JP2010264914A - 乗務員勤務状態把握装置および乗務員勤務状態把握方法 - Google Patents

乗務員勤務状態把握装置および乗務員勤務状態把握方法 Download PDF

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Abstract

【課題】勤務状態を把握しながら乗務員への作業指示を迅速かつ確実に行う。
【解決手段】列車運行管理システム20から計画列車情報および実績列車情報を取得すると共に、複数の乗務区の勤務計画システム30から乗務員の1勤務における労働予定時間、乗務する列車番号、乗務区間、職務区分および勤務形態を含む仕業情報を仕業番号に関連付けた運転士/車掌仕業情報、仕業情報に対して乗務員を日別に充当した日別勤務充当情報、並びに乗務員の氏名や所属乗務区を乗務員IDに関連付けた乗務員情報を収集して列車番号に関連付け、所定の規則に基づいて各乗務員の翌日の乗務への影響度を定周期で求める。そして、計画列車情報および実績列車情報に基づいて作成されたダイヤ図参照画面において列車番号および乗務区間が指定されると、乗務員の勤務状態および翌日の乗務への影響度を把握可能な担当乗務員一覧が表示される。
【選択図】図1

Description

本発明は、鉄道会社において運転士や車掌などの乗務員の勤務状態を把握する乗務員勤務状態把握装置および乗務員勤務状態把握方法に関する。
鉄道会社においては列車の円滑な運行を実現するために、予め綿密な運行計画が策定される。この運行計画としては、列車計画や乗務員運用計画などが挙げられる。列車計画は、運行計画において最も基本となる計画であり、列車番号、編成(車両形式・車両数)、運転区間、経路、停車駅、各駅の発着時刻または通過時刻、使用番線、速度種別などを定め、ダイヤグラム図によって作成することから列車ダイヤあるいは単にダイヤと呼ばれる。また、乗務員運用計画は、列車計画で定められた列車に対する運転士や車掌などの乗務員の割り当てを定めた計画であり、各乗務員の所属乗務区において列車計画、労働法規、就業規則等に基づいて策定される。この乗務員運用計画において、同一の運転士・車掌が担当する一連の列車の組合せは仕業(行路)、乗務員への仕業の充当の順番は交番と呼ばれている。
また、上述のように、列車の運行において列車計画と乗務員運用計画は密接な関係にあるため、列車の運行時において災害や事故によりダイヤの乱れが発生した場合には、列車計画の変更に伴って乗務員運用計画の変更も必要となる。この乗務員運用計画の作成は、所属乗務区において列車計画、労働法規、就業規則等など様々な情報を考慮しなければならず、手作業では多大な時間を要する。このため、乗務員の運用を効率的に行うためにコンピュータの導入が進められている。例えば、在線状況データおよび当日ダイヤに基づいてダイヤの乱れを予測し、予測ダイヤを作成するダイヤ乱れ予測手段、当日ダイヤを運行するための車両および乗務員の運用情報を登録する車両・乗務員運用登録手段、予想ダイヤおよび車両・乗務員運用情報に基づいて車両および乗務員の乱れを予測する車両・乗務員運用の乱れ予測手段、時間帯別に車両および乗務員の充当状態を表示し、同一表に運用乱れを並べて表示する運用情報表示装置、運用情報表示装置の表示を参照した指令員による車両・乗務員運用情報を変更する車両・乗務員運用復旧装置が知られている(特許文献1参照)。
特開2007−45216号公報
しかしながら、上記の従来技術は、災害や事故によりダイヤの乱れが発生した場合に、列車に対する車両および乗務員の充当状態の乱れを時間帯別に表示することで乗務員運用計画の変更を促す構成であるため、当日ダイヤと乗務員との関係や乗務員の当日および翌日の勤務状態(現時点での労働時間や勤務形態)を確認しながら乗務員へ作業指示を行うことはできない。すなわち、当該列車に乗務している乗務員の勤務状態を把握できるのは乗務区側の作業計画担当者のみであり、列車計画、労働法規、就業規則等に基づいて乗務員運行計画を変更することは困難であるという問題があった。
そこで、本発明は、上記従来技術の問題に鑑み、列車に乗務する運転士および車掌の勤務状態を当日ダイヤと共にリアルタイムで表示することを可能とし、かつ、ダイヤの乱れが発生した場合にも勤務状態を把握しながら乗務員への作業指示を迅速かつ確実に行える乗務員勤務状態把握装置および乗務員勤務状態把握方法を提供することを目的とする。
本発明に係る乗務員勤務状態把握装置は、列車の運行における計画列車情報および実績列車情報を作成・管理する列車運行管理システム並びに乗務区毎に設けられた乗務員の勤務計画を作成・管理する勤務計画システムにそれぞれ接続された乗務員勤務状態把握装置であって、前記列車運行管理システムより前記計画列車情報および前記実績列車情報を取得する列車運行情報取得部と、前記勤務計画システムより前記乗務員の1勤務における労働予定時間、乗務する列車番号、乗務区間、職務区分および勤務形態を含む仕業情報を仕業番号に関連付けた運転士/車掌仕業情報、前記仕業情報に対して前記乗務員を日別に充当した日別勤務充当情報、並びに前記乗務員の氏名および所属乗務区を乗務員IDに関連付けた乗務員情報を前記乗務区毎に収集する乗務区データ収集部と、前記列車運行情報取得部において取得された前記計画列車情報並びに前記乗務区データ収集部において収集された前記運転士/車掌仕業情報、前記日別勤務充当情報、前記乗務員情報を展開し、少なくとも前記列車番号、前記仕業番号、前記乗務区間、前記職務区分、前記乗務員ID、前記所属乗務区および日付を関連付けた列車番号−乗務員情報を作成する仕業情報展開部と、前記計画列車情報および前記実績列車情報に基づいてダイヤ図を作成し、このダイヤ図に対して前記列車番号および前記乗務区間を指定するリンク情報を付加して画面表示するダイヤ図作成部と、前記計画列車情報および前記実績列車情報を比較して遅延列車に係る列車番号および遅延時間を抽出して前