JP2010244347A - 接触位置センサおよび表示装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】接触位置の検出精度の高い接触位置センサおよび表示装置を提供する。
【解決手段】マトリクス状に配置された複数の表示画素からなる表示部DYPを備えた表示パネルPNLと、透明絶縁性基板と、透明絶縁性基板上に配置された透明電極群と、透明電極群に流れる電流を検出する電流検出手段と、を備えた接触位置センサSSと、を備え、透明電極群は、表示部DYPを覆うように配置され、第1方向D11に延びる複数の第1電極EAと、第2方向D12に延びる複数の第2電極EBと、第3方向D13に延びる複数の第3電極ECと、を備え、第1方向D11、第2方向D12、および第3方向D13は互いに異なる方向である表示装置。
【選択図】図2A
【解決手段】マトリクス状に配置された複数の表示画素からなる表示部DYPを備えた表示パネルPNLと、透明絶縁性基板と、透明絶縁性基板上に配置された透明電極群と、透明電極群に流れる電流を検出する電流検出手段と、を備えた接触位置センサSSと、を備え、透明電極群は、表示部DYPを覆うように配置され、第1方向D11に延びる複数の第1電極EAと、第2方向D12に延びる複数の第2電極EBと、第3方向D13に延びる複数の第3電極ECと、を備え、第1方向D11、第2方向D12、および第3方向D13は互いに異なる方向である表示装置。
【選択図】図2A
Description
本発明は接触位置センサおよび表示装置に関する。
近年、接触位置センサが搭載された表示装置が広く知られている。接触位置センサは、例えば指先等の接触体が接触した接触位置を検出するように構成されている。
接触位置センサは、その動作原理によって、抵抗膜方式、静電容量方式(例えば特許文献1参照)、赤外線方式、超音波方式、及び電磁誘導方式等に分類される。その中でも、静電容量方式の接触位置センサは、表示装置の光学特性を比較的損ない難いため、表示装置に好適である。
静電容量方式の接触位置センサは、一般に、表示パネルを覆うように設けられる位置検出用透明電極と、位置検出用透明電極の周縁部分に設けられた複数の電極端子と、電極端子を流れる電流を検出する電流検出回路とを有している。
使用者が接触位置センサに接触すると、位置検出用透明電極は、接触された地点で位置検出用透明電極と人体(指先)との間に介在された絶縁体の静電容量を介して接地される。接触される位置によって、各電極端子に繋がる容量値に変化が生じる。この容量値の変化が検出回路によって検出されることにより、利用者が接触した位置を検出している。
上記のような接触位置センサが表示装置に搭載される場合、表示装置の表示画面内の領域での接触位置の検出制度を向上させるために、第1方向に延びる複数のX電極と、第2方向に延びる複数のY電極とを配置し、X電極が複数のY電極と1回ずつ交差するとともに、Y電極が複数のX電極と1回ずつ交差するように屈曲して配置されたセンサパターンが提案されている(特許文献2参照)。また、従来接触位置センサの従来の用途は選択画面でのボタン選択など1点入力のものが主であったが、近年では2点以上の同時入力での制御が望まれるケースが増えている。
しかしながら、上記のように2つの異なる方向に延びる電極により、例えば、利用者が2点同時に接触する場合、実際に利用者が接触した2点以外にも、接触点として検出される場合があり、検出の精度が低下することがあった。例えば図10に示すように、正方形電極を対角線方向に繋いだ形状の第1方向に延びる第1電極X(X1、X2、X3…)と、第2方向に延びる第2電極Y(Y1、Y2、Y3…)とが配置されている場合に、利用者の指先等が接触した位置を検出する場合、2つの接触点P4、P5のアドレスは、図11に示すように、P4が(4、1)、P5が(2、4)となる。
このような接触点P4、P5が存在する場合に、第1電極Xについては、電流検出回路により、図13Aに示すように第1電極X2と第1電極X4との近傍に接触点P4、P5があることが検出される。第2電極Yについては、電流検出回路により、図13Bに示すように、第2電極Y1と第2電極Y4との近傍に接触点P4、P5があることが検出される。
