JP2010229857A - 特装車の操作装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】エンジン出力が過度となって流体機械がダメージを受けるのを回避することができる特装車の操作装置を提供する。
【解決手段】コンプレッサ10の駆動時におけるエンジン回転数を操作する操作装置21において、動力取出装置19の遮断状態から接続状態への切り替えを検出したときに、ボリューム22が起動上限値を超えるエンジン回転数を指示する操作位置にある場合は、エンジン回転数を起動上限値として指示する電気信号をエンジン制御装置18に出力し、ボリューム22が起動上限値以下となるエンジン回転数を指示する操作位置にある場合は、ボリューム22の操作位置に対応したエンジン回転数を指示する電気信号をエンジン制御装置18に出力する。
【選択図】図2

Description

本発明は、例えば粉粒体運搬車、吸引車、洗浄車、塵芥車、又は車両運搬車等の特装車に係り、特に、作業装置の駆動時におけるエンジン回転数を操作する特装車の操作装置に関する。
特装車の一つである粉粒体運搬車は、例えば、タンクと、このタンクの底部に敷設され、エア室及び粉粒体収容室を区画するキャンバスと、加圧エアを用いて粉粒体収容室内の粉粒体を流動させて排出する作業装置(詳細には、例えば、エア室に加圧エアを導入して粉粒体収容室内の粉粒体を流動させるエア導入配管、粉粒体収容室から粉粒体を排出する排出配管、及び排出配管に加圧エアを導入して粉粒体の排出を促進させる二次エア導入配管などで構成)と、この作業装置で用いられる加圧エアを生成するコンプレッサと、このコンプレッサとエンジンとを接続・遮断可能な動力取出装置(PTO;Power Take-Off)とを備えている(例えば、特許文献1参照)。
このような粉粒体運搬車において、運転室外に設けられてエンジンの増速及び減速操作を行う操作レバー装置が開示されている(例えば、特許文献2参照)。この操作レバー装置は、エンジンに連携されたリンク機構にコントロールケーブルを介して連結された操作レバーを有し、この操作レバーの操作位置に応じてエンジン回転数を増減させる。これにより、コンプレッサのエア吐出量を増減させ、粉粒体の排出速度を増減させるようになっている。
特開2006−117095号公報 特公昭59−44647号公報
しかしながら、上記従来技術には以下のような課題が存在する。すなわち、上記操作レバー装置は、例えば、操作レバーの最大操作位置がコンプレッサの定格運転に対応する最大エンジン回転数として設定され、操作レバーの最小操作位置がコンプレッサの起動時に対応する最小エンジン回転数(例えばアイドリング回転数)として設定される。そして、例えば取扱説明書やラベル等で操作者に示されるものと思われるが、動力取出装置を遮断状態から接続状態に切り替える際(すなわち、コンプレッサを起動する際)、操作者が操作レバーを最小操作位置に操作しておく必要がある。そのため、何らかの理由により、操作レバーを最小操作位置としないまま、動力取出装置を遮断状態から接続状態に切り替える可能性があった。このような場合には、コンプレッサを起動する際のエンジン回転数が過度となるので、コンプレッサがダメージを受け、その頻度によってはコンプレッサが損傷する恐れがあった。また、例えば操作レバーを急激に操作した場合も、その操作位置の変化に対応するエンジン回転数の増加率が過度となるので、コンプレッサがダメージを受ける可能性があった。
本発明の目的は、エンジン出力が過度となってコンプレッサ等の流体機械がダメージを受けるのを回避することができる特装車の操作装置を提供することにある。
(1)上記目的を達成するために、本発明は、流体機械と、前記流体機械で加圧又は減圧された作動流体を用いる作業装置と、エンジンと、前記エンジンの回転数を制御するエンジン制御装置と、前記エンジンと前記流体機械とを接続・遮断可能な動力取出装置とを備えた特装車に設けられ、前記流体機械の駆動時におけるエンジン回転数を操作する特装車の操作装置において、操作者が操作可能な操作部と、前記操作部の操作に応じてエンジン回転数を指示する電気信号を前記エンジン制御装置に出力する制御部と、前記流体機械を起動する際のエンジン回転数の上限値として予め設定された起動上限値を記憶する記憶手段とを有し、前記制御部は、前記動力取出装置の遮断状態から接続状態への切り替えを検出したときに、前記操作部が前記起動上限値を超えるエンジン回転数を指示する操作位置にある場合は、エンジン回転数を前記起動上限値として指示する電気信号を前記エンジン制御装置に出力し、前記操作部が前記起動上限値以下となるエンジン回転数を指示する操作位置にある場合は、前記操作部の操作位置に対応したエンジン回転数を指示する電気信号を前記エンジン制御装置に出力する。
