JP2010244311A - 車載用電子制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】車載用電子制御装置の信頼性を向上することである。
【解決手段】制御用演算プログラムによりアクチュエータを制御するための制御信号を演算する第1マイクロコンピュータと、前記制御信号に係る情報を記憶し、かつ当該情報に基づいて、前記アクチュエータを駆動するための駆動信号を生成する制御レジスタと、前記第1マイクロコンピュータから出力される第1信号に基づいて、当該第1マイクロコンピュータの故障を検出する第2マイクロコンピュータと、前記第1マイクロコンピュータから出力され、かつ前記第1信号とは異なる第2信号に基づいて当該第1マイクロコンピュータの故障状態を判定し、当該判定結果に応じて当該第1マイクロコンピュータに初期化信号を出力するウォッチドッグ回路部と、を備え、前記第2マイクロコンピュータは、前記第1マイクロコンピュータの故障を検出したとき、前記制御レジスタに初期化信号を出力する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、車載用電子制御装置に係り、特にフェイルセーフ制御方法に関する。
近年、車載用電子制御装置は、高性能化及び小型化,多種機能や安全性及び信頼性向上を求められている。そのため、部品点数・コスト削減,ダウンサイジングといった観点から、車載用電子制御装置内における電子部品、例えば、各種機能を制御するためのドライバ制御回路や、そのドライバの状態を診断する診断回路,各種センサーからの処理回路等をシリコンチップに集積化することが検討され、実用化され、車載電子制御装置内に用いられている。
車載電子制御装置では、多数装備されたセンサーやドライバ、他の電子制御装置などからの情報を処理するために、メインマイクロコンピュータを備え、不揮発生メモリに書き込まれたプログラムに従って、演算処理され、これらの結果に基づいて、各種機能制御を行う。
そのため、車載用電子装置の安全性及び信頼性のために、車載用電子装置に搭載されたマイクロコンピュータが、常に正常に動作をしていることを監視するシステムが必要とされ、マイクロコンピュータが異常動作に陥っていると判断した際、マイクロコンピュータによって制御された設定及び出力制御信号に対し、素早く、設定解除及び制御信号の制限や、誤った情報を他の電子制御装置に通信することを防ぎ、再起動させる必要がある。
前記に記載した、車載用電子制御装置に用いられるフェイルセーフシステムの従来例として、例えば特許文献1に示す記述が上げられる。
特許文献1に記載の従来技術では、外部センサーからの情報を演算処理及び制御するメインマイクロコンピュータと、メインマイクロコンピュータを監視するサブマイクロコンピュータを用い、両マイクロコンピュータ同士の通信によってマイクロコンピュータが正常動作か判断している。
マイクロコンピュータが異常であると判断した場合、アクチュエータ側で判断された異常を示す信号入力した場合、外部センサー側で判断された異常を示す信号入力した場合に、接続されているアクチュエータの作動を禁止させる手段を用いている。
上記に示す、従来例でのサブマイクロコンピュータによる監視機能では、メインマイクロコンピュータが異常と判断したにも関らず、メインマイクロコンピュータの異常状態や制御したデータを継続させ、回復及び初期化させることができない。更に、近年、多数のセンサーやドライバ、多数の機能制御及び演算処理を行う、メインマイクロコンピュータのプログラムは複雑化しており、両マイクロコンピュータ同士の通信機能は正常に処理するような特殊な処理ルーチンに陥ってしまった場合、フェイルセーフリレーを制御できず、初期化制御する手法を用いていないため、特殊なルーチンから回避することができないため、不明な制御状態を継続させてしまい、各種機能回路を異常状態に陥らせ、異常制御による機能破壊などを発生する可能性や他の電子制御装置に、異常情報を他の電子制御装置に通知を招き、異常処理を引き起こす原因となる。
そして、マイクロコンピュータを搭載する電子制御装置では、イグニッションスイッチオフ操作により、突然の電源回路停止を防ぐため、メインマイクロコンピュータが、イグニッションスイッチ情報を監視し、オフ操作された場合、ソフトを終了処理したのち、メインマイクロコンピュータからの制御によって、電源回路停止する手段を有している場合、停止処理を行うことができず、バッテリの消費を招いてしまう。
