JP2010249059A - 内燃機関の吸入空気量推定装置 - Google Patents

内燃機関の吸入空気量推定装置 Download PDF

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Abstract

【課題】吸気弁・排気弁の開弁特性の変化に即応して吸入空気量を推定する。
【解決手段】吸入空気量(GairTH)を検出する手段と、吸気圧を検出する手段とを有する。検出した吸気圧の変化量に基づき第1の補正値(GairINVO)を算出する。吸気弁と排気弁の少なくとも一方の開弁特性の変化に基づき実質シリンダ容量の変化量を算出し、実質シリンダ容量の変化量と吸気圧変化量の推定値の前回値に基づき第2の補正値(GairVT)を算出し、検出した吸入空気量(GairTH)を第1の補正値(GairINVO)と第2の補正値(GairVT)とを用いて補正する。また、第2の補正値に基づき吸気圧変化量の推定値の今回値を算出し、これを次回の演算で使用する。
【選択図】図2

Description

本発明は、内燃機関の吸入空気量推定装置に関し、センサで検出した吸入空気量を、吸気弁と排気弁の少なくとも一方の開弁特性変化に応じて補正することにより、開弁特性変化時の過渡的な吸入空気量を正確に推定するようにした吸入空気量推定装置に関する。
特許文献1には、内燃機関の吸気系を、スロットル弁、吸気管、吸気弁等の要素に分けてそれぞれの要素をモデル化して数式で表すとともに、それぞれのモデル相互間を圧力、温度、流量等を用いて関係づけることにより機関の吸入空気量(筒内充填空気量)を計算により求める、いわゆるエアモデルを用いた内燃機関の吸入空気量推定装置についての発明が示されている。具体的には、機関温度が特定温度である場合の筒内充填空気量である基本筒内充填空気量を推定し、該基本筒内充填空気量を、機関温度(もしくは機関冷却水温度)と、機関回転数と、吸気弁の開閉タイミングと、排気弁が閉弁する時の吸気管内圧力と、吸気弁の(作用角もしくはリフト量)とに基づいて補正して筒内充填空気量を求めるようにしている。このような手法においては、エアモデルを用いて筒内充填空気量を求めるようにしているので、モデル化誤差が生じやすいという問題がある。また、吸気弁・排気弁の開閉タイミングが変化した場合は、筒内充填空気量が即座に変化し、吸気管内圧力はそれに遅れて変化することになるが、特許文献1の発明では、変化前の吸気管内圧力を用いて筒内充填空気量を推定しているため、吸気弁・排気弁の開閉タイミングの変化に即座に応答して筒内充填空気量を推定することができず、誤差が生じるという問題がある。
特許文献2あるいは特許文献3においては、可変バルブタイミング機構を備えた内燃機関において、エンジン回転センサで検出したエンジン回転数と吸気圧センサで検出した吸気圧とに基づき所定の演算を行い、シリンダ流入空気量を推定するようにした発明が示されている。しかし、この手法では、空気量を直接検出していないので、吸気系の機構の経年変化や個体毎のばらつきに対する補償ができないという問題がある。
特許文献4あるいは特許文献5においては、エアフロメータにより吸入空気量を検出し、この検出データに基づき筒内充填空気量(シリンダ吸入空気量)を演算するようにした発明が示されており、その際に、エアフロメータを流れる空気量の過渡的変化に対する該エアフロメータの検出応答遅れを補償するようにしたことが示されている。しかし、この手法では、エアフロメータを流れる空気量の過渡的変化に対する該エアフロメータの検出応答遅れを補償しているにすぎないので、吸気弁・排気弁の開弁特性(開閉タイミングあるいはリフト量)が変化した場合における吸入空気量変化の補償を行うことができない。何故ならば、エアフロメータを流れる空気量そのものが、吸気弁・排気弁の開弁特性の変化に対して遅れるから、エアフロメータの検出応答遅れを補償することは吸気弁・排気弁の開弁特性の変化に対する補償とはなりえないからである。
特開2007−40266号 特開平7−301144号 特開2005−307847号 特開2002−130042号 特開2007−138908号
上記従来技術に見られるように吸気弁・排気弁の開弁特性の変化に即応して吸入空気量を推定できなかったとすると、過渡期(吸気弁・排気弁の開弁特性の変化時)に適正な燃料噴射制御を行うことができないこととなり、過渡期において排気放出物の問題が悪化する。
