JP2010268094A - 画像復号化装置および画像復号化方法 - Google Patents

画像復号化装置および画像復号化方法 Download PDF

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Abstract

【課題】2種類の符号化がなされた画像データについて、いずれの符号化の場合でも、リアルタイムでの復号を保障することができる画像復号化装置を提供する。
【解決手段】データ量に係わらず、所定の復号化時間以内に復号化が可能な第1の符号化方式で符号化され、1画面分が複数個のブロックとされた符号化画像データと、第1の符号化方式とは異なり、データ量に応じて復号化時間が変化する第2の符号化方式で符号化され、1画面分が複数個のブロックとされた符号化画像データとを復号化可能な符号復号処理部を備える。入力データが、第1の符号化方式の符号化画像データであるときには、符号復号処理部からの復号後データを、そのまま後段処理部に供給し、第2の符号化方式の符号化画像データであるときには、符号復号化処理部からの復号後データを、バッファメモリ部を介して、後段処理部に供給するように切り替えられる切り替え手段を設ける。
【選択図】図1

Description

この発明は、例えばH.264/AVC規格に従って符号化された画像データを復号化する場合に使用して好適な画像復号化装置および画像復号化方法に関する。
図7は、H.264/AVC規格に従って符号化された画像データを復号化する画像復号化装置の従来の一般的な構成例を示すブロック図である。この図7の例の画像復号化装置は、IC(Integrated Circuit;集積回路)化されている画像復号化部1と、外部メモリ2とから構成されている。外部メモリ2は、例えばDRAM(Dynamic Random Access Memory)で構成されている。
画像復号化部1の入力データBSは、可変長符号化(エントロピー符号化とも言う)されている圧縮画像データのビットストリームである。ここで、圧縮画像データは、画像データをDCT(Discrete Cosine Transform;離散コサイン変換)して得られるDCT係数である。
H.264/AVC規格では、可変長符号化方式として、CAVLC(Context-Adaptive Variable Length Coding;コンテキスト適応型可変長符号化方式)と、CABAC(Context-Adaptive Binary Arithmetic Coding;コンテキスト適応型2値算術符号化方式)とが用意されている。なお、周知のように、可変長符号化の処理のみでなく、画像データは、1画面が縦方向および横方向にそれぞれ複数個に分割されたマクロブロックの単位で符号化処理および復号化処理される。
CAVLCでは、DCT係数(圧縮画像データ)をジグザグスキャンによって一次元ベクトルとした後、係数値や“0”の長さ(ラン)など、復号に必要な情報を符号化する。
H.264/AVC規格におけるCAVLCでは、ランとレベルのそれぞれの可変長符号化テーブル(変換テーブル)を用いて、スキャンの順逆方向から別々に符号化する。そして、復号側では、ランとレベルのそれぞれの可変長復号化テーブル(変換テーブル)を用いると共に、ランとレベルの変換結果を組み合わせることでDCT係数の係数値を復号化する。
一方、CABACでは、2値算術符号化器に加えて、DCT係数の係数値の多値信号を2値信号に変換する2値化部と、符号化すべき2値信号の発生確率を周囲の状況に応じて計算・更新するコンテキスト計算部とが用いられて符号化処理がなされる。
CABACで可変長符号化された圧縮画像データ(DCT係数)を可変長復号化するには、CAVLCとは異なり、変換テーブルを用いるような単純な処理ではなく、算術符号化された圧縮画像データを演算処理により復号化する必要がある。
画像復号化部1の入力データBSとしては、可変長符号化処理に関して、3種の場合が考えられる。一つは、CAVLCのみで可変長符号化処理されている圧縮画像データ(DCT係数)の場合である。2つ目は、CABACのみで可変長符号化処理されている圧縮画像データの場合である。3つ目は、CAVLCとCABACとで可変長符号化処理された圧縮画像データが、1枚の画像(ピクチャ)単位で、混在している場合である。
なお、圧縮画像データのビットストリーム中には、ピクチャパラメータセットと呼ばれる情報が含まれ、その情報のフラグの値によって、1枚の画像(ピクチャ)単位で、CAVLCが用いられているか、CABACが用いられているかを知ることができる。
画像復号化部1は、可変長符号復号処理部10と、伸長復号処理部20とからなる。
可変長符号復号処理部10は、図8に示すように、CAVLC復号処理部11と、CABAC復号処理部12と、切替回路23と、ピクチャパラメータセット抽出部14と、切替信号生成部15とを備えている。
CAVLC復号部11は、入力データBSがCAVLCで可変長符号化されているとき、当該入力データBSをマクロブロック単位で処理して可変長復号化し、DCT係数を出力する。
CABAC復号部12は、入力データBSがCABACで可変長符号化されているとき、当該入力データBSをマクロブロック単位で処理して可変長復号化して、DCT係数を出力する。
切替回路13は、入力データBSをCAVLC復号処理部11とCABAC復号処理部12とに切り替え供給する。また、切替回路13は、CAVLC復号処理部11で復号化されて得られたDCT係数とCABAC復号処理部12で復号化されて得られてDCT係数の一方を、入力データBSの切り替え供給に連動して切り替え選択して、伸長復号処理部20に出力する。
ピクチャパラメータセット抽出部14は、入力データBSからピクチャパラメータセットを抽出し、切替信号生成部15に供給する。切替信号生成部15は、ピクチャパラメータセットから、CAVLCとCABACのいずれで可変長符号化されているかを判別し、その判別結果から、切替信号を生成する。そして、切替信号生成部15は、生成した切替信号SW1を切替回路13に供給して、入力データBSに施されている可変長符号化に応じた可変長符号復号処理部が、切替回路13により切り替え選択されるようにする。
こうして、可変長符号復号処理部10では、入力データBSに施されている可変長符号化に応じた可変長符号復号処理が行われ、復号結果としてのDCT係数が伸長復号処理部20に供給される。