このように本発明においては、動力取出装置を遮断状態から接続状態に切り替えるときに、すなわち流体機械を起動するときに、たとえ操作部が起動上限値を超えるエンジン回転数を指示する操作位置にあっても、操作装置からエンジン制御装置に指示するエンジン回転数を起動上限値に制限する。これにより、エンジン出力が過度となって流体機械がダメージを受けるのを回避することができる。
(2)上記目的を達成するために、本発明は、流体機械と、前記流体機械で加圧又は減圧された作動流体を用いる作業装置と、エンジンと、前記エンジンの回転数を制御するエンジン制御装置と、前記エンジンと前記流体機械とを接続・遮断可能な動力取出装置とを備えた特装車に設けられ、前記流体機械の駆動時におけるエンジン回転数を操作する特装車の操作装置において、操作者が操作可能な操作部と、前記操作部の操作に応じてエンジン回転数を指示する電気信号を前記エンジン制御装置に出力する制御部と、前記流体機械を起動する際のエンジン回転数の上限値及び下限値として予め設定された起動上限値及び起動下限値を記憶する記憶手段とを有し、前記制御部は、前記動力取出装置の遮断状態から接続状態への切り替えを検出したときに、前記操作部が前記起動上限値を超えるエンジン回転数を指示する操作位置にある場合は、エンジン回転数を前記起動下限値として指示する電気信号を前記エンジン制御装置に出力し、前記操作部が前記起動上限値以下となるエンジン回転数を指示する操作位置にある場合は、前記操作部の操作位置に対応したエンジン回転数を指示する電気信号を前記エンジン制御装置に出力する。
(3)上記(1)又は(2)において、好ましくは、前記起動上限値が、前記操作部の最大操作位置に対応する最大エンジン回転数と前記操作部の最小操作位置に対応する最小エンジン回転数との間の値である。
(4)上記(2)において、好ましくは、前記起動下限値が、前記操作部の最小操作位置に対応する最小エンジン回転数である。
(5)上記(1)〜(4)のいずれか1つにおいて、好ましくは、前記制御部は、前記動力取出装置が遮断状態から接続状態に切り替えられた後、前記操作部が前記起動上限値以下となるエンジン回転数を指示する操作位置に一旦操作されれば、それ以降、前記操作部が前記起動上限値を超えるエンジン回転数を指示する操作位置に操作されても、その操作位置に対応したエンジン回転数を指示する電気信号を前記エンジン制御装置に出力する。
(6)上記目的を達成するために、本発明は、流体機械と、前記流体機械で加圧又は減圧された作動流体を用いる作業装置と、エンジンと、前記エンジンの回転数を制御するエンジン制御装置と、前記エンジンと前記流体機械とを接続・遮断可能な動力取出装置とを備えた特装車に設けられ、前記流体機械の駆動時におけるエンジン回転数を操作する特装車の操作装置において、操作者が操作可能な操作部と、前記操作部の操作に応じてエンジン回転数を指示する電気信号を前記エンジン制御装置に出力する制御部と、前記流体機械を起動する際のエンジン回転数の起動制限値として、前記操作部の最小操作位置に対応する最小エンジン回転数を記憶する記憶手段とを有し、前記制御部は、前記動力取出装置の遮断状態から接続状態への切り替えを検出したときに、前記操作部の操作位置にかかわらず、最小エンジン回転数を指示する電気信号を前記エンジン制御装置に出力する。
(7)上記(6)において、好ましくは、前記制御部は、前記動力取出装置が遮断状態から接続状態に切り替えられた後、前記操作部が最小操作位置に一旦操作されれば、それ以降、前記操作部が最小操作位置以外の操作位置に操作されても、その操作位置に対応したエンジン回転数を指示する電気信号を前記エンジン制御装置に出力する。
(8)上記(1)〜(7)のいずれか1つにおいて、好ましくは、予め設定されたエンジン回転数の増加率の上限値を記憶する記憶手段をさらに有し、前記制御部は、前記操作部の操作位置の変化に対応するエンジン回転数の増加率が前記上限値を越える場合は、その増加率が前記上限値となるようなエンジン回転数を演算し、この演算したエンジン回転数を指示する電気信号を出力する。
