JP2010238612A - 電子部品用ソケット - Google Patents

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Yasushi Okamoto
泰志 岡本
Kazunari Takeda
一成 武田
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Abstract

【課題】ソケット本体を低背化すること。
【解決手段】電子部品(IC)を収容するハウジング2と、ハウジング2に回動可能に軸支され、ICを押圧する初期位置からICの収容領域外の位置まで移動する一対の押圧ユニット4と、一対の押圧ユニット4を連結するリンクユニット5と、一対の押圧ユニット4の回動を操作する操作部材6と、操作部材6の操作方向と直交する方向に付勢力が作用するようにリンクユニット5に接続され、押圧ユニット4及び操作部材6に付勢力を付与する付勢ばね53とを具備する電子部品用ソケット1において、押圧ユニット4は、操作部材6に対する押圧操作に応じて操作部材6の操作方向と直交する方向の斜め下方側に回動支点をスライド移動可能に軸支されることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、電子部品用ソケットに関し、特に、バーンインボード等に搭載される電子部品用ソケットに関する。
従来、ICパッケージが収容されるハウジングと、このハウジングに対し上下動可能に装着され、付勢ばねにより上方側へ付勢された操作部材と、ICパッケージを押圧してパッケージ下面の各接点を対応するコンタクトに接触させる押圧部材とを備え、操作部材に対する下方側への押圧操作に応じて押圧部材をICパッケージ上から退避させる一方、操作部材に対する押圧操作の解放に応じて押圧部材でICパッケージを押圧する電子部品(ICパッケージ)用ソケットが提案されている(例えば、特許文献1参照)。この電子部品用ソケットにおいて、押圧部材は、回動支点を上下方向に移動可能に構成された作動アームの先端に軸支され、操作部材の上下移動に応じた作動アームの回動に応じてICパッケージを押圧可能に構成されている。
特開2007−165168号公報
しかしながら、上述した電子部品用ソケットにおいては、押圧部材を軸支する作動アームが電子部品用ソケットの上下方向にのみ移動可能に構成されているので、ソケット本体の高さ方向への小型化(低背化)することが困難である。
本発明は、このような問題点に鑑みて為されたものであり、ソケット本体を低背化することができる電子部品用ソケットを提供することを目的とする。
本発明の電子部品用ソケットは、電子部品を収容するハウジングと、前記ハウジングに回動可能に軸支され、前記電子部品を押圧する初期位置から当該電子部品の収容領域外の位置まで移動する一対の押圧ユニットと、前記一対の押圧ユニットを連結するリンクユニットと、前記一対の押圧ユニットの回動を操作する操作部材と、前記操作部材の操作方向と直交する方向に付勢力が作用するように前記リンクユニットに接続され、前記押圧ユニット及び操作部材に付勢力を付与する付勢部材とを具備し、前記押圧ユニットは、前記操作部材に対する上下方向の押圧操作に応じて上下方向と直交する方向の斜め下方側に回動支点をスライド移動可能に軸支されることを特徴とする。
上記電子部品用ソケットによれば、操作部材に対する押圧操作に応じて押圧ユニットの回動支点を斜め下方側にスライド移動させることから、押圧ユニットの回動に必要となる上下方向の空間を縮小することが可能となる。また、操作部材の操作方向である上下方向と直交する方向に付勢力が作用するように付勢部材を配置したことから、操作方向に付勢力が作用するように付勢部材を配置する場合と比べて、付勢部材の配置に必要な上下方向の空間を縮小することが可能となる。これらの結果、ソケット内における上下方向の空間を縮小できるので、ソケット本体を低背化することが可能となる。
