JP2010249771A - プローブおよび複数のプローブが実装されたプローブカード - Google Patents

プローブおよび複数のプローブが実装されたプローブカード Download PDF

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Abstract

【課題】プローブが実装時に電極と接触する面が均一なプローブを提供する。
【解決手段】プローブカードの電極に実装される実装部、上記実装部から延在するアーム部、および上記アーム部の先端に設けられた先端部から構成され、複数の導電層が積層されて形成されているプローブであって、複数の導電層のうちの1つの導電層が他の導電層の底面を覆い、上記1つの導電層で上記実装部の上記電極と接触する底面が平坦に形成されている。
【選択図】図2

Description

本発明は、プローブおよび複数のプローブが実装されたプローブカードに関する。
半導体の検査には、基板に複数のプローブが実装されたプローブカードを用いている。基板上には複数のプローブが狭ピッチで配置されており、プローブは基板に設けられた電極に接触させてはんだ等を用いて接合されている。
プローブの構造の一つとして、特許文献1に記載されているような、複数の導電層を積層した積層構造のプローブがある。このようなプローブは、プローブ作成用基板上に順番に導電体を積層して形成するが、積層する過程のパターニングのずれによって、プローブの端部には数μmの凹凸が生じている。
特開2008−309534号公報
プローブのアーム部等に上述の凹凸が生じても特に問題は無いが、電極と接触する面に凹凸が生じていると、プローブをプローブカードの基板に実装する際に、プローブの底面が電極と接触した時に、プローブは傾いた状態となり傾いた状態で接合されると、実装されたプローブの向きが不揃いになり、プローブカードの精度を低下させるという問題が生じる。
特に、上述のように複数の導電層を積層して作成されたプローブの場合、底面に凹凸が生じていると実装時に不安定になるだけでなく、プローブによって底面から突出している凹凸の量が異なっていると、プローブの高さにもばらつきが生じ、傾きだけでなく、プローブの高さの違いからも、実装時のプローブの先端の位置及び高さにばらつきが生じ、プローブ先端が揃わないという問題が生じる。
本発明はこのような従来のプローブの問題点を解消し、プローブが実装時に電極と接触する面が均一なプローブ、および上記プローブが実装されたプローブカードを提供することを目的とする。
本発明のプローブは、プローブカードの電極に実装される実装部、上記実装部から延在するアーム部、および上記アーム部の先端に設けられた先端部から構成され、複数の導電層が積層されて形成されているプローブであって、複数の導電層のうちの1つの導電層が他の導電層の底面を覆い、上記1つの導電層で上記実装部の上記電極と接触する底面が平坦に形成されていることを特徴とする。
さらに、上記実装部の底面には、はんだバンプが形成されている。
本発明のプローブカードは、底面を有する実装部、上記実装部から延在するアーム部、および上記アーム部の先端に設けられた先端部から構成され、複数の導電層が積層されて形成されているプローブを複数実装したプローブカードあって、複数の導電層のうちの1つの導電層が他の導電層の底面を覆い、上記1つの導電層で上記実装部の底面が平坦に形成され、上記実装部の平坦な底面がプローブカードの基板上に設けられた電極と接触した状態で接合されていることを特徴とし、上記実装部の底面に設けられたはんだバンプを用いて上記プローブが上記電極に接合することができる。
本発明のプローブは、プローブカードの電極に実装される実装部、上記実装部から延在するアーム部、および上記アーム部の先端に設けられた先端部から構成され、複数の導電層が積層されて形成されているプローブであって、複数の導電層のうちの1つの導電層が他の導電層の底面を覆い、上記1つの導電層で上記実装部の上記電極と接触する底面が平坦に形成されていることにより、実装時のプローブの安定性が向上し、プローブの傾きも防止することができ、プローブの先端部を揃えて実装することが可能となるので、プローブの位置精度を高めることができる。
