JP2010249921A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】転写性能を高く安定させることができる画像形成装置を提供する。
【解決手段】画像形成装置10は、現像剤像を転写電圧によって用紙に転写する二次転写を行う電子写真方式の画像形成装置であって、中間転写ベルト61、及び二次転写ローラ66を備える。中間転写ベルト61は、駆動ローラ62及び従動ローラ63間に張架され、現像剤像を担持しながら搬送する。二次転写ローラ66は、中間転写ベルト61を挟んで駆動ローラ62に圧接し、中間転写ベルト61に担持された現像剤像を中間転写ベルト61との間を通過する用紙に転写する。二次転写ローラ66は、中間転写ベルト61より硬質であって導電性樹脂で構成される。
【選択図】図1

Description

この発明は、現像剤像を転写電圧によって記録媒体に転写する転写処理を行う電子写真方式の画像形成装置に関する。
電子写真方式の画像形成装置には、現像剤像担持体の表面に担持された現像剤像を中間転写ベルトに一次転写した後、中間転写ベルトから記録媒体へ二次転写する中間転写方式を採用しているものがある。
このような画像形成装置では、例えば中間転写ベルトは駆動ローラと従動ローラとに架け渡され、中間転写ベルトと、中間転写ベルトを挟んで駆動ローラに圧接する転写ローラとの間で、現像剤像が転写電圧によって記録媒体に二次転写される。
従来の画像形成装置では、中間転写ベルトとしてポリイミド樹脂やポリアクリルアミド樹脂等で構成された単層ベルトが用いられている。一方、二次転写には中間転写ベルトと転写ローラとの間にニップ圧が必要なので、転写ローラとしてゴムローラが用いられている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2006−201470公報
しかし、ゴムローラの電気抵抗値は、環境依存性が大きく、低温低湿環境下と高温高湿環境下とでは2桁ほどの変動が発生する場合がある。
高温高湿環境下では、用紙等の記録媒体の電気抵抗値が低下するだけでなく、ゴムローラの電気抵抗値も1桁ほど下がる。このため、定電流制御の場合は、転写電圧が低くなり、必要な転写電圧に達しないことから、転写性能が低下しやすくなる。一方、定電圧制御の場合は、電流が過剰に大きくなるので、再転写等の転写不良が発生しやすくなる。再転写とは、中間転写ベルトの移動方向において上流側の画像形成部で中間転写ベルトに転写された現像剤像の一部が、下流側の画像形成部の一次転写位置を通過する際に、この下流側の画像形成部の現像剤像担持体に付着する現象をいう。
低温低湿環境下では、記録媒体の電気抵抗値が高温高湿環境下と比べて高くなるだけでなく、ゴムローラの電気抵抗値も1桁ほど上がる。このため、定電流制御の場合は、電圧が異常に高くなり、リーク現象、再転写やトナーの飛び散り現象が発生しやすくなる。一方、定電圧制御の場合は、電流が小さくなるので、十分な転写性能が得られなくなりやすい。
転写ローラの電気抵抗値が変動した場合、文字画像における文字の一部欠落、空間周波数が高い画像における濃度の不均一即ち例えば現像剤で密に被覆されるべき高濃度画像(所謂ベタ画像)における粒状度の悪化、空間周波数が低い画像における濃度の不均一即ち例えばモットル(mottle、斑点)の発生など、転写不良が発生する場合がある。
このように、転写ローラとしてゴムローラを用いた場合、環境によって電気抵抗値が変動しやすいので、転写性能を高く安定させることができない。
この発明の目的は、転写性能を高く安定させることができる画像形成装置を提供することにある。
