JP2010246209A - 昇圧回路の制御装置及びハイブリッド車並びに昇圧回路の制御方法 - Google Patents

昇圧回路の制御装置及びハイブリッド車並びに昇圧回路の制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】電動機のトルクに基づいて昇圧回路から高低異なる電圧の直流電力を電動機に供給する際のエネルギ効率を向上させる。
【解決手段】目標電圧VH*に高電圧Vhiを設定して高電圧制御を実行している最中にモータMG1,MG2のトルク指令Tm1*,Tm2*の絶対値の大きい方として設定された制御用トルクが高電圧制御を開始する閾値Vhi未満に至ったときからレートリミット処理により大きくなる閾値Tlow以下に至ったときに目標電圧VH*に低電圧Vlowを設定して低電圧制御を開始する(S160〜S190)。これにより、制御用トルクTmが一定値を保持する閾値以下に至ったときに低電圧制御を開始するものに比して、迅速に低電圧制御を開始して昇圧回路により高電圧系の電圧VHを高電圧Vhiまで昇圧する時間を短くし、エネルギ効率を向上させることができる。
【選択図】図3

Description

本発明は、昇圧回路の制御装置及びハイブリッド車並びに昇圧回路の制御方法に関し、詳しくは、直流電源からの電力を昇圧して少なくとも1つの電動機に供給する昇圧回路の制御装置およびこうした昇圧回路の制御装置を搭載するハイブリッド車並びにこうした昇圧回路の制御方法に関する。
従来、この種の昇圧回路の制御装置としては、バッテリからの電力を昇圧してモータに供給するコンバータを制御するものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。この装置では、システムの損失が低減されるような変調率に基づいてモータ側の電圧指令を設定し、設定した電圧指令に基づいてコンバータを制御することにより、システムの損失を低減し、エネルギ効率の向上を図っている。
特開2006−311768号公報
上述したような昇圧回路の制御装置では、モータから出力するトルクが閾値より小さいときにはモータに供給される直流電力の電圧が第1の電圧となるようコンバータを制御し、モータから出力するトルクが閾値より大きいときにはモータに供給される直流電力の電圧が第1の電圧より高い第2の電圧となるようコンバータを制御することも行なわれている。このとき、コンバータの制御の切り替えが頻繁に生じないように、閾値にヒステリシスを設けることも行なわれているが、高い第2の電圧とした後にモータから出力するトルクがヒステリシスに滞ると、モータは低い第1の電圧の直流電力が供給されれば駆動することができるにもかかわらず、モータに高い第2の電圧の直流電力が供給される続けるため、コンバータにより消費される電力が大きくなり、エネルギ効率が低下してしまう。
本発明の昇圧回路の制御装置及びハイブリッド車並びに昇圧回路の制御方法は、電動機のトルクに基づいて昇圧回路から高低異なる電圧の直流電力を電動機に供給する際のエネルギ効率を向上させることを主目的とする。
本発明の昇圧回路の制御装置及びハイブリッド車並びに昇圧回路の制御方法は、上述の主目的を達成するために以下の手段を採った。
本発明の昇圧回路の制御装置は、
直流電源からの電力を昇圧して少なくとも1つの電動機に供給する昇圧回路の制御装置であって、
前記電動機に供給する電力の電圧が第1電圧となるよう前記昇圧回路と制御する第1電圧制御を実行している最中に前記電動機から出力すべきトルクが第1トルク未満の状態から該第1トルク以上に至ったときに前記電動機に供給する電力の電圧が前記第1電圧より高い第2電圧となるよう前記昇圧回路を制御する第2電圧制御を開始し、前記第2電圧制御を実行している最中に前記電動機から出力すべきトルクが前記第1トルクと前記第1トルクより所定トルクだけ小さい第2トルクとの間で前記第2電圧制御を開始してから所定時間の経過に伴って設定される第3トルク以下に至ったときに前記第1電圧制御を開始する、
ことを特徴とする。
この本発明の昇圧回路の制御装置では、電動機に供給する電力の電圧が第1電圧となるよう昇圧回路と制御する第1電圧制御を実行している最中に電動機から出力すべきトルクが第1トルク未満の状態から第1トルク以上に至ったときに電動機に供給する電力の電圧が第1電圧より高い第2電圧となるよう昇圧回路を制御する第2電圧制御を開始し、第2電圧制御を実行している最中に電動機から出力すべきトルクが第1トルクとこの第1トルクより所定トルクだけ小さい第2トルクとの間で第2電圧制御を開始してから所定時間の経過に伴って設定される第3トルク以下に至ったときに第1電圧制御を開始する。これにより、第1のトルクと第2のトルクとを閾値として用いてヒステリシスをもって第1電圧制御と第2電圧制御とを切り替えるものに比して第2電圧制御から第1電圧制御への切り替えを迅速に行なうことができる。この結果、昇圧回路により第1電圧より高い第2電圧に昇圧する時間を短くすることができ、装置のエネルギ効率を向上させることができる。
