JP2010255506A - 4サイクル往復ピストンエンジン - Google Patents
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Abstract
【課題】吸気下死点及び膨脹下死点におけるピストンの変位が相違する4サイクル往復ピストンエンジンにおいて、吸気効率或いは排気効率の向上を実現可能な技術を提供する。
【解決手段】シリンダ4の内周面には一又は複数のポートが開口している。ポートは、吸気下死点に比べて膨脹下死点におけるピストン5の変位が低い場合には排気管12に接続されると共に、吸気下死点においてピストン側面部5aにより遮蔽され且つ膨脹下死点においてピストン側面部5aにより遮蔽されない高さに設けられる。一方、膨脹下死点に比べて吸気下死点におけるピストン5の変位が低い場合には吸気管11に接続されると共に、膨脹下死点においてピストン側面部5aにより遮蔽され且つ吸気下死点においてピストン側面部5aにより遮蔽されない高さに設けられる。
【選択図】図5
【解決手段】シリンダ4の内周面には一又は複数のポートが開口している。ポートは、吸気下死点に比べて膨脹下死点におけるピストン5の変位が低い場合には排気管12に接続されると共に、吸気下死点においてピストン側面部5aにより遮蔽され且つ膨脹下死点においてピストン側面部5aにより遮蔽されない高さに設けられる。一方、膨脹下死点に比べて吸気下死点におけるピストン5の変位が低い場合には吸気管11に接続されると共に、膨脹下死点においてピストン側面部5aにより遮蔽され且つ吸気下死点においてピストン側面部5aにより遮蔽されない高さに設けられる。
【選択図】図5
Description
本発明は、4サイクル往復ピストンエンジンに関する。
吸気下死点及び膨脹下死点においてシリンダ軸線方向におけるピストンの変位が相違する4サイクル往復ピストンエンジン(いわゆる4サイクル・レシプロエンジン)が公知である。例えば、特許文献1には、吸気・圧縮行程のストローク長よりも、膨脹・排気行程のストローク長が大きい不等ストローク4サイクル往復ピストンエンジンが開示されている。
エンジンに求められる性能として、吸気効率や排気効率の高効率化(向上)が挙げられる。本発明は上記従来技術に鑑みてなされたものであり、その目的は、吸気下死点及び膨脹下死点におけるピストンの変位が相違する4サイクル往復ピストンエンジンにおいて、吸気効率或いは排気効率の向上を実現可能な技術を提供することである。
上記した課題を解決するために、本発明に係る4サイクル往復ピストンエンジンは、以下の手段を採用した。
すなわち、吸気下死点及び膨脹下死点においてシリンダ軸線方向におけるピストンの変位が相違する4サイクル往復ピストンエンジンであって、シリンダ内周面には一又は複数のポートが開口しており、前記ポートは、吸気下死点に比べて膨脹下死点におけるピストンの変位が低い場合にはエンジンの排気管に接続されると共に、吸気下死点においてピストンの側面部により遮蔽され且つ膨脹下死点においてピストンの側面部により遮蔽されない高さに設けられる一方、膨脹下死点に比べて吸気下死点におけるピストンの変位が低い場合にはエンジンの吸気管に接続されると共に、膨脹下死点においてピストンの側面部により遮蔽され且つ吸気下死点においてピストンの側面部により遮蔽されない高さに設けられることを特徴とする。
本明細書において、「高さ」、「上方」、「下方」等、いわゆる上下方向に関する位置について言及する場合、特記しない限りシリンダの軸線方向における位置関係を意味する。
まず、エンジンの燃焼サイクルにおいて、吸気下死点に比べて膨脹下死点におけるピストンの変位が低い場合について説明する。この場合、シリンダ内周面に開口しており、且つ排気管に接続されている一又は複数のポート(以下、「シリンダ内周部排気ポート」と称する)が、吸気下死点においてはピストンの側面部により遮蔽され、膨脹下死点におい
ては開放される。そうすると、膨脹行程においてはピストンがシリンダ内周部排気ポートの高さまで下降してから膨脹下死点に至るまでの間、排気行程においてはピストンが当該膨脹下死点から当該ポートの高さに上昇するまでの間、シリンダ内周部排気ポートが開放される。
ては開放される。そうすると、膨脹行程においてはピストンがシリンダ内周部排気ポートの高さまで下降してから膨脹下死点に至るまでの間、排気行程においてはピストンが当該膨脹下死点から当該ポートの高さに上昇するまでの間、シリンダ内周部排気ポートが開放される。