伸長復号処理部20は、スキャン変換用バッファ部21と、逆量子化・逆DCT処理部22と、加算部23と、デブロックフィルタ処理部24と、画面内予測処理部25と、動き補償・重み付け予測処理部26と、切替回路27と、バス・外部メモリコントローラ28とを備える。
バス・外部メモリコントローラ28は、外部メモリ2に対するデータの書き込みおよび読み出しを制御すると共に、画像復号化部1と外部メモリ2との間のバスアクセスを制御する。
可変長復号化されて得られたDCT係数は、スキャン変換用バッファ部21を通じて逆量子化・逆DCT処理部22に供給される。逆量子化・逆DCT処理部22は、DCT係数を、スキャン変換用バッファ部21を用いてジグザグスキャンの状態から元の時系列順の状態に戻す。そして、逆量子化・逆DCT処理部22は、逆DCT処理および逆量子化処理をして、画像データを伸長復号化する。
伸長復号化された画像データは、加算部23に供給され、後述する画面内予測成分や動き補償予測成分が加算された後、デブロックフィルタ処理部24に供給される。デブロックフィルタ処理部24では、ブロックノイズ除去処理がなされ、これより復号画像データPvが出力される。
デブロックフィルタ処理部24からの復号画像データは、また、動き補償・重み付け予測のための画像データとして、バス・外部メモリコントローラ28を介して外部メモリ2に書き込まれる。
画面内予測処理部25は、処理するマクロブロックが画面内符号化されるイントラマクロブロックであるときに、可変長符号復号処理部10からのデータ中の画面内予測用データを用いて画面内予測処理を行い、その予測結果のデータを切替回路27を通じて加算部23に供給する。
動き補償・重み付け予測処理部26は、バス・外部メモリコントローラ28を介して外部メモリ2から、動き補償・重み付け予測処理のために必要が画像データを読み出す。そして、動き補償・重み付け予測処理部26は、読み出した画像データと、可変長符号復号処理部10からのデータ中の動き情報とを用いて、動き補償・重み付け予測処理を行い、その予測結果を、切替回路27を通じて加算部23に供給する。
なお、図示は省略するが、切替回路27は、マクロブロック種別に応じて切り替えられるものである。
特開2005−354261号公報
改定三版「H.264/AVC教科書」、大久保栄監修、角野眞也、菊地義弘、鈴木輝彦共編、2009年1月1日、株式会社インプレスR&D発行
前述したように、CAVLC復号処理部11およびCABAC復号処理部12では、入力データBSのビットストリームについて、マクロブロック単位で復号化処理を行う。
画像復号化装置を用いて、入力データBSからの画像データの復号化を保障するためには、CAVLC復号処理部11およびCABAC復号処理部12では、マクロブロックを一定の時間内に処理し、次の伸長復号処理部20へデータを転送していく必要がある。
ある復号処理部がマクロブロックを一定の時間内に処理できない場合は、次の伸長復号処理部20以降は待ち状態が発生し、画像復号化装置全体としてはリアルタイムでの復号化を保障することができない。
可変長符号復号処理部10は、マクロブロックのビット量によって復号化にかかる時間が大きく変動する。しかし、伸長復号処理部20では、マクロブロックのビット量によらず復号化にかかる時間はほぼ一定で、一般的に、待ち状態が発生しなければリアルタイムでの復号化が可能なように実装することができる。
ところで、H.264/AVC規格の制約では、符号化後のマクロブロックに使用できる最大のビット量は原画像のデータ量と同等であるとされている。
CAVLCのような符号化テーブルとの比較で可変長符号を復号化する方式では、1クロックサイクルで1〜複数個の量子化された変換係数を復号化することが可能である。したがって、マクロブロックのビット量が最多の場合でも一定の時間内にマクロブロックを復号化するCAVLC復号処理部11を実装することは比較的容易である。
図9は、CAVLCで符号化されたビットストリームの入力データBSを、図7の画像復号化装置で復号化したときのタイムチャートである。図の(MB i)(iは、0以上の整数)は、マクロブロック単位のデータであって、iは、処理される順位を示すものである。以下のタイムチャートにおいても同様である。
図9において、CAVLC復号処理部11で復号された最初のマクロブロック(MB 0)の量子化されているDCT変換係数は、スキャン変換用バッファ部21に転送される。マクロブロック(MB 0)の全ての量子化されたDCT変換係数がスキャン変換用バッファ部21に蓄えられると、スキャン変換用バッファ部21は、逆量子化・逆DCT処理部22が処理する順番に量子化された変換係数を出力する。
スキャン変換用バッファ部21が、マクロブロック(MB 0)の量子化されたDCT変換係数を出力するのと同じ時間帯に、CAVLC復号処理部11は、次のマクロブロック(MB 1)を復号化する。そして、CAVLC復号処理部11は、復号化後の量子化されたDCT変換係数をスキャン変換用バッファ部21に転送する。
図9の例では、CAVLC復号処理部11は、ビット量が少なかったマクロブロック(MB 1)を短時間で復号化し終える。しかし、スキャン変換用バッファ部21には、これ以上空いている領域がないため、CAVLC復号処理部11は、前のマクロブロック(MB 0)の量子化されたDCT変換係数の出力が完了するまで、マクロブロック(MB 1)の転送を待つ。
スキャン変換バッファ21からのマクロブロック(MB 0)の量子化されたDCT変換係数の出力完了後、CAVLC復号処理部11は、マクロブロック(MB 1)の量子化されたDCT変換係数のスキャン変換バッファ21への転送を行う。そして、CAVLC復号処理部11は、次のマクロブロック(MB 2)の復号化を開始し、図9の例では、スキャン変換用バッファ部21がマクロブロック(MB 2)のデータを出力しなければならない時間までに復号化を終える。
このようにビット量の多少によってCAVLC復号処理部11でのマクロブロックの復号時間が揺らいでも、スキャン変換用バッファ部21や逆量子化・逆DCT処理部22などを常に動作させているのでリアルタイムでの復号化が可能である。
一方、CABAC復号処理部12での処理は、符号化テーブル(変換テーブル)を用いるような簡単な復号処理ではないので、マクロブロックのビット量が多い場合には1個の量子化された変換係数を復号化するのに数〜数十クロックサイクルかかる。
