JP2010255491A - 電動送風機 - Google Patents

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Kunihiko Morita
邦彦 森田
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Abstract

【課題】部品コストを抑制しつつ、遠心ファンとモータの回転軸とを軽量な構成で位置決めできる電動送風機を提供する。
【解決手段】モータの回転軸48の端部に取り付けた段付ワッシャ78の突起部95を遠心ファン24の位置決め穴部82に嵌合することで回転軸48に対して遠心ファン24を位置決め固定する。例えば位置決め用の高精度なスリーブ、および、スリーブと遠心ファン24との間に介在するワッシャなどが不要となる。部品コストを抑制しつつ、遠心ファン24とモータの回転軸48とを軽量な構成で位置決めできる。
【選択図】図1

Description

本発明は、モータの回転軸が中央部に挿通される遠心ファンを備えた電動送風機に関する。
従来、例えば電気掃除機に用いられる電動送風機は、モータと、このモータにより回転される遠心ファンと、この遠心ファンとモータとの間に位置し遠心ファンから外周側へと吹き出された空気を整流する整流板と、遠心ファンおよび整流板を覆うファンカバーとを備えている。遠心ファンは、互いに対向配置された対をなすプレート間に複数のブレードが渦巻状に固定されて構成されている。そして、ファンカバーに対向する一方のプレートの中央部に、ファンカバーの中央部の吸込口と連通する吸気口が開口形成され、他方のプレートに、整流板に挿通されたモータの回転軸の一端側が固定されている。
このような回転軸と遠心ファンとの固定には、回転軸に対する遠心ファンの位置決め用のスリーブ、複数のファンワッシャ、および、固定用の六角ナットが用いられる。すなわち、スリーブに挿通された回転軸の一端部に六角ナットが螺合され、これらスリーブと六角ナットとの間に、それぞれファンワッシャを介して遠心ファンの他方のプレートが挟持固定される(例えば、特許文献1参照。)。
特開2007−205202号公報(第7頁、図1)
上述の電動送風機においては、遠心ファンと回転軸との軸芯がぶれると、これらの回転時にぶれが生じ、このぶれに起因する振動や騒音が発生する。そのため、スリーブには高い精度が要求され、スリーブが高価になるという問題がある。
また、遠心ファンの固定用の部品が多いため、回転軸とともに回転する部材の総重量が重く、遠心ファン(回転軸)の回転に伴い発生する振動が大きくなるという問題もある。
本発明は、このような点に鑑みなされたもので、部品コストを抑制しつつ、遠心ファンとモータの回転軸とを軽量な構成で位置決めできる電動送風機を提供することを目的とする。
本発明は、モータの回転軸が中央部に挿通される遠心ファンと、モータの回転軸の端部に取り付けられ、遠心ファンと一部が嵌合することにより回転軸に対して遠心ファンを位置決め固定する固定部材とを具備したものである。
本発明によれば、モータの回転軸の端部に取り付けた固定部材の一部と遠心ファンとを嵌合させることで回転軸に対して遠心ファンを位置決め固定するので、例えば位置決め用の高精度なスリーブ、および、このスリーブと遠心ファンとの間に介在されるワッシャなどが不要となり、部品コストを抑制しつつ、遠心ファンとモータの回転軸とを軽量な構成で位置決めできる。
本発明の第1の実施の形態の電動送風機の一部の縦断面図であり、組み立て手順を(a)(b)の順に示す。 同上電動送風機の遠心ファンの要部を示す平面図である。 同上電動送風機を示す分解斜視図である。 同上電動送風機を示す縦断面図である。 本発明の第2の実施の形態の電動送風機の一部の縦断面図であり、組み立て手順を(a)(b)の順に示す。 本発明の第3の実施の形態の電動送風機の一部の縦断面図であり、組み立て手順を(a)(b)の順に示す。 本発明の第4の実施の形態の電動送風機の一部の縦断面図である。 同上電動送風機の固定部材を示す平面図である。
以下、本発明の第1の実施の形態の構成を図1ないし図4を参照して説明する。
