JP2010253389A - NOx浄化触媒 - Google Patents

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Koichi Inaba
晃一 稲葉
Noritaka Masumitsu
仙考 増満
Kazuhide Terada
一秀 寺田
Takeshi Matsumoto
武史 松元
Akihiro Shinjo
章広 新庄
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Abstract

【課題】従来に比して、高いNOx浄化率を有するNOx浄化触媒を提供すること。
【解決手段】内燃機関の排気通路に設けられ、酸化雰囲気にてNOxを捕捉するとともに、捕捉したNOxを還元雰囲気にて還元浄化するNOx浄化触媒であって、NOx捕捉剤を含有する下層と、前記下層上に形成され、Rhを含有し且つNOx捕捉剤を含有しない上層と、を備えるNOx浄化触媒によれば、NOxの還元浄化率が向上し、従来に比して高いNOx浄化率が得られる。
【選択図】図1

Description

本発明は、NOx浄化触媒に関し、詳しくは、酸化雰囲気にてNOxを捕捉するとともに、捕捉したNOxを還元雰囲気にて還元浄化するNOx浄化触媒に関する。
近年、有害物質の排出抑制の観点から、発電機や自動車などの内燃機関から大気中へ排出される排気中のNOxが問題視されている。このNOxは、酸性雨や光化学スモッグの原因となるため、世界的にその排出量が規制されている。
通常、NOxは、触媒反応による還元によって浄化される。ところが、ディーゼルエンジンやガソリンのリーンバーンエンジンなどの希薄燃焼が行われる内燃機関では、排出される排気中に酸素が多量に存在するため、NOxの還元は容易ではない。このため、希薄燃焼の内燃機関において、NOxを効率良く浄化できるNOx浄化触媒の開発検討が進められている。
例えば、上層である第1触媒層中に、Rhと、BaなどのNOx吸収剤を含有させ、下層である第2触媒層中に、Pt、Rh、Pdなどの貴金属と、NOx吸収剤を含有させた排気浄化触媒が開示されている(特許文献1参照)。
この特許文献1に開示されている排気浄化触媒によれば、排気浄化触媒に流入する排気が酸化雰囲気であるときには、NOx吸収剤によって排気中のNOxが捕捉される。そして、排気の還元制御を実行して排気が還元雰囲気となったときには、NOx吸収剤に捕捉されていたNOxが放出され、Rhなどの貴金属によって還元浄化される。
特開2004−98000号公報
しかしながら、特許文献1の排気浄化触媒では、下層中のみならず上層中にもNOx吸収剤が含有されているため、排気中のNOxは、上層においても捕捉されることとなる。このため、上層のNOx捕捉剤により捕捉されたNOxは、還元雰囲気下で放出される際に、Rhに接触する機会が少ないため、Rhによって還元浄化されることなくそのまま系外に放出されてしまうおそれがある。その結果、特許文献1の排気浄化触媒では、十分なNOx浄化率が得られないのが現状である。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであり、その目的は、従来に比して高いNOx浄化率を有するNOx浄化触媒を提供することにある。
上記目的を達成するため請求項1記載の発明は、内燃機関の排気通路に設けられ、酸化雰囲気にてNOxを捕捉するとともに、捕捉したNOxを還元雰囲気にて還元浄化するNOx浄化触媒であって、NOx捕捉剤を含有する下層と、前記下層上に形成され、Rhを含有し且つNOx捕捉剤を含有しない上層と、を備えることを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載のNOx浄化触媒において、前記下層が、Pt及びPdのうち少なくともいずれか1種をさらに含有することを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項2記載のNOx浄化触媒において、前記下層が、Rhをさらに含有することを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項1から3いずれか記載のNOx浄化触媒において、前記上層が、Pdをさらに含有することを特徴とする。
請求項1記載のNOx浄化触媒では、NOx捕捉剤を下層中にのみ含有させるとともに、上層中に触媒金属のRhを含有させた。