本発明のプローブカードは、底面を有する実装部、上記実装部から延在するアーム部、および上記アーム部の先端に設けられた先端部から構成され、複数の導電層が積層されて形成されているプローブを複数実装したプローブカードあって、複数の導電層のうちの1つの導電層が他の導電層の底面を覆い、上記1つの導電層で上記実装部の底面が平坦に形成され、上記実装部の平坦な底面がプローブカードの基板上に設けられた電極と接触した状態で接合されていることにより、プローブの先端が揃ったプローブカードが実現でき、精度の高いプローブカードが実現可能となる。
本発明のプローブの側面図である。 第1の実施形態のプローブの断面図であり、(a)は図1のA−A断面、(b)は図1のB−B断面を示す。 プローブを実装する工程を示す断面図である。 第1の実施形態のプローブの第1の形成方法の工程を示す図である。 第1の実施形態のプローブの第1の形成方法の工程を示す図であり、図4の続きである。 第1の実施形態のプローブの第1の形成方法の工程を示す図であり、図5の続きである。 第1の実施形態のプローブの第2の形成方法の工程を示す図である。 第1の実施形態のプローブの第2の形成方法の工程を示す図であり、図7の続きである。 第1の実施形態のプローブの第2の形成方法の工程を示す図であり、図8の続きである。 その他の形態のプローブの断面図である。 第2の実施形態のプローブの断面図であり、(a)は図1のA−A断面、(b)は図1のB−B断面を示す。 第2の実施形態のプローブを形成する工程を示す図である。 第2の実施形態のプローブを形成する工程を示す図であり、図12の続きである。 本発明のプローブカードの概略断面図である。
図を用いて本発明を以下に詳細に説明する。図1が本発明の第1の実施形態のプローブ1の側面図、図2が第1の実施形態のプローブ1の断面図である。
本発明の第1の実施形態のプローブ1は、図1に示すように、プローブカードの基板上に設けられた電極に接合される実装部2、上記実装部2から延在しバネ性を有するアーム部3、および上記アーム部3の先端に設けられ被検査対象物に接触する先端部4から構成されている。
プローブ1をプローブカードに実装する際に、上記電極と接触する上記実装部2の底面は、少なくとも1箇所が突出して突出部8が設けられ、上記突出部8が直接電極と接触する。また、上記先端部4には、被検査対象物に接触する接触部9が設けられている。さらに、上記実装部2の底面には電極と接合する際に使用するはんだバンプ10が形成されている。
上記プローブ1は、図2の断面図に示すように、中間層5を2つの外層6、7で挟み込んだ3層構造であり、3層の導電体からなる3層構造となっている。上記接触部9は図2(a)に示すように、上記中間層5だけに設けられており、断面形状を見るとわかるように、上記接触部9は外層6,7の先端部4から突出するように形成されている。
上記中間層5および上記外層6、7は、導電材料からなり、全て同じ導電材料で形成されていてもよいし、各々異なる導電材料で形成されていてもよい。本実施形態では、上記中間層5および上記外層6、7は、ニッケルコバルト(Ni−Co)からなる同一の導電材料で形成されている。導電材料としては、ニッケルコバルトに限らず、パラジウムコバルト(Pd−Co)などのコバルト(Co)を含む他の合金でもよく、パラジウムニッケル(Pd−Ni)、タングステン(W)、ニッケルタングステン(Ni−W)などの他の導電材料でもよい。そして、上記はんだバンプ10は、上記中間層5および上記外層6、7よりも融点の低い導電材料を用いる。
上記中間層5および上記外層6、7は、各々上述の実装部2、アーム部3、および先端部4の形状に形成されているが、上記実装部2の電極と接触する底面、本実施形態では実装部2に設けられた2つの突出部8の底面は3層構造ではなく、上記外層7の1層によって上記中間層5および上記外層6の底面が覆われて平坦に仕上げられた1層構造となっている。
このように、本発明のプローブ1は、電極と接触する実装部2の底面を外層6と中間層5の底面にパターニングのずれによって生じる凹凸を外層7で覆い隠した状態の1層構造とすることで、平坦に仕上げることが可能となる。
次に、プローブ1を実装した本発明のプローブカード33について説明する。本発明のプローブカード33は、図14に示すように、テスタのポゴピンと接触して接続される外部端子38と内部配線37を有するメイン基板36と、上記メイン基板36に固定され、上記プローブ1が実装される電極35が設けられたプローブ基板34とを備える。