その結果、膨脹・排気行程の少なくとも一部の期間にシリンダ内周部排気ポートを介してシリンダ内部と排気管とが導通状態となる。故に、エンジンの排気が促進されて、排気効率が向上する。一方、吸気下死点においてはシリンダ内周部排気ポートがピストンの側面部により遮蔽される。そのため、吸気・圧縮行程においてシリンダ内部が排気管と導通状態とならず、遮断された状態に維持される。これによれば、吸気行程において排気管内の排気が多量にシリンダ内部へと導かれたり、或いは圧縮行程において燃焼前の多量の混合気が排気管へと漏出することが抑制される。
次いで、本発明の適用にあたり、膨脹下死点に比べて吸気下死点におけるピストンの変位が低い場合について説明する。この場合、シリンダ内周面に開口しており、且つ吸気管に接続されている一又は複数のポート(以下、「シリンダ内周部吸気ポート」と称する)が、膨脹下死点においてはピストンの側面部により遮蔽され、吸気下死点において開放される。そうすると、吸気行程においてはピストンがシリンダ内周部吸気ポートの高さまで下降してから吸気下死点に至るまでの間、膨脹行程においてはピストンが当該吸気下死点から当該ポートの高さに上昇するまでの間、シリンダ内周部吸気ポートが開放される。
その結果、吸気・圧縮行程の少なくとも一部の期間にシリンダ内周部吸気ポートを介してシリンダ内部と吸気管とが導通状態となる。故に、エンジンの吸気が促進されて、吸気効率(吸気の体積効率)が向上する。一方、膨脹下死点においてはシリンダ内周部吸気ポートがピストンの側面部により遮蔽される。そのため、膨脹・排気行程においてはシリンダ内部が吸気管と導通状態とならず、遮断された状態に維持される。これによれば、排気行程においてシリンダ内部で生成された排気が多量に吸気管へと導かれたり、或いは、膨脹行程においてピストンを押圧する膨脹圧が減少することが抑制される。
本発明によれば、吸気下死点及び膨脹下死点におけるピストンの変位が相違する4サイクル往復ピストンエンジンにおいて、吸気効率或いは排気効率の向上を実現可能な技術を提供することができる。
以下に図面を参照して、この発明を実施するための形態を例示的に詳しく説明する。尚、本実施の形態に記載されている構成要素の寸法、材質、形状、その相対配置等は、特に特定的な記載がない限りは、発明の技術的範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
<実施形態1>
図1は、本発明の実施形態1におけるエンジン(内燃機関)の一部を示す概略構成図である。エンジン1は、車両駆動用の4サイクル往復ピストン(レシプロ)エンジンである。エンジン1は、シリンダヘッド2とシリンダブロック3を有する。シリンダブロック3内には4つのシリンダ4が直列に形成されている。各シリンダ4には、ピストン5がシリンダ4の軸線方向に摺動可能に収容されている。そして、ピストン5、シリンダ4及びシリンダヘッド2により燃焼室6が形成される。
図1は、本発明の実施形態1におけるエンジン(内燃機関)の一部を示す概略構成図である。エンジン1は、車両駆動用の4サイクル往復ピストン(レシプロ)エンジンである。エンジン1は、シリンダヘッド2とシリンダブロック3を有する。シリンダブロック3内には4つのシリンダ4が直列に形成されている。各シリンダ4には、ピストン5がシリンダ4の軸線方向に摺動可能に収容されている。そして、ピストン5、シリンダ4及びシリンダヘッド2により燃焼室6が形成される。
シリンダヘッド2には吸気ポート(以下、「ヘッド部吸気ポート」と称する)7と排気ポート(以下、「ヘッド部排気ポート」と称する)8が形成されており、各々は燃焼室6に接続されている。ヘッド部吸気ポート7及びヘッド部排気ポート8の燃焼室6への開口部は、それぞれ吸気弁9及び排気弁10によって開閉される。また、ヘッド部吸気ポート7は吸気管11に接続され、ヘッド部排気ポート8は排気管12に接続されている。また、ヘッド吸気ポート7には、該ヘッド吸気ポート7内に燃料を噴射する燃料噴射弁(インジェクタ)13が設けられている。また、シリンダヘッド2には、各シリンダ4に対応する点火プラグ14が取り付けられており、この点火プラグ14には高電圧を出力する点火コイル(図示省略)が接続されている。
エンジン1には、該エンジン1の運転条件や運転者の要求に応じて運転状態を制御するための電子制御ユニットであるECU(Electronic Control Unit)30が併設されてい