このように本発明においては、たとえ操作者が操作部を急激に操作しても、操作装置からエンジン制御装置に指示するエンジン回転数の増加率を上限値に制限する。これにより、エンジン出力が過度となって流体機械がダメージを受けるのを回避することができる。
(9)上記目的を達成するために、本発明は、流体機械と、前記流体機械で加圧又は減圧された作動流体を用いる作業装置と、エンジンと、前記エンジンの回転数を制御するエンジン制御装置と、前記エンジンと前記流体機械とを接続・遮断可能な動力取出装置とを備えた特装車に設けられ、前記流体機械の駆動時におけるエンジン回転数を操作する特装車の操作装置において、操作者が操作可能な操作部と、前記操作部の操作に応じてエンジン回転数を指示する電気信号を前記エンジン制御装置に出力する制御部と、予め設定されたエンジン回転数の増加率の上限値を記憶する記憶手段とを有し、前記制御部は、前記操作部の操作位置の変化に対応するエンジン回転数の増加率が前記上限値を越える場合は、その増加率が前記上限値となるようなエンジン回転数を演算し、この演算したエンジン回転数を指示する電気信号を出力する。
本発明によれば、エンジン出力が過度となって流体機械が損傷するのを回避することができる。
本発明の適用対象である粉粒体運搬車の全体構造を表す側面図である。 本発明の一実施形態における操作装置の構成を関連機器とともに表すブロック図である。 本発明の一実施形態における操作装置のボリュームを表す外観図である。 本発明の一実施形態における操作装置のマイコンの制御処理内容を表すフローチャートである。 本発明の一変形例における操作装置のマイコンの制御処理内容を表すフローチャートである。 本発明の他の変形例における操作装置のマイコンの制御処理内容を表すフローチャートである。
以下、本発明の一実施形態を、図面を参照しつつ説明する。
図1は、本発明の適用対象である粉粒体運搬車の全体構造を表す側面図である。
この図1において、粉粒体運搬車は、シャシフレーム1の前方に設けられた運転室2と、シャシフレーム1上に方形枠状のサブフレーム3を介して搭載されたタンク4とを備えている。
タンク4の底部にはキャンバス5が敷設されており、キャンバス5の上側に粉粒体収容室6が形成され、キャンバス5の下側にエア室7が形成されている。タンク4の上部には、粉粒体収容室6に粉粒体を投入するための複数(図1では3つ)のマンホール8が形成され、これらマンホール8をそれぞれ開閉する蓋9が設けられている。キャンバス5(言い換えれば、粉粒体収容室6の底部)及びタンク4の底面(言い換えれば、エア室7の底部)は、前後方向両端側より中央に向かって下り勾配となるように設けられている。
シャシフレーム1には流体機械としてのコンプレッサ10が搭載されており、このコンプレッサ10で加圧されたエアをタンク4のエア室7に導入するためのエア導入配管11が設けられている。このエア導入配管11には手動式の開閉弁12が設けられている。そして、開閉弁12を開き状態とし、エア導入配管11を介しタンク4のエア室7に加圧エアが導入されると、エア室7内の加圧エアがキャンバス5を介し粉粒体収容室6に噴出されて、粉粒体収容室6内の粉粒体が流動化する。そして、流動化された粉粒体は、キャンバス5に沿ってスライド移動し、タンク4の中央部に集められるようになっている。
また、タンク4の粉粒体収容室6から粉粒体を排出するための排出配管13が設けられている。排出配管13の上流側開口端は、タンク4の中央部に、キャンバス5に対面するように下向きに配置されている。そして、排出配管13は、タンク4の側壁を貫通して外部に延出され、その下流側開口端がタンク4の後方に配置されている。この排出配管13には手動式の開閉弁14が設けられている。そして、開閉弁14を開き状態にすると、上述のようにして流動化された粉粒体が排出配管13を介し外部に排出されるようになっている。
また、エア導入配管11に分岐接続され、排出配管13に合流接続された二次エア配管15が設けられており、この二次エア配管15の大部分は、サブフレーム3の内側(言い換えれば、タンク4の下側)に配置されている。二次エア配管15には手動式の開閉弁16が設けられている。そして、開閉弁16を開き状態として、二次エア配管15を介し排出配管13に加圧エアが導入されると、エゼクタ効果により、粉粒体の排出が促進されるようになっている。
