JP2010226623A - 撮像装置、撮像方法及び撮像プログラム - Google Patents

撮像装置、撮像方法及び撮像プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】被写体を撮影する際の撮影者の体調または気分に応じて異なる風情の写真を撮ることができることを目的とする。
【解決手段】本発明に係る撮像装置は、被写体画像を撮像処理部36cに記憶しておき、センサ部44で測定した生体情報に基づいて撮影者の体調または気分を情報処理部36で分析し、分析した撮影者の体調または気分状態に応じて被写体画像に施す画像処理のパラメータを情報処理部36で変更し、撮像処理部36cで被写体画像に画像処理を施すことで、被写体を撮影する際の撮影者の体調または気分に応じて異なる風情の写真を撮ることができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えばデジタルカメラ等の撮像装置に関し、例えば、被写体を撮影する際の撮影者の体調または気分に応じて異なる風情の写真を撮ることができる撮像装置、撮像方法及び撮像プログラムに関するものである。
従来、一眼レフカメラは、マニュアルモードでは、撮影者がその時々や場所に応じて適切と考える撮影条件を随時設定して、撮影者が設定した撮影条件で撮影を行なえるようになっている。この結果、撮影者の微妙な個性が撮影した画像に反映されるので、撮影をより一層楽しむことができる。ところが、マニュアルモードの操作は、カメラの撮影知識や経験の少ない撮影者にとっては個性を表現する以前に操作自体が非常に分かり難い。
一方、フルオートカメラは、撮影者の知識や経験とは無関係に、安定した撮影条件を自動で設定できることを目的に設計されている。このため、フルオートカメラの場合、被写体や構図以外に個性的な表現を表すことは困難であり、撮影された画像に個性は現れにくく、面白味に欠けることもある。
例えば、特許文献1には、ユーザ(被写体)の心拍数が所定数まで低下した時にユーザが落ちついたと判断をしてシャッターを切るという撮影装置が開示されている。この撮影装置はパスポートや免許証等の証明書類に用いる写真の撮影に適している。
さらに、特許文献2には、外界から驚愕するような巨大な音響や、閃光等を受けた際の撮影者の五感感覚による心拍数の変化を測定しておき、この測定値に基づいて、銀塩カメラ、スチルビデオカメラおよびビデオカメラ等の各種カメラの露光量もしくは映像信号レベルを増減するように制御する制御装置が開示されている。
特開2003−167292号公報 特開平9−54349号公報
しかしながら、特許文献1に開示された撮影装置は、ユーザの心拍数が所定数まで低下した時にシャッターを切るものであり、撮影を行う状況が限定されている。特許文献2に開示された制御装置は、驚愕時の急激な心拍数変化に応じて映像信号を増減させるので、撮影者のその時々の微妙な体調または気分の変化を反映した繊細な風情の写真が撮れなかった。
そこで、撮影者のその時々の体調または気分に応じて異なる風情の写真が撮れるカメラが要望されている。
本発明は、かかる従来の課題に鑑みてなされたものであり、例えば、被写体を撮影する際の撮影者の体調または気分に応じて異なる風情の写真を撮ることができる撮像装置、撮像方法及び撮像プログラムを提供することを目的とする。
前記課題を解決するため請求項1記載の発明に係る撮像装置にあっては、被写体画像を撮像する撮像手段と、撮影者の生体情報を測定する測定手段と、前記測定手段により測定された生体情報に基づいて撮影者の体調または気分を分析する分析手段と、前記分析手段により分析した撮影者の体調または気分状態に応じて被写体画像に施す画像処理のパラメータを変更し、被写体画像に画像処理を施す画像処理手段とを備えることを特徴とする。
また、請求項2記載の発明に係る撮像装置にあっては、前記生体情報は、撮影者の体温、脈拍、握力の少なくとも1つであることを特徴とする。
また、請求項3記載の発明に係る撮像装置にあっては、前記測定手段は、シャッター釦に設けられた脈拍センサ、把持部に設けられた温度センサ、把持部に設けられた握力センサ、把持部に設けられた発汗センサ、装置本体に設けられたジャイロセンサ、装置本体に設けられた角速度センサの少なくとも1つのであることを特徴とする。
また、請求項4記載の発明に係る撮像装置にあっては、前記画像処理手段は、前記分析手段により分析された撮影者の体調または気分状態に応じて、被写体画像に明暗処理、色調処理、濃淡処理、エッジ強調の少なくとも1つを施すことを特徴とする。
また、請求項5記載の発明に係る撮像装置にあっては、前記分析手段により分析された撮影者の体調または気分状態に応じて、キャラクタ、マーク、文字列の情報内容を変更する変更手段を備え、前記画像処理手段は、キャラクタ、マーク、文字列のいずれか1つを被写体画像に重畳付加することを特徴とする。
また、請求項6記載の発明に係る撮像方法にあっては、撮像部に被写体画像を撮像させる撮像ステップと、撮影者の生体情報をセンサ部に測定させる測定ステップと、前記測定ステップにより測定された生体情報に基づいて撮影者の体調または気分を分析する分析ステップと、前記分析ステップにより分析した撮影者の体調または気分状態に応じて被写体画像に施す画像処理のパラメータを変更し、被写体画像に画像処理を施す画像処理ステップと、を含むことを特徴とする。
