JP2010252583A - 電力供給装置及び電力受給装置 - Google Patents

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JP2010252583A JP2009101484A JP2009101484A JP2010252583A JP 2010252583 A JP2010252583 A JP 2010252583A JP 2009101484 A JP2009101484 A JP 2009101484A JP 2009101484 A JP2009101484 A JP 2009101484A JP 2010252583 A JP2010252583 A JP 2010252583A
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Abstract

【課題】電力を供給、受給できる距離を長くすることができる磁界の共鳴を用いた電力供給装置及び電力受給装置の提供
【解決手段】
電力供給装置21は、コイル211、磁界制御用回路213、筐体215、及び支持装置217を有している。筐体215は、コイル211を包含するとともに、一部に開口op1を有している。このため、筐体215は、コイル211が発生した磁界に対するシールドとして機能するとともに、開口op1の方向に向かう磁界、つまり所定の方向への指向性を有する磁界を生成する機能を有する。これにより、開口op1の方向に強い磁界を生成することができると同時に不要方向への磁界をカット出来る。
【選択図】 図1

Description

本発明は、磁界の共鳴を用いた電力供給装置及び電力受給装置に関し、特に、電力を供給、受給できる距離を長くすることができるものに関する。
従来の電力供給システムとしては、電力を磁界を用いて無線伝送する電力供給システム100がある。電力供給システム100は、磁界の共鳴を利用して電力を送電するものである。電力供給システム100の構成の概略を図12に示す。
電力供給システム100は、交流電源101、コイル103、コイル105、及び白熱灯107を有している。
交流電源101は、コルピッツ発振回路であり、持続した交流を発生する。コイル103及びコイル105は、銅線により形成されている。コイル103及びコイル105は、両者ともコイルの半径が約30cmである。コイル103及びコイル105は、LC共振器として機能する。ここで、コイル103及びコイル105には、外付けのキャパシタが存在しないが、寄生容量を形成すべく、銅線の直径を6mmとしている。
コイル103の単体としての共鳴特性は、共振周波数が約10MHz、理論Q値が約2300、測定されたQ値が約950である。コイル105についても、コイル103と同様である。なお、コイル103とコイル105との間のコイル間距離Lは、約200cmである。
このように、交流電源101、コイル103、コイル105、及び白熱灯107を配置し、交流電源101を用いて電流を流す。これにより、交流電源101とコイル103との間の電磁誘導によって、コイル103に電磁誘導電流が流れる。そして、電磁誘導電流によって、コイル103の周辺には磁界が形成される。コイル105には、磁場共鳴によって、所定の電流が流れる。そして、コイル103とコイル105との間の電磁誘導によって、白熱灯107に電磁誘導電流が流れて、交流電源101から離れて配置されている白熱灯107を点灯させることができる。つまり、電力供給システム100は、遠隔での電力の送信を可能とする。
Marin Soljacic et. al., 「電力を無線伝送する技術を開発/実験で60Wの電球を点灯」, 日経エレクトロニクス, 3.12.2007, p.117 - p.128
前述の電力供給システム100には、次のような改善すべき点がある。コイル103は交流電源101による電磁誘導電流によって磁界を形成するが、白熱灯107を点灯させようとした場合数m程度の距離が限界であり、電力供給システム100では、電力を供給できる距離が短い、という改善すべき点がある。
そこで、本発明では、電力を供給、受給できる距離を長くすることができると同時に不要方向への磁界をカット可能な磁界の共鳴を用いた電力供給装置及び電力受給装置の提供を目的とする。
本発明における課題を解決するための手段及び発明の効果を以下に示す。
本発明に係る電力供給装置及び電力受給装置は、磁界の共鳴を用いて電力を提供するものであって、磁界を生成する磁界生成コイルを有する磁界生成手段、前記磁界生成コイルを取り囲むコイル包囲手段であって、一部に開口を有するコイル包囲手段を有する。