このため、CABAC復号処理部12は、一定の時間内にマクロブロックを復号化する実装が非常に困難である。
図10は、CABACで符号化された入力データBSのビットストリームを、図7の画像符号化装置で復号化したときのタイムチャートである。
この図10の例では、ビット量の少ないマクロブロック(MB 1)を短時間で復号化後、スキャン変換用バッファ部21に空きができるまで、CABAC復号処理部12に待ち状態が発生している。
また、ビット量が多いマクロブロック(MB 2)やマクロブロック(MB 3)では、CABAC復号処理部12は、一定の時間内に復号化することが出来ず、スキャン変換用バッファ部21や逆量子化・逆DCT処理部22が待つ状態が発生する。
このように、CABACで符号化された入力データBSのビットストリームを復号化する場合には、極端にビット量の多いマクロブロックと少ないマクロブロックが混在するときには、リアルタイムでの復号が保証できなくなるという問題がある。
この発明は、この問題点にかんがみ、上述のような2種類の符号化がなされたデータである場合において、いずれの符号化の場合でも、リアルタイムでの復号を保障することができる画像復号化装置および方法を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、請求項1の発明は、
1画面分が複数個のブロックとされ、前記ブロックのデータ量に係わらず、所定の復号化時間以内に復号化が可能な第1の符号化方式で符号化された第1の符号化画像データと、前記第1の符号化方式とは異なり、前記ブロックのデータ量に応じて復号化時間が変化する第2の符号化方式で符号化された第2の符号化画像データとを復号化可能な符号復号処理部と、
前記符号復号処理部からの復号後データを処理する後段処理部と、
1枚の画像分の前記符号化画像データを格納可能なバッファメモリ部と、
前記第1の符号化画像データが前記符号復号処理部の入力信号であるときには、前記符号復号処理部からの前記復号後データを、そのまま前記後段処理部に供給する第1の切り替え状態に切り替えられ、前記第2の符号化画像データが含まれる符号化画像データが前記符号復号処理部の入力信号であるときには、前記符号復号処理部からの前記復号後データを、前記バッファメモリ部を介して、前記後段処理部に供給する第2の切り替え状態に切り替えられる切り替え手段と、
を備える画像復号化装置を提供する。
また、請求項2の発明は、請求項1に記載の画像復号化装置において、
前記切り替え手段と前記バッファメモリ部との間に可逆圧縮手段および可逆伸長手段とを備え、
前記切り替え手段が前記第2の切り替え状態に切り替えられたときに、前記符号復号処理部からの前記復号後データは、前記可逆圧縮手段により圧縮されて前記バッファメモリに供給され、前記バッファメモリから読み出された可逆圧縮されている前記復号後データは、前記可逆伸長手段により伸長された後、前記後段処理部に供給される
画像復号化装置を提供する。
請求項1の発明によれば、データ量に応じて復号化時間が変化する第2の符号化画像データを含む符号化画像データが入力画像データである場合には、切り替え手段により、符号復号処理部と後段処理部との間にバッファメモリ部が介在するようにされる。つまり、第2の符号化画像データを含む符号化画像データは、符号復号処理部で復号された後、バッファメモリ部を介して、後段処理部に供給される。
したがって、このバッファメモリ部の存在により、ブロック単位の符号化画像データの復号化処理の時間にばらつきがあっても、そのばらつきをバッファメモリ部により吸収することができ、リアルタイム処理を保障することができる。
また、第1の符号化画像データが入力画像データであるときには、切り替え手段により、符号復号処理部からの復号後データが、後段処理部に、バッファメモリ部を介さずに直接的に供給される状態となる。
第1の符号化画像データは、ブロックのデータ量に係わらず、所定の復号化時間以内に復号化が可能であり、リアルタイム処理を保障することが容易にできる。したがって、この発明によれば、第1の符号化方式ので符号化された符号化画像データの、この特徴を保持することができる。
また、請求項2の発明によれば、符号復号処理部で復号されて得られる復号後データは、圧縮されてバッファメモリ部に格納され、バッファメモリ部から読み出された復号後データは圧縮が伸長されて後段処理部に供給される。
したがって、バッファメモリ部に格納される復号後画像データは、データ量が少なくなり、バッファメモリ部の容量を削減することができると共に、バッファメモリ部に対する書き込み、読み出し時のデータ転送量を削減することができる。
この発明によれば、ブロック単位の符号化画像データの復号化処理の時間にばらつきがあっても、そのばらつきをバッファメモリ部により吸収することができ、リアルタイム処理を保障することができる。そして、リアルタイム処理を保障することが容易にできる、第1の符号化方式で符号化された符号化画像データは、バッファメモリ部を介さずに、処理することができるので、第1の符号化方式ので符号化された符号化画像データの、この特徴を保持できる。
また、バッファメモリ部に格納する復号後画像データは、圧縮するようにした場合には、バッファメモリ部の容量を削減することができると共に、バッファメモリ部に対する書き込み、読み出し時のデータ転送量を削減することができる。
この発明による画像復号化装置の第1の実施形態の構成例を示すブロック図である。 この発明による画像復号化装置の第1の実施形態の構成例を説明するための用いる図である。 この発明による画像復号化装置の第1の実施形態の構成例を説明するための用いる図である。 この発明による画像復号化装置の第1の実施形態での処理例を説明するためのタイムチャートを示す図である。 この発明による画像復号化装置の第2の実施形態の構成例を示すブロック図である。 この発明による画像復号化装置の第2の実施形態での処理例を説明するためのシーケンスを示す図である。 従来の画像復号化装置の構成例を示すブロック図である。 従来の画像復号化装置の一部の構成例を示すブロック図である。 図7の例の画像復号化装置での処理例を説明するためのタイムチャートを示す図である。 図7の例の画像復号化装置での処理例を説明するためのタイムチャートを示す図である。 この発明による画像復号化装置の比較例の構成例を示すブロック図である。 図11の比較例の画像復号化装置での処理例を説明するためのタイムチャートを示す図である。
