JP2010225018A - 検索メニュー表示方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】テレビやレコーダ等のAV機器でのメニューやコンテンツの選択は、画面上に階層構造の選択肢を表示し、ユーザは階層を順に辿って目的の選択を行うが、携帯可能なモバイル機器などでは画面が小さく表示内容が限られてしまい、ユーザにとって使いにくいという課題があった。
【解決手段】画面に表示可能な項目数と表示すべき項目数を比較し、画面に表示可能な項目数に空きがある場合は、異なるメニュー階層の項目をその空きスペースへ表示する。
【選択図】図7
【解決手段】画面に表示可能な項目数と表示すべき項目数を比較し、画面に表示可能な項目数に空きがある場合は、異なるメニュー階層の項目をその空きスペースへ表示する。
【選択図】図7
Description
本発明は、テレビやレコーダ等のいわゆるデジタル家電機器における表示ユーザインタフェースに関するものである。
近年、テレビやビデオなどのデジタル家電機器が、ハードディスク等の記録機器を搭載してレコーダ機能を備え、動画や写真や音楽などのコンテンツを保存できるようになった。デジタル家電機器において保存されたコンテンツを視聴する際に、ユーザが目的のコンテンツを選択する方法の一つとして、画面上に表示された階層構造の選択肢を辿って目的のコンテンツを選択するものがある。
このような場合の階層構造をユーザにわかりやすく提示するための方法として、特許文献1には、階層構造を構成する各メニューについて、予め大きさの異なるメニュー画像を用意しておき、ユーザが選択した階層数に応じて適切にメニュー画像を変更することにより、ユーザが辿った階層を画面内にすべて表示可能とする方法が開示されている。
特開2001−359009号公報
しかしながら、特許文献1に開示されているような従来の方法においては、階層数が多くなると、予め用意しておく画像も増大する上、ユーザが階層を辿るのが大変になるという課題を有していた。
また一方で、携帯電話や携帯プレーヤーなどの小型で持ち運びが可能なコンテンツ再生機器(以下、モバイル機器と記述する)も普及してきている。これらのモバイル機器は、テレビやビデオに比べて表示画面が小さいため、すべての階層を同一画面に表示することは困難であり、階層数が多くなると、ユーザにとってさらに辿るのが困難になるという課題があった。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、表示可能領域に合わせて異なる階層の選択肢を同時に表示可能とし、ユーザにとって辿ることが容易となる検索メニュー表示方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本願の第1の発明の検索メニュー表示方法は、分類項目毎に階層構造で管理されているコンテンツの検索メニューを画面に表示する表示方法であって、各々の前記分類項目は、直下の階層として管理している分類項目数あるいはコンテンツ数を配下数として管理し、前記画面に表示可能な項目数から前記画面に表示すべき分類数を引いた残項目数を算出して取得する残項目数取得ステップと、前記残項目数が正の値の場合に、前記残項目数に1を加えた値が前記配下数と一致する項目が存在するか否かを確認し、前記一致する項目を対象項目として検出する対象項目検出ステップと、前記対象項目検出ステップにおいて検出された前記対象項目のすべての上位階層の項目の配下数が1である前記対象項目が存在するか否かを確認する確認ステップを備え、前記確認ステップで該当する項目(該当項目)が存在することが確認された場合は、前記該当項目および前記該当項目の上位階層の分類項目を表示せず、前記該当項目の配下のコンテンツの項目を前記画面に表示することを特徴とするものである。
また、本願の第2の発明の検索メニュー表示方法は、本願の第1の発明の検索メニュー表示方法において、前記対象項目検出ステップは、前記分類項目の最下層から前記対象項目の検出を開始し、前記最下層において前記対象項目が検出されない場合は、1階層ずつ上位の階層へ前記対象項目の検出作業を移行させることを特徴とするものである。
また、本願の第3の発明の検索メニュー表示方法は、本願の第1の発明の検索メニュー表示方法において、優先順位付けステップをさらに備え、前記確認ステップで前記該当項目が複数存在する場合は、前記優先順位付けステップにおいて前記該当項目の階層位置により優先付けをして、前記画面に表示する項目を抽出することを特徴とするものである。
