JP2010247997A - エレベータ用調速機 - Google Patents

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Abstract

【課題】小型・薄型のエレベータ用調速機を提供する。
【解決手段】昇降路内を昇降する乗りかご1又は釣り合いおもりに連結された調速機ロープ7を回転自在のシーブ9に巻き掛けて案内し、シーブ9の回転速度が所定速度を超えるとシーブ9に回転自在に取り付けられた遠心錘機構13がロープ掴み機構6を作動させて調速機ロープを拘束し、さらに乗りかごに装着された非常止め装置4を作動させて乗りかごを停止させるようにしたエレベータ用調速機であって、シーブ9の回転軸と平行な支軸29,31を介して回転自在に結合された二つの動作部材13,14と、支軸の端部に設けられ、支軸を二つの動作部材のいずれかに結合するための結合部材27と、二つの動作部材13,14の少なくとも一方に設けられ、結合部材27を支軸の軸方向に受け入れる凹部13aとを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、エレベータの乗りかごもしくは釣り合いおもりの過速度を検知して、乗りかごを停止させる非常止め装置を作動させる調速機に関する。
建築基準法施行令の129条の9第7号において、エレベータは、乗りかごの下降速度が所定値を超えると、乗りかごの下降を自動的に制止する装置を備えなければならないことが規定されている。一般的には、非常止め装置と称する装置が乗りかごに装着されている。
図7は、上記非常止め装置が乗りかごに装着された一般的なエレベータの概略構造を示す図である。乗りかご1は主索2で吊り下げられ、この主索2が図示しない巻上機によって駆動されることで乗りかご1が昇降路内を昇降するとともに、昇降路に設けられたガイドレール3によって昇降方向に案内される。
乗りかご1には非常止め装置4が装着されており、この非常止め装置4は、主索2が切断したり、巻上機の回転速度が異常になって乗りかご1の速度が定格速度以上になった場合にガイドレール3を掴み、乗りかご1を機械的に停止させるように構成されている。
すなわち、乗りかご1の過速度を機械室に設けられた調速機5が検知すると、この調速機5に組み込まれているロープ掴み機構6が作動し、調速機5のシーブに巻き掛けられている調速機ロープ7を拘束する。なお、ロープ掴み機構6は、シーブに揺動自在に取り付けられた遠心錘機構に連動して作動するように構成されている。このようにして調速機ロープ7が拘束されると、乗りかご1に装着されているセーフティリンク8を介して非常止め装置4が作動する。
図8は調速機の一例を示す正面図であり、図9は図8の平面図である。この調速機はロープ掴み機構6に動作レバー及びラチェットホイールを使用したものである。上記の機能を実現するために、シーブ9は回転自在となるように軸受け10で支持され、この軸受け10は軸受け保持具11を介して支持体12によって保持・固定されている。
シーブ9には一対の遠心錘機構13が揺動自在に取り付けられている。これらの遠心錘機構13はリンク14によって相互に連結され、且つ一方の遠心錘機構13の一端とシーブ9との間には遠心力に抗する速度調整バネ15が設けられている。一対の遠心錘機構13は、速度調整バネ15に抗してシーブ9の外周側に変位する際にはリンク14によって同期して同じ量だけ変位することになる。各遠心錘機構13の他端には作動部16が設けられている。また、遠心錘機構13には爪17が連結され、この爪はシーブ9に回転自在に取り付けられている。
また、シーブ9にはラチェットホイール18が同軸状に取り付けられている。このラチェットホイール18の外周部にはシーブ9の一方向の回転時にのみ爪17に係合可能な歯部が設けられている。ラチェットホイール18にはロープ掴み機構6のロッド19が連結され、このロッド19には動作レバー20が軸方向に移動自在に装着されており、この動作レバー20にはシュー21が回転自在に取り付けられている。なお、22はロッド19を動作レバー20に対してラチェットホイール18から離れる方向に付勢するバネである。