この発明による画像復号化装置の実施形態を説明する前に、この発明の特徴をより明確にするため、リアルタイム処理を可能とする比較例を画像復号化装置について説明する。
[リアルタイム処理を可能とする比較例の画像復号化装置]
H.264/AVC規格では、マクロブロック単位のみならず、レベルに応じてアクセスユニット単位で使用できる最大のビット量についても制約がある。ここで、アクセスユニットとは、ビットストリーム中の情報をピクチャ(1枚の画像=1画面)単位にアクセスするための一区切りであり、複数個のマクロブロックを含むものである。
H.264/AVC規格では、アクセスユニットの最大ビット量は、(1個のマクロブロックに使用できる最大ビット量)×(アクセスユニットに含まれるマクロブロック数)よりも小さい値とされている。
したがって、アクセスユニットを単位としたCABACの復号化処理に要求される性能(アクセスユニット性能と呼ぶ)は、マクロブロックを単位としたCABACの復号化処理の性能よりも低くてよくなる。よって、アクセスユニットを単位としたCABACの復号化処理を行うようにすれば、リアルタイム処理が可能となり、CABAC復号処理部12の実装コストや実装難易度を大幅に下げることが可能となる。
CABAC復号処理部12でアクセスユニットを単位としたCABACの復号化処理を行う場合には、ビット量の少ないマクロブロックを短時間で復号化することで作った時間的な貯金で、ビット量が多いマクロブロックの復号化を行うことができるからである。
以上のことを考慮して、上記のリアルタイム処理についての問題点を解決することができるように図7の画像復号化装置を改良した比較例として、次のようなものが考えられる。
すなわち、CABAC復号処理部12と、後段の伸長復号処理部20との間に、時間揺ぎを吸収するために、アクセスユニット分のデータバッファを配置する。例えば、このデータバッファとしては、外部メモリ2に、動き補償・重み付け予測処理用のデータバッファ領域に加えて、アクセスユニット分以上の容量分のデータバッファ領域を、追加で設けることで構成することができる。つまり、復号処理は、マクロブロック単位で行うが、リアルタイム処理を実現するために、マクロブロック単位のリアルタイム処理を目指すのではなく、アクセスユニット単位のリアルタイム処理を目指すようにする。
そして、この比較例では、アクセスユニット前半に大半のビット量が集中している場合にも備えて、CABAC復号処理部12の復号化開始時刻を、伸長復号処理部20の復号開始時刻に先行させる制御を行うようにする。
図11は、以上のことを図7の例の画像復号化装置に適用した場合の構成例を示すものである。
CABAC復号処理部12は、可変長符号復号処理部10内に存在しているので、この図11の例では、この可変長符号復号処理部10で復号化されて得られる量子化されているDCT係数は、データバッファを介して伸長復号処理部20に供給される。
すなわち、可変長符号復号処理部10で復号化されて得られる量子化されているDCT係数データは、バス・外部メモリコントローラ28を通じて、外部メモリ2に設けられた可変長符号を復号化したデータを保持しておくためのデータバッファ領域に格納する。
そして、この外部メモリ2に格納された量子化されているDCT係数データは、1アクセスユニット分だけ遅延されて読み出され、スキャン変換バッファ部21、画面内予測処理部25および動き補償・重み付け予測処理部26に転送されるようにする。
CABACで符号化されたビットストリームを、図11の例の画像復号化装置で復号化したときのタイムチャートを図12に示す。なお、この図12において、(AU i)(iは0以上の整数)は、アクセスユニット単位のデータであって、iは、処理される順位を示すものである。以下のタイムチャートにおいても同様である。
図12に示すように、伸長復号処理部20での処理開始に対して、CABAC復号処理部12は先行して、最初のアクセスユニット(AU 0)の復号化を開始する。
外部メモリ2の前記追加したデータバッファ領域に空き領域がある限り、CABAC復号処理部12はマクロブロックの復号化を進めることが可能となるので、アクセスユニット単位ではリアルタイムの復号が可能である。また、スキャン変換用バッファ部21や逆量子化・逆DCT処理部22などでは、1アクセスユニット遅延が発生するが、シーケンス全体としては、常に動作しているのでリアルタイムでの復号化が可能となる。
しかしながら、この図11に示した比較例の画像復号化装置の構成では、次のような改善点がある。
図11の比較例の画像復号化装置では、入力データBSがCAVLCで可変長符号化されている場合にも、外部メモリ2のバッファメモリ領域を介して後段処理部としての伸長復号処理部20に供給されることになる。
ところが、前述したように、CAVLCで可変長符号化されている入力データについては、バッファメモリを介さなくてもリアルタイムでマクロブロック単位の復号処理が可能である。したがって、図11の比較例の構成では、入力データがCAVLCでのみ可変長符号化されている場合には、無駄にデータ転送が行われることになる。その上、CAVLCで可変長符号化されている入力データについては本来は不要である処理遅延(バッファメモリ分)が発生してしまうという問題がある。
また、比較例の画像復号化装置の構成では、可変長符号復号処理部10からバッファメモリ領域への量子化されたDCT係数データの書き込みと、バッファメモリ領域から伸長復号処理部20に供給する量子化されたDCT係数データの読み出しが必要となる。このため、データ転送量が増加し、消費電力が増加してしまうと言う問題がある。
以下に説明するこの発明による画像復号化装置の実施形態は、以上の比較例の問題点をも改善したものである。以下、図を参照しながら、この発明による画像復号化装置の実施形態を説明する。
[この発明による画像復号化装置の実施形態]
[第1の実施形態]
図1は、この発明による画像復号化装置の第1の実施形態の構成例を示すブロックである。この図1の例は、図11に示した比較例の画像復号化装置の改良例であり、H.264/AVC規格で符号化されている画像データの復号化装置の場合の例である。この図1において、図11の例と同一部分には、同一参照符号を付して、その詳細な説明は省略する。