続いてプローブ1のプローブカード33への実装方法について説明する。まず初めに、図3(a)に示すように、はんだバンプ10をプローブカード33のプローブ基板34上に設けられた電極35に接触させた状態から、熱を加えてはんだバンプ10を溶融させながら上記電極35の表面に押し付けると、図3(b)に示すように、上記実装部2の底面の全面が電極35の表面と接触した状態となり、上記実装部2の底面の全面が電極35と接触した状態で加熱を終了するとフィレットが形成されてプローブ1は電極35に接合されるので、図3(b)に示すように、プローブ1は傾くことなく、安定した状態で電極35に接合されることとなる。
このように本発明のプローブ1は、電極35に接合する際に傾くことを防止することができ、プローブ1の高さも一定に揃えることができるので、プローブ1の接触部9の向きおよび高さを揃えることも容易となり、プローブ1の位置精度を高めることが可能となり、より精度の高いプローブカード33が実現できる。
次に、本発明のプローブ1の形成方法について説明する。第1の形成方法は、まず初めに、プローブ形成用の基板20上に、銅(Cu)または黄銅からなる犠牲層11を形成し、その後、図4(a)に示すように、犠牲層11上に感光性有機物質からなるフォトレジストを塗布してレジスト層13を形成し、プローブ1の外層6の形状に合わせて所定の箇所に開口14を設けておく。そして、図4(b)に示すように、電気めっきによりニッケルコバルトを上記開口14に充填し、研磨調整が必要であればレジスト層13と外層6を研磨して1層目となる外層6を形成する。
その後、図4(c)に示すように、上記レジスト層13を除去した後、図4(d)に示すように、上記外層6の底面の周囲にレジスト層15を形成する。上記レジスト層15は、実装部2の底面を1層構造に仕上げ、はんだバンプ10を形成するために使用するスペース16を形成するためのものであり、上記レジスト層15の大きさは、はんだバンプ10を形成する範囲よりも大きくする。
そして、図4(e)に示すように、上記レジスト層13を除去して露出した上記犠牲層11と上記外層6を覆うように銅からなる犠牲層17を形成する。その後、図4(f)に示すように、上記外層6が露出するまで上記犠牲層17およびレジスト層15の表面を研磨する。研磨が終了したら、図4(g)に示すように、上記レジスト層15を除去してスペース16を形成する。
研磨が終わり上記外層6が露出した状態となったら、次に、接触部9を形成する。図4(h)に示すように、上記外層6と上記犠牲層17の上、および上記スペース16を埋めるようにフォトレジストを塗布してレジスト層18を形成し、上記接触部9の形状に合わせて所定の箇所に開口19を設ける。そして、図5(a)に示すように、電気めっきによりニッケルコバルトを上記開口19に充填し、研磨調整が必要であればレジスト層18と接触部9を研磨して、接触部9を形成する。
その後、図5(b)に示すように、上記レジスト層18を除去し、次に、図5(c)に示すように、上記外層6、犠牲層17および接触部9の上にフォトレジストを塗布してレジスト層21を形成し、プローブ1の中間層5の形状に合わせて所定の箇所に開口22を設ける。そして、図5(d)に示すように、電気めっきによりニッケルコバルトを上記開口22に充填し、研磨調整が必要であればレジスト層21と中間層5を研磨して、2層目となる中間層5を形成する。
その後、図5(e)に示すように、上記レジスト層21を除去し、中間層5及び犠牲層17の上に再びフォトレジストを塗布してレジスト層23を形成し、続いて、図5(f)に示すように、プローブ1の3層目となる外層7の形状に合わせて所定の箇所に開口24を設ける。この時、上記開口24は、外層7が上記中間層5の底面を覆う大きさにしておく。
そして、図5(g)に示すように、電気めっきによりニッケルコバルトを上記開口24に充填し、研磨調整が必要であればレジスト層23と外層7を研磨して、3層目となる外層7を形成する。この時、上記外層7によって上記中間層5および上記外層6の底面が覆われて実装部2の底面は平坦な形状となる。
その後、図5(h)に示すように、上記レジスト層23を除去し、続いて、実装部2の底面にはんだバンプ10を形成するために、図6(a)に示すように、3層目の外層7及び犠牲層17の上にフォトレジストを塗布してレジスト層25を形成し、上記レジスト層25にはんだバンプ10の形状に合わせて実装部2の底面に開口26を設ける。そして、図6(b)に示すように、上記開口26に電気めっきを用いてはんだを充填しはんだバンプ10を形成する。これにより、上記実装部2の底面にはんだバンプ10が形成される。