これにより、開口の方向に強い磁界を生成することができる。
本発明に係る電力供給装置及び電力受給装置では、前記磁界生成手段は、さらに、前記磁界生成コイルを包含するコイル保持手段を有し、前記コイル保持手段は、前記コイル包囲手段に嵌合する
これにより、また、磁界生成コイルとコイル包囲手段との位置関係、例えば磁界生成コイルとコイル包囲手段との間に設ける間隔を精度よく、両者を配置することができる。このように、両者の位置関係を容易にとることができるので、電力需給装置を量産する際の作業性が向上する。
本発明に係る電力供給装置及び電力受給装置では、前記磁界生成手段は、さらに、前記磁界生成コイルを包含するコイル保持手段を有し、前記コイル保持手段は、電気絶縁性を有している。
これにより、磁界生成コイルとコイル包囲手段との絶縁を確実にとることができる。
本発明に係る電力供給装置及び電力受給装置では、前記コイル保持手段は、さらに、弾力性を有し、前記コイル包囲手段は、さらに、前記コイル保持手段の外形表面に沿って位置する。
これにより、コイル包囲手段をコイル保持手段の外形表面に沿って形成することによって、コイル保持手段の外形に合わせて、自由にコイル包囲手段の形状を形成することができる。また、コイル保持手段の変形に合わせてコイル包囲手段を変形させることもできるので、形状が一定しない場所、例えば衣服にも、電力供給装置、電力受給装置を配置することができる。
本発明に係る電力供給装置及び電力受給装置では、前記コイル保持手段は、前記磁界生成手段と前記コイル包囲手段との位置関係を調節する位置関係調節手段を有する。
これにより、方向性を有する磁界の広がり角を広くしたり狭くしたり調整することが可能となる。また、微調整も容易に行うことができる。よって、磁界の到達距離を調整することができる。
本発明に係る電力供給装置及び電力受給装置は、さらに、前記開口を任意の方向へ向ける開口方向調整手段を有する。
これにより、開口の方向に強い磁界を任意の方向へ生成することができる。
本発明に係る電力供給装置及び電力受給装置は、さらに、前記開口を任意の方向へ向ける開口方向調整手段、前記磁界生成コイルに供給する電力を測定する電力測定手段、前記磁界生成コイルにおける電力の消費量が多いときの前記開口の方向を供給磁界生成方向と判断する供給磁界生成方向判断手段を有する。 これにより、自動的に電力供給が必要な方向へ強い磁界を生成することができる。
ここで、請求項における構成要素と実施例における構成要素との対応関係を示す。磁界生成コイルはコイル211に、コイル保持手段は樹脂部材411、樹脂部材611、樹脂部材811に、磁界生成手段はコイル211、制御回路213a、メモリ213b、送電回路213c、樹脂部材411、樹脂部材611、及び樹脂部材811に、コイル包囲手段は筐体215、金属皮膜615、及び筐体815に、開口は開口op1に、開口方向調整手段は駆動機構を有する支持装置219に、位置関係調節手段は第1の係合部817及び第2の係合部819に、電力測定手段は電力センサ213dに、供給磁界生成方向判断手段は制御回路213a及びメモリ213bに、それぞれ対応する。
本発明の実施例1に係る電力供給装置21の全体構成を示す図である。 磁界制御回路213のハードウェア構成を示す図である。 筐体215の構成を示す図である。 制御回路213aの動作を示すフローチャートである。 電力供給装置21におけるスキャン動作を示す図である。 本発明の実施例2に係る電力供給装置41の全体構成を示す図である。 本発明の実施例3に係る電力供給装置61の全体構成を示す図である。 本発明の実施例4に係る電力供給装置81の全体構成を示す図である。 電力供給装置21の他の実施例を示す図である。 電力供給装置21の他の実施例を示す図である。 電力供給装置21の他の実施例を示す図である。 従来の電力供給装置を説明する図である。
以下、本発明の実施例について、図面を参照しながら詳細に説明していく。
第一 構成
1.電力供給装置21の構成
電力供給装置21の構成を図1に基づき説明する。電力供給装置21は、コイル211、磁界制御用回路213、筐体215、及び支持装置217を有している。
コイル211は、磁界制御回路213に基づく電流の変化に応じて磁界を生成する。コイル211は、銅線により形成されている。
磁界制御用回路213は、コイル211による磁界の生成を制御するとともに、磁界の生成方向を判断する。磁界制御用回路213のハードウェア構成を図2に基づき説明する。磁界制御用回路213は、制御回路213a、メモリ213b、送電回路213c、及び電力センサ213dを有している。制御回路213aは、送電回路213cを介した磁界の生成を制御する。なお、磁界の生成には、コイル211を用いる。