この発明の画像形成装置は、現像剤像を転写電圧によって記録媒体に転写する転写処理を行う電子写真方式の画像形成装置であって、中間転写ベルト、及び転写ローラを備える。中間転写ベルトは、複数の支持ローラ間に張架され、現像剤像を担持しながら搬送する。転写ローラは、中間転写ベルトを挟んで複数の支持ローラのうちのいずれか1個に圧接し、中間転写ベルトに担持された現像剤像を中間転写ベルトとの間を通過する記録媒体に転写する。転写ローラは、中間転写ベルトより硬質であって導電性樹脂で構成される。
この構成では、転写ローラは、中間転写ベルトより硬質であるため、中間転写ベルトと転写ローラとの圧接位置において中間転写ベルトがへこむことで、ニップ領域が形成される。また、転写ローラが導電性樹脂で構成されているので、ゴムローラと比較して転写ローラの電気抵抗値が小さい。このため、転写ローラの電気抵抗値は、温度や湿度といった環境の影響度が小さい。したがって、環境変化に関らず、ゴムローラを用いた場合と比較して転写性能が安定する。
上述の構成において、中間転写ベルトは、基体、基体上に配置された弾性樹脂層、及び弾性樹脂層上に配置された表面層を有するように構成することができる。基体を有することで、中間転写ベルトの強度が保持される。また、弾性樹脂層を有することで、中間転写ベルトと転写ローラとの圧接位置において中間転写ベルトがへこみ、ニップ領域を適切に形成することができる。さらに、表面層を有することで、中間転写ベルトの劣化を抑制することができる。
また、弾性樹脂層はウレタンゴムで構成し、表面層はフッ素樹脂で構成することができる。ウレタンゴムは適度な弾性を有するので転写処理に必要なニップ圧を転写ローラとの間に適度に生じさせることができる。また、ウレタンゴムは基体として用いられる素材との接着性が高いので、弾性樹脂層と基体との接着性を高めることができる。さらに、ウレタンゴムは安価なので、低コスト化を図ることができる。また、表面層をフッ素樹脂で構成することで、クリーニングブレードや記録媒体との摩擦による中間転写ベルトの劣化を抑制することができるので、転写性能を高く安定させることができる。
さらに、中間転写ベルトと転写ローラとの圧接位置における中間転写ベルトのへこみ量は、0.1mm以上0.3mm以下であることが好ましい。中間転写ベルトと転写ローラとの圧接位置における中間転写ベルトのへこみ量が0.1mm未満であれば、中間転写ベルトと転写ローラとの圧接力が小さすぎて、画像の一部の欠落や、現像剤の飛散が発生する。また、中間転写ベルトのへこみ量が0.3mmを超えると、中間転写ベルトと転写ローラとの圧接力が大きすぎて、中間転写ベルトを駆動させるための回転トルクの上昇、中間転写ベルトの破断、及び記録媒体の皺寄りの虞がある。しかし、中間転写ベルトのへこみ量が0.1mm以上0.3mm以下であれば、中間転写ベルトと転写ローラとの間に転写処理に適した圧接力を生じさせることができ、画像の欠落、現像剤の飛散、回転トルクの上昇、中間転写ベルトの破断、及び記録媒体の皺寄りを防止することができる。
また、基体はポリイミド樹脂で構成することができる。ポリイミド樹脂は引張弾性率が高く、伸び難いので、中間転写ベルトの耐久性を向上させることができる。
さらに、基体の厚さは、30μm以上55μm以下であることが好ましい。基体の厚さが30μm未満であれば、中間転写ベルトが強度不足となる。基体の厚さが50μmを超えると、中間転写ベルトの剛性が大きくなり過ぎるので、転写ローラ、静電潜像担持体や、静電潜像担持体上に形成された現像剤像を中間転写ベルトに一次転写させる一次転写ローラに対して、中間転写ベルトが柔軟に接触できなくなり、転写性能の低下や、中間転写ベルトの回転ムラが発生する虞がある。しかし、基体の厚さが30μm以上55μm以下であれば、中間転写ベルトに必要とされる強度を保持するとともに、転写ローラ、静電潜像担持体、及び一次転写ローラに柔軟に接触できるので、転写性能を高く安定させることができる。
