JP2010246604A - 遊技機、プログラムおよび移動方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】演出部材を駆動するモータの異常を診断できる技術を提供する。
【解決手段】予め定められた位置に一部が存在する状態を含む第1の駆動領域と、当該位置に当該一部が存在しない第2の駆動領域とを移動する装飾文字と、装飾文字を駆動するモータと、第1の駆動領域および第2の駆動領域の一方から他方への装飾文字の移動を検出するセンサと、センサが第2の駆動領域から第1の駆動領域への装飾文字の移動を認識したとき、装飾文字の一部が予め定められた位置に存在するまでの第1の移動指示をモータに対して与えるランプ制御部と、を備える。
【選択図】図8

Description

本発明は、パチンコ遊技機等の遊技機、プログラムおよび移動方法に関する。
液晶画面等で行われる画像演出に合わせて、実際の構造物、いわゆるギミックといわれる演出部材(可動体)をモータの駆動によって移動させる可動役物を備え、演出効果を盛り上げる遊技機が提案されている。
例えば、特許文献1に記載の遊技機においては、表示画面前方の仮想鉛直面上を回動し得る長尺薄板状の刀部材と、非演出時には、刀部材を装飾部材の右側部の裏側の格納位置に略鉛直状態で保持し、演出時には、刀部材を軸部回りに所定角度回動し表示画面前方の露出位置へと変位させる刀部材駆動機構とを備えている。
特開2008−200193号公報
可動役物として、移動可能な可動体が予め定められた位置に位置しているときには装飾図柄を隠し、その予め定められた位置から移動したときに装飾図柄を出現させて演出を高める構成の物が考えられる。このような可動役物においては、可動体が移動して装飾図柄が出現したときの感動を際立たせるために、装飾図柄を隠すべきときには、可動体が予め定められた位置に精度高く存在していることが望ましい。
かかる目的のもと、本発明は、予め定められた位置に一部が存在する状態を含む第1の駆動領域と、当該位置に当該一部が存在しない第2の駆動領域とを移動する可動体501と、前記可動体501を駆動する駆動手段510と、前記第1の駆動領域および前記第2の駆動領域の一方から他方への前記可動体の移動を認識する認識手段(520,320)と、前記認識手段520が前記第2の駆動領域から前記第1の駆動領域への前記可動体501の移動を認識したとき、当該可動体501の前記一部を前記位置に存在させるための特定駆動指示を前記駆動手段に対して与える特定駆動指示手段320と、を備えることを特徴とする遊技機100である。
ここで、前記可動体501が前記第1の駆動領域に位置している場合に、前記第2の駆動領域に当該可動体501を一旦移動させる逆駆動指示手段320をさらに備えることが好適である。
また、前記認識手段(520,320)は、前記可動体の位置を検出する検出手段520を備え、前記可動体501が前記第2の駆動領域に位置している場合に、当該可動体501の前記第1の駆動領域への移動を前記検出手段520が検出するまで当該可動体501を移動させる通常駆動指示を前記駆動手段510に対して与える通常駆動指示手段320をさらに備えることが好適である。
また、前記通常駆動指示手段320が前記通常駆動指示を予め定められた回数与えても、前記可動体501が前記第1の駆動領域に移動したことを前記検出手段520が検出しないときに、当該可動体501の前記一部を前記第2の駆動領域から前記位置に移動させる異常時駆動指示を前記駆動手段510に対して与える異常時駆動指示手段320をさらに備えることが好適である。
また、前記認識手段510は、前記可動体501の位置を検出する検出手段520を備え、前記逆駆動指示手段320は、前記可動体501の前記第2の駆動領域への移動を前記検出手段520が検出するまで当該可動体501を移動させる逆駆動指示を前記駆動手段510に対して与えることが好適である。
他の観点から捉えると、本発明は、予め定められた位置に一部が存在する状態を含む第1の駆動領域と、当該位置に当該一部が存在しない第2の駆動領域とを移動する可動体501と、当該可動体501を駆動する駆動手段510とを備える遊技機100に、前記第1の駆動領域および前記第2の駆動領域の一方から他方への前記可動体501の移動を認識する機能と、前記認識する機能が前記第2の駆動領域から前記第1の駆動領域への前記可動体501の移動を認識したとき、当該可動体501の前記一部を前記位置に存在させるための特定駆動指示を前記駆動手段510に対して与える機能と、を実現させるためのプログラムである。
他の観点から捉えると、本発明は、予め定められた位置に一部が存在する状態を含む第1の駆動領域と、当該位置に当該一部が存在しない第2の駆動領域とを移動する可動体501と、当該可動体501を駆動する駆動手段510と、当該第1の駆動領域および当該第2の駆動領域の一方から他方への当該可動体501の移動を認識する認識手段(520,320)とを備える遊技機100の当該可動体501を当該位置に移動させる移動方法であって、前記認識手段(520,320)が前記第2の駆動領域から前記第1の駆動領域への前記可動体501の移動を認識したとき、当該可動体501の前記一部を前記位置に存在させるための特定駆動指示を前記駆動手段510に対して与えることを特徴とする移動方法である。
なお、本欄における上記符号は、本発明の説明に際して例示的に付したものであり、この符号により本発明が減縮されるものではない。
本発明によれば、可動体を予め定められた位置に精度高く移動させることができる。それゆえ、移動可能な可動体が予め定められた位置に位置しているときには例えば装飾図柄を隠し、その位置から移動したときに装飾図柄を出現させて演出を高める構成の可動役物に適用される場合には、装飾図柄を精度高く隠すことができる。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