また、本願の第4の発明の検索メニュー表示方法は、本願の第3の発明の検索メニュー表示方法において、前記優先順位付けステップにおいて同じ前記階層位置の前記該当項目が複数存在する場合は、前記該当項目への到達手順数により優先付けをして前記画面に表示する項目を抽出することを特徴とするものである。
本発明によれば、モバイル機器などのように表示画面が小さい場合でも画面を有効的に利用可能であり、モバイル機器などの用途に鑑みれば、ユーザが辿る検索メニューの階層数を減らせるという効果が期待できる。
以下に、本発明を実施するための最良の形態について、図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1におけるモバイル機器の外観の一例を示す図である。
図1は、本発明の実施の形態1におけるモバイル機器の外観の一例を示す図である。
図1において、モバイル機器1は、表示部2と操作部3を備えるとともに、外部インタフェース(図示せず)も備えており、他の機器に対して、コンテンツやコンテンツに関連する情報を入出力することが可能となっている。
外部インタフェースとしては、USB(Universal Serial Bus)インタフェース、Bluetoothインタフェース、EtherインタフェースおよびSD(Secure Digital)カードインタフェースなどがあるが、これらに限定されるものではない。
表示部2には、再生するコンテンツを選択するための後述するメニュー画面や、再生コンテンツの画面が表示される。なお、表示部2には液晶パネルや有機ELパネルなどが用いられるが、これらに限定されるものではない。
操作部3には、上下左右の4方向を示す方向ボタンと、入力を決定するための決定ボタンが配置されており、ユーザは、表示部2に表示されたメニュー上の選択位置を示すポインタを、操作部3の方向ボタンを操作して移動させ、所望の項目を選択して操作部3の決定ボタンを操作することで、所望の項目を選択することができる。
また、コンテンツ再生中は、操作部3の各ボタンに機能が割り当てられ、例えば、右方向ボタンを押すと早送り再生、左方向ボタンを押すと巻き戻し再生、上方向ボタンを押すと一時停止/再生再開、下方向ボタンを押すと再生停止というように機能する。
なお、ここでは、表示部2と操作部3が分離した構成を示したが、表示部2と操作部3が一体として構成された、いわゆるタッチパネルであっても構わない。
また、上述の操作部3のボタン形状や配置は一例であり、同様の操作が可能であれば、いかなる形状やボタンの数や配置であってもかまわないし、ボタンではなく、指でなぞるように操作するタッチパッド形式や、ジョイスティックのようなレバー形式や、クルクルと回転させるダイヤル形式などであっても構わない。
次に、図2を用いて、モバイル機器1の内部の構成について説明する。なお、図2は、本発明の実施の形態1におけるモバイル機器の内部構成の一例を示すブロック図である。
図2において、モバイル機器1は、制御部11、表示インタフェース12、操作インタフェース13および記憶部14により構成される。
制御部11は、表示インタフェース12、操作インタフェース13および記憶部14とそれぞれ通信可能となっており、これら各部の動作を制御するCPU(Central Processing Unit)あるいはLSI(Large−Scale Integrated circuit)で構成されている。
表示インタフェース12は、表示部2の制御を司る部分であり、制御部11の指示に応じて画面を描画し表示部2へ表示する。
操作インタフェース13は、操作部3の制御を司る部分であり、ユーザの操作部3の操作に応じて、押された(操作された)ボタンの情報を制御部11へ伝達する。また、操作インタフェース13は、操作部3に配置されたボタンが押された場合に音を発生させたり、ランプを点灯・点滅させるように構成されている場合には、それらの制御も司る。この場合、制御部11が操作インタフェース13に対して所定のボタンの点灯あるいは点滅や音の発生を指示することで、操作インタフェース13が、操作部3に備えられたランプを点灯あるいは点滅をさせることや、操作部3に備えられたスピーカあるいはブザー等から音を発生させることが可能である。
なお、前述のように、表示部2と操作部3がタッチパネルのように一体として構成されている場合は、表示インタフェース12と操作インタフェース13も一体となっていても構わない。
記憶部14は、制御部11で動作するプログラムや、外部から取り込んだコンテンツや、コンテンツに関する情報を記憶しておくためのメモリ、あるいはハードディスクなどで構成される。また、記憶部14は、制御部11でプログラムを動作させるために必要な一時的な記憶場所としても利用される。なお、記憶部14は、メモリとハードディスクに分離されていても構わない。
