JP2010252429A - 巻線型ステータ及びモータ - Google Patents
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Abstract
【課題】プリント回路基板の歩留まりを向上できるとともに、プリント回路基板の組付け作業を容易に行うことができ、しかも、モータの薄型化に寄与することができる巻線型ステータ、及び、同巻線型ステータを備えたモータを提供する。
【解決手段】両ステータコア16,17において回転磁界回路を構成する各コイル20の巻端を複数のプリント回路基板21上の挿通部に挿通させてプリント回路基板21の回路パターンに接続して、プリント回路基板21を介して各コイル20の巻端同士を接続し、回転磁界回路を構成する。
【選択図】図3
【解決手段】両ステータコア16,17において回転磁界回路を構成する各コイル20の巻端を複数のプリント回路基板21上の挿通部に挿通させてプリント回路基板21の回路パターンに接続して、プリント回路基板21を介して各コイル20の巻端同士を接続し、回転磁界回路を構成する。
【選択図】図3
Description
この発明は、巻線型ステータ、及び、同巻線型ステータを備えたモータに関するものである。
従来、3相モータには、例えば、図15及び図16に示す構成のものがある。すなわち、この構成においては、外周側及び内周側のステータコア50A,50Bの各磁極51A,51Bにコイル52が巻着されるとともに、その側部に円環状のプリント回路基板53が設けられ、前記コイル52の巻端が前記プリント回路基板53を介して互いに接続されることにより、ステータ側の回転磁界回路が形成されている。各コイル52の巻端52aは、プリント回路基板53上の挿通孔53aに挿通された状態で同プリント回路基板53の回路パターン53bに接続されている。
また、この種の従来技術として、例えば特許文献1に記載された構成がある。この特許文献1の構成では、ステータコアの各磁極に巻着されたコイル同士が、ステータコアの一側に配置した1枚の円環状のプリント回路基板を介して接続されて、回転磁界回路が形成されている。このプリント回路基板には、各磁極に設けられたフックに対応する取付穴が複数形成され、この取付穴に対して各磁極のフックを係合させることによりプリント回路基板がステータに支持される。さらに、プリント回路基板には、各コイルの引き出し線に対応するガイド溝が複数形成され、この各ガイド溝に対して各コイルの巻端を挟み込んだ状態で同巻端を基板パッドにハンダ付けすることにより各コイルがプリント回路基板に接続されるようになっている。
ところが、図15及び図16に示すモータの構成においては、1枚のプリント回路基板53に設けた多数の挿通孔53aに対して各コイル52の巻端52aを同時に位置合わせする必要があり、作業性がきわめて悪いものであった。つまり、多数の挿通孔53aは1枚の回路基板53aに形成されているため、それらの各挿通孔53aに対する各コイル52の巻端52aの挿通は同時に行う必要がある。しかし、各コイル52の巻端52aは、突出方向が一定ではなく、不揃いであり、このように不揃いな向きの巻端52aをそれぞれ対応する多数の挿通孔53aに対して同時に通すことは手間と熟練を要する。特許文献1の構成においては、前記フックと取付穴との係合によりプリント回路基板53が位置決めされるため、前記のような問題はある程度解消されるが、プリント回路基板53の位置決めのためにフックと取付穴とが必要になり、構成が複雑になる。
また、図15及び図16に示す構成及び特許文献1の構成においては、円環状の1枚のプリント回路基板53を用いるため、基板53の原材料であるプレートからのプリント回路基板53の打ち抜きにおいて、中心部の打ち抜き孔と外周の四半円弧形状等の残余部分が廃棄されることになる。このため、製品の歩留まりが悪いものであった。
さらに、各コイル52は、磁極51A,51Bに対してステータコア50A,50Bの中心側ほど小径となるため、各磁極51A,51Bにコイル52が巻着された状態において、ステータの側面は全体としてその中心側ほど窪んだ略あり地獄形状となる。これに対し、プリント回路基板53は平板状であるため、プリント回路基板53の搭載状態において、プリント回路基板53とステータとの間にその中心側ほど深くなる無駄な空間が形成される。言い換えれば、プリント回路基板53をステータに接近させることができず、このため、プリント回路基板53とハウジング55の内側面との間にレゾルバ54を配置しようとした場合、レゾルバ54をステータに接近させることができず、レゾルバ54を含むモータ全体の薄型化が妨げられる問題があった。
この発明は、このような従来の技術に存在する問題点に着目してなされたものである。その目的とするところは、プリント回路基板の歩留まりを向上できるとともに、プリント回路基板の組付け作業を容易に行うことができ、しかも、モータの薄型化に寄与することができる巻線型ステータ、及び、同巻線型ステータを備えたモータを提供することにある。