図1は、本実施の形態に係るパチンコ遊技機100の概略正面図である。
同図に示す遊技機の一例としてのパチンコ遊技機100は、遊技者の指示操作により打ち出された遊技球が入賞すると賞球を払い出すように構成されたものである。このパチンコ遊技機100は、遊技球が打ち出される遊技盤110と、遊技盤110を囲む枠部材150と、を備えている。遊技盤110は、枠部材150に着脱自在に取り付けられている。
遊技盤110は、前面に、遊技球により遊技を行うための遊技領域111と、下方から発射された遊技球が上昇して遊技領域111の上部位置へ向かう通路を形成するレール部材112と、遊技領域111の右側に遊技球を案内する案内部材113と、を備えている。
本実施の形態では、遊技者により視認され易い遊技領域111の位置に、演出のための各種の画像を表示する画像表示部114が配設されている。この画像表示部114は、遊技者によるゲームの進行に伴い、例えば、図柄抽選結果(図柄変動結果)を遊技者に図柄により報知したり、キャラクタの登場やアイテムの出現による予告演出を表示したりする。
また、本実施の形態では、画像表示部114の上方に、各種の演出に用いられる人間の顔を現した装飾図柄500を備えている。また、各種の演出のために、装飾図柄500の前面に位置して装飾図柄500の一部を隠したり、装飾図柄500の前面の位置から移動して装飾図柄500を現したりする可動役物115を備えている。この可動役物115については後で詳述する。
また、本実施の形態では、遊技盤110の前面に、各種の演出に用いられる盤ランプ116を備えている。盤ランプ116は、発光することで光による各種の演出を行う。
遊技領域111には、遊技球が落下する方向に変化を与えるための図示しない遊技くぎおよび風車等が配設されている。また、遊技領域111には、入賞や抽選に関する種々の役物が所定の位置に配設されている。また、遊技領域111には、遊技領域111に打ち出された遊技球のうち入賞口に入賞しなかったものを遊技領域111の外に排出する排出口117が配設されている。
本実施の形態では、入賞や抽選に関する種々の役物として、遊技球が入ると入賞して特別図柄抽選(大当たり抽選)が始動する第1始動口121と、第1始動口121の下方に位置し、遊技球が入ると入賞して特別図柄抽選が始動する第2始動口122と、遊技球が通過すると普通図柄抽選(開閉抽選)が始動するゲート124と、が遊技盤110に配設されている。第2始動口122は、チューリップの花の形をした一対の回動部材が電動ソレノイドにより開閉すると共に点灯する電動チューリップ123を備えている。
また、本実施の形態では、入賞や抽選に関する種々の役物として、第2始動口122の下方に位置し、特別図柄抽選の結果に応じて開放する大入賞口125と、遊技球が入賞しても抽選が始動しない普通入賞口126と、が遊技盤110に配設されている。
なお、本実施の形態では、遊技領域111に第1始動口121および第2始動口122が配設されているが、いずれか一方のみを配設する構成例や他の始動口を配設する構成例も考えられる。また、本実施の形態では、遊技領域111に大入賞口125が1つ配設されているが、大入賞口125を複数配設する構成例も考えられる。
本実施の形態では、遊技盤110の右下の位置に、抽選結果や保留数に関する表示を行う表示器130が配設されている。
また、遊技盤110の裏面には、内部抽選および当選の判定等を行う遊技制御基板、演出を統括的に制御する演出制御基板、画像および音による演出を制御する画像制御基板、各種のランプおよび可動役物115による演出を制御するランプ制御基板などの図示しない各種の基板等が取り付けられる。また、遊技盤110の裏面には、供給された24VのAC電源をDC電源に変換して各種の基板等に出力するスイッチング電源(不図示)が配設されている。
枠部材150は、遊技者がハンドル151に触れてレバー152を時計方向に回転させる操作を行うとその操作角度に応じた打球力にて遊技球を予め定めた時間間隔(例えば1分間に100個)で電動発射する発射装置(不図示)を備えている。また、枠部材150は、遊技者のレバー152による操作と連動したタイミングで発射装置に遊技球を1つずつ順に供給する供給装置(不図示)と、供給装置が発射装置に供給する遊技球を一時的に溜めておく皿153と、を備えている。この皿153には、例えば払い出しユニットによる払出球が払い出される。
また、枠部材150は、発射装置のハンドル151に遊技者が触れている状態であっても遊技球の発射を一時的に停止させるための停止ボタン154と、皿153に溜まっている遊技球を箱(不図示)に落下させて取り出すための取り出しボタン155と、を備えている。
また、枠部材150は、パチンコ遊技機100の遊技状態や状況を告知したり各種の演出を行ったりするスピーカ156および枠ランプ157を備えている。スピーカ156は、楽曲や音声、効果音による各種の演出を行い、また、枠ランプ157は、点灯点滅によるパターンや発光色の違い等で光による各種の演出を行う。なお、枠ランプ157については、光の照射方向を変更する演出を行うことを可能にする構成例が考えられる。
また、枠部材150は、遊技盤110を遊技者と隔てるための透明板(不図示)を備えている。
〔制御ユニットの構成〕
次に、パチンコ遊技機100での動作制御や信号処理を行う制御ユニットについて説明する。
図2は、制御ユニットの内部構成を示すブロック図である。同図に示すように、制御ユニットは、メイン制御手段として、内部抽選および当選の判定等といった払い出す賞球数に関する各種制御を行う遊技制御部200を備えている。また、サブ制御手段として、演出を統括的に制御する演出制御部300と、画像および音響を用いた演出を制御する画像/音響制御部310と、各種のランプおよび可動役物115を用いた演出を制御するランプ制御部320と、払出球の払い出し制御を行う払出制御部400と、を備えている。