転写処理時に、転写ローラが圧接する支持ローラ側に転写電圧が印加されるように構成することができる。高温高湿環境下では、樹脂製の転写ローラは、ゴムローラと比較して、電気抵抗値の低下の度合いが小さく、電流及び電圧の変動が小さいので、転写性能に関して有利であるが、記録媒体の電気抵抗値は記録媒体が吸湿することで低下するので、転写ローラに流れる電流の全てが支持ローラへ流れるわけではなく、記録媒体を伝ってペーパーガイド等へ逃げてしまう電流がある。この結果、現像剤を介して流れる電流が不足し、転写不良が発生しやすくなる。しかし、支持ローラ側から転写ローラへ電流を流すことで、電流は記録媒体より先に現像剤に流れるため、現像剤への印加電流の不足に起因する転写不良を防止できる。また、支持ローラ側から転写ローラへ電流を流すことで、記録媒体の電気抵抗値が高くなる低温低湿環境下での転写性能と記録媒体の電気抵抗値が低くなる高温高湿環境下での転写性能との差を小さくすることができる。
この発明によれば、転写性能を高く安定させることができる。
この発明の実施形態に係る画像形成装置の正面断面図である。 中間転写ベルトの断面図である。 中間転写ベルトと二次転写ローラとの圧接状態を示す部分拡大図である。 中間転写ベルトのへこみ量(mm)と、現像剤像の転写性能、現像剤の飛散、中間転写ベルトを駆動させるための回転トルク(N・m)、中間転写ベルトの破断、及び用紙の皺寄りのそれぞれとの関係についての実験結果を示す図である。 中間転写ベルトの基体の厚さ(μm)と、現像剤像の転写性能、基体にクラックが入るまでの印刷枚数、及び中間転写ベルトを駆動させるための回転トルク(N・m)のそれぞれとの関係についての実験結果を示す図である。 二次転写時における転写電圧の印加方向と転写電圧の大きさとの関係についての実験結果を示す図である。
以下に、この発明を実施するための形態について、図面に基づいて説明する。
図1に示すように、画像形成装置10は、画像読取ユニット100、画像形成ユニット200、給紙ユニット300、及び制御部400を備えている。
画像読取ユニット100は、画像形成装置10の上部に配置され、自動原稿搬送装置(ADF:AutomaticDocument Feeder)90、及び画像読取部20を備えている。画像読取部20は、第1原稿台21、第2原稿台22、第1ミラーベース23、第2ミラーベース24、レンズ25、及び固体撮像素子(CCD:Charge Coupled Device)26を備えている。
ADF90には、原稿積載トレイ91から第2原稿台22を経由して原稿排出トレイ92へ至る原稿搬送路93が形成されている。ADF90は、原稿搬送路93に原稿を1枚ずつ搬送する。ADF90は、第1原稿台21の上面を開閉自在に被覆するように、背面側を支点に回動自在にされている。前面側が上方に移動するようにADF90を回動させて第1原稿台21の上面を露出させることにより、ADF90を用いずに手動操作によって第1原稿台21に原稿を載置することができる。
第1原稿台21及び第2原稿台22は、ともに硬質ガラス板によって構成されている。
第1ミラーベース23及び第2ミラーベース24は、第1原稿台21及び第2原稿台22の下方において水平方向に移動自在にされている。第2ミラーベース24の移動速度は、第1ミラーベース23の移動速度の1/2にされている。第1ミラーベース23は、光源及び第1ミラーを搭載している。第2ミラーベース24は、第2ミラー及び第3ミラーを搭載している。
ADF90によって搬送される原稿の画像を読み取る際に、第1ミラーベース23は、第2原稿台22の下方に停止している。光源の光は、第2原稿台22上を通過する原稿の画像面に向けて照射され、原稿の画像面における反射光が第1ミラーによって第2ミラーベース24に向けて反射される。
