JP2010241054A - グラビア印刷方法 - Google Patents

グラビア印刷方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2010241054A
JP2010241054A JP2009094362A JP2009094362A JP2010241054A JP 2010241054 A JP2010241054 A JP 2010241054A JP 2009094362 A JP2009094362 A JP 2009094362A JP 2009094362 A JP2009094362 A JP 2009094362A JP 2010241054 A JP2010241054 A JP 2010241054A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gravure
impression roll
printing
printing method
gravure printing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2009094362A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5407503B2 (ja
Inventor
Masanori Toriumi
政則 鳥海
Hiromichi Kino
広道 喜納
Takashi Matsushita
孝 松下
Tomoji Nagasawa
智司 長澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toppan Cosmo Inc
Original Assignee
Toppan Cosmo Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toppan Cosmo Inc filed Critical Toppan Cosmo Inc
Priority to JP2009094362A priority Critical patent/JP5407503B2/ja
Publication of JP2010241054A publication Critical patent/JP2010241054A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5407503B2 publication Critical patent/JP5407503B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Printing Methods (AREA)
  • Printing Plates And Materials Therefor (AREA)

Abstract

【課題】グラビア版とインプレッションロールを用いた鏡面部材用の化粧シートの印刷方法において、化粧シートの基材がグラビアシリンダーから均一に剥離して、印刷ムラが生ずることのないグラビア印刷方法を提供すること。
【解決手段】グラビア版とインプレッションロールを用いたグラビア印刷方法において、前記インプレッションロールの表面に動的摩擦係数が0.1〜0.4であるゴム弾性体を用いること、前記ゴム弾性体がフッ素樹脂からなること、前記インプレッションロールの表面をフッ素樹脂からなるチューブで覆ってなることを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明はグラビア版とインプレッションロールを用いたグラビア印刷方法に関するものであり、特には冷蔵庫、ユニットバス表面材、ドア、内装部材等用に使われる鏡面部材用の化粧シートの印刷に好適なグラビア印刷方法に関する。
従来、冷蔵庫、ユニットバス表面材、ドア、内装部材等用に使われる鏡面部材用の化粧シートの印刷方法としては、化粧シートの基材をグラビア版とインプレッションロールでニップ(挟んで)して印刷していた。
ところが、接着剤や表面保護層(トップコート)のグラビア印刷と異なり、鏡面状の印刷はインキの転移を均一に行なうのが困難な為、化粧シートの基材がグラビアシリンダーから均一に剥離せず、印刷ムラが生し、鏡面性が損なわれることがあった。
特開2007−245409号公報 特開2007−098785号公報
本発明は前記問題点を解決するためになされたものであり、その課題とするところは、グラビア版とインプレッションロールを用いた鏡面部材用の化粧シートの印刷方法において、化粧シートの基材がグラビアシリンダーから均一に剥離して、印刷ムラが生ずることのないグラビア印刷方法を提供することにある。
本発明は前記課題を解決したものであり、すなわちその請求項1記載の発明は、グラビア版とインプレッションロールを用いたグラビア印刷方法において、前記インプレッションロールの表面に動的摩擦係数が0.1〜0.4であるゴム弾性体を用いることを特徴とするグラビア印刷方法である。
またその請求項2記載の発明は、前記ゴム弾性体がフッ素樹脂からなることを特徴とする請求項1記載のグラビア印刷方法である。
またその請求項3記載の発明は、前記インプレッションロールの表面をフッ素樹脂からなるチューブで覆ってなることを特徴とする請求項2記載のグラビア印刷方法である。