記遅延列車の運行予測情報を作成すると共に、前記列車番号に基づいて前記列車番号−乗務員情報より前記遅延列車に係る乗務員の乗務員IDおよび当日分の前記仕業番号を抽出し、前記乗務員IDに基づいて前記列車番号−乗務員情報より翌日分の前記仕業番号を抽出し、前記当日分の仕業番号に係る前記労働予定時間および前記運行予測情報から前記遅延列車に係る乗務員の最終労働予測時間を予測し、この最終労働予測時間、前記翌日分の仕業番号に係る前記運転士/車掌仕業情報の前記勤務形態および所定の条件に基づいて前記遅延列車に係る乗務員の内、翌日の乗務への影響がある影響乗務員数を予測する乗務影響予測部と、前記ダイヤ図における指定列車番号および指定乗務区間並びに当日日付に基づいて前記列車番号−乗務員情報より前記職務区分、前記乗務員ID、前記所属乗務区および前記当日分の仕業番号を抽出し、この抽出情報に前記労働時間および前記最終労働予測時間を関連付けた担当乗務員一覧を作成し、画面表示する担当乗務員一覧作成部と、を有することを特徴とする。
本発明に係る乗務員勤務状態把握方法は、列車の運行における計画列車情報および実績列車情報を作成・管理する列車運行管理システム並びに乗務区毎に設けられた乗務員の勤務計画を作成・管理する勤務計画システムにそれぞれ接続されたコンピュータが行う乗務員勤務状態把握方法であって、前記列車運行管理システムより前記計画列車情報および前記実績列車情報を取得する列車運行情報取得ステップと、前記勤務計画システムより前記乗務員の1勤務における労働予定時間、乗務する列車番号、乗務区間、職務区分および勤務形態を含む仕業情報を仕業番号に関連付けた運転士/車掌仕業情報、前記仕業情報に対して前記乗務員を日別に充当した日別勤務充当情報、並びに前記乗務員の氏名および所属乗務区を乗務員IDに関連付けた乗務員情報を前記乗務区毎に収集する乗務区データ収集ステップと、前記列車運行情報取得ステップにおいて取得された前記計画列車情報並びに前記乗務区データ収集ステップにおいて収集された前記運転士/車掌仕業情報、前記日別勤務充当情報、前記乗務員情報を展開し、少なくとも前記列車番号、前記仕業番号、前記乗務区間、前記職務区分、前記乗務員ID、前記所属乗務区および日付を関連付けた列車番号−乗務員情報を作成する仕業情報展開ステップと、前記計画列車情報および前記実績列車情報に基づいてダイヤ図を作成し、このダイヤ図に対して前記列車番号および前記乗務区間を指定するリンク情報を付加して画面表示するダイヤ図作成ステップと、前記計画列車情報および前記実績列車情報を比較して遅延列車に係る列車番号および遅延時間を抽出して前記遅延列車の運行予測情報を作成すると共に、前記列車番号に基づいて前記列車番号−乗務員情報より前記遅延列車に係る乗務員の乗務員IDおよび当日分の前記仕業番号を抽出し、前記乗務員IDに基づいて前記列車番号−乗務員情報より翌日分の前記仕業番号を抽出する仕業番号抽出ステップと、前記当日分の仕業番号に係る前記労働予定時間および前記運行予測情報から前記遅延列車に係る乗務員の最終労働予測時間を予測し、この最終労働予測時間、前記翌日分の仕業番号に係る前記運転士/車掌仕業情報の前記勤務形態および所定の条件に基づいて前記遅延列車に係る乗務員の内、翌日の乗務への影響がある影響乗務員数を予測する乗務影響予測ステップと、前記ダイヤ図における指定列車番号および指定乗務区間並びに当日日付に基づいて前記列車番号−乗務員情報より前記職務区分、前記乗務員ID、前記所属乗務区および前記当日分の仕業番号を抽出し、この抽出情報に前記乗務影響予測ステップにおける予測結果を関連付けた担当乗務員一覧を作成し、画面表示する担当乗務員一覧作成ステップと、を有することを特徴とする。
本発明によれば、列車に乗務する運転士および車掌の勤務状態を当日ダイヤと共にリアルタイムで表示することを可能とし、かつ、ダイヤの乱れが発生した場合にも勤務状態を把握しながら乗務員への作業指示を迅速かつ確実に行える乗務員勤務状態把握装置および乗務員勤務状態把握方法が提供される。
本発明の一実施形態に係る乗務員勤務状態把握装置の全体構成例を示すブロック図。 図1に示す計画列車情報データベースの記憶項目の具体例を示す図。 図1に示す実績列車情報データベースの記憶項目の具体例を示す図。 図1に示す運転士/車掌仕業情報データベースの記憶項目の具体例を示す図。 図1に示す日別勤務充当情報データベースの記憶項目の具体例を示す図。 図1に示す乗務員情報データベースの記憶項目の具体例を示す図。 図1に示す列車番号−乗務員情報データベースの記憶項目の具体例を示す図。 図1に示す待機要員情報データベースの記憶項目の具体例を示す図。 図1に示す翌日乗務影響予測情報データベースの記憶項目の具体例を示す図。 図1に示す列車運行情報取得部における処理の具体例を示すフローチャート。 図1に示す乗務区データ収集部における処理の具体例を示すフローチャート。 図1に示す仕業情報展開部における処理の具体例を示すフローチャート。 図1に示す乗務影響予測部における処理の具体例を示すフローチャート。 図1に示すダイヤ図作成部における処理の具体例を示すフローチャート。 ダイヤ図参照画面の具体例を示す図。 ダイヤ図参照画面の具体例を示す図。 図1に示す担当乗務員一覧作成部における処理の具体例を示すフローチャート。 担当乗務員一覧画面の具体例を示す図。 担当乗務員一覧画面の具体例を示す図。 図1に示す箱ダイヤ図作成部における処理の具体例を示すフローチャート。 箱ダイヤ図参照画面の具体例を示す図。 箱ダイヤ図参照画面の具体例を示す図。 図1に示す待機要員数一覧作成部における処理の具体例を示すフローチャート。 待機要員数一覧画面の具体例を示す図。 待機要員数一覧画面の具体例を示す図。