第1原稿台21に載置された原稿の画像を読み取る際には、第1ミラーベース23及び第2ミラーベース24は、第1原稿台21の下方を水平方向に移動する。光源の光は、第1原稿台21上に載置された原稿の画像面に向けて照射され、原稿の画像面における反射光が第1ミラーによって第2ミラーベース24に向けて反射される。
ADF90を用いるか否かに拘らず、原稿の画像面における反射光は、光路長を一定にして、第2ミラー及び第3ミラーによってレンズ25を経由してCCD26に入射する。
CCD26は、原稿の画像面における反射光の光量に応じた電気信号を出力する。この電気信号は、制御部400に画像データとして入力される。このようにして、画像読取部20は、原稿の画像を読み取って画像データを取得する。制御部400は、必要に応じて画像データを画像形成ユニット200へ出力する。
画像形成ユニット200は、画像読取ユニット100の下に配置され、露光ユニット3、4個の画像形成部31,32,33,34、中間転写ベルトユニット6、二次転写ローラ66、定着装置7、排紙トレイ67、及び用紙搬送路68,69を備えている。
中間転写ベルトユニット6は、中間転写ベルト61、駆動ローラ62、従動ローラ63、及びテンションローラを有している。中間転写ベルト61は、駆動ローラ(支持ローラ)62と従動ローラ(支持ローラ)63との間に張架されてループ状の移動経路を形成している。
画像形成ユニット200は、ブラック、並びに、カラー画像を色分解して得られる減法混色の3原色であるシアン、マゼンタ及びイエローの4色の各色相に対応した画像データを用いて、画像形成部31,32、33,34において画像形成処理を行う。画像形成部31〜34は、中間転写ベルト61の移動経路に沿って一列に配置されている。画像形成部32〜34は、画像形成部31と実質的に同様に構成されている。
ブラックの画像形成部31は、感光体ドラム1、帯電装置2、現像装置4、一次転写ローラ5、及びクリーニングユニット64を備えている。
帯電装置2は、感光体ドラム1の表面を所定の電位に均一に帯電させる。
露光ユニット3は、図示しない半導体レーザ、ポリゴンミラー、第1fθレンズ及び第2fθレンズを備えており、ブラック、シアン、マゼンタ及びイエローの各色相の画像データによって変調されたレーザビームのそれぞれを、画像形成部31〜34のそれぞれの感光体ドラム1に照射する。4個の感光体ドラム1のそれぞれの周面には、ブラック、シアン、マゼンタ及びイエローの各色相の画像データによる静電潜像が形成される。
現像装置4は、静電潜像が形成された感光体ドラム1の周面に、画像形成部31〜34のそれぞれの色相のトナー(現像剤)を供給し、静電潜像を現像剤像に顕像化する。
クリーニングユニット64は、現像及び画像転写の後における感光体ドラム1の表面に残留したトナーを回収する。
中間転写ベルト61の外周面は、4個の感光体ドラム1に順に対向する。中間転写ベルト61を挟んで各感光体ドラム1に対向する位置のそれぞれに、一次転写ローラ5が配置されている。中間転写ベルト61と感光体ドラム1とが互いに対向する位置のそれぞれが、一次転写位置である。
一次転写ローラ5には、感光体ドラム1の周面に担持された現像剤像を中間転写ベルト61上に転写するために、トナーの帯電極性(マイナス)と逆極性(プラス)の一次転写バイアスが定電圧制御によって印加される。これによって、感光体ドラム1のそれぞれに形成された各色相の現像剤像は中間転写ベルト61の外周面に順次重ねて転写(一次転写)され、中間転写ベルト61の外周面にフルカラーの現像剤像が形成される。
但し、イエロー、マゼンタ、シアン及びブラックの色相の一部のみの画像データが入力された場合は、4個の感光体ドラム1のうち、入力された画像データの色相に対応する一部のみにおいて静電潜像及び現像剤像の形成が行われる。例えば、モノクロ印刷モード時には、ブラックの色相に対応した画像形成部31の感光体ドラム1のみにおいて静電潜像の形成及び現像剤像の形成が行われ、中間転写ベルト61の外周面にはブラックの現像剤像のみが転写(一次転写)される。