前述したように、遊技制御部200、演出制御部300、画像/音響制御部310、ランプ制御部320、および払出制御部400各々は、遊技盤110の裏面に配設されたメイン基板としての遊技制御基板、さらにはサブ基板としての演出制御基板、画像制御基板、ランプ制御基板、および払出制御基板において個別に構成されている。
〔遊技制御部の構成・機能〕
遊技制御部200は、内部抽選および当選の判定等といった払い出し賞球数に関連する各種制御を行う際の演算処理を行うCPU201と、CPU201にて実行されるプログラムや各種データ等が記憶されたROM202と、CPU201の作業用メモリ等として用いられるRAM203と、を備えている。
遊技制御部200は、第1始動口121または第2始動口122に遊技球が入賞すると特別図柄抽選を行い、特別図柄抽選での当選か否かの判定結果を演出制御部300に送る。また、特別図柄抽選時の当選確率の変動設定(例えば300分の1から30分の1への変動設定)、特別図柄抽選時の特別図柄変動時間の短縮設定、および普通図柄抽選時の普通図柄変動時間の短縮設定を行い、設定内容を演出制御部300に送る。
さらに、遊技制御部200は、電動チューリップ123の羽根の開時間の延長、および電動チューリップ123の羽根が開く回数の設定、さらには羽根が開く際の開閉動作間隔の設定を制御する。また、遊技球が連続的に第1始動口121または第2始動口122へ入賞したときの未抽選分の限度個数(例えば4個)までの保留や、遊技球が連続的にゲート124を通過したときの未抽選分の限度個数(例えば4個)までの保留を設定する。
また、遊技制御部200は、特別図柄抽選の結果に応じて、大入賞口125が所定条件(例えば30秒経過または遊技球10個の入賞)を満たすまで突出傾斜して開状態を維持するラウンドを所定回数(例えば15回または2回)だけ繰り返すように制御する。さらには、大入賞口125が開く際の開閉動作間隔を制御する。
さらに、遊技制御部200は、第1始動口121、第2始動口122、大入賞口125および普通入賞口126に遊技球が入賞すると、遊技球が入賞した場所に応じて1つの遊技球当たり所定数の賞球を払い出すように、払出制御部400に対する指示を行う。
払出制御部400が遊技制御部200の指示に従って賞球の払い出しを行った場合には、遊技制御部200は、払い出した賞球の個数に関する情報を払出制御部400から取得する。それにより、払い出した賞球の個数を管理する。
遊技制御部200には、第1始動口121への遊技球の入賞を検出する第1始動口スイッチ(不図示)、第2始動口122への遊技球の入賞を検出する第2始動口スイッチ(不図示)などの各種スイッチが接続されている。
また、遊技制御部200には、第1始動口121への遊技球の入賞により始動した特別図柄抽選(大当たり抽選)の未抽選分の保留個数を限度個数内(例えば4個)で表示する第1特別図柄保留表示器(不図示)、第2始動口122への遊技球の入賞により始動した特別図柄抽選の未抽選分の保留個数を限度個数内で表示する第2特別図柄保留表示器(不図示)などの各種表示器が接続されている。
そして、第1始動口スイッチなどの各種スイッチにて検出された検出信号が、遊技制御部200に送られる。また、遊技制御部200からの制御信号が、電動チューリップ開閉部(不図示)、大入賞口開閉部(不図示)、各種表示器に送られる。それにより、遊技制御部200は、上記した払い出し賞球数に関連する各種制御を行う。
さらに、遊技制御部200には、ホールに設置されたホストコンピュータ(不図示)に対して各種の情報を送信する盤用外部情報端子基板250が接続されている。そして、遊技制御部200は、払出制御部400から取得した払い出した賞球数に関する情報や遊技制御部200の状態等を示す情報を、盤用外部情報端子基板250を介してホストコンピュータに送信する。
〔演出制御部の構成・機能〕
次に、演出制御部300は、演出を制御する際の演算処理を行うCPU301と、CPU301にて実行されるプログラムや各種データ等が記憶されたROM302と、CPU301の作業用メモリ等として用いられるRAM303と、日時を計測するリアルタイムクロック(RTC)304と、を備えている。
演出制御部300は、例えば遊技制御部200から送られる特別図柄抽選での当選か否かの判定結果に基づいて、演出内容を設定する。また、遊技が所定期間中断された場合には、演出の一つとして客待ち用の画面表示の設定を指示する。
さらには、遊技制御部200が特別図柄抽選時の当選確率を変動させた場合、特別図柄抽選時の特別図柄変動時間を短縮させた場合、および普通図柄抽選時の普通図柄変動時間を短縮させた場合には、演出制御部300は設定された内容に対応させて演出内容を設定する。
また、演出制御部300は、設定した演出内容の実行を指示するコマンドを画像/音響制御部310およびランプ制御部320に送る。
〔画像/音響制御部の構成・機能〕
画像/音響制御部310は、演出内容を表現する画像および音響を制御する際の演算処理を行うCPU311と、CPU311にて実行されるプログラムや各種データ等が記憶されたROM312と、CPU311の作業用メモリ等として用いられるRAM313と、を備えている。
そして、画像/音響制御部310は、演出制御部300から送られたコマンドに基づいて、画像表示部114に表示する画像およびスピーカ156から出力する音響を制御する。