図3および図4において、11は電動送風機を示し、この電動送風機11は、例えば電気掃除機などに用いられるものである。そして、この電動送風機11は、モータ21が略有底円筒状の本体ケース22内に配設されているとともに、この本体ケース22の外部に、整流用の整流板としてのディフューザ23と、モータ21により例えば最大で毎分40000回転程度で回転される遠心ファン24とがモータ21側から順次取り付けられ、かつ、ディフューザ23および遠心ファン24の一部が略円筒状のファンカバー25により覆われている。なお、以下、図3および図4に示す上下方向を電動送風機11の前後方向として説明する。
本体ケース22には、前端面にケース開口部27が形成されているとともに、このケース開口部27の周囲に外周方向に向けて突出するフランジ部28が屈曲形成されている。また、この本体ケース22の軸方向の他端である後端面は後板部29により閉塞されているとともに、この後板部29の中央部が後方に向けて略円筒状に突出し内周面側にベアリング31をベアリングキャップ32およびスラストばね33を介して収容するモータヘッド部34が設けられている。
さらに、本体ケース22の後部近傍の周面には、略径方向に位置して排気口としての複数の吹出口36が開口形成されている。
また、本体ケース22の前端部には、整流板保持体としての長手板状のディフューザ保持体38が本体ケース22の径方向に架橋してケース開口部27の一部を覆うようにねじ39により取り付けられている。そして、ディフューザ保持体38の略中央には、前方に向けて略円筒状に突出し内周側にベアリング40を収容し略中央に通孔41を開口する軸受部42が設けられている。なお、ディフューザ保持体38にて覆われていない本体ケース22のケース開口部27が図示しない通風口となる。
また、モータ21は、本体ケース22に固定され固定極を構成する略筒状の固定子としてのフィールド45と、このフィールド45の内側に配設され回転極を構成する回転子としての電機子であるアーマチュア46とを有している。フィールド45は、電源側と電気的に接続されている。また、アーマチュア46は、フィールド45に挿通されており、軸心に設けられた長尺円柱状の回転軸48の両端側がベアリング31,40に回転自在に軸支されて本体ケース22内に略同軸上に配設されている。
ここで、回転軸48は、回転軸本体48aと、この回転軸本体48aの前端部に同軸に一体形成された変形部であるかしめ変形部48bとを備えている。
回転軸本体48aは、直径8mm程度の太さに形成されており、回転軸48の後端部から遠心ファン24に連結される前端部近傍まで亘っている。
かしめ変形部48bは、回転軸本体48aに対して径小に形成されており、図1(a)および図1(b)に示すように、かしめ変形されることによってかしめ部48cとなり、回転軸48を遠心ファン24に対して固定する。
さらに、図3および図4に示すように、本体ケース22には、ブラシ機構49がそれぞれ取り付けられる取付孔部50が吹出口36間の互いに対向する位置にそれぞれ形成されており、これら取付孔部50に対して、ブラシ機構49が、本体ケース22の径方向に沿って挿入されてねじ51により固定されている。
ブラシ機構49は、アーマチュア46に設けられた整流子52の整流子片52aに摺接するカーボンブラシ53と、このカーボンブラシ53を保持するブラシ保持器54とを有している。そして、カーボンブラシ53は、端子部55を介して電源側と電気的に接続されているとともに、ブラシ保持器54内のスプリング56により押圧されて先端側が整流子52の整流子片52aに摺接することにより、カーボンブラシ53と整流子52の整流子片52aとが互いに電気的に導通するように構成されている。
また、ディフューザ23は、ディフューザ保持体38の前側に、ねじ61により固定され、本体ケース22のケース開口部27を覆って閉塞している。そして、このディフューザ23は、整流板本体としてのディフューザ本体63と、このディフューザ本体63の前側の主面から前側すなわち遠心ファン24側に突設された上流整流板64と、ディフューザ本体63の後側の主面から後側すなわちモータ21側に突設された下流整流板65とを有している。
