JP2010226333A - 電磁変換器 - Google Patents

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Kiyofumi Mori
清文 森
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Abstract

【課題】安価な永久磁石を使用して必要とする磁束密度を得ることができ、また、振動膜の分割振動を減らすことにより、音圧レベルのロスを減らし、安価で効率のよい薄型電磁変換器を提供する。
【解決手段】上面が開口したコの字型に形成され、左右に配置されるヨーク10と、ヨーク10内に配置される永久磁石11と、薄く柔軟な樹脂フィルムにより下面が開口した矩形箱型に形成され、側面にコイル12aを形成することによりボビン12bが形成され、左右側面がヨーク10と永久磁石間11に配置される振動膜12とを備えた。
【選択図】図1

Description

この発明は、例えばオーディオ信号を再生する電磁変換器に関するものである。
永久磁石と振動膜とを組み合わせた電磁変換器については、さまざまな技術が提案されている。この種の電磁変換器は、永久磁石と、その永久磁石に対向するように配置された振動膜と、これら永久磁石と振動膜の間に配置された緩衝部材とを備えている(例えば特許文献1参照)。
この永久磁石は帯状の異なる磁極が一定の間隔を置いて交互に形成されたものである。また振動膜には、永久磁石の異なる磁極同士の間隙部分のいわゆる着磁のニュートラルゾーンと称される部分に対向する位置に、蛇行形状の導体パターンからなるコイルが全面に形成されている。
上記のように構成される電磁変換器では、振動膜に形成されるコイルに電流(オーディオ信号)が流れると、そのコイルと永久磁石の多極着磁パターンとが電磁的に結合し、フレミングの法則に従って振動膜にオーディオ振動が生じ、音波が発生する。
ここで、上記永久磁石、振動膜及び緩衝部材は、フレームに覆われてスピーカ筐体に取り付けられており、この振動によって発生した音波は、永久磁石とフレームに設けた放射孔を通して外部に放射されてオーディオ再生が行われる。
特開平9−331596号公報
しかしながら従来の電磁変換器では、振動膜を挟むように永久磁石を配置し、この永久磁石の漏れ磁束を使用するように構成されていたため、効率が悪く、音圧を得るための振動膜の駆動に必要な磁束密度を上げるためには、ネオジウム鉄ボロン磁石などの最大エネルギー積(BHmax)が高い永久磁石を使用する必要があり、高価な磁気回路となるという課題があった。また、振動膜は薄く、振動時の分割共振による音圧レベルのロスが発生するという課題があった。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、BHmaxの低い安価な永久磁石を使用して必要とする磁束密度を得ることができ、また、振動膜の分割振動を抑制することにより、音圧レベルのロスを減らすことができる安価で効率のよい薄型の電磁変換器を提供することを目的としている。
この発明に係る電磁変換器は、上面が開口したコの字型に形成され、左右に配置されるヨークと、ヨーク内に配置される永久磁石と、薄く柔軟な樹脂フィルムにより下面が開口した矩形箱型に形成され、側面にコイルを形成することによりボビンが形成され、左右側面がヨークと永久磁石間に配置される振動膜とを備えたものである。
この発明によれば、振動膜は永久磁石とヨーク間の強い磁束により駆動することで、BHmaxの低い安価な永久磁石を使用しても必要な磁束密度を得ることができる。また、振動膜を矩形箱型に形成し、振動膜の側面にコイルを形成することによりボビンを形成し、振動膜の剛性を高めることにより、分割共振による音圧レベルのロスを抑えることができる。
この発明の実施の形態1に係る電磁変換器の構造を示す分解斜視図である。 この発明の実施の形態1に係る電磁変換器の構造を示す断面図である。
