JP2010258204A - 地下変電所の緊急時変圧器冷却システム - Google Patents

地下変電所の緊急時変圧器冷却システム Download PDF

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Abstract

【課題】地震や火事等の災害時に二次冷却器の機能が停止した場合においても、地下変電所に係る変圧器の運用を応急処置的に必要最低限度可能にする地下変電所の緊急時変圧器冷却システムを提供する。
【解決手段】第1の地下変電所の緊急時変圧器冷却システム10Aは、貯水槽33から補給水槽31に補給水を送る補給水系統13と、通常運用時に一次冷却器22および二次冷却器23に冷却水を供給する冷却水供給系統12とを接続し、貯水槽33の水を補給水系統13および冷却水供給系統12を介して一次冷却器22側に供給する緊急冷却水供給系統14を設け、二次冷却器23が冷却不能な状態となった場合、通常運用時に開いている補給水系統13の補給水槽31側への流路を閉じ、通常運用時に閉じている緊急冷却水供給系統14の流路を開いて、貯水槽33の水を一次冷却器22へ供給する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、変電設備の冷却設備に係り、特に、地下変電所が被災した際に必要最低限度の変圧器の運用を可能にする地下変電所の緊急時変圧器冷却システムに関する。
都市部の市街地に設置される変電所は、一般に、建物の地下部分に設置されることが多く、地下変電所と呼ばれている。この地下変電所は、都市部の送配電において重要な設備であって、最大のものでは500kV級の設備もある。このような地下変電所は、都市部の主要機関に電力を供給している関係から、設備停止は都市部の混乱を招く等の社会問題としてクローズアップされる傾向がある。従って、地下変電所の信頼性向上は大きな命題である。
上述した事情から、地下変電所を構成する機器(例えば、変圧器)について、高い信頼性が求められるのはもちろんのこと、その補機(例えば、変圧器の冷却システム)についても同様に高い信頼性が求められる。例えば、地下変電所を構成する変圧器の冷却システムは、冷却システムの停止が、変圧器の停止(熱による自損)に直結するため、やはり、高い信頼性が求められる。
また、地下変電所は、建物の地下階に設置されていることから、変圧器等で大量に発生した熱が拡散しにくく、発生した熱を地下階から屋外(地上)へ強制的に放出することが必要なため、地下変電所の冷却設備は屋外に設置される変電所に比べて、大型化・複雑化する。一般的な地下変電所の冷却設備システムは、変圧器で発生した熱を、変圧器に設置される一次冷却器において冷却水が温水となる過程で熱交換し、一次冷却器からの温水(一次冷却器で熱交換された冷却水)をポンプによって二次冷却器へ送り、二次冷却器で温水が冷却水となる過程で熱交換することによって放熱する仕組である。
この様な変電設備の冷却設備の一例としては、例えば、特開2001−91189号公報に記載されるような冷却システムが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2001−91189号公報
例えば、想定規模以上の地震や火事等に地下変電所が被災した場合、想定外のトラブルが生じる可能性がある。例えば、一次冷却器から二次冷却器(冷却塔又は乾式冷却器)への水路が断絶する等の二次冷却器が機能しない停止状態となってしまう場合も起こり得る。特に、地震によって建物が倒壊してしまった場合には二次冷却器への水路が断絶する可能性が非常に高く、この場合の二次冷却器の機能停止が危惧されている。この様な場合であっても、変電所の切り替えや供給側で生じる問題を解決できるだけの対策時間を確保する時間(最低限半日程度、好ましくはそれ以上)は、応急処置的な運用状態となったとしても運用を停止させないようにすることが望まれる。
