JP2010232998A - 画像処理装置、画像読取装置、及び画像処理プログラム - Google Patents

画像処理装置、画像読取装置、及び画像処理プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】原稿画像を読み取った画像データにより結露等の異常を検出することができる画像処理装置、画像読取装置、及び画像処理プログラムを提供する。
【解決手段】文字領域判定部により読み取った原稿画像を複数の領域に分割し、分割した領域が文字を含む文字領域ある場合は、異常判定部の傾き判定部により当該文字領域に含まれる注目画素の画素値の変化量として傾きを算出する。異常判定部は、傾きが閾値1以上である注目画素の数(傾き数Z)が閾値A以上の場合及び、傾きが閾値2以上で閾値1よりも小さい注目画素の数(傾き数Y)が閾値B以下の場合は、当該文字領域はぼやけていないと判定する。ぼやけている文字領域の数(ぼやけ領域数)mが閾値C以下の場合は、結露が発生していないと判定し、閾値Cよりも大きい場合は、結露が発生していると判定する。
【選択図】図5

Description

本発明は、画像処理装置、画像読取装置、及び画像処理プログラムに関する。
特許文献1には、基準白板を読み取らせシェーディング補正が終わった後に、原稿をセットする前に圧板を読み取らせることにより、ある濃度以上の黒データがあった場合のみ、圧板またはコンタクトガラスに汚れ、または傷、または結露があるものとして検知する技術が記載されている。
特許文献2には、電源投入時の白又は黒基準の読取りレベルを測定しておき、読取り直前にも白又は黒基準の読取りレベルを測定し、後者と前者の測定値の比が予め設定された値より小さいか、大きいかによって結露等による異常を検する技術が記載されている。
特開平05−068168号公報 特開平10−290364号公報
本発明は、原稿画像を読み取った画像データにより結露等の異常を検出する画像処理装置、画像読取装置、及び画像処理プログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の画像処理装置は、画像読取手段で読み取った原稿の画像が文字を含む場合は、当該文字を含む文字領域における第1の画素の画素値の、前記第1の画素と予め定められた画素数離れた当該文字領域における第2の画素の画素値に対する変化の度合に基づいて、当該文字領域が異常であるか否かを示す情報を出力する出力手段を備える。
請求項2に記載の画像処理装置は、請求項1に記載の画像処理装置において、前記出力手段は、前記変化の度合として、前記第1の画素の画素値と前記第2の画素の画素値との差を求め、求めた差が第1の閾値以上である前記第1の画素の数が第1の基準値よりも少ない場合に、前記文字領域が異常である旨を示す情報を出力する。
請求項3に記載の画像処理装置は、請求項2に記載の画像処理装置において、前記出力手段は、前記第1の画素の画素値と前記第2の画素の画素値との差が前記第1の閾値よりも小さい第2の閾値以上でかつ、前記第1の閾値よりも小さい前記第1の画素の数が第2の基準値よりも多い場合に、前記文字領域が異常である旨を示す情報を出力する。
請求項4に記載の画像読取装置は、光学手段により原稿に照射された読取光の反射光を読み取ることにより前記原稿の画像を読み取る画像読取手段と、前記画像読取手段で読み取った原稿の画像を処理する請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の画像処理装置と、を備える。
請求項5に記載の画像処理プログラムは、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の画像処理装置における出力手段としてコンピュータを機能させるためのものである。
請求項6に記載の画像処理装置は、画像読取手段で読み取った前記原稿の画像が文字を含む場合は、当該文字を含む文字領域に含まれる文字を構成しない地色部分の濃度を示す地色レベルと、予め定められた基準領域の地色の濃度を示す基準地色レベルと、に基づいて、当該文字領域が異常であるか否かを示す情報を出力する出力手段を備える。
請求項7に記載の画像読取装置は、光学手段により原稿に照射された読取光の反射光を読み取ることにより前記原稿の画像を読み取る画像読取手段と、前記画像読取手段で読み取った原稿の画像を処理する請求項6に記載の画像処理装置と、を備える。
請求項8に記載の画像処理プログラムは、請求項6に記載の画像処理装置における出力手段としてコンピュータを機能させるためのものである。
請求項9に記載の画像処理装置は、画像読取手段で読み取った前記原稿の画像が文字を含む場合は、当該文字を含む文字領域における第1の画素の画素値の、前記第1の画素と予め定められた画素数離れた当該文字領域における第2の画素の画素値に対する変化の度合と、当該文字領域に含まれる文字を構成しない地色部分の濃度を示す地色レベルと、予め定められた基準領域の地色の濃度を示す基準地色レベルと、に基づいて、当該文字領域が異常であるか否かを示す情報を出力する出力手段を備える。
請求項10に記載の画像読取装置は、光学手段により原稿に照射された読取光の反射光を読み取ることにより前記原稿の画像を読み取る画像読取手段と、前記画像読取手段で読み取った原稿の画像を処理する請求項9に記載の画像処理装置と、を備える。