したがって、この結果から、図12に示すように、接触点P4、P5以外にも、検出点PG4、PG5が検出されることとなる(例えば図13A、13Bの検出出力からだけでは接触点P4とP5に触れたのか、検出店PG4とPG5に触れたのか区別がつかない)。このように2つの異なる方向に延びる電極によって同時に接触された2点以上の接触点を検出することは困難であった。
本発明は上記事情に鑑みて成されたものであって、接触位置の検出精度の高い接触位置センサおよび表示装置を提供することを目的とする。
本発明の第1態様による表示装置は、マトリクス状に配置された複数の表示画素からなる表示部を備えた表示装置と、透明絶縁性基板と、前記透明絶縁性基板上に配置された透明電極群と、を備えた接触位置センサと、前記透明電極群に流れる電流を検出する電流検出手段と、を備え、前記透明電極群は、前記表示部を覆うように配置され、第1方向に延びる複数の第1電極と、第2方向に延びる複数の第2電極と、第3方向に延びる複数の第3電極と、を備え、前記第1方向、前記第2方向、および前記第3方向は互いに異なる方向である表示装置である。
本発明の第2態様による接触位置センサは、一対の透明絶縁性基板と、前記一対の透明絶縁性基板間に配置された透明電極群と、前記透明電極群に流れる電流を検出する電流検出手段と、を備え、前記透明電極群は、第1方向に延びる複数の第1電極と、第2方向に延びる複数の第2電極と、第3方向に延びる複数の第3電極と、を備え、前記第1方向、前記第2方向、および前記第3方向は互いに異なる方向である接触位置センサである。
本発明によれば、接触位置の検出精度の高い接触位置センサおよび表示装置を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態について、詳細に説明する。図1に示すように、本実施形態に係る表示装置は、表示パネルPNLと、接触位置センサSSとを備えている。表示パネルPNLは、マトリクス状に配置された複数の表示画素(図示せず)からなる表示部DYPを備えている。表示パネルPNLの一端には、表示パネルPNLに信号を供給するための回路基板C1が接続されている。表示パネルPNLは、例えば、一対の基板と、この一対の基板間に挟持された液晶層とを備えた表示パネルPNLである。
接触位置センサSSは、表示パネルPNLの表示部DYPと対向するように配置されている。接触位置センサSSは、表示パネルPNLの表示部DYPを覆うように配置された透明電極群と、前記透明電極群上に配置された透明絶縁性基板(図示せず)とを備えている。接触位置センサSSの一端には、接触位置センサSSの透明電極群から信号を取り出す回路基板C2が接続されている。
接触位置センサSSは、図2Aに示すような透明電極群を備えている。透明電極群は、第1方向D11に延びる複数の第1電極EA(EA1、EA2、EA3…)と、第2方向D12に延びる複数の第2電極EB(EB1、EB2、EB3…)と、第3方向D13に延びる複数の第3電極EC(EC1、EC2、EC3…)とを備えている。第2方向D12は、第1方向D11に対して反時計回りに略60度回転した方向である。第3方向D13は、第2方向D12に対して反時計回りに略60度回転した方向である。
図2A、および図2Bに示すように、第1電極EAは、第1方向D11に延びる第1軸部AXAを備えている。第2電極EBは、第2方向D12に延びる第2軸部AXBを備えている。第3電極ECは、第3方向D13に延びる第3軸部AXCを備えている。図2Bには、一例として第3電極ECについて、第3方向D13に延びる第3軸部AXCを示している。
本実施形態に係る表示装置では、第1電極EAは、第1軸部AXAと第2軸部AXBと第3軸部AXCとに囲まれた領域に延びる検出電極SAを備えている。検出電極SAは、第1軸部AXAが延びる方向D11に対して略直交する方向において、第1軸部AXAの両側から平面状に延びている。