支持体12はシーブ9の回転軸方向に間隔をおいて配置されており、取付部23を介して過速度検出スイッチ24が取り付けられている。この過速度検出スイッチ24は作動アーム25を有しており、遠心錘機構13の作動部16の回転軌跡の外側に位置している。
乗りかご1が昇降すると、これに同期して調速機ロープ7が移動してシーブ9が回転する。これによって一対の遠心錘機構13がシーブ9の回転速度に比例する遠心力を受けながら変位する。
そして、乗りかご1が第1の所定速度を超えると、一対の遠心錘機構13に速度調整バネ15の抗力を上回る遠心力が作用して各遠心錘機構13がシーブ9の外周側に変位する。これにより、作動部16が過速度検出スイッチ24の作動アーム25に接触して過速度検出スイッチ24が作動し、巻上機の電源が遮断される。
これにより通常は乗りかご1が停止するが、何らかの理由により乗りかご1が停止せずに降下し続け、第2の所定速度を超えると、遠心錘機構13がさらにシーブ9の外周側に変位し、爪17が回転してラチェットホイール18に係合し、ラチェットホイール18が回転する。これにより、ロープ掴み機構6のロッド19がバネ22の抗力に抗して引っ張られ、シュー21が調速機ロープ7をシーブ9との間に挟み込んで固定する。
なお、ロープ掴み機構の他の例としては、シーブの回転を拘束して調速機ロープとシーブの間の摩擦力のみで調速機ロープ7を制止するもの、調速機ロープを押圧するばねを内装した掴み腕にて調速機ロープを挟み込んで把持するもの等がある。
このような回転機器においては、シーブ9と共に回転する遠心錘機構13等の回転物を避けて軸受け10を保持・固定するために、機械構造的な間隙が各部に必要となる。
近年のエレベータ業界においては、建築の省スペース化の要求が強く、巻上機や制御装置を昇降路内に設置した機械室無しのエレベータの需要が高まっている。また、従来と同様の機械室有りのエレベータにおいても、機械室の省スペース化が要求されている。このような省スペース要求に応えるべく、エレベータ構成部品を小型化する必要があるが、調速機を薄型化、小型化しようとした場合に以下のような問題が発生する。
(1)調速機の大きさはシーブの大きさに大きく影響を受けるが、使用する調速機ロープの耐久性の面から、シーブ径の小径化には限界がある。
(2)調速機の動作の安定姓、信頼性を確保するためには重い(大きな)遠心錘が必要。
(3)回転体と非回転体の間に機械構造上の間隙が必要。
(4)シーブ等の回転体を保持するための軸受けを保持・固定するために機械構造上の寸法が必要。
本発明は上記問題点に鑑みてなされたものであり、調速機を構成する部品を効率良く配置することで機械構造上の間隙をつめると共に、構造空間を有効利用することで小型・薄型化を図った調速機を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、第1の態様は、
昇降路内を昇降する乗りかご又は釣り合いおもりに連結された調速機ロープを回転自在のシーブに巻き掛けて案内し、前記シーブの回転速度が所定速度を超えると前記シーブに揺動自在に取り付けられた遠心錘機構がロープ掴み機構を作動させて前記調速機ロープを拘束し、さらに前記乗りかごに装着された非常止め装置を作動させて乗りかごを停止させるようにしたエレベータ用調速機であって、
前記シーブの回転軸と平行な支軸を介して回転自在に結合された二つの動作部材と、
前記支軸の端部に設けられ、前記支軸を前記二つの動作部材のいずれかに結合するための結合部材と、
前記二つの動作部材の少なくとも一方に設けられ、前記結合部材を前記支軸の軸方向に受け入れる凹部と、
を備えたことを特徴としている。
また、第2の態様は、
昇降路内を昇降する乗りかご又は釣り合いおもりに連結された調速機ロープを回転自在のシーブに巻き掛けて案内し、前記シーブの回転速度が所定速度を超えると前記シーブに揺動自在に取り付けられた遠心錘機構がロープ掴み機構を作動させて前記調速機ロープを拘束し、さらに前記乗りかごに装着された非常止め装置を作動させて前記乗りかごを停止させるようにしたエレベータ用調速機であって、