また、制御回路213aは、送電回路213cの消費電力を監視し、駆動機構(後述)の動作を制御する。送電回路213cの電力の監視には、電力センサ213dを用いる。制御回路213aは、所定のタイミングで駆動機構を用いて、筐体215の開口op1の方向を矢印a1、矢印a3方向へ変化させるスキャン動作を開始する。制御回路213aは、スキャン動作の最中、電力センサ213dの値を監視し、その値が最も大きくなるとき、つまり、送電回路213cにおける消費電力が最も多くなるときを探索し、そのときの開口op1(後述)の方向を磁界の送信方向とする。
メモリ213bは、一時的な各種データの保持を行う。
送電回路213cは、共振器213eを有している。送電回路213cは、磁界が形成する磁場の共振を用いて受電装置に電力の送信を行う。磁界を用いて電力を送信する技術としては、例えば、図12に示すものがある。電力センサ213dは、送電回路213cが消費する電力を検知する。制御回路213aは、電力センサ213dによって検知された送電回路213cの消費電力に基づいて、磁界を送出する方向を決定する。
支持装置217は、ジョイント等を介して筐体215を支持する。また、支持装置217は、内部に駆動機構を有している。制御回路213aは、駆動機構を用いて、筐体215の開口op1の方向を制御する。駆動機構は、モータ等の駆動装置及びギア等のリンク機構を介して筐体215の開口op1を所定の方向へ向ける。これにより、コイル211が発生する磁界を拡散させることなく、任意の方向へ発生する。

2.筐体215の構成
筐体215の構成を図3を用いて説明する。筐体215は、鉄を素材として形成される箱形形状を有している。筐体215は、四角形状の端面bs、及び端面bsの各辺に対して垂直に位置する側面ss1、ss2、ss3、ss4を有している。従って、筐体215は、端面bsとは反対側の端面側に開口op1を有する。
また、筐体215は、内部に突出部t1を有している。突出部t1は、底面に対して垂直に位置する突出面ts1、ts2、t3、ts4を有している。筐体215では、突出部t1の外周に沿って、コイル211が配置される。また、突出部t1は、コイル211の中央空間に配置される。
なお、筐体215は、内部に磁界制御用回路213を収納する。
このように、筐体215は、コイル211を包含するとともに、一部に開口op1を有している。このため、筐体215は、コイル211が発生した磁界を一定方向に集中させる機能、つまり磁界に対するシールドとして機能するとともに、開口op1の方向に向かう磁界、つまり所定の方向への指向性を有する磁界を生成する機能を有する。

第二 制御用回路213aの動作
制御回路213aの動作を図4及び図5を用いて説明する。制御回路213aの動作を示すフローチャートを図4に示す。また、電力供給装置21による電力供給の状態を図5に示す。図5では、電力受給装置として携帯電話31を例示している。なお、携帯電話31は、電力供給装置21におけるコイル211及び磁界制御用回路213について、携帯電話31に適したサイズの構成を有しているものとする。
図4に示すように制御回路213aは、電力供給装置21の電源が入いると、所定の初期化処理を実行する(S1)。そして、制御回路213aは、図5に示す矢印a1及び矢印a3方向へ駆動機構を作動させる(S3)。これにより、制御回路213aは、筐体215の開口op1の方向を変化させるスキャン動作を開始する。
図4に戻って、制御回路213aは、所定のタイミングで電力センサ213dの値を取得する(S5)。制御回路213aは、それまでに取得した電力センサ213dの値と比較して、取得した電力センサ213dの値が大きいか否かを判断する(S7)。制御回路213aは、取得した電力センサ213dの値がそれまでに取得した電力センサ213dの値より大きいと判断すると、そのときの開口op1の方向をメモリ213bへ記憶する(S9)。一方、制御回路213aは、取得した電力センサ213dの値がそれまでに取得した電力センサ213dの値より大きくないと判断すると、ステップS5〜ステップS9までの処理を繰り返す。
制御回路213aは、予め定められた全てのスキャン範囲においてステップS5〜ステップS9の処理を実行したと判断すると(S11)、そのときにメモリ213bに記憶している開口op1の方向(図5:矢印a5方向)を磁界生成方向と判断し、当該磁界生成方向となるように開口op1の位置を調整する(S13)。