以下、この発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1に係る電磁変換器1の構造を示す分解斜視図であり、図2はこの発明の実施の形態1に係る電磁変換器1の構造を示す断面図である。
電磁変換器1は、図1に示すように、ヨーク10、永久磁石11、振動膜12及び制動エッジ13を備えている。ヨーク10は左側ヨーク10a及び右側ヨーク10bにより構成され、永久磁石11は左側永久磁石11a及び右側永久磁石11bにより構成され、制動エッジ13は前面制動エッジ13a及び後面制動エッジ13bにより構成されている。
左側ヨーク10a及び右側ヨーク10bは、図1に示すように、押し出し成形により上面に開口部を有するコの字型に形成される磁性体である。この左側ヨーク10a及び右側ヨーク10bは左右に所定距離おいて平行に配置され、左側ヨーク10aの内部には左側永久磁石11a及び振動膜12の左側面が配置され、右側ヨーク10bの内部には右側永久磁石11b及び振動膜12の右側面が配置される。
左側永久磁石11a及び右側永久磁石11bは、それぞれ両面2極着磁された棒状の永久磁石であり、フェライト磁石により形成されている。この左側永久磁石11a及び右側永久磁石11bは、図1に示すように、磁極の方向が左側永久磁石11aと右側永久磁石11bで逆向きになるようにして、左側ヨーク10a内の外側側面に、左側永久磁石11aの着磁形成面と水平な面が接着剤等により固定され、右側ヨーク10b内の外側側面に、右側永久磁石11bの着磁形成面と水平な面が接着剤等により固定され、配置される。
上記のように構成されたヨーク10及び永久磁石11では、左側ヨーク10a内の内側側面と左側永久磁石11aとのギャップ及び右側ヨーク10b内の内側側面と右側永久磁石11bとのギャップで磁束が生じる。
振動膜12は、図1に示すように、例えば、PET(Poly Ethylene Terephthalate)やPEN(Poly Ethylene Naphthalate)等の薄く柔軟な樹脂フィルムを熱成形することにより、下面に開口部を有する矩形箱型に形成されるものである。この振動膜12の側面には、オーディオ信号の駆動電流を流すためのコイル12aをプリントまたは巻くことにより、ボビン12bが形成されている。また、振動膜12の前面には、熱成形により、振動膜12の長手方向に沿って、所定の間隔をおいて複数の凹部12cが形成されている。
このように構成される振動膜12の左側面は、図2に示すように、左側ヨーク10a内の内側側面と左側永久磁石11aとの間に配置され、振動膜12の右側面は、右側ヨーク10b内の内側側面と右側永久磁石11bとの間に配置される。
ここで、振動膜12の側面にプリントされ、または巻かれることにより形成されるコイル12aは、オーディオ信号の駆動電流が流れたときに、振動膜12を同一方向(図2の上下方向)に動かすため、駆動電流の向きが振動膜12の左側面と右側面とで反対方向に流れるように構成される。
前面制動エッジ13a及び後面制動エッジ13bは、例えば、平織りの布にゴム若しくは樹脂を含浸又はコートして、熱プレス成形することにより半円状に形成されるものであり、振動膜12が振動する際に発生する分割共振を制動するものである。図2に示すように、この前面制動エッジ13aは、振動膜12の前面の短手方向両端に1本ずつ設けられ、後面制動エッジ13bは、振動膜12左右側面の下端に1本ずつ設けられる。この前面制動エッジ13aの短手方向の一方の端面は、振動膜12の前面の短手方向両端に振動膜12の長手方向に沿って接着剤により固定され、他端面は左右側永久磁石11a,11bの上面の短手方向の振動膜12側端にそれぞれ接着剤により固定される。同様にして、後面制動エッジ13bの短手方向の一方の端面は、振動膜12の左右側面の下端に接着剤により固定され、他端面は左右側永久磁石11a,11bの下面の短手方向の振動膜12側端にそれぞれ接着剤により固定される。この前面制動エッジ13a及び後面制動エッジ13bにより、振動膜12は永久磁石11に固定される。
次に上記のように構成された電磁変換器1の動作について説明する。
