JP2010262242A - カメラ及び携帯端末装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】風景、夜景等のコントラストが少ない被写体においても、AFを合わせて風景、夜景を撮影でき、ユーザに好適に撮影させること。
【解決手段】画像信号処理部120によって被写体のコントラストを検出し、AF評価部142は、被写体のコントラストの最大値を合焦判定閾値と比較して、合焦判定閾値以上であれば、前記最大値に対応するレンズ位置を合焦位置として評価する。AE制御・判定部150は、被写体の照度を検出する。AF制御部144は、AF評価部142の評価結果に基づいて、AFドライバ113を介して、レンズ112を前記合焦位置に移動することによって焦点を制御する。また、AF制御部144は、AF評価部142の評価結果から焦点を制御できない場合、AE制御・判定部150の検出結果に基づいてレンズ112を無限端に移動して、焦点を遠景に制御する。
【選択図】図2

Description

本発明は、携帯電話機に搭載されるカメラ及び携帯端末装置に関する。
携帯電話には多彩なマルチメディア機能が搭載されるようになり、通話のみに留まらず静止画撮影、動画撮影等を行ったり、TV電話として用いられたりするカメラ付き携帯電話機が知られている。携帯電話機に搭載されるカメラに搭載されるオートフォーカス(以下、AFという)には、カメラ自体の小型化に伴い、小型化及び低コストが求められる。
一般的にAFには大きく2つの方式がある。アクティブ方式は、被写体に赤外線・超音波などを照射し、その反射波が戻るまでの時間や照射角度により距離を検出する方式である。パッシブ方式は、画像からフォーカス状態を評価してレンズを移動させる方式であり、主に、被写体におけるコントラスト状態(鮮鋭度)を示す成分を評価値(AF評価値)として用いて、コントラストが最大になるように制御する。
パッシブ方式の制御方法には、山登り方式や全スキャン方式などがある。山登り方式は、例えば、特許文献1及び特許文献2に示すように、AF評価値の増加する方向にレンズを所定量駆動し、AF評価値の最大値(山の頂上)を検出する方式である。この方式は、レンズは焦点位置から離れるほど錯乱円が大きくなり、これによりレンズを介して結像した被写体像は焦点位置から離れるほどコントラストが低下するという原理を応用している。この被写体像のコントラスト状態に相応する信号は映像信号の中高周波成分である。
また、全スキャン方式は、無限(∞)端(無限遠ともいう)からマクロ端(至近端)までをスキャンしてAF評価値を検出し、該AF評価値の最大値に対応する位置(合焦位置)にレンズを駆動するものである。
静止画撮影用のカメラは、アクティブ方式とパッシブ方式の両方のAFを備えている場合がある。ムービーなどはパッシブ方式を用いるのが普通である。また、アクティブ方式では、被写体に赤外線・超音波などを照射するデバイス等が必要となり構造が複雑となり、占有スペースが増えるとともにコストが嵩むため、カメラ付き携帯電話機に搭載されるカメラにはパッシブ方式を用いることが殆どである。
特開2003−207712号公報 特開2001−290072号公報
ところで、従来の携帯端末装置に搭載されるパッシブ方式、具体的には、コントラスト評価方式でAF制御を行うカメラでは、AFを行う際に、雲のない空や真っ暗な被写体などのコントラストのない被写体や、コントラストの弱い被写体ではAFが合焦判定できないことが多い。この場合、ユーザが同じ被写体の撮影を続ける限り、AFは合焦されず、ユーザに不安を抱かせてしまうという問題がある。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、風景、夜景等におけるコントラスト評価を判定しにくい被写体においても、AFを合わせて風景、夜景を撮影でき、ユーザに快適に撮影させるカメラ及び携帯端末装置を提供することを目的とする。