記憶部14に記憶されているプログラムは、制御部11により読み出されて実行される。制御部11は、プログラムの記述に従って動作し、記憶部14に記録されているメニューを構成する部品(ビットマップファイルやJPEGファイルなどの画像データ)を必要に応じて読み出し、表示インタフェースにメニュー画面を生成させて表示部2へ表示させる。
ユーザが表示部2に表示されたメニュー画面を参照しながら操作部3を操作することにより、ユーザにより押された(操作された)ボタンの情報が、操作インタフェース13から制御部11へ伝達され、制御部11は、操作インタフェース13から伝達されたボタン情報に応じて処理を実行し、必要に応じて、画面の更新を表示インタフェース12へ指示する。ユーザは、このような動作を繰り返すことにより、メニューを辿って所望のコンテンツを選択・再生することができる。
次に、図3〜図7を用いて、モバイル機器1に蓄積されたコンテンツ情報とその表示の仕方について説明する。なお、図3は、本発明の実施の形態1におけるモバイル機器に蓄積されたコンテンツ情報の一例を示す図であり、図4は、図3におけるコンテンツ情報をジャンルごとに並べ替えた図であり、図5は、本発明の実施の形態1における項目管理構造の一例を示す図であり、図6は、本発明の実施の形態1におけるメニュー画面の一例を示す図であり、図7は、本発明の実施の形態1におけるメニュー画面表示アルゴリズムを示すフローチャートである。
上述のように、モバイル機器1は、記憶部14にコンテンツを記録すると同時に、それらのコンテンツに関する情報(コンテンツ情報)も記憶部14に記録する。記憶部14に記録するコンテンツ情報としては、例えば、図3に示すように、各コンテンツを記録した(すなわち放送された)月日、曜日、記録開始時間、記録終了時間、記録したコンテンツのジャンルとサブジャンルおよびタイトルなどがある。
これらのコンテンツ情報は、モバイル機器あるいはモバイル機器以外のレコーダ等でコンテンツを記録する際に、電子番組表(EPG:Electric Program Guide)などから抽出したものである。また、モバイル機器以外のレコーダ等の機器で記録されたコンテンツをモバイル機器へ移動あるいはコピーする場合は、これらのコンテンツに関する情報は、レコーダ等の機器からモバイル機器へコンテンツを移動あるいはコピーする際に、コンテンツに関連付けて移動あるいはコピーされた情報である。
なお、記録される情報の項目としては、上記に限られるものではなく、例えば、放送局名、チャンネル、出演者、あらすじおよびより詳細なジャンルなど、コンテンツに関連付けられる様々な情報を採用し得ることは言うまでもない。
また、ここでは、コンテンツ情報としての月日や曜日や時間を、記録した(あるいは放送された)日時としているが、例えば、ダウンロード配信型のコンテンツの場合は、コンテンツが製作された日時や配信開始された月日としてもよい。
図4は、図3におけるコンテンツ情報をジャンルごとに並べ替えた表であるが、ジャンルとしては、「スポーツ」、「ドラマ」、「映画」および「教養」の項目があり、さらに「スポーツ」には、サブジャンルとして「野球」と「テニス」の項目が、「映画」には、サブジャンルとして「洋画」の項目が、「教養」には、サブジャンルとして「語学」の項目がある。
なお、ジャンルやサブジャンルの項目としては、図3および図4に示したもの以外にも様々な項目が存在し得るが、ここでは説明を容易にするため、図3および図4に示した項目のみを例に挙げて説明する。
図5は、本発明の実施の形態1における項目管理構造の一例を示す図であるが、図3あるいは図4に示したジャンルおよびサブジャンルの項目は、図5に示すような体系(管理構造)でそれぞれ関連付けられて管理される。
図5の(a)は、項目情報を管理する構造の一例を示す図である。ジャンルあるいはサブジャンルごとに各項目の情報を記憶するための領域Aが確保される。領域Aは、少なくとも項目名を記憶する領域A1と配下数を記憶する領域A2を内包している。項目名を記憶する領域A1には、ジャンル名あるいはサブジャンル名が格納され、配下数を記憶する領域A2には、項目名で示されるジャンルの配下にいくつのサブジャンルが属しているか、あるいは、項目名で示されるサブジャンルの配下にいくつのタイトルが属しているかを示す。
図5の(b)は、図5の(a)の項目情報を管理する構造を利用して、図4に示すジャンルおよびサブジャンルの関係を示した図であり、階層構造としては、上位の階層から順に、ジャンル(スポーツ、ドラマなど)、サブジャンル(野球、テニスなど)となっている。
