JP2010237481A - 画像補正装置及び方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】表示画像における色再現性を向上させる画像補正を入力画像に対して行う画像補正装置を提供する。
【解決手段】表示パネル100に入射する外光の強度を測定する光センサ20と、外光の強度に表示パネル100の反射率を乗じて得られる値を表示パネル100に入力され得る第1の階調値と同一の形式に変換して第2の階調値を得る変換部30と、第1の階調値に対して予め施されているガンマ補正に対応する逆変換を第1の階調値に対して施して得られた第3の階調値から、第2の階調値を減算して第4の階調値を得る減算器55と、表示パネル100の表示特性に対応する逆変換を第4の階調値に対して施して第5の階調値を得る変換部70と、第1の階調値に代わって表示パネル100に適用される補正値として、第5の階調値が第1の階調値に対応付けられたルックアップテーブルを記憶する記憶部80とを具備する。
【選択図】図1

Description

本発明は、表示パネルに与える入力画像の色補正に関する。
従来から、表示パネル(例えば、LCD(Liquid Crystal Display)パネル、有機ELパネルなど)に与えられる入力画像の色と、観測者によって知覚される表示画像の色とが乖離することが知られている。この乖離の原因の1つとして、外光が表示パネルによって反射されて生じる反射光の影響が挙げられる。即ち、表示パネルが入力画像を忠実に表示したとしても、表示画像には反射光が重畳されてしまうので、観測者には本来の入力画像とは異なる表示画像として知覚される。
特許文献1記載の画像処理装置は、著しく照度の高い環境下にある場合に表示画像の視認性を改善させるための画像処理を行う。具体的には、上記装置は、入力映像信号を色相、彩度及び明度信号からなる色空間に変換し、照度上昇に応じて明度及び彩度を上昇させることで色コントラストを拡大させている。
また、特許文献2記載の液晶表示装置は、照度の高い環境において表示画像の視認性を改善させるために、バックライト輝度を高くするよう制御している。
特開2007−248936号公報 特開2005−258404号公報
特許文献1記載の画像処理装置及び特許文献2の液晶表示装置は、照度の高い環境下において表示画像の明度及びバックライト輝度を夫々上昇させることにより表示画像の視認性を向上させる画像補正を行う。しかしながら、表示パネルの反射率及び外光の照度が高いほど反射光の影響は強くなるため、このような画像補正には限界がある。例えば携帯電話機のように直射日光下のような著しく照度の高い環境で使用され得る機器においてこのような画像補正を行う場合には、ハードウェア的な問題が生じると考えられる。また、このような画像補正は、消費電力の観点からも好ましくない。更に、有機ELパネルのようなバックライトを必要としない表示パネルに関してはバックライト輝度を制御する余地がない。
従って、本発明は表示画像における色再現性を向上させる画像補正を入力画像に対して行う画像補正装置を提供することを目的とする。
本発明の一態様に係る画像補正装置は、表示パネルに入力され得る第1の階調値に対して予め施されているガンマ補正に対応する第1の逆変換を実現する第1のルックアップテーブルを記憶する第1の記憶部と、前記表示パネルに入射する外光の強度を測定する光センサと、前記表示パネルの反射率を記憶する第2の記憶部と、前記外光の強度に前記反射率を乗じて得られる値を前記第1の階調値と同一の形式に変換して第2の階調値を得る第1の変換部と、前記第1のルックアップテーブルを用いて前記第1の階調値に対して前記第1の逆変換を施して得られた第3の階調値から、前記第2の階調値を減算して第4の階調値を得る減算器と、前記表示パネルの表示特性に対応する第2の逆変換を実現する第2のルックアップテーブルを記憶する第3の記憶部と、前記第4の階調値に前記第2のルックアップテーブルを用いて前記第2の逆変換を施して第5の階調値を得る第2の変換部と、前記第1の階調値に代わって前記表示パネルに適用される補正値として、前記第5の階調値が前記第1の階調値に対応付けられた第3のルックアップテーブルを記憶する第4の記憶部と、前記第3のルックアップテーブルを用いて、前記表示パネルに与えられる入力画像を補正する補正部とを具備する。