本発明のカメラは、被写体のコントラストを検出するコントラスト検出部と、前記コントラスト検出部の検出結果に基づいて、焦点を制御する焦点制御部と、前記被写体の照度を検出する照度検出部と、を有し、前記焦点制御部は、前記コントラスト検出部の検出結果から焦点を制御できない場合、前記照度検出部の検出結果に基づいて焦点を制御する構成を採る。
本発明の携帯端末装置は、上記構成のカメラを備える構成を採る。
本発明によれば、ユーザに快適に撮影させることができるカメラ及び携帯端末装置を提供できる。
本発明の一実施の形態に係るカメラを備える携帯端末装置の模式図 本発明の一実施の形態に係るカメラの要部構成を示すブロック図 本発明の一実施の形態に係るカメラのAF制御を説明するためのフローチャート 本発明の一実施の形態に係るカメラの撮影モード判別処理を説明するためのフローチャート 本発明の一実施の形態に係るカメラにおいて被写体の画像データを増感した場合のAF制御を説明するためのフローチャート 本発明の一実施の形態に係るカメラにおいてAF補助光源を用いた場合のAF制御を説明するためのフローチャート
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施の形態に係るカメラを備える携帯端末装置の模式図であり、図2は、本発明の一実施の形態に係るカメラの要部構成を示すブロック図である。
本実施の形態では、図1に示すように、カメラ100を備える携帯端末装置を、携帯電話機(ここでは折り畳み式携帯電話機)10としているが、これに限らず、PHS(Personal Handy-Phone System)、PDA(Personal Digital Assistants:携帯情報端末)、携帯ゲーム機などの携帯機器としてもよい。
図2に示すカメラ100は、パッシブ方式、具体的には、コントラスト評価式のAF制御を行うものであり、レンズ部110と、ADC(Analogue Digital Converter)102と、画像信号処理部120と、制御部140と、AE制御・判定部150と、表示部(通知部)160と、操作部106と、LED170とを備える。
レンズ部110は、集光された光を電気信号に変換するCCDなどの撮像素子111と、光を集光するレンズ112と、レンズ112を光軸方向に移動させるAFドライバ113とを有する。
AFドライバ113は、ピエゾ、ボイスコイル、ステッピングモータなどのデバイスからなり、制御部140(詳細には、AF制御部144)からの指示によって、レンズ112を光軸上における無限(遠景)側の無限端(∞端)とマクロ側のマクロ端との間を移動させて、合焦させる。レンズ112が無限端にあるとき、焦点は遠景となる。なお、撮像素子111からの画像信号は、ADC102によりデジタル信号に変換され、バス104を介して画像信号処理部120に取り込まれる。
画像信号処理部120には、撮像素子111からの画像信号が、ADC102からバス104を介して入力される。この入力される画像信号に対して画像信号処理部120は、ホワイトバランス制御などの画像処理を行い、コントラスト値を含む画像データとして制御部140に出力する。なお、画像信号処理部120により画像処理された画像データは、制御部140を介して表示部160に被写体の画像としてプレビュー表示される。ユーザは表示部160にプレビュー表示される画像を確認することによって、撮影する被写体を確認できる。画像信号処理部120から出力されるコントラスト値は、AF評価部142に入力される。画像信号処理部120は、コントラスト検出部として機能する。また、画像信号処理部120は、必要に応じて、ADC102からバス104を介して入力される画像信号に対して、電気的に信号レベルを上げる増感(高感度化)処理を行うことができる。
この画像信号処理部120は、バス104に接続されたバッファメモリ130に画像データを展開して画像処理を行う。
制御部140は、マイクロコンピュータ等から構成され、カメラ100全体の制御を行うとともに、レンズ112の位置制御を行う。また、制御部140には、LCD等からなる表示部160及び操作部106が接続されている。
この制御部140は、主に、AF評価部142、AF制御部144、自動露光(「Auto Exposure」以下「AE」という)制御・判定部150、モード判定部146、LED制御部148等を有する。