具体的には、画像/音響制御部310のROM312には、画像表示部114において遊技中に表示する図柄画像や背景画像、遊技者に抽選結果を報知するための装飾図柄、遊技者に予告演出を表示するためのキャラクタやアイテム等といった画像データが記憶されている。さらには、画像データと同期させて、または画像データとは独立にスピーカ156から出力させる楽曲や音声、さらにはジングル等の効果音等といった各種音響データが記憶されている。CPU311は、ROM312に記憶された画像データや音響データの中から、演出制御部300から送られたコマンドに対応したものを選択して読み出す。さらには、読み出した画像データを用いて背景画像表示、図柄画像表示、図柄画像変動、およびキャラクタ/アイテム表示等のための画像処理と、読み出した音響データを用いた音声処理とを行う。
そして、画像/音響制御部310は、画像処理された画像データにより画像表示部114での画面表示を制御する。また、音声処理された音響データによりスピーカ156から出力される音響を制御する。
〔ランプ制御部の構成・機能〕
ランプ制御部320は、可動役物115の動作、盤ランプ116や枠ランプ157の発光などを制御する際の演算処理を行うCPU321と、CPU321にて実行されるプログラムや各種データ等が記憶されたROM322と、CPU321の作業用メモリ等として用いられるRAM323と、を備えている。
そして、ランプ制御部320は、演出制御部300から送られたコマンドに基づいて、可動役物115の動作を制御したり、盤ランプ116や枠ランプ157の点灯/点滅や発光色等を制御したりする。
具体的には、ランプ制御部320のROM322には、演出制御部300にて設定される演出内容に応じた可動役物115の動作パターンデータが記憶されている。CPU321は、可動役物115に対しては、読み出した動作パターンデータによりその動作を制御する。
また、ランプ制御部320のROM322には、演出制御部300にて設定される演出内容に応じた盤ランプ116や枠ランプ157での点灯/点滅パターンデータおよび発光色パターンデータ(発光パターンデータ)が記憶されている。CPU321は、ROM322に記憶された発光パターンデータの中から、演出制御部300から送られたコマンドに対応したものを選択して読み出す。そして、ランプ制御部320は、読み出した発光パターンデータにより盤ランプ116や枠ランプ157での発光を制御する。
〔払出制御部の構成・機能〕
払出制御部400は、払出球の払い出しを制御する際の演算処理を行うCPU401と、CPU401にて実行されるプログラムや各種データ等が記憶されたROM402と、CPU401の作業用メモリ等として用いられるRAM403と、を備えている。
そして、払出制御部400は、遊技制御部200から送られたコマンドに基づいて、払出球の払い出しを制御する。
以下に、可動役物115について説明する。
可動役物115は、正面から見た場合に装飾図柄500の前面に位置して装飾図柄500の一部を隠す第1の位置と、装飾図柄500の横に位置して装飾図柄500を出現させる第2の位置との間を移動可能な装飾文字501を有する。
装飾文字501は、正面から見た場合に左側に位置して第1の位置から第2の位置へ移動する際に左方向へ移動する左側装飾文字501aと、正面から見た場合に右側に位置して第1の位置から第2の位置へ移動する際に右方向へ移動する右側装飾文字501bとから構成される。
図1は、装飾文字501が第1の位置に位置(存在)しているときの図である。図3は、装飾文字501が第2の位置に位置(存在)しているときの図である。
図4は、可動役物115の概略構成を示す斜視図であり、装飾文字501が第1の位置に位置(存在)しているときの図である。図5は、可動役物115の概略構成を示す斜視図であり、装飾文字501が第2の位置に位置(存在)しているときの図である。また、図6は、可動役物115を上から見た上視図であり、装飾文字501が第1の位置に位置(存在)しているときの図である。図7は、可動役物115を上から見た上視図であり、装飾文字501が第2の位置に位置(存在)しているときの図である。なお、図6および図7においては、後述するモータ510は示さず、フォトインターラプタセンサ520の突出部521のみを示している。
図に示すように、可動役物115は、左側装飾文字501aが取り付けられ、左側装飾文字501aを支持した状態で回転することで、左側装飾文字501aを移動させる左側支持部材502を有している。また、可動役物115は、右側装飾文字501bが取り付けられ、右側装飾文字501bを支持した状態で回転することで、右側装飾文字501bを移動させる右側支持部材503を有している。
左側支持部材502および右側支持部材503は、遊技盤110に取り付けられた装飾フレーム550(図6参照)に回転可能に支持されている。
左側支持部材502には、左側ギア504が取り付けられている。そして、左側支持部材502と左側ギア504とは左側回転軸505に固定され、一体として左側回転軸505の軸心を回転中心として装飾フレーム550、ひいては遊技盤110に対して回転する。また、左側支持部材502には、左側ローラ502aが装着されており、この左側ローラ502aが装飾フレーム550に形成された平坦面550a(図6参照)に接触して転がることで、左側支持部材502は、装飾フレーム550上を円滑に移動することが可能になっている。
右側支持部材503には、左側ギア504と噛み合う右側ギア506が取り付けられている。そして、右側支持部材503と右側ギア506とは右側回転軸507に固定され、一体として右側回転軸507の軸心を回転中心として装飾フレーム550、ひいては遊技盤110に対して回転する。また、右側支持部材503には、右側ローラ503aが装着されており、この右側ローラ503aが装飾フレーム550に形成された平坦面550b(図6参照)に接触して転がることで、右側支持部材503は、装飾フレーム550上を円滑に移動することが可能になっている。