る。このECU30は、エンジン1の制御に係る各種演算処理を実行するCPU、その制御に必要なプログラムやデータの記憶されたROM、CPUの演算結果等が一時記憶されるRAM、外部との間で信号を入・出力するための入・出力ポート等を備えて構成される。燃料噴射弁13及び点火プラグ14は電気配線を介してECU30と接続されている。これにより、ECU30は、燃料噴射弁13による燃料噴射に係る制御、点火プラグ14による混合気への点火タイミングに係る制御等を行う。
る。このECU30は、エンジン1の制御に係る各種演算処理を実行するCPU、その制御に必要なプログラムやデータの記憶されたROM、CPUの演算結果等が一時記憶されるRAM、外部との間で信号を入・出力するための入・出力ポート等を備えて構成される。燃料噴射弁13及び点火プラグ14は電気配線を介してECU30と接続されている。これにより、ECU30は、燃料噴射弁13による燃料噴射に係る制御、点火プラグ14による混合気への点火タイミングに係る制御等を行う。
図2は、本実施形態におけるピストン5とクランクシャフト18との連結機構20を示した概略図である。図中の一点鎖線は、シリンダ4の軸中心線(以下、「シリンダ軸線」と称する)CLsを表している。ピストン5は、コンロッド21、小径ギヤ(歯車)22、大径ギヤ(歯車)23、クランクピン24を介してエンジン1の出力軸であるクランクシャフト18に連結されている。即ち、連結機構20は、コンロッド21、小径ギヤ22、大径ギヤ23、クランクピン24から構成されており、ピストン5の往復直線運動が連結機構20を介してクランクシャフト18に伝達されることで回転運動に変換される。
クランクシャフト18には、該クランクシャフト18と同軸的に回転可能な小径ギア22が取り付けられている。この小径ギヤ22には大径ギヤ23が噛合している。大径ギヤ23の歯車径(歯数)は、小径ギヤ22の歯車径(歯数)の2倍に設定されている。大径ギヤ23の中心軸は、小径ギヤ22及びクランクシャフト18の中心軸と平行であり、且つ、大径ギヤ23が小径ギヤ22の廻りを噛み合いつつ回転できる態様となっている。尚、本図において、小径ギヤ22及び大径ギヤ23の歯面の作図自体は便宜上、省略している。
大径ギヤ23には、コンロッド21のビッグエンドが取り付けられるクランクピン24が固定されている。具体的には、クランクピン24は大径ギヤ23を貫通して取り付けら
れており、クランクピン24の中心Ccpと大径ギヤ23の中心Clgは所定距離(所定寸法)だけ偏心している。そして、コンロッド21におけるビッグエンドの他端側であるスモールエンドには、ピストン5がピストンピン(図示省略)によって連結されている。
れており、クランクピン24の中心Ccpと大径ギヤ23の中心Clgは所定距離(所定寸法)だけ偏心している。そして、コンロッド21におけるビッグエンドの他端側であるスモールエンドには、ピストン5がピストンピン(図示省略)によって連結されている。
図3を参照して、燃焼サイクル中の各行程(吸気、圧縮、膨脹、排気)におけるピストン5及び大径ギヤ23の動作、並びにクランクピン24の軌跡について説明する。(a)〜(d)のそれぞれは、クランクシャフト18の回転角度(以下、「クランク角度CA」という)が互いに180°異なっている状態を表す。この図では、(a)〜(d)のそれぞれは、吸気下死点、圧縮上死点、膨脹下死点、排気上死点のそれぞれに対応している。(a)→(b)→・・・(d)→(a)と燃焼サイクルが一巡する間にクランク角度CAは720°変化する。したがって、クランクシャフト18と同軸で回転する小径ギヤ22は1燃焼サイクルにおいて2回転する。
上述したように、大径ギヤ23の歯車径(歯数)は、小径ギヤ22の歯車径(歯数)の2倍である。そのため、大径ギヤ23の回転角速度は、小径ギヤ22の回転角速度(即ち、クランクシャフト18の回転角速度)のちょうど1/2になる。したがって、(a)→(b)→・・・のように、クランク角度が180°変化する毎に、大径ギヤ23の回転角度は90°変化する(自転する)。
クランクピン24の中心Ccp及び大径ギヤ23の中心Clgを通る仮想中心線CLpgを図中に二点鎖線にて図示し、シリンダ軸線CLs(一点鎖線)との関係について述べる。上述したように、クランク角度が180°変化する毎に大径ギヤ23の回転角度は90°変化する。本実施形態では、ピストン5が下死点[(a)及び(c)]にあるときにシリンダ軸線CLsに対して仮想中心線CLpgが平行となり、上死点[(b)及び(d)]にあるときにシリンダ軸線CLsに対して仮想中心線CLpgが直交するように連結機構20が構成されている。尚、(a)及び(c)において、仮想中心線CLpgがシリンダ軸線CLsに重なってしまうため、便宜上、CLpgをCLsから僅かにずらして作図することとした。