図5の(b)において、ジャンルの項目名「スポーツ」の配下には、サブジャンルの項目名として「野球」と「テニス」の2項目が存在するため、ジャンルの項目名「スポーツ」の配下数は2となる。サブジャンルの項目名「野球」の配下には、タイトルの項目名として「阪神―巨人」と「阪神−広島」の2項目が存在するため、サブジャンルの項目名「野球」の配下数は2となる。他のジャンルおよびサブジャンルについても同様にして配下数が決まる。なお、図5の(b)においては、タイトルの項目名の表示を省略している。また、管理の便宜上、ジャンルのさらに上位の階層に仮想的な項目名「(ルート)」を設け、その配下に4つのジャンル(ここでは、「スポーツ」、「ドラマ」、「映画」および「教養」)が属するものとする。
図6は本発明の実施の形態1におけるメニュー画面の一例を示す図であり、図6に示す検索メニュー(イ)は、図1に示すモバイル機器1の表示部2に表示されるメニュー画面である。表示部2には項目が5個分表示でき、ジャンル、サブジャンルおよびコンテンツのタイトルが項目として表示される。ここでは、ジャンルおよびサブジャンルは項目(ロ)に示すような右上が欠けたフォルダ型形状で、タイトルは項目(ハ)に示すような長方形型形状で表示されるものとする。
図2に示す制御部11は、記憶部14に保存されたメニュー画面表示プログラムを読み
出して実行するが、このメニュー画面表示プログラムは、図7に示すメニュー画面表示アルゴリズムで動作する。以下に、図7を用いて、メニュー画面表示アルゴリズムの各ステップについて説明する。
出して実行するが、このメニュー画面表示プログラムは、図7に示すメニュー画面表示アルゴリズムで動作する。以下に、図7を用いて、メニュー画面表示アルゴリズムの各ステップについて説明する。
図7において、制御部11は、表示部2に表示可能な項目数を取得する(S701)。ここでは、表示可能な項目数は、図6に示すように5個であるとする。
次に、記録されているコンテンツの最上位階層のジャンルの項目数を確認し取得する(S702)。ここでは、図4に示すように、ジャンルの項目は、「スポーツ」、「ドラマ」、「映画」および「教養」の4個であるので、ジャンルの項目数:4が取得される。
次に、ステップS701で取得した表示可能な項目数と、ステップS702で取得した最上位階層のジャンルの項目数を比較して、最上位階層のジャンルの項目数が表示可能な項目数より大きいか否かを確認し(S703)、最上位階層のジャンルの項目数が表示可能な項目数より大きい場合(ステップS703においてYesの場合)は、従来通りの通常表示を行う(S704)。最上位のジャンルの項目数が表示可能な項目数以下の場合(ステップS703においてNoの場合)は、表示可能な項目数から最上位階層のジャンルの項目数を引いて、表示可能な残項目数を取得する(S705)。なお、ステップ705は、特許請求の範囲に記載の残項目数取得ステップに相当する。
次に、最下層のジャンルからサーチを行い、各項目の配下数を取得する(S706)。すなわち、ここでは、図5に示すように、サブジャンルの項目「野球」の配下数は2、サブジャンルの項目「テニス」の配下数は1、ジャンルの項目「ドラマ」の配下数は4、サブジャンルの項目「洋画」の配下数は3、サブジャンルの項目「語学」の配下数は2が、それぞれ配下数として取得される。
次に、ステップS705で取得した表示可能な残項目数に1を加算した値と、ステップS706で取得した各ジャンルあるいは各サブジャンルの配下数とを比較し、(残項目数+1)の値に一致する配下数が存在するか否かを確認する(S707)。なお、ステップS707は、特許請求の範囲に記載の対象項目検出ステップに相当する。
ステップS707において、(残項目数+1)の値に一致する配下数が存在しないことを確認した場合(ステップS707においてNoの場合)は、未サーチの項目が存在するか否かを判断する(S711)。このとき、図5の(b)に示す「(ルート)」の項目は、管理のために仮想的に設けている項目であるので、未サーチ項目の対象とはしない。
ステップS711において、未サーチの項目が存在しないと判断した場合(ステップS711においてNoの場合)は、従来通りの通常表示を行う(S704)。
ステップS711において、未サーチの項目が存在すると判断した場合(ステップS711においてYesの場合)は、1つ上位の階層の未サーチ項目でS706におけると同様に配下数を取得し(S710)、ステップS707へ進んでステップS707、ステップS711およびステップS710の処理を、ステップS707において(残項目数+1)の値に一致する配下数が存在すると判断されるまで、あるいは、未サーチの項目が存在しないと判断されるまで繰り返す。すなわち、ここでは、1順目のステップS710において、ジャンルの項目「スポーツ」の配下数が2、ジャンルの項目「映画」の配下数が1、ジャンルの項目「教養」の配下数が1、が取得される。なお、図5において、ジャンルの項目「ドラマ」の1つ上位の階層は「(ルート)」となるが、上述したようにサーチ項目の対象とはしない。