その後、3層目の外層7が露出し、上記外層7とはんだバンプ10の表面が面一になるまで、上記レジスト層25とはんだバンプ10の研磨を行う。研磨の後、レジスト層25および犠牲層11,17を除去すると、図6(c)に示すように、プローブ1の形成が完了する。
上述のプローブ1の形成方法において、上記犠牲層11をエッチングすることで外層6の表面にはんだバンプ10が回りこむように形成し、さらに、上記外層7の表面の一部をはんだバンプ10が覆うように形成することで、はんだバンプ10が実装部2の底面から側面へと続くように形成することも可能である。
次に、本発明のプローブ1の第2の形成方法について説明する。まず初めに、図7(a)に示すように、プローブ形成用の基板20上に、銅(Cu)からなる犠牲層11を形成し、犠牲層11の表面にはAu、Cr、Tiなどでエッチングストッパー層12を形成する。上記エッチングストッパー層12ははんだバンプ10を形成する場所に形成すればよいが、全面に形成してもよい。その後、図7(b)に示すように、犠牲層11上に感光性有機物質からなるフォトレジストを塗布してレジスト層13を形成し、プローブ1の外層6の形状に合わせて所定の箇所に開口14を設けておく。そして、図7(c)に示すように、電気めっきによりニッケルコバルトを上記開口14に充填し、研磨調整が必要であればレジスト層13と外層6を研磨して1層目となる外層6を形成する。
その後、図7(d)に示すように、上記レジスト層13を除去した後、図7(e)に示すように、上記レジスト層13を除去して露出した上記犠牲層11と上記外層6を覆うように銅からなる犠牲層17を形成する。その後、図7(f)に示すように、上記外層6が露出するまで上記犠牲層17の表面を研磨する。
研磨が終わり上記外層6が露出した状態となったら、次に、接触部9を形成する。図7(g)に示すように、上記外層6及び犠牲層17の上にフォトレジストを塗布してレジスト層18を形成し、上記接触部9の形状に合わせて所定の箇所に開口19を設ける。そして、図7(h)に示すように、電気めっきによりニッケルコバルトを上記開口19に充填し、研磨調整が必要であればレジスト層18と接触部9を研磨して、接触部9を形成する。
その後、図8(a)に示すように、上記レジスト層18を除去し、次に、図8(b)に示すように、上記外層6、犠牲層17および接触部9の上にフォトレジストを塗布してレジスト層21を形成し、プローブ1の中間層5の形状に合わせて所定の箇所に開口22を設ける。そして、図8(c)に示すように、電気めっきによりニッケルコバルトを上記開口22に充填し、研磨調整が必要であればレジスト層21と中間層5を研磨して、2層目となる中間層5を形成する。
その後、図8(d)に示すように、上記レジスト層21を除去し、その後、図8(e)に示すように、中間層5及び犠牲層17の上にフォトレジストを塗布してレジスト層27を形成し、はんだバンプ10と実装部2の底面を1層構造に仕上げるためのスペース16を形成するために、上記中間層5の底面に開口28を設ける。上記開口28の大きさは、はんだバンプ10を形成する範囲よりも大きくする。
さらに、はんだバンプ10と実装部2の底面を1層構造に仕上げるためのスペース16を形成するために、図8(f)に示すように、上記犠牲層17の上記外層6の底面の部分をエッチングを用いて上記エッチングストッパー層12が露出するまで上記犠牲層17を除去する。その後、図8(g)に示すように、上記レジスト層16を除去し、上記スペース16が形成される。
その後、中間層5及び犠牲層17の上に再びフォトレジストを塗布してレジスト層23を形成し、続いて、図8(h)に示すように、プローブ1の3層目となる外層7の形状に合わせて所定の箇所に開口24を設ける。この時、上記開口24は、外層7が上記中間層5の底面を覆う大きさにしておく。
そして、図9(a)に示すように、電気めっきによりニッケルコバルトを上記開口24に充填し、研磨調整が必要であればレジスト層23と外層7を研磨して、3層目となる外層7を形成する。この時、上記外層7によって上記中間層5および上記外層6の底面が覆われて実装部2の底面は平坦な形状となる。
その後、図9(b)に示すように、上記レジスト層23を除去し、続いて、実装部2の底面にはんだバンプ10を形成するために、図9(c)に示すように、3層目の外層7及び犠牲層17の上にフォトレジストを塗布してレジスト層25を形成し、上記レジスト層25にはんだバンプ10の形状に合わせて実装部2の底面に開口26を設ける。そして、図9(d)に示すように、上記開口26に電気めっきを用いてはんだを充填しはんだバンプ10を形成する。これにより、上記実装部2の底面にはんだバンプ10が形成される。