本発明によれば、表示画像における色再現性を向上させる画像補正を入力画像に対して行う画像補正装置を提供できる。
第1の実施形態に係る画像補正装置及び表示パネルを示すブロック図。 図1の減算器によって行われる減算処理を概念的に示すグラフ図。 外光の反射光による表示画像への影響を概念的に示すグラフ図。 図3Aに示す反射光の影響をキャンセルするための画像補正を概念的に示すグラフ図。 図1のRGB変換部によって行われる変換処理を概念的に示すグラフ図。 図1のRGB補正部によって行われる画像補正処理の効果を概念的に示すグラフ図。 図1の画像補正装置及び表示パネルのハードウェア構成例を示すブロック図。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。
(第1の実施形態)
図1に示すように、本発明の第1の実施形態に係る画像補正装置は、パネル反射率記憶部10、光センサ20、XYZ→RGB変換部30、RGBオフセット値記憶部40、理想逆γRGB LUT(Look-Up Table)記憶部50、減算器55、パネル逆γRGB LUT記憶部60、RGB変換部70、画像補正用RGB LUT記憶部80及びRGB補正部90を有しており、表示パネル100に与えられる入力画像の階調値(RGB値)を補正する。ここでいう入力画像は、例えば、放送局から伝送される放送信号に格納されている動画像を構成するフレーム、記憶媒体に蓄積されている動画像を構成するフレームなどである。
表示パネル100は、例えばLCD(Liquid Crystal Display)パネル、有機ELパネルなどの画像を表示可能な任意の機器である。表示パネル100は、図1の画像補正装置によって階調値を補正された入力画像を出力画像(表示画像)として表示する。
パネル反射率記憶部10には、表示パネル100の反射率が予め記憶されている。表示パネル100の反射率は、任意の測定手段により得られた測定値である。パネル反射率記憶部10に記憶されている反射率は、後述するXYZ→RGB変換部30によって適宜読み出される。
光センサ20は、表示パネル100の周辺に配置され、表示パネル100に入射する外光を検出する。光センサ20は、例えば、分光放射輝度計のような三刺激値(X,Y,Z)を測定可能なものであってもよいし、照度センサのようなY信号値(輝度)のみを測定可能なものであってもよい。また、光センサ20は、外光を常時検出してもよいし、その他の任意のタイミングで検出してもよい。光センサ20は、検出した外光強度をXYZ→RGB変換部30に入力する。
XYZ→RGB変換部30は、光センサ20からの外光強度に対して、パネル反射率記憶部10から読み出した反射率を乗算し、反射光を模した光強度を得る。そして、XYZ→RGB変換部30は、この反射光を模した光強度(XYZ形式)をRGB形式に変換することにより、RGBオフセット値(R0,G0,B0)を得る。XYZ→RGB変換部30は、RGBオフセット記憶部40にRGBオフセット値(R0,G0,B0)を記憶させる(書き込む)。尚、RGBオフセット記憶部40に過去に得られたRGBオフセット値が既に記憶されている場合には、XYZ→RGB変換部30は当該過去のRGBオフセット値を新たに得られたRGBオフセット値(R0,G0,B0)に置き換えて更新する。
尚、光センサ20として照度センサを用いる場合には、RGBオフセット値としてRGB間で1つの共通の値が用いられてもよいし、予め用意されたRGB値(例えば、所定の照度値に対応する自然光または人工光のRGB値を模したモデル)が、光センサ20によって測定された照度値に応じて適用されてもよい。
例えば、表示パネル100がsRGB特性を有する場合には、CIE XYZ−RGB変換式が適用できる。従って、XYZ−RGB変換部30は、以下の数式(1)に従って、反射率を乗算済みの外光強度(X,Y,Z)をRGBオフセット値(R0,G0,B0)に変換する。
Figure 2010237481
但し、数式(1)において(X,Y,Z)は全画面白表示時のY信号値を100として正規化しているものとする。
