JP2010237809A - トレース装置、トレース方法およびトレースプログラム - Google Patents

トレース装置、トレース方法およびトレースプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】トレース情報の連続性を保ちつつ、所定の機能のトレースデータの取りこぼしを防ぐ。
【解決手段】イベント検出部101〜10nはトレースイベントを検出し、トレースイベントのレベルが通知閾値302以上の場合、イベントテーブル編集部301にトレースイベントの情報を通知する。イベントテーブル編集部301は、通知されたトレースイベントのレベルが最高レベルの場合、イベントテーブル300を編集し、トレース資源変更部304に通知する。トレース資源変更部304は、トレース資源テーブル303の記述に基づいて、トレース資源の容量を変更する。
【選択図】図2

Description

本発明は、コンピュータシステムにおいて、プログラムの実行軌跡をトレースするトレース装置、トレース方法およびトレースプログラムに関する。
コンピュータの制御プログラムが備えているトレース機能は、コンピュータの本来の機能へ与える負担、トレースバッファの容量、トレースファイルへの出力能力、トレースファイルの容量等の制約を受けている。
例えば、図14に示すように、一般的なトレース機能では、コンピュータ本来の機能毎に設けられたイベント検出部101〜10nが、検出したイベントに関するデータをトレースバッファ200に格納し、トレースデータ出力部201がトレースバッファ200に格納されたデータをトレースファイル202に出力する。
ここで、トレースバッファ200の容量が小さい場合に、イベント検出部101〜10nから大量のトレースデータが送られると、取りこぼしが発生する。またトレースファイル202の容量が小さいと、トレースデータが書き込まれなかったり、ファイル中のエントリが一周して上書きされてしまうことがある。
このような現象を回避するために、トレースバッファが不足した場合に、各トレースデータの情報量を削減することで、トレース情報の連続性を確保する技術が提案されている(例えば特許文献1)。この技術は、トレース情報の連続性を優先しているため、例えば、エラーが発生した機能の、障害解析に必要なトレースデータも削減してしまう。
特開平9−185531号公報
本発明は、トレース情報の連続性を保ちつつ、障害解析に必要なトレースデータの取りこぼしを防ぐことを目的とする。
本発明の第1の観点に係るトレース装置は、
トレース対象のイベントであるトレースイベントを検出し、該トレースイベントの属性情報及び採取優先度を表すレベルを判別し、トレース内容が記されたトレースデータ、前記属性情報、及び前記レベルをトレースバッファに書き込むと共に、前記レベルと所定の通知閾値とを比較し、前記レベルが前記通知閾値以上のトレースイベントの前記属性情報及び前記レベルを出力するイベント検出部と、
前記イベント検出部が出力した前記属性情報及びレベルを受信し、前記属性情報及びレベルをイベントテーブルに登録し、該イベントテーブルにおいてレベルが最も高い属性情報及びレベルを前記イベントテーブルの最初の項に配置すると共に、前記最もレベルの高い属性情報及びレベルを前記イベント検出部から受信した場合に前記最もレベルの高い属性情報及びレベルを出力するイベントテーブル編集部と、
前記イベント検出部が前記トレースバッファに書き込んだ前記トレースデータ、前記属性情報、及び前記レベルを、前記トレースバッファよりも低速で大容量のトレースファイルに書き出すトレースデータ出力部と、
前記イベントテーブル編集部が出力した前記最もレベルの高い属性情報及びレベルを受信し、トレース資源テーブルを参照して、前記トレースバッファ及び前記トレースファイルを含むトレース資源の容量又は保存場所を前記最も高い属性情報及びレベルに対応する容量又は保存場所に変更するトレース資源変更部と、
を備え、
前記トレース資源テーブルは前記属性情報及びレベルに対応して予め指定されたトレース資源の容量又は保存場所を格納する、
ことを特徴とする。
本発明の第2の観点に係るトレース装置は、
トレース対象のイベントであるトレースイベントを検出し、該トレースイベントの属性情報及び採取優先度を表すレベルを判別し、判別したレベルと所定の通知閾値とを比較し、前記レベルが通知閾値以上のトレースイベントの前記属性情報及び前記レベルを出力すると共に、検出したトレースイベントの前記属性が属性情報及びレベルの履歴を格納するイベントテーブルにおいて最もレベルの高い属性と同じ場合に、前記トレースイベントのトレース内容が記されたトレースデータと前記属性情報と前記レベルとをトレースバッファに書き込むイベント検出部と、
前記イベント検出部が出力した属性情報及びレベルを受信し、前記属性情報及びレベルを前記イベントテーブルに登録し、該イベントテーブルにおいてレベルが最も高いトレースイベントの属性情報及びレベルを前記イベントテーブルの最初の項に配置するイベントテーブル編集部と、
前記イベント検出部が前記トレースバッファに格納した前記トレースイベントの前記属性及びレベルを判別し、最高レベルの属性を有する前記トレースデータ、前記属性情報、及び前記レベルを前記トレースバッファよりも低速で大容量のトレースファイルに書き出すトレースデータ出力部と、
を備えることを特徴とする。
本発明の第3の観点に係るトレース方法は、
イベント検出部と、イベントテーブル編集部と、トレースデータ出力部と、トレース資源変更部と、を用いるトレース方法であって、
前記イベント検出部が、トレース対象のイベントであるトレースイベントを検出し、該トレースイベントの属性情報及び採取優先度を表すレベルを判別し、トレース内容が記されたトレースデータ、前記属性情報、及び前記レベルをトレースバッファに書き込むと共に、前記レベルと所定の通知閾値とを比較し、前記レベルが前記通知閾値以上のトレースイベントの前記属性情報及び前記レベルを出力するイベント検出工程と、
