JP2010227507A - 吸収性物品 - Google Patents

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Abstract

【課題】吸収性物品において、止着部を斜め方向に引っ張った際に破損し難い構造にすること。
【解決手段】人体の腹側に位置する腹側部11と背側に位置する背側部12とを有する本体部10と、背側部12の両側端部121、121から突出する一対の止着部20、20と、腹側部11の外面に設けられ、一対の止着部20、20が着脱自在に止着される被止着部30と、を備える止着式の使い捨て紙おむつ1であって、背側部12の両側端部121、121は不織布からなり、一対の止着部20、20の各々は、上下並列に配された2つのファスニングテープ基材21、21を備え、ファスニングテープ基材21、21は、基端側21Aの角部のうち、止着部の中心から遠い方の角部が斜めに切り欠かれた切欠部22を有する
【選択図】図1

Description

本発明は、吸収性物品に関する。
従来、紙おむつの1つとして、着用者に装着する為に、紙おむつの背側の左右両側から側方に張り出すように設けられた止着部と、止着部を止着させるように紙おむつの腹側に設けられた被止着部とが備えられた、止着式の使い捨て紙おむつが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
この使い捨て紙おむつを人体に装着させる際には、紙おむつの腹側部分と背側部分とを、着用者の腹部と背部とに当てた後、前記止着部を、着用者の左右両脇からそれぞれ腹側に回り込ませて腹側の被止着部に係止させることにより、紙おむつを固定する。
こうした止着式の紙おむつにおいては、左右の各止着部を2つのファスニングテープから構成し、フィット性を上げるためクロス止めを行うことがある。このようなクロス止めで紙おむつを確実に固定することによって、装着者が動き回っても紙おむつが簡単に外れたり弛んだりしないようになっている。
実開平6−75452号公報
しかしながら、上記のように止着部のクロス止めを行う場合、装着の際にテープ部を斜め方向に引っ張るため、テープの取り付け部の不織布に力が集中して掛かりテープと不織布との境が破損しやすいという問題があった。
本発明の課題は、吸収性物品において、止着部を斜め方向に引っ張った際に破損し難い構造にすることである。
前記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、
人体の腹側に位置する腹側部と背側に位置する背側部とを有する本体部と、前記背側部の両側端部から突出する一対の止着部と、前記腹側部の外面に設けられ、前記一対の止着部が着脱自在に止着される被止着部と、を備える吸収性物品であって、
前記背側部の両側端部は、不織布からなり、
前記一対の止着部の各々は、上下並列に配された2つのファスニングテープ基材を備え、
前記ファスニングテープ基材は、基端側の角部のうち、前記止着部の中心から遠い方の角部が斜めに切り欠かれた切欠部を有することを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の吸収性物品において、
前記切欠部は、直線状に切り欠かれていることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、
人体の腹側に位置する腹側部と背側に位置する背側部とを有する本体部と、前記背側部の両側端部から突出する一対の止着部と、前記腹側部の外面に設けられ、前記一対の止着部が着脱自在に止着される被止着部と、を備える吸収性物品であって、
前記背側部の両側端部は、不織布からなり、
前記一対の止着部の各々は、2つの鈍角及び3つの直角から成る五角形状のファスニングテープ基材を2つずつ備え、
前記2つのファスニングテープ基材は、2つの鈍角が基端部に位置すると共に、3つの直角が先端部及び前記止着部の基端部内側に位置するように配置されることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3の何れか一項に記載の吸収性物品において、