本発明は上述の点に鑑みてなされたもので、吸気弁と排気弁の少なくとも一方の開弁特性の変化に対する筒内の実質的容積変化(ηv体積効率変化)を推定し、エアフロメータで検出した吸入空気量を補正することにより、過渡期において精度の良い吸入空気量推定を行うことができるようにした内燃機関の吸入空気量推定装置を提供しようとするものである。
本発明に係る内燃機関の吸入空気量推定装置は、吸入空気量(GairTH)を検出する手段(13)と、吸気圧(PBA)を検出する手段(15)と、前記検出した吸気圧の変化量(ΔPBA)に基づき第1の補正値(GairINVO)を算出する手段(S3)と、吸気弁(21)と排気弁(22)の少なくとも一方の開弁特性の変化に基づき実質シリンダ容量の変化量(dVcyl)を算出する手段S41,S42)と、前記実質シリンダ容量の変化量(dVcyl)と吸気圧変化量の推定値(dPBA)の前回値に基づき第2の補正値(GairVT)を算出する手段(S43,S44)と、前記第2の補正値(GairVTX)に基づき吸気圧変化量の推定値(dPBA)の今回値を算出する手段(S45)と、前記検出した吸入空気量(GairTH)を前記第1の補正値(GairINVO)と第2の補正値(GairVT)とを用いて補正する手段(S5)とを備える。なお、上記で括弧内に記載した符号は、以下説明する実施例における対応構成要素を例示的に示すものである。
吸気弁と排気弁の開弁特性の変化に基づく実質シリンダ容量の変化は、シリンダ(気筒)に充填される吸入空気量に対して影響を与える。そこで、吸気弁と排気弁の少なくとも一方の開弁特性の変化に基づき実質シリンダ容量の変化量(dVcyl)を算出し、算出した実質シリンダ容量の変化量(dVcyl)を補正パラメータに組み入れている。また、吸気弁と排気弁の開弁特性の変化は、次のTDCサイクルのときに吸気管内の圧力に変化をもたらし、それがシリンダに充填される吸入空気量に対して影響を与える。そこで、開弁特性の変化に応じた吸気圧変化量の推定値(dPBA)の前回値を補正パラメータに組み入れている。すなわち、吸気圧変化量の推定値(dPBA)は、その今回値が第2の補正値(GairVTX)に基づき算出されるようになっており、開弁特性の変化に応じて変化する実質シリンダ容量の変化量(dVcyl)を考慮した吸気圧変化量を推定するものである。この吸気圧変化は、開弁特性の変化の影響によって次のTDCサイクルのときに生じる吸気圧変化を予測するものである。つまり、或るTDCサイクルで生じた開弁特性の変化は、その次のTDCサイクルにおける吸気圧変化に対して影響を及ぼすので、今回値として算出した吸気圧変化量の推定値(dPBA)は、その次のTDCサイクルにおける吸気圧変化の予測値に相当する。この予測値は、次のTDCサイクルにおいて第2の補正値(GairVT)を算出するにあたって、吸気圧変化量の推定値(dPBA)の前回値として使用される。こうして、算出した実質シリンダ容量の変化量(dVcyl)と吸気圧変化量の推定値(dPBA)の前回値に基づき、それそれぞれを補正パラメータに組み入れて、第2の補正値(GairVT)を算出している。これにより、吸気弁と排気弁の開弁特性の変化に即応答した吸入空気量の補正パラメータを得ることができ、この補正パラメータにより、検出手段(エアフロメータ)で実際に検出した吸入空気量(GairTH)を補正することにより、正確な吸入空気量の推定が行えるようになる。
このように、本発明によれば、検出した吸入空気量(AFM)を、検出した吸気圧の変化量(ΔPBA)に基づく第1の補正値(GairINVO)を用いて補正するのみならず、吸気弁と排気弁の少なくとも一方の開弁特性の変化に基づき実質シリンダ容量の変化量(dVcyl)を算出し、算出した実質シリンダ容量の変化量(dVcyl)と吸気圧変化量の推定値(dPBA)の前回値に基づき第2の補正値(GairVT)を算出し、算出した第2の補正値(GairVT)を用いて更に補正するので、吸気弁と排気弁の開弁特性の変化に即応答して吸入空気量(GairTH)の補正を行うことができ、吸気弁と排気弁の開弁特性の変化に即応答した正確な吸入空気量の推定が行えるようになる。また、補正の対象となる基本の吸入空気量(GairTH)は、検出手段(エアフロメータ)で実際に検出したものを用いることができるので、モデル化誤差の問題がなく、吸気系の機構の経年変化や個体毎のばらつきが誤差となることもない。そして、過渡期(吸気弁・排気弁の開弁特性の変化時)において吸入空気量を適正に推定することにより適正な燃料噴射制御を行うことができるものとなり、過渡期における排気放出物の悪化を抑制することができる。