本発明はその請求項1記載の発明により、従来使われているシリコーン樹脂からなるインプレッションロールの動的摩擦係数が0.5程度であるため、鏡面状の印刷を施した化粧シートの基材が自由に動けない為、応力が溜まり、安定した剥離が行えないところ、ゴム弾性体からなるインプレッションロールの表面の動的摩擦係数が0.1〜0.4のものを用いることで、見当ずれを起こさない程度に鏡面状の印刷基材が自由に動くため、応力が溜まらず安定してグラビアシリンダーからの剥離が安定する効果がある。
またその請求項2記載の発明により、前記ゴム弾性体がフッ素樹脂からなるものとすることで、汚れ付着が簡単に落ち、動的摩擦係数が低く保たれる効果がある。
またその請求項3記載の発明により、インプレッションロールの表面が、フッ素樹脂のチューブにて覆われたことにより、傷や摩耗が生じても、インプレッションロールのゴム弾性体を交換しないで、表面のフッ素樹脂チューブのみ簡単に交換できる。更に、チューブ状であるため繋ぎがないので印刷時に繋ぎ目が現れない効果が有る。
本発明のグラビア印刷方法の一実施例の断面の構造を示す説明図である。 従来のグラビア印刷方法の断面の構造を示す説明図である。
以下、本発明の実施の形態について、詳細に説明する。図1に本発明のグラビア印刷方法の一実施例の断面の構造を示す。グラビアインキ1を溜めたインキパン(槽)2につけられるグラビアシリンダー(グラビア版)3と、インプレッションロール4とで、鏡面印刷を施す化粧シート基材5を挟んでなる。前記インプレッションロール4は通常バックアップロール6でバックアップされる。印刷方向7の方向で印刷されるが、従来の場合、図2に示すように、印刷後の位置で前記鏡面印刷を施す化粧シート基材5が撓(たわ)んだ状態8となってしまう。
グラビアインキ1としては、油性、水性のアクリル樹脂、ポリエステル樹脂、ポリアセタール樹脂、フッ素樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル樹脂共重合体樹脂、2液や1液のウレタン樹脂、消化綿樹脂、酢酸セルロース樹脂及びこれらの混合物、エチレン二重結合をもつ紫外線硬化型樹脂、電子線硬化型樹脂からなる樹脂(メジウム)に有機や無機及び有機と無機の混合物からなる顔料、公知の各種添加剤、シリカや硫酸バリウムからなる体質顔料などからなるグラビアインキが使用可能である。
インキパン(槽)2としては、従来のものが使用可能であり、鉄製、ステンレス製及び銅製などのインキパンが使用可能であり、特に限定するものではない。
グラビアシリンダー(グラビア版)3としては、鏡面印刷を施す場合も含めて従来のものが使用可能であり、特に限定するものではない。
本発明におけるインプレッションロール4としては、表面の動的摩擦係数が0.1〜0.4であるゴム弾性体を用いる。表面がフッ素樹脂のものが好ましく、鉄芯にシリコーン樹脂を巻きつけた後、フッ素樹脂を積層して良いが、フッ素樹脂からなるチューブを巻きつけたものが交換などを適宜行えるので好適である。フッ素樹脂としては、テトラフルオロエチレン−パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体、テトラフルオロエチレン−ヘキサフルオロプロピレン共重合体、エチレンと4フッ化エチレンとの共重合樹脂及びこれらの混合物、共重合物が使用可能である。
鏡面印刷を施す化粧シート基材5としては、二軸延伸ポリエステル樹脂、アクリル樹脂、ポリカーボネート樹脂、金属酸化物を蒸着した二軸延伸ポリエステル樹脂及びこれらの複層の基材が使用可能であるが、特にこれらに限定するものではなく、従来公知のものが使用可能である。厚みは、5μmから200μm程度が好適である。鏡面印刷とは、中心線平均粗さRa(JIS B 0601−1982)が0.06から0.30程度の表面状態をいう。
バックアップロール6としては、従来公知の鋼鉄製の通常のロールが使用可能であり、特に限定するものではない。バックアップロール6は、主にインプレッションロールの撓みを抑えるために用いられる。
鉄芯の外周に厚み20mmのシリコーン樹脂層、さらにその外周に厚み10mmのテトラフルオロエチレン−ヘキサフルオロプロピレン共重合体樹脂の層を設け、インプレッションロールを作製した。表面の動的摩擦係数は0.3であった。これに中心線平均粗さRaが0.1程度の木目柄のグラビアシリンダーを用い、ウレタン樹脂バインダーインキにて、ライン速度80m/minにて印刷したが、印刷ムラは発生しなかった。
前記厚み10mmのテトラフルオロエチレン−ヘキサフルオロプロピレン共重合体樹脂の層の代わりにシリコーン樹脂層を10mm増やして30mmにし、厚み100μmのテトラフルオロエチレン−パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体チューブを巻きつけた以外は実施例1と同様にして印刷した。表面の動的摩擦係数は0.2であった。ムラは発生しなかった。
<比較例1>
前記シリコーン樹脂層とテトラフルオロエチレン−ヘキサフルオロプロピレン共重合体樹脂の層の代わりに厚みシリコーン樹脂層30mmとした以外は実施例1と同様にして印刷を行った。表面の動的摩擦係数は0.5であった。結果、剥離が安定せず印刷ムラが発生した。
本発明は、冷蔵庫、ユニットバス表面材、ドア、内装部材等用に使われる鏡面部材用の化粧シートのグラビア印刷方法として利用可能である。
1…グラビアインキ
2…インキパン(槽)
3…グラビアシリンダー(グラビア版)
4…インプレッションロール
5…鏡面印刷を施す化粧シート基材
6…バックアップロール
7…印刷方向
8…撓(たわ)んだ状態

Claims (3)