以下、本発明の実施形態について図面を用いて詳細に説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る乗務員勤務状態把握装置10の全体構成例を示すブロック図である。同図に示されるように、乗務員勤務状態把握装置10は、列車運行管理システム20および複数の勤務計画システム30にそれぞれ接続され、列車運行管理システム20および勤務計画システム30から必要なデータを所望の期間分取得し、この取得データに基づいて列車に乗務する運転士および車掌の勤務状態を当日ダイヤと共にリアルタイムで表示するコンピュータである。
列車運行管理システム20は、計画段階の列車データ(以下、「計画列車情報」という。)に対して、列車の実績データ(以下、「実績列車情報」という。)を取り込み、列車の運行状態を把握するコンピュータシステムである。
勤務計画システム30は、担当路線毎に区分けされた乗務区毎に設けられ、計画列車情報から乗務する列車の組み合わせを表す仕業情報を作成し、作成した仕業情報を日別に各乗務員に割り当てることで勤務計画を作成するコンピュータシステムである。
また、図1に示されるように、乗務員勤務状態把握装置10は、列車運行情報取得部101、計画列車情報データベース102、実績列車情報データベース103、乗務区データ収集部104、運転士/車掌仕業情報データベース105、日別勤務充当情報データベース106、乗務員情報データベース107、仕業情報展開部108、列車番号−乗務員情報データベース109、待機要員情報データベース110、乗務影響予測部111、翌日乗務影響予測情報データベース112、入出力制御部113、ダイヤ図作成部114、担当乗務員一覧作成部115、箱ダイヤ図作成部116、待機要員数一覧作成部117を備えている。
列車運行情報取得部101は、ネットワーク(図示省略する)を介して列車運行管理システム20で管理される計画列車情報および実績列車情報を取り込み、計画列車情報データベース102および実績列車情報データベース103へそれぞれ登録するプログラムである。計画列車情報データベース102への登録処理は、情報提供する日の前日までに行うものとする。登録される計画列車情報は、各乗務区の勤務計画システム30において仕業情報を作成する際に使用される情報と同一であり、乗務員勤務状態把握装置10では現在日付からのデータを使用するものとする。データを保持する期間は、当日から情報提供期間の日数までとする。また、実績列車情報データベース103へは、当日より予め定められた周期で列車運行管理システム20において更新されたデータを取り込み、登録するものとする。
計画列車情報データベース102は、翌日以降の施行日に運行される列車の着発時刻や運転区間等の計画列車情報を格納し、管理するデータベースである。図2は、図1に示す計画列車情報データベース102の記憶項目の具体例を示す図である。ここでは、施行日、列車番号、区間ID、出発/通過駅、出発/通過予定時刻、到着/通過駅、到着/通過予定時刻が項目として挙げられている。これらのデータを組み合わせることで計画の施行日における列車ダイヤ(以下、「計画ダイヤ」という。)を表すことができる。
実績列車情報データベース103は、この実績列車情報データベース103は、列車運行管理システム20から列車運行情報取得部101によって予め定められた周期で取り込まれた実績列車情報を格納し、管理するデータベースである。この実績列車情報は、計画列車情報に基づく当日の運行実績である。本実施形態においては、実績列車情報を分単位で取得するものとし、そのデータを保持する期間は、前日から現在時刻までとする。図3は、図1に示す実績列車情報データベース103の記憶項目の具体例を示す図である。ここでは、列車番号、区間ID、出発/通過駅、出発/通過時刻、到着/通過駅、到着/通過時刻が項目として挙げられている。これらのデータを組み合わせることで当日の列車ダイヤ(以下、「当日ダイヤ」という。)を表すことができる。
乗務区データ収集部104は、各乗務区で作成された運転士/車掌仕業情報、日別勤務充当情報および乗務員情報を取り込むと共に、運転士/車掌仕業情報データベース105、日別勤務充当情報データベース106、乗務員情報データベース107へ登録するプログラムである。本実施形態においては、取り込む範囲を当日から情報提供期間の日数までとする。また、データを保持する期間は、前日から情報提供期間の日数までとする。
運転士/車掌仕業情報データベース105は、乗務区データ収集部104において各乗務区から収集された運転士/車掌仕業情報を格納し、管理するデータベースである。運転士/車掌仕業情報は、乗務員が1日若しくは泊りで行う一連の仕事を1仕業とし、列車運行管理システム20で管理される計画列車情報と同じ列車情報を使用して乗務する列車および乗務区間、作業指示等を仕業番号に関連付けた情報である。図4は、図1に示す運転士/車掌仕業情報データベース105の記憶項目の具体例を示す図である。ここでは、仕業番号、勤務形態(日勤/泊り明け/待機など)、乗務開始予定日、乗務終了予定日、乗務開始予定時刻、乗務終了予定時刻、労働予定時間、宿泊場所、乗務列車情報、作業指示(休憩指示、乗換指示、便乗指示など)などが項目として挙げられている。
日別勤務充当情報データベース106は、乗務区データ収集部104において各乗務区から収集された日別勤務充当情報を格納し、管理するデータベースである。日別勤務充当情報は、運転士/車掌仕業情報データベース105で管理する仕業情報を日付毎に展開し、展開された仕業毎に乗務区に所属する乗務員を充当した情報である。図5は、図1に示す日別勤務充当情報データベース106の記憶項目の具体例を示す図である。ここでは、仕業番号、充当日、乗務員ID、所属乗務区などが項目として挙げられている。
乗務員情報データベース107は、乗務区データ収集部104において各乗務区から収集された乗務員情報を格納し、管理するデータベースである。図6は、図1に示す乗務員情報データベース107の記憶項目の具体例を示す図である。ここでは、乗務員ID、乗務員名、所属乗務区、職務区分(運転士/車掌など)、当日勤務形態、勤務開始時刻、勤務終了時刻、翌日勤務形態などが項目として挙げられている。