また、請求項7記載の発明に係る撮像プログラムにあっては、撮像装置が有するコンピュータを、撮像部に被写体画像を撮像させる撮像手段、撮影者の生体情報をセンサ部に測定させる測定手段、前記測定手段により測定された生体情報に基づいて撮影者の体調または気分を分析する分析手段、前記分析手段により分析した撮影者の体調または気分状態に応じて被写体画像に施す画像処理のパラメータを変更し、被写体画像に画像処理を施す画像処理手段、として機能させることを特徴とする。
本発明によれば、被写体を撮影する際の撮影者の体調または気分に応じて異なる風情の写真を撮ることができる。
本発明の第1の実施の形態の撮像装置であるデジタルカメラの電気的構成を示すブロック図である。 図1の撮像装置が用いる、撮影者のバイオリズムや生体情報に関する分析結果を示す分析結果テーブルTB1である。 図1の撮像装置において、指標1,2と平常状態値とから撮影者の現在の気分状態を判定するために用いる画像処理指標テーブルTB2である。 図1の撮像装置が用いる、気分状態方向1〜4のそれぞれに対応する画像処理項目を記載した画像処理項目テーブルTB3である。 図1の撮像装置が実行する、フィーリング撮影モード処理の処理手順を示すフローチャートである。 図1の撮像装置が、フィーリング撮影モードが設定された場合に情報処理部の制御の下で実行する記録用画像撮影処理の処理手順を示すフローチャートである。 図1の撮像装置が、フィーリング撮影モードが設定された場合に情報処理部の制御の下で実行するセンサ出力分析処理の処理手順を示すフローチャートである。 図1の撮像装置が、フィーリング撮影モードが設定された場合に情報処理部の制御の下で実行する画像処理の処理手順を示すフローチャートである。 図1の撮像装置が表示する、撮影者の気分状態方向1〜4に対応する画像の表示内容を示す図である。 本発明の第2の実施の形態の撮像装置が用いる、気分状態方向1〜4に対応するキャラクタ名および表示内容を記載したキャラクタ項目テーブルTB4である。 本発明の第2の実施の形態の撮像装置が、フィーリング撮影モードが設定された場合に情報処理部の制御の下で実行される画像処理の処理手順を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態の撮像装置が表示する、撮影者の気分状態方向に対応する画像の表示内容を示す図である。
1 デジタルカメラ
35 撮像部
36 情報処理部
38 メイン表示部
44 センサ部
[第1の実施の形態]
図1は、本発明の第1の実施の形態の撮像装置であるデジタルカメラ1の電気的構成を示すブロック図である。
このデジタルカメラ1は、基本モードである撮像モードにおいて、ズームレンズ31を移動させて光学ズーム動作を行わせるズーム駆動部32、フォーカスレンズ33を移動させて合焦動作を行わせるAF駆動部34、とから構成される撮像光学系と、撮像素子であるCCD,タイミング発生器(TG),垂直ドライバ,サンプルホールド回路(S/H),A/D変換器,カラープロセス回路等を含む撮像部35と、制御部36a,画像圧縮部36b,撮像処理部36c等を含む情報処理部36と、メイン表示制御部37と、メイン表示部38と、メインタッチパネル39と、キー入力部40と、記憶領域41と、音声処理部42と、スピーカ43と、センサ部44とを備える。
撮像モードでのモニタリング状態においては、ズーム駆動部32は、光学ズーム指示があると制御部36aからの制御信号に基づいて図示しないズームレンズ駆動モータを駆動してズームレンズ31を光軸に沿って前後に移動させることによりCCDに結像させる画像の倍率そのものを変化させる。また、AF駆動部34は図示しないフォーカスレンズ駆動モータを駆動してフォーカスレンズ33を移動させる。そして、撮像光学系の撮像光軸後方に配置された撮像部35に設けられた撮像素子であるCCDが、タイミング発生器(TG),垂直ドライバによって走査駆動され、一定周期毎に結像した光像に対応する光電変換出力を1フレーム分出力する。
撮像部35のCCDは被写体の二次元画像を撮像する固体撮像デバイスであり、典型的には毎秒数十フレームの画像を撮像する。なお、撮像素子はCCDに限定されずCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)などの固体撮像デバイスでもよい。この光電変換出力は、アナログ値の信号の状態でRGBの各原色成分毎に適宜ゲイン調整された後に、サンプルホールド回路(S/H)でサンプルホールドされ、A/D変換器でデジタルデータ(画素)に変換され、カラープロセス回路で画像補間処理及びY補正処理を含むカラープロセス処理が行われて、デジタル値の輝度信号Y及び色差信号Cb、Crが生成される。その後、カラープロセス回路の出力する輝度信号Y及び色差信号Cb、Crを、同じくカラープロセス回路からの複合(composite)同期信号、メモリ書き込みイネーブル信号、及びクロック信号を用いてバッファメモリとして使用される揮発性の一時記録装置41dにDMA転送する。
情報処理部36は、このデジタルカメラ全体の制御動作を司るものであり、CPU若しくはMPU等の制御部36aと、1フレーム分の輝度及び色差信号をY、Cb、Crの各コンポーネント毎に縦8画素×横8画素の基本ブロックと呼称される単位で読み出してJPEG(Joint Photograph coding Experts Group)回路に書込み、このJPEG回路でADCT(Adaptive Discrete Cosine Transform:適応離散コサイン変換)、エントロピー符号化方式であるハフマン符号化等の処理によりデータ圧縮する画像圧縮部36bと、撮像部35によって撮像された画像データを処理する撮像処理部36cと、各センサによる検出値の履歴を記憶するテーブルと、各センサからの検出値の分析結果を記憶する分析結果テーブルTB1と、分析結果を指標化して撮影者の気分状態方向を分析するための画像処理指標テーブルTB2と、気分状態方向に対応する画像処理項目を記憶する画像処理項目テーブルTB3とを含む分析テーブル部36dを有する。なお、情報処理部36は、本発明の撮像手段、画像処理手段、分析手段に相当する。