第2電極EBは、第1軸部AXAと第2軸部AXBと第3軸部AXCとに囲まれた領域に延びる検出電極SBを備えている。検出電極SBは、第2軸部AXBが延びる方向D12に対して略直交する方向において、第1軸部AXBの両側から平面状に延びている。
第3電極ECは、図2Aおよび図2Bに示すように、第1軸部AXAと第2軸部AXBと第3軸部AXCとに囲まれた領域に延びる検出電極SCを備えている。検出電極SCは、第3軸部AXCが延びる方向D13に対して略直交する方向において、第1軸部AXCの両側から平面状に延びている。
第1軸部AXAから延びる検出電極SAと、第2軸部AXBから延びる検出電極SBと、第3軸部AXCから延びる検出電極SCとは、第1軸部AXAと第2軸部AXBと第3軸部AXCとに囲まれた領域において、互いに離間するとともに、それぞれの面積が略等しくなるように配置されている。
図3Aに透明電極群のうちの第1電極EAのみを示す。図3Bに透明電極群のうちの第2電極EBのみを示す。図3Cに透明電極群のうちの第3電極ECのみを示す。図3Aに示すように、各第1電極EAは、1以上の検出電極SAを備えている。検出電極SAは、第1軸部AXAの両側から略2等辺三角形状に延びている。
各第1電極EAは、透明絶縁性基板の端部に配置された複数の電極端子TAのそれぞれと電気的に接続されている。複数の電極端子TAは、回路基板C2の複数の接続端子(図示せず)と電気的に接続される。
図3Bに示すように、各第2電極EBは、1以上の検出電極SBを備えている。検出電極SBは、第2軸部AXBの両側から略2等辺三角形状に延びている。各第2電極EBは、透明絶縁性基板の端部に配置された複数の電極端子TBのそれぞれと電気的に接続されている。複数の電極端子TBは、回路基板C2の複数の接続端子(図示せず)と電気的に接続される。
図3Cに示すように、各第3電極ECは、1以上の検出電極SCを備えている。検出電極SCは、第3軸部AXCの両側から略2等辺三角形状に延びている。各第3電極ECは、透明絶縁性基板の端部に配置された複数の電極端子TCのそれぞれと電気的に接続されている。複数の電極端子TCは、回路基板C2の複数の接続端子(図示せず)と電気的に接続される。
次に、接触位置センサの主要部の製法について簡単に記載する。本実施形態の構成の接触位置センサは単純には図3A乃至図3Cの形状にセンサ電極を形成した透明フィルム基板3枚を貼り合わせるか、あるいは第1電極EA、第2電極EB、および第3電極ECを、それぞれ絶縁層を介して別々の層に配置すれば作成できるが、それでは製造方法が複雑になる、図4では製造工程が複雑になることなく作成する方法を示す。
図4Aおよび図4Bに、第1電極EA、第2電極EB、および第3電極ECが交差する部分を示す。接触位置センサSSを製造する場合、透明絶縁性基板としての透明フィルムにITO(Indium Tin Oxide)等により透明電極群を以下のように印刷または蒸着する。
まず、透明絶縁性基板上に第1電極EA、第2電極EB、および第3電極ECとなる透明電極層を所定の形状に、印刷または蒸着する。このとき、第1電極EA、第2電極EB、および第3電極ECのいずれかについてその軸部を形成し、各検出電極を電気的に接続させる。
例えば図4Aに示すように、第3電極ECの第3軸部を形成し、検出電極SCを方向D13において互いに電気的に接続する。したがって、この段階では、第1方向D11において互いに隣接する検出電極SAは、島状に形成され、電気的に切断されている。同様に、第2方向D12において互いに隣接する検出電極SBは、島状に形成され、電気的に切断されている。
印刷または蒸着された透明電極層上に絶縁層を形成し、この絶縁層上に、検出電極SA同士を電気的に接続する第1軸部の一部となる導電層BR1と、検出電極SB同士を電気的に接続する第2軸部の一部となる導電層BR2とが、印刷あるいは蒸着により形成される。
導電層BR1は、絶縁層に設けられたコンタクトホール(図示せず)を介して検出電極SAと電気的に接続されている。導電層BR2は、絶縁層に設けられたコンタクトホール(図示せず)を介して検出電極SBと電気的に接続されている。