しかしながら、上述した引用文献1に記載されるような変圧器の冷却システムでは、二次冷却器(冷却塔又は乾式冷却器)が停止状態になると、一次冷却器および二次冷却器を循環する水が循環しなくなってしまうため、変圧器の冷却機能が停止してしまう。このため、地震等に被災したことによって、二次冷却器が停止してしまった場合、変圧器本体の温度上昇は避けられず、変圧器本体が損傷に至る温度上昇の時定数分の時間(通常、1,2時間程度)が変圧器の運用可能な限度時間となっていた。すなわち、二次冷却器が停止してしまった様な非常事態において、上述した最低限度の運用時間を確保するに至っていなかった。
一方で、近年、大地震に備えて建物の耐震化や免震化が進んでおり、建物の倒壊の可能性は従前よりも減少していることから、二次冷却器が機能停止状態に陥る可能性は従前よりも低くなっているといえるが、2008年の地震調査委員会関係報告書によれば、東海地方の様に、今後30年以内にM(マグニチュード)8以上の地震が80%以上の確率で発生する地域もあり、上記課題の解決を建物の耐震化や免震化のみに任せるのでは十分ではないといえる。さらに、コスト等の観点から、大幅なシステム変更や機器の追加をなるべくせずに上記課題を解決したいという要請もある。
本発明はこのような事情を考慮してなされたもので、地震や火事等の災害に見舞われて二次冷却器が停止してしまった場合においても、応急処置的に必要最低限度の変圧器の運用を可能にする地下変電所の緊急時変圧器冷却システムを提供することを目的とする。
本発明に係る地下変電所の緊急時変圧器冷却システムは、上述した課題を解決するため、特許請求の範囲に記載したように、地下変電所に設置される電力機器の冷却システムにおいて、貯水槽から補給水槽に補給水を送る流路を有する補給水系統と、通常運用時に一次冷却器および二次冷却器に冷却水を供給する流路を有する冷却水供給系統とを接続し、前記貯水槽の水を前記補給水系統および冷却水供給系統を介して前記一次冷却器側に供給する流路を有する緊急冷却水供給系統をさらに設けて構成されており、前記二次冷却器が冷却不能な状態となった場合、通常運用時には開いている前記補給水系統の前記補給水槽側への流路を閉じる一方、通常運用時には閉じている前記緊急冷却水供給系統の流路を開いて、前記補給水系統、前記緊急冷却水供給系統および冷却水供給系統の流路を介して前記貯水槽の水を前記一次冷却器へ供給可能に構成されたことを特徴とする。
本発明に係る地下変電所の緊急時変圧器冷却システムによれば、大幅なシステム変更や機器の追加をすることなく、地震や火事等の災害に見舞われて二次冷却器の機能が停止してしまった場合においても、通常、補給水槽へ補給水を送る補給水ポンプを使って地下に貯えられた貯水槽の水を冷却水として一次冷却器に直接供給することができるので、応急処置的に必要最低限度の変圧器の運用が可能となる。
本発明の第1の実施形態に係る地下変電所の緊急時変圧器冷却システムおよびその冷却系統を概略的に示したシステム概略図。 地下変電所の変圧器冷却システムの基本構成の一例であり、二次冷却器が屋外に設置される構成例を示した説明図。 地下変電所の変圧器冷却システムの基本構成の一例であり、二次冷却器が屋内に設置される構成例を示した説明図。 本発明の第2の実施形態に係る地下変電所の緊急時変圧器冷却システムおよびその冷却系統を概略的に示したシステム概略図。 本発明の第3の実施形態に係る地下変電所の緊急時変圧器冷却システムおよびその冷却系統を概略的に示したシステム概略図。 本発明の実施形態に係る地下変電所の緊急時変圧器冷却システムの貯水槽を二系統化して構成した構成例を示した概略図。
以下、本発明に係る地下変電所の緊急時変圧器冷却システム(以下、「地下変電所緊急時変圧器冷却システム」と称する)の実施形態について添付図面を参照して説明する。
[第1の実施形態]
図1は、本発明の第1の実施形態に係る地下変電所緊急時変圧器冷却システムの一実施例である地下変電所緊急時変圧器冷却システム(以下、「第1の地下変電所緊急時変圧器冷却システム」と称する)10Aおよびその冷却系統を概略的に示したシステム概略図である。
