JP2010228398A - 脱着消しゴムの構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】紛失のおそれの少ない脱着式の消しゴムを簡易な構造で提供する。
【解決手段】消しゴム1は、平板状のハート型に形成された消しゴム本体7と、該本体7の端部の取付部8とを有している。この取付部8には、リングノート2の綴りリング3に着脱自在に係合する三つの係合溝9が形成されている。各係合溝9は各綴りリング3間の間隔と同等に設定されている。各係合溝9は、取付部8を鍵穴状に切り欠いて形成され、取付部8の側端部から前記本体7に向かって長方形状に形成された細溝と、細溝から連続形成された円形状の幅広孔を有している。この両者間の内周縁には綴りリング3に係止する係止部が形成されている。
【選択図】図1
【解決手段】消しゴム1は、平板状のハート型に形成された消しゴム本体7と、該本体7の端部の取付部8とを有している。この取付部8には、リングノート2の綴りリング3に着脱自在に係合する三つの係合溝9が形成されている。各係合溝9は各綴りリング3間の間隔と同等に設定されている。各係合溝9は、取付部8を鍵穴状に切り欠いて形成され、取付部8の側端部から前記本体7に向かって長方形状に形成された細溝と、細溝から連続形成された円形状の幅広孔を有している。この両者間の内周縁には綴りリング3に係止する係止部が形成されている。
【選択図】図1
Description
本発明は、例えばリングノートやシステム手帳などのノート類に着脱自在に取り付けられる脱着消しゴムの構造に関する。
周知のように、シャープペンシルや鉛筆などの筆記具には後端部に消しゴムを備え付けたタイプが少なくない。このタイプの筆記具は、筆箱などに収容されたり、あるいはシステム手帳などのペン指しに取り付けられ、必要に応じて備え付けの消しゴムで記入ミスを消字することができる。
ところが、筆記具に備え付けの消しゴムは、小さくて使いづらく、折れたり紛失することがあり、消字性も優れてはない。そこで、リングノートやシステム手帳などのノート類に着脱自在な消しゴムが提案されている。
図5(a)(b)に基づいて概略を説明すれば、システム手帳などの綴りリング31に磁石32が固定されている一方、消しゴム34に金具33がはめ込み式で取り付けられている。ここでは前記磁石32の磁力によって前記金具33が着脱自在に取り付けられ、必要に応じて前記消しゴム34をシステム手帳などから取り外して、誤記などの消字に使用される。この脱着消しゴムは特許文献1に記載されている。
しかしながら、磁石32の磁力で金具33を着脱させていることから、消しゴム34が外れやすく、紛失のおそれが少なくない。また、金具33を消しゴム34に挟み込まなければならないため、部品点数が増加し、消しゴムの製造コストを高騰するおそれもある。
本発明は、上述のような問題点を解決するためになされたものであり、簡易な構造で確実に取り付けられる脱着消しゴムを提供することを解決課題とする。
そこで、本発明は、筆記用紙を連結する複数の綴りリングを備えたノート類に着脱自在に取り付けられる脱着消しゴムの構造であって、前記消しゴムに、任意の前記綴りリングに着脱自在に係合する係合溝を設けたことを特徴とする。
前記係合溝の一態様は、板状に形成された前記消しゴムの端部に複数個が形成されているとともに、前記各係合溝間の間隔が、前記各綴りリング間の間隔と同等に設定されていることを特徴とする。
前記係合溝の他の態様は、前記係合溝が前記消しゴムの端部に形成された細溝と、該細溝に連続形成された幅広孔とを有し、前記両者間の内周縁が前記綴りリングに係止することを特徴とする。
前記係合溝のさらに他の態様は、前記両者間の内周縁を円弧状に形成したことを特徴とする。なお、前記消しゴムを任意のモチーフの形状に応じて成形してもよい。
本発明によれば、係合溝がノート類の綴りリングに係合するため、簡易な構造で確実に取り付けられ、この意味で消しゴムの紛失が抑制される。
図1は、本発明の実施形態に係る脱着消しゴムを、リングノートに適用した事例を示している。ここでは前記消しゴム1は、リングノート2の綴りリング3に着脱自在に取り付けられている。