本発明の一実施態様によれば、前記第2の補正値(GairVT)を算出する手段は、前記実質シリンダ容量の変化量(dVcyl)と前記吸気圧変化量の推定値(dPBA)の前回値に基づき、開弁特性の変化に基づくシリンダ内吸入空気量の変化量(GairVTX)の今回値を算出し、該シリンダ内吸入空気量の変化量の今回値(GairVTX(k))と前回値(GairVTX(k−1))との差に基づき前記第2の補正値(GairVT)を算出することを特徴とする。これによれば、前記第1の補正値(GairINVO)を用いた補正と前記第2の補正値(GairVT)を用いた補正との二重補正による不都合を回避し、吸気弁と排気弁の開弁特性の変化に即応答した補正を精度良く行うことができる。
本発明の一実施形態に係る内燃機関の吸入空気量推定装置が適用される制御系の機能的構成を示すブロック図。
本発明の一実施例に係る吸入空気量算出処理のメインフローを示すフローチャート。
図2における「GairINVO算出」ルーチンの詳細例を示すフローチャート。
図2における「GairVT算出」ルーチンの詳細例を示すフローチャート。
図4のステップS41で行う実質シリンダ容量Vcyl(k)の算出処理の一例を示すフローチャート。
図5のステップS51、S52で参照するテーブル#1、#2の一例を示すグラフ。
図4のステップS41で行う実質シリンダ容量Vcyl(k)の算出処理の別の例を示すフローチャート。
図7のステップS71、S73で参照するテーブル#3、#4の一例を示すグラフ。
図4のステップS44の処理における各データの波形例を示す図。
エンジン回転数及びスロットル弁の開度を固定した状態で、少なくとも一方の弁開閉タイミング制御値CAIN,CAEXを変化させた場合における各データの波形例を示す図。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態につき詳細に説明しよう。
制御系の機能的構成の概略説明
図1は本発明の一実施形態に係る内燃機関の吸入空気量推定装置が適用される制御系の機能的構成を示すブロック図である。公知のように、内燃機関10において、吸気管11の最上流部にエアクリーナ12が設けられ、その下流側に吸入空気量を検出するためのエアフロメータ13が設けられている。エアフロメータ13の下流側にはDCモータ等のアクチュエータによって開度調整されるスロットル弁14が設けられている。スロットル弁14の下流側には吸気管内絶対圧PBAを検出する吸気圧センサ15及び吸気温Taを検出する吸気温センサ16が設けられている。
内燃機関10の各気筒(シリンダ)20毎に吸気弁21と排気弁22が設けられており、燃料噴射弁17は吸気弁21の少し上流側に各気筒毎に設けられている。各噴射弁17は電子燃料噴射制御装置(ECU)30によって開弁タイミングが制御される。吸気弁21の開動作により空気と燃料との混合気が気筒(シリンダ)20の燃焼室内に導入され、排気弁22の開動作により燃焼後の排ガスが排気管23に排出される。吸気弁21と排気弁22にはそれぞれ可変動弁機構(図示せず)が設けられている。可変動弁機構は、吸気弁21及び排気弁22の開弁特性(開閉タイミングあるいはリフト量)を連続的に又は段階的に可変できる構造を有し、その都度のアクセル開度やエンジン運転状態等に応じて開弁特性を調整するようになっている。なお、公知のように、吸気弁21及び排気弁22の一方にのみ可変動弁機構を設けるようにしてもよい。
内燃機関10のクランク軸(図示せず)の回転角度を検出するクランク角度位置検出手段31から生成されたクランク軸の回転角度に応じた信号がECU30に供給される。クランク角度位置検出手段31は、内燃機関10の各気筒20の吸入行程開始時の上死点(TDC)に関し所定クランク角度前のクランク角度位置で(例えば4気筒エンジンではクランク角180度毎に)TDCパルスを出力するTDCセンサを含む。クランク角度位置検出手段31から生成された信号パルスは、燃料噴射時期、点火時期等の各種タイミング制御及びエンジン回転数NEの検出に使用される。
ECU30は、各種センサからの入力信号波形を整形し、電圧レベルを所定レベルに修正し、アナログ信号値をデジタル信号値に変換する等の機能を有する入力回路、中央演算処理回路(CPU)、該CPUで実行される各種演算プログラム及び演算結果等を記憶する記憶回路、燃料噴射弁17に駆動信号を供給する出力回路等から構成される。