これにより、携帯電話31が存在する方向、つまり電力の供給が求められる方向へ、自動的に開口の方向に強い磁界を生成することができる。
前述の実施例1に係る電力需給装置21は、コイル211がそのまま筐体215に配置される構成となっていた。本実施例に係る電力需給装置41は、コイル211を包含する樹脂部材411を筐体215に配置する構成となっている。なお、以下の説明においては、実施例1と同様の構成要素については、実施例1と同じ番号を付している。
1.電力供給装置41の構成
電力需給装置41の構成について図6を用いて説明する。図6Aは、樹脂部材411を筐体215に設置する前の状態を示している。図6Aに示すように、電力供給装置41は、樹脂部材411、磁界制御用回路213、筐体215、及び支持装置217(図示せず)を有している。また、樹脂部材411は、コイル211を包含している。樹脂部材411は、筐体215の内部に嵌合する形状を有している。また、樹脂部材411は、透磁性を有しており、かつ、電気絶縁性を有している。
図6Bは、樹脂部材411を筐体215に勘合し、所定の位置に設置した後の状態を示している。図6Bに示すように、樹脂部材411は、筐体215の所定の位置に配置される。
このように、電気絶縁性を有する樹脂部材411を用いることによって、コイル211と筐体215との絶縁を確実にとることができる。また、樹脂部材411と筐体215とを嵌合させる構造とすることによって、コイル211と筐体215との位置関係、例えばコイル211と筐体215との間に設ける間隔を精度よく、両者を配置することができる。このように、両者の位置関係を容易にとることができるので、電力需給装置41を量産する際の作業性が向上する。
また、樹脂部材411は、自由な形状に成形することができるので、どのような形状の筐体215にも適合させることができる。
なお、樹脂部材411を成形するにあたっては、一般的な樹脂成形技術を用いればよい。
前述の実施例2に係る電力需給装置41では、コイル211を包含する樹脂部材411を筐体215に配置するとした。本実施例に係る電力需給装置61は、実施例2に係る筐体215を有するのではなく、金属皮膜615が形成された樹脂部材611を有している。
1.電力供給装置61の構成
電力需給装置61の構成について図7を用いて説明する。電力供給装置61は、樹脂部材611、磁界制御用回路213(図示せず)、及び支持装置217(図示せず)を有している。
樹脂部材611は、内部にコイル211を有している。また、樹脂部材611は、金属皮膜615を有している。金属皮膜615は、樹脂部材611の所定の一面を除く他の面に形成されている。
このように、金属皮膜615を樹脂部材611の外周面に形成することによって、樹脂部材611の形に合わせて、自由に金属皮膜615の形状を形成することができる。また、樹脂部材611の変形に合わせて金属皮膜615を変形させることもできるので、形状が一定しない場所、例えば衣服にも、電力供給装置61を配置することができる。
前述の実施例2に係る電力需給装置41では、コイル211を包含する樹脂部材411を筐体215に配置するとした。本実施例に係る電力需給装置81は、樹脂部材811と筐体815との位置関係を調整する調整機構を有している。
1.電力供給装置81の構成
電力需給装置81の構成について図8を用いて説明する。図8Aは、樹脂部材811を筐体815に設置する前の状態を示している。図8Aに示すように、電力供給装置81は、樹脂部材811、磁界制御用回路213(図示せず)、筐体815、及び支持装置217(図示せず)を有している。樹脂部材811は、コイル211を包含している。また、樹脂部材811の一部には、連続した凹凸状の第1の係合部817が設けられている。筐体815は、内面の一部に、連続した凹凸状の第2の係合部819を有している。
図8Bは、樹脂部材811を筐体815に設置した後の状態を示している。図8Bに示すように、筐体815は、樹脂部材811を内包する。筐体815に形成されている第2の係合部819及び樹脂部材811に形成されている第1の係合部817を用いて、互いに係合させる位置を矢印a8、矢印a9方向へ調整することによって、樹脂部材811、ひいてはコイル215と筐体815との位置関係を調整することができる。樹脂部材811を筐体815の奥に入れるほど、磁界の広がり角は狭くなり到達距離は長くなる。また、樹脂部材811を筐体815から出すほど磁界の広がり角は広くなり到達距離は短くなる。このように磁界の広がり角を狭くしたり広くしたりできる。これにより、磁界の到達距離を調整することができる。