すなわち、前記リングノート2は、表裏一対の図示省略の表紙と、該表紙間に配設された多数の筆記用紙5と、前記各表紙および前記各筆記用紙5の側端部に縦一列に形成された複数の綴り穴6と、該各綴り穴にそれぞれ挿通される上下一対(ペア)の前記綴りリング3とを有している。
前記消しゴム1は、非塩ビ材料を配合してなり、SBS樹脂(スチレン−ブタジエン−スチレン共重合樹脂)、プロセスオイル(SBS樹脂軟化材)、オレフィン樹脂(PP樹脂・PE樹脂)、充填剤(炭酸カルシウムなど)を主成分に構成されている。
具体的には、前記消しゴム1は、キャラクターなどの任意のモチーフ形状に応じて成型される。ここでは前記消しゴム1は、厚さ1mm〜5mm(好ましくは3mm)の薄肉状に形成され、図2に示すように、ハート型の平板に形成された消しゴム本体7と、該本体7の端部に形成された取付部8とを備えている。この取付部8には、前記綴りリング3のペアに煮着脱自在に係合する三つの係合溝9が形成され、該各係合溝9間の間隔は前記各綴りリング3間の間隔と同等に設定されている。
前記各係合溝9は、前記取付部8の側端部を鍵穴状に切り欠いて形成され、前記取付部8の側端部から前記本体7に向かって長方形状に形成された細溝10と、該細溝10から連続形成された円形状の幅広孔11とを有し、該幅広孔11の内径は前記細溝10の溝径よりも大きく設定されている。
すなわち、前記細溝10の溝幅は、前記綴りリング3のペア間の間隔よりもやや小さく設定されている一方、前記幅広孔11の内径は、前記綴りリング3のペア間の間隔よりも大きく設定されている。
この両者10.11間の内周縁には、前記各綴りリング3にそれぞれ係止する左右一対の係止部12が形成されている。この係止部12は、前記両者10.11間において円弧状に形成されているものとする。
このように構成された消しゴム1をリングノート2に取り付ける際には、まず、消しゴム1を取り付ける位置決めを行う。ここでは綴りリング3のペア群のうち、消しゴムを取り付ける任意位置のペアを定め、これに各係合溝9を対向させる。
この状態のまま綴りリング3の各ペアに各係合溝9を押し付けると、係合溝9の内周縁が弾性変形するため、細溝10の開口部が開脚する。したがって、各綴りリング3が細溝10の内周面に案内されながら、幅広孔11内に遊嵌し、消しゴム1が綴りリング3の各ペアに取り付けられる。
このとき左右の係止部12がそれぞれ綴りリング3に係止するため、消しゴム1の脱落が防止され、ワンタッチで消しゴムを確実に取り付けることができる。これにより簡易な構造で消しゴムの紛失が防止され、この点で部品点数が抑えられ、コストの抑制に貢献する。
ここで消しゴム1は、薄肉状に形成されていることから、リングノート2が嵩張ることがなく、また綴りリング3のペアが幅広孔11内に遊嵌しているため、筆記用紙5と同様に捲ることができ、ページ捲りの障害にもならない。
そして、各筆記用紙5間に消しゴム1を挟みこんで取り付ければ、所定ページの目印、即ちしおりとして利用することもできる。また、消しゴム本体7の形状をリングノート2に描写されたキャラクターなどに応じた形状に成型すれば、リングノート2と一体感が生じ、消費者の購買意欲を刺激することもできる。
一方、消しゴム1を引っ張ると、各係合溝9の両係止部12が弾性変形するため、係止部12の係止状態が解除される。これと同時に細溝10が開脚するため、綴りリング3のペアが各係合溝9から外れ、消しゴム1を用いて筆記用紙5の誤記などを消字することができる。
このとき両係止部12は、円弧状に形成されているため、消しゴム1を取り外すときの破損が防止される。特に非塩ビ系消しゴムなため、各係止部12が容易に破れることがなく、繰り返して取り付けることができる。
図3は、前記消しゴム1の他例を示している。ここでは二つの前記消しゴム1と、長方形状の消しゴム15とが前記綴りリング3のペアにそれぞれ着脱自在に取り付けられている。この消しゴム15の側端部は、三つの前記係合溝9が形成されている。
したがって、前記消しゴム15を綴りリング3のペアに取り付ける際には、綴りリングのペアに各係合溝9を対向させて押し付ければよい。これにより前記綴りリング3の任意のペアに消しゴム1.15を適宜選択して取り付けることができる。