こうした本発明の昇圧回路の制御装置において、前記第3トルクは、前記電動機から出力すべきトルクが前記第1トルク未満に至ったときからの経過時間が長くなるほど前記第2トルクから前記第1トルクに向けて大きくなる傾向に設定されてなる、ものとすることもできる。こうすれば、第2電圧制御を実行している最中に電動機から出力すべきトルクが第1のトルクと第2のトルクとの間で滞ったときにより確実に第1電圧制御に切り替えることができる。この場合、前記第3トルクは、前記第2電圧制御を実行している最中に前記電動機から出力すべきトルクが前記第1トルク未満の状態から前記第1トルク以上の状態に至ったときには、その後に前記電動機から出力すべきトルクが前記第1トルク未満に至ったときからの経過時間に基づいて設定されてなる、ものとすることもできる。こうすれば、必要以上に早く第1電圧制御に切り替えるのを抑制することができる。
また、本発明の昇圧回路の制御装置において、前記電動機が複数のときには、前記第1電圧制御を実行している最中に前記複数の電動機のうちのいずれかの電動機から出力すべきトルクが該電動機に対応する前記第1トルク未満の状態から該第1トルク以上に至ったときに前記第2電圧制御を開始し、前記第2電圧制御を実行している最中に前記複数の電動機の全ての電動機から出力すべきトルクが各電動機に対応する前記第3トルク以下に至ったときに前記第1電圧制御を開始する、ものとすることもできる。
本発明のハイブリッド車は、
内燃機関と、動力を入出力可能な発電機と、車軸に連結された駆動軸と前記内燃機関の出力軸と前記発電機の回転軸との3軸に接続された遊星歯車機構と、前記駆動軸に動力を入出力可能な電動機と、充放電可能な二次電池と、前記二次電池の電力を昇圧して前記発電機および前記電動機に供給すると共に前記発電機および前記電動機からの電力を降圧して前記二次電池に供給する昇降圧回路と、を備えるハイブリッド車において、
前記昇降圧回路の制御装置として上述のいずれかの態様の本発明の昇圧回路の制御装置、即ち、基本的には、直流電源からの電力を昇圧して少なくとも1つの電動機に供給する昇圧回路の制御装置であって、前記電動機に供給する電力の電圧が第1電圧となるよう前記昇圧回路と制御する第1電圧制御を実行している最中に前記電動機から出力すべきトルクが第1トルク未満の状態から該第1トルク以上に至ったときに前記電動機に供給する電力の電圧が前記第1電圧より高い第2電圧となるよう前記昇圧回路を制御する第2電圧制御を開始し、前記第2電圧制御を実行している最中に前記電動機から出力すべきトルクが前記第1トルクと前記第1トルクより所定トルクだけ小さい第2トルクとの間で前記第2電圧制御を開始してから所定時間の経過に伴って設定される第3トルク以下に至ったときに前記第1電圧制御を開始する、ことを特徴とする昇圧回路の制御装置を搭載する、
ことを特徴とする。
この本発明のハイブリッド車では、上述のいずれかの態様の本発明の昇圧回路の制御装置を搭載するから、本発明の昇圧回路の制御装置が奏する効果、例えば、第1のトルクと第2のトルクとを閾値として用いてヒステリシスをもって第1電圧制御と第2電圧制御とを切り替えるものに比して第2電圧制御から第1電圧制御への切り替えを迅速に行なうことができる効果や、昇圧回路により第1電圧より高い第2電圧に昇圧する時間を短くすることができる効果、装置のエネルギ効率を向上させることができる効果などと同様の効果を奏することができる。
本発明の昇圧回路の制御方法は、
直流電源からの電力を昇圧して少なくとも1つの電動機に供給する昇圧回路の制御方法であって、
前記電動機に供給する電力の電圧が第1電圧となるよう前記昇圧回路と制御する第1電圧制御を実行している最中に前記電動機から出力すべきトルクが第1トルク未満の状態から該第1トルク以上に至ったときに前記電動機に供給する電力の電圧が前記第1電圧より高い第2電圧となるよう前記昇圧回路を制御する第2電圧制御を開始し、前記第2電圧制御を実行している最中に前記電動機から出力すべきトルクが前記第1トルクと前記第1トルクより所定トルクだけ小さい第2トルクとの間で前記第2電圧制御を開始してから所定時間の経過に伴って設定される第3トルク以下に至ったときに前記第1電圧制御を開始する、
ことを特徴とする。