理想逆γRGB LUT記憶部50には、入力階調値に対して所定のγ値(例えば、2.2)でγ補正を行って算出される出力階調値が割り当てられた理想逆γRGB LUTが記憶される。通常、例えば放送信号は、放送局によってガンマ補正が予め施されるため、本来表示すべき階調値と上記放送信号が示す階調値との間の関係が非線形となっている。従って、上記所定のγ値は、上記関係を線形とするために、放送局によるガンマ補正におけるγ値(=0.45=1/2.2)の逆数(=2.2)であることが望ましい。即ち、理想逆γRGB LUTは、表示パネル100に入力され得る階調値に予め施されるγ補正に対応する逆変換を実現するLUTであることが望ましいが、このような態様に限られるものでない。上記所定のγ値を2.2とした場合において、理想逆γRGB LUTが入力階調値(R,G,B)に対して割り当てる出力階調値(revR[R],revG[G],revB[B])は、次の数式(2)によって導出される。
Figure 2010237481
数式(2)において、nは入力階調値(0以上255以下の整数)である。即ち、R,G及びBは8ビット(即ち、RGB全体で24ビット)値であり、夫々0〜255の階調値を取り得る。尚、R,G及びBのビット数は8に限られるものでなく、任意の値が採用されてもよい。
減算器55は、理想逆γRGB LUTの出力階調値(revR[R],revG[G],revB[B])から、RGBオフセット値記憶部40に記憶されているRGBオフセット値を減算する。具体的には、減算器55は次の数式(3)の演算を実行する。減算器55は、減算結果(R1[n],G1[n],B1[n])をRGB変換部70に入力する。
Figure 2010237481
即ち、例えば、図2に示すように、理想逆γ曲線(revR[n],revG[n]及びrevB[n])101から、R信号に関するオフセット値R0を減算することによりR1[n] 102が導出され、G信号に関するオフセット値G0を減算することによりG1[n] 103が導出され、B信号に関するオフセット値B0を減算することによりB1[n] 104が導出される。
数式(3)のようなRGBオフセット値の減算処理を行うことの技術的意義を簡潔に説明する。
表示パネル100が入力画像のRGB値(以下、単に入力RGB値と称する)に忠実に画像を表示したとしても、この表示画像は外光の反射光が重畳された状態で観測者に知覚される。即ち、入力RGB値に基づく表示画像のRGBスペクトル及び外光の反射光のRGBスペクトルが、例えば図3Aに示すように重畳されて観測者に知覚されると考えられる。ここで、図3Aにおいて斜線領域が入力画像に基づく表示画像のRGBスペクトル、ドット領域が外光の反射光のRGBスペクトルを夫々表すものとする。故に、図3Bに示すように、入力RGB値に基づく表示画像のRGBスペクトルから外光の反射光のRGBスペクトルを予め減算(キャンセル)するような画像補正を行えば、入力RGB値に忠実な表示画像が観測者に知覚されると考えられる。
パネル逆γRGB LUT記憶部60には、入力階調値に対して所定のγ値(例えば、0.45)でγ補正を行って算出される出力階調値が割り当てられたパネル逆γRGB LUTが記憶される。通常、表示パネル100は所定の表示特性(γ値)を有しており、入力階調値(本来表示すべき階調値)は当該表示特性に応じた出力階調値に非線形に変換されて表示される。従って、上記所定のγ値は、上記関係を線形とするために、表示パネル100の表示特性を示すγ値(例えば、2.2)の逆数(=1/2.2=0.45)であることが望ましい。即ち、パネル逆γRGB LUTは上記表示特性に応じた逆変換を実現するLUTであることが望ましいが、このような態様に限られるものでない。上記所定のγ値を1/2.2とした場合において、パネル逆γRGB LUTが入力階調値nに対して割り当てる出力階調値panelRevLut[n]は、次の数式(4)によって導出される。
Figure 2010237481
RGB変換部70は、減算器55からの減算結果(R1[n],G1[n],B1[n])にパネル逆γRGB LUT記憶部60に記憶されるパネル逆γRGB LUTを適用する。RGB変換部70が上記RGB値(R1[n],G1[n],B1[n])に対し、上記パネル逆γRGB LUTを適用することは、次の数式(5)の演算を実行することに相当する。
Figure 2010237481