特開平9−305223号公報
本発明の解決しようとする課題は、車載用電子制御装置の信頼性を向上させることである。
本発明に係る車載用電子制御装置は、制御用演算プログラムを記憶するための不揮発性メモリを備え、かつ外部から入力される情報に基づいて、当該制御用演算プログラムによりアクチュエータを制御するための制御信号を演算する第1マイクロコンピュータと、前記制御信号に係る情報を記憶し、かつ当該情報に基づいて、前記アクチュエータを駆動するための駆動信号を生成する制御レジスタと、前記駆動信号に基づいて、前記アクチュエータを駆動する駆動回路部と、前記第1マイクロコンピュータから出力される第1信号に基づいて、当該第1マイクロコンピュータの故障を検出する第2マイクロコンピュータと、前記第1マイクロコンピュータから出力され、かつ前記第1信号とは異なる第2信号に基づいて当該第1マイクロコンピュータの故障状態を判定し、当該判定結果に応じて当該第1マイクロコンピュータに初期化信号を出力するウォッチドッグ回路部と、を備え、前記第2マイクロコンピュータは、前記第1マイクロコンピュータの故障を検出したとき、前記制御レジスタに初期化信号を出力する。
これにより、第1マイクロコンピュータとウォッチドッグ回路部及びその間に何らかの異常があり、初期化信号を出力できなくなっても、第2マイクロコンピュータによって初期化を実行することができるので、車載用電子制御装置の信頼性を向上させることができる。
本発明により、車載用電子制御装置の信頼性を向上させることができる。
車載用電子制御装置の実施方法を示した説明図である。(実施例1) 車載用電子制御装置の動作を示したタイミングチャートである。(実施例1) 車載用電子制御装置の実施方法を示した説明図である。(実施例2) 車載用電子制御装置の動作を示したタイミングチャートである。(実施例2) 車載用電子制御装置の実施方法を示した説明図である。(実施例3) 車載用電子制御装置の動作を示したタイミングチャートである。(実施例3)
本発明により、車載用電子制御装置のメインマイクロコンピュータの動作監視するための手段とし、サブマイクロコンピュータからの監視及び、半導体集積回路に用いられたウォッチドッグ機能による冗長監視を行う手段により監視を行う。前記監視手段でメインマイクロコンピュータが異常と判断した場合、半導体集積回路からやサブマイクロコンピュータからの制御によって、メインマイクロコンピュータによって制御した制御レジスタや制御信号の初期化を行い、更に再起動させる手段を用いて、より高いフェイルセーフ機能を備えている車載用電子制御装置を提供することが可能となる。
本発明を実施するための形態を、以下に解説する。
図1は、本発明における第1の実施例を示している。
車載に搭載される電子制御装置は、イグニッションスイッチ3がオン操作され、イグニッションスイッチ情報4より、駆動回路5はメインリレー7を駆動するために、駆動信号6をハイ出力し、メインリレー7を駆動し、リレー接点をオンさせ、バッテリ電圧2を電圧生成部8に供給し、各デバイスに電圧を供給する。
電圧供給され、半導体集積回路9では、電圧監視部17でパワーオンを検出し、サブマイクロコンピュータ11や半導体集積回路9にパワーオンリセット制御を行う。リセット生成部15は、電圧監視部17の情報を基に、メインマイクロコンピュータ10にパワーオンリセット制御を行う。
起動したメインマイクロコンピュータ10は、外部から入力された情報を不揮発性メモリに書き込まれているプログラムに従って内部演算処理部19(CPU)で演算処理をし、演算処理結果を基にシリアル通信信号線26a,26bを介して半導体集積回路9とシリアル通信する。
また、メインマイクロコンピュータ10は、イグニッションスイッチ情報4によりイグニッションスイッチ3の状態を把握することができ、ソフトウェア処理中に、イグニッションスイッチ3の操作により、電圧生成停止により異常終了を防ぐために、メインマイクロコンピュータ10からレギュレータ制御信号31をハイ出力し、メインリレー7をコントロール制御することが可能になり、イグニッションスイッチ3の操作がオフされた場合、ソフトウェアは終了処理を行い、レギュレータ制御信号31をロウ出力し、駆動回路5は、駆動信号6をロウ出力し、メインリレー7の駆動解除を行い、リレー接点をオフさせ、バッテリ電圧2の供給を停止し、電圧生成部8を停止させる。