ディフューザ本体63は、略中心にディフューザ保持体38の軸受部42を嵌挿する略円形の貫通孔67が設けられている。
上流整流板64は、ディフューザ本体63に対して略垂直な円弧壁状に形成され、かつ、平面渦巻状に複数、互いに略等間隔に配置されている。また、これら上流整流板64は、ディフューザ本体63の中心側に位置する端部縁が遠心ファン24の外周側に対向し、上流整流板64の内側に略円筒状に遠心ファン24を収容するファン収容部69が区画される。そして、上流整流板64は、ディフューザ本体63の周縁側の端部がディフューザ本体63の外周縁に位置し、隣り合う上流整流板64,64間にディフューザ本体63の外周方向に次第に幅広となる案内風路71を区画形成する。
また、下流整流板65は、ディフューザ本体63に対して略垂直な円弧壁状に形成され、かつ、上流整流板64の渦巻方向と逆方向に平面渦巻状に複数、互いに略等間隔に配置され、隣り合う下流整流板65,65間に流過風路73が区画形成されている。
また、遠心ファン24は、回転により生じる空気との摩擦により発生する熱に対して耐熱性を有し、回転の際の慣性や重量などを考慮して、例えばアルミニウム合金などにて形成されており、円板状のプレートとしての後部プレート75と、この後部プレート75に所定の間隙を介して対向し後部プレート75と略同径の円板状のプレートとしての前部プレート76と、これら後部プレート75と前部プレート76との間に接合されたファン翼77とを有しており、回転軸48に対して、固定部材としての固定板体である段付ワッシャ78を介して連結固定されて回転軸48と一体に回転するように構成されている。
後部プレート75は、平坦な略円板状に形成されており、略中央にモータ21の回転軸48の前端側が嵌挿する嵌挿孔81が開口形成されている。すなわち、この嵌挿孔81は、回転軸48の回転軸本体48aの外径と略等しい内径を有し、この回転軸48の回転により、内周面が回転軸48の外周面と略摺接するように構成されている。また、後部プレート75には、図2に示すように、嵌挿孔81の周囲、すなわち、後部プレート75の中心位置からずれた位置に、段付ワッシャ78(図3)の固定用の固定部としての位置決め部である丸孔状の位置決め穴部82が複数形成されている。これら位置決め穴部82は、後部プレート75(遠心ファン24)の周方向に略等間隔で配置されている。なお、これら位置決め穴部82の位置は、例えば1/100mm程度の精度で管理されている。
また、図3および図4に示すように、前部プレート76は、略中央に通風口である円形状の吸気口83が形成されており、この吸気口83から外周側へと、後方に向けて徐々に拡開するように湾曲して形成されている。この吸気口83は、回転軸48および段付ワッシャ78よりも径大に形成されており、回転軸48の前端部が臨んでいる。
ファン翼77は、長手方向の両側縁をそれぞれ後部プレート75および前部プレート76に接合して壁状に形成され、遠心ファン24のファン翼77の渦巻方向と逆方向に形成されている。また、各ファン翼77は、長手方向の両側縁に後部プレート75および前部プレート76に対して、例えばかしめなどによりそれぞれ複数箇所で各プレート75,76に対して隙間なく固定されている。このため、後部プレート75および前部プレート76と各ファン翼77との間に、吸気口83とそれぞれ連通する渦巻状の吸気風路85がそれぞれ区画形成される。
段付ワッシャ78は、例えば金属により形成されており、図1(a)および図1(b)に示すように、略円板状の固定部材本体であるワッシャ本体91と、このワッシャ本体91の中央部に開口形成された孔部92とを有している。
ワッシャ本体91は、前側へと段差状に突出した段部94が中央部に一体形成されており、この段部94に孔部92が形成されている。すなわち、ワッシャ本体91は、孔部92を除く後面側が略平坦に形成されている。また、このワッシャ本体91には、段部94の外方でかつ外縁寄りの位置に、遠心ファン24の後部プレート75の位置決め穴部82にそれぞれ圧入嵌合される位置決め固定部としての複数の突起部95が後部から突出して一体形成されている。