その後、3層目の外層7が露出し、上記外層7とはんだバンプ10の表面が面一になるまで、上記レジスト層18とはんだバンプ10の研磨を行う。研磨の後、レジスト層25、犠牲層11,17およびエッチングストッパー層12を除去すると、図9(e)に示すように、プローブ1の形成が完了する。
このようにして形成されたプローブ1は、研磨とエッチングストッパー層12を用いることによって、はんだバンプ10と外層6、7は面一に形成されるので、はんだバンプ10には一定のはんだ量が確保され、品質のばらつきを減少させることができるようになる。
本実施形態では、外層7によって実装部2の底面を平坦に形成したプローブ1について説明してきたが、その他に、図10(a)に示すように、中間層5によって実装部2の底面を平坦に形成したプローブ1’や、図10(b)に示すように、外層6によって実装部2の底面を平坦に形成したプローブ1’’も可能である。また、実装部2に突出部8を設けない場合も可能である。さらに、はんだバンプを設けないことも可能である。
また上記プローブ1’,1,’’についても、第1の実施形態と同様の方法でプローブカード33に実装され、同じように、上記プローブ1’,1,’’1’’’が実装されたプローブカード33が実現できる。
次に、第2の実施形態のプローブ1’’’について説明する。図11に示すのが第2の実施形態のプローブ1’’’の断面図であり、断面形状以外は第1の実施形態と同じとなるので、図1が側面図となる。
第2の実施形態のプローブ1’’’は、第1の実施形態と同様に、図1に示すように、実装部2、アーム部3、および先端部4から構成され、上記電極と接触する上記実装部2の底面には、電極と接触する2つの突出部8が設けられ、上記先端部4には、被検査対象物に接触する接触部9が設けられている。さらに、上記実装部2の底面には電極と接合する際に使用するはんだバンプ10が形成されている。
上記プローブ1’’’は、図11の断面図に示すように、第1の実施形態の外層6に該当する下層27と、第1の実施形態の中間層5と外層7を合わせたものに該当する上層28から構成される2層構造である。2層構造とするために、上記上層28の厚さは、2層分の厚さに形成されている。上記下層27および上記上層28は、導電材料からなり、本実施形態では、ニッケルコバルト(Ni−Co)からなる同一の導電材料で形成されている。そして、上記はんだバンプ10は、下層27および上層28よりも融点の低い導電材料を用いる。
上記下層27および上記上層28は、各々上述の実装部2、アーム部3、および先端部4の形状に形成されているが、上記実装部2の電極と接触する底面、本実施形態では実装部2に設けられた2つの突出部8の底面は2層構造ではなく、上記上層28の1層によって上記下層27の底面を覆うように形成され、1層構造となっており、実装部2の底面は平坦に仕上げられている。
本実施形態のプローブ1’’’は2層構造とすることで、3層構造の第1の実施形態よりも少ない工程で、実装部2の電極と接触する底面を平坦に形成することができ、実装時の安定性も確保することが可能となる。
次に、第2の実施形態のプローブ1’’’の形成方法について説明する。下層27の形成工程は、第1の実施形態のプローブ1の第1の形成方法における外層6の形成工程とほぼ同じ工程である。まず初めに、プローブ形成用の基板20上に、銅(Cu)からなる犠牲層11を形成し、犠牲層11上に感光性有機物質からなるフォトレジストを塗布してレジスト層13を形成し、プローブ1’’’の下層27の形状に合わせて所定の箇所に開口14を設け、電気めっきによりニッケルコバルトを上記開口14に充填し、研磨調整が必要であればレジスト層13と下層27を研磨して、図12(a)に示すように、1層目となる下層27を形成する。
次に、図12(b)に示すように、上記レジスト層13を除去した後、図12(c)に示すように、上記下層27の底面の周囲にレジスト層15を形成する。上記レジスト層15は、実装部2の底面を1層構造に仕上げ、はんだバンプ10を形成するために使用するスペース16を形成するためのものであり、上記レジスト層15の大きさは、はんだバンプ10を形成する範囲よりも大きくする。