左側ヨーク10a及び左側永久磁石11aにより磁気回路が形成され、右側ヨーク10b及び右側永久磁石11bに磁気回路が形成されている。この左右に形成された磁気回路内に配置された振動膜12の左右側面に形成されるコイル12aにオーディオ信号の駆動電流が流れると、フレミングの左手の法則により、振動膜12が前後方向、すなわち図2の上下方向に振動する。この振動膜12が前後方向に振動することにより発生する音波は外部に放出される。
ここで、ヨーク10と永久磁石11間のギャップ寸法が狭いほど磁束は強力になるが、ヨーク10等の製作寸法誤差により、ヨーク10が、ヨーク10と永久磁石11間のギャップ内部に配置される振動膜12の左右側面に形成されるボビン12bとの干渉を起こす恐れがあり、ヨーク10等の製作誤差を考慮したギャップ寸法が必要となるが、このヨーク10は寸法制度の良い押し出し成形にて製作されるため、ヨーク10と永久磁石11間のギャップを狭めることが可能となり、強力な磁束を得ることができる。
また、振動膜12は、薄く柔軟な樹脂フィルムにより構成されているが、熱成形により矩形箱型に形成し、振動膜12の側面にコイル12aを有するボビン12bを形成して、剛性を高めるように構成されている。さらに、振動膜12の前面は、熱成形により凹部12cが振動膜12の長手方向に沿って、所定の間隔をおいて複数形成されることにより、振動膜12が振動する際に発生する分割共振を抑えられるように構成されている。
さらに、振動膜12の前面に設置される前面制動エッジ13a及び振動膜12の後面に設置される後面制動エッジ13bにより、振動膜12が振動する際に生じる分割共振を制動して、振動膜12に形成されるボビン12bによる剛性向上と合わせて音圧レベルのロスを抑えることができる。
以上のように、この実施の形態1によれば、振動膜12を矩形箱型形状に形成し、ヨーク10と永久磁石11間の強い磁束間に、振動膜12の左右側面にコイル12aをプリントまたは巻くことにより形成されるボビン12bを配置することで、フェライト磁石などのように比較的低いBHmaxの安価な永久磁石を使用することによっても、音圧を得るための振動膜12の駆動に必要な磁束密度を得ることができる。
また、矩形箱型に形成される振動膜12の前後面の短手方向両端に制動エッジ13を設け、振動膜12の前面に振動膜12の長手方向に沿って凹部を形成し、振動膜12の側面にコイル12aをプリントまたは巻くことによりボビン12bを形成して、振動膜12の剛性を高めることによって、振動膜12が振動する際に発生する分割共振による音圧レベルのロスを抑えることができる。
なお、この発明の実施の形態1に係る電磁変換器1では、永久磁石10としてBHmaxの低いフェライト磁石を用いて説明をしたが、これに限るものではなく、磁石体積を減らしてコストを削減したネオジウム鉄ボロン磁石等を用いて構成してもよい。
1 電磁変換器、10 ヨーク、10a 左側ヨーク、10b 右側ヨーク、11 永久磁石、11a 左側永久磁石、11b 右側永久磁石、12 振動膜、12a コイル、12b ボビン、12c 凹部、13 エッジ、13a 前面制動エッジ、13b 後面制動エッジ。

Claims (4)

  1. 上面が開口したコの字型に形成され、左右に配置されるヨークと、
    前記ヨーク内に配置される永久磁石と、
    薄く柔軟な樹脂フィルムにより下面が開口した矩形箱型に形成され、側面にコイルを形成することによりボビンが形成され、左右側面が前記ヨークと前記永久磁石間に配置される振動膜と
    を備えた電磁変換器。
  2. 前記振動膜は、前記振動膜の分割共振を制動するための制動エッジにより、前記永久磁石に固定されることを特徴とする請求項1記載の電磁変換器。
  3. 前記ヨークは、前記永久磁石間とのギャップを正確に保つため、押し出し成形により成形されることを特徴とする請求項1または請求項2記載の電磁変換器。
  4. 前記振動膜の前面には、前記振動膜の分割共振を制動するための凹部が形成されることを特徴とする請求項1から請求項3のうちいずれか1項記載の電磁変換器。
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