従って、上記タンク4(粉粒体収容室6及びエア室7)、キャンバス5、マンホール8、蓋9、エア導入配管11、開閉弁12、排出配管13、開閉弁14、二次エア配管15、開閉弁16等により作業装置が構成されている。
また、粉粒体運搬車には、エンジン17(後述の図2参照)と、このエンジン17の燃料噴射装置(電子ガバナ)を制御してエンジン回転数を制御するエンジン制御装置(ECU;Engine Control Unit)18(後述の図2参照)と、エンジン17とコンプレッサ10とを接続・遮断可能な動力取出装置(PTO)19(後述の図2参照)とが設けられている。また、例えば運転室2内には、動力取出装置19の接続・遮断状態を操作する切替装置20(例えばスイッチ等)が設けられている。そして、切替装置20をON位置に操作すると、動力取出装置19が接続状態に切り替えられ、切替装置20をOFF位置に操作すると、動力取出装置19が遮断状態に切り替えられるようになっている。
また、本実施形態の要部として、運転室2外には、動力取出装置19の接続時(言い換えれば、コンプレッサ10の駆動時)におけるエンジン回転数を操作する操作装置21(後述の図2参照)が設けられている。
図2は、操作装置21の構成を関連機器とともに表すブロック図である。図3は、操作装置21のボリュームを表す外観図である。
これら図2及び図3において、操作装置21は、操作者が操作可能なボリューム22と、制御プログラムや予め設定された設定値(詳細には、後述するエンジン回転数の起動上限値や増加率上限値)などを記憶するメモリ23と、このメモリ23に記憶された制御プログラムに基づいて演算処理を行うマイコン24とを有している。
ボリューム22は、最小操作位置MINから最大操作位置MAXまで回転操作可能とし、操作位置に応じて抵抗値が可変されて電圧値が可変され、その電圧信号をマイコン24に出力するようになっている。これにより、例えば400rpm(アイドリング回転数)〜1000rpmまでのエンジン回転数を指示可能としている。
切替装置20は、ON位置に操作された場合にON信号をマイコン24に出力するようになっている。
図4は、マイコン24の制御処理内容を表すフローチャートである。
この図4において、まずステップ100にて、切替装置20からのON信号が入力されたか否かを判定することにより、動力取出装置19が遮断状態から接続状態に切り替えられたか否かを判断する。例えば切替装置20からのON信号が入力されない場合(言い換えれば、動力取出装置19が遮断状態にあるとき)は、ステップ100の判定が満たされず、その判定が繰り返し行われる。一方、例えば切替装置20からのON信号が入力された場合(言い換えれば、動力取出装置19が遮断状態から接続状態に切り替えられたとき)は、ステップ100の判定が満たされ、ステップ110に移る。
ステップ110では、ボリューム22の操作位置が、起動上限値(例えば500rpm)を指示する制限位置A(前述の図3参照)より最大操作位置MAX側にあるか否かを、ボリューム22からの電圧信号により判断する。言い換えれば、ボリューム22で指示されたエンジン回転数が起動上限値を超えるか否かを判定する。例えばボリューム22の操作位置が制限位置A又はそれより最小操作位置MIN側にある場合(言い換えれば、ボリューム22で指示されたエンジン回転数が起動上限値以下である場合)は、ステップ110の判定が満たされず、ステップ120に移る。ステップ120では、制御フラグF=1に設定し、ステップ130に進んで、ボリューム22の操作位置(すなわち、ボリューム22からの電圧信号)に対応したエンジン回転数を指示する電気信号を生成し、エンジン制御装置18に出力する。これ以降は、制御フラグF=1であることから、ボリューム22が制限位置Aより最大操作位置MAX側に操作されても、ボリューム22の操作位置に対応したエンジン回転数を指示する電気信号を生成し、エンジン制御装置18に出力する。
一方、例えばステップ110にてボリューム22の操作位置が制限位置Aより最大操作位置MAX側にある場合(言い換えれば、ボリューム22で指示されたエンジン回転数が起動上限値を超える場合)は、その判定が満たされ、ステップ140に移る。ステップ140では、制御フラグF=0に設定し、ステップ150に進んで、ボリューム22の操作位置にかかわらず、エンジン回転数を起動上限値として指示する電気信号を生成し、エンジン制御装置18に出力する。