前記ファスニングテープ基材はプラスチックからなることを特徴とする。
本発明によれば、上下並列に配された2つのファスニングテープ基材をクロスする方向に引っ張って止着する際、引っ張り方向に対して切り欠かれた切欠部の線分がより直角に近づくこととなるため、基端部が固着された領域の応力が分散されることとなって、止着部を斜め方向に引っ張った場合に破損しにくくなる。
本発明における使い捨て紙おむつを示す展開平面図である。 図1の使い捨て紙おむつを装着時の状態に組立てた斜視図である。 図1の使い捨て紙おむつの止着部を示す拡大模式図である。 止着部の変形例を示す図である。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照しながら詳細に説明する。但し、発明の範囲は図示例に限られない。
本実施形態における吸収性物品として使い捨て紙おむつ(以下、紙おむつという。)1を例示して説明する。
図1、2に示すように、紙おむつ1は、紙おむつ本体である本体部10と、本体部10を人体に装着するための止着部20、20と、止着部20を係止させるための被止着部30とを備えて構成されている。すなわち、紙おむつ1は、止着部20、20を被止着部30に止着することで装着する止着式の紙おむつである。
紙おむつ1は、装着時に人体の股部を腹側から背側にかけて覆うように形成されている。
具体的には、本体部10の一方の端部が人体の腹側に位置する腹側部11を形成し、他方の端部が人体の背側に位置する背側部12を形成し、腹側部11と背側部12との間が人体の股下に位置する股下部13を形成する。
また、腹側部11において股下部13よりも両外側に延出した腹側延出部111、111と、背側部12において股下部13よりも両外側に延出した背側延出部(両側端部)121、121とは、紙おむつ1が装着された際に胴周り部14を形成する。この際、背側部12の胴周り方向に沿った縁部中央には、糸ゴム等の弾性部材141が幅方向に沿って設けられ、この弾性部材141により平面ギャザーが形成され、本体部10は、着用者の胴周りにフィットするように伸縮自在な構成となっている。なお、この平面ギャザーを有さない構成とすることもできる。
また、股下部13の両縁部は、腹側部11から背側部12に亘って、装着時に人体の脚周りを囲む脚周り部15、15を形成する。この脚周り部15、15には、その湾曲形状に合わせて糸ゴム等の弾性部材151がそれぞれ設けられ、この弾性部材151により平面ギャザーが形成され、着用者の脚周りに伸縮自在にフィットし、横漏れを防止するようになっている。なお、弾性部材151を、脚周り部15、15の湾曲形状に合わせず、直線状に配置して平面ギャザーを形成することとしても良い。
本体部10は、人体との接触面側に設けられる透液性の不織布からなるトップシート10aと、装着時に人体との接触面と反対側の外部側に設けられる不透液性のバックシート10bと、トップシート10aとバックシート10bとの間に介装される吸収体10cと、トップシート10a側の吸収体10cの両側部に、本体部10の長手方向に沿って備えられるギャザーシート10d、10dと、により主に構成される。
トップシート10aは、紙おむつ1を装着した際に人体に接する面に設けられ、体液を受けて、吸収体10cまで輸送する役割を果たす、透液性のシートである。
トップシート10aは、不織布が好適に用いられ、具体的には、例えば、ポリエチレンまたはポリプロピレン等のオレフィン系、ポリエステル系、ポリアミド系等の合成繊維、レーヨンやキュプラ等の再生繊維、綿等の天然繊維を繊維素材として、スパンレース法、スパンボンド法、サーマルボンド法、メルトブローン法、ニードルパンチ法等の適宜の加工法によって加工したものを用い得る。特に、スパンボンド法、エアスルー法によって加工された、目付け10〜40g/mの不織布を用いることが好ましい。
バックシート10bは、紙おむつ1を装着した際に人体に接する面と反対側の面に設けられ、体液などの紙おむつ1外部への染み出し、漏れ出しを防ぐ役割を果たす、不透液性のシートである。