請求項11に記載の画像処理プログラムは、請求項9に記載の画像処理装置における出力手段としてコンピュータを機能させるためのものである。
請求項1、4、5、6、7、8、9、10及び11に記載の本発明によれば、原稿画像を読み取った画像データにより結露等の異常を検出することができる、という効果が得られる。
請求項2に記載の本発明によれば、本構成を有しない場合に比較して、異常の検出を容易に行える、という効果が得られる。
請求項3に記載の本発明によれば、本構成を有しない場合に比較して、異常の検出精度が向上する、という効果が得られる。
本発明の第1の実施の形態に係る画像読取装置及び画像形成装置の概略構成の一例を示す側面図である。 本発明の第1の実施の形態に係る画像読取制御部の概略構成の一例を示す機能ブロック図である。 本発明の第1の実施の形態に係る注目画素の傾きによる異常の判定について説明するための説明図である。 本発明の第1の実施の形態に係る画像読取制御部の制御部で実行される異常判定制御処理の一例を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施の形態に係る画像読取制御部の異常判定部で実行される異常判定処理の一例を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態に係る画像読取制御部の概略構成の一例を示す機能ブロック図である。 本発明の第2の実施の形態に係る文字領域の地色レベルによる異常の判定について説明するための説明図である。 本発明の第2の実施の形態に係る画像読取制御部の制御部で実行される異常判定制御処理の一例を示すフローチャートである。 本発明の第3の実施の形態に係る画像読取制御部の概略構成の一例を示す機能ブロック図である。 本発明の第3の実施の形態に係る画像形成制御部の制御部で実行される異常判定制御処理の一例を示すフローチャートである。
[第1の実施の形態]
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。なお、本実施の形態の画像読取装置では、原稿画像の文字領域の文字のぼやけ度合により異常を判定する。
まず、本実施の形態にかかる画像読取装置及び当該画像読取装置により読み取られた原稿の画像を形成する画像形成装置の全体構成について説明する。図1は、本実施の形態に係る画像読取装置及び画像形成装置の概略構成の一例を示す側面図である。
本実施の形態の画像読取装置10は、自動原稿送り部12と、原稿の表面に形成された画像を読み取る画像読取部14と、画像読取装置10全体を制御し、読み取った原稿画像の画像データを処理する画像読取制御部16と、を備えて構成されている。
本実施の形態の自動原稿送り部12は、少なくとも1枚の原稿が置かれる原稿台20と、原稿を搬送する原稿搬送路22と、画像を読み取った後の原稿が排出される排出台24と、密着型イメージセンサ(CIS)25と、を含んで構成されている。
原稿搬送路22は、U字状に形成され、原稿搬送路22の周囲には、用紙送出ロール26、送出ロール27、位置合わせロール28、プラテンロール29、アウトロール30、及び排出ロール31が設けられている。用紙送出ロール26は、原稿送り時に下降し、原稿台20に置かれた原稿をピックアップする。送出ロール27は、用紙送出ロール26から送られた原稿のうち最上部にある原稿のみを内部に供給する。位置合わせロール28は、送られてきた原稿を一時停止させ、読取りタイミングを調整する。プラテンロール29は、原稿搬送路22を通る原稿をCVTガラス38に対峙させる。アウトロール30及び排出ロール31は、読み取った原稿を排出台24へ排出する。
密着型イメージセンサ25は、アウトロール30と排出ロール31との間に配置され、原稿の裏面に形成された画像を上方から読み取るためのものである。密着型イメージセンサ25の下方には、白基準板32が原稿搬送路22を挟んで密着型イメージセンサ25に対向するように配置されている。白基準板32は、上方に向けられた反射面が画像読み取りの基準となる白色にされており、密着型イメージセンサ25の光源部(図示省略)が照射した光を白色に対する基準反射光として密着型イメージセンサ25に向けて反射する。
本実施の形態の画像読取装置10は、原稿台20から自動原稿送り部12により送られた原稿の表面を流し読みする機能と、プラテンガラス34上に置かれた原稿の表面を読み取る機能と、自動原稿送り部12により送られた原稿の両面(表面及び裏面)の各々を読み取る機能と、を備えている。
本実施の形態の画像読取部14は、筐体である装置フレーム49内に、光学部(図3、光学部57参照)を含んで構成されている。また、画像読取部14は、画像読取制御部16(詳細後述)を装置フレーム49内に備えている。
装置フレーム49の自動原稿送り部12に対向する面には、画像を読み取る原稿が置かれるプラテンガラス34、白基準板36、及び自動原稿送り部12によって搬送中の原稿を読み取るために原稿に光を照射するための開口部となるCVT(Constant Velocity Transport:原稿定速搬送)ガラス38が設けられている。
光学部は、フルレートキャリッジ40及びハーフレートキャリッジ42を含んで構成されている。
フルレートキャリッジ40は、光源(照明ランプ)50及びミラー52を有しており、プラテンガラス34上の原稿の画像を読み取る場合は、図中の矢印A方向に移動する。ハーフレートキャリッジ42は、ミラー54及びミラー56を有している。