ECU30は、各種センサの検出信号に基づいて燃料噴射弁17の制御等を行う際に、以下に説明するようにエアフロメータ13の検出信号に基づく吸入空気量を吸気弁21及び排気弁22の開弁特性に応じて補正し、開弁特性を考慮した正確な吸入空気量の推定を行う。
本発明に従う吸入空気量推定原理の説明
シリンダ20に充填される吸入空気量を変化させるファクターは、吸・排気系における弁の存在である。1つのファクターは、スロットル弁14であり、スロットル弁開度が変化すると吸気管11を通ってシリンダ20に充填される吸入空気量が変化する。このようなスロットル弁開度の変化による、スロットル弁を通過する吸入空気量の変化は、エアフロメータ13の検出信号に基づきほぼ応答遅れなく算出することが可能である。もう1つのファクターは、吸気弁21及び排気弁22である。吸気弁21及び排気弁22の開弁特性が変化すると、気筒(シリンダ)20の実質容量が変化し、これに伴い、吸気管11内の圧力が変化し、最終的にエアフロメータ13を通る空気量が変化せしめられる。しかし、吸気弁21及び排気弁22の開弁特性の変化に応じて気筒(シリンダ)20内に充填される空気量が変化するタイミングに対して、これに応じて吸気管11内の圧力PBAが変化し、また、エアフロメータ13を通る空気量が変化するタイミングには1TDCサイクルの遅れが生じる。よって、吸気弁21及び排気弁22の開弁特性が変化したときに、エアフロメータ13が検出している吸入空気量は、吸気弁21及び排気弁22の開弁特性の変化に応じてシリンダ20に充填される吸入空気量の変化を反映していない。エアフロメータ13が検出する吸入空気量が、吸気弁21及び排気弁22の開弁特性の変化に応じてシリンダ20に充填される吸入空気量の変化を反映するのには、1TDCサイクルの遅れがある。また、吸気管11内の圧力PBAが、吸気弁21及び排気弁22の開弁特性の変化に応じてシリンダ20に充填される吸入空気量の変化を反映するのにも、1TDCサイクルの遅れがある。
そのため、エアフロメータ13の検出値のみに基づき(あるいは更に吸気圧センサ15の検出値PBAを加味して)吸入空気量を推定する手法にあっては、吸気弁21及び排気弁22の開弁特性の変化に即応する吸入空気推定を行うことができない、という欠点がある。この点に鑑みて、本発明においては、エアフロメータ13の検出値に基づく吸入空気量を、吸気弁21及び排気弁22の開弁特性の変化に応じて補正することで、吸気弁21及び排気弁22の開弁特性の変化に即応する精度の良い吸入空気量推定を行うようにしている。
吸気弁21及び排気弁22の開弁特性の変化に応じてシリンダ20に充填される吸入空気量の変化は、下記のように、シリンダ20内の状態変化をモデル化すると共に、吸気管(インテークマニホールド)11内の状態変化をモデル化することで推定することができる。
シリンダ20内の状態変化は、下記のようなシリンダ内状態方程式によってモデルすることができる。
[シリンダ内状態方程式]
Pcyl・Vcyl=G・R・Tcyl (式1)
ここで、Pcylはシリンダ20内の圧力、Vcylはシリンダ20内の実質容量、Gはシリンダ20内の気体質量、Rは定数、Tcylはシリンダ20内の気体温度である。
吸気弁21が閉じたとき吸気系への新たな空気の流入は起きないから、シリンダ内圧力Pcylは吸気圧PBAに等しいと仮定できる。よって、上記式1は、下記のように書き換えることができる。
G=(PBA・Vcyl)/(R・Tcyl) (式2)
上記式2の両辺を微分すると、下記のようになる(ただし、温度変化は考慮しない。)。
dG=(dPBA・Vcyl+PBA・dVcyl)/(R・Tcyl) (式3)
このシリンダ内状態方程式から判るように、シリンダ20内の気体質量Gすなわち充填空気量は、シリンダ20内の実質容量Vcylの関数であり、吸気管11(インテークマニホールド)内圧力PBAの関数でもある。また、前記式3は、シリンダ20内の気体質量Gすなわち充填空気量の変化分dGを示しており、Vcylの変化分dVcylとPBAの変化分dPBAとの関数となっている。そして、シリンダ20内の実質容量Vcylは、吸気弁21及び排気弁22の開弁特性の変化に応じて変化する。従って、吸気弁21及び排気弁22の開弁特性の変化に応じて変化するVcyl及びdVcylを算出して前記式3に入れることで、開弁特性の変化に応じた充填空気量の変化分dGを算出することができる。一方、PBAはVcylの変化に伴う結果として次回のTDCサイクルで従属的に変化するので、上記式3で使用するその変化分dPBAは、今回のTDCサイクルにおいて下記のインテークマニホールド内状態方程式に基づいて推定値を算出しておき、次回のTDCサイクルにおいて該算出したdPBAの推定値を使用する。