ここで、導電層BR1と導電層BR2とが互いに接触しないように、検出電極SAの端部は、導電層BR2が延びる方向(第2方向D12)と交差する方向(第1方向D11)に延び、導電層BRを超えて隣接する検出電極SA側まで延びて配置されている。検出電極SAは、上記のように延びた端部と、隣接する検出電極SAの端部とが導電層BR1によって電気的に接続されている。
なお、検出領域外には、必要に応じて、配線低抵抗化や接続のため金属配線が印刷または蒸着される。また、図示していないが、透明フィルムには、保護シートやシールド用全面透明電極シート等も積層される。
上記のように形成した接触位置センサSSは、透明電極群が表示パネルPNLの表示部DYPを覆うように位置合わせされ、表示パネルPNL上に配置される。
上記のように透明電極群を形成すると、第1電極EA、第2電極EB、および第3電極ECを、それぞれ絶縁層を介して別々の層に配置する必要がなくなる。そのため、3種類の電極を形成する場合でも、製造工程を増加させることなく、製造歩留まりを低下させることがない。
上記の接触位置センサSSで、利用者の指先等が接触した位置を検出する場合、第1電極EA、第2電極EB、および第3電極ECにより利用者の指先等が接触した位置の座標を検出する。すなわち、指先等が接触することによって、接触された地点で透明電極と人体(指先)との間に介在された絶縁体(透明絶縁性基板)の静電容量を介して接地される。
接触される位置によって、各電極端子TA、TB、TCに繋がる容量値に変化が生じる。この容量値の変化が、電極端子TA、TB、TCを介して外部に接続された電流検出回路(図示せず)によって検出され、利用者が接触した位置を検出する。
例えば、図5に示すように利用者の指先F1、F2が接触位置センサSSに接触した場合、図6に示すように、第1電極EA、第2電極EB、および第3電極ECにより検出される接触点P1、P2の座標は、第1電極EA、第2電極EB、および第3電極ECのアドレス(例えば図5に示すn〜n+4)を用いて、P1(n、n+2、n+3)およびP2(n+4、n、n+1)である。なお、図6に示す線分は、図5に示す第1電極EA、第2電極EB、および第3電極ECの各軸部に相当している。図7A乃至図7Cについても同様である。
すなわち、第1電極EAについては、指先F1、F2は接触することにより、第1電極EAnと第1電極EAn+4との近傍に接触点P1、P2があることが電流検出回路により検出される。第2電極EBについては、第2電極EBn+1と第2電極EBnとの近傍に接触点P1、P2があることが電流検出回路により検出される。第3電極ECについては、第3電極ECn+3と第3電極ECn+1との近傍に接触点P1、P2があることが電流検出回路により検出される。
この結果、検出された第1電極EAn、EAn+4、第2電極EBn+1、EBnおよび第3電極ECn+3、Cn+1が交差する位置が、指先F1、F2の接触点P1、P2であることが検出される。
上記のように、本実施形態に係る接触位置センサSSを備える表示装置を用いることにより、利用者の指先等が2点同時に接触した場合であっても、その接触点の位置を検出することが可能となる。
さらに、従来の場合は同時接触の3点入力を正確に検出するのは非常に困難であったが本実施の形態では、特殊な場合を除いてこれも可能となる。
例えば、図7Aに示すように、3つの接触点P1(n+1、n、n+5)、接触点P2(n、n+4、n+2)、および接触点P3(n+4、n+2、n)が存在した場合、第1電極EAについては、第1電極EAnと第1電極EAn+1と第1電極EAn+4との近傍に接触点P1、P2、P3があることが電流検出回路により検出される。第2電極EBについては、第2電極EBnと第2電極EBn+2と第2電極EBn+4との近傍に接触点P1、P2、P3があることが電流検出回路により検出される。第3電極ECについては、第3電極ECnと第3電極ECn+2と第3電極ECn+5との近傍に接触点P1、P2、P3があることが電流検出回路により検出される。
この結果、検出された第1電極EAn、EAn+1、EAn+4、第2電極EBn、EBn+2、EBn+4、および、第3電極ECn、ECn+2、ECn+5が交差する位置の候補は、接触点P1、P2、P3の他に、一見区別しづらい検出点PG1(n+4、n、n+2)が検出される。