光源50から照射された光は、プラテンガラス34上の原稿、または自動原稿送り部12により送られてきた原稿に照射され、反射される。反射光は、ミラー52、ミラー54、及びミラー56を介してレンズ44により光電変換素子(CCD)46の受光面に結像される。
光電変換素子46は、受光面に結像された光学像を光電変換し、アナログの電気信号である画像信号を生成する。生成された画像信号は、駆動基板48を介して画像読取制御部16(詳細後述)に送られる。
本実施の形態の画像形成装置60は、用紙上に画像を形成する画像形成部62及び収納した用紙を画像形成部62に供給するための用紙収納部63を備えて構成されている。
用紙収納部63は、内部に収納する用紙を画像形成部62に供給するためのものである。本実施の形態では、画像形成装置60の内部に4つの用紙収納部63、63、63、63を備えている。用紙収納部63は、積層された用紙を収納する。積層されている用紙の最上面から取り出された用紙は、複数のローラ対73により用紙搬送路74を介して、画像形成部62へ搬送される。
また、画像形成装置60には手差しで用紙を搬入するための手差トレイ76が設けられている。手差トレイ76上に置かれた用紙は、画像形成装置60内部の手差ローラ75及びローラ対73により用紙搬送路74上に案内され、用紙搬送路74を介して画像形成部62へ搬送される。
画像形成部62は、感光体64、帯電器65、光ビーム走査装置66、現像器67、中間転写体68、転写器69、除電・清掃器70、転写器71、及び定着器72を含んで構成されている。
感光体64は、予め定められた速度で矢印B方向に回転する。感光体64の周囲には周面を帯電させるための帯電器65が設けられている。光ビーム走査装置66は、帯電器65により帯電された感光体64の周面上に画像データに基づいて光ビームを照射し、静電潜像を形成する。現像器67は、ローラ67Aを含み、感光体64の周面上に形成された静電潜像にローラ67Aにより内部に貯留しているトナーを付着させて現像する。
中間転写体68は、感光体64の下部に設けられた無端状のベルトであり、複数のローラにより感光体64の回転速度と同じ回転速度で矢印C方向に回転する。感光体64と中間転写体68とが接触する位置には転写器69が配設されている。感光体64の周面上のトナー像は中間転写体68に転写される。除電・清掃器70は、感光体64の周面を除電する機能及び周面上に残留している残留トナーを除去する機能を備えたものである。
一方、用紙搬送路74を介して搬送されてきた用紙は、中間転写体68と転写器71との間に送り込まれ、転写器71により中間転写体68上のトナー像が転写される。トナー像が転写された用紙は、定着器72によりトナーを溶融定着された後に、排出ローラ対77により画像形成装置60の外部へ排出される。
画像形成装置60には画像を形成された用紙が排出されるための排出トレイ79が設けられている。画像が形成された用紙は、画像形成装置60内部の排出ローラ対77により用紙搬送路78を介して排出トレイ79に排出される。
次に、本実施の形態の画像読取装置10で実行される画像読取装置10の異常判定処理について詳細に説明する。なお、本実施の形態では、画像読取装置10に結露が発生している状態を異常状態として判定する。
本実施の形態の画像読取装置10の画像読取制御部16の概略構成の一例の機能ブロック図を図2に示す。本実施の形態の画像読取装置10は、光学部57により原稿に照射された読取光の反射光を画像読取部14で読取り、画像処理部86で処理した画像データを画像形成装置60の画像形成部62に出力する。
本実施の形態の画像読取制御部16は、上述の光学部57、画像読取部14、制御部80、異常判定部82、文字領域判定部84、画像処理部86、及びユーザインタフェース部88を備えて構成されている。
制御部80は、CPU、ROM、RAM、及びHDD(いずれも図示省略)により構成され、画像読取制御部16及び画像読取装置10の全体を制御するものである。CPUでは、詳細を後述する異常判定制御処理の処理プログラムが実行される。ROMは、各種プログラムやパラメータ等が記憶されており、RAMは、CPUによる各種プログラムの実行時におけるワークエリア等として用いられる。なお、異常判定制御処理の処理プログラム89は、CD−ROMやDVD−ROM(いずれも図示省略)等の記録媒体に記録しておき、制御部80内のHDD等にインストールし、CPUにより読込まれて実行されるようにしてもよい。
光学部57により原稿に照射された読取光の反射光を画像読取部14で読取り、画像処理部86で処理した画像データを画像形成装置60の画像形成部62に出力する。
本実施の形態の異常判定部82は、制御部80の指示により、原稿を読み取った画像データから文字のぼやけを検出することにより異常を判定するものである。異常判定部82は、注目画素の傾きを判定する傾き判定部83を含んで構成されている。なお、本実施の形態で注目画素の傾きとは、画像データにおける注目画素の画素値の変化量を示すものである。
注目画素の傾きによる異常の判定について図3を参照して詳細に説明する。結露が発生している場合等異常が発生すると、読み取った画像にぼやけが生じるようになる。図3(A)には文字画像の一部分を示し、(B)にはぼやけが発生していない場合の点線Fの画素を注目画素としたときの画素値及び傾きを示し、(C)には結露によりぼやけが発生している場合の点線Fの画素を注目画素としたときの画素値を示す。なおここでは、注目画素の傾きを下記の式(1)により算出する。