即ち、図4に示すように、RGB変換部70は、パネル逆γ特性panelRevLut[n] 201に応じた変換を図2におけるR1[n] 102、G1[n] 103及びB1[n] 104に施すことにより、RGBLUT_R[n] 202、RGBLUT_G[n] 203及びRGBLUT_B[n] 204を夫々導出する。RGB変換部70は、上記パネル逆γRGB LUT適用後のRGB値(RGBLUT_R[n],RGBLUT_G[n],RGBLUT_B[n])を画像補正用RGB LUT記憶部80に入力する。
画像補正用RGB LUT記憶部80には、入力RGB値(Rin,Gin,Bin)と、当該入力RGB値に代わって表示パネル100に適用されるべき補正値となる出力RGB値(Rout,Gout,Bout)とが対応付けられた画像補正用RGB LUTが記憶される。具体的には、RGB変換部70から画像補正用RGB LUT記憶部80にRGB値(RGBLUT_R[n],RGBLUT_G[n],RGBLUT_B[n])が入力されると、(Rin=n,Rout=RGBLUT_R[n])、(Gin=n,Gout=RGBLUT_G[n])及び(Bin=n,Bout=RGBLUT_B[n])が夫々上記画像補正用RGB LUTに入出力の組み合わせとして登録される。
RGB補正部90は、入力RGB値(Rin,Gin,Bin)に対して、画像補正用RGB LUT記憶部80に記憶される画像補正用RGB LUTを適用してRGB値(Rout,Gout,Bout)を得る。即ち、RGB補正部90は、以下の数式(6)の演算を実行する。
Figure 2010237481
RGB補正部90は、RGB値(Rout,Gout,Bout)を上記入力RGB値に代わる補正値として表示パネル100に入力する。
図5において、三角形の領域は表示パネル100が表示可能な色域、バツ印は入力画像の階調値を補正せずに表示パネル100に入力した場合における表示画像のxy色度、丸印は入力画像の階調値をRGB補正部90によって補正した補正値を表示パネル100に入力した場合における表示画像のxy色度を夫々示す。このように、表示すべき画像から反射光スペクトルをキャンセルした画像を表示させるための階調値をLCDパネル100に入力すれば、反射光スペクトルが出力画像に重畳されることによる色の再現性の劣化(即ち、表示可能な色域が狭くなること)を抑えることができる。
以上説明したように本実施形態に係る画像補正装置は、(a)表示パネルに入力され得る階調値に予め施されているγ補正に対応する逆変換を施すことにより当該表示パネルが表示すべき階調値を逆算し、(b)上記表示すべき階調値から外光の反射光に相当する階調値をキャンセルした階調値を導出し、(c)上記キャンセル済みの階調値に対して上記表示パネルの表示特性に応じた逆変換を施して得られる階調値を、上記入力され得る階調値に代わって当該表示パネルに適用すべき補正値として導出している。従って、本実施形態に係る画像補正装置によれば、表示パネルには上記補正値に基づく表示画像(入力画像から外光の反射光に相当する階調値をキャンセルした画像)に外光の反射光が重畳された画像が表示されるので、外光強度が強い環境下においても入力画像の色を忠実に再現することができる。また、光センサによる外光強度の検出結果に基づいて画像補正用RGB LUTを随時更新することにより、外光強度の変動に関わらず高い色再現性を維持させることができる。
また、本実施形態に係る画像補正装置及び表示パネル100は、例えば携帯電話機、パーソナルコンピュータ、PDA、ポータブルメディアプレイヤーなどの画像再生可能な装置(以下、単に画像再生装置と称する)の一部として構成可能である。本実施形態に係る画像補正装置及び表示パネル100は、例えば図6に示すハードウェア構成を有する画像再生装置の一部として実現可能である。
図6の画像再生装置は、制御部310、記憶部320、表示制御部331、表示部330及び入力部360を有する。
制御部310は、例えばCPUなどのプロセッサを備え、図6の画像再生装置の各構成要素を統括制御する。一例として、制御部310は、記憶部320または後述するリムーバブルメディア352に記憶されている画像補正プログラムを実行することにより、図1のXYZ→RGB変換部30、減算器55、RGB変換部70及びRGB補正部90と等価の画像補正機能300を実現してよい。尚、画像補正機能300の一部または全部は、制御部310でなく表示制御部331によって実現されてもよい。また、画像補正機能300は、制御部310及び表示制御部310とは異なる図示しない構成要素により実現されてもよい。