上記電子部品用ソケットにおいて、前記リンクユニットは、一方の前記押圧ユニットに接続される第1レバー部材と、前記レバー部材と交差して配設され、他方の前記押圧ユニットに接続される第2レバー部材とを有し、前記付勢部材は、前記第1レバー部材と第2レバー部材との間に接続され、前記第1レバー部材及び第2レバー部材を介して前記操作部材に対する押圧操作に応じて前記一対の押圧ユニットを回動させることが好ましい。この場合には、第1レバー部材と、これと交差して配設される第2レバー部材とを介して操作部材に対する押圧操作に応じて押圧ユニットを回動させることから、操作部材の移動量と、押圧ユニットの移動量との差を吸収することができるので、操作部材に対する押圧操作に応じて所望量だけ押圧ユニットを回動させることが可能となる。
上記電子部品用ソケットにおいて、前記押圧ユニットは、電子部品の表面を押圧する押圧面の近傍に配置された第1回転軸と、回動支点を構成する第2回転軸とを有し、前記第1回転軸を前記ハウジングに形成された第1ガイド溝及び前記第1レバー部材又は第2レバー部材に形成されたガイド溝に挿通させる一方、前記第2回転軸を前記ハウジングに形成された第2ガイド溝に挿通させることが好ましい。この場合には、ハウジングの第1ガイド溝及び第1レバー部材等のガイド溝により第1回転軸を案内する一方、ハウジングの第2ガイド溝で第2回転軸を案内することができるので、特別な構成を具備することなく、簡単な構成で回動支点を構成する第2回転軸を斜め下方側にスライド移動させながら、押圧ユニットを回動させることが可能となる。
上記電子部品用ソケットにおいては、前記押圧ユニットの押圧面が電子部品の表面と平行に配置されるように前記第2回転軸の位置を調整する調整部を前記第2ガイド溝に設けることが好ましい。この場合には、回動する押圧ユニットの押圧面が電子部品の表面と平行に配置されるように第2回転軸の位置が調整されるので、均一且つ適切に電子部品を押圧することが可能となる。
上記電子部品用ソケットにおいては、前記操作部材を操作方向と反対方向に付勢する補助付勢部材を具備することが好ましい。この場合には、操作部材に対する付勢力を分散することができるので、付勢部材及び補助付勢部材のそれぞれを小型化することができ、これらを収容するソケット本体を小型化することが可能となる。
本発明によれば、操作部材の操作方向である上下方向と直交する方向に付勢力が作用するように付勢部材を配置すると共に、操作部材に対する押圧操作に応じて押圧ユニットの回動支点を斜め下方側にスライド移動させることから、操作方向に付勢力が作用するように付勢部材を配置する場合と比べて付勢部材の配置に必要な上下方向の空間を縮小すると共に、押圧ユニットの回動に必要となる上下方向の空間を縮小することができるので、ソケット内における上下方向の空間を縮小でき、ソケット本体を低背化することが可能となる。
本実施の形態に係る電子部品用ソケットの分解斜視図である。 上記実施の形態に係る電子部品用ソケットの外観を示す斜視図である。 上記実施の形態に係る電子部品用ソケットが有するリンクユニットの構成を説明するための斜視図である。 上記実施の形態に係る電子部品用ソケットが有するリンクユニットの構成を説明するための斜視図である。 上記実施の形態に係る電子部品用ソケットの操作部材が押圧操作された場合の押圧ユニットの状態を説明するための側断面図である。 上記実施の形態に係る電子部品用ソケットの操作部材が押圧操作された場合の動作を説明するための斜視図である。 上記実施の形態に係る電子部品用ソケットの操作部材が押圧操作された場合の押圧ユニットの状態を説明するための側断面図である。 上記実施の形態に係る電子部品用ソケットの操作部材が押圧操作された場合の動作を説明するための斜視図である。 上記実施の形態に係る電子部品用ソケットの操作部材が押圧操作された場合の押圧ユニットの状態を説明するための側断面図である。 上記実施の形態に係る電子部品用ソケットの操作部材が押圧操作された場合の動作を説明するための斜視図である。 上記実施の形態に係る電子部品用ソケットの操作部材が押圧操作された場合の押圧ユニットの状態を説明するための側断面図である。 上記実施の形態に係る電子部品用ソケットの操作部材が押圧操作された場合の動作を説明するための斜視図である。 上記実施の形態に係る電子部品用ソケットの操作部材が押圧操作された場合の押圧ユニットの状態を説明するための側断面図である。