更に、本実施形態では、ピストン5が吸気下死点のときに、クランクシャフト18の中心Ccs、クランクピン24の中心Ccp、大径ギヤ23の中心Clgが、シリンダ軸線CLs方向における上方から下方に向けて、これらの順に一直線に位置する(配置される)ように調節されている。また、膨脹下死点のときには、これらがシリンダ軸線CLs方向における上方から下方に向けて、クランクシャフト18の中心Ccs、大径ギヤ23の中心Clg、クランクピン24の中心Ccpの順に一直線に位置するように調節されている。このように構成された連結機構20では、燃焼サイクルが一巡するときにおけるクランクピン24は、図示のように1周期が720°のトロコイド曲線上を推移する(つまり、クランクピン24の軌跡は当該トロコイド曲線を描く)。
ここで、吸気下死点と膨脹下死点とを対比すると、吸気下死点に比べて膨脹下死点の方がクランクピン24の変位(高さ)が低くなる。クランクピン24の変位が低くなるに伴いピストン5の変位も低くなる。したがって、吸気下死点に比べて膨脹下死点におけるピストン5の変位(高さ)が低くなる。尚、吸気下死点及び膨脹下死点におけるピストン5の変位差は、大径ギヤ23の中心Clg及びクランクピン24の中心Ccpの距離(即ち、偏心距離)の2倍に相当する。
一方、圧縮上死点及び排気上死点の各々においては、仮想中心線CLpgがシリンダ軸線CLsと平行となり、クランクピン24の変位が等しくなる。したがって、圧縮上死点及び排気上死点においてはピストン5の変位(高さ)が互いに等しくなる。
図4は、本実施形態の1燃焼サイクルにおけるピストン5の変位δhと、クランク角度CAとの関係を示した図である。図示したように、吸気・圧縮行程におけるピストン5のストローク長さよりも、膨脹・排気行程におけるピストン5のストローク長さの方が長くなる。したがって、エンジン1の膨脹比が圧縮比よりも大きくなる。これにより、熱効率を向上して走行燃費に優れたアトキンソンサイクルのエンジンが実現される。
再び図1に戻ると、シリンダ4の内周面には複数のポート25が開口している(図1では、便宜上、1つのみを図示している)。各ポート25は、ヘッド部排気ポート8と同様、排気管12に連通している。このように、シリンダ4の内周面に開口しているポート25を、ヘッド部排気ポート8と区別する意味で「シリンダ内周部排気ポート」と称する。シリンダ内周部排気ポート25は、排気用連通管26を介して排気管12に接続されている。シリンダ内周部排気ポート25の開閉は、ピストン5の側面部によって行われる。
図5を参照して、シリンダ内周部排気ポート25の配置位置について具体的に説明する。図5は、実施形態1におけるシリンダ内周部排気ポートの配置位置を説明する図である。左図は、吸気下死点におけるピストン5の変位とシリンダ内周部排気ポート25の配置位置との関係を表す。右図は、膨脹下死点におけるピストン5の変位とシリンダ内周部排気ポート25の配置位置との関係を表す。尚、左図の破線は圧縮上死点におけるピストン5の変位を表し、右図の破線は排気上死点におけるピストン5の変位を表す。双方におけるピストン5の変位は、上述した如く等しい。尚、この図においてコンロッド21の図示は省略している。
シリンダ内周部排気ポート25は、吸気下死点においてピストン5の側面部(以下、「ピストン側面部5a」と称呼する)により遮蔽され且つ膨脹下死点において該ピストン側面部5aにより遮蔽されない高さ(シリンダ軸線方向における位置、高さを意味する)に設けられる。ここでいう「遮蔽」とは、例えば或る一のシリンダ内周部排気ポート25を考えた場合、そのシリンダ内周部排気ポート25を介してシリンダ4の燃焼室内6と排気管12との間で流体の交換が殆ど行われない程度、シリンダ内周部排気ポート25が塞がれている状態として定義しても良い。そして、この遮蔽状態が解除されている状態をもって、シリンダ内周部排気ポート25が開放されていると定義できる。
シリンダ軸線CLs方向において、図示のような高さにシリンダ内周部排気ポート25が配置されることで、膨脹行程の後半から排気行程の前半に亘って、シリンダ内周部排気ポート25が開放された状態に維持され、このシリンダ内周部排気ポート25及び排気用連通管26を介して燃焼室6と排気管12とが導通される。これにより、排気行程に排気弁10が開弁されてヘッド部排気ポート8を通じた排気の排出が行われることに加え、シリンダ内周部排気ポート25及び排気用連通管26を通じた排気の排出が行われるため、エンジン1の排気効率の向上が実現される。