吸気管11(インテークマニホールド)内の状態変化は、下記のようなインテークマニホールド内状態方程式によってモデルすることができる。
[インテークマニホールド内状態方程式]
PBA・Vinma=G・R・Ta (式4)
ここで、PBAは吸気管内圧力、Vinmaは吸気管11(インテークマニホールド)の容積、Gは吸気管11内の気体質量、Rは定数、Taは吸気管11内の気体温度である。
上記式4の両辺を微分すると、下記のようになる(ただし、温度変化は考慮しない。)。
dPBA・Vinma=dG・R・Ta
dPBA=(dG・R・Ta)/Vinma (式5)
上記のようにシリンダ内状態方程式とインテークマニホールド内状態方程式とを用いた数理モデルによって、吸気弁21及び排気弁22の開弁特性の変化時における過渡的な充填空気量の変化分を算出する。
ところで、一般に、このような数理モデルに基づき制御を行う場合、モデル誤差の問題や個別吸気系の機構的な個体差などの問題を解決するのは容易ではない。そこで、本発明では、数理モデルに基づく吸入空気量の推定は、吸気弁21及び排気弁22の開弁特性の変化時における過渡的な充填空気量の変化分の推定についてのみ行い、基本的な吸入空気量はエアフロメータ13で実際に検出した値を基にして算出し、この実際検出値に基づく基本的な吸入空気量を上記数理モデルによって推定した上記過渡的な充填空気量の変化分dGによって補正するようにしている。
具体例の説明
図2は、本発明の一実施例に係る吸入空気量算出処理のメインフローを示すフローチャートであり、ECU30内に含まれるマイクロコンピュータによって実行される。
メインフローにおいて、「GairAVE0算出」ルーチンS1では、1TDCサイクル内の複数サンプリングタイミングでエアフロメータ13の検出値をサンプリングし、それらを平均化することにより、1TDCサイクルにおけるエアフロメータ13の検出値の平均値GairAVE0を求める。このエアフロメータ検出値の平均値GairAVE0の単位は、例えば、g/sec(1秒間当りのグラム数)である。
次の「GairTH算出」ルーチンS2では、上記GairAVE0の単位を1TDC周期当りのグラム数に単位変換したエアフロメータ検出値GairTHを算出する。
なお、「GairAVE0算出」ルーチンS1と「GairTH算出」ルーチンS2は、公知のものであるため詳細説明は省略する。また、「GairAVE0算出」ルーチンS1と「GairTH算出」ルーチンS2に限らず、要は、エアフロメータ13の検出値を取得する構成であればよい。
「GairINVO算出」ルーチンS3では、吸気圧センサ15で検出した吸気管内圧力PBAに基づき、吸気管11内に充填される空気量に相当する補正値(第1の補正値)GairINVOを算出する。この補正値GairINVOは、吸気管11内に充填される空気量の変化に応答してエアフロメータ検出値GairTHを減算修正するためのものである。例えば、吸気管11内に充填される空気量が増すということは、シリンダ20に充填される空気量が減るということであるから、後段のステップS5では、この第1の補正値GairINVOをエアフロメータ検出値GairTHから減算するように補正する。
この「GairINVO算出」ルーチンS3の詳細例を図3により説明する。
ステップS31では、今回のTDCサイクルで吸気圧センサ15で検出された吸気管内圧力PBA(k)と前回のTDCサイクルで吸気圧センサ15で検出された吸気管内圧力PBA(k−1)との差を求める。この差を検出吸気圧変化分ΔPBAということにする。なお、本明細書を通じて、符号末尾の括弧内に付記されたkは、TDCサイクルを示す序数である。なお、1TDCサイクルにおける吸気管内圧力PBAの求め方としては、1TDCサイクル中の所定サンプリングタイミングで吸気圧センサ15で検出された吸気管内圧力PBAの値を用いてもよいし、あるいは、1TDCサイクル中の複数サンプリングタイミングで吸気圧センサ15で検出された吸気管内圧力PBAの平均値を用いてもよい。
ステップS32では、前ステップで算出した検出吸気圧変化分ΔPBAを用いて、
GairINVO=(ΔPBA・Vinma)/(R・Ta) (式6)