前記イベントテーブル編集部が、前記イベント検出部が出力した前記属性情報及びレベルを受信し、前記属性情報及びレベルをイベントテーブルに登録し、該イベントテーブルにおいてレベルが最も高い属性情報及びレベルを前記イベントテーブルの最初の項に配置すると共に、前記最もレベルの高い属性情報及びレベルを前記イベント検出部から受信した場合に前記最もレベルの高い属性情報及びレベルを出力するイベントテーブル編集工程と、
前記トレースデータ出力部が、前記イベント検出部が前記トレースバッファに書き込んだ前記トレースデータ、前記属性情報、及び前記レベルを、前記トレースバッファよりも低速で大容量のトレースファイルに書き出すトレースデータ出力工程と、
前記トレース資源変更部が、前記イベントテーブル編集部が出力した前記最もレベルの高い属性情報及びレベルを受信し、前記属性情報及びレベルに対応して予め指定されたトレース資源の容量又は保存場所を格納するトレース資源テーブルを参照して、前記トレースバッファ及び前記トレースファイルを含むトレース資源の容量又は保存場所を前記最も高い属性情報及びレベルに対応する容量又は保存場所に変更するトレース資源変更工程と、
を備えることを特徴とする。
本発明の第4の観点に係るトレース方法は、
イベント検出部と、イベントテーブル編集部と、トレースデータ出力部と、を用いるトレース方法であって、
前記イベント検出部が、トレース対象のイベントであるトレースイベントを検出し、該トレースイベントの属性情報及び採取優先度を表すレベルを判別し、判別したレベルと所定の通知閾値とを比較し、前記レベルが通知閾値以上のトレースイベントの前記属性情報及び前記レベルを出力すると共に、検出したトレースイベントの前記属性が属性情報及びレベルの履歴を格納するイベントテーブルにおいて最もレベルの高い属性と同じ場合に、前記トレースイベントのトレース内容が記されたトレースデータと前記属性情報と前記レベルとをトレースバッファに書き込むイベント検出工程と、
前記イベントテーブル編集部が、前記イベント検出部が出力した属性情報及びレベルを受信し、前記属性情報及びレベルを前記イベントテーブルに登録し、該イベントテーブルにおいてレベルが最も高いトレースイベントの属性情報及びレベルを前記イベントテーブルの最初の項に配置するイベントテーブル編集工程と、
前記トレースデータ出力部が、前記イベント検出部が前記トレースバッファに格納した前記トレースイベントの前記属性及びレベルを判別し、最高レベルの属性を有する前記トレースデータ、前記属性情報、及び前記レベルを前記トレースバッファよりも低速で大容量のトレースファイルに書き出すトレースデータ出力工程と、
を備えることを特徴とする。
本発明の第5の観点に係るトレースプログラムは、
コンピュータを、
トレース対象のイベントであるトレースイベントを検出し、該トレースイベントの属性情報及び採取優先度を表すレベルを判別し、トレース内容が記されたトレースデータ、前記属性情報、及び前記レベルをトレースバッファに書き込むと共に、前記レベルと所定の通知閾値とを比較し、前記レベルが前記通知閾値以上のトレースイベントの前記属性情報及び前記レベルを出力するイベント検出部、
前記イベント検出部が出力した前記属性情報及びレベルを受信し、前記属性情報及びレベルをイベントテーブルに登録し、該イベントテーブルにおいてレベルが最も高い属性情報及びレベルを前記イベントテーブルの最初の項に配置すると共に、前記最もレベルの高い属性情報及びレベルを前記イベント検出部から受信した場合に前記最もレベルの高い属性情報及びレベルを出力するイベントテーブル編集部、
前記イベント検出部が前記トレースバッファに書き込んだ前記トレースデータ、前記属性情報、及び前記レベルを、前記トレースバッファよりも低速で大容量のトレースファイルに書き出すトレースデータ出力部、
前記イベントテーブル編集部が出力した前記最もレベルの高い属性情報及びレベルを受信し、前記属性情報及びレベルに対応して予め指定されたトレース資源の容量又は保存場所を格納するトレース資源テーブルを参照して、前記トレースバッファ及び前記トレースファイルを含むトレース資源の容量又は保存場所を前記最も高い属性情報及びレベルに対応する容量又は保存場所に変更するトレース資源変更部、
として機能させることを特徴とする。
本発明の第6の観点に係るトレースプログラムは、
コンピュータを、
トレース対象のイベントであるトレースイベントを検出し、該トレースイベントの属性情報及び採取優先度を表すレベルを判別し、判別したレベルと所定の通知閾値とを比較し、前記レベルが通知閾値以上のトレースイベントの前記属性情報及び前記レベルを出力すると共に、検出したトレースイベントの前記属性が属性情報及びレベルの履歴を格納するイベントテーブルにおいて最もレベルの高い属性と同じ場合に、前記トレースイベントのトレース内容が記されたトレースデータと前記属性情報と前記レベルとをトレースバッファに書き込むイベント検出部、
前記イベント検出部が出力した属性情報及びレベルを受信し、前記属性情報及びレベルを前記イベントテーブルに登録し、該イベントテーブルにおいてレベルが最も高いトレースイベントの属性情報及びレベルを前記イベントテーブルの最初の項に配置するイベントテーブル編集部、
前記イベント検出部が前記トレースバッファに格納した前記トレースイベントの前記属性及びレベルを判別し、最高レベルの属性を有する前記トレースデータ、前記属性情報、及び前記レベルを前記トレースバッファよりも低速で大容量のトレースファイルに書き出すトレースデータ出力部、
として機能させることを特徴とする。
本発明によれば、トレース情報の連続性を保ちつつ、所定の機能のトレースデータの取りこぼしを防ぐことができる。