孔部92は、ワッシャ本体91の後面側に位置する第1位置規制部としての後側孔部97と、ワッシャ本体91の前面側に位置する第2位置規制部としての前側孔部98とを有している。
後側孔部97は、前側孔部98よりも径大の丸孔状に形成されており、回転軸48の回転軸本体48aの前端部側が略隙間なく嵌合して固定されている。また、この後側孔部97は、ワッシャ本体91の後面側からの深さが、ワッシャ本体91の段部94を除く部分での厚み程度に設定されている。
前側孔部98は、後側孔部97と略同軸の丸孔状に形成されており、回転軸48のかしめ変形部48bが挿通され、このかしめ変形部48bをかしめ変形させたかしめ部48cが段部94の前面側の縁部に係止される。
また、図3および図4に示すように、ファンカバー25は、略有蓋円筒状に形成されており、後端側が本体ケース22のフランジ部28の外周部に嵌合固定されている。このファンカバー25は、前面の中央部に、遠心ファン24の吸気口83に対向して連通する吸込口101が開口形成されている。さらに、このファンカバー25は、吸込口101の後側の周縁部に、弾性部材としての押圧部材である環状のシール部材102が取り付けられている。このシール部材102は、ファンカバー25を本体ケース22に固定した状態で、遠心ファン24の前部プレート76の吸気口83の周縁部に圧接されている。このため、遠心ファン24は、ファンカバー25によって、前側(負圧側)から後側(正圧側)へと押圧保持(抜け止め)されている。
次に、上記第1の実施の形態の電動送風機11の組み立て方法を説明する。
まず、本体ケース22の内部に、フィールド45、アーマチュア46などを、スラストばね33、ベアリングキャップ32、ベアリング31,40などを介して適宜組み込み、ブラシ機構49,49を取り付け、ディフューザ保持体38を本体ケース22に固定するなど、モータ21を構成する。
次いで、ディフューザ23の貫通孔67にディフューザ保持体38の軸受部42を嵌挿させるようにディフューザ23をディフューザ保持体38に取り付けてねじ61により固定する。
さらに、貫通孔67から露出する軸受部42から突出する回転軸48の前端側に対して、遠心ファン24を取り付ける。
まず、図1(a)に示すように、遠心ファン24の後部プレート75の嵌挿孔81に回転軸48の回転軸本体48aおよびかしめ変形部48bを挿通するように遠心ファン24を回転軸48に対して挿入する。このとき、回転軸本体48aの前端側の外周面と嵌挿孔81の内周面との嵌合によって、遠心ファン24と回転軸48との位置が仮規制される。
次いで、遠心ファン24の吸気口83から段付ワッシャ78を挿入し、孔部92の後側孔部97に回転軸本体48aの前端部を嵌合させ、孔部92の前側孔部98にかしめ変形部48bを挿通させるように、段付ワッシャ78の突起部95を後部プレート75の位置決め穴部82に圧入嵌合する。この結果、段付ワッシャ78が遠心ファン24に固定されて、遠心ファン24と回転軸48との位置が規制される。
そして、前側孔部98から突出したかしめ変形部48bを図1(b)に示すように、所定の治具などを用いてリベットの頭部のように半球面状に、すなわち拡径させるようにかしめ変形してかしめ部48cを形成することにより、このかしめ部48cと回転軸本体48aの前端部との間で段付ワッシャ78を挟持固定して、遠心ファン24と回転軸48とを一体的に連結する。
この後、ファンカバー25を前側から被せ、シール部材102を遠心ファン24の吸気口83の周縁部の前部に押圧させつつ、ファンカバー25を本体ケース22のフランジ部28に固定し、電動送風機11を完成する。
上述したように、上記第1の実施の形態によれば、モータ21の回転軸48の端部に取りつけた段付ワッシャ78の突起部95を遠心ファン24の位置決め穴部82に嵌合することで回転軸48に対して遠心ファン24を位置決め固定するので、例えば位置決め用の高精度なスリーブ、および、このスリーブと遠心ファン24との間に介在されるワッシャなどが不要となり、部品コストを抑制しつつ、遠心ファン24とモータ21の回転軸48とを軽量な構成で位置決めできる。