これにより、NOx浄化触媒に流入する排気が酸化雰囲気であるときには、排気中のNOxは、上層を通過して下層に到達し、下層中のNOx捕捉剤により捕捉される。次いで、排気の還元制御を実行して排気が還元雰囲気となったときには、下層中のNOx捕捉剤により捕捉されていたNOxが放出されるが、放出されたNOxが系外に排出される際には必ず上層を通過することとなる。即ち、放出されたNOxは、上層中のRhに接触する機会が確保される結果、Rhによって還元浄化されてから系外へと排出されることとなる。このため、本発明によれば、NOxの還元浄化率が向上する。
また、上層中のRhは、貴金属の中でも特にNOx還元能力が高い触媒金属であるとされている。従って、本発明によれば、上述の効果と相俟って、従来に比して高いNOx浄化率が得られる。
請求項2記載のNOx浄化触媒では、下層中に、Pt及びPdのうち少なくともいずれか1種をさらに含有させた。
Ptは、NOx捕捉剤のNOx捕捉能力を向上させる効果を有する。このため、本発明によれば、PtとNOx捕捉剤を下層中に共存させることにより、排気中に含まれるNOxを酸化雰囲気下でより効率的に捕捉することが可能となる結果、より高いNOx浄化率が得られる。
また、後述するように、Pdは、リッチスパイクなどの排気の還元制御を実行したときに、排気中に供給される還元剤のHC(炭化水素)の改質を促進すると推測でき、還元能力を高める効果を有する。このため、本発明によれば、下層中に含有させたPdの作用により、還元剤のHCを改質して還元能力をより高めた状態で上層に供給できる結果、NOxの還元反応が効率良く進行し、より高いNOx浄化率が得られる。
請求項3記載のNOx浄化触媒では、下層中に、Rhをさらに含有させた。
後述するように、Rhは、PtやPdの硫黄被毒に対する耐久性を向上させる効果を有する。このため、本発明によれば、下層中においてPtやPdとともにRhを共存させることにより、下層中のPtやPdの硫黄被毒を抑制することができる結果、上述のPtやPdの効果がより確実に発揮され、より高いNOx浄化率が得られる。
請求項4記載のNOx浄化触媒では、上層中に、Pdをさらに含有させた。
本発明によれば、特に、下層から放出されたNOxが通過する上層中に、還元剤であるHCの改質を促進すると推測されるPdを配置することにより、放出されたNOxと改質されたと推測される還元剤とをより確実に接触させることができ、より還元効率を向上させることができる。
本実施形態に係るNOx浄化触媒のNOx還元浄化の原理を説明するための図である。 NOx捕捉剤を下層中にのみ含有させたときの上層中RhによるNOx浄化率の向上効果を示す図である。 RhによるPtとPdの硫黄被毒抑制効果を示す図である。 Pdを含有させなかったときのNOx排出濃度を示す図である。 Pdを含有させたときのNOx排出濃度を示す図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
本実施形態に係るNOx浄化触媒は、内燃機関の排気通路に設けられ、内燃機関から排出される排気が酸化雰囲気であるときにNOxを捕捉するとともに、排気の還元制御を実行して排気が還元雰囲気となったときに、捕捉していたNOxを放出して還元浄化するNOx浄化触媒である。
具体的には、本実施形態に係るNOx浄化触媒は、担体上に形成された下層と、この下層上に形成された上層と、を備える。
担体としては特に限定されず、従来公知の担体が用いられる。例えば、コージェライト製ウォールフロータイプのハニカム担体が好ましく用いられる。
上層中には、Rhが含有されている。後述するように、本実施形態に係るNOx浄化触媒では、下層中にのみNOx捕捉剤が含有されており、上層中にはNOx捕捉剤は含有されていない点が特徴である。
Rhは、貴金属の中でも、特にNOx還元能力が高い触媒金属であるとされている。本実施形態では、Rhは、例えばアルミナ(Al)などの酸化物に担持されて用いられる。また、Rhの含有量(担持量)は、特に限定されないが、下層への排気の拡散を損なわないように、60g/L以下であることが好ましい。
上層中には、Pdがさらに含有されていることが好ましい。Pdは、NOxの還元能力を高める効果を有するからである。
Pdは、上記のRhと同様に、例えばアルミナ等の酸化物に担持させることができる。また、Pdの含有量(担持量)は特に限定されず、上述の効果が奏される範囲内で適宜設定される。
下層中には、酸化雰囲気にてNOxを捕捉するNOx捕捉剤が含有されている。
NOx捕捉剤としては、NOx捕捉能力を有するものであれば特に限定されず、従来公知のNOx捕捉剤を用いることができる。例えば、アルカリ金属やBaなどのアルカリ土類金属の他、CeやLaなどが好ましく用いられる。ここで、本実施形態において、「NOxを捕捉する」とは、アルカリ金属やアルカリ土類金属のようにNOxを内部に取り込む「吸蔵」に加えて、CeやLaなどのようにNOxを「吸着」する場合も含まれる。
これらのNOx捕捉剤は、複数種を併用してもよく、その含有量(担持量)は特に限定されず、上述の効果が奏される範囲内で適宜設定される。