また、制御部36aは、キー入力部40からの状態信号に対応してフラッシュメモリ等のプログラム格納用メモリに格納されている各モードに対応の処理プログラムやメニューデータを取り出して、デジタルカメラ1の各機能の実行制御や、光学ズーム時のズームレンズの動作制御や、電子ズームや、ライブビュー表示、自動合焦、撮像、記憶、及び記憶した画像の再生・表示等の実行制御等を行う。
また、制御部36aは合焦指示に応じてその時点でCCDから取込んでいる1フレーム分の輝度及び色差信号のDMA転送の終了後、直ちにCCDからの経路を停止して記憶保存の状態に遷移する。そして、得た符号データを1画像のデータファイルとしてJPEG回路から読出し、保存記録装置41cや外部記憶装置41bに記憶保存する。また、1フレーム分の輝度及び色差信号の圧縮処理及び保存記録装置41cへの全圧縮データの書込み終了に伴って、制御部36aはCCDから一時記録装置41dへの経路を再び起動する。
メイン表示制御部37は、撮影画像の表示制御や機能選択時の操作用画像の表示制御、設定画面の表示制御等を行うものであり、メイン表示部38に対する表示制御を行う。メイン表示制御部37は、上記輝度及び色差信号を一時記録装置41dから定期的に読み出し、これらのデータを基にビデオ信号を生成してメイン表示部38に出力する。メイン表示部38は、上述したように撮像モード時にはモニタ表示部(電子ファインダ)として機能するもので、ビデオ信号に基づいた表示を行うことで、その時点で取込んでいる画像情報に基づく画像をリアルタイムに表示することになる。
メインタッチパネル39は、メイン表示部38に設けられたタッチパネル機能を制御する入力制御部である。
記憶領域41は、外部記憶装着部41aに装着可能な外部記憶装置41bや、不揮発性の保存記録装置41cや、揮発性の一時記録装置41dを含むものである。保存記録装置41cは制御部36aで実行される動作プログラム等を記憶したプログラム格納メモリとして、一時記録装置41dは上記輝度及び色差信号をDMA転送されるメモリとして機能する。
この記憶領域41に属する記録装置又は記憶装置は、本実施例においては41a〜41dの形態をとっているが、これに限らず、別の組み合わせであっても良い。たとえば、一時記録装置41dと保存記録装置41cは、一つの不揮発性の記録装置で代替されても構わない。
また、基本モードである再生モード時には、制御部36aが保存記録装置41c又は外部記憶装置41bに記憶されている画像データを選択的に読出し、JPEG回路で撮像モード時にデータ圧縮した手順とまったく逆の手順で圧縮されている画像データを伸張し、伸張した画像データをメイン表示制御部37を介して展開して記憶させた上で、このメイン表示制御部37から定期的に読出し、これらの画像データを元にビデオ信号を生成してメイン表示部38で再生出力させる。
上記JPEG回路は複数の圧縮率に対応しており、圧縮率に対応させて記憶するモードには圧縮率の低い高解像度(一般に、高精細、ファイン、ノーマルなどと呼ばれる)に対応するモードと圧縮率の高い低解像度(一般にエコノミーなどと呼ばれる)モードがある。また、高画素数から低画素数にも対応している。例えば、SXGA(1600×1200)、XGA(1024×786)、SVGA(800×600)、VGA(640×480)、QVGA(320×240)等と呼ばれる記憶画素サイズがある。
保存記録装置41cは、内蔵メモリ(フラッシュメモリ)やハードディスク等、外部記憶装置41bは、着脱可能なメモリカード等の記憶媒体からなり画像データや撮像情報等を保存記憶する。
キー入力部40は、シャッター釦3、電源釦4、モード釦5等を有し、それらのキーが操作されると操作されたキーの操作信号を生成して情報処理部36に送出するキー処理部(図示せず)等から構成されている。モード釦5は撮像モードや再生モードの選択を行うものである。ユーザはモード釦5を操作して、(静止画)通常撮像モード、マクロ撮像モード、連写モード、速写モード、・・、動画撮像モード、フィーリング撮影モード等の撮像モードを選択することができる。シャッター釦3は、撮像時にレリーズ操作を行うもので、2段階のストロークを有しており、1段目の操作(半押し状態)でオートフォーカス(AF)と自動露出(AE)を行わせるための前準備指示信号を発生し、2段目の操作(全押し状態)で撮像処理を行うための撮像指示信号を発生する。
音声処理部42は、制御部36aからの指示によってスピーカ43で発生させる音声信号を処理するものであり、一例として、制御部36aによって処理可能なズーム処理範囲を超えている場合に、予め設定された音声信号を保存記録装置41cから読み出してスピーカ43で再生する。なお、報知は音声のみならず、ランプ等の光やメイン表示部38による表示内容によっても行うことができる。