  1. グラビア版とインプレッションロールを用いたグラビア印刷方法において、前記インプレッションロールの表面に動的摩擦係数が0.1〜0.4であるゴム弾性体を用いることを特徴とするグラビア印刷方法。
  2. 前記ゴム弾性体がフッ素樹脂からなることを特徴とする請求項1記載のグラビア印刷方法。
  3. 前記インプレッションロールの表面をフッ素樹脂からなるチューブで覆ってなることを特徴とする請求項2記載のグラビア印刷方法。
JP2009094362A 2009-04-08 2009-04-08 グラビア印刷方法 Expired - Fee Related JP5407503B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009094362A JP5407503B2 (ja) 2009-04-08 2009-04-08 グラビア印刷方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009094362A JP5407503B2 (ja) 2009-04-08 2009-04-08 グラビア印刷方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010241054A true JP2010241054A (ja) 2010-10-28
JP5407503B2 JP5407503B2 (ja) 2014-02-05

Family

ID=43094653

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009094362A Expired - Fee Related JP5407503B2 (ja) 2009-04-08 2009-04-08 グラビア印刷方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5407503B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2022025224A (ja) * 2020-07-29 2022-02-10 株式会社村田製作所 印刷装置

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6294392A (ja) * 1985-10-21 1987-04-30 Ricoh Co Ltd オフセツト印刷機用圧胴
JPH01139297A (ja) * 1987-11-26 1989-05-31 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 印刷機ローラー表面のインキ汚れ防止方法
JPH03193999A (ja) * 1989-08-03 1991-08-23 Kimberly Clark Corp 色付きティシュウエブおよびその製造方法
JPH07132583A (ja) * 1993-11-11 1995-05-23 Sekisui Chem Co Ltd フレキソ印刷機用圧胴の製造方法
JPH0825607A (ja) * 1994-07-21 1996-01-30 Toppan Printing Co Ltd グラビアコーティング装置
JPH11327124A (ja) * 1998-05-15 1999-11-26 Think Laboratory Co Ltd クッション性を有する凹版およびその製造方法
JP2000071415A (ja) * 1998-08-28 2000-03-07 Kin Yosha Kk 印刷装置
JP2001205777A (ja) * 2000-01-25 2001-07-31 Daiwa Can Co Ltd 平版直刷り印刷方法及び装置

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6294392A (ja) * 1985-10-21 1987-04-30 Ricoh Co Ltd オフセツト印刷機用圧胴
JPH01139297A (ja) * 1987-11-26 1989-05-31 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 印刷機ローラー表面のインキ汚れ防止方法
JPH03193999A (ja) * 1989-08-03 1991-08-23 Kimberly Clark Corp 色付きティシュウエブおよびその製造方法
JPH07132583A (ja) * 1993-11-11 1995-05-23 Sekisui Chem Co Ltd フレキソ印刷機用圧胴の製造方法
JPH0825607A (ja) * 1994-07-21 1996-01-30 Toppan Printing Co Ltd グラビアコーティング装置
JPH11327124A (ja) * 1998-05-15 1999-11-26 Think Laboratory Co Ltd クッション性を有する凹版およびその製造方法
JP2000071415A (ja) * 1998-08-28 2000-03-07 Kin Yosha Kk 印刷装置
JP2001205777A (ja) * 2000-01-25 2001-07-31 Daiwa Can Co Ltd 平版直刷り印刷方法及び装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2022025224A (ja) * 2020-07-29 2022-02-10 株式会社村田製作所 印刷装置
JP7380472B2 (ja) 2020-07-29 2023-11-15 株式会社村田製作所 印刷装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP5407503B2 (ja) 2014-02-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2008213495A (ja) 加工処理装置内の枚葉紙案内胴のための被覆部材
JP2007000730A (ja) グラビア塗布装置
JP2011056710A (ja) 圧胴用ジャケットとその製造方法
JP5407503B2 (ja) グラビア印刷方法
WO2008011295A3 (en) Biaxially oriented laminated polyester film for transfer applications
JP5256571B2 (ja) 印刷用ブランケット
TW201348390A (zh) 功能性黏著片
JP6116950B2 (ja) 巻き取り用コア
JP5910836B2 (ja) オフセット印刷機のブランケットシリンダのブランケットのアンダーブランケット
CN219574586U (zh) 一种耐磨防水投影反射金属幕布
JP2008073919A (ja) 印刷用ブランケットおよびその製造方法
WO2009028275A1 (ja) シンチレータパネル
JP2011084014A (ja) グラビア印刷装置
WO2008084847A1 (ja) 付着防止シート
EP2033804A3 (en) Inkjet recording medium and inkjet recording method
JP2008255038A5 (ja)
JP2012088499A (ja) 光学機器用遮光部材、およびそれを用いた光学機器の製造方法
JP4992564B2 (ja) 化粧シート
JP2007175886A (ja) 感圧転写修正テープ
WO2008150513A3 (en) Smooth roller with low line load and methods
JP2009196288A (ja) 化粧シート
US10157555B2 (en) Ruggedized placard
JP2011230377A (ja) グラビア印刷装置
WO2018150502A1 (ja) ロール
AU2002213807A1 (en) Jacket assembly for an impression cylinder

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120329

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130521

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130716

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20131008

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20131021

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees