116が左側面21、上面22に再付着することを妨げる上、ゴミの除去がより円滑に行われる。また、バンパー14の表面に付着した油脂をゴミ116と同時に効果的に除去することができる。次に温水洗浄部の詳細構造を説明する。
図6に示すように、温水洗浄部60は、ドレンパン39上に設けられコンベア13でタクト搬送されるバンパー14の右側面25及びバンパー15の右側面61に臨むように配置されている4台の右噴射機62(詳細後述)と、ハウジング91から吊り下げられバンパー14の上面22及びバンパー15の上面63に臨むように配置されている4台の上噴射機64(詳細後述)とを備えている。次に右噴射機62、上噴射機64、左噴射機の構造を説明する。
図7に示すように、温水洗浄部60は、最も右に配置されている右噴射機62と、この右噴射機62の左上に配置されている上噴射機64と、この上噴射機64の左下に配置されていると共にドレンパン39上に設けられバンパー14の左側面21に臨んでいる左噴射機65とを備える。
右噴射機62は、第1純水供給部(図1の符号95)の下流側である第1純水配管31に第3弁66を介して接続されていると共に純水を加圧してスプレーする3個の右噴射ノズル67を備えている。また、上噴射機64は、第1純水配管31に第4弁68を介して接続されていると共に純水を加圧してスプレーする5個の上噴射ノズル69を備えている。加えて、左噴射機65は、第1純水配管31に第5弁71を介して接続されていると共に純水を加圧してスプレーする3個の左噴射ノズル72を備えている。
なお、このスプレーの数はあくまでも一例であり、バンパー14の大きさにより、最適な数に変更するのが望ましい。
温水洗浄部60にバンパー14がコンベア13でタクト搬送されたときに、第1コントローラ73から第3弁66、第4弁68、第5弁71に開指令を出すことで、3個の右噴射ノズル67、5個の上噴射ノズル69及び3個の左噴射ノズル72から60°C〜70°Cの純水を加圧してスプレーすることができる。スプレーされた純水は、バンパー14の左側面21、上面22、右側面25に当たるので、上流のブラシ温水洗浄部(図2の符号20)で除去し切れずにバンパー14に付着した油脂、ゴミを除去することができる。次にエアブロー部の詳細構造を説明する。
図8に示すように、エアブロー部92は、左側のドレンパン39上に設けられバンパー14の右側面25、上面22、左側面及びバンパー15の右側面61、上面63、左側面にエアを供給する第1エアブロー機97(詳細後述)と、この第1エアブロー機97よりも右側に配置されハウジング91から吊り下げられていると共にバンパー14の上面22及びバンパー15の上面63にエアを供給する第2エアブロー機98(詳細後述)と、この第2エアブロー機98よりも右側に配置されハウジング91から吊り下げられていると共にバンパー14の上面22及びバンパー15の上面63にエアを供給する第3エアブロー機99と、この第3エアブロー機99よりも右側に配置されドレンパン39上に設けられバンパー14の右側面25、上面22、左側面及びバンパー15の右側面61、上面63、左側面にエアを供給する第4エアブロー機101とで構成される。次に第1エアブロー機97及び第2エアブロー機98の詳細構造を説明する。
図9に示すように、第1エアブロー機97は、バンパー14の右に配置されている右噴出し管102と、バンパー14の上に配置されている上噴出し管103と、バンパー14の左に配置されている左噴出し管104とを組み立ててなる。第1エアブロー機97には、エア供給系の下流側にあるエア配管105が接続されている。
右噴出し管102には、バンパー14の右側面25にエアを噴出す右噴出し口106が複数設けられ、上噴出し管103には、バンパー14の上面22にエアを噴出す上噴出し口107が複数設けられ、左噴出し管104には、バンパー14の左側面21にエアを噴出す左噴出し口108が複数設けられている。そのため、エアをバンパー14の右側面25、上面22、左側面21のすべてに供給することができるので、上流の温水洗浄部(図7の符号60)でバンパー14に付着した純水の水切りを実施することができる。