本発明の第1の実施形態に係るトレース装置を備える情報処理装置のブロック図である。 本発明の第1の実施形態に係るトレース装置の機能構成図である。 トレースイベントと属性とレベルとの対応関係を例示する図である。 トレースイベント情報のフォーマット例を示した図である。 (a)初期状態のイベントテーブル、(b)編集過程にあるイベントテーブル、(c)編集後のイベントテーブルの例を示した図である。 通知閾値の構成例を示す図である。 トレース資源テーブルの例を示した図である。 第1の実施形態に係るトレース処理を説明するためのフローチャートである。 エラーの発生率に基づいて、トレースイベントの各属性のレベルを修正(更新)する処理を説明するためのフローチャートである。 (a)と(b)とは、エラーの発生率に基づいて、トレースイベントの各属性のレベルを修正(更新)する処理を説明するための図である。 第2の実施形態に係るトレース装置の機能構成図である。 第2の実施形態に係るトレース処理を説明するためのフローチャートである。 トレースイベントテーブルの変形例を説明するための図である。 従来のトレース装置の機能構成図である。
(第1実施形態)
本発明の第1の実施形態にかかるトレース装置を備える情報処理装置について説明する。
この実施形態の情報処理装置9は、図1に示すように、CPU(Central Processing Unit)1と、記憶装置2と、RAM(Random Access Memory)3と、インタフェース4と、入力装置5と、出力装置6と、補助記憶装置7と、から構成される。
CPU1は各構成要素と接続され、記憶装置2に格納されているプログラムを実行し、情報処理装置9本来の機能を実行すると共に、トレース装置としての動作も実行する。
記憶装置2は、ROM(Read Only Memory),ハードディスク装置などから構成され、CPU1が実行するプログラムや、固定データを記憶する。本実施形態では、情報処理装置9が実行する本来の処理を実行するためのプログラムやデータと共に、トレース装置として機能するためのプログラム、及び処理に必要な各種データ(トレースファイル等)を格納する。
RAM3は、CPU1のワークエリアとして機能する。
インタフェース4は、外部の装置(入力装置5,出力装置6,補助記憶装置7等)と情報処理装置9との間で、データを送受信する。
入力装置5は、例えば、キーボードやマウス等の入力デバイスによって実現され、利用者の操作に従って各種情報を情報処理装置9に入力するものである。また、入力装置5は、例えば、データベース装置から各種情報を抽出するものであってもよい。
出力装置6は、CPU1の指示に従って、各種情報を出力する。例えば、出力装置6は、ディスプレイ装置等の表示装置から構成され、各種情報を表示する。また、例えば、出力装置6は、プリンタ等の印刷装置から構成され、各種情報を印刷する。
補助記憶装置7は、ハードディスク装置等から構成され、種々のデータを格納する。
以下、上記情報処理装置9において実現されるトレース装置10について図2を参照して説明する。
トレース装置10は、図2に示すように、イベント検出部101〜10nと、トレースバッファ200と、トレースデータ出力部201と、トレースファイル202と、イベントテーブル300と、イベントテーブル編集部301と、トレース資源テーブル303と、トレース資源変更部304と、から構成される。
このトレース装置10では、ユーザにより、情報処理装置9の各機能(例えば、SCSIドライバやマネジメントドライバ)に対して、発生するトレースイベント(トレースの対象となるイベント)とそのトレースイベントの内容を示す属性とそのレースイベントの採取優先度を表す「レベル」が、例えば、図3に示すように予め設定されている。
イベント検出部101〜10nは、それぞれ独立して動作可能で、情報処理装置9が備える各機能のトレース対象となるイベント(例えば、データの送受信やメモリ獲得/解放操作)を検出し、図3に例示した設定に従って、検出したトレースイベントに関するトレースイベント情報を生成し、トレースバッファ200に出力する。
ここで、トレースイベント情報は、図4に示すように、トレース内容が記されたトレースデータと、トレースしたイベントの内容を示す属性と、採取優先度を表すレベルとを含む。さらに、イベント検出部101〜10nは、検出したトレースイベントの属性とレベルの対をイベントテーブル編集部301に出力する。イベント検出部101〜10nは、例えば、CPU1とRAM3が協働することにより実現される。
トレースバッファ200は、イベント検出部101〜10nが出力したトレースイベント情報(トレースデータ、属性、レベル等)を記憶するために動的に又は静的に確保された記憶領域であり、例えば、RAM3に確保される。
トレースデータ出力部201は、トレースバッファ200に格納されたトレースイベント情報(トレースデータ、属性、レベル等)をトレースバッファ200よりも低速で大容量のトレースファイル202へ出力する。トレースデータ出力部201は、CPU1とRAM3が協働することにより実現される。
トレースファイル202は、トレースデータ出力部201から出力されたトレースイベント情報(トレースデータ、属性、レベル等)を記憶するファイルであり、記憶装置2に確保される。
イベントテーブル300は、イベント検出部101〜10nによって検出されたトレースイベントのうち、レベルが通知閾値302以上の属性とレベルとが対応付けて格納されている。図5(a)〜(c)に例示するように、イベントテーブル300の第1領域(先頭項目)400には、検出されたトレースイベントのうちの最も高いレベルと対応する属性とが格納され、第2領域401の各エントリには、トレースイベントの属性毎に、検出されたトレースイベントのレベルが格納されている。
イベントテーブル編集部301は、イベント検出部101〜10nが出力したトレースイベントの属性とレベルとの対を受信し、イベントテーブル300の第2の領域401に登録し、続いて、今回登録した情報と第1領域400に登録されている情報とを比較し、今回受信したレベルが最も高いレベルの場合には、受信した属性とレベルの対をイベントテーブル300の第1領域400に登録する。また、イベントテーブル編集部301は、今回登録した属性とレベルの対が、イベントテーブル300の第1領域400に登録されている属性及びレベルと一致する場合或いは新たに第1領域400に登録した場合には、その属性及びレベルをトレース資源変更部304へ出力する。