この本発明の昇圧回路の制御方法では、電動機に供給する電力の電圧が第1電圧となるよう昇圧回路と制御する第1電圧制御を実行している最中に電動機から出力すべきトルクが第1トルク未満の状態から第1トルク以上に至ったときに電動機に供給する電力の電圧が第1電圧より高い第2電圧となるよう昇圧回路を制御する第2電圧制御を開始し、第2電圧制御を実行している最中に電動機から出力すべきトルクが第1トルクとこの第1トルクより所定トルクだけ小さい第2トルクとの間で第2電圧制御を開始してから所定時間の経過に伴って設定される第3トルク以下に至ったときに第1電圧制御を開始する。これにより、第1のトルクと第2のトルクとを閾値として用いてヒステリシスをもって第1電圧制御と第2電圧制御とを切り替えるものに比して第2電圧制御から第1電圧制御への切り替えを迅速に行なうことができる。この結果、昇圧回路により第1電圧より高い第2電圧に昇圧する時間を短くすることができ、装置のエネルギ効率を向上させることができる。
本発明の一実施例としての昇圧回路の制御装置を搭載するハイブリッド自動車20の構成の概略を示す構成図である。 モータMG1,MG2を含む電機駆動系の構成の概略を示す構成図である。 実施例のハイブリッド用電子制御ユニット70により実行される昇圧制御ルーチンの一例を示すフローチャートである。 実施例の昇圧制御ルーチンを実行したときの制御用トルクTmと閾値Tlowと目標電圧VH*の時間変化の様子の一例を示す説明図である。 変形例の昇圧制御ルーチンの一例を示すフローチャートである。
次に、本発明を実施するための形態を実施例を用いて説明する。
図1は本発明の一実施例としての昇圧回路の制御装置を搭載するハイブリッド自動車20の構成の概略を示す構成図であり、図2はモータMG1,MG2を含む電機駆動系の構成の概略を示す構成図である。実施例の昇圧回路の制御装置を搭載するハイブリッド自動車20は、図1に示すように、例えばガソリンまたは軽油などの炭化水素系の燃料により動力を出力する内燃機関として構成されたエンジン22と、エンジン22の吸入空気量や燃料噴射量,点火時期,吸気バルブの開閉タイミングなどを制御するエンジン用電子制御ユニット(以下、エンジンECUという)24と、エンジン22の出力軸としてのクランクシャフト26にダンパ28を介して複数のピニオンギヤ33を連結するキャリア34が接続されると共にギヤ機構60とデファレンシャルギヤ62とを介して駆動輪63a,63bに連結された駆動軸としてのリングギヤ軸32aにリングギヤ32が接続されたプラネタリギヤとして構成された動力分配統合機構30と、動力分配統合機構30のサンギヤ31に取り付けられた例えば同期発電電動機として構成されたモータMG1と、駆動軸としてのリングギヤ軸32aに減速ギヤ35を介して接続された例えば同期発電電動機として構成されたモータMG2と、モータMG1,MG2の駆動回路として6つのトランジスタT11〜T16,T21〜26と、トランジスタT11〜T16,T21〜T26に逆方向に並列接続された6つのダイオードD11〜D16,D21〜D26とにより構成されたインバータ41,42と、モータMG1,MG2に取り付けられた回転位置検出センサ43,44からのロータの回転位置やインバータ41,42に設けられた図示しない相電流を入力してインバータ41,42を制御するモータ用電子制御ユニット(以下、モータECUという)40と、例えば定格電圧が200Vのリチウムイオン二次電池として構成されたバッテリ50と、バッテリ50を管理するのに必要な信号としてバッテリ50の端子間に設置された電圧センサ51aからの端子間電圧Vbやバッテリ50の出力端子に接続された電力ラインに取り付けられた電流センサ51bからの充放電電流Ib,バッテリ50に取り付けられた温度センサ51cからの電池温度Tbなどを入力してバッテリ50の管理を行なうバッテリ用電子制御ユニット(以下、バッテリECUという)52と、バッテリ50からの直流電力を昇圧してインバータ41,42に供給する昇圧回路55と、車両全体をコントロールするハイブリッド用電子制御ユニット70とを備える。実施例の昇圧回路の制御装置としては、ハイブリッド用電子制御ユニット70が該当する。