[その他の実施例]
(1)筐体215 : 前述の実施例1においては、筐体215は、一端面が解放された四角形状の箱形形状を有し、内部に突出部t1を有するとしたが、コイル211を包含できるものであれば例示のものに限定されない。例えば、図9に示すように突出部t1を設けない筐体915としてもよい。
また、筐体215は、四角形状でなく、図10に示すような円柱形状の筐体1015としてもよい。
さらに、筐体215は、一端面の全体が解放された開口op1を有するとしたが、磁界を所定の方向に生成できるものであれば例示のものに限定されない。例えば、図10に示すように、一端面の全体ではなく、一端面の一部に開口op1を有するようにしてもよい。さらに、開口op1が配置される位置は、一端面の中央部でなくともよい。
また、筐体215の開口op1を設ける位置を、これまで開口op1が設けられていた平面とは異なる平面に設けるようにしてもよい。例えば、図11に示すように、突出部t11を有する筐体1115にコイル211(図示せず)を配置する。これにより、開口op1が設けられていた平面s215とは異なる、突出部t11の先端面s1115を開口とすることができる。このように開口の位置を調整することによって、生成する磁界の方向性を調節することができる。
さらに、前述の実施例1においては、図3に示す筐体215の突出部t1の内部空間os1には何も配置しなかったが、フェライトや強磁性体等を配置するようにしてもよい。
(2)スキャン動作 : 前述の実施例1においては、制御回路213aは、電力供給装置21の電源が入ってから自動でスキャン動作を行うとしたが、ユーザからの指示があったときや、所定時間、所定間隔で繰り返しスキャン動作を行うようにしてもよい。
前述の実施例1においては、制御回路213aは、電力供給装置21の電源が入ってから自動でスキャン動作を行うとしたが、ユーザが手動で筐体215を操作し、開口の方向を調整するようにしてもよい。
また、電力消費量が多い方向を、LED等の発光手段やブザー等の発音手段によりユーザに知らせるようにしてもよい。
以上は、前述の実施例2〜実施例4についても同様である。
(3)磁界生成方向 : 前述の実施例1においては、一つの携帯電話31に電力を供給する方向を磁界生成方向と判断したが、複数の電力供給装置が存在する場合でも、電力供給装置において最も電力の消費量が多い方向を磁界生成方向と判断するようにしてもよい。前述の実施例2〜実施例4についても同様である。
(4)電力受給装置 : 前述の実施例1においては、電力受給装置として携帯電話31を示したが、適当なコイル211及び磁界制御用回路213を有する電力受給装置であれば、例示のものに限定されない。例えば、テレビ等の家電製品、パーソナルコンピュータ等であってもよい。前述の実施例2〜実施例4についても同様である。
(5)磁界の指向性の強化 : 前述の実施例1において、さらに、コイル211と筐体215との間に電磁シールド材等を素材とするシールド部材を配置するようにしてもよい。このように、シールド部材をコイル211と金属である筐体215との間に配置することによって、磁界の強さに低減を防止することができる。前述の実施例2〜実施例4についても同様である。
(6)位置調整機構 : 前述の実施例4においては、位置調整機構として第1の係合部817及び第2の係合部819を用いて、樹脂部材811と筐体815との位置関係を、磁界を形成する方向(図8における矢印a8、矢印a9方向)で調整することとしたが、両者の位置関係を調整できるものであれば、例示のものに限定されない。例えば、磁界を形成する方向に対して垂直な方向(図における矢印a8、矢印a9に垂直な方向)に調整できるようにしてもよい。
また、位置調整機構として第1の係合部817及び第2の係合部819を用いて、樹脂部材811と筐体815との位置関係を調整することとしたが、両者の位置関係を調整できるものであれば、例示のものに限定されない。
(7)コイル211 : 前述の実施例2においては、樹脂部材411はコイル211を有するとしたが、磁界を形成できるコイルであれば、例示のものに限定されない。例えば、より薄く、柔軟性がある薄膜等にプリントされたコイルを用いるようにしてもよい。このように、柔軟性があるコイルを用いることによって、樹脂部材の形状の自由度、コイルの配置の自由度を向上させることができる。
本発明に係る電力供給装置は、例えば、無線により電気機器に電力を供給する電力供給装置に用いることができる。
21・・・・・電力供給装置
215・・・・・筐体