AF評価部142は、画像信号処理部120からの被写体の画像データに基づいて、コントラストなどを評価する。特に、AF評価部142は、画像信号処理部120から入力されるコントラスト値のピークが閾値(合焦判定閾値)以上であるか否かの閾値判定を行い、コントラスト値(AF評価値)のピーク(最大値)が閾値以上であれば、コントラスト値に対応するレンズ112の位置を合焦位置として評価する。また、AF評価部142は、画像信号処理部120から入力されるコントラスト値のピークが閾値未満であれば、その旨の信号をAE制御・判定部150に出力する。
AF制御部144は、AF評価部142の検出結果に基づいて、レンズ112の制御信号をAFドライバ113に送り、レンズ112を移動してカメラ100の焦点を制御する。
具体的には、AF制御部144は、AFドライバ113を介してレンズ112を、光軸上で撮像素子111に最も近い無限端から最も遠いマクロ端までの間を移動させて、合焦位置に位置させる。特に、AF制御部144は、AF評価値の最大値に対応するレンズ112の位置をピークポイント(合焦位置)として、レンズ112を移動させる。
このように制御部140では、画像データをAF評価部142で評価して、且つ、AF制御部144によってレンズ112を制御する。これにより、AF制御部144においてレンズ112を駆動させる際の制御情報をレンズ112の位置情報として用いることができる。
また、AF制御部144は、AF評価部142の検出結果から焦点を制御できない場合、つまり、合焦できない場合、AE制御・判定部150により検出された照度情報に基づいて、AFドライバ113を駆動してレンズ112を、光学軸上で移動させて焦点を制御する。
AE制御・判定部150は、周知のAE制御機能を有するとともに、被写体の照度、具体的には被写体の画像データの照度を検出する照度検出部として機能する。ここでは、AE制御・判定部150は、画像信号処理部120からの画像データを用いて被写体の照度を検出する。
さらに、AE制御・判定部150は、AF評価部142からの入力される信号によって、検出した照度が所定の範囲内であるかを判定する。具体的には、AE制御・判定部150は、検出した被写体の照度が、予め風景の照度として設定された値か、又は、予め夜景の照度として設定された値であるかを判定する。
なお、本実施の形態では、照度は、AE制御・判定部150において被写体を撮影しているときのAE制御機能によって導き出される値から推定するものとしたが、これに限らない。例えば、被写体の照度を検出可能な外部の照度センサを制御部140に接続し、外部の照度センサに、AE制御・判定部150における照度検出機能を持たせる構成としてもよい。また、画像信号処理部120が、照度検出部(AE制御・判定部150)の機能を有するようにしてもよい。
また、AE制御・判定部150は、被写体の画像データにおける増感レベルを判定し、ノイズ量の多い状態を判定する場合、AF評価部142に対して、閾値を変更する旨を示す情報を出力する。
さらに、AE制御・判定部150は、画像データの照度に基づいて、AF補助光が必要であるか否かの判定を行い、必要な場合、LED制御部148に、LED170によるAF補助光の点灯要の信号を出力する。
モード判定部146は、画像信号処理部120からの画像データと、AF制御部144のレンズ112の制御情報に基づくレンズ位置情報とから、被写体に対応して、マクロモード、遠景モード、マクロモードと遠景モードとの中間モードである通常モードを判別する。なお、マクロモードでは、レンズ112はAF制御部144及びAFドライバ113によってマクロ端に位置するように制御され、遠景モードでは、レンズ112はAF制御部144及びAFドライバ113によって無限端に位置するように制御される。また、通常モードでは、レンズ112は、AF制御部144及びAFドライバ113によって、AF評価値が最大である位置に位置するように制御される。
また、モード判定部146は、レンズ位置が遠景として判別した場合に、AE制御・判定部150からの照度情報に基づいて、夜景モードであるか、風景モードであるか、又は通常モードであるかを判別する。