メインマイクロコンピュータ10とサブマイクロコンピュータ11は、相互のフェイルセーフを監視するフェイルセーフ監視部21,24を備えており、両マイクロコンピュータ同士で通信することによってフェイルセーフを相互監視する。どちらかのマイクロコンピュータがもう一方のマイクロコンピュータに異常発生と判定している際、フェイルセーフリレー制御信号線22,25を介してフェイルセーフリレーを遮断することによって車載用電子制御装置から特定機能の出力動作をマスクする。
サブマイクロコンピュータ11は、相互監視により、メインマイクロコンピュータ10に異常と判断した場合、半導体集積回路9へ制御レジスタ初期化信号29を出力する。
半導体集積回路9は、メインマイクロコンピュータ10とシリアル通信することによってメインマイクロコンピュータ10からの情報を制御レジスタ13にラッチし、ラッチした情報を基に対応した駆動部12a,12b,…を制御することによって車載用電子制御装置の出力を制御する。また、メインマイクロコンピュータ10から出力制御されるウォッチドッグタイマクリアパルス28が入力される時間間隔を計測するウォッチドッグタイマ16を備えており、ウォッチドッグタイマ16にウォッチドッグタイマクリアパルス28が一定時間入力されずに設定された時間に達した場合、メインマイクロコンピュータ10に対してメインマイクロコンピュータ初期化信号27を出力制御することによってメインマイクロコンピュータ10を初期化させ、再起動を行う。
更に、半導体集積回路9は、相互監視により、サブマイクロコンピュータ11がメインマイクロコンピュータ10に異常発生と判断し、メインマイクロコンピュータ10から制御された制御レジスタ13を初期化するために、サブマイクロコンピュータ11から出力された制御レジスタ初期化信号29によって、制御レジスタ13へ初期化制御を行う。また、リセット生成部15は、異常状態に陥ったメインマイクロコンピュータ10を正常復帰させるために、メインマイクロコンピュータ10に対しても初期化を行い、正常動作に復帰させる手法を用いることにより、特殊なルーチン状態や、不明な制御状態の継続,各種機能回路の異常状態,異常制御による機能破壊、更に、異常情報を他の電子制御装置に通知して異常処理を引き起こす原因から防ぐことが可能となり、より高いフェイルセーフ機能を有する車載用電子制御装置を提供することが可能となる。
図2は、第1の実施例におけるタイミングチャートを示している。
時間t1で、メインマイクロコンピュータ10に異常が発生し、ウォッチドッグタイマクリアパルス28は正常に処理されているが、特殊なルーチンに陥り、メインマイクロコンピュータ10とサブマイクロコンピュータ11間の相互通信によって、サブマイクロコンピュータ11がメインマイクロコンピュータ10を異常と判定した時間t4で、サブマイクロコンピュータ11は制御レジスタ初期化信号29を出力制御する。制御レジスタ初期化信号29と同期してメインマイクロコンピュータ初期化信号27も制御されるため、メインマイクロコンピュータ10と制御レジスタ13が同時に初期化されるため、メインマイクロコンピュータ10が初期化処理状態にある間、制御レジスタ13は異常情報を保持せずに済む。
時間t3でメインマイクロコンピュータ10が正常に復帰すると、時間t5でサブマイクロコンピュータ11は、メインマイクロコンピュータ10が正常状態にあると判定し、フェイルセーフリレー制御信号線25を解除することによってフェイルセーフリレーをオンし、以降、車載用電子制御装置は正常動作をすることになる。
図3は、本発明における第2の実施例を示す。図中、前記図1と同じ素子には同じ番号を記載して詳細説明しているため、ここでは差異点のみ説明する。
第2の実施例では、サブマイクロコンピュータ11にメインマイクロコンピュータ初期化信号32を出力制御するための専用ポートを設ける。
サブマイクロコンピュータ11では、メインマイクロコンピュータ10を異常と判定すると、サブマイクロコンピュータ11はフェイルセーフリレー制御信号線25を制御し、フェイルセーフリレーを遮断し、半導体集積回路9に制御レジスタ初期化信号29を出力制御すると同時にメインマイクロコンピュータ初期化信号32を出力制御する。これにより、制御レジスタ13とメインマイクロコンピュータ10を同時に初期化することが可能となり、且つ、サブマイクロコンピュータ11がメインマイクロコンピュータ初期化信号32を出力制御したにも関わらずメインマイクロコンピュータ10が正常状態に復帰しない場合においても、制御レジスタ13は制御レジスタ初期化信号29によって、異常状態のメインマイクロコンピュータ10との通信により異常な情報をラッチから防ぐことが可能となり、第1の実施例同様に、より高いフェイルセーフ機能を有する車載用電子制御装置を提供することが可能となる。