図1に示される第1の地下変電所緊急時変圧器冷却システム10Aは、大別すると、地下変電所の変圧器11を冷却する役割を担う冷却水供給系統12と、冷却水が減少した場合に冷却水を適宜補給する役割を担う補給水系統13と、冷却水供給系統12と補給水系統13とを接続し、補給水系統13側から冷却水供給系統12側への冷却水の供給を可能とする緊急冷却水供給系統14と、三つの系統を備えて構成される。
第1の地下変電所緊急時変圧器冷却システム10Aの各系統12,13,14について説明する。冷却水供給系統12では、冷却水ポンプ21によって冷却水が一次冷却器22に運ばれ、変圧器11を熱交換によって冷却する。続いて、一次冷却器22で変圧器11の発生熱を吸収した冷却水(以下、「温水」と称する)はさらに二次冷却器23に運ばれ、二次冷却器23で温水を熱交換して冷却する。すなわち、二次冷却器23は、温水を熱交換する過程で温水に吸収された変圧器11の熱を外部へ放熱する。続いて、二次冷却器23で冷却された冷却水は冷却水ポンプ21に戻される。
補給水系統13は、冷却水が冷却水供給系統12を循環する過程で減少するため、適宜補給水槽31に貯えた補給水を補給水槽31と冷却水供給系統12とを連結した膨張配管32を介して冷却水供給系統12へ供給する。補給水槽31の補給水は、予め水道等の水源から水を引いて貯水しておいた貯水槽33の水を補給水ポンプ34によって適宜送出することによって補充される。
尚、膨張配管32は、後述する緊急時においては、一次冷却器22で熱交換された後の温水を冷却水供給系統12側から補給水槽31へ送り、補給水槽31をオーバーフローさせて、オーバーフロー管35から屋外へ排水するのに使われる。また、図1および後述する図4では貯水槽33が単一の水槽で示されているが、その構造は、後述する図5に示される様に例えば四つの水槽等の複数の水槽を連通管37で連結した構造であっても良い。
緊急冷却水供給系統14は、通常運用時に使用されない冷却水供給系統で、被災したことによって二次冷却器23の機能が停止してしまった等の緊急時に使用される。緊急冷却水供給系統14は、冷却水供給系統12と補給水系統13とを連結する流路を有し、緊急時に貯水槽33に貯水してある補給水を補給水系統13から冷却水供給系統12へ導く役割を担う。
また、通常運用時の場合と緊急時の場合とに応じて、貯水槽33の補給水の供給先を補給水槽31と一次冷却器22とに切り替える必要があるため、補給水系統13と冷却水供給系統12とを連結する緊急冷却水供給系統14の流路には、当該流路を開閉する第1の弁41が設けられる。一方、補給水槽31に補給水を供給する補給水系統13の流路には、緊急冷却水供給系統14の流路との分岐点よりも補給水槽31に近い側に当該流路を開閉する第2の弁42が設けられる。
尚、図1に示される第1の地下変電所緊急時変圧器冷却システム10Aは一実施例であって、図1に示される構成に限定されない。例えば、図1に示される一次冷却器22の台数が異なる場合、図1では多重化されていない流路が多重化されている場合、または、弁41,42以外の弁が適宜追加されている場合等であっても良い。また、弁41,42は手動弁であるか電動弁であるかを問わず任意に選択できる。
このように構成される第1の地下変電所緊急時変圧器冷却システム10Aについて、当該システム10Aがどの様に使用されるかを説明する。
第1の地下変電所緊急時変圧器冷却システム10Aは、通常運用時(緊急時以外)の場合、緊急冷却水供給系統14の流路は閉じており、補給水槽31に補給水を供給する補給水系統13の流路が開いている。すなわち、第1の弁41は閉じており、第2の弁42は開いている。この状況下において、冷却水供給系統12では、冷却水ポンプ21、一次冷却器22および二次冷却器23で構成されるループ内で冷却水を循環させる。冷却水の循環過程で、冷却水が不足してきた場合には補給水槽31から膨張配管32を経由して適宜冷却水を冷却水供給系統12へ補給する。補給水槽31の補給水が不足してきた場合には、間欠的に補給水ポンプ34を稼動させて、貯水槽33の水を補給水系統13の流路を経由して補給水槽31へ適宜送り出すことによって補充する。