下層中には、Pt及びPdのうち少なくともいずれか1種がさらに含有されていることが好ましい。Ptは、NOx捕捉剤のNOx捕捉能力を向上させる効果を有し、Pdは、NOxの還元能力を高める効果を有するからである。
これらPt及びPdは、各種酸化物に担持させることができる。また、これらPt及びPdの含有量(担持量)は特に限定されず、上述の効果が奏される範囲内で適宜設定される。
下層中には、Rhがさらに含有されていることが好ましい。
後述するように、Rhは、PtやPdの硫黄被毒に対する耐久性を向上させる効果を有する。
下層中におけるRhは、上述のPtやPdと同様に、各種酸化物に担持させることができる。また、下層中におけるRhの含有量(担持量)は特に限定されず、上述の効果が奏される範囲内で適宜設定される。
本実施形態に係るNOx浄化触媒の製造方法は特に限定されず、従来公知の製造方法により製造される。好ましくは、ウオッシュコート法により製造される。
具体的には、先ず、下層を構成する触媒材料を含む下層スラリーを調製した後、この下層スラリーを用いて、例えば従来公知のコーディエライト製ウォールフロータイプのハニカム構造体からなる担体上に、ウオッシュコート法により下層を形成する。次いで、上層を構成する触媒材料を含む上層スラリーを調製した後、この上層スラリーを用いて、担体上に形成された下層上にウオッシュコート法により上層を形成する。これにより、2層構造の本実施形態に係るNOx浄化触媒が得られる。
以下、本実施形態の効果について説明する。
本実施形態に係るNOx浄化触媒では、NOx捕捉剤を下層中にのみ含有させるとともに、上層中に触媒金属のRhを含有させたが、その効果について、図1を参照しながら説明する。
図1は、本実施形態に係るNOx浄化触媒の断面を模式的に示した図である。先ず、NOx浄化触媒に流入する排気が酸化雰囲気であるときには、排気中のNOxは上層(還元層)を通過して下層(捕捉層)に到達し、下層(捕捉層)中のNOx捕捉剤により捕捉される。
次いで、排気の還元制御を実行して排気が還元雰囲気となったときには、酸化雰囲気下で捕捉されたNOxがNOx捕捉剤から放出されるが、放出されたNOxが系外に排出されるには必ず上層(還元層)を通過することとなる。即ち、放出されたNOxは、上層(還元層)中の触媒金属Rhに接触する機会が確保される結果、Rhによって還元浄化されてから系外へと排出されることとなる。このため、本実施形態によれば、NOxの還元浄化率が向上する。
また、上層(還元層)中のRhは、貴金属の中でも特にNOx還元能力が高い触媒金属であるとされている。このため、上記の効果と相俟って、本実施形態によれば、従来に比して高いNOx浄化率が得られる。
Ptは、NOx捕捉剤のNOx捕捉能力を向上させる。このため、本実施形態によれば、PtとNOx捕捉剤を下層中に共存させることにより、排気中に含まれるNOxを酸化雰囲気下でより効率的に捕捉することが可能となる結果、より高いNOx浄化率が得られる。
また、PdがNOx還元能力を高める効果を有することが判明している。このため、本実施形態によれば、下層中にPdを含有させることにより、NOxの還元反応が効率良く進行し、より高いNOx浄化率が得られる。
また、後述するように、今回、本出願人によって、RhがPtやPdの硫黄被毒に対する耐久性を向上させる効果を有することが判明している。このため、本実施形態によれば、下層中においてPtやPdとともにRhを共存させることにより、下層中のPtやPdの硫黄被毒を抑制することができる結果、上述のPtやPdの効果がより確実に発揮され、より高いNOx浄化率が得られる。
また、本実施形態によれば、NOx還元能力を高める効果を有するPdを上層中に含有させることにより、NOxの還元効率をさらに向上させることができる。
本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良は本発明に含まれる。
例えば、本実施形態では、2層構造のNOx浄化触媒について説明したが、2層構造に限定されず、3層以上の積層体であってもよい。
次に、本発明を実施例に基づいて詳細に説明するが、本発明はこれら実施例に限定されるものではない。
[実施例]
先ず、下層を構成するPt、Pd、Rh、及びBaを含む下層スラリーを調製した。この下層スラリーを用いて、φ25.4mm×50mmのテストピース上にウオッシュコート法により下層を形成した。
次いで、上層を構成するRh、Alを含む上層スラリーを調製した。この上層スラリーを用いて、テストピース上に形成された下層上にウオッシュコート法により上層を形成した。これにより、本実施例のNOx浄化触媒を得た。なお、触媒の調製に際しては、下層中のPtの担持量が4.8g/L、Pdの担持量が2.4g/L、Rhの担持量が0.4g/L、上層中のRhの担持量が2.0g/Lとなるように調製した。