前記ロープ掴み機構は、前記シーブに同軸状に取り付けられたラチェットホイールと、前記シーブの回転軸と平行な支軸を介して前記シーブに回転自在に取り付けられると共に前記遠心錘機構に連結され、前記シーブの回転速度が所定速度を超えたときに前記ラチェットホイールに係合する爪とを有しており、
前記遠心錘機構は、前記支軸と平行且つ軸方向に重なり合わないように配置された支軸を介して前記シーブに取り付けられたことを特徴としている。
また、第3の態様は、
昇降路内を昇降する乗りかご又は釣り合いおもりに連結された調速機ロープを回転自在のシーブに巻き掛けて案内し、前記シーブの回転速度が第1の所定速度を超えると前記シーブに揺動自在に取り付けられた遠心錘機構上の作動部が過速度検出スイッチに接触して作動させ、前記シーブの回転速度が第2の所定速度を超えると前記遠心錘機構がロープ掴み機構を作動させて前記調速機ロープを拘束し、さらに前記乗りかごに装着された非常止め装置を作動させて乗りかごを停止させるようにしたエレベータ用調速機であって、
前記ロープ掴み機構は、前記シーブに同軸状に取り付けられたラチェットホイールと、
前記シーブの回転軸と平行な支軸を介して前記シーブに回転自在に取り付けられると共に前記遠心錘機構に連結され、前記シーブの回転速度が前記第2の所定速度を超えたときに前記ラチェットホイールに係合する爪とを有しており、
前記作動部が前記爪の回転軌跡上に配置されたことを特徴としている。
また、第4の態様は、
昇降路内を昇降する乗りかご又は釣り合いおもりに連結された調速機ロープを回転自在のシーブに巻き掛けて案内し、前記シーブの回転速度が所定速度を超えると前記シーブに揺動在に取り付けられた遠心錘機構がロープ掴み機構を作動させて前記調速機ロープを拘束し、さらに前記乗りかごに装着された非常止め装置を作動させて乗りかごを停止させるようにしたエレベータ用調速機であって、
前記遠心錘機構は、前記シーブの外周面よりも内側の領域で揺動するように構成されたことを特徴としている。
本発明によれば、調速機の機械構造上の間隙を小さくすることができると共に構造空間を有効利用することができるため、小型・薄型の調速機を提供することができる。
本発明の第1の実施形態のシーブ及びその軸受構造の一部断面図。 第2の実施形態のシーブ及び遠心錘機構の正面図であり、遠心錘機構が回転した状態を示す図。 図2のA部断面図。 第3の実施形態の要部の断面図。 第4の実施形態の要部の正面図。 第4の実施形態の要部の断面図。 非常止め装置が乗りかごに装着された一般的なエレベータの概略構造を示す図。 調速機の一例を示す正面図。 図8の平面図。 従来の調速機の構造の説明図。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。図1は本発明の第1の実施形態のシーブ及びその軸受構造の一部断面図である。なお、本実施形態において、上記従来例と同一又は類似の部分には同一の符号を用いており、重複する説明は省略してある。
図1に示すように、シーブ9の回転軸9aの方向に間隔をおいて対向するように支持体12が配置され、回転軸9aは、軸受け10及び軸受け保持具11を介して支持体12に支持されている。
本実施形態では、軸受け保持具11は円環状に形成され、その一方の面から軸受け10を同心状に受け入れるとともに、軸受け10の外輪10aが軸受け保持具11の一方の面からわずかに突出した状態で軸受け10を支持する。
そして、軸受け保持具11の一方の面を支持体12の内側面に向けて支持体12に取り付け固定することで、軸受け10の外輪10aが支持体12に当接して軸受け10が保持固定されるようになっている。
このような構成によれば、軸受け10を軸受け保持具11に固定するための止め輪等が不要となり、そのような止め輪等を取り付けるための寸法分だけ軸受け保持具11を回転軸9aの方向に小寸法化することができるため、調速機の薄型化を図ることができる。