一方、地震や火事等の災害に見舞われて二次冷却器23の機能が停止してしまった場合(緊急時の場合)、第1の地下変電所緊急時変圧器冷却システム10Aでは、まず、第1のステップとして冷却水ポンプ21と補給水ポンプ34を停止させる。
続いて、第2のステップとして緊急冷却水供給系統14の流路への切り替えを行うべく、通常運用時には開いている第2の弁42を閉じる一方、閉じている第1の弁41を開く。すなわち、補給水系統13の流路のうち第2の弁42から補給水槽31側の流路を閉じ、緊急冷却水供給系統14の流路を開く。
続いて、第3のステップとして、補給水ポンプ34を起動する。補給水ポンプ34を起動することによって、貯水槽33の水を補給水ポンプ34で汲み上げて補給水系統13のうち開いている第2の弁42から貯水槽33側の流路および緊急冷却水供給系統14の流路を経由して冷却水供給系統12へ送ることができる。
冷却水供給系統12では、冷却水ポンプ21は停止しているので、冷却水(貯水槽33から供給される水)は、冷却水供給系統12を循環せずに、一次冷却器22で変圧器11の熱を回収した後は、二次冷却器23および膨張配管32を経由して補給水槽31へ送られ、補給水槽31の水をオーバーフローさせてオーバーフロー管35から外部へ排水される。この結果、変圧器11の熱を貯水槽33から供給される水に吸収させて屋外へ放熱することができる。
次に、従来適用される地下変電所の変圧器冷却システムに対して、第1の地下変電所緊急時変圧器冷却システム10Aを適用する例について説明する。
従来適用される地下変電所の変圧器冷却システムは、二次冷却器23が設置される場所によって後述する図2および図3に示されるような二つの方式に大別されるが、第1の地下変電所緊急時変圧器冷却システム10Aは、上記何れの方式についても大幅なシステム変更や大幅な機器の追加をすることなく適応可能である。
図2および図3は、地下変電所の変圧器冷却システムの基本構成の一例であり、図2は二次冷却器23が屋外(屋上)に設置される構成例、図3は二次冷却器23が屋内に設置される構成例を示した説明図である。尚、図2,3においては一部構成が省略されているが、地下階には図1に示される貯水槽33および補給水ポンプ34が存在しているものとする。また、図3においては、図1に示される補給水槽31が屋内に設置されているものとする。
図2に示されるような従来の地下変電所の変圧器冷却システムに対して、第1の地下変電所緊急時変圧器冷却システム10Aを構成するには、緊急冷却水供給系統14の流路と、第1の弁41と、第2の弁42とを追加する必要があるものの、緊急冷却水供給系統14の流路は変電設備の規模が大きいものでも十数m程度で済み、システム変更が軽微、かつ、追加する機器も配管等の緊急冷却水供給系統14の流路構成部品と二つの弁41,42で済む。図2に示される地下変電所の変圧器冷却システムの場合、補給水槽31の水をオーバーフローさせることによって、貯水槽33から供給される水に吸収させた変圧器11の熱を屋外へ放熱することができる。
図3に示されるような従来の地下変電所の変圧器冷却システムは、二次冷却器23が屋内に設置されているため、二次冷却器23を介して放熱される変圧器11の熱を強制的に屋外へ排出する必要がある。そこで、吸気ダクトから取り込んだ冷たい空気を二次冷却器23に通し、二次冷却器23を介して変圧器11の熱を吸収した空気を送風機45で強制的に排気している。
図3に示される地下変電所の変圧器冷却システムに対して、第1の地下変電所緊急時変圧器冷却システム10Aを構成する場合であっても、基本的には図2に示される場合と同様にシステムを構築でき、図3では図示されない補給水槽31の水をオーバーフローさせ、その水を屋外へ排水することによって、貯水槽33から供給される水に吸収させた変圧器11の熱を屋外へ放熱することができる。