センサ部44は、カメラ本体に配置されXYZの3軸に対応する角速度を検出するジャイロセンサ44aと、カメラ本体の表面に配置され撮影者の例えば指の温度を検出する温度センサ44bと、カメラ本体の表面のグリップ部に配置され撮影者の例えば指の発汗による結露の度合いを検出する発汗センサ44cと、カメラ本体の表面のグリップ部に配置され撮影者の例えば指による握力を検出する握力センサ44dと、カメラ本体のシャッター釦3の表面に配置され赤外線で撮影者の指先の血流量変化を測り脈波が指先に到達した時点を検出する脈拍センサ44eと、カメラ本体に配置され撮影者による振動を検出する角速度センサ44fと、を有する。なお、角速度センサ44fは手振れ補正に用いるセンサを流用してもよい。なお、センサ部44は、測定手段に相当する。
次に、本発明の撮像装置の第1の実施の形態であるデジタルカメラ1において、フィーリング撮影モードが設定された場合の動作について、図2〜図9を参照して説明する。図2は、撮影者のバイオリズムや生体情報に関する分析結果を示す分析結果テーブルTB1、図3は、指標1,2と平常状態値とから撮影者の現在の気分状態を判定するために用いる画像処理指標テーブルTB2、図4は、気分状態方向1〜4のそれぞれに対応する画像処理項目を記載した画像処理項目テーブルTB3である。図5は、フィーリング撮影モード処理の処理手順を示すフローチャート、図6は、フィーリング撮影モードが設定された場合に情報処理部の制御の下で実行される記録用画像撮影処理の処理手順を示すフローチャート、図7は、フィーリング撮影モードが設定された場合に情報処理部の制御の下で実行されるセンサ出力分析処理の処理手順を示すフローチャート、図8は、フィーリング撮影モードが設定された場合に情報処理部の制御の下で実行される画像処理の処理手順を示すフローチャートである。図9は、撮影者の気分状態方向1〜4に対応する画像の表示内容を示す図である。
図5は、撮影モードにフィーリング撮影モードが設定された場合における制御部36aの処理手順を示すフローチャートである。
まず、制御部36aによりフィーリング撮影モードの設定読み出しを行う(ステップSA1)。この設定読み出しは、フィーリング撮影モードの撮影に必要な各種パラメータの初期値を保存記録装置41c又は一時記録装置41dから読み出す処理である。
次に、図示しないメニュー釦によってメニュー表示が指示されたか否かを判断する(ステップSA2)。メニュー表示が指示されたと判断した場合は、メニュー処理を行う(ステップSA3)。
ステップSA2においてメニュー表示が指示されていないと判断した場合又はステップSA3のメニュー処理が実行された場合は、センサ部44に設けられた各種センサからの検出値に基づいてセンサ測定を行う(ステップSA4)。ステップSA4においては、センサ部44に設けられた各種センサ44a〜44fから出力される検出値をセンサデータとして制御部36aに読み込む。次いで、制御部36aはそれぞれのセンサデータに時刻データを付加してセンサ履歴とし、一時記録装置41dに記憶する(ステップSA5)。
次いで、ライブビュー画像の撮影処理を行う(ステップSA6)。ステップSA6においては、AWB(オートホワイトバランス)を実行する。
次いで、ライブビュー画像表示設定の設定処理を行う(ステップSA7)。すなわち、ライブビュー画像で表示するガイド表示の内容を設定する処理であり、例えばフォーカス枠の決定等を行う。
次いで、メイン表示部38を制御するメイン表示制御部37にライブビュー画像表示のための処理を行い、メイン表示部38にライブビュー画像を表示する(ステップSA8)。
次いで、シャッター釦3が既に半押しされていて半押しフラグがオンしているか否かを判断する(ステップSA9)。半押しフラグがオンしていないと判断した場合は、ユーザがシャッター釦3を半押ししたか否かを検出し(ステップSA10)、シャッター釦3の半押しを検出した場合は半押しフラグをオンする(ステップSA11)。ステップSA10において、シャッター釦3の半押しを検出しなかった場合は、ステップSA13に進む。ステップSA11の処理の後、基本撮影条件の設定処理を実行する(ステップSA12)。これは、ISO感度やシャッター速度等の決定を行う設定処理である。ステップSA12の処理の後、フィーリング撮影モードを終了するか否かを判断し(ステップSA13)、終了すると判断した場合は本ルーチンを終了する。
一方、ステップSA13において、フィーリング撮影モードを終了しないと判断した場合は、処理をステップSA2に戻して処理を続行する。以降、ステップSA9において半押しフラグがオンされていると判断された場合について記載する。
ステップSA9において半押しフラグがオンされていると判断された場合は、シャッター釦3で半押しが維持されているか否かを判断する(ステップSA14)。シャッター釦3で半押しが維持されていないと判断した場合は、半押しフラグをオフにする(ステップSA15)。
一方、シャッター釦3で半押しが維持されていると判断した場合は、シャッター釦3で全押しを検出したか否かを判断する(ステップSA16)。ここで、シャッター釦3の全押しを検出しないと判断した場合は、処理をステップSA13に進める。
一方、ステップSA16においてシャッター釦3の全押しを検出したと判断した場合は、記録画像の撮像処理を実行する(ステップSA17)。
次いで、外部記憶装置41bに記録画像を記録し(ステップSA18)、記録画像をメイン表示制御部37に出力し、メイン表示部38を制御するメイン表示制御部37にて表示制御し、メイン表示部38に表示する(ステップSA19)。その後、処理をステップSA13に進める。
次に、図6を参照して、設定された撮影条件下で、情報処理部36の制御の下で実行される記録用画像撮影処理について説明する。