そして、図12(d)に示すように、上記レジスト層13を除去して露出した上記犠牲層11と上記下層27を覆うように銅からなる犠牲層17を形成する。その後、図12(e)に示すように、上記下層27が露出するまで上記犠牲層17の表面を研磨し、上記レジスト層15を除去してスペース16を形成する。
研磨が終わり上記下層27が露出した状態となったら、図12(f)に示すように、上記下層27と犠牲層17の上、および上記スペース16を埋めるようにフォトレジストを塗布してレジスト層18を形成し、上記接触部9の形状に合わせて所定の箇所に開口19を設け、電気めっきによりニッケルコバルトを上記開口19に充填する。そして、研磨調整が必要であればレジスト層18と接触部9を研磨して、上記レジスト層18を除去し、図12(g)に示すように、接触部9を形成する。
そして、図12(h)に示すように、上記下層27及び犠牲層17の上にフォトレジストを塗布してレジスト層29を形成し、プローブ1’’’の上層28の形状に合わせて所定の箇所に開口30を設ける。この時、開口30は、上層28が下層27の底面を覆うことができるような形状にしておく。
そして、図13(a)に示すように、電気めっきによりニッケルコバルトを上記開口30に充填し、上層28を形成する。この時に、上記上層28によって上記下層27の底面が覆われて実装部2の底面は1層構造で平坦な形状となる。
その後、図13(b)に示すように、上記レジスト層29を除去し、続いて、実装部2の底面にはんだバンプ10を形成するために、図13(c)に示すように、上層28及び犠牲層17の上に再びフォトレジストを塗布してレジスト層31を形成し、上記レジスト層31にバンプ10の形状に合実装部2の底面に開口32を設ける。そして、図13(d)に示すように、上記開口32に電気めっきを用いてはんだを充填しはんだバンプ10を形成する。これにより、上記実装部2の底面にはんだバンプ10が形成される。
その後、図13(e)に示すように、上層28が露出し、上記上層28とはんだバンプ10の表面が面一になるまで、上記レジスト層31とはんだバンプ10の研磨を行う。研磨の後、レジスト層31および犠牲層11を除去すると、図13(f)に示すように、プローブ1’’’の形成が完了する。
このようにして形成されたプローブ1’’’は、2層構造でかつ実装部2の底面が1層構造で平坦となっており、3層構造より少ない工程で形成することが可能であり、実装時の安定性も十分に確保することができる。
第2の実施形態のプローブ1’’’についても、第1の実施形態と同様の方法でプローブカード33に実装され、同じように、プローブ1’’’が実装されたプローブカード33が実現できる。
1、1’、1’’、1’’’ プローブ
2 実装部
3 アーム部
4 先端部
5 中間層
6,7 外層
8 突出部
9 接触部
10 はんだバンプ
11,17 犠牲層
12 エッチングストッパー層
13,15,18,21,23,25,29,31 レジスト層
14,19,22,24,26,30,32 開口
16 スペース
20 基板
27 下層
28 上層
33 プローブカード
34 プローブ基板
35 電極
36 メイン基板
37 内部配線
38 外部端子

Claims (4)

  1. プローブカードの電極に実装される実装部、上記実装部から延在するアーム部、および上記アーム部の先端に設けられた先端部から構成され、複数の導電層が積層されて形成されているプローブであって、
    複数の導電層のうちの1つの導電層が他の導電層の底面を覆い、上記1つの導電層で上記実装部の上記電極と接触する底面が平坦に形成されていることを特徴とするプローブ。
  2. 上記実装部の底面には、はんだバンプが形成されていることを特徴とする請求項1に記載のプローブ。
  3. 底面を有する実装部、上記実装部から延在するアーム部、および上記アーム部の先端に設けられた先端部から構成され、複数の導電層が積層されて形成されているプローブを複数実装したプローブカードあって、
    複数の導電層のうちの1つの導電層が他の導電層の底面を覆い、上記1つの導電層で上記実装部の底面が平坦に形成され、上記実装部の平坦な底面がプローブカードの基板上に設けられた電極と接触した状態で接合されていることを特徴とするプローブカード。
  4. 上記実装部の底面に設けられたはんだバンプを用いて上記プローブが上記電極に接合されていることを特徴とする請求項3に記載のプローブカード。
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