モード判定部146は、判別した撮影モードを、表示部160を介してユーザに通知する。
LED制御部148は、AE制御・判定部150及びAF制御部144からの信号に基づいて、補助光源となるLED170の点灯、消灯を制御する。具体的には、LED制御部148は、AE制御・判定部150において補助光判定が行われ、AE制御・判定部150から補助光ONの指示が入力されるとLED170を点灯させ、AF制御部144からAFスキャン終了の情報が入力されるとLED170を消灯させる。
操作部106は、ユーザの操作に基づいてAF開始を示す信号を制御部140、具体的には、AF制御部144に出力する。
表示部160は、制御部140からの情報を表示するものであり、特に制御部140から出力されるAFの動作結果を表示してユーザに報知する。例えば、表示部160は、制御部140からのAFの動作結果に応じた指示を受けて、合焦OKを示す合焦通知を緑色で表示したり、合焦NGを示す合焦NG通知を赤で表示したりする。
LED170は、カメラ100において被写体を照明するものであり、ここでは、フラッシュとして機能するが、AF中ではLED制御部148の制御によって光量が抑えられた状態でAF補助光として常時点灯するように制御される。
このように構成される本実施の形態に係るカメラ100のAF制御について、通常の制御、被写体画像データを増感した状態でのAF制御及びAF補助光源であるLED170との組み合わせにおけるAF制御について説明する。
<通常のAF制御>
カメラ100は、通常のAF制御では、AFスキャンを行い、合焦判定を行った後で、撮影モード判別を行う。
図3は、一実施の形態に係るカメラのAF制御を説明するためのフローチャートである。
図3に示すように、先ず、ステップS1では、制御部140は、操作部106から入力されるAF開始を示す信号の入力の有無を判別することによって、AF制御開始か否かを判定し、AF開始を示す信号の入力があれば、ステップS2に移行する。
ステップS2では、AF制御部144は、操作部106からのAF開始入力を受けて、AFドライバ113を介してレンズ112を駆動してAFスキャンを開始する。これにより、撮像素子111、ADC102、バス104を介して、レンズ112の移動に対応した画像信号が画像信号処理部120に入力される。この画像信号を用いて、画像信号処理部120は、被写体におけるコントラスト状態を示す成分であるコントラスト値(AF評価値)において、ピーク値である最大値を検出して、AF評価部142に出力してステップS3に移行する。
ステップS3では、AF評価部142は、画像信号処理部120から入力されるAF評価値(コントラスト値)のピークが、予め設定された閾値以上であるか否かを判定し、閾値以上であれば、ステップS4に移行し、閾値未満であれば、ステップS5に移行する。
ステップS4では、AF評価部142からの判定結果に基づいて、AF制御部144は、AF評価値のピークが検出されたレンズ位置であるピークポイントに、AFドライバ113を介してレンズ112を移動して、ステップS6に移行する。
ステップS6では、制御部140(例えばAF制御部144)は、AFの動作結果を表示部160に表示して、撮影モード判別処理に移行する。
一方、ステップS3におけるAF評価部142の判定結果がNOである場合、ステップS5では、AE制御・判定部150は、入力される画像データを用いて検出した被写体の照度が所定範囲内であるか否かを判定する。
具体的には、ステップS5では、AE制御・判定部150は、被写体の照度が、予め風景の照度として設定された上限値(ここでは10000lx)以上か、又は、予め夜景の照度として設定された下限値(ここでは20lx)以下であるかを判定する。
ステップS5において、AE制御・判定部150は、被写体の照度が予め設定された上限値(ここでは10000lx)以上である場合、又は、予め設定された下限値(ここでは20lx)以下である(YESである)場合にはステップS7に移行し、双方の一方でも満たさない(NOである)場合にはステップS8に移行する。