その後、ステップ160に進んで、ボリューム22が制限位置Aより最小操作位置MIN側に操作されたか否かを、ボリューム22からの電圧信号により判断する。例えばボリューム22が制限位置Aより最小操作位置MIN側に操作されていない場合は、ステップ160の判定が満たされず、前述のステップ140に戻って上記同様の手順を繰り返す。一方、例えばボリューム22が制限位置Aより最小操作位置MIN側に操作された場合は、ステップ160の判定が満たされ、前述のステップ120に移る。ステップ120では、制御フラグF=1に設定し、ステップ130に進んで、ボリューム22の操作位置に対応したエンジン回転数を指示する電気信号を生成し、エンジン制御装置18に出力する。これ以降は、制御フラグF=1であることから、ボリューム22が制限位置Aより最大操作位置MAX側に操作されても、ボリューム22の操作位置に対応したエンジン回転数を指示する電気信号を生成し、エンジン制御装置18に出力する。
また、マイコン24は、ボリューム22の操作位置の変化に対応するエンジン回転数の増加率を演算し、この増加率が上限値を越えるか否かを判定する。そして、例えばエンジン回転数の増加率が上限値以下である場合は、ボリューム22の操作位置に対応したエンジン回転数を指示する電気信号をエンジン制御装置18に出力する。一方、例えばエンジン回転数の増加率が上限値を超える場合は、その変化率が上限値となるようなエンジン回転数を演算し、この演算したエンジン回転数を指示する電気信号をエンジン制御装置18に出力する。
以上のように構成された本実施形態においては、切替装置20を操作して動力取出装置19を遮断状態から接続状態に切り替えるときに、すなわちコンプレッサ10を起動するときに、たとえ操作装置21のボリューム22が起動上限値を超えるエンジン回転数を指示する操作位置にあっても、操作装置21からエンジン制御装置18に指示するエンジン回転数を起動上限値に制限する。したがって、エンジン出力が過度となってコンプレッサ10がダメージを受けるのを回避することができる。
また本実施形態においては、操作者がボリューム22を急激に操作した場合でも、操作装置21からエンジン制御装置18に指示するエンジン回転数の変化率を上限値に制限する。したがって、エンジン出力が過度となってコンプレッサ10がダメージを受けるのを回避することができる。
なお、上記一実施形態においては、操作装置21は、操作部としてボリューム22を設けた構成を例にとって説明したが、これに限られない。すなわち、ボリューム22に代えて、例えば複数のトグルスイッチを設け、これらトグルスイッチの操作の組み合わせに応じてエンジン回転数を段階的に操作するような構成としてもよい。このような場合も、上記同様の効果を得ることができる。
また、上記一実施形態においては、操作装置21のマイコン24は、前述の図4のステップ150において、ボリューム22の操作位置にかかわらず、エンジン回転数を起動上限値(詳細には、ボリューム22の最大装置位置MAXに対応する最大回転数1000rpmと最小操作位置MINに対応する最小回転数400rpmとの間の値である500rpm)として指示する電気信号を生成し、エンジン制御装置18に出力する場合を例にとって説明したが、これに限られない。すなわち、例えば図5に示すように、前述の図4のステップ150に代わるステップ170において、ボリューム22の操作位置にかかわらず、エンジン回転数を起動下限値(例えばボリューム22の最小操作位置MINに対応する最小回転数400rpm)として指示する電気信号を生成し、エンジン制御装置18に出力してもよい。なお、このエンジン回転数の起動下限値は、メモリ23に記憶されている。このような変形例においても、上記同様の効果を得ることができる。
また、上記一実施形態においては、操作装置21のメモリ23は、コンプレッサ10を起動する際のエンジン回転数の起動上限値として、ボリューム22の最大装置位置MAXに対応する最大回転数1000rpmと最小操作位置MINに対応する最小回転数400rpmとの間の値である500rpmを記憶する場合を例にとって説明したが、これに限られない。すなわち、例えば、コンプレッサ10を起動する際のエンジン回転数の起動制限値として、ボリューム22の最小操作位置MINに対応する最小回転数400rpmを記憶してもよい。このような変形例におけるマイコン24の制御処理内容を図6により説明する。