傾き=|注目画素の画素値−n画素前の画素の画素値| ・・・式(1)(なお、ここではn=3としているが、これに限定されない)
図3(B)に示すように、ぼやけが発生していない場合、画素値は、文字のエッジ部分(文字と下地の境界)では、0から急峻に変化する。これにより、上記式(1)により算出された注目画素の傾きは大きく、急峻に変化する2つの山状を示す。
一方、図3(C)に示すように、ぼやけが発生している場合、画素値は、文字のエッジ部分(文字と下地の境界)では、徐々に変化する。これにより、上記式(1)により算出された注目画素の傾きは中間値となり、なだらかに変化する2つの山状を示す。
すなわち、ぼやけが発生していない場合は大きな傾きが多く、ぼやけが発生している場合は大きな傾きは少なく、中間値である傾きが生じる。そこで本実施の形態では、傾きが閾値1以上である注目画素の数が予め定められた数(閾値A)以上である場合は、ぼやけていない、すなわち異常ではないと判定する。また、傾きが閾値2以上であり閾値1よりも小さい注目画素の数が予め定められた数(閾値B)以下である場合は、異常ではないと判定する。
図示を省略したCPUにより異常判定プログラム81が実行されることによりこのようにして異常を判定する異常判定処理が実行される。
文字領域判定部84は、原稿を読み取った画像データの画像領域を複数の領域に分割し、分割された領域が文字を含む文字領域であるか否か判定するものである。
画像処理部86は、原稿を読み取った生の画像データをシェーディングデータ等の予め定められた処理を施し、原稿画像データを生成するためのものである。本実施の形態の画像処理部86は、異常画像補正部87を含んで構成されている。異常画像補正部87は、異常判定部82により異常が発生していると判定された画像データをフィルタ等により補正するためのものである。
ユーザインタフェース部88は、画像読取を指示するユーザと画像読取や異常等に関する情報を授受するためのものであり、具体的例としては、液晶ディスプレイやタッチパネル等が挙げられる。
(異常判定制御処理)
本実施の形態の画像読取装置10の制御部80で実行される異常判定制御処理動作について説明する。図4は、本実施の形態の異常判定制御処理の一例を示すフローチャートである。
ステップ100では、画像読取部14及び光学部57に原稿の画像を読み取るよう指示する。当該読取指示により、光学部57からは読取光が原稿に照射され、反射光を読み取った画像データが画像読取部14から出力される。
次のステップ102では、異常判定部82に詳細を後述する異常判定処理を行うよう指示する。当該異常判定処理により、画像データに基づいて結露の有無が判定される。
次のステップ104では、結露が有るか否か判断する。異常判定処理により結露が有ると判定された場合は、肯定されてステップ106へ進む。ステップ106では、異常画像を補正するか否か判定する。例えば、ぼやけの度合いが多い等、画像データを補正しても所望の画像が形成できない場合等は、否定されてステップ108へ進む。ステップ108では、画像形成装置60の画像形成部62に画像の形成を停止するよう指示を出力する。次のステップ110では、結露が発生した旨をユーザインタフェース部88を介してユーザに報知した後、本処理を終了する。
一方、ステップ106において例えば、傾きが閾値2以上であり閾値1よりも小さい注目画素の数があまり多くない場合等、ぼやけの度合いが少ないため、画像データに補正を行い、補正された画像データを原稿画像データとして画像形成装置60に出力する場合は、肯定されてステップ112へ進む。
ステップ102では、異常画像補正部87に異常画像を補正するよう指示する。次のステップ114では、補正された画像データを画像形成部62に出力し、ステップ116へ進む。
ステップ116では、本処理を終了するか否か判断する。読み取る原稿が未だある場合等は、否定されてステップ100に戻り、本処理を繰り返す。一方、肯定されると本処理を終了する。
(異常判定処理)
次に、異常判定部82により実行される異常判定処理(図4のステップ102)について詳細に説明する。図5は、本実施の形態の異常判定処理の一例を示すフローチャートである。
ステップ200では、読み取った原稿画像(画像データ)を複数の領域に分割する。
次のステップ202では、分割された領域の1つが文字を含む文字領域であるか否か判断する。なお、文字領域であるか否かの判断は、例えば、領域内の注目画素が文字を構成するか絵柄を構成するか判定することにより行う。このような文字領域の判断手法としては、たとえば特開平2002−44444号等に記載されている技術を用いればよい。文字領域ではないと判断された場合は、否定されてステップ222へ進む。一方、文字領域である場合は、肯定されてステップ204へ進む。
ステップ204では、文字領域内の注目画素の傾きを算出する。注目画素の傾きは上記式(1)により算出する。