以下、本発明の一実施の形態について添付図面を参照して詳細に説明する。なお、本実施の形態に係る電子部品用ソケット(以下、単に「ソケット」という)は、ICパッケージ(以下、「IC」という)などの電子部品をバーンインテストに供する場合に好適に用いられるものである。本実施の形態に係るソケットに収容され、バーンインテストに供される電子部品としてのICには、例えば、BGA(ボールグリッドアレイ)型やLGA(ランドグリッドアレイ)型のような、ほぼ球状又はパッド状の外部接点(電極)が、パッケージ下面に微細ピッチで多数配設されている。
図1は、本実施の形態に係るソケットの分解斜視図である。図2は、本実施の形態に係るソケットの外観を示す斜視図である。図1に示すように、本実施の形態に係るソケット1は、ソケット本体の底面を構成するハウジング2と、このハウジング2に固定される一対のフレーム3と、ハウジング2に回動可能に保持された一対の押圧ユニット4と、これらの押圧ユニット4を連結すると共に、押圧ユニット4に付勢力を付与する一対のリンクユニット5と、これらのリンクユニット5の付勢力により上方側に付勢される操作部材6と、リンクユニット5と共に操作部材6を上方側に付勢する複数の補助ばね7とを含んで構成されている。
ハウジング2は、例えば、絶縁性の樹脂材料により成形されており、図1に示すように、上方側に開口した矩形状を有する箱状部21と、この箱状部21の下端部に設けられた平板形状部22とを有している。箱状部21の内底面には、矩形状の開口部23が形成されており、ICは、この開口部23に収容され、その下面の外部接点が、ソケット1の被固定面に設けられたコンタクトと接触するように構成されている。箱状部21の対向する側面には、それぞれ一対の第1ガイド溝24a、24bと、一対の第2ガイド溝25a、25bと、円形状を有する挿入孔26とが形成されている。第1ガイド溝24a、24bは、それぞれ箱状部21の下端部の中央近傍から、上方側に円弧を描くように当該側面と直交する側面方向に向けて形成されている。第2ガイド溝25a、25bは、それぞれ第1ガイド溝24a、24bの外側の位置において、当該側面と直交する側面側に向けて下方側に傾斜して直線状に形成されている。挿入孔26は、これらの第1ガイド溝24a、24b及び第2ガイド溝25a、25bの間に形成されている。平板形状部22は、概して正方形状を有しており、その上面の所定位置には、後述する補助ばね7の下端部を係止する複数の係止片27が設けられている。
フレーム3は、金属製の板状部材にブランキング加工及び折り曲げ加工を施すことで形成され、平板形状を有する底面部31と、この底面部31の外側端部から上方側に延出するように立設された側面部32と、底面部31の中央近傍に上方側に向けて立設された一対の支持部33とを有しており、ハウジング2の平板形状部22の上面に固定される。底面部31は、ハウジング2の箱状部21を収容可能に概してコ字形状を有しており、その両端部近傍には、平板形状部22の係止片27を収容可能な長孔34が形成されている。一対の支持部33は、対向配置されており、その上端部近傍には、ハウジング2の箱状部21の挿入孔26に対応する位置に孔35が形成されている。この孔35には、後述するリンクユニット5の第1、第2レバー部材51、52を固定するための固定ピン36が挿入される。この固定ピン36は、ハウジング2の箱状部21の挿入孔26から孔25に対して挿入され、その外側端部近傍をCリング37で固定されるものとなっている。
押圧ユニット4は、絶縁性の樹脂材料を成形して形成された押圧部材41と、この押圧部材41における図1に示す上端部近傍を貫通される回転軸42と、押圧部材41から側方側に延出する延出部43の端部近傍で回転軸42と同一方向に延伸する回転軸44とを有している。押圧部材41は、図1に示す状態で下方側に配置されるICの上面と水平に配置され、当該ICの上面を均一に押圧可能な押圧面41aを有している。回転軸42及び回転軸44は、第1ガイド溝24a、24b等が形成された箱状部21の側面側に延伸するように押圧部材41に固定されている。回転軸42は、第1ガイド溝24a、24bに挿通され、これらの第1ガイド溝24a、24b内を移動可能にその端部をCリング等の固定部材で固定される。回転軸44は、第2ガイド溝25a、25bに挿通され、これらの第2ガイド溝25a、25b内を移動可能にその端部をCリング等の固定部材で固定される。詳細について後述するように、押圧ユニット4は、回転軸44を回転支点として押圧面41aを上下方向に回動可能に構成されている。