また、吸気下死点においてはシリンダ内周部排気ポート25がピストン側面部5aにより遮蔽され、吸気・圧縮行程において燃焼室6が排気管12と導通されずに遮断された状態に維持される。したがって、吸気行程において排気管12内の排気が多量に燃焼室6内部へと導かれたり、或いは圧縮行程において燃焼前の多量の混合気が排気管12へと漏出することが抑制される。
<変形例>
尚、各シリンダ4において、シリンダ内周部排気ポート25の配置数は適宜変更可能であり、一つであっても構わない。また、本実施形態のように多気筒エンジンに適用する場合、例えば全シリンダではなく一部のシリンダのみにシリンダ内周部排気ポート25を設けるような構成も採用できる。また、一のシリンダにおいてシリンダ内周部排気ポート2
5を複数個配置するときの各々の高さは、吸気下死点においてピストン側面部5aにより遮蔽され且つ膨脹下死点において該ピストン側面部5aにより遮蔽されない(開放される)高さである限りにおいて、適宜異なる高さを採用することができる(全てのシリンダ内周部排気ポート25について、その配置する高さを統一する必要はない)。
尚、各シリンダ4において、シリンダ内周部排気ポート25の配置数は適宜変更可能であり、一つであっても構わない。また、本実施形態のように多気筒エンジンに適用する場合、例えば全シリンダではなく一部のシリンダのみにシリンダ内周部排気ポート25を設けるような構成も採用できる。また、一のシリンダにおいてシリンダ内周部排気ポート2
5を複数個配置するときの各々の高さは、吸気下死点においてピストン側面部5aにより遮蔽され且つ膨脹下死点において該ピストン側面部5aにより遮蔽されない(開放される)高さである限りにおいて、適宜異なる高さを採用することができる(全てのシリンダ内周部排気ポート25について、その配置する高さを統一する必要はない)。
また、本実施形態のエンジン1によれば、以下の作用効果を奏することができる。即ち、シリンダ内周部排気ポート25がエンジン1の排気効率の向上に寄与する分だけヘッド部排気ポート8を小径化することができ、排気弁10の径を小さくすることができる。また、例えば、吸気下死点及び膨脹下死点におけるピストン5の変位差を出来るだけ大きく設定し、且つシリンダ内周部排気ポート25を出来るだけシリンダ軸線CLs方向上方に形成することで、膨脹・排気行程におけるシリンダ内周部排気ポート25を通じた排気の排出量を確保し、ヘッド部排気ポート8及び排気弁10を搭載しない構成を採用しても良い。そして、その代わりに、例えばヘッド部吸気ポート7を大径化し、吸気弁8の径を大きくすることができる。その結果、吸気の体積効率が向上し、且つ、燃料噴射弁13の搭載位置の自由度が高まる。
本実施形態におけるエンジン1は、シリンダ軸線CLs方向におけるピストン5の変位が吸気下死点に比べて膨脹下死点の方が低くなるように構成された4サイクル往復ピストンエンジンであって、シリンダ4内周面に開口する一又は複数のポートであってエンジンの排気管12に連通するシリンダ内周部排気ポート25を備え、シリンダ内周部排気ポート25が配置されるシリンダ軸線CLs方向の高さは、ピストン5が吸気下死点にあるときにピストン側面部5aにより遮蔽され、且つ膨脹下死点にあるときにピストン側面部5aにより遮蔽されない高さに設定されることを特徴とすることができる。これにより、エンジン1の排気効率の向上が実現される。
<実施形態2>
次に、本発明の実施形態2について説明する。ここでは、実施形態1と共通する点の詳しい説明は省略し、相違点を詳しく説明する。実施形態1で説明したエンジン1は、吸気下死点に比べて膨脹下死点におけるピストン5の変位が低い態様であったが、本実施形態においては、膨脹下死点に比べて吸気下死点におけるピストンの変位が低くなっている点で実施形態1と相違する。また、これに伴い、シリンダ4の内周面に設けられるポートの配置条件や、その接続先について実施形態1と相違する。
次に、本発明の実施形態2について説明する。ここでは、実施形態1と共通する点の詳しい説明は省略し、相違点を詳しく説明する。実施形態1で説明したエンジン1は、吸気下死点に比べて膨脹下死点におけるピストン5の変位が低い態様であったが、本実施形態においては、膨脹下死点に比べて吸気下死点におけるピストンの変位が低くなっている点で実施形態1と相違する。また、これに伴い、シリンダ4の内周面に設けられるポートの配置条件や、その接続先について実施形態1と相違する。