記憶部320には、RAM(Random Access Memory)やROM(Read Only Memory)、ハードディスクなどの記憶媒体であって、制御部310の制御プログラムや制御データ、ユーザが作成した種々のデータ、リムーバブルメディア352に関わる制御データなどを記憶する。また、記憶部320には、表示部330の表示対象となる画像信号が符号化され多重化された符号化ストリームが記憶されてもよい。記憶部320には、実行時に画像補正機能300を実現する画像補正プログラムが記憶されてもよい。また、記憶部320は、パネル反射率記憶部10、RGBオフセット値記憶部40、理想逆γRGB LUT記憶部50、パネル逆γRGB LUT記憶部60及び画像補正用RGB LUT記憶部80の一部または全部を包含してもよい。
表示制御部331は、制御部310からの指示に従って、図1の表示パネル100に相当する表示部330を駆動制御し、制御部310から与えられる表示データに基づく画像信号を表示部330に表示させる。
入力部60は、図1の光センサ20を含む。また、入力部60は、複数のキースイッチ(例えば、いわゆるテンキー(numeric keypad))やタッチパネルなどの入力デバイスを用いて、ユーザからの要求を受理するユーザインタフェースを含んでもよい。
また、図6の画像再生装置は、アンテナ341、無線部342、信号処理部343、マイクロホン344、スピーカ345、インタフェース351、リムーバブルメディア352、アンテナ371及びチューナ372の一部または全部を含んでもよい。
無線部342は、制御部310からの指示に従って動作し、信号処理部343から出力される送信信号を無線周波数帯にアップコンバートし、アンテナ341を介して図示しない移動通信網に収容される基地局装置に送信したり、上記基地局装置から送信された無線信号をアンテナ341を介して受信してベースバンド信号にダウンコンバートしたりする。
信号処理部343は、制御部310からの指示に従って動作し、マイクロホン344から入力された音声信号を送信データに変換し、当該送信データに基づいて搬送波を変調した上記送信信号を生成したり、無線部342から入力される上記ベースバンド信号を復調して受信データを得て、当該受信データを復号して得た音声信号をスピーカ345より出力したりする。
インタフェース(I/F)351は、リムーバブルメディア352を物理的及び電気的に接続して、データ交換を行うためのインタフェースであって、制御部310によって制御される。リムーバブルメディア352には、表示部330の表示対象となる画像信号が符号化され多重化された符号化ストリームが記憶されてもよい。リムーバブルメディア352には、実行時に画像補正機能300を実現する画像補正プログラムが記憶されてもよい。また、リムーバブルメディア352は、パネル反射率記憶部10、RGBオフセット値記憶部40、理想逆γRGB LUT記憶部50、パネル逆γRGB LUT記憶部60及び画像補正用RGB LUT記憶部80の一部または全部を包含してもよい。
チューナ372は、アンテナ371を介して図示しない放送局から送信されるテレビジョン放送信号を受信し、当該放送信号に格納されている符号化ストリームを得る。当該符号化ストリームにおいて、表示部330の表示対象となる画像信号が符号化され多重化されている。
(第2の実施形態)
本発明の第2の実施形態に係る画像補正装置は、前述した第1の実施形態に係る画像補正装置と一部の構成において異なる。以下の説明では、第1の実施形態及び第2の実施形態の間で異なる部分を中心に述べる。
第1の実施形態に係る画像補正を適用可能な表示パネル100の構成は、特に限定されない。しかしながら、本実施形態において、例えばLCDパネルのようなバックライトを備えているものが表示パネル100として想定されている。
第1の実施形態において、外光の反射光による表示画像の色再現性の劣化を改善するための画像補正を説明した。しかしながら、色再現性の劣化の要因は外光の反射光に限られない。具体的には、表示パネル100を照明するバックライトからの漏れスペクトルが表示画像に重畳されることにより、色再現性が劣化するおそれがある。例えば、擬似白色LEDを上記バックライトとして用いると、赤色及び緑色の色再現性が劣化することが知られている。漏れスペクトルの影響は、入力画像の階調値が低いほど顕著となり、最も階調値の低い画像である黒画像を表示する場合には、上記漏れスペクトルの影響によっていわゆる黒浮きと呼ばれる現象が生じる。