という演算を実行し、1TDCサイクル当りの検出吸気圧変化分ΔPBAに基づく吸入空気量の補正値GairINVOを算出する。なお、上記式6は、上述のインテークマニホールド内状態方程式の式5に対応しており、GairINVOは、吸気管11内における充填空気量の変化を示している。
図2に戻り、「GairVT算出」ルーチンS4では、吸気弁21及び排気弁22の開弁特性の変化時における過渡的な充填空気量の変化分に相当する吸入空気量の補正値(第2の補正値)GairVTを算出する。
この「GairVT算出」ルーチンS4の詳細例を図4により説明する。
ステップS41とS42により、吸気弁21及び排気弁22の開弁特性の変化に基づき実質シリンダ容量Vcylの変化量dVcylを算出する。詳しくは、ステップS41では、今回の1TDCサイクルにおける吸気弁開閉タイミング制御値CAINと排気弁開閉タイミング制御値CAEXに基づき、今回のTDCサイクルにおける実質シリンダ容量Vcyl(k)を算出する。これらの弁開閉タイミング制御値CAIN,CAEXは、公知のように、アクセル開度やエンジン運転状態等に応じてECU30内で発生され、前述した吸気弁21及び排気弁22の可変動弁機構を制御するために使用されるものである。ステップS41では、これらの弁開閉タイミング制御値CAIN,CAEXを利用して実質シリンダ容量Vcyl(k)を算出する。
公知のように、吸気弁開閉タイミング制御値CAINと排気弁開閉タイミング制御値CAEXは、クランク角度を基準にした各々の所定の弁開基準タイミングに対する進み角又は遅れ角を示している。例えば、CAEXが進み方向に変化すると、排気弁22が上死点よりも早く閉じることにより、残留ガスがシリンダ内に残り、実質シリンダ容量が低下する(充填可能な容積が減る)。CAINが遅れ方向に変化すると、吸気弁21が下死点よりも遅く閉じることにより、実質シリンダ容量が低下する。
図5は、図4のステップS41で行う実質シリンダ容量Vcyl(k)の算出処理の詳細例を示す。ECU30内においては、吸気弁開閉タイミング制御値CAINに対応するシリンダ充填空気量Vcylinを記憶したテーブル#1と、排気弁開閉タイミング制御値CAEXに対応するシリンダ排出空気量Vcylexを記憶したテーブル#2とを具備している。図6(a),(b)はこれらのテーブル#1,#2の内容の一例を示している。
図5において、ステップS51では、吸気弁開閉タイミング制御値CAINによりテーブル#1から今回のTDCサイクルにおけるシリンダ充填空気量Vcylin(k)を検索(取得)する。ステップS52では、吸気弁開閉タイミング制御値CAEXによりテーブル#2から今回のTDCサイクルにおけるシリンダ排出空気量Vcylex(k)を検索(取得)する。ステップS53では、シリンダ充填空気量Vcylin(k)とシリンダ排出空気量Vcylex(k)の差を実質シリンダ容量Vcyl(k)として算出する。すなわち、シリンダ20に充填された空気量Vcylin(k)とシリンダ20から排出された空気量Vcylex(k)の差が実質シリンダ容量Vcyl(k)である。
なお、吸気弁21及び排気弁22の可変動弁機構が、可変弁リフト機構である場合は、図6(a),(b)に示すようなテーブル#1,#2は、各リフト量毎に備えるものとする。すなわち、今回の弁リフト量に応じてテーブル#1,#2を選択し、選択したテーブル#1,#2から弁開閉タイミング制御値CAIN,CAEXに応じたシリンダ充填空気量Vcylin(k)及びシリンダ排出空気量Vcylex(k)を検索する。リフト量毎のテーブル#1,#2は、弁リフト量の変化により、上死点に対して排気弁が早く閉じるほど、また下死点に対して吸気弁が遅く閉じるほど、実質シリンダ容量が減少する傾向となる。
図7は、図4のステップS41で行う実質シリンダ容量Vcyl(k)の算出処理の別の例を示す。この例においては、弁開閉タイミング制御値CAIN,CAEXに加えてエンジン回転数NEをも考慮して実質シリンダ容量Vcyl(k)を算出する。これは、同じ弁開閉タイミングであっても、エンジン回転数NEによってシリンダ20内への空気の入り易さ、出易さが変わるので、その分も加味しようとするものである。この例においては、ECU30内において、前記テーブル#1,#2を具備し、更に、エンジン回転数NEに対応する流入補正係数KVcylinを記憶したテーブル#3と、エンジン回転数NEに対応する排出補正係数KVcylexを記憶したテーブル#4とを具備している。図8(a),(b)はこれらのテーブル#3,#4の内容の一例を示している。