この図6において、まずステップ100にて、切替装置20からのON信号が入力されたか否かを判定することにより、動力取出装置19が遮断状態から接続状態に切り替えられたか否かを判断する。例えば切替装置20からのON信号が入力されない場合は、ステップ100の判定が満たされず、その判定が繰り返し行われる。一方、例えば切替装置20からのON信号が入力された場合は、ステップ100の判定が満たされ、ステップ140に移る。
ステップ140では、制御フラグF=0に設定し、ステップ180に進んで、ボリューム22の操作位置にかかわらず、最小回転数400rpmを指示する電気信号を生成し、エンジン制御装置18に出力する。
その後、ステップ190に進んで、ボリューム22が最小操作位置MINに操作されたか否かを、ボリューム22からの電圧信号により判断する。例えばボリューム22が最小操作位置MINに操作されていない場合は、ステップ190の判定が満たされず、前述のステップ140に戻って上記同様の手順を繰り返す。一方、例えばボリューム22が最小操作位置MINに操作された場合は、ステップ190の判定が満たされ、ステップ120に移る。ステップ120では、制御フラグF=1に設定し、ステップ130に進んで、ボリューム22の操作位置に対応したエンジン回転数を指示する電気信号を生成し、エンジン制御装置18に出力する。
このような変形例においても、上記同様の効果を得ることができる。
なお、以上においては、本発明の適用対象としてエアスライド式の粉粒体運搬車を例にとって説明したが、これに限られない。すなわち、例えば油圧ポンプで加圧された油を用いて駆動するスクリューコンベアを備えたスクリューコンベア式の粉粒体運搬車に適用してもよい。また、例えば吸引車、洗浄車、塵芥車、又は車両運搬車などのように、ブロア、水ポンプ、又は油圧ポンプ等の流体機械を用いる作業装置を備えた特装車に適用してもよい。
10 コンプレッサ(流体機械)
11 エア導入配管
13 排出配管
15 二次エア導入配管
17 エンジン
18 エンジン制御装置
19 動力取出装置
21 操作装置
22 ボリューム(操作部)
23 メモリ(記憶手段)
24 マイコン(制御部)

Claims (9)

  1. 流体機械と、前記流体機械で加圧又は減圧された作動流体を用いる作業装置と、エンジンと、前記エンジンの回転数を制御するエンジン制御装置と、前記エンジンと前記流体機械とを接続・遮断可能な動力取出装置とを備えた特装車に設けられ、前記流体機械の駆動時におけるエンジン回転数を操作する特装車の操作装置において、
    操作者が操作可能な操作部と、
    前記操作部の操作に応じてエンジン回転数を指示する電気信号を前記エンジン制御装置に出力する制御部と、
    前記流体機械を起動する際のエンジン回転数の上限値として予め設定された起動上限値を記憶する記憶手段とを有し、
    前記制御部は、前記動力取出装置の遮断状態から接続状態への切り替えを検出したときに、前記操作部が前記起動上限値を超えるエンジン回転数を指示する操作位置にある場合は、エンジン回転数を前記起動上限値として指示する電気信号を前記エンジン制御装置に出力し、前記操作部が前記起動上限値以下となるエンジン回転数を指示する操作位置にある場合は、前記操作部の操作位置に対応したエンジン回転数を指示する電気信号を前記エンジン制御装置に出力することを特徴とする特装車の操作装置。
  2. 流体機械と、前記流体機械で加圧又は減圧された作動流体を用いる作業装置と、エンジンと、前記エンジンの回転数を制御するエンジン制御装置と、前記エンジンと前記流体機械とを接続・遮断可能な動力取出装置とを備えた特装車に設けられ、前記流体機械の駆動時におけるエンジン回転数を操作する特装車の操作装置において、
    操作者が操作可能な操作部と、
    前記操作部の操作に応じてエンジン回転数を指示する電気信号を前記エンジン制御装置に出力する制御部と、
    前記流体機械を起動する際のエンジン回転数の上限値及び下限値として予め設定された起動上限値及び起動下限値を記憶する記憶手段とを有し、