加えて、第2エアブロー機98は、ハウジング91で支持されモータ109及び水平送り機構111を備えているフレーム112と、水平送り機構111のスライダ113に取り付けられエア配管105に接続されていると共にバンパー14の上面22にエアを供給するエアノズル117とを備えている。
このエアノズル117は、第2コントローラ114からモータ109へ正転指令が出されると、モータ109の正転により矢印(14)のように移動する。また、想像線で示したエアノズル117は、第2コントローラ114からモータ109に逆転指令が出されると、モータ109の逆転により矢印(15)のように移動する。
エアノズル117の移動により、第1エアブロー機97でバンパー14の上面22の水切りが十分でなかった場合でも、バンパー14の上面22に再度エアが供給されるので、バンパー14の水切りを確実に実施することができる。また、このエアノズル117は、図示していないが、ロボットアームの先端に設けても同様の効果が得られる。
次に、本発明の実施例2を図面に基づいて説明する。
実施例1の洗浄工程では、バンパーをタクト搬送したので、洗浄が完了するまでに時間が掛かった。バンパーの生産性を向上させるためには、連続で搬送されるバンパーに適した洗浄工程が求められる。その洗浄工程の詳細を実施例2で説明する。
図10に示すように、洗浄装置120は、バンパー射出成形工程121とバンパー塗装工程122との間に配置され、射出成形されたバンパーを洗浄するバンパー洗浄工程を実施する装置である。
洗浄装置120は、最も左に配置されコンベア123で連続搬送されるバンパー124、125に60°C〜70°Cで且つ0.3〜0.5MPaの純水を供給する高打力洗浄部130(詳細後述)と、この高打力洗浄部130の次に配置されバンパー124、125に60°C〜70°Cの純水を供給しながらブラシがけする湿式ブラシ洗浄部170(詳細後述)と、この湿式ブラシ洗浄部170の次に配置されている入口エアシール171と、この入口エアシール171の次に配置され洗浄されたバンパー124、125の表面に高風量のエアを送って乾燥させる乾燥部180と、この乾燥部180の次に配置されている出口エアシール201とで構成される。
乾燥部180の入口側には入口エアシール171が設けられ、出口側には出口エアシール201が設けられているので、乾燥部180内のエアが外部の空気と接触することを防ぐことができる。これにより、エアの温度を一定に保つことができるため、乾燥部180の省エネルギー化を実現することができる。高打力洗浄部130には、排気系202が接続され、乾燥部180には、エア循環系203が接続されている。次に高打力洗浄部130の詳細構造を説明する。
図11において、図2と共通の構造は符号を流用して説明を省略する。高打力洗浄部130は、ハウジング204の左壁の下端で支持されコンベア123で連続搬送されるバンパー124の左側面205に純水を噴射する第1スプレー機構206と、この第1スプレー機構206よりも上に配置されハウジング204の左壁で支持されていると共にバンパー124の左側面205及び上面207に純水を噴射する第2スプレー機構208と、この第2スプレー機構208よりも上に配置されハウジング204の上壁で支持されていると共にバンパー124の上面207の左寄りに純水を噴射する第3スプレー機構209(詳細後述)と、この第3スプレー機構209よりも右に配置されハウジング204の上壁で支持されていると共にバンパー124の上面207の中央に純水を噴射する第4スプレー機構211と、この第4スプレー機構211よりも右に配置されハウジング204の上壁で支持されていると共にバンパー124の上面207の右寄りに純水を噴射する第5スプレー機構212と、この第5スプレー機構212よりも下に配置されハウジング204の右壁の中間部で支持されていると共にバンパー124の右側面213及び上面207に純水を噴射する第6スプレー機構214と、この第6スプレー機構214よりも下に配置されハウジング204の右壁の下端で支持されていると共にバンパー124の右側面213に純水を噴射する第7スプレー機構215と、スプレー機構206、208、209、211、212、214、215に接続され純水供給系の下流側にある純水配管216とで構成される。