可動役物115は、遊技盤110に取り付けられたフレーム(不図示)に固定された駆動手段の一例としてのモータ510と、このモータ510の回転軸に取り付けられたギア511とを有している。モータ510は、入力パルス信号の数(ステップ数)に応じて回転角度が定まるステッピングモータであることを例示することができる。ギア511は、右側ギア506と噛み合っており、モータ510の回転駆動力を右側ギア506に伝達する。
以上のように構成された可動役物115においては、装飾文字501が第1の位置に位置している図1および図4に示した状態のときに、左側装飾文字501aと右側装飾文字501bとが近接し、装飾図柄500の一部を正面から見えないようにする。かかる状態を、以下では「全閉状態」と称する場合もある。そして、この全閉状態から、モータ510が上から見た場合に時計回転方向に回転することで、図5に示すように右側支持部材503が反時計回転方向に回転するとともに左側支持部材502が時計回転方向に回転する。そして、これにより装飾文字501が開く方向(開方向)に動き、装飾図柄500を現していく。
他方、装飾文字501が第2の位置に位置している図3および図5に示した状態のときに、左側装飾文字501aと右側装飾文字501bとが離れ、装飾図柄500を正面から見えるようにする。かかる状態を、以下では「全開状態」と称する場合もある。そして、この全開状態から、モータ510が上から見た場合に反時計回転方向に回転することで、図4に示すように右側支持部材503が時計回転方向に回転するとともに左側支持部材502が反時計回転方向に回転する。そして、これにより装飾文字501が閉じる方向(閉方向)に動き、装飾図柄500を隠していく。
また、装飾文字501が全閉状態より開いた位置であって全開状態より閉じた位置で、モータ510が、図4で上から見た場合に、時計回転方向の回転と反時計回転方向の回転とを短期間に繰り返すことで、装飾文字501を開方向の移動と閉方向の移動とを短期間に繰り返させる運動を行う。
そして、装飾文字501のこれらの動作は、演出制御部300から送られたコマンドに基づいて、ランプ制御部320が制御する。
ランプ制御部320は、装飾文字501を、基本的には全閉状態とし、ゲームの進行に応じて開く。そして、ランプ制御部320は、装飾文字501を開いた状態から全閉状態に戻す際には、後述するフォトインターラプタセンサ520の検出値に基づいてモータ510を制御し、精度高く装飾文字501を第1の位置に位置させ、全閉状態に戻す。
次に、装飾文字501を全閉状態に戻す手法について説明する。
可動役物115は、フレーム(不図示)に固定され、受発光素子からなるフォトインターラプタセンサ520(以下、単に「センサ520」と称する場合もある。)を有している。センサ520は、センサ本体に下向きに形成された2つの突出部521と、突出部521のそれぞれに設けられた発光素子(不図示)と受光素子(不図示)とから構成されている。そして、発光素子から発光された光を受光素子が受けるか否かで、発光素子と受光素子とが対向する対向部522(図5参照)における物体の通過や存在を読み取る。なお、センサ520は、発光素子から発光された光の光軸の延長線が左側回転軸505の軸心を通るように配置されている(図6参照)。
一方、左側支持部材502には、センサ520により形成された対向部522を通りこの対向部522に介在することでセンサ520の発光素子からの光を遮る遮光板525が取り付けられている。ゆえに、左側支持部材502が回転して遮光板525が回転すると、遮光板525が対向部522に介在したり介在しなかったりする。
遮光板525は、円周方向に所定の角度に亘って形成されており、図6に示すように、装飾文字501が第1の位置に位置しているときには、遮光板525は対向部522に介在し、図7に示すように、装飾文字501が第2の位置に位置しているときには、遮光板525は対向部522に介在しない。
そして、装飾文字501が第1の位置から第2の位置の方へ、つまり開方向へ移動する過程で、遮光板525の円周方向の端面525a(図4参照)がセンサ520の発光素子から発光された光を遮らなくなると、センサ520が遮光→受光の切り替わりポイントを検出し、その情報がランプ制御部320に入力されるようになっている。
他方、装飾文字501が第2の位置から第1の位置の方へ、つまり閉方向へ移動する過程で、遮光板525の端面525aが発光素子から発光された光を遮るようになると、センサ520が受光→遮光の切り替わりポイントを検出し、その情報がランプ制御部320に入力されるようになっている。
このように、本実施の形態においては、装飾文字501が閉方向へ移動する際、センサ520が受光→遮光の切り替わりポイントを検出するのを、装飾文字501が第2の位置から第1の位置への移動途中で検出するようにセンサ520および遮光板525を定めている。すなわち、センサ520が受光→遮光の切り替わりポイントを検出したときにモータ510の駆動を停止して装飾文字501の移動を停止するのではない。
これは、センサ520が、装飾文字501が第1の位置まで到達したことを検出し(第1の位置まで到達した時点で受光→遮光が切り替わり)、このセンサ520の検出に基づいて装飾文字501の移動を止めるべくモータ510へのパルス信号を出力し、停止する構成では、装飾文字501の慣性力、個体差などに起因して、左側装飾文字501aと右側装飾文字501bとが衝突するおそれがあるからである。
そこで、本実施の形態においては、装飾文字501の駆動領域の端ではなく、その途中で、センサ520が受光→遮光または遮光→受光の切り替わりポイントを検出するようにセンサ520および遮光板525の位置および形状を定めている。
それゆえ、装飾文字501を全閉状態にするべく第1の位置に正確に戻すためには、センサ520が受光→遮光あるいは遮光→受光の切り替わりポイントを検出したときを基準にモータ510に対する駆動指示を行う必要がある。