図11の例と同様に、この実施形態の画像復号化装置は、IC化されている画像復号化部1と、外部メモリ2とからなる。この実施形態では、外部メモリ2には、デブロックフィルタ処理部24からの画像データのデータバッファ領域の他に、可変長符号復号処理部10からの1アクセスユニット(1画面分)分の、量子化されたDCT係数データのデータバッファ領域が設けられている。
そして、図1に示すように、この実施形態では、可変長符号復号処理部10と伸長復号処理部20との間に、切り替え回路31と、変換係数圧縮部32と、変換係数伸長部33とが設けられる。
切り替え回路31は、可変長符号復号処理部10と伸長復号処理部20の入力端との間に設けられる。切り替え回路31は、第1の切り替え状態と、第2の切り替え状態とを備える。
切り替え回路31が第1の切り替え状態のときには、可変長符号復号処理部10は、可変長復号した量子化されたDCT係数を、この切り替え回路31を通じて、そのまま直接的に伸長復号処理部20に供給する。このとき、可変長符号復号処理部10は、伸長復号処理部20からのデータ要求に応じて、可変長復号した量子化されたDCT係数を伸長復号処理部20に供給する。伸長復号処理部20では、量子化されたDCT係数は、スキャン変換用バッファ部21、画面内予測処理部25および動き補償・重み付け予測処理部26に供給される。
この切り替え回路31の第1の切り替え状態への切り替え設定を、この明細書では、バイパス設定と呼ぶ。
切り替え回路31が第2の切り替え状態のときには、可変長符号復号処理部10は、可変長復号した量子化されたDCT係数を、順次に、切り替え回路31を通じて変換係数圧縮部32に供給する。変換係数圧縮部32は、データ圧縮した量子化されているDCT係数データを、バス・外部メモリコントローラ28を介して外部メモリ2の前記データバッファ領域に格納する。
そして、バス・外部メモリコントローラ28は、伸長復号処理部20からの要求に応じた変換係数伸長部33からの要求により、圧縮されている量子化されているDCT係数を変換係数伸長部33に供給する。変換係数伸長部33は、圧縮されている量子化されているDCT係数を伸長し、第2の切り替え状態の切り替え回路31を通じて伸長復号処理部20のスキャン変換用バッファ部21、画面内予測処理部25および動き補償・重み付け予測処理部26に供給する。
この切り替え回路31の第2の切り替え状態への切り替え設定を、この明細書では、外部メモリ設定と呼ぶ。
この例では、切り替え回路31は、画像復号化部1の入力データBSに応じて、外部メモリ設定と、バイパス設定とのいずれかに、固定的に切り替え設定される。すなわち、画像復号化部1の入力データが、CAVLCでのみ可変長符号化された符号化画像データであるときには、切り替え回路31は、バイパス設定(第1の切り替え状態)に固定切り替え設定される。
また、画像復号化部1の入力データBSが、CABACで可変長符号化された符号化画像データを含む場合であるときには、切り替え回路31は、外部メモリ設定(第2の切り替え状態)に固定切り替え設定される。つまり、入力データBSが、CABACでのみ可変長符号化された符号化画像データである場合には、切り替え回路31は、外部メモリ設定とされる。また、CAVLCで可変長符号化された符号化画像データと、CABACで可変長符号化された符号化画像データとが混在するものである場合にも、切り替え回路31は、外部メモリ設定とされる。
画像復号化部1は、IC化されているので、図示は省略したが、切り替え回路31を切り替え設定する信号を供給する端子ピンが設けられる。そして、例えば、当該端子ピンが、バイパス設定のときにはハイレベルとされ、外部メモリ設定のときにはローレベルとされる。
例えば、入力データBSが、いわゆるワンセグ放送の受信画像データとされるときには、入力データBSはCAVLCのみで可変長符号化されているので、この実施形態の画像復号化装置は、バイパス設定される。
また、一部のゲーム用のDVDメディアからの再生画像データが入力データBSとされる場合には、入力データBSはCABACで可変長符号化されているので、この実施形態の画像復号化装置は、外部メモリ設定される。
そして、入力データBSとして、CAVLCで可変長符号化されている符号化データと、CABACで可変長符号化されている符号化データとの両方の場合があるときには、この実施形態の画像復号化装置は、外部メモリ設定される。
変換係数圧縮部32は、可逆圧縮処理を行うものであり、また、変換係数伸長部33は、可逆伸長処理を行うものである。
外部メモリ2のデータバッファ領域に書込まれる、可変長符号復号処理部10からの復号化データの大半は量子化された変換係数である。そのため、CAVLCやCABACほどの複雑なアルゴリズムの可変長符号を用いなくても十分に復号化データを圧縮することが可能である。
具体的には、絶対値が小さいDCT変換係数には短い符号、絶対値が大きいDCT変換係数には長い符号を割り当てている。また、値がゼロであるDCT変換係数が連続する場合も多いので、ゼロランの数に対応する符号も用意している。
図2は、可変長符号復号処理部10で復号化された量子化されているDCT変換係数と、圧縮後の符号との変換テーブルの一例である。また、図3は、可変長符号復号処理部10で復号化された量子化されているDCT変換係数のゼロランと、圧縮後の符号との変換テーブルの一例である。
変換係数圧縮部32では、図2および図3の変換テーブルにしたがって、DCT変換係数値が符号に変換されると共に、DCT変換係数のゼロランが符号に変換されて、可逆圧縮される。そして、可逆圧縮された量子化されているDCT変換係数が、バス・外部メモリコントローラ28を通じて外部メモリ2に格納される。
また、変換係数伸長部33は、伸長復号処理部20からのデータ要求に応じて、バス・外部メモリコントローラ28を通じて外部メモリ2から可逆圧縮された量子化されているDCT変換係数を読み出す。そして、変換係数伸長部33では、図2および図3の変換テーブルにしたがって、可逆圧縮された量子化されているDCT変換係数が、それぞれDCT変換係数値およびゼロランに逆変換されて、可逆伸長される。
可逆伸長された量子化されているDCT変換係数は、第2の切り替え状態(外部メモリ設定状態)の切り替え回路31を通じて伸長復号処理部20に供給される。