図3に示される地下変電所の変圧器冷却システムの場合、図2に示される地下変電所の変圧器冷却システムよりも、一次冷却器22と二次冷却器23との距離が短い分だけ建物の倒壊に対して強く、二次冷却器23の機能が停止してしまうような事態は想定し難いようにも思われる。しかし、図3に示される地下変電所の変圧器冷却システムの場合、火災時等の発生によって吸気ダクトおよび排気ダクトを含むフロア内の全ての通気口が閉じてしまうことがある。こうなると、二次冷却器23の熱を放熱できず、二次冷却器23の機能が停止してしまうと考えられるため、図3に示される地下変電所の変圧器冷却システムに対しても第1の地下変電所緊急時変圧器冷却システム10Aは有益なシステムといえる。
第1の地下変電所緊急時変圧器冷却システム10Aによれば、地震や火事等の災害に見舞われて二次冷却器23の機能が停止してしまった緊急時の場合においても、通常、補給水槽31へ補給水を送る補給水ポンプ34を使って地下に貯えられた貯水槽33の水を冷却水として一次冷却器22に直接供給することができるので、応急処置的に必要最低限度の変圧器11の運用が可能となる。
また、従来の地下変電所の変圧器冷却システムに対して、第1の地下変電所緊急時変圧器冷却システム10Aを構成するには、緊急冷却水供給系統14の流路と、第1の弁41と、第2の弁42とを追加する必要があるものの、追加する緊急冷却水供給系統14の流路は変電設備の規模が大きいものでも十数m程度で済み、大幅なシステム変更や大幅な機器の追加が不要である。さらに地下の同一フロア内に緊急冷却水供給系統14の流路を設置すれば、建物の倒壊等による流路の破断の発生確率をより低減させることができる。
第1の地下変電所緊急時変圧器冷却システム10Aによれば、通常運用時には変圧器11の一次冷却器22の入口側(冷却前)の水温は約50℃であり、出口側(冷却後)の水温は約60℃となるのに対して、緊急時に一次冷却器22へ供給される貯水槽33の水は地下に貯水している関係から約20℃と水温が低く通常運用時よりも大きな冷却効果が得られるため、供給する冷却水の水量を通常運用時よりも少なく済ませることができる。
例えば、通常運用時と同じ負荷で運転をする場合であっても、温度差が約10℃から約40℃に拡大するので、通常運用時と同等の冷却効果を得るためには約1/4の水量で済ませることができる。このことは、冷却水供給系統12の流路の断面積に対して緊急冷却水供給系統14の流路の断面積を約1/4とすることができることを意味する。
仮に補給水ポンプ34の送水能力が冷却水ポンプ21の送水能力に対して1/4未満の場合であっても、補給水ポンプ34は通常、冗長化(多重化)されており、図1等に示されるように最低二台設置されているはずなので、二台を稼動させることで冷却水ポンプ21の送水能力に対する1/4の送水能力を確保することが可能となる。尚、緊急時における負荷は通常運用時の負荷に対して100%となることは稀であり、例えば、80%である場合には発生する熱量は64%(理論値)になるから冷却水の水量はさらに少なくて済み、大抵の場合、補給水ポンプ34を二台稼動させるまでもなく、通常のプラント設計仕様であれば、この要件を十分に満足することができる。
[第2の実施形態]
図4は、本発明の第2の実施形態に係る地下変電所緊急時変圧器冷却システムの一実施例である地下変電所緊急時変圧器冷却システム(以下、「第2の地下変電所緊急時変圧器冷却システム」と称する)10Bおよびその冷却系統を概略的に示したシステム概略図である。
図4に示されるように、第2の地下変電所緊急時変圧器冷却システム10Bは、図1に示される第1の地下変電所緊急時変圧器冷却システム10Aに対して、第3の弁51と第4の弁52をさらに設置して、一次冷却器22からの温水を第3の弁51と仮設ホース53等の仮設管を介してグランド(地表)レベルで排水可能に構成したシステムである。