本実施形態においても、図2に示した連結機構20を介してピストン5とクランクシャフト18が連結されている。次いで、図3を参照して本実施形態における特徴点を説明すると、本実施形態とでは(a)〜(d)に表された連結機構20の構成要素同士の相対位置関係が、膨脹下死点、排気上死点、吸気下死点、圧縮上死点のそれぞれにおいての関係に対応している。
即ち、本実施形態では、吸気下死点に(c)の状態となるように、吸気下死点においてシリンダ軸線CLs方向における上方から下方に向けてクランクシャフト18の中心Ccs、大径ギヤ23の中心Clg、クランクピン24の中心Ccpがこれらの順に一直線に配置されるように調節されている。また、膨脹下死点に(a)の状態となるように、膨脹下死点においてクランクシャフト18の中心Ccs、クランクピン24の中心Ccp、大径ギヤ23の中心Clgが、シリンダ軸線CLs方向における上方から下方に向けて、これらの順に一直線に配置されるように調節されている。
その結果、本実施形態では、シリンダ軸線CLs方向において、吸気下死点に比べて膨脹下死点におけるピストン5の変位(高さ)が低くなる。また、圧縮上死点及び排気上死点においては、実施形態1と同様、ピストン5の変位(高さ)が互いに等しくなる。これ
によれば、圧縮比が膨脹比よりも大きいエンジン1が実現される。
によれば、圧縮比が膨脹比よりも大きいエンジン1が実現される。
次いで、図6及び7を参照して、シリンダ4の内周面に設けられるポートの配置条件や、その接続先について説明する。図6は、本発明の実施形態2におけるエンジンの一部を示す概略構成図である。図1と共通する構成要素については同じ参照符号を付すことでその説明を省略する。
図6に示したように、シリンダ4の内周面には複数のポート(以下、「シリンダ内周部吸気ポート」と称する)27が開口している(図6では、便宜上、1つのみを図示している)。このシリンダ内周部吸気ポート27は、ヘッド部吸気ポート7と同様に吸気管11に連通している。具体的には、シリンダ内周部吸気ポート27は、吸気用連通管28を介して吸気管11に接続されている。シリンダ内周部吸気ポート27の開閉は、シリンダ内周部排気ポート25と同様にピストン側面部5aによって行われる。
図7は、本実施形態におけるシリンダ内周部吸気ポート27の配置位置を説明する図である。左図は、吸気下死点におけるピストン5の変位とシリンダ内周部吸気ポート27の配置位置との関係を表す。右図は、膨脹下死点におけるピストン5の変位とシリンダ内周部吸気ポート27の配置位置との関係を表す。尚、左図の破線は圧縮上死点におけるピストン5を表し、右図の破線は排気上死点におけるピストン5を表す。
シリンダ内周部吸気ポート27は、膨脹下死点においてピストン側面部5aにより遮蔽され且つ吸気下死点においてピストン側面部5aにより遮蔽されない高さに設けられる。ここでの「遮蔽」の定義は、シリンダ内周部排気ポート25の遮蔽の定義について、シリンダ内周部排気ポート25をシリンダ内周部吸気ポート27と読み替え且つ排気管12を吸気管11と読み替えた上で引用することができる。
シリンダ軸線CLs方向において、図示のような高さにシリンダ内周部吸気ポート27が配置されることで、吸気行程の後半から圧縮行程の前半に亘って、シリンダ内周部吸気ポート27が開放された状態に維持され、このシリンダ内周部吸気ポート27及び吸気用連通管28を介して燃焼室6と吸気管11とが導通される。これにより、吸気行程に吸気弁9が開弁されてヘッド部吸気ポート7を通じた空気の吸入(即ち、吸気)が行われることに加え、シリンダ内周部吸気ポート27及び吸気用連通管28を通じた吸気が行われるため、エンジン1の吸気効率(体積効率)の向上が実現される。
また、膨脹下死点においてはシリンダ内周部吸気ポート27がピストン側面部5aにより遮蔽されるため、膨脹・排気行程において燃焼室6が吸気管11と導通されずに遮断された状態に維持される。したがって、排気行程において燃焼室6で生成された排気が多量に吸気管11へと導かれたり、或いは、膨脹行程においてピストン5の頂面を押圧する膨脹圧が減少するおそれがない。