昇圧回路55は、図2に示すように、2つのトランジスタT31,T32とトランジスタT31,T32に逆方向に並列接続された2つのダイオードD31,D32とリアクトルLとにより構成されている。2つのトランジスタT31,T32は、それぞれインバータ41,42の正極母線54aと負極母線54bとに接続されており、その接続点にリアクトルLが接続されている。また、リアクトルLと負極母線54bとにはそれぞれシステムメインリレー56を介してバッテリ50の正極端子と負極端子とが接続されている。したがって、トランジスタT31,T32をオンオフ制御することによりバッテリ50の直流電力をその電圧を昇圧してインバータ41,42に供給したり正極母線54aと負極母線54bとに作用している直流電圧を降圧してバッテリ50を充電したりすることができる。リアクトルLと負極母線54bとには平滑用のコンデンサ58が接続されている。以下、昇圧回路55より電力ライン54側を高電圧系といい、昇圧回路55よりバッテリ50側を低電圧系という。
ハイブリッド用電子制御ユニット70は、CPU72を中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、CPU72の他に処理プログラムを記憶するROM74と、データを一時的に記憶するRAM76と、図示しない入出力ポートおよび通信ポートとを備える。ハイブリッド用電子制御ユニット70には、温度センサ55aからの昇圧回路55の温度Tup(例えば、リアクトルLの温度)や、電圧センサ57aからの高電圧系に取り付けられたコンデンサ57の電圧(以下、高電圧系の電圧VHという),電圧センサ58aからの低電圧系に取り付けられたコンデンサ58の電圧,イグニッションスイッチ80からのイグニッション信号,シフトレバー81の操作位置を検出するシフトポジションセンサ82からのシフトポジションSP,アクセルペダル83の踏み込み量を検出するアクセルペダルポジションセンサ84からのアクセル開度Acc,ブレーキペダル85の踏み込み量を検出するブレーキペダルポジションセンサ86からのブレーキペダルポジションBP,車速センサ88からの車速Vなどが入力ポートを介して入力されている。ハイブリッド用電子制御ユニット70からは、昇圧回路55のトランジスタT31,T32へのスイッチング制御信号やシステムメインリレー56への駆動信号などが出力ポートを介して出力されている。なお、ハイブリッド用電子制御ユニット70は、エンジンECU24やモータECU40,バッテリECU52と通信ポートを介して接続されており、エンジンECU24やモータECU40,バッテリECU52と各種制御信号やデータのやりとりを行なっている。
こうして構成された実施例のハイブリッド自動車20は、ハイブリッド用電子制御ユニット70にって実行される以下に説明する駆動制御によって走行する。ハイブリッド用電子制御ユニット70は、エンジン22を運転しながら走行するときには、まず、アクセルペダルポジションセンサ84からのアクセル開度Accと車速センサ88からの車速Vとに応じて走行のために駆動軸としてのリングギヤ軸32aに要求される要求トルクTr*を設定し、要求トルクTr*にリングギヤ軸32aの回転数Nr(例えば、モータMG2の回転数や車速Vに換算係数を乗じて得られる回転数)を乗じて走行に要求される走行用パワーPdrvを計算する。次に、バッテリ50から放電可能な電力量の全容量の割合としての残容量(SOC)に基づいてバッテリ50を充放電するための充放電要求パワーPb*と走行用パワーPdrvと損失Lossとの和としてエンジン22から出力すべき要求パワーPe*を計算し、エンジン22を効率よく運転することができるエンジン22の回転数NeとトルクTeとの関係としての動作ライン(例えば燃費最適動作ライン)と計算した要求パワーPe*とを用いてエンジン22の目標回転数Ne*と目標トルクTe*とを設定し、エンジン22の回転数Neが目標回転数Ne*となるようにするための回転数フィードバック制御によりモータMG1から出力すべきトルクとしてのトルク指令Tm1*を設定する。また、要求トルクTr*からモータMG1をトルク指令Tm1*で駆動したときにプラネタリギヤ30を介してリングギヤ軸32aに作用するトルクを減じて得られる走行用トルクTm2drvと駆動軸としてのリングギヤ軸32aの振動を抑制するための駆動軸制振トルクTvdとの和のトルクをモータMG2のトルク指令Tm2*として設定する。そして、設定したエンジン22の目標回転数Ne*と目標トルクTe*とをエンジンECU24に送信すると共にモータMG1,MG2のトルク指令Tm1*,Tm2*をモータECU40に送信する。目標回転数Ne*と目標トルクTe*とを受信したエンジンECU24は、目標回転数Ne*と目標トルクTe*とによってエンジン22が運転されるようエンジンの吸入空気量制御や燃料噴射制御,点火制御などを実行し、モータMG1,MG2のトルク指令Tm1*,Tm2*を受信したモータECU40は、モータMG1,MG2がトルク指令Tm1*,Tm2*で駆動されるようインバータ41,42のスイッチング素子をスイッチング制御する。