上記の目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、ステータコアの各磁極に巻着したコイルの巻端を、同ステータコアの側面に配置されたプリント回路基板上の回路パターンに接続して回転磁界回路を構成する巻線型ステータにおいて、複数枚のプリント回路基板を前記ステータコアの側面に沿って組み合わせ状態で配置したことを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、前記プリント回路基板の外周部に外側に開口する挿通部を形成し、その挿通部に前記巻端を挿通させて、その巻端を回路パターンに接続したことを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、前記プリント回路基板の中央部に開口部を形成し、この開口部の内周縁に前記挿通部を形成したことを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、プリント回路基板の中央部に1つの挿通孔を形成し、その挿通孔に1本の巻端を通して回路パターンに接続したことを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、プリント回路基板の中央部に1つの挿通孔を形成し、その挿通孔に1本の巻端を通して回路パターンに接続したことを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、各プリント回路基板を同一形状としたことを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、各プリント回路基板を他のプリント回路基板と凹凸が嵌り合う形状に形成したことを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、各プリント回路基板を他のプリント回路基板と凹凸が嵌り合う形状に形成したことを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、各プリント回路基板をモータ中心側に窪む円錐面上に位置するように配置したことを特徴とする。
請求項8に記載の発明は、請求項1〜7のいずれか一項に記載の巻線型ステータを備えたことをとする。
請求項8に記載の発明は、請求項1〜7のいずれか一項に記載の巻線型ステータを備えたことをとする。
(作用)
この発明においては、ステータコアの各磁極に巻着したコイルの巻端を、同ステータコアの側面に配置された複数のプリント回路基板を介して電気的に接続したので、巻端を多数の挿通孔に対して同時に挿通させることが不要となる。このため、プリント回路基板の組付け作業が容易となる。また、1つ1つのプリント回路基板の形状が小さくなるとともに、形状の自由度が大きくなるため、材料からプリント回路基板を作製するときに、無駄に廃棄される材料が少なくなる。加えて、ステータの中心側ほど窪むように形成された各コイルの側面に沿って各プリント回路基板を配設することができるため、コアの側面とプリント回路基板との間の空間が狭くなり、結果としてモータ全体の薄型化を図ることが可能となる。
この発明においては、ステータコアの各磁極に巻着したコイルの巻端を、同ステータコアの側面に配置された複数のプリント回路基板を介して電気的に接続したので、巻端を多数の挿通孔に対して同時に挿通させることが不要となる。このため、プリント回路基板の組付け作業が容易となる。また、1つ1つのプリント回路基板の形状が小さくなるとともに、形状の自由度が大きくなるため、材料からプリント回路基板を作製するときに、無駄に廃棄される材料が少なくなる。加えて、ステータの中心側ほど窪むように形成された各コイルの側面に沿って各プリント回路基板を配設することができるため、コアの側面とプリント回路基板との間の空間が狭くなり、結果としてモータ全体の薄型化を図ることが可能となる。
この発明によれば、プリント回路基板の歩留まりを向上できるとともに、プリント回路基板の組み付け作業を容易に行うことができ、しかも、モータの薄型化に寄与することができるという効果を発揮する。
(第1実施形態)
次に、この発明を3相モータにおいて具体化した第1実施形態について、図1〜図9を参照して説明する。
次に、この発明を3相モータにおいて具体化した第1実施形態について、図1〜図9を参照して説明する。