なお、前記消しゴム15の表面にリングノートのキャラクターを描写すれば、リングノート2と一体感が生じ、ここでも消費者の購買意欲を刺激することができる。
図4は、前記消しゴム15をシステム手帳20の開閉式の綴りリング21に着脱自在に取付けた状態を示している。ここでは前記消しゴム15は、同様に各係合溝9を綴りリング21に対向させて押し付ければ、前記消しゴム15の側端部が弾性変形し、綴りリング21に取り付けることができる。
前記消しゴム15は、名刺サイズに加工され、一般的な名刺の記載事項(会社名・氏名・電話番号など)が表面および裏面に記載されているものとする。したがって、前記消しゴムは消字性の機能のほか名刺の代用品としても機能し、名刺交換などの際に前記消しゴムを利用することができる。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、例えば前記幅広孔11を横長方形状に形成することもできる。この場合も前記細溝10と前記幅広孔11との間に前記係止部12が形成されるため、同様にワンタッチで確実に消しゴムを取り付けることができる。ここでは左右の前記係止部15は円弧状に形成することが好ましい。
1.15…消しゴム
2…リングノート
3.21…綴りリング
4…表紙
5…筆記用紙
6…綴り穴
7…消しゴム本体
8…取付部
9…係合溝
10…細溝
11…幅広孔
12…係止部
21…システム手帳
2…リングノート
3.21…綴りリング
4…表紙
5…筆記用紙
6…綴り穴
7…消しゴム本体
8…取付部
9…係合溝
10…細溝
11…幅広孔
12…係止部
21…システム手帳
Claims (5)
- 筆記用紙を連結する複数の綴りリングを備えたノート類に着脱自在に取り付けられる脱着消しゴムの構造であって、
前記消しゴムに、任意の前記綴りリングに着脱自在に係合する係合溝を設けたことを特徴とする脱着消しゴムの構造。 - 前記係合溝は、板状に形成された前記消しゴムの端部に複数個が形成されているとともに、
前記各係合溝間の間隔が、前記各綴りリング間の間隔と同等に設定されていることを特徴とする請求項1記載の脱着消しゴムの構造。 - 前記係合溝は、前記消しゴムの端部に形成された細溝と、該細溝に連続形成された幅広孔とを有し、
前記両者間の内周縁が前記綴りリングに係止することを特徴とする請求項1または2のいずれか1項に記載の脱着消しゴムの構造。 - 前記両者間の内周縁を円弧状に形成したことを特徴とする請求項3記載の脱着消しゴムの構造。
- 前記消しゴムを、任意のモチーフの形状に応じて成形したことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の脱着消しゴムの構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009080780A JP2010228398A (ja) | 2009-03-30 | 2009-03-30 | 脱着消しゴムの構造 |
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JP2009080780A JP2010228398A (ja) | 2009-03-30 | 2009-03-30 | 脱着消しゴムの構造 |
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Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPH0350216U (ja) * | 1989-09-14 | 1991-05-16 | ||
JP2006218837A (ja) * | 2005-02-14 | 2006-08-24 | Seed:Kk | 栞 |
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2009
- 2009-03-30 JP JP2009080780A patent/JP2010228398A/ja active Pending
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