本実施形態において、減算器55によって減算されるRGBオフセット値は、前述した外光の反射光に相当するRGB値(以下、単に外光の反射光のRGBと称する)と漏れスペクトルに相当するRGB値(以下、単に漏れスペクトルのRGBと称する)とを加算して得られるRGB値である。
漏れスペクトルのRGB値は、例えば全画面黒表示時の表示パネル100を対象として分光放射輝度計を用いて三刺激値(X,Y,Z)を測定し、当該三刺激値(X,Y,Z)を例えば前述した数式(1)を用いてRGB値に変換することにより導出できる。
尚、減算器55によるRGBオフセット値の減算は任意の態様で行われてもよい。例えば、RGBオフセット値記憶部40に記憶されるRGBオフセット値を、前述した外光の反射光のRGB値と漏れスペクトルのRGB値とを加算して得られるRGB値としてもよい。または、漏れスペクトルのRGB値を記憶するための図示しない記憶部をRGBオフセット値記憶部40とは別に設けて、減算器55において外光の反射光のRGB値と漏れスペクトルのRGB値との和を減算するようにしてもよい。
また、漏れスペクトルのRGB値は、表示パネル100のバックライト輝度の高低に応じて複数組用意されてもよい。即ち、表示パネル100を照明し得るバックライト輝度を高低に応じて複数段階に分割する。そして、表示パネル100を各段階の代表値(例えば、各段階に属するバックライト輝度の最大値、最小値、中央値等)となるバックライト輝度で照明して全画面黒表示させた状態で分光放射輝度計を用いて三刺激値(X,Y,Z)を測定し、当該三刺激値(X,Y,Z)をRGB値に変換することにより、各段階に対応する漏れスペクトルのRGB値が導出されてもよい。バックライト輝度が大きく変動すれば漏れスペクトルもこれに応じて変動するので、バックライト輝度の高低に応じて段階的に漏れスペクトルのRGB値を用意しておくことにより、表示パネル100を照明するバックライト輝度に関わらず色再現性の高い画像補正を実現できる。
尚、漏れスペクトルのRGB値が表示パネル100のバックライト輝度の高低に応じて段階的に複数用意されている場合には、減算器55は現在の表示パネル100のバックライト輝度の属する段階に対応する漏れスペクトルのRGB値を用いて減算処理を実行すればよい。
以上説明したように本実施形態に係る画像補正装置は、バックライトを備えた表示パネルについて外光の反射光だけでなくバックライトからの漏れスペクトルをキャンセルするための画像補正を行う。従って、本実施形態に係る画像補正装置によれば、外光の反射光だけでなく漏れスペクトルの影響による色再現性の劣化も改善することができる。
また、前述したように、上記バックライトからの漏れスペクトル値は、上記表示パネルを照明し得るバックライト輝度の高低に応じて段階的に複数用いられてもよい。複数の漏れスペクトル値を用いれば、バックライト輝度の変動に基づく漏れスペクトル値の変動を補償し、高い色再現性を維持することが可能となる。
尚、本発明は上記各実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また上記各実施形態に開示されている複数の構成要素を適宜組み合わせることによって種々の発明を形成できる。また例えば、各実施形態に示される全構成要素からいくつかの構成要素を削除した構成も考えられる。さらに、異なる実施形態に記載した構成要素を適宜組み合わせてもよい。
10・・・パネル反射率記憶部
20・・・光センサ
30・・・XYZ→RGB変換部
40・・・RGBオフセット記憶部
50・・・理想逆γRGB LUT記憶部
55・・・減算器
60・・・パネル逆γRGB LUT記憶部
70・・・RGB変換部
80・・・画像補正用RGB LUT記憶部
90・・・RGB補正部
100・・・表示パネル
300・・・画像補正機能
310・・・制御部
320・・・記憶部
330・・・表示部
331・・・表示制御部
341・・・アンテナ
342・・・無線部
343・・・信号処理部
344・・・マイクロホン
345・・・スピーカ
351・・・インタフェース
352・・・リムーバブルメディア
360・・・入力部
371・・・アンテナ
372・・・チューナ

Claims (12)