画像形成部31〜34の全てにおいて画像形成処理が行われるフルカラー画像形成時には、4個の一次転写ローラ5が中間転写ベルト61を全ての感光体ドラム1に圧接させる。一方、画像形成部31のみにおいて画像形成処理が行われるモノクロ画像形成時には、画像形成部31のみにおいて一次転写ローラ5が中間転写ベルト61を感光体ドラム1に圧接させる。
各一次転写ローラ5は、直径8〜10mmの金属(例えば、ステンレス)を素材とする軸の表面を導電性の弾性材によって被覆して構成されており、導電性の弾性材によって中間転写ベルト61に均一に高電圧を印加する。弾性材として、EPDM(エチレン・プロピレン共重合ゴム)、又は発泡ウレタン等が用いられる。
二次転写ローラ66は、中間転写ベルト61を挟んで駆動ローラ62に所定のニップ圧で圧接している。二次転写ローラ66はこの発明の転写ローラに相当する。二次転写ローラ6は、導電性樹脂であって硬質材料で構成されている。二次転写ローラ66は、中間転写ベルト61の外周面に担持された現像剤像を、記録媒体の一例である用紙に転写(二次転写)するためのものである。
一次転写位置のそれぞれにおいて中間転写ベルト61の外周面に転写された現像剤像は、中間転写ベルト61の回転によって、中間転写ベルト61と二次転写ローラ66との対向位置である二次転写位置へ搬送される。
給紙ユニット300の給紙トレイ81には、用紙が収容されている。用紙搬送路68には、複数の搬送ローラ12A,12Bが配置されている。用紙搬送路68は、給紙トレイ81に収容されている用紙を、二次転写位置及び定着装置7を経由して排紙トレイ67へ送るために、略垂直方向に配置されている。
用紙搬送路69には、複数の搬送ローラ12C,12Dが配置されている。用紙搬送路69は、用紙の搬送方向において、定着装置7の下流側から二次転写位置の上流側まで配置されている。用紙搬送路69には、定着装置7を通過した後で排紙トレイ67へ排出される用紙が、それまでの後端を前にして搬送される。これによって、用紙は表裏を反転した状態で、二次転写位置へ再送される。
給紙ユニット300は、画像形成ユニット200の下に配置され、給紙カセット81の他に、手差しトレイ82を備えている。給紙カセット81及び手差しトレイ82のそれぞれには、用紙が収容される。
給紙ユニット300は、給紙カセット81又は手差しトレイ82の何れかから1枚ずつ用紙を給紙する。給紙カセット81に収容された用紙は、ピックアップローラ11Aによって給紙され、用紙搬送路68を経由して二次転写位置へ搬送される。手差しトレイ82に収容された用紙は、ピックアップローラ11Bによって給紙され、用紙搬送路68を経由して二次転写位置へ搬送される。
用紙搬送方向において二次転写位置の上流側に、レジストローラ13が配置されている。給紙カセット81又は手差しトレイ82から給紙された用紙は、レジストローラ13が停止した状態で先端をレジストローラ13に突き当てられる。レジストローラ13の回転軸は、用紙の搬送方向に直交する方向に配置されている。用紙の先端が、停止した状態のレジストローラ13に突き当てられることで、用紙が斜行している場合は斜行が補正される。
レジストローラ13は、用紙の先端を、中間転写ベルト61の表面に形成された現像剤像の先端と合わせるタイミングで回転を開始し、二次転写位置へ用紙を供給する。
この実施形態では、中間転写ベルト61の移動方向において二次転写位置の上流側近傍に、二次転写前帯電装置14、及び対向ローラ15が配置されている。二次転写前帯電装置14は、中間転写ベルト61の外周面側に配置され、対向ローラ15は、中間転写ベルト61を挟んで二次転写前帯電装置14に対向するように配置されている。二次転写前帯電装置14は、中間転写ベルト61の外周面に担持された現像剤像に、トナーの帯電極性(マイナス)と同極性(マイナス)の電荷を付与する。