以上のように構成されているので、この実施形態の画像復号化装置では、入力データBSが、いわゆるワンセグ放送の受信画像データのように、CAVLCのみで可変長符号化されている場合には、この実施形態の画像復号化装置は、バイパス設定される。
したがって、入力データBSは、可変長符号復号処理部10で可変長復号された後、切り替え回路31を通じて、外部メモリ2を通る経路がバイパスされて、伸長復号処理部20に供給される。そして、この場合のワンセグ放送の受信画像データ等の入力データBSは、この実施形態の画像復号化装置により、マクロブロック単位でリアルタイムの復号化が実行される。
このとき、可変長符号復号処理部10からの復号データを外部メモリ2に格納する処理はなされないので、無駄なバッファメモリ転送が回避される。これにより、無駄な消費電力を回避することができる。
また、一部のゲーム用のDVDメディアからの再生画像データのように入力データBSがCABACで可変長符号化されている場合には、この実施形態の画像復号化装置は、外部メモリ設定される。
入力データBSは、可変長符号復号処理部10で可変長復号された後、切り替え回路31を通じて変換係数圧縮部32により、前述した図2および図3のテーブルにしたがって、可逆圧縮される。そして、その可逆圧縮されたデータが、バス・外部メモリコントローラ28を介して、外部メモリ2に書き込まれる。
外部メモリ2に書き込まれたデータは、変換係数伸長部33からの要求に応じて、バス・外部メモリコントローラ28により外部メモリ2から読み出されて、変換係数伸長部33に供給される。
そして、外部メモリ2から読み出されたデータは、変換係数伸長部33で、前述した図2および図3のテーブルにしたがって可逆伸長され、切り替え回路31を通じて伸長復号処理部20に供給される。この場合、外部メモリ2のバッファメモリ領域分(例えば1アクセスユニット分)の遅延はあるが、入力データBSは、リアルタイムで復号化される。ここでのリアルタイム処理は、マクロブロック単位ではなく、アクセスユニット単位での処理性能を考慮したものとなる。
そして、その場合に、可変長符号復号処理部10からの復号データは、データ圧縮されてデータ量が削減されているので、外部メモリ2での当該復号データのデータ転送量は少なくなり、消費電力を少なくすることができる。
CABACで可変長符号化された入力データBSのビットストリームを、この実施形態の画像復号化装置で復号化したときのタイムチャートを図4に示す。CABAC復号処理部12の復号化開始時刻は、比較例でも説明したように、伸長復号処理部20の復号開始時刻に先行させる制御を行うようにする。つまり、図4の例では、1アクセスユニット分の可変長符号復号処理部10からの復号データの可逆圧縮されたデータが外部メモリ2に格納された後、伸長復号処理部20は、外部メモリ2からのデータを読み出して、伸長復号処理を開始する。
前述の比較例の場合の図12のタイムチャートと比較すると、この実施形態の画像復号化装置では、変換係数圧縮部32と変換係数伸長部33の経路が追加されるため、スキャン変換用バッファ部21へデータ到着が若干遅れる。しかし、逆量子化・逆DCT処理部22がマクロブロック(MB 3)の復号化を完了しなければならないリミットまでに、復号処理を終了している。
[第2の実施形態]
上述の第1の実施形態では、入力データBSがCAVLCのみで可変長符号化されているものか、あるいは、CABACで可変長符号化されているものをかを予め知って、切り替え回路31を、バイパス設定と外部メモリ設定とのいずれかに固定的に設定した。
これに対して、第2の実施形態では、入力データBSに含まれる情報を用いて、切り替え回路31を、バイパス設定と外部メモリ設定とのいずれかに動的に設定切り替えするようにする。
切り替え回路31を動的に切り替える場合、CABACで可変長符号化されている入力データの復号には、1ピクチャの遅延が生じることを考慮しなければならない。すなわち、切り替え回路31を1枚の画像(ピクチャ)単位で切り替えた場合には、CAVLCの入力データと、CABACの入力データとの切り替え時点で、前記の画像遅延のために、再生画像が不連続が生じるおそれがある。
そこで、この第2の実施形態では、連続する複数枚の画像(ピクチャ)分が含まれるシーケンス単位で、切り替え回路31を切り替えるようにする。
H.264/AVC規格においては、入力データBS中には、複数枚の画像(ピクチャ)分が含まれるシーケンスに関するプロファイルの情報であるシーケンスパラメータセットが含まれる。このシーケンスパラメータセットには、そのシーケンスがCAVLCでのみ可変長符号化されているかどうかの情報が含まれる。
すなわち、シーケンスパラメータセットが、以下の(1)〜(5)の条件を少なくとも1つ満たすと、シーケンスはCAVLCでのみ符号化されていることを示す。
(1)シーケンスパラメータセットのプロファイル識別子profile_idcの値が44。
(2)シーケンスパラメータセットのプロファイル識別子profile_idcの値が66。
(3)シーケンスパラメータセットのプロファイル識別子profile_idcの値が88。
(4)シーケンスパラメータセットのconstraint_set0_flagの値が1。
(5)シーケンスパラメータセットのconstraint_set2_flagの値が1。
したがって、上記の(1)〜(5)の条件の少なくとも1つを満たすときには、この第2の実施形態では、切り替え回路31をバイパス設定状態に切り替える。
一方、H.264/AVC規格の範囲内だけでは、シーケンスがCABACでのみ可変長符号化されていることを判定することはできない。ただし、画像復号化装置を使用するアプリケーションの運用制約で、ピクチャパラメータセットのentropy_coding_mode_flagが1に決められている場合は、CABACでのみ符号化させていると判定することができる。
CABACでのみ符号化させていると判定したときには、この第2の実施形態では、切り替え回路31は、外部メモリ設定状態に切り替える。
そして、この第2の実施形態では、1シーケンス中に、CAVLCで符号化されたアクセスユニットとCABACで符号化されたアクセスユニットが混在するビットストリームを復号化する場合には、切り替え回路31は、外部メモリ設定状態に切り替える。