但し、装飾文字501を閉方向に移動させるとともに受光→遮光の切り替わりポイントを検出した後も継続して閉方向に移動させるべくモータ510に駆動指示を与えるのでは、装飾文字501、左側支持部材502、右側支持部材503などに生じる慣性力により左側装飾文字501aと右側装飾文字501bとが衝突するおそれがある。
また、装飾文字501を遮光→受光の切り替わりポイントを検出するまで開方向に移動させるべくモータ510に駆動指示を与えた後に、装飾文字501を一旦止めて、これまでと反対方向に移動させるのでは以下の不具合が生じるおそれがある。すなわち、装飾文字501などに慣性力が生じることにより装飾文字501の停止場所がずれ、その停止場所から閉方向に予め定めた数のパルス信号を出力しても、装飾文字501が全閉状態にならないおそれがある。
そこで、本実施の形態においては、ランプ制御部320は、装飾文字501を開いた後に全閉状態に戻す際、その時点の装飾文字501の位置に関わらず、装飾文字501が第2の駆動領域から第1の駆動領域へ移動したのを認識したときに装飾文字501を全閉状態、つまり第1の位置へ移動させるべくモータ510に駆動指示を与える。
他方、装飾文字501が第2の駆動領域から第1の駆動領域へ移動したのを認識できないときには装飾文字501を全閉状態、つまり第1の位置へ強制的に移動させるべくモータ510に駆動指示を与える。
以下に、モータ510がステッピングモータであるとしてより具体的に説明する。
ここで、装飾文字501の駆動領域を、遮光板525の端面525aがセンサ520の発光素子から発光された光を遮光するかしないかの境界線、言い換えれば、センサ520の発光素子から発光された光の光軸と左側回転軸505の軸心とを通る線(以下、「境界線L0」と称する。)を境として、以下の2つの領域に分ける。すなわち、上から見た場合に装飾文字501が第1の位置に位置するときの端面525aと左側回転軸505の軸心とを結ぶ線を第1の線L1(図6参照)とし、装飾文字501が第2の位置に位置するときの端面525aと左側回転軸505の軸心とを結ぶ線を第2の線L2(図7参照)として、端面525aが境界線L0と第1の線L1との間に存在するときの装飾文字501の駆動領域を第1の駆動領域、端面525aが境界線L0と第2の線L2との間に存在するときの装飾文字501の駆動領域を第2の駆動領域とする。
そして、ランプ制御部320は、装飾文字501を全閉状態に戻す際に、先ず、装飾文字501が第2の駆動領域に存在するのか否かを判別する。これは、センサ520の受光素子が発光素子から発光された光を受光しているか否かの情報を得ることにより判別するものであり、受光素子が受光している場合には装飾文字501が第2の駆動領域に位置し、受光素子が受光していない場合には装飾文字501が第1の駆動領域に位置していると判定する。
そして、通常駆動指示手段の一例としてのランプ制御部320は、装飾文字501が第2の駆動領域に存在すると判定した場合には以下のように制御する。すなわち、ランプ制御部320は、センサ520の発光素子より発光された光が遮光板525により遮光されるまで、言い換えれば、センサ520が受光→遮光の切り替わりポイントを検出するまで装飾文字501を閉方向に移動させる。つまり、センサ520が受光→遮光の切り替わりポイントを検出するまで装飾文字501を閉方向に移動させるべくモータ510に対してパルス信号を出力する(通常駆動指示を与える)。
そして、その後、装飾文字501が第1の駆動領域に存在するか否かを判別する。これも、センサ520の受光素子が発光素子から発光された光を受光しているか否かの情報を得ることにより判別するものであり、受光素子が受光していない場合には装飾文字501が第1の駆動領域に位置し、受光素子が受光している場合には装飾文字501が第2の駆動領域に位置していると判定する。
そして、装飾文字501が第1の駆動領域に存在すると判定された場合、すなわち、ランプ制御部320が、装飾文字501が第2の駆動領域から第1の駆動領域に移動したことを認識したときに、装飾文字501を全閉状態、つまり第1の位置へ移動させるべくモータ510に対して、特定駆動指示の一例としての第1の移動指示を与える。この第1の移動指示は、特定駆動指示手段の一例としてのランプ制御部320が、装飾文字501を閉方向に予め定めた角度回転させるべくモータ510に対して予め定めた数のパルス信号を出力し、モータ510を第1のステップ数(例えば、16ステップ)回転駆動させる指示である。
第1のステップ数は、遮光板525の端面525aが境界線L0を超えて第2の駆動領域から第1の駆動領域に入った後の駆動指示終了で装飾文字501が停止していることを前提に、この停止位置から第1の位置までの移動に要するステップ数とすることが好適である。
他方、ランプ制御部320は、装飾文字501を、第2の駆動領域からセンサ520が受光→遮光の切り替わりポイントを検出するまで閉方向に移動させた後に、装飾文字501が第1の駆動領域に存在すると判定されない場合には、再度センサ520が受光→遮光の切り替わりポイントを検出するまで閉方向に移動するように駆動指示を与えた後に、装飾文字501が第1の駆動領域に存在するか否かを判別する。そして、これを予め定めた回数(例えば、4回)繰り返しても装飾文字501が第1の駆動領域に存在すると判定されない場合には、強制的に、装飾文字501を全閉状態、つまり第1の位置へ移動させるべくモータ510に対して異常時駆動指示の一例としての第2の移動指示を行う。この第2の移動指示は、異常時駆動指示手段の一例としてのランプ制御部320が、装飾文字501を閉方向に予め定めた角度回転させるべくモータ510に対して予め定めた数のパルス信号を出力し、モータ510を上記した第1のステップ数より多い第2のステップ数(例えば、17ステップ)回転駆動させる指示である。