給紙ユニット300から給紙された用紙が二次転写位置を通過する際に、駆動ローラ62に、トナーの帯電極性(マイナス)と同極性(マイナス)の高電圧の転写電圧が印加される。これによって、中間転写ベルト61の外周面から用紙の表面に、現像剤像が二次転写(転写処理)される。
現像剤像が用紙に転写された後の中間転写ベルト61上に残留した現像剤は、中間転写ベルト用クリーニング装置65によって回収される。
現像剤像が転写された用紙は、定着装置7に導かれ、加熱ローラ71と加圧ローラ72との間を通過することで加熱及び加圧される。これによって、現像剤像が、用紙の表面に堅牢に定着する。現像剤像が定着した用紙は、現像剤像が定着した面を下にして排紙トレイ67上へ排出される。
図2は、中間転写ベルト61の断面構成を示す。中間転写ベルト61は、基体41、弾性樹脂層42、及び表面層43からなる3層構造に構成されている。弾性樹脂層42は、基体41上に配置されている。表面層43は、弾性樹脂層42上に配置されている。
基体41は、厚さ55μmのポリイミド樹脂で構成されている。弾性樹脂層42は、厚さ300μmのウレタンゴムで構成されている。表面層43は、厚さ10μmのフッ素樹脂で構成されている。
中間転写ベルト61の硬度は、弾性樹脂層42の厚さによって調整される。弾性樹脂層42の厚さは、中間転写ベルト61の硬度がJISA硬度で40度以上60度以下の範囲内に入るように調整されている。
基体41として、ポリカーボネイト系樹脂を用いた場合は中間転写ベルト61にクラックが入りやすく、弾性が小さいゴム系部材を用いた場合は長期の使用によって弾性伸びが発生して色ずれが起こることから、好ましくない。これに対して、基体41としてポリイミド樹脂を用いることで、ポリイミド樹脂は引張弾性率が高く、伸び難いので、中間転写ベルト61の耐久性を向上させることができる。
ウレタンゴムは適度な弾性を有するので、二次転写に必要なニップ圧を中間転写ベルト61と二次転写ローラ66との間に適度に生じさせることができる。また、ウレタンゴムは基体41として用いられるポリイミド樹脂との接着性が高いので、弾性樹脂層42と基体41との接着性を高めることができる。さらに、ウレタンゴムは安価なので、低コスト化を図ることができる。また、表面層43をフッ素樹脂で構成することで、中間転写ベルト用クリーニング装置65のクリーニングブレードや用紙との摩擦による中間転写ベルト61の劣化、厚さの減少を抑制することができるので、転写性能を高く安定させることができる。
図3は、中間転写ベルト61と二次転写ローラ66との圧接状態を示している。上述のように、中間転写ベルト61は、駆動ローラ62と従動ローラ63(図1参照)との間に張架されている。二次転写ローラ66は、硬質の導電性樹脂で構成されており、中間転写ベルト61を挟んで駆動ローラ62に圧接されている。
二次転写時に、転写電圧は駆動ローラ62に印加される。用紙99は、中間転写ベルト61と二次転写ローラ66との間を搬送される。転写電圧によって、中間転写ベルト61の外周面に担持された現像剤像は用紙99に転写される。
二次転写ローラ66が導電性樹脂で構成されているので、二次転写ローラ66の電気抵抗値が小さい。このため、二次転写ローラ66の電気抵抗値は、温度や湿度といった環境の影響度が小さい。したがって、画像形成装置10によれば、環境変化に関らず、転写性能を高く安定させることができる。
中間転写ベルト61は、二次転写ローラ66及び駆動ローラ62より硬度が小さいので、二次転写ローラ66の圧接力によって中間転写ベルト61がへこむ。中間転写ベルト61のへこみ量に応じて、中間転写ベルト61と二次転写ローラ66とが圧接するニップ領域16の大きさが決定される。