ステップS7では、AE制御・判定部150による判定結果に基づいて、AF制御部144は、AFドライバ113を介してレンズ112を無限端に移動、つまり、レンズ112の焦点を遠景にして、ステップS6に移行する。
ステップS8では、AE制御・判定部150による判定結果に基づいて、AF制御部144は、AFドライバ113を介してレンズ112を、最大のAF評価値(コントラスト値)が検出されたレンズ位置(「ピークポイント」ともいう)に移動させて、ステップS9に移行する。
ステップS9では、制御部140(例えばAF制御部144)は、AFの動作結果である「合焦NG」を表示部160に表示することで、ユーザに合焦NGを通知して、撮影モード判別処理に移行する。
図4は、一実施の形態に係るカメラの撮影モード判別処理を説明するためのフローチャートである。
AF制御部144によってレンズ112の合焦位置が確定すると、図4に示すように、ステップS71において、モード判定部146は、AF制御部144により制御されたレンズ112の位置を判定する。
具体的には、ステップS71において、モード判定部146は、レンズ112の位置が遠景位置である無限端(∞端)にあるか、マクロ位置であるマクロ端(至近端)にあるか、若しくは、遠景とマクロの中間の位置にあるかを判定する。
ステップS71において、モード判定部146は、レンズ112が遠景位置とマクロ位置の中間にある場合と判定した場合、ステップS72に移行して、被写体の撮影モードを「通常モード」と確定し、表示部160に「通常モード」を示す情報を表示させる。また、ステップS71において、モード判定部146は、レンズ112がマクロ位置にあると判定した場合、ステップS73に移行して、被写体の撮影モードを「マクロモード」と確定し、表示部160に「マクロモード」を示す情報を表示させる。
さらに、ステップS71において、モード判定部146は、レンズ112が遠景位置(無限端)にあると判定した場合、ステップS74に移行する。
ステップS74では、モード判定部146は、AE制御・判定部150からの照度情報に基づいて、被写体の照度が所定範囲内であればステップS77に移行し、被写体の照度が所定範囲外(風景を想定した照度或いは夜景を想定した照度)であれば、ステップS75又はステップS76に移行する。
具体的には、ステップS74では、モード判定部146は、入力される照度情報(被写体の照度を示す情報)を用いて、被写体の照度が下限閾値(ここでは20lx)より大きく、且つ、上限閾値(ここでは10000lx)未満であれば、ステップS77に移行する。ステップS77では、モード判定部146は、被写体の撮影モードを「通常モード」と確定して、表示部160に「通常モード」を示す情報を表示させる。
また、ステップS74では、モード判定部146は、被写体の照度が下限閾値(ここでは20lx)以下(夜景を想定した照度)であれば、ステップS75に移行し、ステップS75では、モード判定部146は、被写体の撮影モードを「夜景モード」として確定して、表示部160に「夜景モード」を示す情報を表示させる。
さらに、ステップS74では、モード判定部146は、被写体の照度が上限閾値(ここでは10000lx)以上(風景を想定した照度)であれば、ステップS76に移行する。
ステップS76では、モード判定部146は、被写体の撮影モードを「風景モード」として確定して、表示部160に「風景モード」を示す情報を表示させる。
パッシブ方式AF制御を行うカメラで夜景、風景などを撮影する場合、空や暗い場所等、AFを合わせるための条件としてのコントラストが検出できない場合がある。その場合、AF合焦判定閾値を超えず、従来のカメラでは、AF失敗をユーザに通知している。この場合のレンズ位置は少しでも変化があった位置にするか、又は、レンズを∞端に位置させておき、ユーザに判断を任せることになる。このユーザに判断を任せる制御では、ユーザが同じ被写体を撮影し続ける限り、AFは合焦しないため、ユーザに対して撮像操作の不安を煽ることになる。