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。図2は第2の実施形態のシーブ及び遠心錘機構の正面図であり、遠心錘機構が揺動した状態を示す図、図3は図2のA部断面図である。なお、これらの図においては、図面を見やすくするために、一部の機構を省略して図示してある。
図2に示すように、本実施形態では、シーブ9に揺動自在に取り付けられた一対の遠心錘機構13が、シーブ9の外周面よりも内側の領域で揺動するように構成されている。調速機の高さ寸法は遠心錘機構13の回転軌跡に左右されるため、遠心錘機構13が揺動時にシーブ9の外周面から突出しないようにすることで、調速機の高さ寸法を小さくすることができ、調速機の小型化を図ることができる。
また、本実施形態では、遠心錘機構13におけるリンク14との連結部Aに凹部13a(図3参照)を設けて調速機の奥行き方向(シーブ9の厚み方向)の寸法の削減を図っている。すなわち、遠心錘機構13とリンク14はシーブ9の回転軸9aと平行な支軸26により回転自在に連結され、この支軸26の一方の端部は軸受け27を介してリンク14に結合されている。この軸受け27の一端はリンク14の一方の面から遠心錘機構13側に突出しており、この突出部分を凹部13aで受け入れることで、リンク14と遠心錘機構13の間の隙間の厚みtを小さくしている。
なお、軸受けは、速度調整バネ15を支持するロッド18と遠心錘機構13の結合部B(図2参照)の支軸にも設けられ、この結合部Bについても同様の凹部を設けることで、同様の効果を得ることができる。
次に、本発明の第3の実施形態について説明する。図4は第3の実施形態の要部の断面図である。
本実施形態では、遠心錘機構13とシーブ9を連結すると共に回転軸9aと平行な支軸29と、爪17とシーブ9を連結すると共に回転軸9aと平行な支軸31とが軸方向に重なり合わないように配置してある。このようにすることで、支軸29、31をシーブ9に対して結合するためのナット30、32を取り付けるための空間を削減することができるので、周囲の部品を効率良く配置することができる。
また、シーブ9には、ナット30、32を支軸29、31の軸方向に受け入れる凹部9bを設けてある。このようにすることで、調速機の奥行き方向の寸法を削減することができるので、調速機のコンパクト化を図ることができる。
次に、本発明の第4の実施形態について説明する。図5は第4の実施形態の要部の正面図、図6は第4の実施形態の要部の断面図である。
本実施形態では、遠心錘機構13に設けられた作動部16が、シーブ9に取り付けられた爪17の回転軌跡(図5に仮想線で示す)上に配置されている。このようにすることで、図6に示すように、作動部16と爪17が回転方向に重なり合うため、調速機の奥行き方向(シーブ9の厚み方向)の寸法を削減することができ、調速機を小型化することができる。
従来の構造では、図10に示すように、シーブ9における支持体12と対向する面と支持体12との間隙の厚みT(図10参照)は、軸受け10の厚みT’+7mm以上必要であったが、本発明によれば、このTは、軸受け10の厚み+7mm以下にすることが可能となり、調速機を薄型化することができる。
なお、上記実施形態では、調速機ロープを乗りかごに連結した場合について説明したが、調速機ロープは釣り合いおもりに連結してもよい。その他にも、本発明の要旨を逸脱しない範囲で上記実施形態に種々の改変を施すことができる。
1 乗りかご
4 非常止め装置
5 調速機
6 ロープ掴み機構
7 調速機ロープ
9 シーブ
9a 回転軸
9b 凹部(結合部材)
10 軸受け
11 軸受け保持具
12 支持体
13 遠心錘機構(動作部材)
13a 凹部
14 リンク(動作部材)
26 支軸
27 軸受け(結合部材)
29 支軸
31 支軸

Claims (7)

  1. 昇降路内を昇降する乗りかご又は釣り合いおもりに連結された調速機ロープを回転自在のシーブに巻き掛けて案内し、前記シーブの回転速度が所定速度を超えると前記シーブに揺動自在に取り付けられた遠心錘機構がロープ掴み機構を作動させて前記調速機ロープを拘束し、さらに前記乗りかごに装着された非常止め装置を作動させて前記乗りかごを停止させるようにしたエレベータ用調速機であって、