図1に示すように、モータは、第1ケース11及び第2ケース12よりなるハウジング10を備え、第2ケース12の中央部に形成された筒部12aには、ロータ13を一体的に固定したシャフト14が回転可能に支持されている。ロータ13の外周部には、複数の永久磁石15が等角度間隔に配設されている。また、前記永久磁石15の外周側において、第1ケース11の内周側には、アウタステータコア16が固定されるとともに、永久磁石15の内周側において、筒部12aの外周側には、インナステータコア17が固定されている。そして、アウタステータコア16とインナステータコア17との間には間隙が形成され、その間隙内に前記ロータ13の永久磁石15が位置している。アウタステータコア16の内周側には、複数の外側磁極18が形成され、インナステータコア17の外周側には、複数の内側磁極19が形成されている。各外側磁極18及び内側磁極19には、3相回転磁界回路を構成するためのコイル20がそれぞれ巻着されている。図6に示すように、各コイル20は、6個が直列接続されるとともに、直列回路が3列ずつ並列接続されて、3相の回路が構成されている。これらの3相の回路は、U相,V相及びW相として割り当てられ、それらはY結線型の3相励磁回路を構成している。
図1及び図3に示すように、アウタステータコア16及びインナステータコア17の第2ケース12側には、各コイル20同士を接続するための複数(この実施形態では9個)の分割片としてのプリント回路基板21が組み合わせて設置され、それらのプリント回路基板21には回路パターン24a,24b,24c,24d,24eがプリントされている。各プリント回路基板21は、全て同一形状とされている。各プリント回路基板21は、前記コイル20の巻端20aにより所定位置において支持されている。
一方、図4及び図6に示すように、アウタステータコア16の第1ケース11側には、前記3相励磁回路のU相、V相及びW相にそれぞれ接続された3本の給電線27A,27B,27Cと、アウタステータコア16における隣り合うコイル20同士を直列接続する9つの導電バー28とが配設されている。そして、図5に示すように、周方向に並ぶ3つの外側磁極18に巻着された各コイル20A,20B,20Cと、周方向に並ぶ3つの内側磁極19に巻装着された各コイル20D,20E,20Fとは、それぞれ1つのプリント回路基板21の回路パターン24a〜24d及び導電バー28により直列接続されて1相分の回路を構成している。そして、この1相分の回路は、同様に形成された他の2相分の回路とともに前記ジャンパ線26により結線されて前述のようにY結線型の3相励磁回路を形成している。すなわち、アウタステータコア16及びインナステータコア17には、上記3相励磁回路が120度おきに合計3組搭載され、この3組の3相励磁回路は、隣り合うプリント回路基板21同士を接続する前記ジャンパ線(図3に図示)26により中性点C同士が互いに接続されている。
図7に示すように、各プリント回路基板21は略L字形状に形成され、図8に示すように、原材料のプレート29から凹凸が嵌り合う型取りで打ち抜き形成される。プリント回路基板21の外周縁には、前記各コイル20の巻端20aを接続するための複数の凹状をなす挿通部22が外側へ開口するように形成されている。また、プリント回路基板21の中央部付近には開口部21aが透設され、この開口部21aの内周縁に凹状をなす挿通部22が形成されている。この挿通部22は開口部21aの内周側へ開口するように形成されている。これらの挿通部22の内周面には前記回路パターン24a〜24eの一部を構成する導電層が形成されている。そして、各挿通部22に挿通されたコイル20の巻端20aは、ハンダ付けにより挿通部22に対して物理的に接続されるとともに、その挿通部22の前記回路パターン24a〜24eに対して電気的に接続されている。さらに、プリント回路基板21の中央部から外周縁寄りの位置には2つの挿通孔23が透設され、その内周には前記回路パターン24eの一部を構成する図示しない導電層が形成されている。この挿通孔23には、前記ジャンパ線26が挿通された状態でハンダ付けされ、回路パターン24eに対して電気的に接続されている。
前記各プリント回路基板21は、モータ中心側が窪んだ略円錐面上に位置するように、傾斜状態で全体として環状に配置されている。従って、プリント回路基板21の側部には円錐状の空間が形成され、その空間内に、ロータ13の回転数を検出するためのレゾルバ25が配設されている。
さて、上記のように構成されたこの実施形態において、各磁極18,19にコイル20が巻着された両ステータコア16,17に対して複数のプリント回路基板21を組み付けるには、両ステータコア16,17の一側へ突出する各コイル20の巻端20aを、図7に示すように、プリント回路基板21の各挿通部22にそれぞれ挿通させる。このとき、中央部の1つの挿通部22に1本の巻端20aを挿通させるとともに、図9に矢印で示すように、各挿通部22の外側に位置した巻端(二点鎖線で図示)20aを実線位置に移動させて挿通部22内に入れる。従って、挿通部22と1本の巻端20aとにより、プリント回路基板21を位置決めし、その状態で、各挿通部22に対して残りの巻端20aを通すことができる。そして、各挿通部22に挿通された巻端20aは、それぞれ挿通部22の導電層に対してハンダ付けされることによりプリント回路基板21の回路パターン24a〜24eに接続される。