仕業情報展開部108は、計画列車情報データベース102から計画列車情報を取得すると共に、運転士/車掌仕業情報データベース105および日別勤務充当情報データベース106から取得される運転士/車掌仕業情報および日別勤務充当情報を組合せ、列車番号、仕業番号、乗務区間、乗務員IDの関係を表す列車番号−乗務員情報を作成し、列車番号−乗務員情報データベース109へ登録するプログラムである。また、勤務形態が待機勤務である乗務員の一覧を乗務区別に作成し、待機要員情報データベース110へ登録する機能も備える。
列車番号−乗務員情報データベース109は、仕業情報展開部108において作成された列車番号−乗務員情報を格納し、管理するデータベースである。図7は、図1に示す列車番号−乗務員情報データベース109の記憶項目の具体例を示す図である。ここでは、運行日付、列車番号、仕業番号、乗務区間、乗務員ID、乗務員名、所属乗務区、職務区分などが項目として挙げられている。この列車番号−乗務員情報を参照することで、当日若しくは翌日運転される列車にどの乗務区の乗務員がどの仕業を担当しているのかを導き出すことができる。
待機要員情報データベース110は、仕業情報展開部108において作成された待機要員情報を格納し、管理するデータベースである。待機要員情報は、翌日に予定されている各乗務区の待機要員の情報である。図8は、図1に示す待機要員情報データベース110の記憶項目の具体例を示す図である。ここでは、所属乗務区、待機予定日、待機乗務員ID、待機乗務員名、職務区分などが項目として挙げられている。
乗務影響予測部111は、計画列車情報データベース102と実績列車情報データベース103から取得される計画列車情報と実績列車情報を比較し、異常事態が発生した列車に乗務している乗務員の翌日への影響調査を行うと共に、運行予測情報(予測ダイヤ)の作成を行う。さらに、運転士/車掌仕業情報データベース105から取得される仕業情報と運行予測情報に基づいて当日乗務の終了時刻を予測し、睡眠時間や退出時間等により翌日の乗務に影響があると判断した乗務員の情報を翌日乗務影響予測情報データベース112へ登録するプログラムである。
また、乗務影響予測部111は、実績列車情報の取得時に加えて、予め外部定義された起動開始時刻や起動周期においても起動され、乗務区毎に待機乗務員数と影響乗務員数を算出して比較を行い、待機要員が不足すると判定された場合には、後述する待機要員数一覧作成部117に待機要員数一覧画面を表示させる機能も備える。
翌日乗務影響予測情報データベース112は、乗務影響予測部111において作成された翌日乗務影響予測情報を格納し、管理するデータベースである。翌日乗務影響予測情報は、列車に異常事態が発生した場合に、翌日の乗務に影響が予測される乗務員の情報である。図9は、図1に示す翌日乗務影響予測情報データベース112の記憶項目の具体例を示す図である。ここでは、所属乗務区、翌日影響乗務員ID、翌日影響乗務員名、勤務形態、職務区分などが項目として挙げられている。
入出力制御部113は、後述するダイヤ図作成部114、担当乗務員一覧作成部115、箱ダイヤ図作成部116および待機要員数一覧作成部117においてそれぞれ作成された表示画面データを液晶ディスプレイなどの表示装置(図示省略する)に出力すると共に、表示画面に対してキーボードやマウスなどの入力装置(図示省略する)より入力された情報を取得し、この情報を各部に引き渡すインターフェースである。
ダイヤ図作成部114は、実績列車情報データベース103および計画列車情報データベース102から取得される計画列車情報および実績列車情報に基づいてダイヤ図を作成し、このダイヤ図に対して列車番号および乗務区間を指定するリンク情報を付加して画面表示するプログラムである。表示中のダイヤ図参照画面上には、後述する担当乗務員一覧画面、待機要員数一覧画面、箱ダイヤ図画面を重ねて表示可能とすると好適である。
担当乗務員一覧作成部115は、ダイヤ図において列車線および区間が選択されることで起動し、ダイヤ図における指定列車番号および指定乗務区間並びに当日日付に基づいて列車番号−乗務員情報より職務区分、乗務員ID、所属乗務区および当日分の仕業番号を抽出し、この抽出情報に乗務影響予測部111における予測結果を関連付けて担当乗務員一覧を作成し、画面表示するプログラムである。また、担当乗務員一覧作成部115は、現時点までの実績列車情報を使用して労働時間を再計算する。更に、ダイヤ乱れに対する回復予想時間を指定することで、表示中の仕業の勤務継続した場合の労働時間を予測可能とする。
箱ダイヤ図作成部116は、担当乗務員一覧画面における仕業番号の選択時に起動し、担当乗務員一覧画面において選択された仕業番号、職務区分、所属乗務員、仕業の施行日から、運転士/車掌仕業情報データベース105から取得される情報に基づいて箱ダイヤ図を作成し、画面表示するプログラムである。
待機要員数一覧作成部117は、担当乗務員一覧画面における所属乗務区の選択時に起動し、担当乗務員一覧において指定された所属乗務区と翌日日付に基づいて待機要員情報データベース110の待機要員情報から翌日待機要員数を集計すると共に、翌日乗務影響予測情報データベース112から影響乗務員数を集計し、これらの情報を含む待機要員数一覧を作成して画面表示するプログラムである。また、乗務区別に翌日の待機要員数と比較を行い、待機要員が足りない場合は、画面上に警告情報を表示する。
<列車運行情報取得処理>
図10は、図1に示す列車運行情報取得部101における処理の具体例を示すフローチャートである。
S1001においては、列車運行管理システム20から列車運行情報を取得する。
S1002においては、取得した列車運行情報が実績列車情報か否かを判定する。ここで、実績列車情報であると判定された場合には、S1003へ進む。これに対し、計画列車情報であると判定された場合には、S1004へ進む。