これに対して、本実施の形態のカメラ100では、コントラストがないような被写体の撮影であっても、風景を想定した照度(ここでは、10000lx以上)と夜景を想定した照度(ここでは、20lx以下)と、それ以外とを判断して、被写体のAF評価値の最大値が、風景、夜景の照度条件下においてAF合焦閾値を超えない場合は、レンズ112を∞端(遠景)に強制的に位置させる。カメラで風景、夜景を撮影する際に、基本的には無限端(遠景)にフォーカスを合わせる被写体が多いため、本実施の形態のAF制御によれば、焦点が合っていない失敗写真を減らすことができる。そして、AFの合焦判定をOKとしユーザに通知し、その後で、更に、被写体に対する撮影モード判定を行い、ユーザに対して、風景モード、夜景モードといった被写体の撮影モードを通知している。
このように本実施の形態によれば、風景、夜景等においてコントラストを判定しにくい被写体(例えば、風景、夜景などを想定した照度下において空や真っ黒な風景などコントラストが弱く、又、コントラストが無い被写体)を撮影する場合でも、照度条件に応じて、AF合焦条件を変更して、撮影シーンに応じてAFを合焦することができる。よって、フォーカスがあっていないような失敗写真を防ぎつつ、ユーザを不安にさせることなく、快適に被写体を撮影させることができる。
また、本実施の形態によれば、モード判別を行う際に、夜景撮影時にノイズによってレンズを誤った位置に移動して夜景判定できないことを防ぐことができる。
<被写体の画像データを増感した状態でのAF制御>
図5は、被写体の画像データを増感した場合のAF制御を説明するためのフローチャートである。ここでは、夜景撮影などにおいて、被写体の画像データを増感したプレビュー画像を用いてAFを行う場合について説明する。
図5に示すように、制御部140が、操作部106から入力されるAF開始を示す信号を受けて、AF制御を開始すると、ステップS21において、AE制御・判定部150は、画像信号処理部120から入力される画像データが増感していて、且つ、ノイズが多いかを判定する。
ステップS21において、AE制御・判定部150は、被写体の画像データが増感しており、且つ、ノイズが多いと判定した場合、判定結果を示す信号をAF制御部144に出力するとともに、AF閾値である合焦判定閾値の変更を示す情報(合焦判定閾値変更情報)をAF評価部142に出力して、ステップS22に移行する。また、ステップS21において、AE制御・判定部150は、被写体の画像データが増感しておらず、且つ、ノイズが少ないと判定した場合、判定結果を示す信号をAF制御部144に出力して、ステップS23に移行する。
ステップS22では、AF評価部142は、AE制御・判定部150から入力される合焦判定閾値変更情報に基づいて、合焦判定閾値を、設定された閾値よりも大きい値とし、増感した際に発生するノイズの影響を受けにくくして、ステップS23に移行する。
ステップS23では、AF制御部144は、AFドライバ113を介してレンズ112を駆動してAFスキャンを開始する。これにより、撮像素子111、ADC102、バス104を介して、レンズ112の移動に対応した画像信号が画像信号処理部120に入力される。この画像信号を用いて、画像信号処理部120は、被写体におけるコントラスト状態を示す成分であるコントラスト値(AF評価値)において、ピーク値である最大値を検出して、AF評価部142に出力してステップS24に移行する。
なお、ステップS24〜ステップS30までの処理は、それぞれ、図3に示すステップS3〜ステップS9の処理と同様の処理であり、ステップS27又はステップS30から移行する撮影モード判別処理は、図4に示す撮影モード判別処理と同様の処理であるため説明は省略する。
本実施の形態によれば、夜景撮影等ではAFを合わせるプレビュー画像が増感されており、被写体の画像データにノイズが多い場合でも、被写体の照度に応じて、言い換えれば、被写体の画像データのノイズ量に応じて、AFの合焦判定閾値を設定し直すことができ、ノイズによって誤ったフォーカス位置で撮影された失敗写真となることがない。