二次転写における転写性能には、ニップ領域16の大きさが重要である。適切な大きさのニップ領域16を得るためには、中間転写ベルト61のへこみ量が、0.1mm以上0.3mm以下であることが好ましい。
図4は、中間転写ベルト61のへこみ量(mm)と、現像剤像の転写性能、現像剤の飛散、中間転写ベルト61を駆動させるための回転トルク(N・m)、中間転写ベルト61の破断、及び用紙の皺寄りのそれぞれとの関係についての実験結果を示している。
実験結果から次のことが分かる。中間転写ベルト61のへこみ量が0.1mm未満であれば、中間転写ベルト61と二次転写ローラ66との圧接力が小さすぎて、画像の一部欠落や、現像剤の飛散が発生する。また、中間転写ベルト61のへこみ量が0.3mmを超えると、中間転写ベルト61と二次転写ローラ66との圧接力が大きすぎて、中間転写ベルト61を駆動させるための回転トルクの上昇、中間転写ベルト61の破断、及び用紙の皺寄りの虞がある。
これに対して、中間転写ベルト61のへこみ量が0.1mm以上0.3mm以下であれば、中間転写ベルト61と二次転写ローラ66との間に二次転写に適した圧接力を生じさせることができ、画像の欠落、現像剤の飛散、回転トルクの過剰な上昇、中間転写ベルト61の破断、及び用紙の皺寄りを防止することができる。したがって、中間転写ベルト61のへこみ量は、0.1mm以上0.3mm以下であることが好ましい。
図5は、中間転写ベルト61の基体41の厚さ(μm)と、現像剤像の転写性能、基体41にクラックが入るまでの印刷枚数(×1000枚)、及び中間転写ベルト61を駆動させるための回転トルク(N・m)のそれぞれとの関係についての実験結果を示している。
この実験では、基体41の厚さが異なる複数種類の中間転写ベルトを作成し、これらの中間転写ベルトを画像形成装置10に適用して、A4サイズの用紙に連続印刷を行った。なお、上述のように基体41はポリイミド樹脂で構成されている。
実験結果から次のことが分かる。基体41の厚さが小さいほど、回転トルクが小さくて済むので、駆動源として小容量の駆動モータを用いることができる。しかし、基体41の厚さが30μm未満であれば、基体41にクラックが入るまでの印刷枚数が極端に少なくなる。即ち、中間転写ベルト61が強度不足となる。一方、基体41の厚さが50μmを超えると、文字抜け等、画像の一部欠落が発生し、転写性能が低下する。これは、中間転写ベルト61の剛性が大きくなり過ぎるので、感光体ドラム(静電潜像担持体)1や、感光体ドラム1上に形成された現像剤像を中間転写ベルト61に一次転写させる一次転写ローラ5に対して、中間転写ベルト61が柔軟に接触できなくなるためであると考えられる。また、基体41の厚さが50μmを超えると、中間転写ベルト61の回転ムラが発生する虞もある。
これに対して、基体41の厚さが30μm以上55μm以下であれば、基体41にクラックが入るまでの印刷枚数が多く、中間転写ベルト61に必要とされる強度を保持できる。また、中間転写ベルト61が感光体ドラム1及び一次転写ローラ5に柔軟に接触できるので、転写性能を高く安定させることができる。したがって、基体41の厚さは、30μm以上55μm以下であることが好ましい。
図6は、二次転写時における転写電圧の印加方向と転写電圧の大きさとの関係についての実験結果を示している。
この実験では、現像剤で密に被覆される高濃度画像(所謂ベタ画像)を中間転写ベルト61から用紙へ転写するために必要な転写電圧(kV)の大きさを、低温低湿(温度5℃、湿度30%)環境下、及び高温高湿(温度35℃、湿度85%)環境下のそれぞれにおいて測定した。
転写電圧の印加方向として、正バイアス方式を採用した場合と、逆バイアス方式を採用した場合とのそれぞれについて実験した。正バイアス方式では、二次転写ローラ66の回転軸にトナーの帯電極性(マイナス)と逆極性(プラス)の転写電圧が印加され、二次転写ローラ66から駆動ローラ62へ電流が流れる。逆バイアス方式では、駆動ローラ62の回転軸にトナーの帯電極性(マイナス)と同極性(マイナス)の転写電圧が印加され、駆動ローラ62から二次転写ローラ66へ電流が流れる。何れの方式においても、定電流制御を行った。