また、ハイブリッド用電子制御ユニット70は、エンジン22の運転を停止した状態で走行するときには、アクセル開度Accと車速Vとに応じてリングギヤ軸32aに要求される要求トルクTr*を設定し、モータMG1のトルク指令Tm1*には値0を設定し、モータMG2のトルク指令Tm2*にはリングギヤ軸32aに要求トルクTr*を出力するトルクを設定し、設定したトルク指令Tm1*,Tm2*をモータECU40に送信する。トルク指令Tm1*,Tm2*を受信したモータECU40は、モータMG1,MG2がトルク指令Tm1*,Tm2*で駆動されるようインバータ41,42のスイッチング素子をスイッチング制御する。
次に、こうした駆動制御に対応して高電圧系の電圧制御について説明する。図3は、実施例のハイブリッド用電子制御ユニット70により実行される昇圧制御ルーチンの一例を示すフローチャートである。このルーチンは、所定時間毎(例えば、数msec毎)に繰り返し実行される。
昇圧制御ルーチンが実行されると、ハイブリッド用電子制御ユニット70のCPU72は、まず、モータMG1,MG2のトルク指令Tm1*,Tm2*を入力し(ステップS100)、入力したトルク指令Tm1*,Tm2*の絶対値のうち大きい方を制御用トルクTmとして設定する(ステップS110)。続いて、高電圧系の目標電圧VH*が制御電圧として高電圧Vhi(例えば、インバータ41,42の入力最大電圧であり、650Vなど)であるか否かを判定し(ステップS120)、目標電圧VH*が高電圧Vhiではないときには、制御用トルクTmが閾値Thi以上であるか否かを判定する(ステップS130)。ここで、閾値Thiは、制御用トルクTmをモータMG1やモータMG2で出力するために高電圧系の電圧VHとして高電圧Vhiが必要なトルクの下限値として設定されるものであり、モータMG1やモータMG2の性能などにより定めることができる。制御用トルクTmが閾値Thi未満のときには、高電圧系の電圧VHとして高電圧Vhiは必要ないと判断し、本ルーチンを終了する。一方、制御用トルクTmが閾値Thi以上のときには、高電圧系の電圧VHとして高電圧Vhiが必要であると判断し、閾値Tlowに閾値Thiより小さな値Tsetを設定すると共に(ステップS140)、目標電圧VH*に高電圧Vhiを設定して(ステップS150)、本ルーチンを終了する。目標電圧VH*に高電圧Vhiが設定されると、ハイブリッド用電子制御ユニット70は、図示しない昇圧回路スイッチング制御処理により、コンデンサ57の電圧VHが目標電圧VH*となるよう昇圧回路55の二つのトランジスタT31,T32をスイッチング制御する。閾値Tlowおよび値Tsetについては後述する。
ステップS120で目標電圧VH*が高電圧Vhiであると判定されたときには、制御用トルクTmが閾値Thi未満であるか否かを判定し(ステップS160)、制御用トルクTmが閾値Thi以上のときには、閾値Tlowに閾値Thiより小さな値Tsetを設定すると共に(ステップS140)、目標電圧VH*に高電圧Vhiを設定して(ステップS150)、本ルーチンを終了する。一方、制御用トルクTmが閾値Thi未満のときには、閾値Tlowにレート値Trtを加えたものを新たな閾値Tlowを設定すると共に(ステップS170)、制御用トルクTmが設定した閾値Tlow以下であるか否かを判定し(ステップS180)、制御用トルクTmが設定した閾値Tlowより大きいときには、高電圧系の電圧VHとしてまだ高電圧Vhiが必要であると判断し、本ルーチンを終了し、制御用トルクTmが設定した閾値Tlow以下のときには、高電圧系の電圧VHとして高電圧Vhiは必要ないと判断し、目標電圧VH*に高電圧Vhiより低い低電圧Vlow(例えば、インバータ41,42の入力最大電圧より低い電圧であり、500Vやバッテリ50の電圧など)を設定して(ステップS190)、本ルーチンを終了する。ここで、閾値Thiは、制御用トルクTmに対して高電圧系の電圧VHを低電圧Vlowとする低電圧制御から高電圧系の電圧VHを高電圧Vhiとする高電圧制御からに切り替える際の閾値と考えることができ、閾値Tlowは、逆に、高電圧制御から低電圧制御に切り替える際の閾値と考えることができる。閾値Tlowが値Tsetで固定されるものとすれば、閾値Thiと閾値Tlowは、制御用トルクTmに対して高電圧制御と低電圧制御との切り替えが頻繁に生じないようにするためにヒステリシスをもった閾値ということができる。実施例では、閾値Tlowは、高電圧制御が実行されており、制御用トルクTmが閾値Thi未満に滞っていると、昇圧制御ルーチンを実行する毎にレート値Trtずつ大きな値に設定される。このため、制御用トルクTmが閾値Thi未満に滞っていると、そのうち制御用トルクTmは閾値Tlow以下となり、低電圧制御に切り替わる。ここで、レート値Trtは、閾値Tlowを徐々に大きくするレートリミット処理における閾値Tlowの増加量であり、昇圧制御ルーチンを繰り返す時間間隔などにより適宜定めることができる。なお、閾値Tlowの初期値としての値Tsetは、高電圧制御と低電圧制御とを切り替える際のヒステリシスとして適当な値を用いるのが好ましい。