次のステップ206では、傾きを判定する。傾きが閾値2よりも小さい場合は、ステップ208へ進み、傾き数Xをインクリメント(X=X+1)した後、ステップ214へ進む。なお、注目画素の傾きが閾値2よりも小さい場合とは、当該注目画素が地色部分または文字部分の中である場合を示している。一方、傾きが閾値2以上であり、閾値1よりも小さい場合は、ステップ210へ進み、傾き数Yをインクリメント(Y=Y+1)した後、ステップ214へ進む。一方、傾きが閾値1以上の場合は、ステップ212へ進み、傾き数Zをインクリメント(Z=Z+1)した後、ステップ214へ進む。
ステップ214では、文字領域内の全画素について傾きの判定を終了したか否か判断する。未だ判定していない画素(注目画素となっていない画素)がある場合は、否定されてステップ204に戻り、傾き判定処理を繰り返す。一方、全画素について終了した場合は、肯定されてステップ216へ進む。
ステップ216では、傾き数Zが閾値Aよりも小さいか否か判断する。閾値A以上の場合は、当該領域はぼやけていないため否定されてステップ222へ進む。一方、小さい場合は、肯定されてステップ218へ進み、傾き数Yが閾値Bよりも大きいか否か判断する。閾値B以下の場合は、当該領域はぼやけていないため否定されてステップ222へ進む。一方、大きい場合は、肯定されてステップ220へ進み、ぼやけ領域数mをインクリメント(m=m+1)し、ステップ222へ進む。
ステップ222では、ステップ200で分割した全領域についてぼやけているか否かの判定が終了したか否か判断する。未だ判定していない領域がある場合は、否定されてステップ202に戻り、判定した傾きからぼやけているか否かを判定する処理を繰り返す。一方、全領域について終了した場合は、肯定されてステップ224へ進む。
ステップ224では、ぼやけ領域数mが閾値Cよりも大きいか否か判断する。閾値Cは、測定誤差等を考慮して予め定めておいた値である。閾値C以下の場合は、否定されてステップ228へ進み、結露が発生していないと判定した後、本処理を終了する。一方、閾値Cよりも大きい場合は、肯定されてステップ226へ進み、結露が発生していると判定した後、本処理を終了する。
なお、文字によっては、エッジ部分が少ないため、閾値A及び閾値Bをエッジ部分以外の部分にある画素の数に基づく傾き数Xの数で重み付けして用いてもよい。
また、異常判定制御処理及び異常判定処理は、原稿1枚毎に行うようにしてもよいし、画像読取装置10の電源投入時等、予め定められたタイミングで行うようにしてもよい。
また、異常判定処理は、1枚の原稿全体を読み取った画像データに対してそりを行うようにしてもよいし、原稿の読取動作と同時に入力される画像データに対して順次行うようにしてもよい。
また、本実施の形態では、異常として結露の発生を検知しているがこれに限らず、プラテンガラス34やCCD46の曇り等による異常等、読み取った画像データの文字にぼやけが生じる異常であれば検知を行える。
また、ぼやけ領域の位置を検出し、当該位置を異常が発生している位置としてユーザインタフェース部88を介してユーザに報知するようにしてもよい。
また、本実施の形態では、画像読取装置10が画像読取部14で原稿を読み取った画像データから文字のぼやけを検出することにより異常を判定し、当該判定結果を出力する場合について詳細に説明したが、画像処理装置が画像読取装置で読み取った画像データから文字のぼやけを検出することにより異常を判定し、当該判定結果を出力するようにしてもよい。この場合の画像処理装置の具体的例としては、異常判定部82、文字領域判定部84、さらに画像読取装置で読み取った画像データにより異常を判定させるための異常判定制御プログラム89を備えた制御部80等を備えて構成される。
以上説明したように、本実施の形態では、文字領域判定部84により読み取った原稿画像を複数の領域に分割し、分割した領域が文字を含む文字領域ある場合は、異常判定部82の傾き判定部83により当該文字領域に含まれる注目画素の画素値の変化量として傾きを算出する。異常判定部82は、傾きが閾値1以上である注目画素の数(傾き数Z)が閾値A以上の場合及び、傾きが閾値2以上で閾値1よりも小さい注目画素の数(傾き数Y)が閾値B以下の場合は、当該文字領域はぼやけていないと判定する。ぼやけている文字領域の数(ぼやけ領域数)mが閾値C以下の場合は、結露が発生していないと判定し、閾値Cよりも大きい場合は、結露が発生していると判定する。
このように本実施の形態では、読み取った原稿画像(画像データ)における文字を含む文字領域における注目画素の画素値の変化量を示す傾きにより結露を検出する。従って、別途、結露の検出を行う処理を要せずに、原稿画像の読取時に、結露の検出が行える。
また、本実施の形態では、結露を検出し、異常があると判定すると、異常画像補正部87により画像データを補正したり、画像形成部62を停止させたり、ユーザインタフェース部88を介してユーザに報知したりする。
このように本実施の形態では、原稿画像の読取時に、異常に対応し、ユーザが期待する出力が得られる。
[第2の実施の形態]
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。なお、本実施の形態の画像読取装置では、文字領域の文字が形成されていない地色部分の濃度を示す地色レベルにより異常を判定する。
本実施の形態の画像読取装置10は、第1の実施の形態と、画像読取制御部16の構成及び異常判定処理の処理方法が異なるものであり、画像読取装置10の全体構成の概略及び制御部80で実行される異常判定制御処理は第1の実施の形態と略同様であるため、ここで異なる部分のみ詳細に説明する。