各プリント回路基板21の組み付け後、隣り合うプリント回路基板21の所要(回路パターン24e上)の挿通孔23に対してジャンパ線26の両端を挿通させ、挿通孔23の導電層に対してハンダ付けしてプリント回路基板21の回路パターン24e同士を電気的に接続する。また、プリント回路基板21の反対側におけるアウタステータコア16の側面(第1ケース11側の側面)において、隣り合う両コイル20の巻端20aに導電バー28の両端の挿通孔23を挿通させてハンダ付けし、その導電バー28により両コイル20を電気的に接続する。さらに、図6から明らかなように、アウタステータコア16のコイル20のうちの9つのコイル20に対して、それぞれ給電線27A〜27Cを電気的に接続する。この導電バー28や給電線27A〜27Cの接続作業及びプリント回路基板21の接続作業の順序はいずれが先でも後でもよい。以上で、両ステータコア16,17のコイル20に対する結線が完了し、ステータ側に3相励磁回路が形成される。
以上のように、プリント回路基板21とコイル20との位置決めは、各プリント回路基板21の挿通孔23と1本の巻端20aとの間で行えばよい。また、プリント回路基板21は、リング状をなすものではなく、略L字形状であるため、図8から明らかなように、廃棄される切り落とし部分はきわめてわずかである。
以上詳述したこの実施形態は、以下の効果を奏する。
(1)両ステータコア16,17において回転磁界回路を構成する各コイル20の巻端20aを、両ステータコア16,17の一側に配置した複数のプリント回路基板21の各挿通部22及び挿通孔23を挿通させてプリント回路基板21に接続した。従って、1つの環状にプリント回路基板21に対して多数の巻端20aを接続する従来構成と異なり、プリント回路基板21に対する各コイル20の接続作業を熟練が要求されることなく容易に行うことができ、その結果プリント回路基板21の組付けが容易になる。
(1)両ステータコア16,17において回転磁界回路を構成する各コイル20の巻端20aを、両ステータコア16,17の一側に配置した複数のプリント回路基板21の各挿通部22及び挿通孔23を挿通させてプリント回路基板21に接続した。従って、1つの環状にプリント回路基板21に対して多数の巻端20aを接続する従来構成と異なり、プリント回路基板21に対する各コイル20の接続作業を熟練が要求されることなく容易に行うことができ、その結果プリント回路基板21の組付けが容易になる。
(2)複数のプリント回路基板21によりステータの各コイル20の接続を行うようにしたので、1つの円環状のプリント回路基板21を設けた従来構成とは異なり、原材料のプレート29からプリント回路基板21を打ち抜き形成するときに、図8に示すように、無駄に廃棄される材料の面積を小さくすることができ、歩留まりを向上できる。
(3)図1に示すように、モータの中心側ほど窪むように各プリント回路基板21を配設することができる。従って、各コイル20とプリント回路基板21との間に形成される無駄な空間を小さくすることができるだけではなく、レゾルバ25を両ステータコア16,17により接近させて配置することができる。このため、レゾルバ25を含むモータ全体を薄型化し、例えば車両のホイール内側への搭載性を向上することができる。
(4)凹状の挿通部22を、プリント回路基板21の周縁上、又は、プリント回路基板21の内側に形成した開口部21aの周縁上において、周縁の外周側又は内周側へ開口するように形成した。このため、コイル20の巻端20aを挿通部22に挿通させるには、挿通部22の横に位置した巻端20aを横方向に移動させればよい。従って、挿通部22に対して巻端20aを容易に挿通させることができる。
(第2実施形態)
次に、この発明を具体化した第2実施形態について、図10〜図14を参照して説明する。なお、この第2実施形態の説明については、第1実施形態とは異なる点を中心に説明する。
次に、この発明を具体化した第2実施形態について、図10〜図14を参照して説明する。なお、この第2実施形態の説明については、第1実施形態とは異なる点を中心に説明する。
図10に示すように、この実施形態のプリント回路基板21は、アウタステータコア16側のコイル20の部分に対面する形状に形成されている。また、この第2実施形態においては、このプリント回路基板21の回路パターン間を接続するジャンパ線は設けられていない。