図4は、実施例の昇圧制御ルーチンを実行したときの制御用トルクTmと閾値Tlowと目標電圧VH*の時間変化の様子の一例を示す説明図である。この例では、制御用トルクTmが閾値Thi以上に至った時間T1に目標電圧VH*に高電圧Vhiが設定され、制御用トルクTmが閾値Thi未満に至った時間T2から閾値Tlowが時間の経過に伴って大きくなり、制御用トルクTmが閾値Tlow以下に至った時間T3に目標電圧VH*に低電圧Vlowが設定される。閾値Vlowを時間の経過に伴って大きくしないものとすれば、時間T4に至るまで目標電圧VH*は高電圧Vhiに保持される。
以上説明した実施例の昇圧回路の制御装置によれば、目標電圧VH*に高電圧Vhiを設定して高電圧制御を実行している最中にモータMG1,MG2のトルク指令Tm1*,Tm2*の絶対値の大きい方として設定された制御用トルクが高電圧制御を開始する閾値Vhi未満に至ったときからレートリミット処理により大きくなる閾値Tlow以下に至ったときに目標電圧VH*に低電圧Vlowを設定して低電圧制御を開始するから、制御用トルクTmが一定値を保持する閾値以下に至ったときに目標電圧VH*に低電圧Vlowを設定して低電圧制御を開始するものに比して、迅速に低電圧制御を開始することができる。この結果、昇圧回路55により高電圧系の電圧VHを高電圧Vhiまで昇圧する時間を短くすることができ、エネルギ効率を向上させることができる。しかも、閾値Tlowを大きくするレートミット処理を開始した後に制御用トルクTmが閾値Thi以上になると閾値Tlowに値Tsetを設定するから、必要以上に早く低電圧制御に切り替わるのを抑制することができる。
実施例の昇圧回路の制御装置では、目標電圧VH*に高電圧Vhiを設定して高電圧制御を実行している最中に制御用トルクTmが高電圧制御を開始する閾値Vhi未満に至ったときからレートリミット処理により大きくなる閾値Tlow以下に至ったときに目標電圧VH*に低電圧Vlowを設定して低電圧制御を開始するものとしたが、高電圧制御を実行している最中に制御用トルクTmが閾値Vhi未満に至ったときから所定時間経過したときに値Tsetより大きく閾値Thiより小さい値Tmidを閾値Tlowに設定し、制御用トルクTmがこの閾値Tlow以下に至ったときに低電圧制御を開始するものとしてもよい。この場合の昇圧制御ルーチンを図5に示す。図5の昇圧制御ルーチンでは、制御用トルクTmが閾値Thi未満に至って所定時間経過したときに(ステップS160,S172)、値Tsetより大きく閾値Thiより小さい値Tmidを閾値Tlowとして設定し、制御用トルクTmが値Tmidが設定された閾値Tlow以下に至ったときに目標電圧VH*に低電圧Vlowを設定する(ステップS180、S190)。この場合でも、制御用トルクTmが一定値を保持する閾値以下に至ったときに目標電圧VH*に低電圧Vlowを設定して低電圧制御を開始するものに比して、迅速に低電圧制御を開始することができる。
実施例の昇圧回路の制御装置では、閾値Tlowを大きくするレートミット処理を開始した後に制御用トルクTmが閾値Thi以上になると閾値Tlowに値Tsetを設定するものとしたが、閾値Tlowを大きくするレートミット処理を開始した後は制御用トルクTmが閾値Thi以上になってもレートリミット処理により得られる閾値Tlowを用いて低電圧制御を開始するものとしてもよい。この場合、閾値Tlowの上限値は閾値Thiとするのが好ましい。
実施例の昇圧回路の制御装置では、二つのモータMG1,MG2に電力を供給するものとして説明したが、三つ以上のモータに電力を供給するものとしてもよいし、単一のモータに電力を供給するものとしてもよい。三つ以上のモータに電力を供給するものとする場合には、三つ以上のモータのうち最も絶対値が大きなトルク指令を制御用トルクTmとして用いて昇圧制御を行なえばよい。また、単一のモータに電力を供給するものとする場合には、単一のモータのトルク指令の絶対値を制御用トルクTmとして用いて昇圧制御を行なえばよい。