    前記制御部は、前記動力取出装置の遮断状態から接続状態への切り替えを検出したときに、前記操作部が前記起動上限値を超えるエンジン回転数を指示する操作位置にある場合は、エンジン回転数を前記起動下限値として指示する電気信号を前記エンジン制御装置に出力し、前記操作部が前記起動上限値以下となるエンジン回転数を指示する操作位置にある場合は、前記操作部の操作位置に対応したエンジン回転数を指示する電気信号を前記エンジン制御装置に出力することを特徴とする特装車の操作装置。
  3. 請求項1又は2記載の特装車の操作装置において、前記起動上限値が、前記操作部の最大操作位置に対応する最大エンジン回転数と前記操作部の最小操作位置に対応する最小エンジン回転数との間の値であることを特徴とする特装車の操作装置。
  4. 請求項2記載の特装車の操作装置において、前記起動下限値が、前記操作部の最小操作位置に対応する最小エンジン回転数であることを特徴とする特装車の操作装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項記載の特装車の操作装置において、前記制御部は、前記動力取出装置が遮断状態から接続状態に切り替えられた後、前記操作部が前記起動上限値以下となるエンジン回転数を指示する操作位置に一旦操作されれば、それ以降、前記操作部が前記起動上限値を超えるエンジン回転数を指示する操作位置に操作されても、その操作位置に対応したエンジン回転数を指示する電気信号を前記エンジン制御装置に出力することを特徴とする特装車の操作装置。
  6. 流体機械と、前記流体機械で加圧又は減圧された作動流体を用いる作業装置と、エンジンと、前記エンジンの回転数を制御するエンジン制御装置と、前記エンジンと前記流体機械とを接続・遮断可能な動力取出装置とを備えた特装車に設けられ、前記流体機械の駆動時におけるエンジン回転数を操作する特装車の操作装置において、
    操作者が操作可能な操作部と、
    前記操作部の操作に応じてエンジン回転数を指示する電気信号を前記エンジン制御装置に出力する制御部と、
    前記流体機械を起動する際のエンジン回転数の起動制限値として、前記操作部の最小操作位置に対応する最小エンジン回転数を記憶する記憶手段とを有し、
    前記制御部は、前記動力取出装置の遮断状態から接続状態への切り替えを検出したときに、前記操作部の操作位置にかかわらず、最小エンジン回転数を指示する電気信号を前記エンジン制御装置に出力することを特徴とする特装車の操作装置。
  7. 請求項6記載の特装車の操作装置において、前記制御部は、前記動力取出装置が遮断状態から接続状態に切り替えられた後、前記操作部が最小操作位置に一旦操作されれば、それ以降、前記操作部が最小操作位置以外の操作位置に操作されても、その操作位置に対応したエンジン回転数を指示する電気信号を前記エンジン制御装置に出力することを特徴とする特装車の操作装置。
  8. 請求項1〜7のいずれか1項記載の特装車の操作装置において、予め設定されたエンジン回転数の増加率の上限値を記憶する記憶手段をさらに有し、前記制御部は、前記操作部の操作位置の変化に対応するエンジン回転数の増加率が前記上限値を越える場合は、その増加率が前記上限値となるようなエンジン回転数を演算し、この演算したエンジン回転数を指示する電気信号を出力することを特徴とする特装車の操作装置。
  9. 流体機械と、前記流体機械で加圧又は減圧された作動流体を用いる作業装置と、エンジンと、前記エンジンの回転数を制御するエンジン制御装置と、前記エンジンと前記流体機械とを接続・遮断可能な動力取出装置とを備えた特装車に設けられ、前記流体機械の駆動時におけるエンジン回転数を操作する特装車の操作装置において、
    操作者が操作可能な操作部と、
    前記操作部の操作に応じてエンジン回転数を指示する電気信号を前記エンジン制御装置に出力する制御部と、
    予め設定されたエンジン回転数の増加率の上限値を記憶する記憶手段とを有し、
    前記制御部は、前記操作部の操作位置の変化に対応するエンジン回転数の増加率が前記上限値を越える場合は、その増加率が前記上限値となるようなエンジン回転数を演算し、この演算したエンジン回転数を指示する電気信号を出力することを特徴とする特装車の操作装置。
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