従って、第2の地下変電所緊急時変圧器冷却システム10Bは、第1の地下変電所緊急時変圧器冷却システム10Aに対して、第3の弁51、第4の弁52および仮設ホース53をさらに具備する点で相違するが、その他の点では実質的な相違しない。そこで、本実施形態では、第3の弁51、第4の弁52および仮設ホース53によって構成される流路を中心に説明し、第1の地下変電所緊急時変圧器冷却システム10Aの構成要素と実質的に相違しない構成要素については同じ符号を付して説明を省略する。
図4に示される第2の地下変電所緊急時変圧器冷却システム10Bは、大別すると、第1の地下変電所緊急時変圧器冷却システム10Aと同様に冷却水供給系統12、補給水系統13および緊急冷却水供給系統14の三つの系統を備えて構成される。第2の地下変電所緊急時変圧器冷却システム10Bでは、第1の地下変電所緊急時変圧器冷却システム10Aに対して、一次冷却器22からの温水を冷却水供給系統12の流路からグランド(地表)レベルで排水する流路を確保するための第3の弁51と、冷却水供給系統12において二次冷却器23の手前(一次冷却器22)側で流路を開閉する第4の弁がさらに設置される。
第3の弁51は、グランドレベルに設置されており、通常運用時には閉じているが、緊急時に仮設ホース53を第3の弁51に接続した後に開く。また、第4の弁52は、通常運用時には開いており冷却水が循環する流路を確保するが、緊急時には、一次冷却器22からの温水を冷却水供給系統12の流路から仮設ホース53へ導くために二次冷却器23側への流路を閉じる。これによって、第2の地下変電所緊急時変圧器冷却システム10Bでは、一次冷却器22からの温水を冷却水供給系統12の流路からグランド(地表)レベルで屋外へ排水することができる。
このように構成される第2の地下変電所緊急時変圧器冷却システム10Bによれば、第1の地下変電所緊急時変圧器冷却システム10Aで得られる効果に加え、大地震等で建物の地上階部分が倒壊し補給水槽31までの流路が断絶してしまったとしても、被害を受けていない地下階の冷却水供給系統12の流路を使って一次冷却器22からの温水をグランドレベルから第3の弁51と仮設ホース53等の仮設管を介して屋外へ排水することができ、緊急時においても変圧器11の熱を屋外に放熱することができる。
[第3の実施形態]
図5は、本発明の第3の実施形態に係る地下変電所緊急時変圧器冷却システムの一実施例である地下変電所緊急時変圧器冷却システム(以下、「第3の地下変電所緊急時変圧器冷却システム」と称する)10Cおよびその冷却系統を概略的に示したシステム概略図である。
図5に示されるように、第3の地下変電所緊急時変圧器冷却システム10Cは、図4に示される第2の地下変電所緊急時変圧器冷却システム10Bに対して、第3の弁51から排水される一次冷却器22からの温水が貯水槽33へ戻されるように構成されている点で相違するものの、実質的な構成は相違しない。そこで、本実施形態では、相違する第3の弁51から先の温水の流路について説明し、第2の地下変電所緊急時変圧器冷却システム10Bの構成要素と実質的に相違しない構成要素については同じ符号を付して説明を省略する。
図5に示される第3の地下変電所緊急時変圧器冷却システム10Cは、第2の地下変電所緊急時変圧器冷却システム10Bと実施質的に同様に構成されているが、第3の弁51から排出される温水の排出先を貯水槽33となるように構成されている点で相違する。このように構成された第3の地下変電所緊急時変圧器冷却システム10Cでは、貯水槽33に水を戻すので、より長期間に亘って変圧器11を冷却することができる。
但し、貯水槽33が図1に示される様な単一の水槽で構成される場合には、約20℃の貯水と約60℃の温水とが比較的容易に混ざってしまうため、貯水している水温が上昇してしまい、緊急時運用の時間が長時間になる程、変圧器11の冷却効果が低下していき、その冷却効果が最大限に発揮されない。