図4は、第2の実施例におけるタイミングチャートを示している。
時間t1で、ウォッチドッグタイマクリアパルス28は正常に処理されているが、特殊なルーチンに陥り、メインマイクロコンピュータ10とサブマイクロコンピュータ11間の相互通信によって、サブマイクロコンピュータ11がメインマイクロコンピュータ10を異常と判定した時間t4で、サブマイクロコンピュータ11は半導体集積回路9へ制御レジスタ初期化信号29を出力制御し、制御レジスタ13を正常復帰する時間t5までの間、ウォッチドッグタイマクリアパルス28の出力の有無に関わらず、制御レジスタ初期化信号29を制御し続けることにより、異常が発生しているメインマイクロコンピュータ10が制御レジスタ13にアクセスして異常情報をラッチさせないことが可能となる。
更に、サブマイクロコンピュータ11は、メインマイクロコンピュータ初期化信号32をメインマイクロコンピュータ10に出力制御し、正常動作に復帰し、正常復帰したと決定する時間t5までの間、初期化制御を繰り返す。
図5は、本発明における第3の実施例を示す。図中、前記図1と同じ素子には同じ番号を記載して詳細説明しているため、ここでは差異点のみ説明する。
第3の実施例では、メインマイクロコンピュータ10から出力制御されるウォッチドッグタイマクリアパルス28が半導体集積回路9のウォッチドッグタイマ16に入力するための信号線をマスクするウォッチドッグタイマクリアパルス制限信号33をサブマイクロコンピュータ11が備えている。
サブマイクロコンピュータ11では、メインマイクロコンピュータ10を異常と判定した際、サブマイクロコンピュータ11はフェイルセーフリレー制御信号線25を制御し、フェイルセーフリレーを遮断し、半導体集積回路9に制御レジスタ初期化信号29を出力制御すると同時にウォッチドッグタイマクリアパルス制限信号33をマスク回路34に出力制御し、マスク制御を行う。
半導体集積回路9内のウォッチドッグタイマ16は設定された時間までカウントアップして、リセット生成部15からメインマイクロコンピュータ初期化信号27を出力制御する。これにより、メインマイクロコンピュータ10が異常であるにも関わらずウォッチドッグタイマクリアパルス28を正常に出力制御するような特殊なルーチンに陥ってしまった場合においても半導体集積回路9からメインマイクロコンピュータ初期化信号27を出力制御してメインマイクロコンピュータ10を初期化させることが可能となり、且つ、メインマイクロコンピュータ10を初期化制御したにも関わらずメインマイクロコンピュータ10が正常状態に復帰しなかった場合においても、制御レジスタ13はメインマイクロコンピュータ初期化信号27により、異常状態のメインマイクロコンピュータ10との通信により異常な情報をラッチから防ぐことが可能となり、第1の実施例同様に、より高いフェイルセーフ機能を有する車載用電子制御装置を提供することが可能となる。
図6は、第3の実施例におけるタイミングチャートを示している。
時間t1で、メインマイクロコンピュータ10に異常処理状態に陥り、メインマイクロコンピュータ10とサブマイクロコンピュータ11間の相互通信によって、サブマイクロコンピュータ11がメインマイクロコンピュータ10を異常と判定した時間t4で、サブマイクロコンピュータ11は制御レジスタ初期化信号29を出力制御すると同時にウォッチドッグタイマクリアパルス制限信号33を出力制御する。
メインマイクロコンピュータ10が異常状態にあると判定されている間、メインマイクロコンピュータ10がウォッチドッグタイマクリアパルス28を出力制御可能な状態にあるか否かに関わらず、ウォッチドッグタイマクリアパルス28は半導体集積回路9に入力されないため、ウォッチドッグタイマ16は設定された時間tWDまでカウントアップし、時間t2でメインマイクロコンピュータ初期化信号27を出力制御する。
更に、サブマイクロコンピュータ11がメインマイクロコンピュータ10を異常と判定している時間t5まで、制御レジスタ初期化信号29を制御し続けることにより、異常が発生しているメインマイクロコンピュータ10が制御レジスタ13にアクセスして情報をラッチさせないことが可能となる。