また、モータ21の回転軸48の端部のかしめ変形部48bをかしめ変形して段付ワッシャ78と回転軸48とを固定することにより、回転軸48と遠心ファン24とを固定するためのナットなども不要となり、遠心ファン24とモータ21の回転軸48とを、より軽量な構成で固定できる。そして、回転軸48の前端部にナットがない構成としたことにより、電動送風機11に吸込口101および吸気口83を介して吸気風路85へと吸い込まれる風、すなわち吸込風の風路を確保でき、電動送風機11の吸込風量が大きくなるとともに、ナットによって発生していた風切り音も抑制でき、より低騒音化できる。特に、吸気口83に臨むかしめ部48cは、外周面を半球状としているので、吸込風の抵抗となりにくく、吸込効率の低下、および、風切り音の発生などを確実に防止できる。
さらに、遠心ファン24とモータ21の回転軸48とを軽量化して位置決めできることにより、モータ21により遠心ファン24を回転させた際に発生する振動を低減でき、電動送風機11から外部へと伝達される振動を抑制できる。
しかも、回転軸48を嵌合保持する部品の点数を抑制できるので、仮に回転軸48を嵌合保持する部品の不良などにより遠心ファン24の回転により振動が発生した場合でも、その振動の原因の特定が容易になる。
次に、第2の実施の形態を図5を参照して説明する。なお、上記第1の実施の形態と同様の構成および作用については、同一符号を付してその説明を省略する。
この第2の実施の形態は、上記第1の実施の形態の段付ワッシャ78を、固定ねじ105によって回転軸48の前端部にねじ止め固定するものである。
固定ねじ105は、頭部105aと、この頭部105aよりも径小の軸部105bとを有しており、段付ワッシャ78の孔部92に前側から挿入されてねじ止めされる。
回転軸48は、回転軸本体48aの前端部に、固定ねじ105の軸部105bのねじ止め用のねじ止め孔107が形成されている。
そして、回転軸48の前端側に対して、遠心ファン24を取り付ける際には、まず、図5(a)に示すように、遠心ファン24の後部プレート75の嵌挿孔81に回転軸48の回転軸本体48aを嵌合させるように遠心ファン24を回転軸48に対して挿入する。このとき、回転軸本体48aの前端側の外周面と嵌挿孔81の内周面との嵌合によって、遠心ファン24と回転軸48との位置が仮規制される。
次いで、遠心ファン24の吸気口83から段付ワッシャ78を挿入し、孔部92の後側孔部97に回転軸本体48aの前端部を嵌合させるように、段付ワッシャ78の突起部95を後部プレート75の位置決め穴部82に圧入嵌合する。この結果、段付ワッシャ78が遠心ファン24に固定されて、遠心ファン24と回転軸48との位置が規制される。
そして、前側孔部98に、図5(b)に示すように、固定ねじ105の軸部105bを挿入して前側孔部98から露出するねじ止め孔107にねじ止めすることにより、固定ねじ105の頭部105aと回転軸本体48aの前端部との間で段付ワッシャ78を挟持固定して、遠心ファン24と回転軸48とを一体的に連結する。
このように、モータ21の回転軸48の端部に取り付けた段付ワッシャ78の突起部95を遠心ファン24の位置決め穴部82に嵌合することで回転軸48に対して遠心ファン24を位置決め固定するなど、上記第1の実施の形態と同様の構成を有することにより、上記第1の実施の形態と同様の作用効果を奏することができる。
また、段付ワッシャ78を回転軸48に対して固定ねじ105によってねじ止めすることにより、段付ワッシャ78と回転軸48とを容易に一体的に連結できる。
しかも、1つの固定ねじ105で段付ワッシャ78と回転軸48とを固定するので、ねじ止め作業が容易であるとともに、固定ねじ105の位置が遠心ファン24の吸気口83の中央に臨んでいるので、吸気口83からの固定ねじ105の固定作業が容易になる。
次に、第3の実施の形態を図6を参照して説明する。なお、上記各実施の形態と同様の構成および作用については、同一符号を付してその説明を省略する。
この第3の実施の形態は、上記第1の実施の形態の段付ワッシャ78を、複数の固定ねじ111によって回転軸48の前端部に固定するものである。