図7において、ステップS71では、図5のステップS51と同様に、テーブル#1を参照して今回のTDCサイクルにおけるシリンダ充填空気量Vcylin'(k)を検索(取得)する。ステップS72では、エンジン回転数NEによりテーブル#3から今回のTDCサイクルにおける流入補正係数KVcylin(k)を検索(取得)する。ステップS73では、流入補正係数KVcylin(k)をシリンダ充填空気量Vcylin'(k)に掛けて、今回のTDCサイクルにおけるシリンダ充填空気量Vcylin(k)を算出する。
ステップS74では、図5のステップS52と同様に、テーブル#2を参照して今回のTDCサイクルにおけるシリンダ排出空気量Vcylex'(k)を検索(取得)する。ステップS75では、エンジン回転数NEによりテーブル#4から今回のTDCサイクルにおける排出補正係数KVcylex(k)を検索(取得)する。ステップS76では、排出補正係数KVcylex(k)を排出空気量Vcylex'(k)に掛けて、今回のTDCサイクルにおけるシリンダ排出空気量Vcylex(k)を算出する。
ステップS77では、図5のステップS53と同様に、シリンダ充填空気量Vcylin(k)とシリンダ排出空気量Vcylex(k)の差を実質シリンダ容量Vcyl(k)として算出する。
図4に戻り、ステップS42では、ステップS41で算出した今回のTDCサイクルにおける実質シリンダ容量Vcyl(k)と前回のTDCサイクルにおける実質シリンダ容量Vcyl(k-1)との差を求め、実質シリンダ容量の変化量dVcyl(k)を算出する。
ステップS43では、上記のように算出した今回のTDCサイクルにおける実質シリンダ容量Vcyl(k)とその変化量dVcyl(k)を用いて、前記式3に従い、吸気弁21及び排気弁22の開弁特性の変化時における過渡的な充填空気量の変化分dGに相当するデータGairVTX(k)を算出する。具体的には、
GairVTX(k)={dPBA(k-1)・Vcyl(k)+PBA(k)・dVcyl(k)}/{R・Ta(k)}
という演算を行う。なお、前記式3では、シリンダ20内の気体温度Tcylを変数に用いるものとしているが、ステップS43の演算では、便宜的に、吸気温センサ16が検出した吸気温Taのデータを代替使用している。ここで、dPBA(k-1)は、前回のTDCサイクルにおける吸気管内圧力PBAの変化分dPBAの推定値であり、前回のTDCサイクルにおいてステップS45で算出されたものを使用する。PBA(k)は、今回のTDCサイクルで吸気圧センサ15で検出された吸気管内圧力PBAを用いればよい。
ステップS44では、今回のTDCサイクルで算出した過渡的な充填空気量の変化分に相当するデータGairVTX(k)と前回のTDCサイクルで算出した過渡的な充填空気量の変化分に相当するデータGairVTX(k-1)との差を求め、この差を吸入空気量の補正値(第2の補正値)GairVTとして算出する。なお、式3の数理モデルに基づいて算出するデータGairVTX(k)においては、開弁特性の変化に応じた実質シリンダ容量の変化分dVcylに加えて吸気管内圧力PBAの変化分dPBAの推定値も考慮されている。しかし、本発明においては、検出吸気圧変化分ΔPBAに基づく第1の補正値GairINVOを用いて吸入空気量の補正を行うようにもしている。そのため、式3の数理モデルに基づいて算出するデータGairVTX(k)をそのまま使用したのでは、検出吸気圧変化分ΔPBAに基づく第1の補正値GairINVOによる補正との二重補正となってしまう。そこで、ステップS44において、今回のTDCサイクルで算出したデータGairVTX(k)から前回のTDCサイクルで算出したデータGairVTX(k-1)を引いたものを第2の補正値GairVTとして使用することで、二重補正とならないようにしている。
図9はステップS44の処理における各データの波形例を示す。図9(a)において、実線は、今回のTDCサイクルで算出した過渡的な充填空気量の変化分に相当するデータGairVTX(k)を時間軸に沿ってプロットしたデータ波形の一例を示す。山状に変化している区間が過渡的な充填空気量変化を生じている区間であり、この変化区間には複数のTDCサイクルが含まれている。破線は、前回のTDCサイクルで算出したデータGairVTX(k-1)を時間軸に沿ってプロットしたものであり、要するに、点線波形は実線波形を1TDCサイクルの時間だけ遅延させたものである。図9(b)は、GairVTX(k)からGairVTX(k-1)を引いた第2の補正値GairVT(k)の波形を示す。