リンクユニット5は、第1、第2レバー部材51、52と、これらの第1、第2レバー部材51、52に係止される付勢部材としての付勢ばね53と、これらの第1、第2レバー部材51、52を連結する連結部材54とを有している。第1、第2レバー部材51、52は、金属製の板状部材にブランキング加工及び折り曲げ加工を施すことで形成され、概して第1ガイド溝24a、24b等が形成された箱状部21の側面の延伸方向に沿って延伸する構成を有し、互いに交差して配設されている。第1、第2レバー部材51、52の端部近傍には、それぞれ付勢ばね53の端部を係止すると共に、連結部材54を固定する軸55、56が固定されている。付勢ばね53は、これらの軸55、56にその両端を係止され、第1、第2レバー部材51、52を内側に引き寄せる付勢力を付与している。連結部材54は、金属製の板状部材にブランキング加工及び折り曲げ加工を施すことで形成され、軸55、56により第1、第2レバー部材51、52に固定される固定面54aと、この固定面54aの上端から外側に直交して設けられる平面部54bとを有しており、この平面部54bとフレーム3の底面部31とが平行になるように第1、第2レバー部材51、52に固定されている。なお、このリンクユニット5の構成については後述する。
操作部材6は、例えば、金属製の板状部材にブランキング加工及び折り曲げ加工を施すことで形成される枠状体61と、例えば、絶縁性の樹脂材料で成形されるカバー部材62とを有している。枠状体61は、ハウジング2の平板形状部22と略同一の外形寸法を有しており、その中央に矩形状の開口部61aを有している。枠状体61の対向する辺の下面には、リンクユニット5の連結部材54を収容可能に構成されている。カバー部材62は、枠状体61の上方側から被せられる環形状を有しており、その中央に矩形状の開口部62aを有している。カバー部材62における補助ばね7に対応する辺の下面には、補助ばね7の上端部を係止する係止片62bが設けられている。カバー部材62の開口部62aは、枠状体61の開口部61aに臨んでおり、これらは、操作部材6に対する押圧操作に伴ってハウジング2の箱状部21を露出可能に構成されている。
補助ばね7は、下端部をハウジング2の平板形状部22の係止片27に係止される一方、上端部をカバー部材62の下面に設けられた係止片62bに係止された状態でハウジング2と操作部材6との間に配置され、操作部材6を操作方向と反対方向に付勢する。これらの補助ばね7は、リンクユニット5の付勢ばね53の付勢力を補助して操作部材6を上方側に付勢する役割を果たすものとなっている。このようにソケット1においては、操作部材6を操作方向と反対方向に付勢する補助ばね7を備え、操作部材6に対する付勢力を付勢ばね53から分散させていることから、付勢ばね53及び補助ばね7のそれぞれを小型化することができ、これらを収容するソケット1本体の小型化を実現している。
このような構成部品を有するソケット1を組み立てる場合には、ハウジング2の箱状部21の内部に、一対の押圧ユニット4が回動可能に取り付けられる。そして、ハウジング2の平板形状部22に、箱状部21を挟むようにフレーム3が固定される。このフレーム3の支持部33に、リンクユニット5の連結部材54により連結された状態の第1、第2レバー部材51、52が取り付けられると共に、第1、第2レバー部材51、52の端部間に付勢ばね53が係止される。ハウジング2の底面部31の係止片27に補助ばね7の下端を係止させた後、連結部材54の平面部54bの上面に、カバー部材62が固定された状態の枠状体61が固定され、図2に示す状態のソケット1が完成する。
このように組み立てられたソケット1においては、フレーム3の支持部33に取り付けられた状態の第1、第2レバー部材51、52が付勢ばね53により引き寄せられると共に、補助ばね7の付勢力により操作部材6(枠状体61及びカバー部材62)が上方側に付勢された状態となっている。詳細について後述するように、操作部材6に対する下方側への押圧操作に応じて第1、第2レバー部材51、52が押し下げられると、これに連動して押圧部材41が上昇するように押圧ユニット4が回動する一方、押圧操作が解除されると、付勢ばね53及び補助ばね7の付勢力によりソケット1が図2に示す状態に復帰するものとなっている。