すなわち、各固定ねじ111は、頭部111aと、この頭部111aよりも径小の軸部111bとを有しており、段付ワッシャ78の孔部92の周囲に形成されたねじ孔113にそれぞれ前側から挿入されてねじ止めされる。
回転軸48は、回転軸本体48aの前端部に、各固定ねじ111の軸部111bのねじ止め用のねじ止め孔115がそれぞれ形成されている。また、回転軸本体48aの前端部には、この回転軸本体48aよりも径小の略円柱状の嵌合部116が略同軸に一体形成されている。この嵌合部116は、孔部92の前側孔部98に嵌合し、この前側孔部98に嵌合した状態で段付ワッシャ78の段部94の前面と略面一となっている。
そして、回転軸48の前端側に対して、遠心ファン24を取り付ける際には、まず、図6(a)に示すように、遠心ファン24の後部プレート75の嵌挿孔81に回転軸48の回転軸本体48aを嵌合させるように遠心ファン24を回転軸48に対して挿入する。このとき、回転軸本体48aの前端側の外周面と嵌挿孔81の内周面との嵌合によって、遠心ファン24と回転軸48との位置が仮規制される。
次いで、遠心ファン24の吸気口83から段付ワッシャ78を挿入し、孔部92の後側孔部97に回転軸本体48aの前端部を嵌合させ、かつ、孔部92の前側孔部98に嵌合部116の前端部を嵌合させるように、段付ワッシャ78の突起部95を後部プレート75の位置決め穴部82に圧入嵌合する。この結果、段付ワッシャ78が遠心ファン24に固定されて、遠心ファン24と回転軸48との位置が規制される。
そして、図6(b)に示すように、各ねじ孔113に各固定ねじ111の軸部111bを挿入して回転軸48の各ねじ止め孔115にそれぞれねじ止めすることにより、各固定ねじ111の頭部111aと回転軸本体48aの前端部との間で段付ワッシャ78を挟持固定して、遠心ファン24と回転軸48とを一体的に連結する。
このように、モータ21の回転軸48の端部に固定ねじ111により取り付けた段付ワッシャ78の突起部95を遠心ファン24の位置決め穴部82に嵌合することで回転軸48に対して遠心ファン24を位置決め固定するなど、上記第2の実施の形態と同様の構成を有することにより、上記第2の実施の形態と同様の作用効果を奏することができる。
また、複数の固定ねじ111を用いて段付ワッシャ78と回転軸48とを固定するので、それぞれの固定ねじ111の大きさを小さくすることが可能となり、これら固定ねじ111による重量の増加を抑制できる。
なお、上記第2の実施の形態および第3の実施の形態において、固定ねじ105,111に代えてピンなどを圧入することで段付ワッシャ78を回転軸48に固定してもよい。
次に、第4の実施の形態を図7および図8を参照して説明する。なお、上記各実施の形態と同様の構成および作用については、同一符号を付してその説明を省略する。
この第4の実施の形態は、上記第1の実施の形態において、回転軸48の回転軸本体48aの前端部に、回り止め用の回り止め部121が一体形成され、この回り止め部121を含む回転軸48の前端側が、段付ワッシャ78の孔部122に嵌合することで遠心ファン24と回転軸48とが連結されているものである。
回り止め部121は、図8に示すように、軸方向に沿って平面状に形成された平面部121aを備え、平面視で略D字状に形成されている。すなわち、この回り止め部121は、非円形状、換言すれば、断面視で回転軸48の中心に対して距離が互いに異なる領域を有する外側面を備えている。また、この回り止め部121の前端部は、段付ワッシャ78の前面に対して略面一となっている。
また、孔部122は、ワッシャ本体91の後面側に位置する位置規制部としての後側孔部125と、ワッシャ本体91の前面側に位置する回り止め孔部としての位置規制部である前側孔部126とを有している。
後側孔部125は、回転軸48の回転軸本体48aの前端部側が略隙間なく嵌合して固定されている。
前側孔部126は、回り止め部121が嵌合する部分であり、後側孔部125と略同軸で、かつ、回り止め部121に対応する形状、すなわちD字状に形成されている。