通知閾値302は、イベント検出部101〜10nが、検出したトレースイベントの属性及びレベルをイベントテーブル編集部301に通知するか否かを決定する基準であり、例えば、図6に示すように、前述のレベル“D”、“W”、“N”のいずれかが設定される。
トレース資源テーブル303には、図7に例示するように、属性及びレベルに対応して、トレース資源に対する処理が予め登録されている。イベントテーブル300の先頭エントリ400に登録されている(又は新たに登録された)トレースイベントが発生した場合には、このトレース資源テーブル303が参照され、対応する操作が登録されている場合には、その操作が実行される。これにより、属性及びレベルに応じて、トレースバッファ200の又はトレースファイルの容量又は保存場所が変更される。図7に示すトレース資源テーブル303の設定によれば、属性が“a”でレベル“D”のトレースイベントが発生した場合(レベル“D”は最上位レベルなので)、トレースバッファのエントリが200エントリに拡大され、属性が“b”でレベルが“D”のイベントが発生した場合には、トレースバッファのエントリが100エントリに拡大される。また、属性が“c”でレベル“W”のトレースイベントが発生した場合(それが最上位レベルならば)、トレースバッファのエントリが75エントリに拡大され、属性が“c”でレベルが“D”のイベントが発生した場合には、トレースファイルのエントリが300エントリに拡大され、トレースファイルの保存場所がRAM3から記憶装置2に変更される。
トレース資源変更部303は、イベントテーブル編集部301が出力したイベントテーブル300の第1領域400に登録されている属性及びレベルを受信し、トレース資源テーブル303の記述に従って、トレースバッファ200又はトレースファイル202の容量又は保存場所を変更する。
次に、トレース装置10の動作について、図1乃至図8を参照して説明する。
ここで、属性を“a”、“b”、“c”、レベルを採取優先度が高い順に、危険“D”、警告“W”、通常“N”、通知閾値302を“D”、と仮定する。
イベント検出部101は、自己が担当する機能に関して発生したトレースイベントを検出し(ステップS101)、検出したトレースイベントのレベルと通知閾値302のレベルとを比較し、トレースイベントのレベルが通知閾値302以上か否かを判定する(ステップS102)。この例では、レベル“D”のトレースイベントを検出したとき、イベント検出部101は通知閾値302以上と判定する(ステップS102;Yes)。
トレースイベントのレベルが通知閾値302以上の場合(ステップS102;Yes)、イベント検出部101はイベントテーブル編集部301にトレースイベントの属性及びレベルを通知する(ステップS103)。
イベントテーブル編集部301は、イベント検出部101から通知された属性とレベルとをイベントテーブル300の第2領域401のいずれかのエントリに登録する。この場合、同一の属性について既に登録がある場合には、そのエントリに上書きする。同一の属性について未だに登録が無い場合には、空エントリに登録する。さらに、イベントテーブル編集部301は、今回登録したレベルがイベントテーブル300の先頭エントリ400に登録されているレベルよりも高いか否かを判定し、今回登録したレベルが第1領域400に登録されているレベルよりも高いと判定した場合、そのレベルと属性の対を第1領域400に登録する(ステップS104)。
例えば、イベントテーブル300の初期状態が図5(a)の状態にあるとする。ここで、属性“b”でレベル“D”のトレースイベントが発生したとする。この場合、イベント検出部101は、レベル“D”が通知閾値“D”以上であると判別し(ステップS102;Yes)、イベントテーブル編集部301に属性“b”とレベル“D”との対を通知する。イベントテーブル編集部301は、と、第2領域401の第2エントリに属性“b”についての登録があるので、図5(b)に示すように、第2エントリに属性“b”とレベル“D”とを登録する。続いて、イベントテーブル編集部301は、今回登録したレベル“D”が第1領域400に登録されているレベル“N”より大きい最高レベルであると判別して、第1領域400に属性“b”とレベル“D”とを登録する。
次に、イベントテーブル編集部301は、イベント検出部101〜10nから今回通知されて、今回登録したレベルが、イベントテーブル300の第2領域401に登録されているレベルのうちの最高レベルか否かを判別する(ステップS105)。換言すると、今回登録したレベルが第1領域400に登録されているレベルと一致するか否かを判別する(ステップS105)。最高レベルであると判別した場合(新たに第1領域400に登録した場合を含む)(ステップS105;Yes)、その属性及びレベルをトレース資源変更部304へ通知する(ステップS106)。
トレース資源変更部304は、イベントテーブル編集部301より属性及びレベルを受信すると、トレース資源テーブル303を参照し(ステップS107)、その記述に基づいて、トレース資源の容量又はトレースイベント情報の保存場所を変更する(ステップS108)。例えば、トレースバッファ200が動的に予め50エントリ分の容量を確保しており、且つ、トレース資源テーブル303に図7に示す設定がなされている状態で、イベントテーブル編集部301から属性“b”レベル“D”が通知されたとすると、トレース資源変更部304は、トレースバッファ200の容量を50エントリから100エントリへと拡大させる。同様に、トレース資源テーブル303に図7に示す設定がなされている状態で、イベントテーブル編集部301から属性“c”レベル“D”が通知されたとすると、トレース資源変更部304は、トレースバッファ200の容量を300エントリへと拡大させ、トレースファイル202の容量を1300エントリに拡大させ、さらに、トレースファイル202の格納場所をRAM3から記憶装置2に移動させる。