S1003においては、実績列車情報データベース103への登録または更新処理を行い、処理を終了する。
S1004においては、計画列車情報データベース102へ登録し、処理を終了する。
<乗務区データ収集処理>
図11は、図1に示す乗務区データ収集部104における処理の具体例を示すフローチャートである。
S1101においては、路線の運行を担当する複数の乗務区の中から一の乗務区を選択する。
S1102においては、選択された乗務区より運転士/車掌仕業情報、日別勤務充当情報、乗務員情報を含む乗務区データを収集する。
S1103においては、収集された運転士/車掌仕業情報、日別勤務充当情報、乗務員情報を乗務区IDに関連付けて運転士/車掌仕業情報データベース105、日別勤務充当情報データベース106、乗務員情報データベース107へそれぞれ登録する。
S1104においては、乗務区データが未収集の乗務区の有無を判定する。ここで、未収集の乗務区は無いと判定された場合には、処理を終了する。これに対し、未収集の乗務区が他に有ると判定された場合には、S1101へ戻り、全ての乗務区について情報収集が完了するまでS1101〜S1104の処理を繰り返す。
<仕業情報展開処理>
図12は、図1に示す仕業情報展開部108における処理の具体例を示すフローチャートである。
S1201においては、日別勤務充当情報データベース106から展開対象日に充当されている乗務員の情報を全て読込む。
S1202においては、読込まれた乗務員情報の内、未処理の情報の有無を判定する。ここで、未処理の情報が有りと判定された場合には、S1203へ進む。これに対し、未処理の情報が無しと判定された場合には、処理を終了する。
S1203においては、S1201で読込まれた日別勤務充当情報から1人分の乗務員の情報を取り出す。
S1204においては、取り出された日別勤務充当情報を参照し、勤務形態が待機か否かを判定する。ここで、勤務形態が待機以外の通常勤務(日勤/泊り明けなど)と判定された場合は、S1205へ進む。これに対し、勤務形態が待機と判定された場合は、S1210へ進む。
S1205においては、取り出された日別勤務充当情報に含まれる仕業番号に基づいて運転士/車掌仕業情報データベース105から運転士/車掌仕業情報を取得する。
S1206においては、取得された運転士/車掌仕業情報に未処理の乗務列車情報が含まれているか否かを判定する。ここで、未処理の乗務列車情報が含まれていると判定された場合には、S1207へ進む。これに対し、未処理の乗務列車情報が含まれていないと判定された場合には、S1202へ戻り、全ての乗務員について同様の処理を繰り返す。
S1207においては、S1205で取り出された運転士/車掌仕業情報より1列車分の乗務列車情報を取り出す。
S1208においては、S1207で取り出された乗務列車情報に含まれる列車番号に基づいて計画列車情報データベース102から計画列車情報を読込む。
S1209においては、S1208で読込まれた計画列車情報に対して、運転士/車掌仕業情報、日別勤務充当情報を展開して列車番号−乗務員情報を作成し、列車番号−乗務員情報データベース109へ登録し、S1206へ戻り、全ての乗務列車について同様の処理を繰り返す。
S1210においては、待機要員の乗務員情報を乗務区別に抽出し、待機要員情報データベース110へ登録し、S1202へ戻る。
<乗務員影響情報作成処理>
図13は、図1に示す乗務影響予測部111における処理の具体例を示すフローチャートである。
S1301においては、計画列車情報データベース102から計画列車情報を読込む。
S1302においては、実績列車情報データベース103から現時点における実績列車情報を読込む。
S1303においては、未処理の実績列車情報の有無を判定する。ここで、未処理の実績列車情報が有りと判定された場合には、S1304へ進む。これに対し、未処理の実績列車情報が無しと判定された場合には、S1307へ進む。
S1304においては、実績列車情報および計画列車情報に含まれる同一の列車番号についての発着時刻を比較し、列車毎に遅延時間を算出する。
S1305においては、遅延が発生しているか否かを判定する。この判定処理は、全ての列車について行われる。ここで、遅延が発生していると判定された場合には、S1306へ進む。これに対し、遅延が発生していないと判定された場合には、S1303へ戻る。
S1306においては、遅延が発生している列車の列車番号、遅延駅、遅延時間などを含む遅延列車一覧を作成し、S1303へ戻る。
S1307においては、遅延列車一覧における列車情報の有無を判定する。ここで、遅延に係る列車情報が有りと判定された場合には、S1308へ進む。これに対し、列車情報が無しと判定された場合には、処理を終了する。
S1308においては、遅延列車一覧より列車番号を順番に取り出し、列車番号−乗務員情報データベース109から検索して当該列車に乗務する乗務員の仕業番号を取得する。
S1309においては、取得された仕業番号の内、未処理の仕業番号の有無を判定する。ここで、未処理の仕業番号が有りと判定された場合には、S1310へ進む。これに対し、未処理の仕業番号が無しと判定された場合には、S1307へ戻り、他の列車について同様の処理を繰り返す。
S1310においては、S1308で取得された仕業番号に基づいて運転士/車掌仕業情報データベース105から運転士/車掌仕業情報を読込む。
S1311においては、読込まれた運転士/車掌仕業情報の労働予定時間と遅延時間を考慮して、予測で勤務終了時刻および、労働時間の算出を行う。
S1312においては、S1311の処理結果から、列車の遅延が睡眠時間や翌日の出社時間などに影響するか否かを判定する。ここで、翌日の乗務に影響有りと判定された場合には、S1313へ進む。これに対し、翌日の乗務に影響無しと判定された場合には、S1309へ戻る。