また、図8は、図7におけるA−A矢視断面図である。この図において、シリンダ内周部吸気ポート27に接続される吸気用連通管28の作図は省略している。シリンダ内周部吸気ポート27がシリンダ4内に臨む方向はシリンダ4内周面の接線方向(例えば、シリンダーライナーの接線方向)に略等しくなるように、このシリンダ内周部吸気ポート27が形成されている。そのため、吸気行程に吸気管11を流れる空気がシリンダ内周部吸気ポート27を介して燃焼室6に導入されるときの入射方向(図中、矢印)が、シリンダ4内周面の接線方向に略等しくなる。その結果、シリンダ内周部吸気ポート27を介して燃焼室6に流入する空気がシリンダ4内周面に沿って周方向に回転し、シリンダ4内にはその内周面に沿ったスワール流(渦流)が形成される。これによれば、燃焼室6内における吸気と燃料噴射弁13から供給された燃料との混合が促進される。その結果、エンジン1
の燃焼状態が安定し、スモークの発生量を低減することができる。したがって、排気エミッションを向上させることができる。
の燃焼状態が安定し、スモークの発生量を低減することができる。したがって、排気エミッションを向上させることができる。
<変形例>
尚、実施形態1のシリンダ内周部排気ポート25と同様、各シリンダ4において、シリンダ内周部吸気ポート27の配置数は適宜変更可能であり、一つであっても構わない。また、多気筒エンジンに適用する場合に例えば一部のシリンダだけにシリンダ内周部吸気ポート27を設ける構成も採用できる。また、一のシリンダにおいてシリンダ内周部吸気ポート27を複数個配置するときの各々の高さは、シリンダ内周部排気ポート25と同様、適宜異なる高さを採用することができる(全てのシリンダ内周部吸気ポート27の高さを統一する必要はない)。
尚、実施形態1のシリンダ内周部排気ポート25と同様、各シリンダ4において、シリンダ内周部吸気ポート27の配置数は適宜変更可能であり、一つであっても構わない。また、多気筒エンジンに適用する場合に例えば一部のシリンダだけにシリンダ内周部吸気ポート27を設ける構成も採用できる。また、一のシリンダにおいてシリンダ内周部吸気ポート27を複数個配置するときの各々の高さは、シリンダ内周部排気ポート25と同様、適宜異なる高さを採用することができる(全てのシリンダ内周部吸気ポート27の高さを統一する必要はない)。
また、本実施形態のエンジン1によれば、以下の作用効果を奏することができる。即ち、シリンダ内周部吸気ポート27がエンジン1の吸気効率の向上に寄与する分ヘッド部吸気ポート7を小径化することができ、吸気弁9の径を小さくすることができる。また、例えば、吸気下死点及び膨脹下死点におけるピストン5の変位差を出来るだけ大きく設定し、且つシリンダ内周部吸気ポート27を出来るだけシリンダ軸線CLs方向上方に形成することで、吸気・圧縮行程におけるシリンダ内周部吸気ポート27を通じた空気の吸入量を充分に確保し、ヘッド部吸気ポート7及び吸気弁9を搭載しない構成を採用することができる。そして、その代わりにヘッド部排気ポート8を大径化しても良い。この場合、排気弁9の径を大きくすることができるので、エンジン1の排気効率を向上させることができる。
本実施形態におけるエンジン1は、シリンダ軸線CLs方向におけるピストン5の変位が膨脹下死点に比べて吸気下死点の方が低くなるように構成された4サイクル往復ピストンエンジンであって、シリンダ4内周面に開口する一又は複数のポートであってエンジンの吸気管11に連通するシリンダ内周部吸気ポート27を備え、シリンダ内周部吸気ポート27が配置されるシリンダ軸線CLs方向の高さは、ピストン5が膨脹下死点にあるときにピストン側面部5aにより遮蔽され、且つ吸気下死点にあるときにピストン側面部5aにより遮蔽されない高さに設定されることを特徴とすることができる。これにより、エンジン1の吸気効率の向上が実現される。
また、本発明が適用される4サイクル往復ピストンエンジンは、吸気下死点と膨脹下死点とにおいて、シリンダ軸線CLs方向におけるピストン5の位置を可変とする下死点変位変更機構を備えても良い。そして、ECU30は、エンジン1の運転状態や運転条件に応じて下死点変位変更機構を制御しても良い。つまり、ECU30は、下死点変位変更機構によって、吸気下死点に比べて膨脹下死点におけるピストン5の変位を低く制御するアトキンソンモード(実施形態1に対応)と、膨脹下死点に比べて吸気下死点におけるピストン5の変位を低く制御するエミッション優先モード(実施形態2に対応)とを使い分けてエンジン1を制御することができる。
この場合、シリンダ4内周面に一又は複数のポートを開口させ、且つ当該ポートを排気管12と吸気管11の何れに接続するかを切り換える接続先切り換え機構を備えると良い。ECU30は、アトキンソンモードにてエンジン1を制御する際には上記ポートを排気管12に接続させ、エミッション優先モードにてエンジン1を制御する際には当該ポートを吸気管11に接続させると良い。これによれば、アトキンソンモードのときはエンジン1の排気効率を向上でき、エミッション優先モードのときはエンジン1の吸気効率を向上させることができる。