バックシート10bも、トップシート10aと同様に不織布が好適に用いられる。なお、バックシート10bは、例えば、ポリエチレンやポリプロピレン等の少なくとも遮水性を有するシート材であって、ムレ防止の観点から透湿性を有するシート材であることが好ましい。特に、スパンボンド法、エアスルー法によって加工された、目付け10〜30g/mの不織布を用いることが好ましい。
なお、トップシート10a及びバックシート10bの間に、目付け10〜40g/mのポリエチレンフィルムからなるシート材を挟むこととしても良い。
また、トップシート10a及びバックシート10bとして用いられる不織布は、繊維に一定の方向性(流れ)を有し、本実施形態の紙おむつ1においては、図3に示すように、その不織布の繊維の流れが腹側部11から背側部12に向かう方向と一致するように配置されている。
吸収体10cは、例えば、綿やパルプ等の吸収性素材や、繊維或いはフィルム等のシート状基材と高吸収性ポリマーのような高吸水性樹脂とが組み合わされて形成された吸収体コア(図示略)が、透液性のクレープ紙、不織布、孔開きシート(図示略)等により覆われて構成されている。
高吸水性樹脂としては、カルボキシメチルセルロース、ポリアクリル酸およびその塩類、アクリル酸塩重合体架橋物、澱粉−アクリル酸グラフト共重合体、澱粉−アクリロニトリルグラフト共重合体の加水分解物、ポリオキシエチレン架橋物、カルボキシメチルセルロース架橋物、ポリエチレンオキサイド、ポリアクリルアミド等の水膨欄性ポリマーを部分架橋したもの、あるいはイソブチレンとマレイン酸との共重合体等が好適に用いられる。
吸収体10cは、単層構造であっても良いし、複数層に分かれた構造でも構わない。吸収体10cは、人体の腹側部11から両脚の間の股下部13を通り背側部12に亘る位置に装着されている。
ギャザーシート10d、10dは、トップシート10a側において、吸収体10cの長手方向に沿った両側部に、腹側部11から背側部12に亘ってそれぞれ備えられている。
このギャザーシート10d、10dの幅方向外側の部分は、吸収体10cの側方でトップシート10aの上面に固着されている。また、このギャザーシート10d、10dの幅方向内側の部分は、トップシート10aに固定されておらず、その長手方向に沿って複数の糸ゴムが略平行に備えられており、断面略く字状及び逆く字状に立ち上がって着用者の体型に合わせて伸縮自在に変形可能な立体ギャザーが形成されている。
なお、ギャザーシート10d、10dを設けない構成とすることも可能である。
止着部20、20は、背側部12の背側延出部121、121の左右側方において、それぞれ外側に向かって突出して備えられている。
本実施形態においては、左右の止着部20、20は、それぞれ、上下並列に配された2枚のファスニングテープ基材21、21を備えている。
ファスニングテープ基材21、21は、例えばポリエチレンやポリプロピレン等の各種のプラスチックフィルムを、40〜300μm、特に好ましくは60〜200μmの厚さに形成した基材シートからなり、その基端部21Aが紙おむつ1に接合され、先端部21Bの内面(被止着部30と対向する面)に、面ファスナのオス材の係止要素であるファスニングテープ23が設けられている。
なお、ファスニングテープ基材21の基端部21Aは、トップシート10aやバックシート10bの内面または外面に貼り付けても良いし、トップシート10aとバックシート10bとの間に挟んで固定しても良い。
ここで、ファスニングテープ基材21の形状について具体的に説明する。
ファスニングテープ基材21は、基端部21A側の角部のうち、止着部20、20の中心から遠い方の角部が斜めに直線状に切り欠かれた切欠部22を有する。
すなわち、ファスニングテープ基材21は、図1〜3に示すように、3つの直角部分と2つの鈍角部分から成る五角形状に形成されており、2つの鈍角部分が基端部21A位置すると共に、3つの直角部分が先端部21B及び止着部20の基端部21Aの内側に位置するように配置される。なお、「止着部20の基端部21Aの内側」とは、2つのファスニングテープ基材21、21が対向する側のことである。