なお、各スプレー機構206、208、209、211、212、214、215から噴射される純水の温度は60°C〜70°C、圧力は0.3〜0.5MPaである。また、スプレー機構の数量は、実施例2では7個としたが、数量は限定されることなく任意である。
各々のスプレー機構は、スプレーノズルを旋回させるモータを備えている。具体的には、第1スプレー機構206は第1モータ217を備え、第2スプレー機構208は第2モータ218を備え、第3スプレー機構209は第3モータ219を備え、第4スプレー機構211は第4モータ221を備え、第5スプレー機構212は第5モータ222を備え、第6スプレー機構214は第6モータ223を備え、第7スプレー機構215は第7モータ224を備える。
これらのモータ217、218、219、221、222、223、224の回転速度は、第3コントローラ225からの信号によって一定の範囲内で自在に変更することができる。そのため、バンパー124の搬送速度変更に対する純水の噴射回転軌跡幅を任意に設定することができる。
なお、スプレー機構206、208、209、211、212、214、215は、すべて同一であるので、以下の説明では第3スプレー機構209を用いて説明する。スプレー機構206、208、209、211、212、214、215から噴射された純水は、床38に設けたドレンパン39で回収される。次に第3スプレー機構209の詳細構造を説明する。
図12に示すように、第3スプレー機構209は、ハウジング(図11の符号204)の上壁に支持部材226、227を介して支持され純水配管216に接続されているケース228と、このケース228に回転自在に支持されて純水配管216から供給される純水が内部を通過する中空状の軸229と、この軸229から放射状に延ばされ各々の内部を純水配管216から供給される純水が通過する4本の短管231、232、233、234と、これらの短管231、232、233、234の各々の先端に取り付けられバンパー(図11の符号124)に60°C〜70°Cで且つ0.3〜0.5MPaの圧力の純水を噴射する4個のスプレーノズル235、236、237、238と、ケース228に支持部材239を介して取り付けられ軸229に連結されている第3モータ219とで構成される。
なお、短管及びスプレーノズルの数量は、実施例2では各々4個としたが、数量は各々4個に限定されることなく任意である。
第3モータ219を起動させ、第3モータ219の出力軸241を矢印(16)のように回転させると、中空状の軸229が同方向に回転するので、短管231、232、233、234及びスプレーノズル235、236、237、238も矢印(17)の方向に旋回する。このとき、純水配管216から供給される純水はケース228の内部、中空状の軸229の内部、短管231、232、233、234の内部の順に通過してスプレーノズル235、236、237、238から下方へ噴射される。
スプレーノズル235、236、237、238の下方にバンパー(図11の符号124)がある場合、バンパーに高打力で純水を与えることができる。純水が高打力でバンパーに当たるので、油脂を容易に除去することができる。そのため、脱脂時間を短縮することができる。
また、脱脂作業を実施している間にも純水が連続して供給されるので、バンパーの表面から離れた油脂を純水で洗い流すことができる。次に湿式ブラシ洗浄部の詳細構造を説明する。
図13において、図2と共通の構造は符号を流用して説明を省略する。湿式ブラシ洗浄部170には、コンベア123で連続搬送されるバンパー124の左側に配置されバンパー124の左側面205を洗浄する第1ブラシ機構141を先端に備えた第1ロボットアーム24と、バンパー124の右側に配置されバンパー124の右側面213を洗浄する第2ブラシ機構142を先端に備えた第2ロボットアーム27とが設けられている。
第1ブラシ機構141及び第2ブラシ機構142でバンパー124を洗浄するとき、先ず、第1ブラシ143をバンパー124の左側面205に当てた状態で矢印のように時計回りに回転させると共に第1噴射ノズル29から第1ブラシ143及びバンパー124の左側面205に向けて純水を噴射させる。同時に、第2ブラシ144をバンパー124の右側面213に当てた状態で矢印のように反時計回りに回転させると共に第2噴射ノズル34から第2ブラシ144及びバンパー124の右側面213に向けて純水を噴射させる。