ここで、本実施の形態に係るソケット1が有するリンクユニット5の構成について図3及び図4を用いて説明する。図3及び図4は、本実施の形態に係るソケット1が有するリンクユニット5の構成を説明するための斜視図である。図3においては、一方側(手前側)のリンクユニット5をフレーム3から取り外して分解した状態を示し、図4においては、リンクユニット4をフレーム3に取り付けた状態を示している。なお、説明の便宜上、図3及び図4においては、操作部材6及び補助ばね7を省略し、更に図4においては、リンクユニット5の連結部材54も省略している。以下においては、図3及び図4に示す右下方側を「ソケット1の右方側」又は単に「右方側」と呼び、図3及び図4に示す左上方側を「ソケット1の左方側」又は単に「左方側」と呼ぶものとする。
図3に示すように、第1レバー部材51には、その略中央部に固定ピン36に挿通される挿通孔51aを有する固定部51bが設けられている。この固定部51bの右方側には、ガイド溝51cが形成されたガイド片51dが設けられている。一方、固定部51bの左方側には、軸55により連結部材54が取り付けられる支持片51eが設けられている。このような構成を有し、第1レバー部材51は、図4に示すように、挿通孔51aに挿通された固定ピン36を回動支点として一定範囲内を回動可能に構成されている。ガイド溝51cは、固定部51b近傍から、下方側に円弧を描くように右方向に向けて形成されている。このガイド溝51cには、箱状部21の第1ガイド溝24bを通過した右方側の押圧ユニット4の回転軸42が挿通されるものとなっている(図4参照)。
一方、第2レバー部材52には、その右方側端部近傍に固定ピン36に挿通される挿通孔52aを有する固定部52bが設けられている。この固定部52bの左方側には、ガイド溝52cが形成されたガイド片52dが設けられている。一方、固定部52bの僅かに右方側には、軸56により連結部材54が取り付けられる支持片52eが設けられている。このような構成を有し、第2レバー部材52は、図4に示すように、挿通孔52aに挿通された固定ピン36を回動支点として一定範囲内を回動可能に構成されている。ガイド溝52cは、固定部52b近傍から、下方側に円弧を描くように左方向に向けて形成されている。このガイド溝52cには、箱状部21の第1ガイド溝24aを通過した左方側の押圧ユニット4の回転軸42が挿通されるものとなっている(図4参照)。
付勢ばね53は、図4に示すように、第1、第2レバー部材51、52の支持片51e、52eに取り付けられた軸55、56の先端部近傍でその両端を係止されている。この場合、付勢ばね53は、操作部材6の操作方向である上下方向と直交する方向に付勢力が作用するように配置されることから、操作方向に付勢力が作用するように付勢ばねを配置する場合と比べて、付勢ばね53の配置に必要な上下方向の空間を縮小することが可能となっている。第1、第2レバー部材51、52は、それぞれ固定ピン36を回動支点として回動可能に構成されているが、軸55、56は、これらの挿通孔51a、52aよりも上方側の位置に配置されている。このため、付勢ばね53の付勢力は、固定ピン36よりも上方側の位置で支持片51e、52eを互いに引き寄せるように作用するものとなっている。
連結部材54は、固定面54aに形成された一対の孔(不図示)を軸55、56により挿通され、支持片51e、52eに固定される。このため、連結部材54は、第1、第2レバー部材51、52の回動状態に応じて上下移動可能に構成されている。操作部材6に下方側への押圧操作が行われていない初期状態においては、上述したように、付勢ばね53の付勢力により支持片51e、52eを互いに引き寄せられている。この結果、支持片51e、52eに取り付けられた連結部材54が上方側に付勢された状態となり、連結部材54の平面部54bに固定された操作部材6が上方側に付勢された状態(図2に示す状態)となっている。