ステップS707において、(残項目数+1)の値に一致する配下数が存在することを確認した場合(ステップS707においてYesの場合)は、(残項目数+1)の値と配下数の値が一致した項目が属する全ての上位のジャンルにおいて、配下数が1であるか否かを確認し(S708)、全ての上位のジャンルの配下数が1でない場合(ステップS708においてNoの場合)は、ステップS711に移行し、未サーチの項目が存在するか否かを判断する。なお、ステップS708は、特許請求の範囲に記載の確認ステップに相当する。
ステップS708において、全ての上位の階層のジャンルの配下数が1の場合(ステップS708においてYesの場合)は、図6に示す検索メニュー(イ)の残項目部に、全ての上位の階層のジャンルの配下数が1であるジャンルのタイトルの項目名を表示する(S709)。
ステップS709においては、ステップS708で検出した配下数が1の項目の上位の階層のジャンルの項目を省略することで、図1に示す表示部2の残項目数を1つ増加させ、ステップS707およびステップS708におけるYesの条件を満たした項目の配下の項目、すなわち、図4におけるタイトルの項目を残項目部に表示する。
以上のように、表示部2に表示させる検索メニュー画面を、図7に示すメニュー画面表示アルゴリズムで動作させると、(残項目数+1)の値と配下数の値が一致しているため、表示部2の画面には無駄なくメニューの項目を表示することができる。
図3あるいは図4に示す場合を例にとって図7に示すメニュー画面表示アルゴリズムで動作させると、表示部2に表示させる最上位の検索メニュー表示は、図6に示すものとなる。
なお、図7に示すメニュー画面表示アルゴリズムにおいては、残項目部に表示する項目は、サーチ中に最初にステップS707およびステップS708におけるYesの条件を満たす項目のみとし、同じ条件を満たす他の項目が存在しても、その項目の上位の階層のジャンルを省略せず、従来通りの表示を行うものとしたが、以下に示すように、残項目部に表示するための優先順位付けを行うようにしてもよい。
以下に、図8〜図10を用いて、残項目部に表示するための優先順位付けを行うケースについて説明する。
図8は、残項目部に表示するための優先順位付けが必要な第1のケースを示す図であり、図5と同様の項目管理構造で示されている。
図8において、項目「ホラー」と項目「語学」は、共に最下層の項目であり、それぞれの配下数も2となっている。従って、項目「ホラー」の配下の2個のコンテンツのタイトルの項目、あるいは、項目「語学」の配下の2個のコンテンツのタイトルの項目のいずれかを、図6に示す検索メニュー(イ)として、表示部2に表示することが可能である。
図9は、残項目部に表示するための優先順位付けが必要な第2のケースを示す図であり、図5と同様の項目管理構造で示されている。
図9において、項目「洋画」と項目「語学」は、共に最下層の項目であり、それぞれの配下数も2となっている。従って、項目「洋画」の配下の2個のコンテンツのタイトルの項目、あるいは、項目「語学」の配下の2個のコンテンツのタイトルの項目のいずれかを、図6に示す検索メニュー(イ)として、表示部2に表示することが可能である。
図10は、本発明の実施の形態1における残項目部に表示するための優先順位付けを行うケースのメニュー画面表示アルゴリズムを示すフローチャートであり、図7に示すメニュー画面表示アルゴリズムと同じステップについては同じステップ番号を付し、ここでは説明を省略する。
図10のメニュー画面表示アルゴリズムでは、図7のメニュー画面表示アルゴリズムにおけるステップS708とステップS709との間にステップS1001が追加されている。なお、ステップS1001は、特許請求の範囲に記載の優先順位付けステップに相当する。
ステップS1001は、残項目部に表示するための優先順位付けを行う処理ステップであり、項目の階層数に応じて優先順位を付け、階層数が最大のものを図6に示す検索メニュー(イ)への表示対象項目とする。階層数が最大の項目が複数存在する場合は、「(ルート)」からそれぞれの項目への到達手順数が最も多いものを検索メニュー(イ)への表示対象項目とする。