しかし、このような場合であっても、候補点同士を線分で結ぶと検出点PG1と、接触点P1、P2、P3とは必ず1つ以上同じアドレスを持つ。したがって、各点のアドレスの中身を論理演算することによって、接触点以外の点(PG1)を排除可能である。
例えば、接触点P3と検出点PG1とは、共通の第1電極EAのアドレス(第1電極EAn+4)を持つ。接触点P1と検出点PG1とは、共通の第2電極EBのアドレス(第2電極EBn)を持つ。接触点P2と検出点PG1とは、共通の第3電極ECのアドレス(第3電極ECn+2)を持つ。このことから、接触点P1、P2、P3と第1電極EA、第2電極EB、および第3電極ECのそれぞれについて共通のアドレスを持つ検出点PG1を排除することができる。
また、例えば図7Bに示すように、3つの接触点P1(n、n+4、n+2)、接触点P2(n+2、n−1、n+5)、および接触点P3(n+4、n+2、n)が存在した場合、第1電極EAについては、第1電極EAnと第1電極EAn+2と第1電極EAn+4との近傍に接触点P1、P2、P3があることが電流検出回路により検出される。第2電極EBについては、第2電極EBn−1と第2電極EBn+2と第2電極EBn+4との近傍に接触点P1、P2、P3があることが電流検出回路により検出される。第3電極ECについては、第3電極ECnと第3電極ECn+2と第3電極ECn+5との近傍に接触点P1、P2、P3があることが電流検出回路により検出される。
この結果、検出された第1電極EAn、EAn+2、EAn+4、第2電極EBn−1、EBn+2、EBn+4、および、第3電極ECn、ECn+2、ECn+5が交差する位置の候補は、接触点P1、P2、P3の他に検出点PG1(n+2、n+4、n)と検出点PG2(n+2、n+2、n+2)とが検出される。
このような場合であっても、図7Aに示す場合と同様に、候補点同士を線分で結ぶと検出点PG1と、接触点P1、P2、P3および検出点PG2とは必ず1つ以上同じアドレスを持つ。従って、各点のアドレスの中身を論理演算することによって、接触点以外の点(PG1,PG2)を排除可能である。
例えば、接触点P2、検出点PG1および検出点PG2は、共通の第1電極EAのアドレス(第1電極EAn+2)を持つ。接触点P1と検出点PG1とは、共通の第2電極EBのアドレス(第2電極EBn+4)を持つ。接触点P3と検出点PG1とは、共通の第3電極ECのアドレス(第3電極ECn)を持つ。このことから、他の点P1、P2、P3、PG2と第1電極EA、第2電極EB、および第3電極ECのそれぞれについて共通のアドレスを持つ検出点PG1を排除することができる。
さらに、接触点P2、検出点PG1および検出点PG2は、共通の第1電極EAのアドレス(第1電極EAn+2)を持つ。接触点P3と検出点PG2とは、共通の第2電極EBのアドレス(第2電極EBn+2)を持つ。接触点P1と検出点PG2とは、共通の第3電極ECのアドレス(第3電極ECn+2)を持つ。このことから、他の点P1、P2、P3、PG1と第1電極EA、第2電極EB、および第3電極ECのそれぞれについて共通のアドレスを持つ検出点PG2を排除することができる。
従って、本実施形態に係る接触位置センサSSによれば、図7Aおよび図7Bに示すように、3つの接触点P1、P2、P3がある場合であっても、この接触点P1、P2、P3を検出可能である。
本実施の形態で唯一3点同時接触を単純な論理演算では分離困難なケースは、第1電極乃至第3電極で形成される正6角形のひとつおきの3つの頂点にまったく同時に触れた場合である。
たとえば、図7Cに示すように、3つの接触点P1(n、n+4、n+2)、接触点P2(n+2、n、n+4)、および接触点P3(n+4、n+2、n)が存在した場合、第1電極EAについては、第1電極EAnと第1電極EAn+2と第1電極EAn+4との近傍に接触点P1、P2、P3があることが電流検出回路により検出される。第2電極EBについては、第2電極EBnと第2電極EBn+2と第2電極EBn+4との近傍に接触点P1、P2、P3があることが電流検出回路により検出される。第3電極ECについては、第3電極ECnと第3電極ECn+2と第3電極ECn+4との近傍に接触点P1、P2、P3があることが電流検出回路により検出される。