次に、本実施の形態に係るソケット1の操作部材6が押圧操作された場合の動作について図5〜図13を用いて説明する。以下においては、操作部材6に押圧操作が行われていない初期状態から、5段階で押圧ユニット4がICの表面から上方側に移動する場合について説明するものとする。図5〜図13は、本実施の形態に係るソケット1の操作部材6が押圧操作された場合の動作を説明するための図である。図5、図7、図9、図11及び図13は、本実施の形態に係るソケット1の操作部材6が押圧操作された場合の押圧ユニット4の状態を説明するための側断面図である。図6、図8、図10及び図12は、本実施の形態に係るソケット1の操作部材6が押圧操作された場合の動作を説明するための斜視図である。なお、図5、図7、図9、図11及び図13においては、説明の便宜上、押圧ユニット4を鎖線にて表示している。また、図6、図8、図10及び図12においては、図4と同様に、説明の便宜上、操作部材6、補助ばね7及びリンクユニット5の連結部材54を省略している。
操作部材6に押圧操作が行われていない初期状態においては、ソケット1は、図2(図4)に示す状態である。押圧ユニット4は、図5に示すように、第1、第2レバー部材51、52を介して、不図示の付勢ばね53の付勢力により下方側に押圧され、押圧面41aでICを下方側に押圧した状態となっている。この場合において、押圧ユニット4の回動支点を構成する回転軸44は、第2ガイド溝25a、25bの最も内側の位置に配置され、回転軸42は、第1ガイド溝24a、24bの最も内側(最も下方側)の位置に配置されている。
ここで、第2ガイド溝25a、25bの構成について説明する。これらの第2ガイド溝25a、25bは、図5に示すように、その外側部分よりもその内側部分の方が幅が広く形成されている。これは、押圧部材41における押圧面41aがICを押圧する場合にICの表面に平行に配置されるように、第2ガイド溝25a、25b内における回転軸44の僅かな移動を許容し、回転軸44の位置を調整するためのものである。これらの第2ガイド溝25a、25bにおける幅広部分は、押圧ユニット4の回動支点を構成する回転軸44の調整部として機能する。
図4に示す状態から操作部材6を下方側に僅かに押圧すると、図6に示すように、付勢ばね53及び補助ばね7の付勢力に抗して連結部材54が押し下げられ、これに伴って第1レバー部材51と、第2レバー部材52とが押し下げられ、互いに離間する方向に移動する。このとき、第1、第2レバー部材51、52は、不図示の固定ピン36を回動支点として回動し、これに伴ってガイド片51d、52dが上方側に移動する。この場合において、回転軸42は、これらのガイド片51d、52dに形成されたガイド溝51c、52cをトレースしてソケット1の外側に移動していく。
ガイド溝51c、52cをトレースして移動する際、回転軸42は、第1ガイド溝24a、24bにも案内されている。すなわち、回転軸42は、第1、第2レバー部材51、52のガイド溝51c、52c、並びに、第1ガイド溝24a、24bにその進出経路を規制された状態でソケット1の外側に移動していく。図7に示すように、操作部材6が僅かに押圧された場合、回転軸42は、第1ガイド溝24a、24bを僅かに上方側に移動した状態となる。このとき、押圧ユニット4の回転支点を構成する回転軸44は、押圧部材41の回動動作に伴って、第2ガイド溝25a、25bを僅かにソケット1の外側にスライド移動した状態となる。
図6に示す状態から操作部材6を下方側に僅かに押圧すると、図8に示すように、連結部材54の下方移動に伴って第1レバー部材51と、第2レバー部材52とが更に離間する方向に移動する。これに伴って、第1、第2レバー部材51、52は、不図示の固定ピン36を回動支点として更に回動し、ガイド片51d、52dが上方側に移動する。上述した場合と同様に、回転軸42は、これらのガイド片51d、52dに形成されたガイド溝51c、52c及び第1ガイド溝24a、24bをトレースしてソケット1の外側に移動していく。この場合、回転軸42は、図9に示すように、第1ガイド溝24a、24bを僅かに上方側に更に移動した状態となる。このとき、押圧ユニット4の回転支点を構成する回転軸44は、押圧部材41の回動動作に伴って、第2ガイド溝25a、25bを僅かにソケット1の外側にスライド移動した状態となる。