以上のことから、この第2の実施形態では、CABACでのみ可変長符号化されていることの判定は行わず、上記の(1)〜(5)の条件のいずれも満たさない場合には、CABACのみ、あるいは、CABACとCAVLCとが混在していると判定し、切り替え回路31は、外部メモリ設定状態に切り替える。
図5に、この第2の実施形態の画像復号化装置の構成例のブロック図を示す。この図5の例は、図1の例の変形例であり、図1の例と同一部分には、同一参照符号を付してある。
この図5の例においては、入力データBSを監視することで、動的に切り替え回路31を切り替える機能のみではなく、外部からの制御信号により、切り替え回路31が切り換えられる構成とされている。
すなわち、この第2の実施形態においては、図5に示すように、画像復号化部1には、シーケンスパラメータセット抽出部41と、切替信号生成部42とが設けられる。
シーケンスパラメータセット抽出部41は、入力データBSからシーケンスパラメータセットの情報を抽出し、切替信号生成部42に供給する。
切替信号生成部42は、受け取ったシーケンスパラメータセットの情報が、前記(1)〜(5)の少なくとも一つを満たしているか否かを判別し、その判別結果に応じて、切り替え回路31の切替信号SW2を生成する。
すなわち、シーケンスパラメータセットの情報が、前記(1)〜(5)の少なくとも一つを満たしていると判別したときには、切替信号生成部42は、切り替え回路31をバイパス設定状態に切り替える切替信号SW2を生成する。また、シーケンスパラメータセットの情報が、前記(1)〜(5)のいずれも満たしていないと判別したときには、切替信号生成部42は、切り替え回路31をバイパス設定状態に切り替える切替信号SW2を生成する。そして、切替信号生成部42は、生成した切替信号SW2を切り替え回路31に供給する。
これにより、この第2の実施形態によれば、入力データBSが、CAVLCのみで可変長符号化されたデータであるときには、切り替え回路31が自動的にバイパス設定状態に切り替えられて、前述したようにしてリアルタイム復号がなされる。
また、入力データBSが、CABACで可変長符号化されたデータを含むデータであるときには、切り替え回路31が自動的に外部メモリ設定状態に切り替えられて、前述したようにしてリアルタイム復号がなされる。
なお、図5においては、シーケンスパラメータセット抽出部41と切替信号生成部42とは、画像復号化部1内に設けるようにしたが、これらは、画像復号化部1の外部に設けるようにしてもよい。その場合には、切替信号生成部42からの切替信号SW2が、IC化されている画像復号化部1の端子ピンを通じて、切り替え回路31に供給されるものである。
なお、画像復号化部1の切り替え回路31に、端子ピンを通じて切替信号を供給する構成を考えた場合、この実施形態の画像復号化装置を、電子機器に搭載したとき、外部の制御部において、その切替信号を生成するように構成することができるものである。
例えば、電子機器が、ワンセグ受信機能を備えると共に、各種のDVDの再生が可能なマルチメディアドライブを備える場合を考える。この場合に、使用者がワンセグを選択する操作入力をしたときには、その操作入力を受けた制御部は、切り替え回路31をバイパス設定状態に切り替える切替信号を生成するようにする。
また、CABACで可変長符号化された画像データが記録されているDVDの再生指示が使用者によりなされたときには、前記制御部は、切り替え回路31を外部メモリ設定状態に切り替える切替信号を生成するようにする。
そして、前記制御部で生成された切替信号を、画像復号化部1の端子ピンを通じて、切り替え回路31に供給するように構成する。
このように構成すれば、使用者の入力選択操作に応じて、切り替え回路31の切替信号が自動的に制御部で生成され、切り替え回路31は、入力データに応じて、常にリアルタイム復号可能な状態に切り替え設定される。
[他の実施形態または変形例]
H.264/AVCのみならず複数の動画像コーデックに対応する画像復号化装置においても、この発明は適用可能である。例えば、H.264/AVCとMPEG(Moving Picture Experts Group)との両コーデックに対応した復号処理装置とすることもできる。その場合、シーケンスがMPEG2やCAVLCで符号化されているときは切り替え回路31をバイパス設定状態に切り替え、CABACで符号化されたシーケンスを復号化するときは切り替え回路31を外部メモリ設定状態に切り替える。
図6は、上述の実施形態の画像復号化装置で複数のシーケンスを復号化するときに、シーケンスの符号化方法によって、切り替え回路31の設定を随時変更する様子を示している。
図6の例では、シーケンス(Seq 0)は、CAVLCでのみ符号化されているので、切り替え回路31をバイパス設定にしている。このシーケンス(Seq 0)の復号化完了後、シーケンス(Seq 1)を復号化する。このシーケンス(Seq 1)は、CAVLCで符号化されたアクセスユニットとCABACで符号化されたアクセスユニットが混在しているため、切り替え回路31を外部メモリ設定に変更し、復号化する。
シーケンス(Seq 1)に続いて、MPEG2で符号化されたシーケンス(Seq 2)を復号化するときは、切り替え回路31をバイパス設定にする。
このシーケンス(Seq 2)に続いてシーケンス(Seq 3)を復号化するが、このシーケンス(Seq 3)は、CAVLCでのみ符号化されているので切り替え回路31は設定を変更しない。そして、次のシーケンス(Seq 4)は、CABACでのみ符号化されているので、切り替え回路31を外部メモリ設定に変更して復号化する。
なお、上述の実施形態は、画像データがH.264/AVC規格に準拠した場合を前提としたが、この発明が適用される画像データは、H.264/AVC規格に準拠した画像データに限られるものではない。
なお、上述の実施形態では、画像復号化部1がIC化された場合としたが、画像復号化部1は、必ずしもIC化する必要はなく、各部がディスクリートの回路で構成されていても勿論よい。
また、上述の実施形態では、画像復号化部1がIC化された場合において、メモリは外部メモリとするようにしたが、画像復号化部1のIC内に、メモリを設けるようにしてもよい。
また、上述の実施形態では、動き補償・重み付け予測処理用のバッファメモリ領域と、圧縮された変換係数を格納するバッファメモリ領域とを、共通の外部メモリ2に設けるようにしたが、それぞれ別々のメモリとしてもよいことは言うまでもない。