この結果、検出された第1電極EAn、EAn+2、EAn+4、第2電極EBn、EBn+2、EBn+4、および、第3電極ECn、ECn+2、ECn+4が交差する位置の候補は、接触点P1、P2、P3の他に、検出点PG1(n+2、n+4、n)と検出点PG2(n、n+2、n+4)と検出点PG3(n+2、n+2、n+2)と検出点PG4(n+4、n、n+2)とが検出される。
このような場合、図7Aに示す場合と同様に、候補点同士を線分で結ぶと検出点PG3と、接触点P1、P2、P3および検出点PG1、PG2、PG4とは必ず1つ以上同じアドレスを持つため、点PG3を排除可能である。その他の検出点PG1、PG2、PG4については、単純なアドレスの論理演算では排除できないためほかの手段で補えばよい。たとえば、この状態の前後の動作判定(接触が同時であることがまれにあったとしても、離脱も同時に起こる確率は極めて低い)を行なうことや、あるいは、接触動作に意味をもたせる画面(たとえばテンキー)側に正6角形のひとつおきの頂点位置を設定しない等の制限事項を設けておけば、このような検出点PG1、PG2、PG4を排除することは容易である。
従って、本実施形態に係る接触位置センサSSを備える表示装置によれば、利用者の指先等が3点同時に接触した場合であっても、その接触点の位置を検出することが可能となる。
上記のように、本実施形態に係る接触位置センサSS、および、この接触位置センサSSを備える表示装置によれば、2乃至3点の接触位置の検出精度の高い接触位置センサおよび表示装置を提供することができる。
また、4点以上の検出(片手で5点、両手で10点など)を考える場合も、センサは一定の周期(現状10msec前後)で読み出しが行われ、意味の有る動作で4点以上の同時接触はまず起こらない。このため、本実施の形態であれば検出アドレスが1次元多いことから、論理的に接触位置を確定しやすいことが予測される。
次に、第2実施形態に係る接触位置センサSSについて図面を参照して説明する。なお、以下の説明において、上述の第1実施形態に係る接触位置センサSSと同様の構成については、同一の符号を付して説明を省略する。
本実施形態に係る接触位置センサSSは、上述の第1実施形態の場合と同様に、透明電極群が表示パネルPNLの表示部DYPを覆うように配置されている。接触位置センサSSは、透明絶縁性基板(図示せず)と、透明絶縁性基板上に配置された透明電極群とを備えている。
透明電極群は、第1方向D21に延びる第1電極EA(EAn、EAn+1、EAn+2…)と、第2方向D22に延びる第2電極EB(EBn、EBn+1、EBn+2…)と、第3方向D23に延びる第3電極EC(ECn、ECn+1、ECn+2…)とを備えている。第2方向D22は、第1方向D21に対して時計周りに略60度回転した方向である。第3方向23は、第2方向22に対して時計回りに略60度回転した方向である。
図8Aおよび図8Bに示すように、第1電極EAは、第1方向D11に延びる第1軸部AXAを備えている。第2電極EBは、第2方向D12に延びる第2軸部AXBを備えている。第3電極ECは、第3方向D13に延びる第3軸部AXCを備えている。
本実施形態に係る表示装置では、第1電極EAは、第1軸部AXAと第2軸部AXBと第3軸部AXCとに囲まれた領域に延びる検出電極EBAを備えている。第2電極EBは、第1軸部AXAと第2軸部AXBと第3軸部AXCとに囲まれた領域に延びる検出電極EBBを備えている。第3電極ECは、第1軸部AXAと第2軸部AXBと第3軸部AXCとに囲まれた領域に延びる検出電極EBCを備えている。
第1軸部AXAから延びる検出電極SAと、第2軸部AXBから延びる検出電極SBと、第3軸部AXCから延びる検出電極SCとは、第1軸部AXAと第2軸部AXBと第3軸部AXCとに囲まれた領域において、互いに離間して、渦巻き状に配置されている。