一方、ステップS102で検出されたイベントのレベルが閾値レベルではないと判別された場合(ステップS102;No)、ステップS105で今回受信したレベルがイベントテーブル300に登録されているレベルのうちの最上位では無いと判別された場合(ステップS105;No)、さらにステップS108でトレース資源の容量又は保存場所を変更した後、イベント検出部101は検出したトレースイベントに関するトレースイベント情報をトレースバッファ200に格納する(ステップS109)。
トレースデータ出力部201は、例えば、トレースバッファ200の空き容量が一定以下になった場合、トレースバッファ20に格納されているトレースイベント情報を読み込み(ステップS110)、トレースファイル202に出力する(ステップS111)。
一般に、障害が起きたときにはトレースイベントが多くなり又はトレースデータが大きくなってしまい、トレースバッファ200を圧迫し、取りこぼしの原因となる。本実施形態によれば、トレースイベントが発生したときに、そのレベルが最高レベルであれば、その属性とレベルに応じて、トレース資源の操作が行われるので、トレース情報を確実に残すことができ、障害解析に寄与できる。
また、イベント検出部101〜10nは、採取優先度を自動的に変更する機能を備えるようにしてもよい。
この場合、イベント検出部101〜10nは、周期的に図9に示す処理を実行し、まず、各機能のトレースイベント情報をもとにエラー発生を監視し、例えば、図10(a)に例示するように、属性毎に、エラー発生回数をカウントする(ステップS201)。続いて、イベント検出部101〜10nは、周期的に、カウント値をチェックし(ステップS202)、ある一定以上の頻度のエラーを検知すると障害が発生したと判断し(ステップS202;Yes)、障害の発生をユーザ等に通知し(ステップS203)、障害が発生した機能のレベルを最高レベルに変更する(ステップS204)。例えば、図10(a)の例では、属性aのエラー発生回数が10回であり、この頻度が基準を超えているとすると、レベルを“D”レベル(最上位レベル)とする。
また、エラーを属性単位ではなく、図10(b)に示すように、機能単位に集計し、該当する機能に対応する属性のレベルを最上位レベルとしてもよい。
また、正常に戻ったことを通知するレベル(以降、正常化レベル:NN)を設定してもよい。例えば、イベント検出部101〜10nから障害発生の通知を受けなくなった場合、イベントテーブル300に設定されている対応する属性のレベルを正常化レベル“NN”に変更するようにしてもよい。例えば、イベントテーブル301が図5(c)の場合に、図10(a)に示すエラー頻度が得られたとする。この場合、属性“b”のエラー頻度は“0”であり、属性bの機能は正常に復帰したと考えられる。そこで、イベント検出部101〜10nは、属性“b”のレベル“NN”を設定し、イベントテーブル編集部301に属性“b”とレベル“NN”を通知する。イベントテーブル編集部301は、通知に応答し、イベントテーブル300を図5(a)に示すように編集する。
本実施形態によれば、トレース情報の連続性を保ちつつ、トレースデータを必要な分だけ採取することができる。また、イベント検出部101〜10nが採取優先度を変更する機能を備えることにより、障害が起きた機能のトレースデータの取りこぼしの発生を防ぐことができる。
(第2実施形態)
上記第1の実施形態では、ある属性についてレベルの高いトレースイベントが発生した場合に、トレース資源を操作したが、レベルの高いトレースイベントが発生した場合に、その属性のトレースイベントを集中的に収集し、代わりに、他の属性のイベント情報の収集を抑えることにより、トレースバッファ等の容量を抑えることも可能である。以下、このような構成の第2実施形態について説明する。
なお、第2実施形態に係るトレース装置を備える情報処理装置の構成は、図1に示す構成と同一であり、以下、本実施形態のトレース装置の機能構成を、図11を参照して説明する。
本実施形態のトレース装置11は、トレースイベントを検出する独立して動作可能なイベント検出部101〜10nと、トレースバッファ200と、トレースデータ出力部201と、トレースファイル202と、イベントテーブル300と、イベントテーブル編集部301と、通知閾値302と、から構成される。トレースバッファ200、トレースファイル202、イベントテーブル301、及び通知閾値302はそれぞれ第1実施形態と同様の機能又は構成を有する。
以下、第1実施形態と異なる動作を行う、イベント検出部101〜10n、トレースデータ出力部201、及びイベントテーブル編集部301を中心に説明する。
イベント検出部101〜10nは、この情報処理装置9の各機能のトレースイベントを検出し、属性及びレベルをイベントテーブル編集部301に出力する。また、イベント検出部101〜10nはイベントテーブル300の第1領域400を参照し、イベントテーブル300の第1領域400に記された属性を有するトレースイベントの情報、すなわち最高レベルを有する属性のトレースイベントのトレースイベント情報のみをトレースバッファ200へ出力する。イベント検出部101〜10nは、例えば、CPU1とRAM3が協働することにより実現される。
トレースデータ出力部201は、トレースバッファ200に格納されたトレースイベント情報を読み込む。また、トレースデータ出力部202は、イベントテーブル300の第1領域400に登録されている情報を参照し、イベントテーブル300の第1領域400に登録されている属性を有するトレースイベントのトレースイベント情報のみをトレースファイル202へ出力し、他属性のトレースイベントのトレースイベント情報については廃棄する。トレースデータ出力部201は、CPU1とRAM3が協働することにより実現される。
イベントテーブル編集部301は、イベント検出部101〜10nにより通知されたトレースイベントの属性及びレベルをイベントテーブル300の第2領域に登録し、最も高いレベルの属性及びレベルをイベントテーブル300の第1領域400に登録する。
次に、本発明の第2実施形態に係るトレース装置の動作について、図12のフローチャートを参照して説明する。
ここで、属性を“a”、“b”、“c”、レベルを採取優先度が高い順に、危険“D”、警告“W”、通常“N”、通知閾値302を“D”、と仮定する。