まず、記録用画像の撮影処理を行う(ステップSA31)。ここで、撮像部35によって撮像された画像データは撮像処理部36cに取得される。
次いで、シャッター全押し時から過去数秒間の各種センサが検出したセンサ履歴を分析テーブル部36dに設けられたテーブルから読み出して取得する(ステップSA32)。その後、後述するサブルーチンにてセンサ出力分析処理を行い(ステップSA33)、次いで、後述するサブルーチンにて画像処理を行って(ステップSA34)、本サブルーチンを終了する。
図7を参照して、情報処理部36の制御の下で実行されるセンサ出力分析処理について説明する。
まず、分析テーブル部36dから取得した脈拍センサ44eの履歴である数秒間の検出値に基づいて撮影者の脈拍数を算出して指標1として取得する(ステップSA41)。次いで、保存記録装置41cから予め記憶されている撮影者の生年月日を取得しておき、周知の手法により撮影者の生年月日に基づいて身体、感情、知性の3要素からなるバイオリズム波形を算出する(ステップSA42)。
次いで、分析テーブル部36dから取得したジャイロセンサ44aの履歴である数秒間の検出値に基づいて振幅値の積算値を算出する(ステップSA43)。次いで、分析テーブル部36dから取得した温度センサ44bの履歴である数秒間の検出値に基づいて検出値の平均値を算出する(ステップSA44)。次いで、分析テーブル部36dから取得した発汗センサ44cの履歴である数秒間の検出値に基づいて検出値の平均値を算出する(ステップSA45)。次いで、分析テーブル部36dから取得した握力センサ44dの履歴である数秒間の検出値に基づいて検出値の平均値を算出する(ステップSA46)。
次いで、各センサの算出値をクラス分けしておき、どのクラスかを示すフラグを1に設定してセンサ毎に分析テーブル部36dの分析結果テーブルTB1に記憶する(ステップSA47)。すなわち、バイオリズム波形は所定の振幅を有する身体、感情、知性の3要素からなっているので、それぞれの振幅値を5段階のクラスのいずれかに分類しておく。次いで、ジャイロセンサ44a、温度センサ44b、発汗センサ44c、握力センサ44d等から取得した積算値や平均値を5段階のクラスのいずれかに分類しておき、分類されたクラスを示すフラグを1に設定してバイオリズムの3要素やセンサ毎に分析テーブル部36dの分析結果テーブルTB1に記憶する。この結果、図2に示すように、撮影者のバイオリズムの3要素やセンサ毎にクラス分けされたフラグが分析結果テーブルTB1に記憶される。
次いで、分析結果テーブルTB1を参照して各クラスのフラグの合計値をそれぞれ算出し、それぞれの合計値を分析結果テーブルTB1に記憶する(ステップSA48)。この結果、図2に示すように、各クラスのフラグの合計値が分析結果テーブルTB1に記憶される。次いで、分析結果テーブルTB1に記憶されている各クラスのフラグの合計値のうち最も多い合計値を有するクラスを指標2とする(ステップSA49)。なお、指標2の算出手法としては、各センサに対して重要なセンサほど重み付け係数を大きく乗算しておいてから合計値を算出するようにしてもよい。
次いで、指標1,2および平常状態値から撮影者の現在の気分状態を判定する(ステップSA50)。この結果、撮影者の現在の気分状態が判定され、気分状態方向1〜4のいずれか1つが設定される。一般に、人間の安静時の脈拍数は、朝の起床時の平均値として60〜80拍/分程度であることが知られている。そこで、撮影者の平常状態値の指標1成分を、60〜80拍/分の中央値70として予め決定しておく。また、平常状態値の指標2成分はクラス1〜5の中央値3として予め決定しておく。
ここで、図3に示す画像処理指標テーブルTB2を参照して、指標1,2と平常状態値とから撮影者の現在の気分状態を判定する処理について詳しく説明する。
脈拍数からなる指標1の範囲を5段階に分割して縦列とし、クラスからなる指標2を横行とした表が図3に示す画像処理指標テーブルTB2であり、上記取得された指標(指標1,指標2)および予め決定された平常状態値(70,3)を画像処理指標テーブルTB2にプロットして当てはめる。図3に示す複数のマークは上述したプロット点の例を示すものであり、撮影者の気分状態が表される。
図3に示す「◎」は平常状態のプロット点(70,3)であり、平常心の気分状態を示す。「☆」は緊張している状態、「□」は静かな状態、「△」は喜怒哀楽が激しい状態、「×」はリラックスしている状態、「▽」は落ち込んでいる状態、「○」は悲しんだり、喜んだりしている状態の例を示す。
次いで、2つのプロット点がなす傾き、すなわち、平常状態値のプロット点(70,3)から上記取得された指標のプロット点(指標1,指標2)に至る方向を求める。簡単化すれば、上記取得された指標のプロット点(指標1,指標2)が(80以下,クラス1〜3)の範囲にある場合に気分状態方向1として決定する。また、上記取得された指標のプロット点(指標1,指標2)が(80以下,クラス4〜5)の範囲にある場合に気分状態方向2として決定する。また、上記取得された指標のプロット点(指標1,指標2)が(180〜80,クラス1〜3)の範囲にある場合に気分状態方向3として決定する。さらに、上記取得された指標のプロット点(指標1,指標2)が(180〜80,クラス4〜5)の範囲にある場合に気分状態方向4として決定する。