なお、第2の補正値GairVTは、シリンダ20に充填される空気量を示しているので、後段のステップS5では、この第2の補正値GairVTをエアフロメータ検出値GairTHに対して加算するよう補正する。
ステップS45では、上記のように算出した今回のTDCサイクルにおける実質シリンダ容量Vcyl(k)とその変化量dVcyl(k)と過渡的な充填空気量の変化分dGに相当するデータGairVTX(k)を用いて、前記式5に従い、吸気管内圧力PBAの変化分dPBAの推定値dPBA(k)を算出する。具体的には、
dPBA(k) = {GairVTX(k)・R・Ta(k) }/Vinma
という演算を行う。算出された推定値dPBA(k)は、次回のTDCサイクルにおけるステップS43での演算において前回のTDCサイクルにおける吸気管内圧力PBAの変化分dPBAの推定値dPBA(k-1)として使用される。
図2に戻り、ステップS5では、エアフロメータ検出値GairTHに対して第1の補正値GairINVOを引き算し、第2の補正値GairVTを加算することで、該エアフロメータ検出値GairTHの補正を行う。これにより、吸気弁21及び排気弁22の開弁特性の変化時における過渡的な充填空気量の変化分に即応した吸入空気量推定値GairCYLを算出する。
図10は、エンジン回転数NE及びスロットル弁14の開度を固定した状態で、少なくとも一方の弁開閉タイミング制御値CAIN,CAEXを変化させた場合における、上記実施例における各データの波形例を示す。(a)は、少なくとも一方の弁開閉タイミング制御値CAIN,CAEXの変化例を示す。(b)は、この変化に対応して本発明に従って算出される吸入空気量推定値GairCYLを示すと共にエアフロメータ検出値GairTHを示す。(c)は、吸気管内圧力PBAの時間変化を示す。(d)は、検出した吸気管内圧力PBAに基づき算出される第1の補正値GairINVOの時間変化を示す。GairINVOはGairTHに対して減算されるため、第1の補正値GairINVOが負の値の場合はGairTHに対する増加値となる。(e)は、第2の補正値GairVTの時間変化を示す。GairVTはGairTHに対して加算されるため、第2の補正値GairVTが正の値の場合はGairTHに対する増加値となり、負の値の場合はGairTHに対する減少値となる。なお、(e)の縦軸スケールは(d)の縦軸スケールの約10倍で描いてある。つまり、第2の補正値GairVTは第1の補正値GairINVOに比べて小さな値である。(b)を見ると、弁開閉タイミング制御値CAIN,CAEXの変化に対してエアフロメータ検出値GairTHの変化がかなり遅れることが判る。これに対して、本発明に従って算出される吸入空気量推定値GairCYLは弁開閉タイミング制御値CAIN,CAEXの変化に即応していることが判る。
10 内燃機関
11 吸気管
12 エアクリーナ
13 エアフロメータ
14 スロットル弁
15 吸気圧センサ
16 吸気温センサ
17 燃料噴射弁
20 気筒(シリンダ)
21 吸気弁
22 排気弁
30 電子燃料噴射制御装置(ECU)

Claims (2)

  1. 吸入空気量を検出する手段と、
    吸気圧を検出する手段と、
    前記検出した吸気圧の変化量に基づき第1の補正値を算出する手段と、
    吸気弁と排気弁の少なくとも一方の開弁特性の変化に基づき実質シリンダ容量の変化量を算出する手段と、
    前記実質シリンダ容量の変化量と吸気圧変化量の推定値の前回値に基づき第2の補正値を算出する手段と、
    前記第2の補正値に基づき吸気圧変化量の推定値の今回値を算出する手段と、
    前記検出した吸入空気量を前記第1の補正値と第2の補正値とを用いて補正する手段と
    を備える内燃機関の吸入空気量推定装置。
  2. 前記第2の補正値を算出する手段は、前記実質シリンダ容量の変化量と前記吸気圧変化量の推定値の前回値に基づき、開弁特性の変化に基づくシリンダ内吸入空気量の変化量の今回値を算出し、該シリンダ内吸入空気量の変化量の今回値と前回値との差に基づき前記第2の補正値を算出することを特徴とする請求項1に記載の内燃機関の吸入空気量推定装置。
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