検出電極EBA、検出電極EBB、および検出電極EBCは、それぞれ第1方向D21、第2方向D22、および第3方向D23に略平行に延びる部分を有し、渦巻き状に延びている。
例えば、第1電極EAn+2と第2電極EBn+1と第3電極ECn+1とで囲まれた領域のアドレスを(n+2、n+1、n+1)とする。利用者の指先等が、アドレス(n+2、n+1、n+1)となる領域に接触した場合には、電流検出回路により、第1電極EAn+2、第2電極EBn+1、および第3電極ECn+1の近傍に接触位置があることが検出され、アドレス(n+2、n+1、n+1)を接触位置として特定することができる。
また、2つの接触位置、および3つの接触位置を検出する場合も、上述の第1実施形態に係る接触位置センサSSの場合と同様に検出することが可能である。すなわち、本実施形態に係る接触位置センサSSおよびこの接触位置センサSSを備える表示装置によれば、接触位置の検出精度の高い接触位置センサおよび表示装置を提供することができる。
なお、図8Aに示す場合では、第2方向D22は第1方向D21に対し略60度成し、第3方向D23は第2方向D22に対し略60度を成していたが、図9に示すように、例えば第1方向D21と第3方向D23とが略90度を成し、第2方向D22と第1方向D21、および第2方向D22と第3方向D23とがそれぞれ略45度を成すように設定し、第1電極EA、第2電極EB、および第3電極ECを配置しても良い。
この場合であっても、第1電極EA、第2電極EB、および第3電極ECは、それぞれ検出電極EBA、検出電極EBB、および、検出電極EBCを備えている。検出電極EBA、検出電極EBB、および、検出電極EBCは、図8に示す場合と同様に、第1電極EA、第2電極EB、および第3電極ECで囲まれた領域において、渦巻き状に延びている。
例えば、第1電極EAn+2と第2電極EBn+3と第3電極ECn+5とで囲まれた領域のアドレスを(n+2、n+3、n+5)とする。利用者の指先等が、アドレス(n+2、n+3、n+5)となる領域に接触した場合には、電流検出回路により、第1電極EAn+2、第2電極EBn+3、および第3電極ECn+5の近傍に接触位置があることが検出され、アドレス(n+2、n+5、n+5)を接触位置として特定することができる。
したがって、図9のように第1電極EA、第2電極EB、および第3電極ECを配置した場合であっても、上述の第2実施形態に係る接触位置センサSSおよびこの接触位置センサを備える表示装置と同様の効果を得ることができる。
なお、上記第2実施形態に係る接触位置センサSSの透明電極群を形成する場合も、上述の第1実施形態に係る接触位置センサSSの透明電極群を形成する場合と同様に、まず、第1電極EA、第2電極EB、および第3電極ECとなる透明電極層を形成する。このとき、第1電極EA、第2電極EB、および第3電極ECが交差する位置において、例えば、第1電極EAのみがその第1軸部により電気的に接続されるようにパターンニングする。
次に、その上層に絶縁層を形成し、上述の第1実施形態のときと同様に、その絶縁層のコンタクトホールを介して、第2電極EBを電気的に接続する導電層と第3電極を電気的に接続する導電層とを配置する。
上記のように第1電極EA、第2電極EB、および、第3電極ECを形成することにより、夫々を形成するための導電層を形成する必要がなくなるため、製造工程が増加することはない。
なお、この発明は、上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。この発明は、互いに異なる方向に延びる3種類の電極を用いて接触位置を検出するものであればよく、例えば、上述の第1実施形態および第2実施形態に係る表示装置のような、検出電極SA、SB、SCは必ずしも必要ではない。互いに異なる方向に延びる3種類の電極を用いて、接触位置の座標を検出することができれば、上述の第1実施形態および第2実施形態に係る表示装置と同様の効果を得ることができる。
また、図8A、図8Bおよび図9に示す場合では、検出電極EBA、検出電極EBB、および検出電極EBCは、略直線状に延びる部分が接続された渦巻き状であるが、検出電極EBA、検出電極EBB、および検出電極EBCは曲線状に延びていても良い。その場合であっても、上述の第2実施形態に係る表示装置と同様の効果を得ることができる。