なお、図3は代表的な気分状態方向1〜4の決定方法の一例であり、気分状態方向の分割数を5よりも大きい数に設定することで、撮影者の気分状態をより細かな範囲に制限することもできる。従って、気分状態方向1は静かな状態又は落ち込んでいる状態、気分状態方向2はリラックスしている状態、気分状態方向3は緊張している状態、気分状態方向4は悲しんだり、喜んだりしている状態又は喜怒哀楽が激しい状態を示し、撮影者の気分状態方向として判定される。
図4は上述した気分状態方向1〜4のそれぞれに対応する画像処理項目を記載した画像処理項目テーブルTB3である。気分状態方向1の場合には、静かな状態又は落ち込んでいる状態を示しているので、ホワイトバランスWB、コントラスト強調、エッジ強調、Bγ補正は、フルオートマチックで設定される標準値よりもすべて低い値に設定する。
気分状態方向2の場合には、リラックスしている状態を示しているので、ホワイトバランスWB、コントラスト強調、エッジ強調、Gγ補正は、フルオートマチックで設定される標準値よりもそれぞれ低い値、高い値、低い値、高い値に設定する。気分状態方向3の場合には、緊張している状態を示しているので、ホワイトバランスWB、コントラスト強調、エッジ強調、Rγ補正は、フルオートマチックで設定される標準値よりもそれぞれ高い値、低い値、高い値、高い値に設定する。気分状態方向4の場合には、悲しんだり、喜んだりしている状態又は喜怒哀楽が激しい状態を示しているので、ホワイトバランスWB、コントラスト強調、エッジ強調、Gγ補正は、フルオートマチックで設定される標準値よりもそれぞれ高い値、高い値、高い値、低い値に設定する。
次に、図8を参照して、情報処理部36の制御の下で実行される画像処理について説明する。
まず、上述したようにステップSA31において、設定された撮影条件下で記録用画像の撮影処理が行われたので、撮像部35によって撮像された画像データは撮像処理部36cに取得されている。一方、上述したように、撮影者の現在の気分状態が判定された結果、気分状態方向1〜4のいずれか1つが設定されている。そこで、撮影者の気分状態方向に対応する画像処理項目を画像処理項目テーブルTB3から読み出して参照する(ステップSA61)。
一般に、ホワイトバランスWBは、色温度が異なる光源状態でも、白色を正確に白く映し出すように補正する機能である。そこで、撮像処理部36cは、ホワイトバランスWBの画像処理項目に応じて撮影画像のホワイトバランスWBを調整する(ステップSA62)。すなわち、ホワイトバランスWBの画像処理項目が高い値に設定されている場合には、フルオートマチックで設定されるホワイトバランスWBの標準値よりも例えば10〜20%高い値にパラメータを設定し、撮像処理部36cに記憶されている画像データのホワイトバランスWBを調整する。一方、ホワイトバランスWBの画像処理項目が低い値に設定されている場合には、フルオートマチックで設定されるホワイトバランスWBの標準値よりも例えば10〜20%低い値にパラメータを設定し、撮像処理部36cに記憶されている画像データのホワイトバランスWBを調整する。
一般に、コントラスト強調は、画像の黒い部分から白い部分までの許容量を示しており、コントラストが高くなるにつれて、白い部分はより白く、黒い部分はより黒く表現されるが、色の階調は失われる。コントラストを低くすると暗い部分から明るい部分までの幅が広くなり、黒から白までの滑らかなトーン表現ができるが、下げすぎるとぼやけた画像になってしまう。そこで、撮像処理部36cは、コントラスト強調の画像処理項目に応じて撮影画像のコントラストを調整する(ステップSA63)。すなわち、コントラスト強調の画像処理項目が高い値に設定されている場合には、フルオートマチックで設定されるコントラスト強調の標準値よりも例えば10〜20%高い値にパラメータを設定し、撮像処理部36cに記憶されている画像データのコントラストを調整する。一方、コントラスト強調の画像処理項目が低い値に設定されている場合には、フルオートマチックで設定されるコントラスト強調の標準値よりも例えば10〜20%低い値にパラメータを設定し、撮像処理部36cに記憶されている画像データのコントラストを調整する。
一般に、エッジ強調は、シャープネス処理の一手法であり、被写体の輪郭に細い縁どりを施して、シャープに見える描写に仕上げる輪郭強調であり、標準レベルの輪郭強調を行うと輪郭の仕上がり視認し易くなるが、過度な輪郭強調を施すと被写体に縁どりが生じて目立ようになる。画質調整パラメータを調整できるデジタルカメラ1にあっては、輪郭強調の度合いを調整することができる。そこで、撮像処理部36cは、エッジ強調の画像処理項目に応じて撮影画像のエッジを調整する(ステップSA64)。すなわち、エッジ強調の画像処理項目が高い値に設定されている場合には、フルオートマチックで設定されるエッジ強調の標準値よりも例えば10〜20%高い値にパラメータを設定し、撮像処理部36cに記憶されている画像データのエッジを調整する。一方、エッジ強調の画像処理項目が低い値に設定されている場合には、フルオートマチックで設定されるエッジ強調の標準値よりも例えば10〜20%低い値にパラメータを設定し、撮像処理部36cに記憶されている画像データのエッジを調整する。