次に、純水噴射及びブラシがけを継続したまま、第1ブラシ機構141を矢印(18)のように想像線の位置まで第1ロボットアーム24で移動させる。同時に、純水噴射及びブラシがけを継続したまま、第2ブラシ機構142を矢印(19)のように想像線の位置まで第2ロボットアーム27で移動させる。
次に、純水噴射及びブラシがけを継続したまま、第1ロボットアーム24の手首部36を矢印(20)のように回転させて、第1ブラシ機構141の向きを変える。第1ブラシ機構141の向きが変わったら、純水噴射を止めて第1ブラシ機構141を矢印(21)のように第1ロボットアーム24で移動させる。同時に、純水噴射及びブラシがけを継続したまま、第2ロボットアーム27の手首部37を矢印(22)のように回転させて、第2ブラシ機構142の向きを変える。第2ブラシ機構142の向きが変わったら、純水噴射を止めて第2ブラシ機構142を矢印(23)のように第2ロボットアーム27で移動させる。
湿式ブラシ洗浄部170では、上記動作によって2つの作業を実施することができる。第1に、第1ブラシ機構141を矢印(18)のように移動させ、第2ブラシ機構142を矢印(19)のように移動させ、第1ブラシ機構141を矢印(20)のように回転させ、第2ブラシ機構142を矢印(22)のように回転させることで、バンパー124の左側面205、上面207、右側面213に純水を供給しながらブラシがけすることができる。そのため、ゴミを容易に除去することができる。
第2に、ブラシがけを継続して純水噴射を止めた状態で第1ブラシ機構141を矢印(21)のように移動させ、ブラシがけを継続して純水噴射を止めた状態で第2ブラシ機構142を矢印(23)のように移動させることで、バンパー124の左側面205、上面207、右側面213に付着した純水の水切りを実施することができる。純水の水切りを実施すると、次工程の乾燥工程でバンパー124の乾燥時間を短縮することができる。
すなわち、湿式ブラシ洗浄部170では、ブラシ機構の移動方向によって純水を噴射又は停止する間欠的な純水供給を行うことにより、洗浄と水切りの両者が可能となる。次に洗浄装置(図10の符号120)の湿式ブラシ洗浄部(図10の符号170)で実施されるブラッシング工程を説明する。
図14において、(a)に示すように、第1ブラシ143をバンパー124の左側面205に当てた状態で矢印(24)のように回転させ、同時にバンパー124の左側面205に純水256を矢印(25)のように噴射する。ブラシがけ及び純水噴射を続けた状態で、第1ロボットアーム(図13の符号24)を動作させて第1ブラシ機構141を矢印(26)のように移動させる。
(b)は(a)のb−b線断面図に相当し、第1エレメント145は、矢印(27)のように進むので、バンパー124の左側面205に付着した複数のゴミ257をM字の凹部146で掻き集めることができる。そのため、バンパー124の表面258を清浄にすることができる。
第1エレメント145は、凹部146の他に凹部147、148を備えている。
なお、第1エレメント145は、実施例2では湾曲させて延ばしたが、真っ直ぐに延ばしてもよい。第1エレメント145を真っ直ぐに形成させると、湾曲させた場合に比べて製作費を低減させることができる。次に断面が別形状であるブラシを説明する。
(c)に示すように、エレメント259は、4つの凹部261、262、263、264を備えた十の字形の部材である。十の字形のエレメント259は、断面が四角形や丸形である場合に比べて、バンパー124の表面258にエレメント259が接触する部分を減らすことができる。バンパー124の表面258に対するエレメント259の接触部分が減るので、バンパー124の表面258に傷が付くことを低減させることができる。
更にエレメント259を備えたブラシは、保水性を有しており、油脂を効率良く除去することができる。次に乾燥部180の詳細構造を説明する。