op1・・・・・開口
41・・・・・電力供給装置
411・・・・・樹脂部材
61・・・・・電力供給装置
611・・・・・樹脂部材
615・・・・・金属皮膜
81・・・・・電力供給装置
811・・・・・樹脂部材
815・・・・・筐体
817・・・・・第1の係合部
819・・・・・第2の係合部

Claims (14)

  1. 磁界の共鳴を用いて電力を提供する電力供給装置であって、
    磁界を生成する磁界生成コイルを有する磁界生成手段、
    前記磁界生成コイルを取り囲むコイル包囲手段であって、一部に開口を有するコイル包囲手段、
    を有する電力供給装置。
  2. 請求項1に係る電力供給装置において、
    前記磁界生成手段は、さらに、
    前記磁界生成コイルを包含するコイル保持手段、
    を有し、
    前記コイル保持手段は、
    前記コイル包囲手段に嵌合すること、
    を特徴とする電力供給装置。
  3. 請求項1に係る電力供給装置において、
    前記磁界生成手段は、さらに、
    前記磁界生成コイルを包含するコイル保持手段、
    を有し、
    前記コイル保持手段は、
    電気絶縁性を有していること、
    を特徴とする電力供給装置。
  4. 請求項3に係る電力供給装置において、
    前記コイル保持手段は、さらに、
    弾力性を有し
    前記コイル包囲手段は、さらに、
    前記コイル保持手段の外形表面に沿って位置すること、
    を特徴とする電力供給装置。
  5. 請求項2〜請求項4に係る電力供給装置のいずれかにおいて、
    前記コイル保持手段は、
    前記磁界生成手段と前記コイル包囲手段との位置関係を調節する位置関係調節手段、
    を有する電力供給装置。
  6. 請求項1〜請求項5に係る電力供給装置のいずれかにおいて、さらに、
    前記開口を任意の方向へ向ける開口方向調整手段、
    を有する電力供給装置。
  7. 請求項1〜請求項5に係る電力供給装置のいずれかにおいて、さらに、
    前記開口を任意の方向へ向ける開口方向調整手段、
    前記磁界生成コイルに供給する電力を測定する電力測定手段、
    前記磁界生成コイルにおける電力の消費量が多いときの前記開口の方向を供給磁界生成方向と判断する供給磁界生成方向判断手段、
    を有する電力供給装置。
  8. 磁界の共鳴を用いて電力を受給する電力受給装置であって、
    磁界を生成する磁界生成コイルを有する磁界生成手段、
    前記磁界生成コイルを取り囲むコイル包囲手段であって、一部に開口を有するコイル包囲手段、
    を有する電力受給装置。
  9. 請求項8に係る電力受給装置において、
    前記磁界生成手段は、さらに、
    前記磁界生成コイルを包含するコイル保持手段、
    を有し、
    前記コイル保持手段は、
    前記コイル包囲手段に嵌合すること、
    を特徴とする電力受給装置。
  10. 請求項8に係る電力受給装置において、
    前記磁界生成手段は、さらに、
    前記磁界生成コイルを包含するコイル保持手段、
    を有し、
    前記コイル保持手段は、
    電気絶縁性を有していること、
    を特徴とする電力受給装置。
  11. 請求項10に係る電力受給装置において、
    前記コイル保持手段は、さらに、
    弾力性を有し、
    前記コイル包囲手段は、さらに、
    前記コイル保持手段の外形表面に沿って位置すること、
    を特徴とする電力受給装置。
  12. 請求項9〜請求項11に係る電力受給装置のいずれかにおいて、
    前記コイル保持手段は、
    前記磁界生成手段と前記コイル包囲手段との位置関係を調節する位置関係調節手段、
    を有する電力受給装置。
  13. 請求項8〜請求項12に係る電力受給装置のいずれかにおいて、さらに、
    前記開口を任意の方向へ向ける開口方向調整手段、
    を有する電力受給装置。
  14. 請求項8〜請求項13に係る電力受給装置のいずれかにおいて、さらに、
    前記開口を任意の方向へ向けさせる開口方向調整手段、
    前記磁界生成コイルが受給する電力を測定する受給電力測定手段、
    前記磁界生成コイルにおける電力の受給量が多いときの前記開口の方向を受給磁界生成方向と判断する受給磁界生成
    方向判断手段、
    を有する電力受給装置。
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