本実施の形態の画像読取装置10の画像読取制御部16の概略構成の一例の機能ブロック図を図6に示す。本実施の形態の画像読取装置10は、第1の実施の形態の傾き判定部83に代わり、地色レベル検出部85を備えて構成されている。
地色レベル検出部85は、基準となる領域の地色の濃度を示す基準時色レベルと、文字領域判定部84により文字を含む領域と判定された文字領域における文字が形成されていない地色の部分の濃度を示す地色レベルと、を検出するためのものである。
異常判定部82は、地色レベル検出部85により検出された基準時色レベル及び文字領域の地色レベルに基づいて当該文字領域の地色レベルが高いことを検出することにより異常を判定するものである。
地色レベルによる異常の判定について図7を参照して詳細に説明する。結露が発生している場合等異常が発生すると、読み取った画像の周囲にぼやけが生じたようになり、図7(A)に示したように、地色部分の濃度が高くなる。図7(B)にはぼやけが発生していない場合の点線Fの画素の画素値を示し、(C)には結露によりぼやけが発生している場合の点線Fの画素の画素値を示す。このように、ぼやけが発生している場合は、発生していない場合に比べて地色部分の画素値(地色レベル)が高くなる。そこで本実施の形態では、文字を含まない領域(文字領域ではない領域)をぼやけが発生していない基準領域として基準領域の基準地色レベルを検出し、文字領域の地色レベルが基準地色レベルよりも低い場合は、ぼやけていない、すなわち異常ではないと判定する。
(異常判定処理)
次に、本実施の形態の異常判定部82により実行される異常判定処理について詳細に説明する。図8は、本実施の形態の異常判定処理の一例を示すフローチャートである。
ステップ300では、読み取った原稿画像(画像データ)を複数の領域に分割する。
次のステップ302では、分割された領域のうち予め定められた基準領域の基準地色レベルを下記の式(2)により算出する。
基準地色レベル=画素値の積算値/画素数 ・・・式(2)
なお、本実施の形態では、一般に、読み取った原稿画像の頭の部分は文字や画像が形成されていない白紙の部分であるため、頭の部分の領域を基準領域としている。基準領域はこれに限らず、その他の位置にある領域であってもよいし、複数の領域を基準領域とし、平均値により基準地色レベルを算出するようにしてもよい。
次のステップ304では、分割された領域の1つが文字を含む文字領域であるか否か判断する。文字領域出るか否かの判断は、第1の実施の形態の異常判定処理のステップ202(図5)と同様にして行えばよい。文字領域ではないと判断された場合は、否定されてステップ322へ進む。一方、文字領域である場合は、肯定されてステップ306へ進む。
ステップ306では、文字領域内の注目画素が地色部分であるか判断する。本実施の形態では、具体的一例として、注目画素の画素値が予め定められた閾値よりも小さい場合、または文字領域の全画素の画素値の平均値よりも注目画素の画素値が小さい場合は、当該注目画素は地色部分であると判断する。なお、地色部分であるかを検知する手法としては、たとえば特開平2004−221915、特開平6−46255号、特開平7−322069号、特開平7−264408号、特開平6−311359号、特開平6−311364号、特開平4−0372号、特許第3134292号等に記載されている技術を用いればよい。地色部分ではない場合(文字部分の場合)は、否定されてステップ312へ進む。一方、地色部分である場合は、肯定されてステップ308へ進む。
ステップ308では、地色レベルの積算値Wに注目画素の画素値を加算(地色レベルの積算値W=地色レベルの積算値W+注目画素の画素値)する。
次のステップ310では、地色部分の画素数(地色画素数)Vをインクリメント(V=V+1)し、次のステップ312へ進む。
ステップ312では、文字領域内の地色部分の全画素の画素値の積算を終了したか否か判断する。全画素について行っていない場合は、否定されてステップ306に戻り、注目画素が地色部分か判断し、地色部分の画素値を積算する処理を繰り返す。一方、全画素について終了した場合は、肯定されてステップ314へ進む。
ステップ314では、地色レベル下記の式(3)により算出する。
地色レベル=地色レベルの積算値W/地色画素数V ・・・(3)
次のステップ316では、基準地色レベルと算出した地色レベルとを比較する。次のステップ318では当該文字領域がぼやけが発生しているぼやけ領域であるか否か判断する。基準地色レベルと地色レベルとを比較した結果、地色レベルの方が高い場合は、ぼやけていると判断する。なお、どの程度レベルが高い場合にぼやけが発生していると判断するかは、測定誤差等を考慮して予め定めておく。ぼやけ領域ではない場合は、否定されてステップ322へ進む。一方、ぼやけ領域である場合は、肯定されてステップ320へ進む。
ステップ320では、ぼやけ領域数mをインクリメント(m=m+1)し、ステップ322へ進む。ステップ322では、ステップ300で分割した全領域についてぼやけているか否かの判定が終了したか否か判断する。未だ判定していない領域がある場合は、否定されてステップ304に戻り、地色レベルからぼやけているか否かを判定する処理を繰り返す。一方、全領域について終了した場合は、肯定されてステップ324へ進む。