第2のステップ数は、遮光板525の端面525aが境界線L0を超えずに境界線L0の近傍の第2の駆動領域に停止していると考えられることから、このことを前提に、この停止位置から第1の位置までの移動に要するステップ数とすることが好適である。
一方、ランプ制御部320は、装飾文字501を全閉状態に戻す際に、装飾文字501が第1の駆動領域に存在すると判定した場合には以下のように制御する。すなわち、逆駆動指示手段の一例としてのランプ制御部320は、センサ520の発光素子より発光された光が受光素子により受光されるまで、言い換えれば、センサ520が遮光→受光の切り替わりポイントを検出するまで装飾文字501を開方向に移動させる。つまり、センサ520が遮光→受光の切り替わりポイントを検出するまで装飾文字501を開方向に移動させるべくモータ510に対してパルス信号を出力する(駆動指示を与える)。
そして、その後、装飾文字501が第2の駆動領域に存在するか否かを判別する。これも、センサ520の受光素子が発光素子から発光された光を受光しているか否かの情報を得ることにより判別するものである。そして、装飾文字501が第2の駆動領域に存在すると判定された場合には、ランプ制御部320が装飾文字501を全閉状態に戻す際に装飾文字501が第2の駆動領域に存在するのと判定した場合と同様の制御を行う。
他方、ランプ制御部320は、装飾文字501を、第1の駆動領域からセンサ520が遮光→受光の切り替わりポイントを検出するまで開方向に移動させた後に、装飾文字501が第2の駆動領域に存在すると判定されない場合には、再度センサ520が遮光→受光の切り替わりポイントを検出するまで開方向に移動するように駆動指示を与えた後に、装飾文字501が第2の駆動領域に存在するか否かを判別する。そして、これを予め定めた回数(例えば、4回)繰り返しても装飾文字501が第2の駆動領域に存在すると判定されない場合には、強制的に、装飾文字501を全閉状態、つまり第1の位置へ移動させるべくモータ510に対して第3の移動指示を行う。この第3の移動指示は、ランプ制御部320が、装飾文字501を閉方向に予め定めた角度回転させるべくモータ510に対して予め定めた数のパルス信号を出力し、モータ510を第3のステップ数(例えば、17ステップ)回転駆動させる指示である。
第3のステップ数は、遮光板525の端面525aが境界線L0を超えずに境界線L0の近傍の第1の駆動領域に装飾文字501が停止していると考えられることから、このことを前提に、この停止位置から第1の位置までの移動に要するステップ数とすることが好適である。例えば、第3のステップ数は、上記した第1のステップ数と同じでもよいし、第1のステップ数よりも多いステップ数でもよい。但し、第1のステップ数よりも多くする場合には、左側ギア504、右側ギア506およびギア511のバックラッシを考慮し、左側装飾文字501aと右側装飾文字501bとが衝突しないステップ数とすることが好適である。
以下、フローチャートを用いて、ランプ制御部320が行う装飾文字501の閉じ処理について説明する。
図8は、ランプ制御部320が行う閉じ処理の手順を示すフローチャートである。
ランプ制御部320は、先ず、現在の装飾文字501の位置が第2の駆動領域であるか否かを判別する(ステップ801)。そして、ステップ801にて肯定判定された場合には、センサ520が受光→遮光の切り替わりポイントを検出するまで、モータ510に、装飾文字501を閉方向に移動させる駆動指示を与える(ステップ802)。
その後、ランプ制御部320は、装飾文字501の位置が第1の駆動領域であるか否かを判別する(ステップ803)。そして、ステップ803にて肯定判定された場合には、モータ510に対して上述した第1の移動指示を行い(ステップ804)、本処理の実行を終了する。
他方、ステップ803にて否定判定された場合には、ステップ803の判別処理を予め定めた回数行ったか否かを判別する(ステップ805)。そして、ステップ805にて肯定判定された場合には、モータ510に対して上述した第2の移動指示を行い(ステップ806)、本処理の実行を終了する。一方、ステップ805にて否定判定された場合には、ステップ801以降の処理を再度行う。
また、ステップ801にて否定判定された場合には、センサ520が遮光→受光の切り替わりポイントを検出するまで、モータ510に、装飾文字501を開方向に移動させる駆動指示を与える(ステップ807)。その後、ステップ801の判別処理を予め定めた回数行ったか否かを判別する(ステップ808)。そして、ステップ808にて肯定判定された場合には、モータ510に対して上述した第3の移動指示を行い(ステップ809)、本処理の実行を終了する。一方、ステップ808にて否定判定された場合には、ステップ801以降の処理を再度行う。
このように、ランプ制御部320がかかる閉じ処理を実行することで、装飾文字501が第2の駆動領域に位置している場合に(ステップ801で肯定)、センサ520が受光→遮光の切り替わりポイントを検出するまで、モータ510に、装飾文字501を閉方向に移動させる駆動指示が与えられる(ステップ802)。その後、装飾文字501が第2の駆動領域から第1の駆動領域に移動したことを確認した後に(ステップ803で肯定判定)、第1の移動指示が与えられることとなる。それゆえ、装飾文字501、左側支持部材502、センサ520などの可動役物115を構成する部品の個体差に起因して装飾文字501が全閉状態になりきらないことや、装飾文字501、左側支持部材502などの慣性力により左側装飾文字501aと右側装飾文字501bとが衝突することを抑制することができる。