実施例の昇圧回路の制御装置では、ハイブリッド自動車の駆動系に用いるモータに電力を供給するものとして説明したが、ハイブリッド自動車の駆動系に用いるモータに電力を供給するものに限定されるものではなく、エンジンを搭載しない電気自動車の駆動系に用いるモータに電力を供給するものに適用してもよいし、自動車以外の車両や船舶或いは航空機などの駆動系に用いるモータに電力を供給するものに適用してもよいし、建設設備などの駆動系に用いるモータに電力を供給するものに適用してもよい。また、昇圧回路の制御方法の形態としても構わない。
実施例の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係について説明する。実施例では、昇圧回路55が「昇圧回路」に相当し、低電圧制御を実行している最中にモータMG1,MG2のトルク指令Tm1*,Tm2*の絶対値の大きい方として設定された制御用トルクTmが閾値Thi以上に至ったときに目標電圧VH*に高電圧Vhiを設定して高電圧制御を開始し、高電圧制御を実行している最中に制御用トルクTmが閾値Vhi未満に至ったときからレートリミット処理により大きくなる閾値Tlow以下に至ったときに目標電圧VH*に低電圧Vlowを設定して低電圧制御を開始する図3の昇圧制御ルーチンを実行するハイブリッド用電子制御ユニット70が「制御装置」に相当する。
ここで、「昇圧回路」としては、昇圧回路55に限定されるものではなく、直流電源からの電力を昇圧して少なくとも1つの電動機に供給するものであれば如何なるものとしても構わない。「制御装置」としては、低電圧制御を実行している最中にモータMG1,MG2のトルク指令Tm1*,Tm2*の絶対値の大きい方として設定された制御用トルクTmが閾値Thi以上に至ったときに目標電圧VH*に高電圧Vhiを設定して高電圧制御を開始し、高電圧制御を実行している最中に制御用トルクTmが閾値Vhi未満に至ったときからレートリミット処理により大きくなる閾値Tlow以下に至ったときに目標電圧VH*に低電圧Vlowを設定して低電圧制御を開始するものに限定されるものではなく、高電圧制御を実行している最中に制御用トルクTmが閾値Vhi未満に至ったときから所定時間経過したときに値Tsetより大きく閾値Thiより小さい値Tmidを閾値Tlowに設定し、制御用トルクTmがこの閾値Tlow以下に至ったときに低電圧制御を開始するものとしたり、閾値Tlowを大きくするレートミット処理を開始した後は制御用トルクTmが閾値Thi以上になってもレートリミット処理により得られる閾値Tlowを用いて低電圧制御を開始するものとしたりするなど、電動機に供給する電力の電圧が第1電圧となるよう昇圧回路と制御する第1電圧制御を実行している最中に電動機から出力すべきトルクが第1トルク未満の状態から第1トルク以上に至ったときに電動機に供給する電力の電圧が第1電圧より高い第2電圧となるよう昇圧回路を制御する第2電圧制御を開始し、第2電圧制御を実行している最中に電動機から出力すべきトルクが第1トルクと第1トルクより所定トルクだけ小さい第2トルクとの間で第2電圧制御を開始してから所定時間の経過に伴って設定される第3トルク以下に至ったときに第1電圧制御を開始するものであれば如何なるものとしても構わない。
なお、実施例の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係は、実施例が課題を解決するための手段の欄に記載した発明を実施するための形態を具体的に説明するための一例であることから、課題を解決するための手段の欄に記載した発明の要素を限定するものではない。即ち、課題を解決するための手段の欄に記載した発明についての解釈はその欄の記載に基づいて行なわれるべきものであり、実施例は課題を解決するための手段の欄に記載した発明の具体的な一例に過ぎないものである。
以上、本発明を実施するための形態について実施例を用いて説明したが、本発明はこうした実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々なる形態で実施し得ることは勿論である。
本発明は、昇圧回路の制御装置の製造産業やハイブリッド車の製造産業などに利用可能である。