ステップ324では、ぼやけ領域数mが閾値Dよりも大きいか否か判断する。閾値Dは、測定誤差等を考慮して予め定めておいた値である。なお、閾値Dは、第1の実施の形態の閾値Cと同じ値であっても、異なる値であってもよい。閾値D以下の場合は、否定されてステップ328へ進み、結露が発生していないと判定した後、本処理を終了する。一方、閾値Dよりも大きい場合は、肯定されてステップ326へ進み、結露が発生していると判定した後、本処理を終了する。
以上説明したように、本実施の形態では、地色レベル検出部により、基準領域の地色の濃度を示す基準地色レベルと、文字領域判定部84で文字領域と判定された領域の地色部分の濃度を示す地色レベルと、を検出する。異常判定部82は、基準地色レベルと地色レベルとを比較し、地色レベルが高い場合は、当該文字領域はぼやけていると判定する。ぼやけている文字領域の数(ぼやけ領域数)mが閾値D以下の場合は、結露が発生していないと判定し、閾値Dよりも大きい場合は、結露が発生していると判定する。
このように本実施の形態では、読み取った原稿画像(画像データ)における文字を含む文字領域の地色部分の濃度を示す地色レベルにより結露を検出する。従って、原稿画像の読取と共に、結露の検出が行える。
[第3の実施の形態]
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。なお、本実施の形態の画像読取装置では、原稿画像の文字領域の文字のぼやけ度合及び文字が形成されていない地色部分の濃度を示す地色レベルにより異常を判定する。すなわち、本実施の形態の画像読取装置は、第1の実施の形態と第2の実施の形態とを組み合わせたものである。
本実施の形態の画像読取装置10は、第1の実施の形態及び第2の実施の形態と、画像読取制御部16の構成及び異常判定処理の処理方法が異なるものであり、画像読取装置10の全体構成の概略及び制御部80で実行される異常判定制御処理は第1の実施の形態及び第2の実施の形態と略同様であるため、ここで異なる部分のみ詳細に説明する。
本実施の形態の画像読取装置10の画像読取制御部16の概略構成の一例の機能ブロック図を図9に示す。本実施の形態の画像読取装置10は、第1の実施の形態の傾き判定部83及び第2の実施の形態の地色レベル検出部85を備えて構成されている。
本実施の形態の異常判定部82は、傾きにより異常を判定すると共に、傾き数Zが閾値Aに対して予め定められた範囲内である場合及び傾き数Yが閾値Bに対して予め定められた範囲内である場合は、地色レベルによる異常の判定を行う。なお、これらの範囲は、測定誤差等を考慮し、予めさだめておく。
(異常判定処理)
次に、本実施の形態の異常判定部82により実行される異常判定処理について詳細に説明する。図10は、本実施の形態の異常判定処理の一例を示すフローチャートである。
ステップ400では、読み取った原稿画像(画像データ)を複数の領域に分割し、次のステップ402では、分割された領域の1つが文字を含む文字領域であるか否か判断する。文字領域ではないと判断された場合は、否定されてステップ420へ進む。一方、文字領域である場合は、肯定されてステップ404へ進む。
ステップ404では、第1の実施の形態(図5)のステップ204から214の処理を行い、傾き数X、Y、Zを算出する。
次のステップ406では、傾き数Zが閾値A±定数Rの範囲以内であるか否か判断する。範囲を越える場合は、否定されてステップ408へ進み、傾き数Zが閾値Aよりも小さいか否か判断する。閾値A以上の場合は、当該領域はぼやけていないため否定されてステップ420へ進む。一方、小さい場合は、肯定されてステップ410へ進む。
ステップ410では、傾き数Yが閾値B±定数Sの範囲以内であるか否か判断する。範囲を越える場合は、否定されてステップ412へ進み、傾き数Yが閾値Bよりも大きいか否か判断する。閾値B以下の場合は、当該領域はぼやけていないため否定されてステップ420へ進む。一方、大きい場合は、肯定されてステップ418へ進み、ぼやけ領域数mをインクリメント(m=m+1)し、ステップ420へ進む。
一方、ステップ406で傾き数Zが閾値A±定数Rの範囲以内である場合、及びステップ410で傾き数Yが閾値B±定数Sの範囲以内である場合は、肯定されてステップ414へ進む。
ステップ414では、第2の実施の形態(図8)のステップ304から316の処理を行い、基準領域レベルと地色レベルとを比較する。次のステップ416では、比較結果に基づいて、ぼやけ領域であるか否か判断する。ぼやけ領域ではない場合は、否定されてステップ420へ進む。一方、ぼやけ領域である場合は、肯定されてステップ418へ進む。
ステップ418では、ぼやけ領域数mをインクリメント(m=m+1)し、ステップ420へ進み、ステップ420では、ステップ400で分割した全領域についてぼやけているか否かの判定が終了したか否か判断する。未だ判定していない領域がある場合は、否定されてステップ402に戻り、当該異常判定処理を繰り返す。一方、全領域について終了した場合は、肯定されてステップ422へ進む。
ステップ422では、ぼやけ領域数mが閾値Eよりも大きいか否か判断する。閾値Eは、測定誤差等を考慮して予め定めておいた値である。なお、閾値Eは、第1の実施の形態の閾値Cまたは第2の実施の形態の閾値Dと同じ値であっても、異なる値であってもよい。閾値E以下の場合は、否定されてステップ426へ進み、結露が発生していないと判定した後、本処理を終了する。一方、閾値Eよりも大きい場合は、肯定されてステップ424へ進み、結露が発生していると判定した後、本処理を終了する。