イベントテーブル300が図5(a)に示す初期状態の場合、イベントテーブル300の第1領域400に属性は表記されていない。この場合、イベント検出部101〜10nは、検出したトレースイベントの属性にかかわらず、検出した全てのトレースイベントのトレースイベント情報をトレースバッファ200に出力する。また、トレースデータ出力部201は、トレースバッファ200に登録されている全てのトレースイベント情報をトレースファイル202へと出力する。
イベント検出部101〜10nは、それぞれ、トレースイベントを検出する(ステップS301)と、検出したトレースイベントのレベルと通知閾値302のレベルとを比較し、トレースイベントのレベルが通知閾値以上か否かを判定する(ステップS202)。例えば、レベル“D”のトレースイベントを検出したとき、イベント検出部101は通知閾値(D)302以上と判定する(ステップS302;Yes)。
検出したトレースイベントのレベルが通知閾値302以上の場合(ステップS302;Yes)、イベント検出部101〜10nはイベントテーブル編集部301へトレースイベントの属性及びレベルを通知する(ステップS303)。イベントテーブル編集部300は、イベント検出部101〜10nが通知した属性及びレベルをイベントテーブル301に登録する(ステップS304)。
イベント検出部101〜10nは、それぞれ、検出したトレースイベントのレベルが通知閾値302より低いと判断した場合(ステップS302;No)又は属性とレベルをイベントテーブル編集部301へ通知した後、イベントテーブル300の第1領域400を参照し、検出したトレースイベントの属性が第1領域400に登録されているか否かを判定する(ステップS305)。
検出したトレースイベントの属性が第1領域400に登録されている場合(ステップS305;Yes)、イベント検出部101〜10nは、トレースイベント情報をトレースバッファ200に格納する(ステップS306)。一方、検出したトレースイベントの属性がイベントテーブル300の第1領域400に登録されていない場合(ステップS205;No)、イベント検出部101〜10nはトレースイベント情報を破棄する(ステップS307)。
一方、イベントテーブル編集部301は、イベント検出部101〜10nから通知された属性とレベルの対をイベントテーブル300の第2領域401に登録する。この際、同一の属性に関する登録がある場合には上書きし、無い場合には、空きエントリに登録する。次に、第2領域401に登録したレベルがイベントテーブル300の第2領域401内で最高レベルか否かを判定し、最高レベルの場合、そのレベルと属性とをイベントテーブル300の第1領域400に登録する。
例えば、イベントテーブル300が図5(a)に示す初期状態にあるときに、イベント検出部101〜10nから属性“b”、レベル“D”が通知された場合、テーブル編集部301は、図5(b)に示すように属性“b”とレベル“D”の対を、イベントテーブル300の第2領域401に上書きして登録する。続いて、テーブル編集部301は、今回登録したレベルが第1領域400に登録されているレベルより高いことを判別し、図5(c)に示すように、イベントテーブル300を編集する。
ここで、例えば、イベントテーブル300が図5(c)であって、イベント検出部101が、属性“b”、レベル“N”のトレースイベントを検出した場合は、属性“b”がイベントテーブル300の第1領域400に登録されているため、イベント検出部101〜10nはトレースイベント情報をトレースバッファ200に出力する。また、イベント検出部10nが、属性“c”、レベルの“N”のトレースイベントを検出したとすると、属性“c”が第1領域400に登録されていないため、イベント検出部10nは、該当するトレースイベント情報を破棄する。
例えば、トレースバッファの空き容量が一定量以下になった場合、トレースデータ出力部201は、トレースバッファからトレースイベント情報を読み込み(ステップS308)、各トレースイベント情報に含まれている属性がイベントテーブル300の第1領域400に登録されている属性であるか否かを判定する(ステップS309)。
トレースイベント情報に含まれている属性が、イベントテーブル300の第1領域400に登録されている属性と同一の場合(ステップS309;Yes)、トレースデータ出力部201はトレースイベント情報をトレースファイル202に出力する(ステップS310)。
一方、読み込んだトレースイベント情報に含まれている属性がイベントテーブル300の第1領域400に登録されていない場合(ステップS309;No)、トレースデータ出力部201はそのトレースイベント情報を破棄する(ステップ307)。
例えば、イベントテーブル300が、図5(c)に示す状態で、トレースデータ出力部201がトレースバッファ200から、属性“b”、レベル“N”のトレースイベント情報を読み込んだとする。この場合、属性“b”は、イベントテーブル300の第1領域400に登録されているため、トレースデータ出力部201は、そのトレースイベント情報をトレースファイル202に出力する。また、イベントテーブル300が、図5(c)に示す状態で、トレースデータ出力部201がトレースバッファ200から、属性“c”、レベル“N”のトレースイベント情報を読み込んだ場合、属性“c”はイベントテーブル300の第1領域400に登録されていないため、トレースデータ出力部201は、そのトレースイベント情報を破棄する。
このような構成によれば、ある機能について障害が発生し、レベルの高いトレースイベントが発生すると、その属性がイベントテーブル300の第1領域400に登録される。その後、その属性のトレースイベント情報のみがトレースバッファ200に登録され、さらに、トレースバッファ200に登録されているトレースイベント情報のうち、その属性のものだけがトレースファイル202に格納される。従って、障害解析のために注目すべき属性のトレースイベント情報は確実に収集される。従って、発生した障害の解析が容易になる。