ここで、階層数とは、「(ルート)」を階層数0とみなして各項目の階層位置を表すものである。例えば、図8および図9においては、項目を右へ1つ移動するごとに階層数が1増加する。すなわち、図8では、「スポーツ」、「ドラマ」、「映画」および「教養」の階層数が1、「野球」、「テニス」、「洋画」および「語学」の階層数が2、「ホラー」の階層数が3となり、図9では、「スポーツ」、「ドラマ」、「映画」および「教養」の階層数が1、「野球」、「テニス」、「洋画」および「語学」の階層数が2となる。
また、各項目への到達手順数とは、「(ルート)」から該当項目に達するまでに要する移動回数で表す。すなわち、「(ルート)」から右または下に移動するごとに1カウントし、該当項目に達した際のカウント数を到達手順数とする。例えば、図8においては、項目「語学」および項目「ホラー」の到達手順数は5となり、図9においては、項目「洋画」の到達手順数は4、項目「語学」の到達手順数は5となる。
従って、図8のケースにおいては、図10のステップS708において優先順位付けがなされる項目に該当するものとして、項目「語学」と項目「ホラー」が抽出され、ステップS1001において、階層数で優先順位付けを行うために、項目「語学」と項目「ホラー」の階層数の比較を行い、より大きい階層数である項目「ホラー」を表示対象とする。
このようにして、ステップS709では、項目「ホラー」の配下の2つのタイトルの項目が、図6に示す検索メニュー(イ)に表示される。
また、図9のケースにおいては、図10のステップS708において優先順位付けがなされる項目に該当するものとして、項目「洋画」と項目「語学」が抽出され、ステップS1001において、まず階層数で優先順位付けを行う。しかし、項目「洋画」と項目「語学」は共に階層数が2であり、優先順位を付けることができないため、次に到達手順数で優先順位付けを行う。項目「洋画」の到達手順数は4、項目「語学」の到達手順数は5であるため、より大きい到達手順数である項目「語学」を表示対象とする。
このようにして、ステップS709では、項目「語学」の配下の2つのタイトルの項目が、図6に示す検索メニュー(イ)に表示される。
以上のように、本発明の実施の形態1によれば、格納されたコンテンツの状況によっては、最上位階層でタイトルを直接表示することが可能となり画面が効率的に利用できるようになるとともに、必要以上にジャンルの階層を辿ることなくコンテンツを選択できるため、ユーザの使い勝手が向上する。
本発明は、携帯電話や携帯プレーヤーなどの、小型で持ち運びが可能なコンテンツ再生機器のコンテンツ選択メニューなどのユーザインタフェースに有用である。
1 モバイル機器
2 表示部
3 操作部
11 制御部
12 表示インタフェース
13 操作インタフェース
14 記憶部
2 表示部
3 操作部
11 制御部
12 表示インタフェース
13 操作インタフェース
14 記憶部
Claims (4)
- 分類項目毎に階層構造で管理されているコンテンツの検索メニューを画面に表示する表示方法であって、
各々の前記分類項目は、直下の階層として管理している分類項目数あるいはコンテンツ数を配下数として管理し、
前記画面に表示可能な項目数から前記画面に表示すべき分類数を引いた残項目数を算出して取得する残項目数取得ステップと、
前記残項目数が正の値の場合に、前記残項目数に1を加えた値が前記配下数と一致する項目が存在するか否かを確認し、前記一致する項目を対象項目として検出する対象項目検出ステップと、
前記対象項目検出ステップにおいて検出された前記対象項目のすべての上位階層の項目の配下数が1である前記対象項目が存在するか否かを確認する確認ステップを備え、
前記確認ステップで該当する項目(該当項目)が存在することが確認された場合は、前記該当項目および前記該当項目の上位階層の分類項目を表示せず、前記該当項目の配下のコンテンツの項目を前記画面に表示することを特徴とする検索メニュー表示方法。 - 前記対象項目検出ステップは、前記分類項目の最下層から前記対象項目の検出を開始し、前記最下層において前記対象項目が検出されない場合は、1階層ずつ上位の階層へ前記対象項目の検出作業を移行させることを特徴とする請求項1記載の検索メニュー表示方法。
- 優先順位付けステップをさらに備え、前記確認ステップで前記該当項目が複数存在する場合は、前記優先順位付けステップにおいて前記該当項目の階層位置により優先付けをして、前記画面に表示する項目を抽出することを特徴とする請求項1記載の検索メニュー表示方法。
- 前記優先順位付けステップにおいて同じ前記階層位置の前記該当項目が複数存在する場合は、前記該当項目への到達手順数により優先付けをして前記画面に表示する項目を抽出することを特徴とする請求項3記載の検索メニュー表示方法。
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