そこで、図5に示されるように、貯水槽33を複数の水槽を連通管37で連結する構成とし、補給水ポンプ34で水を汲み上げる水槽と、一次冷却器22からの温水が流入する水槽との距離を隔てておくことで、一次冷却器22からの温水が補給水ポンプ34で水を汲み上げる水槽へ移動するまでに一定時間を要することになり、その移動過程で貯水槽33の壁面に温水の熱を吸収させて放熱させることができる。従って、貯水槽33を単一の水槽で構成する場合と比較して同じ水量でも貯水槽33の水温上昇をより抑制することができ、より長時間に亘って変圧器11の冷却効果を維持できる。
図6は、地下変電所緊急時変圧器冷却システムにおける貯水槽33の他の構成例を示す図であって、水の補給経路を並列に二つ設けて(二系統化して)構成した貯水槽33の構成例を示した概略図である。尚、図6においては、貯水槽33および補給水ポンプ34以外の地下変電所緊急時変圧器冷却システムに関わる構成要素については省略している。
この図6に示されるように、図5に示される貯水槽33を並列に配置して二系統化させておけば、二系統化されている補給水ポンプ34の一方を貯水槽の第1系統55へ配置する一方、補給水ポンプ34の他方を貯水槽の第2系統56へ配置することによって、貯水槽の第1系統55の水の温度が上昇して冷却水として使用できない状況となっても、貯水槽の第1系統55とは異なる貯水槽の第2系統56の水を使って変圧器11の冷却をすることができ、その間に貯水槽の第1系統55の水を自然冷却することができる。
尚、図5および図6に示される貯水槽33の構成は、第3の地下変電所緊急時変圧器冷却システム10Cに限定されるものではなく、図1に示される第1の地下変電所緊急時変圧器冷却システム10Aや図4に示される第2の地下変電所緊急時変圧器冷却システム10Bに適用しても良い。また、図6は二系統化した例であるが、これは多系統化の一例であって、二系統化に限定されない。例えば、四系統化しておき、必要に応じて系統を切り替えてこのうちの一系統又は一以上の系統を使って貯水槽33の水を一次冷却器22に供給するようにしても良い。
以上、地下変電所緊急時変圧器冷却システムによれば、地震や火事等の災害に見舞われて二次冷却器23の機能が停止してしまった緊急時の場合においても、通常、補給水槽31へ補給水を送る補給水ポンプ34を使って地下に貯えられた貯水槽33の水を冷却水として一次冷却器22に直接供給することができるので、応急処置的に必要最低限度の変圧器11の運用が可能となる。
また、従来の地下変電所の変圧器冷却システムに対して、大幅なシステム変更や大幅な機器の追加が不要であり、緊急冷却水供給系統14の流路を地下の同一フロア内に設置すれば、建物の倒壊等による流路の破断の発生確率をより低減させることができる。
さらに、通常運用時には変圧器11の一次冷却器22の入口側(冷却前)の水温は約50℃であり、出口側(冷却後)の水温は約60℃となるのに対して、緊急時に一次冷却器22へ供給される貯水槽33の水は地下に貯水している関係から約20℃と水温が低く通常運用時よりも大きな冷却効果が得られるため、供給する冷却水の水量を通常運用時よりも少なく済ませることができる。
さらにまた、第3の弁51、第4の弁および仮設ホース53等の仮設管をさらに設けることで、一次冷却器22からの温水をグランドレベルで排水することができるので、大地震等で建物の地上階部分が倒壊し補給水槽31までの流路が断絶してしまったとしても、被害を受けていない地下階の冷却水供給系統12の流路を使って一次冷却器22からの温水をグランドレベルから第3の弁51と仮設ホース53等の仮設管を介して屋外へ排水して緊急時においても変圧器11の熱を屋外に放熱することができる。
一方、一次冷却器22からの温水を屋外へ排出せずに貯水槽33へ水を戻すこともでき、この場合には冷却に要する水を再利用することができるので、より長期間に亘って変圧器11を冷却することができる。また、図5に示される貯水槽33のように、複数の水槽を連通管37で連結する構成とし、補給水ポンプ34で水を汲み上げる水槽と、一次冷却器22からの温水が流入する水槽との距離を隔てておくことで、貯水槽33を単一の水槽で構成する場合と比較して同じ水量でも貯水槽33の水温上昇をより抑制することができる。