一般に、γ(ガンマ)値は、画像の明るさの変化に対する電圧換算値の変化の比で、これが1に近づくのが理想的である。γ補正は、ディスプレイに表示される画像などの彩度や明るさを修正するための処理である。γ補正は、RGBの三原色を有するディスプレイに出力される際のR信号・G信号・B信号の相対関係と色データを調節することによって、自然に近い表示を行う。そこで、撮像処理部36cは、γ補正の画像処理項目に応じて撮影画像のうち一色に対応してγ補正を行う(ステップSA65)。すなわち、γ補正の画像処理項目のうちGγ補正またはRγ補正が高い値に設定されている場合には、フルオートマチックで設定されるGγ補正またはRγ補正の標準値よりも例えば10〜20%高い値にパラメータを設定し、撮像処理部36cに記憶されている画像データのGγ補正またはRγ補正を行う。一方、γ補正の画像処理項目のうちBγ補正またはGγ補正が低い値に設定されている場合には、フルオートマチックで設定されるBγ補正またはGγ補正の標準値よりも例えば10〜20%低い値にパラメータを設定し、撮像処理部36cに記憶されている画像データのBγ補正またはGγ補正を行う。以上の処理を行い、本サブルーチンを終了する。
次に、メイン表示部38に表示される表示内容について説明する。図9は、撮影者の気分状態方向1〜4に対応する画像処理を実行した結果、メイン表示部38に表示された画像の表示内容を示す図である。
図9に示す画像G1は、気分状態方向1の場合に対しており、静かな状態又は落ち込んでいる状態を示しているので、ホワイトバランスWB、コントラスト強調、エッジ強調、Bγ補正は、フルオートマチックで設定される標準値よりもすべて低い値に設定されている画像を表示することができる。
画像G2は、気分状態方向2の場合に対しており、リラックスしている状態を示しているので、ホワイトバランスWB、コントラスト強調、エッジ強調、Gγ補正は、フルオートマチックで設定される標準値よりもそれぞれ低い値、高い値、低い値、高い値に設定されている画像を表示することができる。
画像G3は、気分状態方向3の場合に対しており、緊張している状態を示しているので、ホワイトバランスWB、コントラスト強調、エッジ強調、Rγ補正は、フルオートマチックで設定される標準値よりもそれぞれ高い値、低い値、高い値、高い値に設定されている画像を表示することができる。
画像G4は、気分状態方向4の場合に対しており、悲しんだり、喜んだりしている状態又は喜怒哀楽が激しい状態を示しているので、ホワイトバランスWB、コントラスト強調、エッジ強調、Gγ補正は、フルオートマチックで設定される標準値よりもそれぞれ高い値、高い値、高い値、低い値に設定されている画像を表示することができる。
なお、本発明の第1の実施の形態においては、ステップSA31で画像取込を実行し、次いで、ステップSA32でセンサの検出値の履歴を取得し、次いで、ステップSA33でセンサ出力分析処理を実行するという順序で処理を実行した。しかし、本発明の撮像装置はこのような順序に限定するものではなく、例えば、センサの検出値の履歴を取得し、次いで、センサ出力分析処理を実行した後に、画像取込を実行するという順序で処理を実行してもよく、この場合、センサ出力分析処理の結果として得られる撮影者の気分状態方向に応じてオートフォーカス処理等のパラメータを変更してから撮影処理を実行することができるので、被写体を撮影する際の撮影者の体調または気分に応じて異なる風情の写真を撮ることができる。
このように、本発明の第1の実施の形態によれば、被写体画像を撮像しておき、測定した生体情報に基づいて撮影者の体調または気分を分析し、分析した撮影者の体調または気分状態に応じて被写体画像に施す画像処理のパラメータを変更し、被写体画像に画像処理を施すことで、被写体を撮影する際の撮影者の体調または気分に応じて異なる風情の写真を撮ることができる。また、生体情報として撮影者の体温、脈拍、握力の少なくとも1つを分析することで、撮影者の体調、気分を分析することができる。さらに、シャッター釦に設けられた脈拍センサ、把持部に設けられた温度センサ、把持部に設けられた握力センサ、把持部に設けられた発汗センサ、装置本体に設けられたジャイロセンサ、装置本体に設けられた角速度センサの少なくとも1つを用いて生体情報を測定するので、撮影者の体調または気分を分析するための情報を抽出することができる。また、撮影者の体調または気分状態に応じて、被写体画像に明暗処理、色調処理、濃淡処理、エッジ強調の少なくとも1つを施すことで、撮影者の体調または気分に応じて異なる風情の写真を撮ることができる。
[第2の実施の形態]
次に、本発明の撮像装置の第2の実施の形態であるデジタルカメラ1において、フィーリング撮影モードが設定された場合の動作について、図10〜図12を参照して説明する。図10は、気分状態方向1〜4に対応するキャラクタ名および表示内容を記載したキャラクタ項目テーブルTB4、図11は、フィーリング撮影モードが設定された場合に情報処理部36の制御の下で実行される画像処理の処理手順を示すフローチャート、図12は、撮影者の気分状態方向に対応する画像の表示内容を示す図である。
本発明の第2の実施の形態の撮像装置であるデジタルカメラ1の電気的構成を示すブロック図は、図1に示す第1の実施の形態の撮像装置であるデジタルカメラ1の電気的構成を示すブロック図と同様であるので、その詳細の説明を省略する。
図10は、気分状態方向1〜4のそれぞれに対応するキャラクタ名(コード)および表示内容を記載したキャラクタ項目テーブルTB4である。気分状態方向1は、撮影者が静かな状態又は落ち込んでいる状態であるので、キャラクタ名CN1の表示内容を例えば雲マークとする。気分状態方向2は、リラックスしている状態であるので、キャラクタ名CN2の表示内容を例えば天使キャラクタとする。気分状態方向3は、緊張している状態であるので、キャラクタ名CN3の表示内容を例えば汗マークとする。気分状態方向4は、悲しんだり、喜んだりしている状態又は喜怒哀楽が激しい状態であるので、キャラクタ名CN4の表示内容を例えば太陽キャラクタとする。