ファスニングテープ基材21は、この切欠部22を有することにより、その基端部21Aの形状が、背側延出部121、121における上記した不織布の流れと並行しないようになっており、装着時にファスニングテープ基材21、21を互いに交差する方向に引っ張った際に、引っ張り方向(図3参照。)と切欠部22の傾斜部分とがより直角に近づくことで不織布の流れに沿って背側延出部121、121が裂けるのが防止できるようになっている。
この際、切欠部22の傾斜角度は、装着時にファスニングテープ基材21、21を互いに交差する方向に引っ張る際の引っ張り方向と略直交する角度であることが好ましい。
被止着部30は、腹側部11における外面であるバックシート10b側に備えられる。
被止着部30は、止着部20、20のファスニングテープ23を係止するためのメス材の係止要素である係止層31を備えている。
係止層31は、基材シートにループ状の繊維であるループ材(図示省略。)が配置されて構成されている。
このループ材は、ファスニングテープ23の表面に形成された、多数の突起(鉤状、きのこ状、錨状等)が形成されたフック材と機械的に係合する。すなわち、ループ材の表面にフック材を重ね合わせ、フック材の多数の突起をループ材の表面に係合させることにより、両部材を着脱可能な状態に、且つ、強固に固着させることができる。
なお、ファスニングテープ23のフック材は、ループ材以外にも、織布、不織布、フェルト、パイル等の繊維状の表面を有する素材にも係合させることが可能である。具体的には、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート、ナイロンなど、広く知られた汎用性の高い可塑性素材からなる単組成の素材若しくは複合組成の素材を用いることができる。なお、この場合、長繊維で構成されるスパンボンド不織布を用いるのが好ましい。これは、短繊維であるポイントボンド不織布やエアスルー不織布では繊維の長さが短いため抜けやすく、強度が不足するからであって、連続長繊維で構成され、カット面からのほつれが少なく、毛羽立ちによる繊維の脱落が少ないスパンボンド不織布が力学的性能や生産性といった点で優れるからである。
次に、紙おむつ1の止着部20、20の固定方法について説明する。
着用者は、紙おむつ1を装着する場合、紙おむつ1の腹側部11を腹側に、背側部12を背側に、股下部13を股下に当接させ、背側部12の背側延出部121、121に設けられた止着部20、20を、腰回りを亘って腹側部11に設けられた被止着部30に係止させることによって紙おむつ1を装着する。
この際、各止着部20の上下並列に配された2枚のファスニングテープ基材21、21を互いに交差させて止着することで締め付け強度等の調整を行う。
ファスニングテープ基材21、21の切欠部22は、ファスニングテープ基材21、21が互いに交差する方向に引っ張る際の引っ張り方向に対して略直交することとなるため、当該角部が固着された領域の応力が分散される。
以上にように、本実施の形態による紙おむつ1によれば、装着時にファスニングテープ基材21、21を互いに交差する方向に引っ張った際に、引っ張り方向と切欠部22の傾斜部分とがより直角に近づくように切欠部22が位置することとなるため、背側延出部121、121において基端部21Aが固着された領域の応力が分散され、ファスニングテープ基材21、21を互い交差する方向に引っ張った場合の背側延出部121の破損がし難くなる。
また、切欠部22の切り欠き部分が直線状になっているため、矩形のファスニングテープ基材21を、例えば、カッター等で切断するだけで形成できるので、製造が容易である。
なお、本発明は、上記実施の形態に限定されるものではない。
例えば、上記実施形態においては、ファスニングテープ基材21は基端部21Aに切欠部22を1つ設けた五角形状であるとして説明しているが、図4(a)に示すように、基端部21Aに切欠部22を2つ設けた六角形状としても良い。この場合、2つの切欠部22、22の寸法は適宜設定可能であり、同一であっても、異なっていても良い。
また、上記実施形態においては切欠部22の形状を直線状としているが、例えば、曲線状(図4(b)(c)参照。)や、ぎざぎざ状(図4(d)参照。)としても良い。