なお、本実施の形態では、注目画素の傾きによる異常の判定を行った後、地色レベルによる異常の判定を行っているがこれに限らず、地色レベルによる異常の判定を行った後、注目画素の傾きによる異常の判定を行うようにしてもよい。また、傾き数及び地色レベルの両者によりぼやけ領域を規定し、異常の判定を行うようにしてもよい。
以上説明したように、本実施の形態では、異常判定部82は、傾き判定部83により判定された傾き数Z及び傾き数Yが各々閾値A及び閾値Bに対して予め定められた範囲内の数値である場合は、地色レベル検出部85により検出された地色レベルにより、当該文字領域がぼやけ領域あるか否かを判定し、結露の発生の有無を判定する。
このように本実施の形態では、読み取った原稿画像(画像データ)における文字を含む文字領域における注目画素の画素値の変化量を示す傾き及び傾き及び地色部分の濃度を示す地色レベルにより結露を検出する。従って、原稿画像の読取と共に、結露の検出が行える。また、傾きのみにより検出を行う場合や地色レベルのみにより検出を行う場合に比べて検出精度が向上する。
10 画像読取装置
12 自動原稿送り部
14 画像読取部
16 画像読取制御部
57 光学部
60 画像形成装置
62 画像形成部
80 制御部
82 異常判定部
83 異常判定プログラム
84 文字領域判定部
86 画像処理部
87 異常画像補正部
88 ユーザインタフェース部

Claims (11)

  1. 画像読取手段で読み取った原稿の画像が文字を含む場合は、当該文字を含む文字領域における第1の画素の画素値の、前記第1の画素と予め定められた画素数離れた当該文字領域における第2の画素の画素値に対する変化の度合に基づいて、当該文字領域が異常であるか否かを示す情報を出力する出力手段を備えた画像処理装置。
  2. 前記出力手段は、前記変化の度合として、前記第1の画素の画素値と前記第2の画素の画素値との差を求め、求めた差が第1の閾値以上である前記第1の画素の数が第1の基準値よりも少ない場合に、前記文字領域が異常である旨を示す情報を出力する、
    請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記出力手段は、前記第1の画素の画素値と前記第2の画素の画素値との差が前記第1の閾値よりも小さい第2の閾値以上でかつ、前記第1の閾値よりも小さい前記第1の画素の数が第2の基準値よりも多い場合に、前記文字領域が異常である旨を示す情報を出力する、
    請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 光学手段により原稿に照射された読取光の反射光を読み取ることにより前記原稿の画像を読み取る画像読取手段と、
    前記画像読取手段で読み取った原稿の画像を処理する請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の画像処理装置と、
    を備えた画像読取装置。
  5. 請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の画像処理装置における出力手段としてコンピュータを機能させるための画像処理プログラム。
  6. 画像読取手段で読み取った前記原稿の画像が文字を含む場合は、当該文字を含む文字領域に含まれる文字を構成しない地色部分の濃度を示す地色レベルと、予め定められた基準領域の地色の濃度を示す基準地色レベルと、に基づいて、当該文字領域が異常であるか否かを示す情報を出力する出力手段を備えた画像処理装置。
  7. 光学手段により原稿に照射された読取光の反射光を読み取ることにより前記原稿の画像を読み取る画像読取手段と、
    前記画像読取手段で読み取った原稿の画像を処理する請求項6に記載の画像処理装置と、
    を備えた画像読取装置。
  8. 請求項6に記載の画像処理装置における出力手段としてコンピュータを機能させるための画像処理プログラム。
  9. 画像読取手段で読み取った前記原稿の画像が文字を含む場合は、当該文字を含む文字領域における第1の画素の画素値の、前記第1の画素と予め定められた画素数離れた当該文字領域における第2の画素の画素値に対する変化の度合と、当該文字領域に含まれる文字を構成しない地色部分の濃度を示す地色レベルと、予め定められた基準領域の地色の濃度を示す基準地色レベルと、に基づいて、当該文字領域が異常であるか否かを示す情報を出力する出力手段を備えた画像処理装置。
  10. 光学手段により原稿に照射された読取光の反射光を読み取ることにより前記原稿の画像を読み取る画像読取手段と、
    前記画像読取手段で読み取った原稿の画像を処理する請求項9に記載の画像処理装置と、
    を備えた画像読取装置。
  11. 請求項9に記載の画像処理装置における出力手段としてコンピュータを機能させるための画像処理プログラム。
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CN110245555A (zh) * 2019-04-30 2019-09-17 国网江苏省电力有限公司电力科学研究院 一种基于图像识别的电力系统端子箱凝露判定方法和系统

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