S1313においては、乗務影響予測情報を作成し、翌日乗務影響予測情報データベース112へ登録し、S1309へ戻り、一の列車に関連する全ての仕業情報について同様の処理を繰り返す。
<ダイヤ図作成処理>
図14は、図1に示すダイヤ図作成部114における処理の具体例を示すフローチャートである。
S1401においては、メインメニュー画面(図示省略する)などから入力されたダイヤ図表示要求を取得する。
S1402においては、計画列車情報データベース102から計画列車情報を取得する。
S1403においては、取得された計画列車情報に基づいてダイヤ図を作成する。
S1404においては、定周期で実績列車情報の有無を判定する。ここで、実績列車情報が有りと判定された場合には、S1405へ進む。これに対し、実績列車情報が無しと判定された場合には、S1411へ進む。
S1405においては、実績列車情報データベース103から実績列車情報を取得する。
S1406においては、計画列車情報と実績列車情報を列車番号に基づいて比較し、遅延時間を計算する。
S1407においては、遅延の発生有無を判定する。ここで、遅延の発生有りと判定された場合には、S1408へ進む。これに対し、遅延の発生無しと判定された場合には、S1410へ進む。
S1408においては、実績列車情報に基づいて運行予測情報を作成する。
S1409においては、実績列車情報および運行予測情報に基づいてダイヤ図を更新したダイヤ図参照画面を表示する。
S1410においては、実績列車情報に基づいてダイヤ図を更新したダイヤ図参照画面を表示する。
S1411においては、作成されたダイヤ図を含むダイヤ図参照画面を表示する。
S1412においては、表示されたダイヤ図参照画面における表示終了要求の有無を判定する。ここで、表示終了要求有りと判定された場合には、処理を終了する。これに対し、表示終了要求無しと判定された場合には、S1404へ戻り、実績列車情報が定周期で取得される度に同様の処理を繰り返す。図15および図16は、ダイヤ図参照画面の具体例を示す図である。図15は、遅延が発生していない場合のダイヤ図の表示例である。一方、図16は遅延が発生した場合のダイヤ図の表示例である。また、ダイヤ図中の列車線には後述する担当乗務員一覧画面へのリンク情報が付加されており、マウス選択によって起動されることが示されている。また、図16においては、遅延が発生中の列車の運行予測線が破線表示され、実線で表示された列車線と同様に担当乗務員一覧画面へのリンク情報が付加されている。
<担当乗務員一覧作成処理>
図17は、図1に示す担当乗務員一覧作成部115における処理の具体例を示すフローチャートである。
S1701においては、表示中のダイヤ図参照画面における列車線の選択情報として列車番号、乗務区間の情報を受け取る。
S1702においては、S1701で受け取った列車番号、乗務区間に基づいて列車番号−乗務員情報データベース109から列車番号−乗務員情報を読込む。
S1703においては、未処理の列車番号−乗務員情報の有無を判定する。ここで、未処理の列車番号−乗務員情報が有りと判定された場合には、S1704へ進む。これに対し、未処理の列車番号−乗務員情報が無しと判定された場合には、S1709へ進む。
S1704においては、読込まれた列車番号−乗務員情報に含まれる仕業番号に基づいて運転士/車掌仕業情報データベース105から運転士/車掌仕業情報を取得し、乗務員IDに基づいて翌日乗務影響予測情報データベース112から翌日乗務影響予測情報を取得する。
S1705においては、取得された運転士/車掌仕業情報と実績列車情報に基づいて現時点における労働時間、労働予測時間を乗務員毎に計算すると共に、列車番号−乗務員情報と組み合わせて担当乗務員情報を作成する。労働時間計算で使用する列車情報は、現時点より過去の列車については、実績列車情報を使用し、運行を開始していない列車については、計画列車情報を使用するものとする。
S1706においては、警告条件に該当するか否かを判定する。具体的には、計算された労働予測時間を規定労働時間と比較して規定労働時間を超過している否か、判定対象の乗務員の翌日影響予測情報が存在するか否か等によって判定される。ここで、警告条件に該当すると判定された場合には、S1707へ進む。これに対し、警告条件に該当しないと判定された場合には、S1708へ進む。
S1707においては、警告情報を作成し、担当乗務員情報と共に担当乗務員一覧へ追加し、S1703へ戻る。
S1708においては、担当乗務員情報を担当乗務員一覧へ追加し、S1703へ戻る。
S1709においては、作成された担当乗務員一覧を含む担当乗務員一覧画面を表示し、処理を終了する。図18および図19は、担当乗務員一覧画面の具体例を示す図である。図18は、警告表示を含まない場合の表示例である。一方、図19は、警告表示を含む場合の表示例である。また、担当乗務員一覧画面中で仕業番号を選択すると箱ダイヤ図が表示され、所属乗務区を選択すると、待機要員数一覧を表示されることが示されている。また、図19においては、規定労働時間が超えている従業員の労働時間のセルの色と、翌日の乗務に影響が予測される乗務員の行の色を変更されることが示されている。
<箱ダイヤ図作成処理>
図20は、図1に示す箱ダイヤ図作成部116における処理の具体例を示すフローチャートである。
S2001においては、表示中の担当乗務員一覧画面における仕業番号の選択情報を取得すると共に、画面内の仕業番号、職務区分、乗務員情報、再計算した労働時間(現時点の労働時間、最終の予測労働時間)、警告情報等を受け取る。尚、当日および翌日の仕業番号をそれぞれ選択可能とする。
S2002においては、取得された仕業番号に基づいて運転士/車掌仕業情報データベース105から運転士/車掌仕業情報を読込む。
S2003においては、読込まれた運転士/車掌仕業情報に含まれる列車番号に基づいて計画列車情報データベース102から計画列車情報を読込む。