また、閉じ処理開始時点では装飾文字501が第1の駆動領域に位置していたとしても(ステップ801で否定判定)、一旦、センサ520が遮光→受光の切り替わりポイントを検出するまで、モータ510に、装飾文字501を開方向に移動させる駆動指示が与えられる(ステップ807)。そして、装飾文字501が第2の駆動領域に位置していることを確認した後に(ステップ801で肯定判定)、センサ520が受光→遮光の切り替わりポイントを検出するまで、モータ510に、装飾文字501を閉方向に移動させる駆動指示が与えられる(ステップ802)。その後、装飾文字501が第2の駆動領域から第1の駆動領域に移動したことを確認した後に(ステップ803で肯定判定)、第1の移動指示が与えられることとなる。
それゆえ、装飾文字501が閉じ処理開始時点で第1の駆動領域に位置していた場合に、センサ520が遮光→受光の切り替わりポイントを検出するまで、モータ510に、装飾文字501を開方向に移動させる駆動指示を与え、その後単に第1の位置まで移動させるべく閉方向に移動させる駆動指示が与える制御と比較すると、より精度高く装飾文字501を全閉状態にすることができる。開方向への駆動指示を停止した後に生じるおそれがある装飾文字501の慣性力、個体差に起因する装飾文字501の停止位置の不確実性を、装飾文字501の第2の駆動領域から第1の駆動領域への移動を確認することで補うからである。
このように、本実施の形態に係る可動役物115においては、装飾図柄500を隠すべきときには開閉可能な装飾文字501を精度高く全閉状態にすることができる。
本実施の形態に係るパチンコ遊技機の概略正面図である。 制御ユニットの内部構成を示すブロック図である。 本実施の形態に係るパチンコ遊技機の概略正面図であり、装飾文字が第2の位置に位置しているときの図である。 可動役物の概略構成を示す斜視図であり、装飾文字が第1の位置に位置しているときの図である。 可動役物の概略構成を示す斜視図であり、装飾文字が第2の位置に位置しているときの図である。 可動役物を上から見た上視図であり、装飾文字が第1の位置に位置しているときの図である。 可動役物を上から見た上視図であり、装飾文字が第2の位置に位置しているときの図である。 ランプ制御部が行う閉じ処理の手順を示すフローチャートである。
100…パチンコ遊技機、115…可動役物、320…ランプ制御部、500…装飾図柄、501…装飾文字、502…左側支持部材、503…右側支持部材、510…モータ、520…フォトインターラプタセンサ、525…遮光板

Claims (7)

  1. 予め定められた位置に一部が存在する状態を含む第1の駆動領域と、当該位置に当該一部が存在しない第2の駆動領域とを移動する可動体と、
    前記可動体を駆動する駆動手段と、
    前記第1の駆動領域および前記第2の駆動領域の一方から他方への前記可動体の移動を認識する認識手段と、
    前記認識手段が前記第2の駆動領域から前記第1の駆動領域への前記可動体の移動を認識したとき、当該可動体の前記一部を前記位置に存在させるための特定駆動指示を前記駆動手段に対して与える特定駆動指示手段と、
    を備えることを特徴とする遊技機。
  2. 前記可動体が前記第1の駆動領域に位置している場合に、前記第2の駆動領域に当該可動体を一旦移動させる逆駆動指示手段をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記認識手段は、前記可動体の位置を検出する検出手段を備え、
    前記可動体が前記第2の駆動領域に位置している場合に、当該可動体の前記第1の駆動領域への移動を前記検出手段が検出するまで当該可動体を移動させる通常駆動指示を前記駆動手段に対して与える通常駆動指示手段をさらに備えることを特徴とする請求項1または2に記載の遊技機。
  4. 前記通常駆動指示手段が前記通常駆動指示を予め定められた回数与えても、前記可動体が前記第1の駆動領域に移動したことを前記検出手段が検出しないときに、当該可動体の前記一部を前記第2の駆動領域から前記位置に移動させる異常時駆動指示を前記駆動手段に対して与える異常時駆動指示手段をさらに備えることを特徴とする請求項3に記載の遊技機。
  5. 前記認識手段は、前記可動体の位置を検出する検出手段を備え、
    前記逆駆動指示手段は、前記可動体の前記第2の駆動領域への移動を前記検出手段が検出するまで当該可動体を移動させる逆駆動指示を前記駆動手段に対して与えることを特徴とする請求項2に記載の遊技機。
  6. 予め定められた位置に一部が存在する状態を含む第1の駆動領域と、当該位置に当該一部が存在しない第2の駆動領域とを移動する可動体と、当該可動体を駆動する駆動手段とを備える遊技機に、
    前記第1の駆動領域および前記第2の駆動領域の一方から他方への前記可動体の移動を認識する機能と、
    前記認識する機能が前記第2の駆動領域から前記第1の駆動領域への前記可動体の移動を認識したとき、当該可動体の前記一部を前記位置に存在させるための特定駆動指示を前記駆動手段に対して与える機能と、
    を実現させるためのプログラム。
  7. 予め定められた位置に一部が存在する状態を含む第1の駆動領域と、当該位置に当該一部が存在しない第2の駆動領域とを移動する可動体と、当該可動体を駆動する駆動手段と、当該第1の駆動領域および当該第2の駆動領域の一方から他方への当該可動体の移動を認識する認識手段とを備える遊技機の当該可動体を当該位置に移動させる移動方法であって、
    前記認識手段が前記第2の駆動領域から前記第1の駆動領域への前記可動体の移動を認識したとき、当該可動体の前記一部を前記位置に存在させるための特定駆動指示を前記駆動手段に対して与えることを特徴とする移動方法。
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