同様に、図8に示す状態から操作部材6を下方側に僅かに押圧すると、図10に示すように、連結部材54の下方移動に伴って第1レバー部材51と、第2レバー部材52とが更に離間する方向に移動する。これに伴って、第1、第2レバー部材51、52は、不図示の固定ピン36を回動支点として更に回動し、ガイド片51d、52dが上方側に移動する。上述した場合と同様に、回転軸42は、これらのガイド片51d、52dに形成されたガイド溝51c、52c及び第1ガイド溝24a、24bをトレースしてソケット1の外側に移動していく。この場合、回転軸42は、図11に示すように、第1ガイド溝24a、24bを僅かに上方側に更に移動した状態となる。このとき、押圧ユニット4の回転支点を構成する回転軸44は、押圧部材41の回動動作に伴って、第2ガイド溝25a、25bを僅かにソケット1の外側にスライド移動した状態となる。
同様に、図10に示す状態から最下方の位置まで操作部材6を押圧すると、図12に示すように、連結部材54の下方移動に伴って第1レバー部材51と、第2レバー部材52とが更に離間する方向に移動する。これに伴って、第1、第2レバー部材51、52は、不図示の固定ピン36を回動支点として更に回動し、ガイド片51d、52dが上方側に移動する。上述した場合と同様に、回転軸42は、これらのガイド片51d、52dに形成されたガイド溝51c、52c及び第1ガイド溝24a、24bをトレースしてソケット1の外側に移動していく。この場合、回転軸42は、図13に示すように、第1ガイド溝24a、24bを最も外側の位置まで移動した状態となる。このとき、押圧ユニット4の回転支点を構成する回転軸44は、押圧部材41の回動動作に伴って、第2ガイド溝25a、25bの最も外側の位置までスライド移動した状態となる。
このように押圧ユニット4は、操作部材6に対する押圧操作に応じて、回動支点を構成する回転軸44を第2ガイド溝25a、25bの外側にずらしながら、押圧部材41の上端部に固定された軸43で第1ガイド溝24a、24bをトレースして上方側に回動する。操作部材6が最下方の位置まで押圧されると、押圧部材41の押圧面41aは、元の状態から略90°回動した状態となり、図12及び図13に示すように、その開放した部分からICを着脱することが可能となる。
なお、図12及び図13に示す状態から、操作部材6の押圧操作を解放すると、押圧ユニット1は、これまでとは反対に状態遷移していくこととなる。すなわち、押圧ユニット4は、回動支点を構成する回転軸44を第2ガイド溝25a、25bの内側にずらしながら、押圧部材41の上端部に固定された軸43で第1ガイド溝24a、24bをトレースして下方側に回動し、図4及び図5に示す状態に復帰する。この際、ハウジング2の開口部23にICが収容されている場合には、その表面に押圧部材41の押圧面41aが平行に配置されるように第2ガイド溝25a、25bにおいて回転軸44の位置が調整されるものとなっている。このように本実施の形態に係るソケット1においては、回動する押圧ユニット4の押圧部材41の押圧面41aがICの表面と平行に配置されるように回転軸44の位置が調整されるので、均一且つ適切にICを押圧することが可能となっている。
以上説明したように、本実施の形態に係るソケット1においては、操作部材6に対する押圧操作に応じて押圧ユニット4の回動支点を構成する回転軸44を斜め下方側にスライド移動させることから、押圧ユニット4の回動に必要となる上下方向の空間を縮小することが可能となる。しかも、操作部材6の操作方向である上下方向と直交する方向に付勢力が作用するように付勢ばね53を配置していることから、操作方向に付勢力が作用するように付勢ばねを配置する場合と比べて、付勢ばね53の配置に必要な上下方向の空間を縮小することが可能となる。これらの結果、ソケット1内における上下方向の空間を縮小できるので、ソケット1本体を低背化することが可能となる。
また、本実施の形態に係るソケット1においては、第1レバー部材51と、これと交差して配設される第2レバー部材52とを介して操作部材6に対する押圧操作に応じて押圧ユニット5を回動させるようにしたことから、操作部材6の移動量と、押圧ユニット4の移動量との差を吸収することができるので、操作部材6に対する押圧操作に応じて所望量だけ押圧ユニット4を回動させることが可能となる。