1…画像復号化部、2…外部メモリ、10…可変長符号復号処理部、20…伸長復号処理部(後段処理部)、31…切り替え回路、32…変換係数可逆圧縮部、33…変換係数可逆伸長部

Claims (10)

  1. 1画面分が複数個のブロックとされ、前記ブロックのデータ量に係わらず、所定の復号化時間以内に復号化が可能な第1の符号化方式で符号化された第1の符号化画像データと、前記第1の符号化方式とは異なり、前記ブロックのデータ量に応じて復号化時間が変化する第2の符号化方式で符号化された第2の符号化画像データとを復号化可能な符号復号処理部と、
    前記符号復号処理部からの復号後データを処理する後段処理部と、
    1枚の画像分の前記符号化画像データを格納可能なバッファメモリ部と、
    前記第1の符号化画像データが前記符号復号処理部の入力信号であるときには、前記符号復号処理部からの前記復号後データを、そのまま前記後段処理部に供給する第1の切り替え状態に切り替えられ、前記第2の符号化画像データが含まれる符号化画像データが前記符号復号処理部の入力信号であるときには、前記符号復号処理部からの前記復号後データを、前記バッファメモリ部を介して、前記後段処理部に供給する第2の切り替え状態に切り替えられる切り替え手段と、
    を備える画像復号化装置。
  2. 請求項1に記載の画像復号化装置において、
    前記切り替え手段と前記バッファメモリ部との間に可逆圧縮手段および可逆伸長手段とを備え、
    前記切り替え手段が前記第2の切り替え状態に切り替えられたときに、前記符号復号処理部からの前記復号後データは、前記可逆圧縮手段により圧縮されて前記バッファメモリに供給され、前記バッファメモリから読み出された可逆圧縮されている前記復号後データは、前記可逆伸長手段により伸長された後、前記後段処理部に供給される
    画像復号化装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の画像復号化装置において、
    前記第1の符号化方式は、変換テーブルを用いて前記符号化画像データを復号化することが可能な第1の可変長符号化方式であり、前記第2の符号化方式は、前記ブロックのデータ量に応じて復号化時間が大きくなる第2の可変長符号化方式である
    画像復号化装置。
  4. 請求項1または請求項2に記載の画像復号化装置において、
    前記符号復号処理部の入力データには、画像の1枚分毎について前記第1の符号化方式または前記第2の符号化方式のいずれの符号化方式により符号化されているかの画像毎符号化方式情報を含み、
    前記符号復号処理部は、前記画像毎符号化方式情報に基づいて、画像の1枚分毎に、前記第1の符号化方式または前記第2の符号化方式のいずれで符号化されているかを判断して、前記符号化画像データを復号化する手段を備える
    画像復号化装置。
  5. 請求項4に記載の画像復号化装置において、
    前記符号復号処理部の入力データには、連続する複数枚分の画像群分毎について前記第1の符号化方式または前記第2の符号化方式のうち、使用されている符号化方式を示す画像群毎符号化方式情報を含むと共に、
    前記画像群毎符号化方式情報を前記入力データから抽出して前記画像群分毎に使用されている符号化方式を検出する画像群毎符号化方式検出手段を備え、
    前記切り替え手段は、前記画像群毎符号化方式検出手段での検出結果に応じて、前記画像群分単位で切り替えられる
    画像復号化装置。
  6. 請求項1または請求項2に記載の画像復号化装置において、
    前記バッファメモリ部は、前記後段処理部で前記画像データを処理する際のバッファメモリ部としても用いられる
    画像復号化装置。
  7. 請求項1、請求項2または請求項6のいずれかに記載の画像復号化装置において、
    前記符号復号処理部と、前記後段処理部と、前記切り替え手段とは、集積回路内に設けられ、前記バッファメモリ部は、前記集積回路の外部に設けられる
    画像復号化装置。
  8. 符号復号処理部と、後段処理部と、1枚の画像分の符号化画像データを格納可能なバッファメモリと、切り替え手段とを備える画像復号化装置における画像復号化方法であって、
    前記符号復号処理部は、1画面分が複数個のブロックとされ、前記ブロックのデータ量に係わらず、所定の復号化時間以内に復号化が可能な第1の符号化方式で符号化された第1の前記符号化画像データと、前記第1の可変長符号化方式とは異なり、前記ブロックのデータ量に応じて復号化時間が変化する第2の符号化方式で符号化された第2の前記符号化画像データとを復号化し、
    前記第1の符号化画像データが前記符号復号処理部の入力信号であるときには、前記符号復号処理部からの復号後データを、第1の切り替え状態に切り替えられた前記切り替え手段を通じて、そのまま前記後段処理部に供給し、前記復号後データを処理して、画像データを復号化し、
    前記第2の符号化画像データが含まれる符号化画像データが前記符号復号処理部の入力信号であるときには、第2の切り替え状態に切り替えられた前記切り替え手段により、前記符号復号処理部からの前記復号後データを、前記バッファメモリ部を介して、前記後段処理部に供給し、前記復号後データを処理して、画像データを復号化する
    画像復号化方法。
  9. 請求項8に記載の画像復号化方法において、
    前記第2の符号化画像データが含まれる符号化画像データが前記符号復号処理部の入力信号であるときには、前記切り替え手段を通じた前記符号復号化処理部からの前記復号後データを可逆圧縮手段により圧縮して前記バッファメモリに供給し、前記バッファメモリから読み出された前記可逆圧縮されている前記復号後データを、可逆伸長手段により伸長した後、前記後段処理部に供給する
    画像復号化方法。
  10. 請求項8または請求項9に記載の画像復号化方法において、
    前記第1の符号化方式は、変換テーブルを用いて前記符号化画像データを復号化することが可能な第1の可変長符号化方式であり、前記第2の符号化方式は、データ量に応じて復号化時間が大きくなる第2の可変長符号化方式である
    画像復号化方法。
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