    前記シーブの回転軸と平行な支軸を介して回転自在に結合された二つの動作部材と、
    前記支軸の端部に設けられ、前記支軸を前記二つの動作部材のいずれかに結合するための結合部材と、
    前記二つの動作部材の少なくとも一方に設けられ、前記結合部材を前記支軸の軸方向に受け入れる凹部と、
    を備えたことを特徴とするエレベータ用調速機。
  2. 前記二つの動作部材の一方が一対の前記遠心錘機構であり、他方が前記一対の遠心錘機構を相互に連結するリンクであることを特徴とする請求項1記載のエレベータ用調速機。
  3. 前記二つの動作部材の一方が前記シーブであり、他方が前記遠心錘機構であることを特徴とする請求項1記載のエレベータ用調速機。
  4. 前記ロープ掴み機構は、前記シーブに同軸状に取り付けられたラチェットホイールと、前記シーブの回転軸と平行な支軸を介して前記シーブに回転自在に取り付けられると共に前記遠心錘機構に連結され、前記シーブの回転速度が所定速度を超えたときに前記ラチェットホイールに係合する爪とを有しており、
    前記二つの動作部材の一方が前記シーブであり、他方が前記爪であることを特徴とする請求項1記載のエレベータ用調速機。
  5. 昇降路内を昇降する乗りかご又は釣り合いおもりに連結された調速機ロープを回転自在のシーブに巻き掛けて案内し、前記シーブの回転速度が所定速度を超えると前記シーブに揺動自在に取り付けられた遠心錘機構がロープ掴み機構を作動させて前記調速機ロープを拘束し、さらに前記乗りかごに装着された非常止め装置を作動させて前記乗りかごを停止させるようにしたエレベータ用調速機であって、
    前記ロープ掴み機構は、前記シーブに同軸状に取り付けられたラチェットホイールと、前記シーブの回転軸と平行な支軸を介して前記シーブに回転自在に取り付けられると共に前記遠心錘機構に連結され、前記シーブの回転速度が所定速度を超えたときに前記ラチェットホイールに係合する爪とを有しており、
    前記遠心錘機構は、前記支軸と平行且つ軸方向に重なり合わないように配置された支軸を介して前記シーブに取り付けられたことを特徴とするエレベータ用調速機。
  6. 昇降路内を昇降する乗りかご又は釣り合いおもりに連結された調速機ロープを回転自在のシーブに巻き掛けて案内し、前記シーブの回転速度が第1の所定速度を超えると前記シーブに揺動自在に取り付けられた遠心錘機構上の作動部が過速度検出スイッチに接触して作動させ、前記シーブの回転速度が第2の所定速度を超えると前記遠心錘機構がロープ掴み機構を作動させて前記調速機ロープを拘束し、さらに前記乗りかごに装着された非常止め装置を作動させて前記乗りかごを停止させるようにしたエレベータ用調速機であって、
    前記ロープ掴み機構は、前記シーブに同軸状に取り付けられたラチェットホイールと、前記シーブの回転軸と平行な支軸を介して前記シーブに回転自在に取り付けられると共に前記遠心錘機構に連結され、前記シーブの回転速度が前記第2の所定速度を超えたときに前記ラチェットホイールに係合する爪とを有しており、
    前記作動部が前記爪の回転軌跡上に配置されたことを特徴とするエレベータ用調速機。
  7. 昇降路内を昇降する乗りかご又は釣り合いおもりに連結された調速機ロープを回転自在のシーブに巻き掛けて案内し、前記シーブの回転速度が所定速度を超えると前記シーブに揺動自在に取り付けられた遠心錘機構がロープ掴み機構を作動させて前記調速機ロープを拘束し、さらに前記乗りかごに装着された非常止め装置を作動させて前記乗りかごを停止させるようにしたエレベータ用調速機であって、
    前記遠心錘機構は、前記シーブの外周面よりも内側の領域で揺動するように構成されたことを特徴とするエレベータ用調速機。
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