さらに、本実施の形態に係るソケット1においては、ハウジング2に形成された第1ガイド溝24a、24b及び第1、第2レバー部材51、52に形成されたガイド溝51c、52cにより回転軸42を案内する一方、ハウジング2に形成された第2ガイド溝25a、25bで回転軸44を案内することができるので、特別な構成を具備することなく、簡単な構成で回動支点を構成する回転軸44を斜め下方側にスライド移動させながら、押圧ユニット4を回動させることが可能となる。
なお、本発明は上記実施の形態に限定されず、種々変更して実施することが可能である。上記実施の形態において、添付図面に図示されている大きさや形状などについては、これに限定されず、本発明の効果を発揮する範囲内で適宜変更することが可能である。その他、本発明の目的の範囲を逸脱しない限りにおいて適宜変更して実施することが可能である。
1 電子部品用ソケット(ソケット)
2 ハウジング
21 箱状部
22 平板形状部
23 開口部
24a、24b 第1ガイド溝
25a、25b 第2ガイド溝
26 挿入孔
27 係止片
3 フレーム
31 底面部
32 側面部
33 支持部
34 長孔
35 孔
36 固定ピン
37 Cリング
4 押圧ユニット
41 押圧部材
42 回転軸
43 延出部
44 回転軸
5 リンクユニット
51 第1レバー部材
51a 挿通孔
51b 固定部
51c ガイド溝
51d ガイド片
51e 支持片
52 第2レバー部材
52a 挿通孔
52b 固定部
52c ガイド溝
52d ガイド片
52e 支持片
53 付勢ばね
54 連結部材
54a 固定面
54b 平面部
6 操作部材
61 枠状体
61a 開口部
62 カバー部材
62a 開口部
7 補助ばね

Claims (5)

  1. 電子部品を収容するハウジングと、前記ハウジングに回動可能に軸支され、前記電子部品を押圧する初期位置から当該電子部品の収容領域外の位置まで移動する一対の押圧ユニットと、前記一対の押圧ユニットを連結するリンクユニットと、前記一対の押圧ユニットの回動を操作する操作部材と、前記操作部材の操作方向と直交する方向に付勢力が作用するように前記リンクユニットに接続され、前記押圧ユニット及び操作部材に付勢力を付与する付勢部材とを具備し、
    前記押圧ユニットは、前記操作部材に対する上下方向の押圧操作に応じて上下方向と直交する方向の斜め下方側に回動支点をスライド移動可能に軸支されることを特徴とする電子部品用ソケット。
  2. 前記リンクユニットは、一方の前記押圧ユニットに接続される第1レバー部材と、前記レバー部材と交差して配設され、他方の前記押圧ユニットに接続される第2レバー部材とを有し、前記付勢部材は、前記第1レバー部材と第2レバー部材との間に接続され、前記第1レバー部材及び第2レバー部材を介して前記操作部材に対する押圧操作に応じて前記一対の押圧ユニットを回動させたことを特徴とする請求項1記載の電子部品用ソケット。
  3. 前記押圧ユニットは、電子部品の表面を押圧する押圧面の近傍に配置された第1回転軸と、回動支点を構成する第2回転軸とを有し、前記第1回転軸を前記ハウジングに形成された第1ガイド溝及び前記第1レバー部材又は第2レバー部材に形成されたガイド溝に挿通させる一方、前記第2回転軸を前記ハウジングに形成された第2ガイド溝に挿通させたことを特徴とする請求項2記載の電子部品用ソケット。
  4. 前記押圧ユニットの押圧面が電子部品の表面と平行に配置されるように前記第2回転軸の位置を調整する調整部を前記第2ガイド溝に設けたことを特徴とする請求項3記載の電子部品用ソケット。
  5. 前記操作部材を操作方向と反対方向に付勢する補助付勢部材を具備することを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の電子部品用ソケット。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015115151A (ja) * 2013-12-11 2015-06-22 センサータ テクノロジーズ マサチューセッツ インコーポレーテッド ソケット

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