S2004においては、選択された仕業番号が当日の仕業番号か否かを判定する。ここで、当日の仕業番号と判定された場合には、S2005へ進む。これに対し、翌日の仕業番号と判定された場合には、S2006へ進む。
S2005においては、S2002で読込まれた運転士/車掌仕業情報に含まれる列車番号に基づいて実績列車情報データベース103から実績列車情報を読込む。
S2006においては、警告情報の有無を判定する。ここで、警告情報有りと判定された場合には、S2007へ進む。これに対し、警告情報無しと判定された場合には、S2008へ進む。
S2007においては、計画列車情報と実績列車情報に基づいて箱ダイヤ図を作成し、乗務員情報、労働時間情報、警告情報と共に箱ダイヤ図参照画面として表示し、処理を終了する。
S2008においては、計画列車情報と実績列車情報に基づいて箱ダイヤ図を作成し、乗務員情報、労働時間情報と共に箱ダイヤ図参照画面として表示し、処理を終了する。図21および図22は、箱ダイヤ図参照画面の具体例を示す図である。図21は、遅延が発生していない場合の表示例である。一方、図22は、遅延が発生している場合の表示例である。各図に表示された折れ線は列車の運行を示し、太線は乗務が完了したことを示している。
<待機要員数一覧作成処理>
図23は、図1に示す待機要員数一覧作成部117における処理の具体例を示すフローチャートである。
S2301においては、表示中の担当乗務員一覧画面における所属乗務区の選択情報を取得する。
S2302においては、取得された所属乗務区と翌日日付に基づいて待機要員情報データベース110を参照し、職務区分毎の待機要員数を算出する。
S2303においては、S2301で取得された所属乗務区に基づいて翌日乗務影響予測情報データベース112を参照し、職務区分毎の影響予測乗務員数を算出する。
S2304においては、影響予測乗務員数が待機要員数を超えるか否かを判定する。ここで、影響予測乗務員数が待機要員数を超えると判定された場合には、S2305へ進む。これに対し、影響予測乗務員数が待機要員数以内と判定された場合には、S2306へ進む。
S2305においては、待機要員情報および影響予測乗務員情報を警告情報と共に待機要員数一覧に追加する。
S2306においては、待機要員情報および影響予測乗務員情報を待機要員数一覧に追加する。
S2307においては、画面上で選択された他の所属乗務区の有無を判定する。ここで、選択された他の所属乗務区が有りと判定された場合には、S2302へ戻り、選択された乗務区毎に同様の処理を繰り返す。これに対し、他の所属乗務区は無しと判定された場合には、S2308へ進む。
S2308においては、作成された待機要員数一覧を含む待機要員数一覧画面を表示し、処理を終了する。図24および図25は、待機要員数一覧画面の具体例を示す図である。図24は、列車に遅延が発生しておらず、各乗務区の影響予測乗務員数が0である場合を示している。また、図25は、第8乗務区において影響乗務員数が待機要員数を超えているため、セルの表示色を変更することによって警告情報が表示されることが示されている。
上記のように、本実施形態に係る乗務員勤務状態把握装置10によれば、以下の効果が奏される。
(1)乗務員の所属乗務区側だけでなく、列車運行管理システム20側の指令員も列車に乗務中の乗務員の所属乗務区、仕業の内容、現時点での勤務状態をリアルタイムに把握することができ、警告表示が出力されている場合には該当する乗務区に対して勤務状態の確認指示を迅速に行える。
(2)列車の異常事態発生時に、計画ダイヤと実績ダイヤの差分を遅延時間として予測される労働時間に基づいて翌日の勤務に影響するか否かを把握することが可能になる。
尚、本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。
10…乗務員勤務状態把握装置
20…列車運行管理システム
30…勤務計画システム
101…列車運行情報取得部
102…計画列車情報データベース
103…実績列車情報データベース
104…乗務区データ収集部
105…運転士/車掌仕業情報データベース
106…日別勤務充当情報データベース
107…乗務員情報データベース
108…仕業情報展開部
109…列車番号−乗務員情報データベース
110…待機要員情報データベース
111…乗務影響予測部
112…翌日乗務影響予測情報データベース
113…入出力制御部
114…ダイヤ図作成部
115…担当乗務員一覧作成部
116…箱ダイヤ図作成部
117…待機要員数一覧作成部

Claims (5)

  1. 列車の運行における計画列車情報および実績列車情報を作成・管理する列車運行管理システム並びに乗務区毎に設けられた乗務員の勤務計画を作成・管理する勤務計画システムにそれぞれ接続された乗務員勤務状態把握装置であって、
    前記列車運行管理システムより前記計画列車情報および前記実績列車情報を取得する列車運行情報取得部と、
    前記勤務計画システムより前記乗務員の1勤務における労働予定時間、乗務する列車番号、乗務区間、職務区分および勤務形態を含む仕業情報を仕業番号に関連付けた運転士/車掌仕業情報、前記仕業情報に対して前記乗務員を日別に充当した日別勤務充当情報、並びに前記乗務員の氏名および所属乗務区を乗務員IDに関連付けた乗務員情報を前記乗務区毎に収集する乗務区データ収集部と、
    前記列車運行情報取得部において取得された前記計画列車情報並びに前記乗務区データ収集部において収集された前記運転士/車掌仕業情報、前記日別勤務充当情報、前記乗務員情報を展開し、少なくとも前記列車番号、前記仕業番号、前記乗務区間、前記職務区分、前記乗務員ID、前記所属乗務区および日付を関連付けた列車番号−乗務員情報を作成する仕業情報展開部と、
    前記計画列車情報および前記実績列車情報に基づいてダイヤ図を作成し、このダイヤ図に対して前記列車番号および前記乗務区間を指定するリンク情報を付加して画面表示するダイヤ図作成部と、
    前記計画列車情報および前記実績列車情報を比較して遅延列車に係る列車番号および遅延時間を抽出して前記遅延列車の運行予測情報を作成すると共に、前記列車番号に基づいて前記列車番号−乗務員情報より前記遅延列車に係る乗務員の乗務員IDおよび当日分の前記仕業番号を抽出し、前記乗務員IDに基づいて前記列車番号−乗務員情報より翌日分の前記仕業番号を抽出し、前記当日分の仕業番号に係る前記労働予定時間および前記運行予測情報から前記遅延列車に係る乗務員の最終労働予測時間を予測し、この最終労働予測時間、前記翌日分の仕業番号に係る前記運転士/車掌仕業情報の前記勤務形態および所定の条件に基づいて前記遅延列車に係る乗務員の内、翌日の乗務への影響がある影響乗務員数を予測する乗務影響予測部と、
    前記ダイヤ図における指定列車番号および指定乗務区間並びに当日日付に基づいて前記列車番号−乗務員情報より前記職務区分、前記乗務員ID、前記所属乗務区および前記当日分の仕業番号を抽出し、この抽出情報に前記労働時間および前記最終労働予測時間を関連付けた担当乗務員一覧を作成し、画面表示する担当乗務員一覧作成部と、
    を有することを特徴とする乗務員勤務状態把握装置。
  2. 前記担当乗務員一覧作成部が、前記担当乗務員一覧に対して前記仕業番号または前記所属乗務区を指定するリンク情報を付加して画面表示し、かつ、
    前記乗務区データ収集部において収集された前記運転士/車掌仕業情報、前記日別勤務充当情報、前記乗務員情報を展開し、前記勤務形態が待機勤務である前記乗務員に係る前記所属乗務区、前記乗務員IDを含む待機要員情報を作成する第2の仕業情報展開部と、
    前記担当乗務員一覧において指定された所属乗務区と翌日日付に基づいて前記待機要員情報から求めた翌日待機要員数と前記乗務影響予測部で予測された前記影響乗務員数を含む待機要員数一覧を作成し、画面表示する待機要員数一覧作成部と、
    を更に有することを特徴とする請求項1記載の乗務員勤務状態把握装置。
  3. 待機要員数一覧作成部は、前記待機要員数一覧を前記職務区分に分類して作成することを特徴とする請求項1または請求項2記載の乗務員勤務状態把握装置。
  4. 列車の運行における計画列車情報および実績列車情報を作成・管理する列車運行管理システム並びに乗務区毎に設けられた乗務員の勤務計画を作成・管理する勤務計画システムにそれぞれ接続されたコンピュータが行う乗務員勤務状態把握方法であって、
    前記列車運行管理システムより前記計画列車情報および前記実績列車情報を取得する列車運行情報取得ステップと、
    前記勤務計画システムより前記乗務員の1勤務における労働予定時間、乗務する列車番号、乗務区間、職務区分および勤務形態を含む仕業情報を仕業番号に関連付けた運転士/車掌仕業情報、前記仕業情報に対して前記乗務員を日別に充当した日別勤務充当情報、並びに前記乗務員の氏名および所属乗務区を乗務員IDに関連付けた乗務員情報を前記乗務区毎に収集する乗務区データ収集ステップと、
    前記列車運行情報取得ステップにおいて取得された前記計画列車情報並びに前記乗務区データ収集ステップにおいて収集された前記運転士/車掌仕業情報、前記日別勤務充当情報、前記乗務員情報を展開し、少なくとも前記列車番号、前記仕業番号、前記乗務区間、前記職務区分、前記乗務員ID、前記所属乗務区および日付を関連付けた列車番号−乗務員情報を作成する仕業情報展開ステップと、
    前記計画列車情報および前記実績列車情報に基づいてダイヤ図を作成し、このダイヤ図に対して前記列車番号および前記乗務区間を指定するリンク情報を付加して画面表示するダイヤ図作成ステップと、
    前記計画列車情報および前記実績列車情報を比較して遅延列車に係る列車番号および遅延時間を抽出して前記遅延列車の運行予測情報を作成すると共に、前記列車番号に基づいて前記列車番号−乗務員情報より前記遅延列車に係る乗務員の乗務員IDおよび当日分の前記仕業番号を抽出し、前記乗務員IDに基づいて前記列車番号−乗務員情報より翌日分の前記仕業番号を抽出する仕業番号抽出ステップと、
    前記当日分の仕業番号に係る前記労働予定時間および前記運行予測情報から前記遅延列車に係る乗務員の最終労働予測時間を予測し、この最終労働予測時間、前記翌日分の仕業番号に係る前記運転士/車掌仕業情報の前記勤務形態および所定の条件に基づいて前記遅延列車に係る乗務員の内、翌日の乗務への影響がある影響乗務員数を予測する乗務影響予測ステップと、
    前記ダイヤ図における指定列車番号および指定乗務区間並びに当日日付に基づいて前記列車番号−乗務員情報より前記職務区分、前記乗務員ID、前記所属乗務区および前記当日分の仕業番号を抽出し、この抽出情報に前記乗務影響予測ステップにおける予測結果を関連付けた担当乗務員一覧を作成し、画面表示する担当乗務員一覧作成ステップと、
    を有することを特徴とする乗務員勤務状態把握方法。
  5. 前記担当乗務員一覧作成ステップにおいて、前記担当乗務員一覧に対して前記仕業番号または前記所属乗務区を指定するリンク情報を付加して画面表示し、かつ、
    前記乗務区データ収集ステップにおいて収集された前記運転士/車掌仕業情報、前記日別勤務充当情報、前記乗務員情報を展開し、前記勤務形態が待機勤務である前記乗務員に係る前記所属乗務区、前記乗務員IDを含む待機要員情報を作成する第2の仕業情報展開ステップと、
    前記担当乗務員一覧において指定された所属乗務区と翌日日付に基づいて前記待機要員情報から求めた翌日待機要員数と前記乗務影響予測ステップで予測された前記影響乗務員数を含む待機要員数一覧を作成し、画面表示する待機要員数一覧作成ステップと、
    を更に有することを特徴とする請求項4記載の乗務員勤務状態把握方法。
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