アウタステータコア16とインナステータコア17の第2ケース12側には、前記給電線27A〜27Cと、インナステータコア17において隣り合うコイル20同士を電気的に接続する9つの環状の導電バー28とが配設されている。一方、図11及び図14に示すように、アウタステータコア16の第1ケース11側には、各相の中性点を電気的に接続するための1本の環状の電線30と、アウタステータコア16において周方向に隣り合うコイル20同士を電気的に接続するための複数(この実施形態では9個)の導電バー31とが配設されている。
そして、図12及び図14に示すように、周方向に並ぶ3つの外側磁極18に装着された各コイル20A,20B,20Cと、周方向に並ぶ3つの内側磁極19に装着された各コイル20D,20E,20Fとは、1つのプリント回路基板21の回路パターン24a〜24cと、それぞれ1つの導電バー28,31とにより直列接続されて1相分の回路を構成している。そして、この1相分の回路は、同様に形成された他の2相分の回路とともに前記電線30により結線されてY結線型の3相励磁回路を形成している。すなわち、アウタステータコア16及びインナステータコア17には、上記3相励磁回路が3組形成され、この3組の3相励磁回路は、前記電線30により中性点同士が互いに接続されている。
図13に示すように、各プリント回路基板21は略矩形状とされ、その周縁には、前記挿通部22が複数設けられている。また、この第2実施形態においては、前記第1実施形態における基板中央部の挿通孔23は設けられていない。そして、各挿通部22には、コイル20の巻端20aが挿通された状態でハンダにより電気的に接続されるとともに、物理的に固定されている。
以上のように構成されたこの実施形態は、第1実施形態とほぼ同様な作用を奏し、(1)〜(4)に記載の効果を発揮する。特に、この第2実施形態においては、以下の効果を得ることができる。
(5) 各プリント回路基板21は略矩形状に形成され、基板中央部の挿通孔23が設けられていないため、各プリント回路基板21の組み付けがさらに容易になる。
(他の実施形態)
なお、この実施形態は、次のように変更して具体化することも可能である。
(他の実施形態)
なお、この実施形態は、次のように変更して具体化することも可能である。
・2種類またはそれ以上の種類の異なる形状のプリント回路基板21を用いて両ステータコア16,17の各コイル20同士を接続すること。
・プリント回路基板21の中央部またはその周囲に形成された2〜4程度の数の貫通孔を巻端20aが接続される挿通孔23とすること。
・プリント回路基板21の中央部またはその周囲に形成された2〜4程度の数の貫通孔を巻端20aが接続される挿通孔23とすること。
・この発明を、1つのステータコアのみを備えたインナステータ型又はアウタステータ型のモータに具体化すること。
10…モータ、16…巻線型ステータを構成するアウタステータコア17…インナステータ本体、18…外側磁極、19…内側磁極、20,20A〜20F…コイル、20a…巻端、21…プリント回路基板、21a…開口部、22…挿通部、23…挿通孔、24a〜24e…回路パターン。
Claims (8)
- ステータコアの各磁極に巻着したコイルの巻端を、同ステータコアの側面に配置されたプリント回路基板上の回路パターンに接続して回転磁界回路を構成する巻線型ステータにおいて、
複数枚のプリント回路基板を前記ステータコアの側面に沿って組み合わせ状態で配置したことを特徴とする巻線型ステータ。 - 前記プリント回路基板の外周部に外側に開口する挿通部を形成し、その挿通部に前記巻端を挿通させて、その巻端を回路パターンに接続したことを特徴とする請求項1に記載の巻線型ステータ。
- 前記プリント回路基板の中央部に開口部を形成し、この開口部の内周縁に前記挿通部を形成したことを特徴とする請求項2に記載の巻線型ステータ。
- プリント回路基板の中央部に1つの挿通孔を形成し、その挿通孔に1本の巻端を通して回路パターンに接続したことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の巻線型ステータ。
- 各プリント回路基板を同一形状としたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の巻線型ステータ。
- 各プリント回路基板を他のプリント回路基板と凹凸が嵌り合う形状に形成したことを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の巻線型ステータ。
- 各プリント回路基板をモータ中心側に窪む円錐面上に位置するように配置したことを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の巻線型ステータ。
- 請求項1〜7のいずれか一項に記載の巻線型ステータを備えたことを特徴とするモータ。
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