上述の説明では、イベント検出部101〜10n及びトレースデータ出力部201は、イベントテーブル300の第1領域400に登録されている属性のトレースイベント情報のみを出力するが、ある閾値(以降、出力閾値と呼ぶ)を設定し、その出力閾値以上のレベルの属性を有するトレースイベント情報を出力するようにしてもよい。例えば、図13の例では、トレースイベントテーブル300の第1領域400に出力閾値として「“W”以上」が設定されている。この場合、第2領域401に設定されているレベルが“W”以上(即ち、“W”又は“D”)で属性のトレースイベント情報を出力することになる。図13の例では、属性“c”のレベル“W”と属性“b”のレベル“W”が“W”以上のレベルに該当する。このため、第1領域400の属性の項には、“c”と“b”が登録される。イベント検出部101〜10nは、属性“b”又は“c”のトレースイベントを検出した場合、それらのトレースイベント情報をトレースバッファ200に格納する。また、トレースデータ出力部201は、トレースバッファ200に登録されているトレースイベント情報のうち、属性が“b”、“c”に該当するトレースイベント情報のみを選択的にトレースファイル202へ出力し、他のトレースイベント情報を廃棄する。
さらに、第1実施形態のように、各トレースイベントのレベルを、属性毎のエラーの発生頻度に基づいて、修正するようにしてもよい。
また、エラーの発生が停止した場合に、正常化レベルを設定し、トレースイベントテーブル300の第1及び第2の領域400,401に設定されているレベルを通常レベル“N”に設定し直すようにしても良い。
本願発明は、上記実施形態に限定されず、種々の変形及び応用が可能である。例えば、上記実施形態で説明したシステム構成や手順は適宜変更可能である。例えば、トレースイベントテーブル300の第1領域400と第2領域401とを別々に配置してもよい。また、発生したトレースイベントのレベルが、記憶されているレベルの最上位であるか否かの判別を容易にするために、第1領域400を配置しているが、第1領域400を用意せず、第2領域401に登録されているレベルをスキャンすることにより、最上位であるか否かを判別するようにしてもよい。また、上記実施形態では属性はイベントの内容を示していたが、属性は機能毎に設定され、属性が機能を示してもよい。
1 CPU
2 記憶装置
3 RAM
4 インタフェース
5 入力装置
6 出力装置
7 補助記憶装置
9 情報処理装置
10 トレース装置
101、10n イベント検出部
200 トレースバッファ
201 トレースデータ出力部
202 トレースファイル
300 イベントテーブル
301 イベントテーブル編集部
302 通知閾値
303 トレース資源テーブル
304 トレース資源変更部
400 採取優先度が最高のレベルにある機能属性とそのレベル
401 属性ごとのレベル

Claims (6)

  1. トレース対象のイベントであるトレースイベントを検出し、該トレースイベントの属性情報及び採取優先度を表すレベルを判別し、トレース内容が記されたトレースデータ、前記属性情報、及び前記レベルをトレースバッファに書き込むと共に、前記レベルと所定の通知閾値とを比較し、前記レベルが前記通知閾値以上のトレースイベントの前記属性情報及び前記レベルを出力するイベント検出部と、
    前記イベント検出部が出力した前記属性情報及びレベルを受信し、前記属性情報及びレベルをイベントテーブルに登録し、該イベントテーブルにおいてレベルが最も高い属性情報及びレベルを前記イベントテーブルの最初の項に配置すると共に、前記最もレベルの高い属性情報及びレベルを前記イベント検出部から受信した場合に前記最もレベルの高い属性情報及びレベルを出力するイベントテーブル編集部と、
    前記イベント検出部が前記トレースバッファに書き込んだ前記トレースデータ、前記属性情報、及び前記レベルを、前記トレースバッファよりも低速で大容量のトレースファイルに書き出すトレースデータ出力部と、
    前記イベントテーブル編集部が出力した前記最もレベルの高い属性情報及びレベルを受信し、トレース資源テーブルを参照して、前記トレースバッファ及び前記トレースファイルを含むトレース資源の容量又は保存場所を前記最も高い属性情報及びレベルに対応する容量又は保存場所に変更するトレース資源変更部と、
    を備え、
    前記トレース資源テーブルは前記属性情報及びレベルに対応して予め指定されたトレース資源の容量又は保存場所を格納する
    ことを特徴とするトレース装置。
  2. トレース対象のイベントであるトレースイベントを検出し、該トレースイベントの属性情報及び採取優先度を表すレベルを判別し、判別したレベルと所定の通知閾値とを比較し、前記レベルが通知閾値以上のトレースイベントの前記属性情報及び前記レベルを出力すると共に、検出したトレースイベントの前記属性が属性情報及びレベルの履歴を格納するイベントテーブルにおいて最もレベルの高い属性と同じ場合に、前記トレースイベントのトレース内容が記されたトレースデータと前記属性情報と前記レベルとをトレースバッファに書き込むイベント検出部と、
    前記イベント検出部が出力した属性情報及びレベルを受信し、前記属性情報及びレベルを前記イベントテーブルに登録し、該イベントテーブルにおいてレベルが最も高いトレースイベントの属性情報及びレベルを前記イベントテーブルの最初の項に配置するイベントテーブル編集部と、
    前記イベント検出部が前記トレースバッファに格納した前記トレースイベントの前記属性及びレベルを判別し、最高レベルの属性を有する前記トレースデータ、前記属性情報、及び前記レベルを前記トレースバッファよりも低速で大容量のトレースファイルに書き出すトレースデータ出力部と、
    を備えることを特徴とするトレース装置。
  3. イベント検出部と、イベントテーブル編集部と、トレースデータ出力部と、トレース資源変更部と、を用いるトレース方法であって、