図15に示すように、乾燥部180は、最も左に配置されドレンパン39上に設けられていると共にコンベア123で連続搬送されるバンパー124の左側面205に高風量を噴き出す噴出し口242を備える第1左高風量噴出機243と、この第1左高風量噴出機243よりも右に配置されハウジング204から吊り下げられていると共にバンパー124の左側面205及び上面207に高風量を噴き出す噴出し口244を備える第2左高風量噴出機245と、この第2左高風量噴出機245よりも右に配置されハウジング204から吊り下げられていると共にバンパー124の上面207に高風量を噴き出す噴出し口246を備える第3左高風量噴出機247と、この第3左高風量噴出機247よりも右に配置されハウジング204から吊り下げられていると共にバンパー124の上面207に高風量を噴き出す噴出し口248を備える第3右高風量噴出機249と、この第3右高風量噴出機249よりも右に配置されハウジング204から吊り下げられていると共にバンパー124の右側面213及び上面207に高風量を噴き出す噴出し口251を備える第2右高風量噴出機252と、この第2右高風量噴出機252よりも右に配置されハウジング204から吊り下げられていると共にバンパー124の右側面213に高風量を噴き出す噴出し口253を備える第1右高風量噴出機254とを備えている。
第3左高風量噴出機243、第2左高風量噴出機245、第1左高風量噴出機247、第1右高風量噴出機249、第2右高風量噴出機252、第3右高風量噴出機254の各々には、高風量供給系の下流側であるエア配管255が接続されている。
尚、本発明に係る樹脂製品は、実施の形態ではバンパーを適用したが、この他にインストルメントパネルやラジエータグリルなども適用可能であり、一般の樹脂製品を適用することは差し支えない。
また、本発明に係るブラシは、実施の形態では回転式ブラシを適用したが、直動式ブラシや揺動式ブラシも適用可能であり、一般のブラシを適用することは差し支えない。
加えて、本発明に係る洗浄液は、実施の形態では洗浄液の一例として純水を適用したが、超純水を適用してもよい。
また、本発明に係るブラシの作用の説明は、実施の形態では第1ブラシ(図2の符号28、図13の符号143)で説明したが、第2ブラシ(図2の符号33、図13の符号144)も第1ブラシと同様の効果を得ることができる。
本発明の樹脂製品の生産方法は、バンパーの洗浄に好適である。
10、120…洗浄装置、11、121…バンパー射出成形工程、12、122…バンパー塗装工程、14、15、124、125…バンパー、20…ブラシ温水洗浄部、21、205…左側面、22、63、207…上面、23、141…第1ブラシ機構、25、61、213…右側面、26、142…第2ブラシ機構、28、143…第1ブラシ、29…第1噴射ノズル、33、144…第2ブラシ、34…第2噴射ノズル、49、145…第1エレメント、54、55、56、146、147、148、261、262、263、264…凹部、95…第1純水供給部、115、256…純水、116、257…ゴミ、170…湿式ブラシ洗浄部、258…表面、259…エレメント。

Claims (7)

  1. 射出成形して樹脂製品を得る射出成形工程と、得られた樹脂製品の表面を洗浄する洗浄工程と、洗浄された樹脂製品に塗装を施す塗装工程とから構成される樹脂製品の生産方法において、
    前記洗浄工程には、前記樹脂製品の表面をブラシがけするブラッシング工程が含まれることを特徴とする樹脂製品の生産方法。
  2. 前記ブラッシング工程では、前記樹脂製品の表面に洗浄液を供給することを特徴とする請求項1記載の樹脂製品の生産方法。
  3. 前記ブラッシング工程で使用されるブラシは、エレメントの断面が略M字形の形状又は十の字形の形状であることを特徴とする請求項1記載の樹脂製品の生産方法。
  4. 前記ブラッシング工程は、前記樹脂製品の表面に純水を供給させながら実施することを特徴とする請求項1記載の樹脂製品の生産方法。
  5. 前記純水の温度は、60°C〜70°Cの範囲に制御されていることを特徴とする請求項4記載の樹脂製品の生産方法。
  6. 前記洗浄液の供給は、間欠的であることを特徴とする請求項2記載の樹脂製品の生産方法。
  7. 前記純水は、循環リサイクルして再使用することを特徴とする請求項4記載の樹脂製品の生産方法。
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