次に、図11を参照して、情報処理部36の制御の下で実行される画像処理について説明する。
まず、上述したようにステップSA31において、設定された撮影条件下で記録用画像の撮影処理が行われたので、撮像部35によって撮像された画像データは撮像処理部36cに取得されている。一方、第1の実施の形態において説明したように、ステップSA50において、撮影者の現在の気分状態が判定された結果、気分状態方向1〜4のいずれか1つが設定されている。そこで、撮影者の気分状態方向に対応するキャラクタ名コードをキャラクタ項目テーブルTB4から読み出して参照する(ステップSA71)。
次いで、撮像処理部36cは、キャラクタ項目テーブルTB4から読み出したキャラクタ名コードを撮像処理部36cに記憶されている画像データに付加して合成する(ステップSA72)。以上の処理を行い、本サブルーチンを終了する。
次に、メイン表示部38に表示される表示内容について説明する。図12は、撮影者の気分状態方向に対応する画像処理を実行した結果、メイン表示部38に表示された画像の表示内容の例を示す図である。
図12に示す画像G11は、他との比較のため標準画像を表示したものである。画像G12は、気分状態方向2の場合に対しており、リラックスしている状態を示しているので、天使キャラクタの画像を表示することができる。画像G13は、気分状態方向4の場合に対しており、悲しんだり、喜んだりしている状態又は喜怒哀楽が激しい状態を示しているので、太陽キャラクタの画像を表示することができる。
なお、第2の実施の形態においては、撮影者の気分状態方向に対応してキャラクタやマークを撮影画像に合成したが、本発明はこのような場合に限定されるものではない。すなわち、撮影者の気分状態方向に対応して文字列を重畳付加して撮影画像に合成してもよく、例えば、気分状態方向3の場合には緊張している状態であるのでこの緊張を解すために「Relax!」と表示してもよく、また、撮影者の脈拍数が所定値よりも低い場合や体温が所定値よりも高い場合には病気の可能性もあるので「Emergency!!」表示してもよい。
このように、本発明の第2の実施の形態によれば、撮影者の体調または気分状態に応じて、キャラクタ、マーク、文字列の情報内容を変更し、キャラクタ、マーク、文字列のいずれか1つを被写体画像に重畳付加することで、撮影者の体調または気分に応じて異なる風情の写真を撮ることができる。

Claims (7)

  1. 被写体画像を撮像する撮像手段と、
    撮影者の生体情報を測定する測定手段と、
    前記測定手段により測定された生体情報に基づいて撮影者の体調または気分を分析する分析手段と、
    前記分析手段により分析した撮影者の体調または気分状態に応じて被写体画像に施す画像処理のパラメータを変更し、前記被写体画像に画像処理を施す画像処理手段と、
    を備えることを特徴とする撮像装置。
  2. 前記生体情報は、撮影者の体温、脈拍、握力の少なくとも1つであることを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
  3. 前記測定手段は、シャッター釦に設けられた脈拍センサ、把持部に設けられた温度センサ、把持部に設けられた握力センサ、把持部に設けられた発汗センサ、装置本体に設けられたジャイロセンサ、装置本体に設けられた角速度センサの少なくとも1つのであることを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
  4. 前記画像処理手段は、前記分析手段により分析された撮影者の体調または気分状態に応じて、被写体画像に明暗処理、色調処理、濃淡処理、エッジ強調の少なくとも1つを施すことを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
  5. 前記分析手段により分析された撮影者の体調または気分状態に応じて、キャラクタ、マーク、文字列の情報内容を変更する変更手段を備え、
    前記画像処理手段は、キャラクタ、マーク、文字列のいずれか1つを被写体画像に重畳付加することを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
  6. 撮像部に被写体画像を撮像させる撮像ステップと、
    撮影者の生体情報をセンサ部に測定させる測定ステップと、
    前記測定ステップにより測定された生体情報に基づいて撮影者の体調または気分を分析する分析ステップと、
    前記分析ステップにより分析した撮影者の体調または気分状態に応じて被写体画像に施す画像処理のパラメータを変更し、被写体画像に画像処理を施す画像処理ステップと、
    を含むことを特徴とする撮像方法。
  7. 撮像装置が有するコンピュータを、
    撮像部に被写体画像を撮像させる撮像手段、
    撮影者の生体情報をセンサ部に測定させる測定手段、
    前記測定手段により測定された生体情報に基づいて撮影者の体調または気分を分析する分析手段、
    前記分析手段により分析した撮影者の体調または気分状態に応じて被写体画像に施す画像処理のパラメータを変更し、被写体画像に画像処理を施す画像処理手段、
    として機能させることを特徴とする撮像プログラム。
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