[比較例]
上層中にRhを含有させず、上記実施例のNOx浄化触媒の上層中に含まれるRhと同量のRhを下層中に含有させた以外は、上記実施例と同様にしてNOx浄化触媒を調製した。
下層中にのみNOx捕捉剤のBaを含有させたうえで、Rhを上層に含有させた実施例と、Rhを下層にのみ含有させた比較例について、NOx浄化率を評価した結果を図2に示す。評価は、モデルガス試験により実施した。具体的には、リーン/リッチサイクルを数サイクル繰り返し、リッチ時における200℃の平均NOx浄化率で評価した。NOx浄化率は、従来公知のNOx計による測定結果から算出した。
ここで、図2の「Rh上層」とあるのが実施例のNOx浄化触媒に相当する。また、図2の「Rh下層」とあるのが、比較例のNOx浄化触媒に相当する。
図2に示すように、Rhを上層中に含有させた実施例は、Rhを下層中にのみ含有させた比較例に比して、高いNOx浄化率を示した。この結果から、本発明のように、NOx捕捉剤を下層中にのみ含有させるとともに上層中にRhを含有させることにより、高いNOx浄化率が得られることが確認された。
次に、下層中にRhを含有させることによる効果を立証するための実験を行った。
図3は、Pt、Pd、PtとRhの混合系(以下、Pt/Rhという)、及びPdとRhの混合系(以下、Pd/Rhという)について、硫黄被毒前後における260℃下でのNOx浄化率の評価を実施した結果である。具体的には、Pt、Pd、Pt/Rh、及びPd/Rhをそれぞれ含有する各触媒に対して、ディーゼルエンジンから排出される排気を所定時間流通させて硫黄被毒させた後に所定時間硫黄パージした後のNOx浄化率を調べた。NOx浄化率は、従来公知のNOx計による測定結果から算出した。試料は、φ25.4mm×50mmのテストピースを作成して用いた。
図3に示すように、PtとPdにおいては、硫黄被毒前に比して硫黄被毒後のNOx浄化率が大きく低下していた。特に、Ptは硫黄被毒によるNOx浄化率の低下が著しかった。これに対して、Pt/RhとPd/Rhにおいては、硫黄被毒後のNOx浄化率の低下が抑制されていることが判った。この結果から、本発明のように、PtやPdが含有される下層中にRhを含有させることにより、PtやPdの硫黄被毒を抑制でき、より高いNOx浄化率が得られることが確認された。
次に、下層中にPdを含有させることによる効果を立証するための実験を行った。
図4及び図5は、下層中にPdを含有させたものと含有させていないもの(Pdの有無以外は同一の構成)について、実車を用いて、車速に対するNOx排出濃度の評価を実施した結果である。具体的には、ディーゼルエンジン車の排気系に各触媒をそれぞれ配置し、排気のリーン/リッチ制御を実行したときの車速に対するNOx排出濃度を調べた。NOx排出濃度は、NOx計による測定結果から算出した。各触媒は、コージェライト製ウォールフロータイプのハニカム担体に、ウオッシュコート法により担持させたものを用いた。
ここで、図4が、下層中にPdを含有させなかったものの評価結果であり、図5が、下層中にPdを含有させたものの評価結果である。また、これらの図中の破線で囲まれた領域は、リーン運転をある一定時間実行してNOx吸着量が増大した後に、リッチスパイクを実行した状態を表している。この領域におけるNOx排出濃度を図4と図5とで比較すると、下層中にPdを含有させた図5の方が、NOx排出濃度が明らかに低いことが判った。即ち、Pdは、リッチスパイクを実行したときに、排気中に供給される還元剤のHC(炭化水素)を改質し、還元能力を高める効果があると考えられた。この結果から、本発明のように、下層中にPdを含有させることにより、より高いNOx浄化率が得られることが確認された。










Claims (4)

  1. 内燃機関の排気通路に設けられ、酸化雰囲気にてNOxを捕捉するとともに、捕捉したNOxを還元雰囲気にて還元浄化するNOx浄化触媒であって、
    NOx捕捉剤を含有する下層と、
    前記下層上に形成され、Rhを含有し且つNOx捕捉剤を含有しない上層と、を備えることを特徴とするNOx浄化触媒。
  2. 前記下層は、Pt及びPdのうち少なくともいずれか1種をさらに含有することを特徴とする請求項1記載のNOx浄化触媒。
  3. 前記下層は、Rhをさらに含有することを特徴とする請求項2記載のNOx浄化触媒。
  4. 前記上層は、Pdをさらに含有することを特徴とする請求項1から3いずれか記載のNOx浄化触媒。
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