1・・・エンジン
2・・・シリンダヘッド
3・・・シリンダブロック
4・・・シリンダ
5・・・ピストン
6・・・燃焼室
7・・・ヘッド部吸気ポート
8・・・ヘッド部排気ポート
9・・・吸気弁
10・・排気弁
11・・吸気管
12・・排気管
18・・クランクシャフト
20・・連結機構
21・・コンロッド
22・・小径ギヤ
23・・大径ギヤ
24・・ピストンピン
25・・シリンダ内周部排気ポート
26・・排気用連通管
27・・シリンダ内周部排気ポート
28・・吸気用連通管
2・・・シリンダヘッド
3・・・シリンダブロック
4・・・シリンダ
5・・・ピストン
6・・・燃焼室
7・・・ヘッド部吸気ポート
8・・・ヘッド部排気ポート
9・・・吸気弁
10・・排気弁
11・・吸気管
12・・排気管
18・・クランクシャフト
20・・連結機構
21・・コンロッド
22・・小径ギヤ
23・・大径ギヤ
24・・ピストンピン
25・・シリンダ内周部排気ポート
26・・排気用連通管
27・・シリンダ内周部排気ポート
28・・吸気用連通管
Claims (1)
- 吸気下死点及び膨脹下死点においてシリンダ軸線方向におけるピストンの変位が相違する4サイクル往復ピストンエンジンであって、
シリンダ内周面には一又は複数のポートが開口しており、
前記ポートは、
吸気下死点に比べて膨脹下死点におけるピストンの変位が低い場合にはエンジンの排気管に接続されると共に、吸気下死点においてピストンの側面部により遮蔽され且つ膨脹下死点においてピストンの側面部により遮蔽されない高さに設けられる一方、
膨脹下死点に比べて吸気下死点におけるピストンの変位が低い場合にはエンジンの吸気管に接続されると共に、膨脹下死点においてピストンの側面部により遮蔽され且つ吸気下死点においてピストンの側面部により遮蔽されない高さに設けられることを特徴とする4サイクル往復ピストンエンジン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009106052A JP2010255506A (ja) | 2009-04-24 | 2009-04-24 | 4サイクル往復ピストンエンジン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009106052A JP2010255506A (ja) | 2009-04-24 | 2009-04-24 | 4サイクル往復ピストンエンジン |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010255506A true JP2010255506A (ja) | 2010-11-11 |
Family
ID=43316682
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009106052A Withdrawn JP2010255506A (ja) | 2009-04-24 | 2009-04-24 | 4サイクル往復ピストンエンジン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2010255506A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2017078597A1 (en) * | 2015-11-03 | 2017-05-11 | Scania Cv Ab | Four stroke internal combustion engine |
-
2009
- 2009-04-24 JP JP2009106052A patent/JP2010255506A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2017078597A1 (en) * | 2015-11-03 | 2017-05-11 | Scania Cv Ab | Four stroke internal combustion engine |
CN108368773A (zh) * | 2015-11-03 | 2018-08-03 | 斯堪尼亚商用车有限公司 | 四冲程内燃机 |
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