さらに、上述の第1実施形態に係る表示装置では、第1乃至第3電極が互いに60度の角度を成すように配置されていたが、例えば、第1電極と第2電極とが略直交するように配置され、第3電極が第1電極および第2電極のそれぞれと略45度を成すように配置されても良い。その場合でも、上述の第1実施形態に係る表示装置と同様の効果を得ることができる。
また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合せにより種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。更に、異なる実施形態に亘る構成要素を適宜組み合わせてもよい。
SS…接触位置センサ、DYP…表示部、PNL…表示パネル、D11…第1方向、EA…第1電極、D12…第2方向、EB…第2電極、D13…第3方向、EC…第3電極。
Claims (8)
- マトリクス状に配置された複数の表示画素からなる表示部を備えた表示パネルと、
透明絶縁性基板と、前記透明絶縁性基板上に配置された透明電極群と、前記透明電極群に流れる電流を検出する電流検出手段と、を備えた接触位置センサと、を備え、
前記透明電極群は、前記表示部を覆うように配置され、第1方向に延びる複数の第1電極と、第2方向に延びる複数の第2電極と、第3方向に延びる複数の第3電極と、を備え、
前記第1方向、前記第2方向、および前記第3方向は互いに異なる方向である表示装置。 - 前記第1電極は前記第1方向に延びる第1軸部を備え、
前記第2電極は前記第2方向に延びる第2軸部を備え、
前記第3電極は前記第3方向に延びる第3軸部を備え、
前記第1電極、前記第2電極、および前記第3電極は、前記第1軸部、前記第2軸部、前記第3軸部に囲まれた領域に延びる検出電極を備える請求項1記載の表示装置。 - 前記第1軸部、前記第2軸部、および前記第3軸部に囲まれた領域において、前記第1軸部から延びる検出電極と、前記第2軸部から延びる検出電極と、前記第3軸部から延びる検出電極とは、互いに離間するとともに、それぞれの面積が等しくなるように延びて配置されている請求項2記載の表示装置。
- 前記第1軸部、前記第2軸部、および前記第3軸部に囲まれた領域において、前記第1軸部から延びる検出電極と、前記第2軸部から延びる検出電極と、前記第3軸部から延びる検出電極とは互いに離間するとともに、渦巻き状に配置されている請求項2または請求項3記載の表示装置。
- 透明絶縁性基板と、
前記透明絶縁性基板上に配置された透明電極群と、
前記透明電極群に流れる電流を検出する電流検出手段と、を備え、
前記透明電極群は、第1方向に延びる複数の第1電極と、第2方向に延びる複数の第2電極と、第3方向に延びる複数の第3電極と、を備え、
前記第1方向、前記第2方向、および前記第3方向は互いに異なる方向である接触位置センサ。 - 前記第1電極は前記第1方向に延びる第1軸部を備え、
前記第2電極は前記第2方向に延びる第2軸部を備え、
前記第3電極は前記第3方向に延びる第3軸部を備え、
前記第1電極、前記第2電極、および前記第3電極は、前記第1軸部、前記第2軸部、前記第3軸部に囲まれた領域に延びる検出電極を備える請求項5記載の接触位置センサ。 - 前記第1軸部、前記第2軸部、および前記第3軸部に囲まれた領域において、前記第1軸部から延びる検出電極と、前記第2軸部から延びる検出電極と、前記第3軸部から延びる検出電極とは、互いに離間するとともに、それぞれの面積が等しくなるように延びて配置されている請求項6記載の接触位置センサ。
- 前記第1軸部、前記第2軸部、および前記第3軸部に囲まれた領域において、前記第1軸部から延びる検出電極と、前記第2軸部から延びる検出電極と、前記第3軸部から延びる検出電極とは、互いに離間するとともに、渦巻き状に配置されている請求項6または請求項7記載の接触位置センサ。
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