  1. 表示パネルに入力され得る第1の階調値に対して予め施されているガンマ補正に対応する第1の逆変換を実現する第1のルックアップテーブルを記憶する第1の記憶部と、
    前記表示パネルに入射する外光の強度を測定する光センサと、
    前記表示パネルの反射率を記憶する第2の記憶部と、
    前記外光の強度に前記反射率を乗じて得られる値を前記第1の階調値と同一の形式に変換して第2の階調値を得る第1の変換部と、
    前記第1のルックアップテーブルを用いて前記第1の階調値に対して前記第1の逆変換を施して得られた第3の階調値から、前記第2の階調値を減算して第4の階調値を得る減算器と、
    前記表示パネルの表示特性に対応する第2の逆変換を実現する第2のルックアップテーブルを記憶する第3の記憶部と、
    前記第4の階調値に前記第2のルックアップテーブルを用いて前記第2の逆変換を施して第5の階調値を得る第2の変換部と、
    前記第1の階調値に代わって前記表示パネルに適用される補正値として、前記第5の階調値が前記第1の階調値に対応付けられた第3のルックアップテーブルを記憶する第4の記憶部と、
    前記第3のルックアップテーブルを用いて、前記表示パネルに与えられる入力画像を補正する補正部と
    を具備することを特徴とする画像補正装置。
  2. 前記減算器は、前記第3の階調値から前記第2の階調値及び前記表示パネルを照明するバックライトの漏れスペクトル値を減算して前記第4の階調値を得ることを特徴とする請求項1記載の画像補正装置。
  3. 前記バックライトの漏れスペクトル値は、前記表示パネルに全画面黒表示させて予め測定された値であることを特徴とする請求項2記載の画像補正装置。
  4. 前記バックライトの漏れスペクトル値は、前記バックライトの輝度の高低に応じて複数段階に区分されて用意されることを特徴とする請求項3記載の画像補正装置。
  5. 前記光センサは、照度センサであることを特徴とする請求項1記載の画像補正装置。
  6. 前記光センサは、分光放射輝度計であることを特徴とする請求項1記載の画像補正装置。
  7. 表示パネルに入力され得る第1の階調値に対して予め施されているガンマ補正に対応する第1の逆変換を実現する第1のルックアップテーブルを第1の記憶部から読み出すことと、
    前記表示パネルに入射する外光の強度を光センサによって測定することと、
    前記表示パネルの反射率を第2の記憶部から読み出すことと、
    前記外光の強度に前記反射率を乗じて得られる値を前記第1の階調値と同一の形式に変換して第2の階調値を得ることと、
    前記第1のルックアップテーブルを用いて前記第1の階調値に対して前記第1の逆変換を施して得られた第3の階調値から、前記第2の階調値を減算して第4の階調値を得ることと、
    前記表示パネルの表示特性に対応する第2の逆変換を実現する第2のルックアップテーブルを第3の記憶部から読み出すことと、
    前記第4の階調値に前記第2のルックアップテーブルを用いて前記第2の逆変換を施して第5の階調値を得ることと、
    前記第1の階調値に代わって前記表示パネルに適用される補正値として、前記第5の階調値が前記第1の階調値に対応付けられた第3のルックアップテーブルを第4の記憶部に書き込むことと、
    前記第3のルックアップテーブルを用いて、前記表示パネルに与えられる入力画像を補正することと
    を具備することを特徴とする画像補正方法。
  8. 前記第3の階調値から前記第2の階調値及び前記表示パネルを照明するバックライトの漏れスペクトル値を減算して前記第4の階調値を得ること を特徴とする請求項7記載の画像補正方法。
  9. 前記バックライトの漏れスペクトル値は、前記表示パネルに全画面黒表示させて予め測定された値であることを特徴とする請求項8記載の画像補正方法。
  10. 前記バックライトの漏れスペクトル値は、前記バックライトの輝度の高低に応じて複数段階に区分されて用意されることを特徴とする請求項9記載の画像補正方法。
  11. 前記光センサは、照度センサであることを特徴とする請求項7記載の画像補正方法。
  12. 前記光センサは、分光放射輝度計であることを特徴とする請求項7記載の画像補正方法。
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