本発明の車載用電子制御装置は、通信することにより半導体集積回路内の制御レジスタをラッチするマイクロコンピュータが異常となった際に、前記マイクロコンピュータを介することなく制御レジスタを初期化することが可能であるものであり、高いフェイルセーフ機能を要求される車載用電子制御装置に対して利用される。
1 バッテリ
2 バッテリ電圧
3 イグニッションスイッチ
4 イグニッションスイッチ情報
5 駆動回路
6 駆動信号
7 メインリレー
8 電圧生成部
9 半導体集積回路
10 メインマイクロコンピュータ
11 サブマイクロコンピュータ
12a,12b 駆動部
13 制御レジスタ
14 シリアル通信部(半導体集積回路)
15 リセット生成部
16 ウォッチドッグタイマ
17 電圧監視部(パワーオンリセット)
18 外部情報入力部
19 演算処理部(メインマイクロコンピュータ)
20 シリアル通信部(メインマイクロコンピュータ)
21 フェイルセーフ監視部(メインマイクロコンピュータ)
22 フェイルセーフリレー制御信号線(メインマイクロコンピュータ)
23 演算処理部(サブマイクロコンピュータ)
24 フェイルセーフ監視部(サブマイクロコンピュータ)
25 フェイルセーフリレー制御信号線(サブマイクロコンピュータ)
26a シリアル通信信号線(半導体集積回路からメインマイクロコンピュータ)
26b シリアル通信信号線(メインマイクロコンピュータから半導体集積回路)
27 メインマイクロコンピュータ初期化信号(半導体集積回路)
28 ウォッチドッグタイマクリアパルス
29 制御レジスタ初期化信号
30 サブマイクロコンピュータ初期化信号
31 レギュレータ制御信号
32 メインマイクロコンピュータ初期化信号(サブマイクロコンピュータ)
33 ウォッチドッグタイマクリアパルス制限信号
34 マスク回路
35 フェイルセーフリレー論理回路
t1 メインマイクロコンピュータが異常となるタイミング
t2 メインマイクロコンピュータ初期化信号が出力制御され始めるタイミング
t3 メインマイクロコンピュータが正常となるタイミング
t4 サブマイクロコンピュータがメインマイクロコンピュータを異常と決定するタイミング
t5 サブマイクロコンピュータがメインマイクロコンピュータを正常復帰したと決定するタイミング
tWD ウォッチドッグタイマ設定時間

Claims (3)

  1. 制御用演算プログラムを記憶するための不揮発性メモリを備え、かつ外部から入力される情報に基づいて、当該制御用演算プログラムによりアクチュエータを制御するための制御信号を演算する第1マイクロコンピュータと、
    前記制御信号に係る情報を記憶し、かつ当該情報に基づいて、前記アクチュエータを駆動するための駆動信号を生成する制御レジスタと、
    前記駆動信号に基づいて、前記アクチュエータを駆動する駆動回路部と、
    前記第1マイクロコンピュータから出力される第1信号に基づいて、当該第1マイクロコンピュータの故障を検出する第2マイクロコンピュータと、
    前記第1マイクロコンピュータから出力され、かつ前記第1信号とは異なる第2信号に基づいて当該第1マイクロコンピュータの故障状態を判定し、当該判定結果に応じて当該第1マイクロコンピュータに初期化信号を出力するウォッチドッグ回路部と、を備え、
    前記第2マイクロコンピュータは、前記第1マイクロコンピュータの故障を検出したとき、前記制御レジスタに初期化信号を出力する車載用電子制御装置。
  2. 請求項1に記載の車載用電子制御装置において、
    前記第2マイクロコンピュータは、前記第1マイクロコンピュータの故障を検出したときは、前記制御レジスタに初期化信号を出力し続ける車載用電子制御装置。
  3. 請求項1または2に記載のいずれかの車載用電子制御装置において、
    前記第2マイクロコンピュータからの前記第1マイクロコンピュータの故障検出信号に基づいて、前記ウォッチドッグ回路部に前記第2信号が入力されないようにするための遮断回路を備え、
    前記ウォッチドッグ回路部は、前記第2信号が所定期間入力されない場合に、当該第1マイクロコンピュータを故障判定する車載用電子制御装置。
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