実験結果から、次のことが分かる。高温高湿環境下では、樹脂製の二次転写ローラ66は、ゴムローラと比較して、電気抵抗値の低下の度合いが小さく、電流及び電圧の変動が小さいので、転写性能に関して有利であるが、用紙99の電気抵抗値は用紙99が吸湿することで低下するので、二次転写ローラ66に流れる電流の全てが駆動ローラ62へ流れるわけではなく、用紙99を伝ってペーパーガイド等へ逃げてしまう電流がある。この結果、トナーを介して流れる電流が不足し、転写不良が発生しやすくなる。しかし、駆動ローラ62側から二次転写ローラ66へ電流を流すことで、電流は用紙99より先にトナーに流れるため、トナーへの印加電流の不足に起因する転写不良を防止できる。また、駆動ローラ62側から二次転写ローラ66へ電流を流すことで、用紙99の電気抵抗値が高くなる低温低湿環境下での転写性能と用紙99の電気抵抗値が低くなる高温高湿環境下での転写性能との差を小さくすることができる。
なお、この発明は、モノクロ画像のみを形成可能な電子写真方式の画像形成装置にも適用することができる。
上述の実施形態の説明は、すべての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上述の実施形態ではなく、特許請求の範囲によって示される。さらに、本発明の範囲には、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
10 画像形成装置
20 画像読取部
31,32,34,34 画像形成部
41 基体
42 弾性樹脂層
43 表面層
61 中間転写ベルト
62 駆動ローラ(支持ローラ)
63 従動ローラ(支持ローラ)
66 二次転写ローラ(転写ローラ)
99 用紙(記録媒体)
100 画像読取ユニット
200 画像形成ユニット
300 給紙ユニット
400 制御部

Claims (7)

  1. 現像剤像を転写電圧によって記録媒体に転写する転写処理を行う電子写真方式の画像形成装置であって、
    複数の支持ローラ間に張架され、現像剤像を担持しながら搬送する中間転写ベルトと、
    前記中間転写ベルトを挟んで前記複数の支持ローラのうちのいずれか1個に圧接し、前記中間転写ベルトに担持された現像剤像を前記中間転写ベルトとの間を通過する記録媒体に転写する転写ローラと、を備え、
    前記転写ローラは、前記中間転写ベルトより硬質であって導電性樹脂で構成される画像形成装置。
  2. 前記中間転写ベルトは、基体、前記基体上に配置された弾性樹脂層、及び前記弾性樹脂層上に配置された表面層を有する請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記弾性樹脂層は、ウレタンゴムで構成され、前記表面層は、フッ素樹脂で構成される請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記中間転写ベルトと前記転写ローラとの圧接位置における前記中間転写ベルトのへこみ量は、0.1mm以上0.3mm以下である請求項1から3のいずれかに記載の画像形成装置。
  5. 前記基体は、ポリイミド樹脂で構成される請求項2又は3に記載の画像形成装置。
  6. 前記基体の厚さは、30μm以上55μm以下である請求項5に記載の画像形成装置。
  7. 前記転写処理時に、前記転写ローラが圧接する支持ローラ側に転写電圧が印加される請求項1から6のいずれかに記載の画像形成装置。
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