20 ハイブリッド自動車、22 エンジン、24 エンジン用電子制御ユニット(エンジンECU)、26 クランクシャフト、28 ダンパ、30 動力分配統合機構、31 サンギヤ、32 リングギヤ、32a リングギヤ軸、33 ピニオンギヤ、34 キャリア、35 減速ギヤ、40 モータ用電子制御ユニット(モータECU)、41,42 インバータ、43,44 回転位置検出センサ、50 バッテリ、51a 電圧センサ、51b 電流センサ、51c 温度センサ、52 バッテリ用電子制御ユニット(バッテリECU)、54 電力ライン、54a 正極母線、54b 負極母線、55 昇圧回路、55a 温度センサ、56 システムメインリレー、57,58 コンデンサ、57a,58a 電圧センサ、60 ギヤ機構、62 デファレンシャルギヤ、63a,63b 駆動輪、64a,64b 車輪、70 ハイブリッド用電子制御ユニット、72 CPU、74 ROM、76 RAM、80 イグニッションスイッチ、81 シフトレバー、82 シフトポジションセンサ、83 アクセルペダル、84 アクセルペダルポジションセンサ、85 ブレーキペダル、86 ブレーキペダルポジションセンサ、88 車速センサ、MG1,MG2 モータ、D11〜D16,D21〜D26,D31,D32 ダイオード、T11〜T16,T21〜T26,T31,T32 トランジスタ、L リアクトル。

Claims (6)

  1. 直流電源からの電力を昇圧して少なくとも1つの電動機に供給する昇圧回路の制御装置であって、
    前記電動機に供給する電力の電圧が第1電圧となるよう前記昇圧回路と制御する第1電圧制御を実行している最中に前記電動機から出力すべきトルクが第1トルク未満の状態から該第1トルク以上に至ったときに前記電動機に供給する電力の電圧が前記第1電圧より高い第2電圧となるよう前記昇圧回路を制御する第2電圧制御を開始し、前記第2電圧制御を実行している最中に前記電動機から出力すべきトルクが前記第1トルクと前記第1トルクより所定トルクだけ小さい第2トルクとの間で前記第2電圧制御を開始してから所定時間の経過に伴って設定される第3トルク以下に至ったときに前記第1電圧制御を開始する、
    ことを特徴とする昇圧回路の制御装置。
  2. 請求項1記載の昇圧回路の制御装置であって、
    前記第3トルクは、前記電動機から出力すべきトルクが前記第1トルク未満に至ったときからの経過時間が長くなるほど前記第2トルクから前記第1トルクに向けて大きくなる傾向に設定されてなる、
    ことを特徴とする昇圧回路の制御装置。
  3. 請求項2記載の昇圧回路の制御装置であって、
    前記第3トルクは、前記第2電圧制御を実行している最中に前記電動機から出力すべきトルクが前記第1トルク未満の状態から前記第1トルク以上の状態に至ったときには、その後に前記電動機から出力すべきトルクが前記第1トルク未満に至ったときからの経過時間に基づいて設定されてなる、
    ことを特徴とする昇圧回路の制御装置。
  4. 請求項1ないし3のいずれか1つの請求項に記載の昇圧回路の制御装置であって、
    前記電動機が複数のときには、前記第1電圧制御を実行している最中に前記複数の電動機のうちのいずれかの電動機から出力すべきトルクが該電動機に対応する前記第1トルク未満の状態から該第1トルク以上に至ったときに前記第2電圧制御を開始し、前記第2電圧制御を実行している最中に前記複数の電動機の全ての電動機から出力すべきトルクが各電動機に対応する前記第3トルク以下に至ったときに前記第1電圧制御を開始する、
    ことを特徴とする昇圧回路の制御装置。
  5. 内燃機関と、動力を入出力可能な発電機と、車軸に連結された駆動軸と前記内燃機関の出力軸と前記発電機の回転軸との3軸に接続された遊星歯車機構と、前記駆動軸に動力を入出力可能な電動機と、充放電可能な二次電池と、前記二次電池の電力を昇圧して前記発電機および前記電動機に供給すると共に前記発電機および前記電動機からの電力を降圧して前記二次電池に供給する昇降圧回路と、を備えるハイブリッド車において、
    前記昇降圧回路の制御装置として請求項1ないし4のいずれか1つの請求項に記載の昇圧回路の制御装置を搭載する、
    ことを特徴とするハイブリッド車。
  6. 直流電源からの電力を昇圧して少なくとも1つの電動機に供給する昇圧回路の制御方法であって、
    前記電動機に供給する電力の電圧が第1電圧となるよう前記昇圧回路と制御する第1電圧制御を実行している最中に前記電動機から出力すべきトルクが第1トルク未満の状態から該第1トルク以上に至ったときに前記電動機に供給する電力の電圧が前記第1電圧より高い第2電圧となるよう前記昇圧回路を制御する第2電圧制御を開始し、前記第2電圧制御を実行している最中に前記電動機から出力すべきトルクが前記第1トルクと前記第1トルクより所定トルクだけ小さい第2トルクとの間で前記第2電圧制御を開始してから所定時間の経過に伴って設定される第3トルク以下に至ったときに前記第1電圧制御を開始する、
    ことを特徴とする昇圧回路の制御方法。
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