    前記イベント検出部が、トレース対象のイベントであるトレースイベントを検出し、該トレースイベントの属性情報及び採取優先度を表すレベルを判別し、トレース内容が記されたトレースデータ、前記属性情報、及び前記レベルをトレースバッファに書き込むと共に、前記レベルと所定の通知閾値とを比較し、前記レベルが前記通知閾値以上のトレースイベントの前記属性情報及び前記レベルを出力するイベント検出工程と、
    前記イベントテーブル編集部が、前記イベント検出部が出力した前記属性情報及びレベルを受信し、前記属性情報及びレベルをイベントテーブルに登録し、該イベントテーブルにおいてレベルが最も高い属性情報及びレベルを前記イベントテーブルの最初の項に配置すると共に、前記最もレベルの高い属性情報及びレベルを前記イベント検出部から受信した場合に前記最もレベルの高い属性情報及びレベルを出力するイベントテーブル編集工程と、
    前記トレースデータ出力部が、前記イベント検出部が前記トレースバッファに書き込んだ前記トレースデータ、前記属性情報、及び前記レベルを、前記トレースバッファよりも低速で大容量のトレースファイルに書き出すトレースデータ出力工程と、
    前記トレース資源変更部が、前記イベントテーブル編集部が出力した前記最もレベルの高い属性情報及びレベルを受信し、前記属性情報及びレベルに対応して予め指定されたトレース資源の容量又は保存場所を格納するトレース資源テーブルを参照して、前記トレースバッファ及び前記トレースファイルを含むトレース資源の容量又は保存場所を前記最も高い属性情報及びレベルに対応する容量又は保存場所に変更するトレース資源変更工程と、
    を備えることを特徴とするトレース方法。
  4. イベント検出部と、イベントテーブル編集部と、トレースデータ出力部と、を用いるトレース方法であって、
    前記イベント検出部が、トレース対象のイベントであるトレースイベントを検出し、該トレースイベントの属性情報及び採取優先度を表すレベルを判別し、判別したレベルと所定の通知閾値とを比較し、前記レベルが通知閾値以上のトレースイベントの前記属性情報及び前記レベルを出力すると共に、検出したトレースイベントの前記属性が属性情報及びレベルの履歴を格納するイベントテーブルにおいて最もレベルの高い属性と同じ場合に、前記トレースイベントのトレース内容が記されたトレースデータと前記属性情報と前記レベルとをトレースバッファに書き込むイベント検出工程と、
    前記イベントテーブル編集部が、前記イベント検出部が出力した属性情報及びレベルを受信し、前記属性情報及びレベルを前記イベントテーブルに登録し、該イベントテーブルにおいてレベルが最も高いトレースイベントの属性情報及びレベルを前記イベントテーブルの最初の項に配置するイベントテーブル編集工程と、
    前記トレースデータ出力部が、前記イベント検出部が前記トレースバッファに格納した前記トレースイベントの前記属性及びレベルを判別し、最高レベルの属性を有する前記トレースデータ、前記属性情報、及び前記レベルを前記トレースバッファよりも低速で大容量のトレースファイルに書き出すトレースデータ出力工程と、
    を備えることを特徴とするトレース方法。
  5. コンピュータを、
    トレース対象のイベントであるトレースイベントを検出し、該トレースイベントの属性情報及び採取優先度を表すレベルを判別し、トレース内容が記されたトレースデータ、前記属性情報、及び前記レベルをトレースバッファに書き込むと共に、前記レベルと所定の通知閾値とを比較し、前記レベルが前記通知閾値以上のトレースイベントの前記属性情報及び前記レベルを出力するイベント検出部、
    前記イベント検出部が出力した前記属性情報及びレベルを受信し、前記属性情報及びレベルをイベントテーブルに登録し、該イベントテーブルにおいてレベルが最も高い属性情報及びレベルを前記イベントテーブルの最初の項に配置すると共に、前記最もレベルの高い属性情報及びレベルを前記イベント検出部から受信した場合に前記最もレベルの高い属性情報及びレベルを出力するイベントテーブル編集部、
    前記イベント検出部が前記トレースバッファに書き込んだ前記トレースデータ、前記属性情報、及び前記レベルを、前記トレースバッファよりも低速で大容量のトレースファイルに書き出すトレースデータ出力部、
    前記イベントテーブル編集部が出力した前記最もレベルの高い属性情報及びレベルを受信し、前記属性情報及びレベルに対応して予め指定されたトレース資源の容量又は保存場所を格納するトレース資源テーブルを参照して、前記トレースバッファ及び前記トレースファイルを含むトレース資源の容量又は保存場所を前記最も高い属性情報及びレベルに対応する容量又は保存場所に変更するトレース資源変更部、
    として機能させるトレースプログラム。
  6. コンピュータを、
    トレース対象のイベントであるトレースイベントを検出し、該トレースイベントの属性情報及び採取優先度を表すレベルを判別し、判別したレベルと所定の通知閾値とを比較し、前記レベルが通知閾値以上のトレースイベントの前記属性情報及び前記レベルを出力すると共に、検出したトレースイベントの前記属性が属性情報及びレベルの履歴を格納するイベントテーブルにおいて最もレベルの高い属性と同じ場合に、前記トレースイベントのトレース内容が記されたトレースデータと前記属性情報と前記レベルとをトレースバッファに書き込むイベント検出部、
    前記イベント検出部が出力した属性情報及びレベルを受信し、前記属性情報及びレベルを前記イベントテーブルに登録し、該イベントテーブルにおいてレベルが最も高いトレースイベントの属性情報及びレベルを前記イベントテーブルの最初の項に配置するイベントテーブル編集部、
    前記イベント検出部が前記トレースバッファに格納した前記トレースイベントの前記属性及びレベルを判別し、最高レベルの属性を有する前記トレースデータ、前記属性情報、及び前記レベルを前記トレースバッファよりも低速で大容量のトレースファイルに書き出すトレースデータ出力部、
    として機能させるトレースプログラム。
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