また、上記実施形態においては、トップシート10a及びバックシート10bの全面が不織布であるものとして説明しているが、背側延出部121、121のみが不織布であれば良い。
具体的に、背側延出部121、121以外の部分は、例えば、ポリエチレンやポリプロピレン等のオレフィン系樹脂中に無機充填剤を溶融混練してシートを成形した後、一軸または二軸方向に延伸することにより得られる微多孔性シート材や、不透液性を有するフィルム層と、通気性を有する不織布層からなるラミ不織布を用いることができる。ラミ不織布とは、例えばポリエチレンシート等に不織布を積層した、ラミネート不織布と呼ばれる不織布のことであり、不透液性と通気性を併せ持つ不織布である。
[実施例]
以下、本発明を適用した紙おむつ1の止着部20に対する引っ張り試験特性評価を、実施例に基づいて説明する。但し、本発明はこれに限定されるものではない。
(止着部の組成及び形状)
本実施例においては、止着部として、縦33mm、横101mm、厚さ125μmのプラスチックからなる長方形状のフィルムに、下記2種類の異なる切欠部を設け、それぞれフィルムI、フィルムIIとして使用した。また、比較例として、切欠部を設けないフィルムをフィルムIIIとして使用した。
<切欠部の寸法>
切欠部の縦の長さをa、横の長さをbとする。(図3参照。)
フィルムI :a≦b(a=10mm、b=25mm)
フィルムII:a≧b(a=25mm、b=10mm)
(引っ張り試験評価)
次に、上記のように製造した3種類のフィルムを、目付け15g/mのSMMS不織布、及び目付け18g/mのスパンボンド不織布に固定し、引っ張り試験を実施した。
引っ張り試験の測定方法は、チャック間500mmとし、300mm/minで、各フィルムを切欠部に対して直角方向に引っ張り、破損が起こった時点の力を引張強度(N)として測定した。
その結果、各フィルムの引張強度は、フィルムIでは44.56N、フィルムIIでは48.95Nであった。また、フィルムIIIでは42.08Nであった。
従って、切欠部を設けた場合(フィルムI及びフィルムII)には、切欠部を設けない場合(フィルムIII)と比較して強度が向上することがわかる。
1 吸収性物品(使い捨て紙おむつ)
10 本体部
11 腹側部
12 背側部
13 股下部
20 止着部
21 ファスニングテープ基材
21A 基端部
21B 先端部
22 切欠部
23 ファスニングテープ
30 被止着部
31 係止層

Claims (4)

  1. 人体の腹側に位置する腹側部と背側に位置する背側部とを有する本体部と、前記背側部の両側端部から突出する一対の止着部と、前記腹側部の外面に設けられ、前記一対の止着部が着脱自在に止着される被止着部と、を備える吸収性物品であって、
    前記背側部の両側端部は、不織布からなり、
    前記一対の止着部の各々は、上下並列に配された2つのファスニングテープ基材を備え、
    前記ファスニングテープ基材は、基端側の角部のうち、前記止着部の中心から遠い方の角部が斜めに切り欠かれた切欠部を有することを特徴とする吸収性物品。
  2. 前記切欠部は、直線状に切り欠かれていることを特徴とする請求項1に記載の吸収性物品。
  3. 人体の腹側に位置する腹側部と背側に位置する背側部とを有する本体部と、前記背側部の両側端部から突出する一対の止着部と、前記腹側部の外面に設けられ、前記一対の止着部が着脱自在に止着される被止着部と、を備える吸収性物品であって、
    前記背側部の両側端部は、不織布からなり、
    前記一対の止着部の各々は、2つの鈍角及び3つの直角から成る五角形状のファスニングテープ基材を2つずつ備え、
    前記2つのファスニングテープ基材は、2つの鈍角が基端部に位置すると共に、3つの直角が先端部及び止着部の基端部内側に位置するように配置されることを特徴とする吸収性物品。
  4. 前記ファスニングテープ基材はプラスチックからなることを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の吸収性物品。
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