そして、図7に示すように、回転軸48の前端側に対して、遠心ファン24を取り付ける際には、遠心ファン24の後部プレート75の嵌挿孔81に回転軸48の回転軸本体48aを嵌合させるように遠心ファン24を回転軸48に対して挿入する。このとき、回転軸本体48aの前端側の外周面と嵌挿孔81の内周面との嵌合によって、遠心ファン24と回転軸48との位置が仮規制される。
次いで、遠心ファン24の吸気口83から段付ワッシャ78を挿入し、孔部122の後側孔部125に回転軸本体48aの前端部を嵌合させ、かつ、孔部122の前側孔部126に回り止め部121を嵌合させるように、段付ワッシャ78の突起部95を後部プレート75の位置決め穴部82に圧入嵌合する。この結果、段付ワッシャ78が遠心ファン24に固定されて、遠心ファン24と回転軸48との位置が規制される。
そして、ファンカバー25を前側から被せ、シール部材102を遠心ファン24の吸気口83の周縁部の前部に押圧させつつ、ファンカバー25を本体ケース22のフランジ部28に固定する。
このように、モータ21の回転軸48の端部に取り付けた段付ワッシャ78の突起部95を遠心ファン24の位置決め穴部82に嵌合することで回転軸48に対して遠心ファン24を位置決め固定するなど、上記各実施の形態と同様の構成を有することにより、上記各実施の形態と同様の作用効果を奏することができる。
また、回転軸48の回り止め部121を段付ワッシャ78の孔部122の前側孔部126に嵌合させるだけで遠心ファン24と回転軸48とを連結するので、遠心ファン24と回転軸48とを固定する作業が不要となり、製造工数を低減して製造性を向上できるとともに、遠心ファン24を負圧側から正圧側へとファンカバー25によって押圧保持しているので、遠心ファン24(段付ワッシャ78)が電動送風機11の動作時の圧力差によって負圧側へと回転軸48から抜けることを防止できる。
しかも、段付ワッシャ78の前面に対して回転軸48が突出しないので、吸気口83から吸気風路85へと吸い込まれる吸込風に対して回転軸48などが抵抗となることがなく、吸込効率の低下を防止できる。
上記第4の実施の形態において、回り止め部121および孔部122の断面形状は、それぞれ互いに嵌合して遠心ファン24(段付ワッシャ78)を回転軸48に対して回り止めすることができれば、任意の形状とすることができる。
また、上記各実施の形態において、固定部材は、上記段付ワッシャ78に限定されるものではなく、遠心ファン24に一部を嵌合させることにより回転軸48に対して遠心ファン24を位置決め固定するものであれば、任意の構成とすることができる。すなわち、例えば遠心ファン24側から突出させた突起部を、固定部材側に形成した位置決め穴部に嵌合させる構成などとしてもよい。
さらに、モータ21およびディフューザ23などの構成は、上記に限定されるものではない。
11 電動送風機
21 モータ
24 遠心ファン
25 ファンカバー
48 回転軸
78 固定部材としての段付ワッシャ
105,111 固定ねじ
122 孔部

Claims (4)

  1. 回転軸を備えたモータと、
    このモータの回転軸が中央部に挿通される遠心ファンと、
    前記モータの回転軸の端部に取り付けられ、前記遠心ファンと一部が嵌合することにより前記回転軸に対して前記遠心ファンを位置決め固定する固定部材と
    を具備したことを特徴とした電動送風機。
  2. 固定部材は、回転軸の端部をかしめることでこの回転軸の端部と固定されている
    ことを特徴とした請求項1記載の電動送風機。
  3. 固定部材と回転軸の端部とを固定する固定ねじを具備した
    ことを特徴とした請求項1記載の電動送風機。
  4. 遠心ファンを負圧側から正圧側へと押圧してこの遠心ファンの一部を覆うファンカバーを具備し、
    回転軸の端部側は、断面視で中心に対して互いに距離が異なる複数の領域を備えた形状を有し、
    固定部材は、前記回転軸の端部側が嵌合する孔部を有している
    ことを特徴とした請求項1記載の電動送風機。
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