すなわち、AFを合わせるプレビュー画像が増感されるような低照度の場合でも、合焦判定閾値を上げることで、合焦率が落ちたとしても、低照度且つ、レンズ位置が遠景となり、夜景と判定して、合焦位置を確定してユーザに通知することによって、ユーザに快適に撮影させることができる。
<AF補助光源であるLED170との組み合わせにおけるAF制御>
図6は、一実施の形態に係るカメラにおいて、AF補助光源を用いた場合のAF制御を説明するためのフローチャートである。
制御部140が、操作部106から入力されるAF開始を示す信号を受けて、AF制御を開始すると、ステップS41では、AE制御・判定部150は、画像信号処理部120から入力される画像データが増感していて、且つ、ノイズが多いかを判定する。
ステップS41において、AE制御・判定部150は、被写体の画像データが増感しており、且つ、ノイズが多いと判定した場合、判定結果を示す信号をAF制御部144に出力するとともに、合焦判定閾値の変更を示す情報(合焦判定閾値変更情報)をAF評価部142に出力して、ステップS42に移行する。また、ステップS41において、AE制御・判定部150は、被写体の画像データが増感しておらず、且つ、ノイズが少ないと判定した場合、ステップS43に移行する。
ステップS42では、AF評価部142は、AE制御・判定部150から入力される合焦判定閾値変更情報に基づいて、AF閾値(合焦判定閾値)を、設定された閾値よりも大きい値に変更して、ステップS43に移行する。
ステップS43では、AE制御・判定部150は、AFのための補助光(LED170の発光)が必要であるか否かを判定し、不要であれば、ステップS44に移行し、必要であれば、ステップS45に移行する。
ステップS45では、LED制御部148は、AE制御・判定部150の判定結果に基づいて、LED170を点灯させて、ステップS44に移行する。
ステップS44では、AF制御部144は、LED170の発光状態において、AFドライバ113を介してレンズ112を駆動してAFスキャンを開始する。これにより、撮像素子111、ADC102、バス104を介して、レンズ112の移動に対応した画像信号が画像信号処理部120に入力される。この画像信号を用いて、画像信号処理部120は、被写体におけるコントラスト状態を示す成分であるコントラスト値(AF評価値)において、ピーク値である最大値を検出して、AF評価部142に出力してステップS47に移行する。また、AF制御部144及びAFドライバ113を介したレンズ112の移動によるAFスキャンが終了すると、AF制御部144は、AFスキャン終了を示す信号をLED制御部148に出力する。ステップS46−1において、補助光(LED170)が点灯していなければ、ステップS47に移行し、補助光が点灯していれば、つまり、LED制御部148が補助光(LED170)を点灯させていれば、ステップS46−2に移行する。ステップS46−2では、LED制御部148は、LED170を制御して、LED170による補助光を消灯させる。
なお、ステップS47〜ステップS53までの処理は、それぞれ、図3に示すステップS3〜ステップS9の処理と同様の処理であり、ステップS50又はステップS53から移行する撮影モード判別処理は、図4に示す撮影モード判別処理と同様の処理であるため説明は省略する。
AFの補助光としてのLED170の発光によって、AFが合焦できる場合、被写体は近くにあることとなり、モード判定部146によって夜景と判定されずに、AF制御部144によってレンズ112は駆動制御される。このため、AFの精度を上げることができる。
制御部140において複数の機能を有するブロックの機能は、それぞれ別ブロックで行うようにしてもよい。例えば、AF制御部144は、AF制御のみを行うようにし、制御部140は、レンズ112を合焦位置に移動して焦点を制御した際に表示部160に合焦を通知する合焦通知部を有する構成としてもよい。AE制御・判定部150、画像信号処理部120、AF評価部の処理も同様であり、制御部140は、各ブロックにおける複数の機能を個別に行う機能ブロックを有する構成としてもよい。
本発明に係るカメラ100は上記実施の形態に限定されず、種々変更して実施することが可能である。