さらに、図6に示されるように、貯水槽33を二系統化させておけば、二系統化されている補給水ポンプ34の一方を貯水槽の第1系統55へ配置する一方、補給水ポンプ34の他方を貯水槽の第2系統56へ配置することによって、貯水槽の第1系統55の水の温度が上昇して冷却水として使用できない状況となっても、貯水槽の第1系統55とは異なる貯水槽の第2系統56の水を使って変圧器11の冷却をすることができ、その間に貯水槽の第1系統55の水を自然冷却することができる。
尚、本発明は上記の各実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化しても良い。すなわち、上記の各実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除しても良い。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせても良い。
10A 第1の地下変電所緊急時変圧器冷却システム
10B 第2の地下変電所緊急時変圧器冷却システム
10C 第3の地下変電所緊急時変圧器冷却システム
11 変圧器
12 冷却水供給系統
13 補給水系統
14 緊急冷却水供給系統
21 冷却水ポンプ
22 一次冷却器
23 二次冷却器
31 補給水槽
32 膨張配管
33 貯水槽
34 補給水ポンプ
35 オーバーフロー管
37 連通管
41 第1の弁
42 第2の弁
45 送風機
51 第3の弁
52 第4の弁
53 仮設ホース(仮設管)
55 貯水槽の第1系統
56 貯水槽の第2系統

Claims (6)

  1. 地下変電所に設置される電力機器の冷却システムにおいて、
    貯水槽から補給水槽に補給水を送る流路を有する補給水系統と、通常運用時に一次冷却器および二次冷却器に冷却水を供給する流路を有する冷却水供給系統とを接続し、前記貯水槽の水を前記補給水系統および冷却水供給系統を介して前記一次冷却器側に供給する流路を有する緊急冷却水供給系統をさらに設けて構成されており、
    前記二次冷却器が冷却不能な状態となった場合、通常運用時には開いている前記補給水系統の前記補給水槽側への流路を閉じる一方、通常運用時には閉じている前記緊急冷却水供給系統の流路を開いて、前記補給水系統、前記緊急冷却水供給系統および冷却水供給系統の流路を介して前記貯水槽の水を前記一次冷却器へ供給可能に構成されたことを特徴とする地下変電所の緊急時変圧器冷却システム。
  2. 前記緊急冷却水供給系統を経由して前記一次冷却器へ供給され、前記一次冷却器で熱交換された後の補給水を、地下から屋外へ排出可能に構成されたことを特徴とする請求項1記載の地下変電所の緊急時変圧器冷却システム。
  3. 前記緊急冷却水供給系統を経由して前記一次冷却器へ供給され、熱交換された後の補給水を、前記貯水槽に戻すように構成されたことを特徴とする請求項1記載の地下変電所の緊急時変圧器冷却システム。
  4. 前記貯水槽は、複数個の水槽が連通管を介して連結されて構成されており、前記補給水を供給する水槽と前記一次冷却器側から熱交換後の補給水が流入する水槽とは別の水槽であることを特徴とする請求項1又は3記載の地下変電所の緊急時変圧器冷却システム。
  5. 前記貯水槽は、複数個の水槽が連通管を介して連結されて構成される水槽を多系統化して構成されたものであり、前記貯水槽の水を前記多系統のうちの任意の系統を適宜選択して前記一次冷却器へ供給することを特徴とする請求項1又は4記載の地下変電所の緊急時変圧器冷却システム。
  6. 前記緊急冷却水供給系統の流路は、地下の同一フロア内に設置されることを特徴とする請求項1記載の地下変電所の緊急時変圧器冷却システム。
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