なお、ここでは、本発明をハードウェアで構成する場合を例にとって説明したが、本発明をソフトウェアで実現することも可能である。例えば、本実施の形態における焦点制御方法のアルゴリズムをプログラム言語によって記述し、このプログラムをメモリに記憶しておいてカメラを備える機器の情報処理手段によって実行させることにより、本発明に係るカメラと同様の機能を実現することができる。
また、上記実施の形態の説明に用いた機能ブロックは、典型的には集積回路であるLSIとして実現される。これらは個別に1チップ化されてもよいし、一部または全てを含むように1チップ化されてもよい。ここでは、LSIとしたが、集積度の違いにより、IC、システムLSI、スーパーLSI、ウルトラLSIと呼称されることもある。
また、集積回路化の手法はLSIに限るものではなく、専用回路または汎用プロセッサで実現してもよい。LSI製造後に、プログラムすることが可能なFPGA(Field Programmable Gate Array)や、LSI内部の回路セルの接続や設定を再構成可能なリコンフィギュラブル・プロセッサーを利用してもよい。
さらには、半導体技術の進歩または派生する別技術によりLSIに置き換わる集積回路化の技術が登場すれば、当然、その技術を用いて機能ブロックの集積化を行ってもよい。バイオ技術の適用等が可能性としてありえる。
本発明に係るカメラ及び携帯端末装置は、風景、夜景等においてコントラストを判定しにくい被写体においても、合焦AFを合わせて風景、夜景を撮影でき、ユーザに快適に撮影させる効果を有し、カメラ付き携帯電話機として有用である。
100 カメラ
111 撮像素子
112 レンズ
113 AFドライバ
120 画像信号処理部
140 制御部
142 AF評価部
144 AF制御部
146 モード判定部
148 LED制御部
150 AE制御・判定部
160 表示部
170 LED

Claims (8)

  1. 被写体のコントラストを検出するコントラスト検出部と、
    前記コントラスト検出部の検出結果に基づいて、焦点を制御する焦点制御部と、
    前記被写体の照度を検出する照度検出部と、
    を有し、
    前記焦点制御部は、前記コントラスト検出部の検出結果から焦点を制御できない場合、前記照度検出部の検出結果に基づいて焦点を制御することを特徴とするカメラ。
  2. 検出された被写体の照度が所定の範囲内の照度であるかを判定する照度判定部を更に備え、
    前記焦点制御部は、前記コントラスト検出部の検出結果から焦点を制御できない場合で且つ、前記被写体の照度が所定の範囲外となった場合に、焦点を制御することを特徴とする請求項1記載のカメラ。
  3. 前記焦点制御部は、前記コントラスト検出部の検出結果から焦点位置を制御できない場合、前記照度検出部の検出結果に基づいて焦点を遠景にすることを特徴とする請求項1記載のカメラ。
  4. 前記焦点制御部は、焦点を制御した際に、表示部を介して合焦を通知することを特徴とする請求項1記載のカメラ。
  5. 前記焦点制御部により制御された合焦位置に応じて、前記被写体の撮影モードを判定するモード判定部と、
    前記モード判定部により判定された撮影モードをユーザに通知する通知部と、
    を更に備えることを特徴とする請求項1記載のカメラ。
  6. 前記コントラスト検出部により検出された被写体のコントラストの最大値と合焦判定閾値とを比較して、前記最大値に対応するレンズ位置を合焦位置として評価する評価部を有し、
    前記照度検出部は、前記被写体の照度を検出する際に前記被写体のノイズ量を判定し、前記ノイズ量が多いと判定した場合、前記合焦判定閾値を変更して前記評価部に合焦位置を評価させることを特徴とする請求項1記載のカメラ。
  7. 前記照度検出部の検出結果に基づいて、前記被写体に光を照射する補助光源を更に備えることを特徴とする請求項1記載のカメラ。
  8. 請求項1記載のカメラを備えることを特徴とする携帯端末装置。
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