JP2010224667A - 文字入力支援装置及び文字入力支援方法 - Google Patents

文字入力支援装置及び文字入力支援方法 Download PDF

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Abstract

【課題】日記や出来事を記述する文章を作成するにあたって単語の選択を容易にする文字入力支援装置を提供する。
【解決手段】ユーザの行動履歴に係る情報に基づいて、その情報に係る単語とその属性情報との組み合わせを複数含んでなるライフログ辞書を作成する辞書作成器14と、ユーザの入力対象の属性情報を検出する対象検出器19と、辞書作成器14によって作成されたライフログ辞書から、対象検出器19によって検出された属性情報に対応する単語を1又は複数抽出し、その抽出した単語から構成されるライフログ入力辞書を設定する辞書設定器16と、ユーザの入力操作に応じて、辞書設定器16によって設定されたライフログ入力辞書から入力候補となる単語を選択し、ユーザに対して提示する漢字変換器18とを備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は、日本語を主とした文章(あるいは文書)の入力の際に用いて好適な文字入力支援装置及び文字入力支援方法に関する。
文字入力支援装置として、電子文書を作成する際に、電子文書の送信アドレス等の送信先情報や作成日時等の日時情報に基づいて特定の変換候補を提示するようにしたものがある(特許文献1)。
また、他の文字入力支援装置には、過去に作成された多数のレポートデータを解析し、各検査部位に対応した辞書からなる辞書データベースを作成し、その中から診断レポート作成時の辞書として医用画像の検査部位に対応した辞書を用いてかな漢字変換処理を行なうようにしたものがある(特許文献2)。
また、他の文字入力支援装置には、文字入力の対象となる文章を解析し、文章のタイプ(ビジネス、友達、恋愛等)に応じて使用する変換辞書を、複数の変換辞書の中から選択するようにしたものがある(特許文献3)。
また、本発明に係る他の技術的事項を開示するもとして特許文献4がある。特許文献4には、ユーザの行動履歴の記録(ライフログ)に含まれる種々のプロファイルを連想検索するための装置が示されている。そのライフログは、携帯端末が有する各種センサデバイスを利用して取得したユーザの行動を特定する情報である、住所、時間、商品、写真、テキストなどを要素とする複数のプロファイルから構成されている。
特開2003−296319号公報 特開2003−50863号公報 特開2008−186312号公報 特開2007−272485号公報
ところで、近年、ブログと呼ばれるウェブサイトの作成・利用が盛んに行われている。ブログとは、作者が作成した文章や画像情報を日記風に記録するサイトの総称である。ブログに記録される情報の話題は、様々であるが、例えば、作者の専門的知識に関するもの、作者の趣味や旅行での出来事あるいは日常の行動履歴に関するものなどがある。
ブログには、情報が日記風に記録されるという点で一定の特徴があると考えられる。したがって、文字入力の支援のための装置には、ブログの入力に適した構成というものが存在しえるものと考えられる。しかしながら、文字入力支援装置は、ブログ作成に適したものとなるようには構成されていなかった。
例えば特許文献1に記載されてる文字入力支援装置は、情報作成時の日時に基づいて、予め設定された単語を候補とするものである。したがって、過去の行動に基づいた単語入力が求められる、日記などにおいて、その効果(すなわち文字入力効率向上効果)を発揮することは難しいと考えられる。
また、特許文献2に記載されている文字入力支援装置は、診断レポート作成時のかな漢字変換の効率を向上させるものである。したがって、特許文献2の文字入力支援装置では、対象とする文章の属性と辞書は固定されている。また、辞書は、各検査部位毎に固定されている。そのため、辞書を自動的に作成・活用することはできず、日記などの作成において変換効率向上の効果を発揮することはできない。
また、特許文献3に記載されている文字入力支援装置は、電子メールの返信時に返信対象の電子メールの文章を解析したり、ウェブブラウザのフォーム入力を解析対象としたりすることで、解析結果に応じて使用する変換辞書を選択するものである。したがって、過去の行動に基づいた単語入力が求められる、日記などにおいて、その効果を発揮することは難しいと考えられる。
一方、特許文献4に記載されている連想検索装置は、ライフログの連想検索を目的としたものであり、特許文献4には、ライフログを文字入力に利用することについての具体的な記述はない。通常、ライフログには種々の情報が記録される。そのため、記録された種々の情報をいかにして文字入力に利用するのかという課題が残る。
以上を考慮して本発明が解決しようとする課題をまとめると次のようになる。
第1の課題は、ブログなどの入力を行う際に、適切な単語が表示されにくいということである。その理由は、文字入力支援装置では、過去の行動の履歴が、文字入力システムで活用されていないからである。
第2の課題は、単に過去の行動履歴を利用して関連する変換候補をすべて選択するだけでは、効率的な文字入力はできないということである。その理由は、特に日記などの文書は多くの場合に限定された日付や場所に関することについて書かれているため、適切な変換候補の絞り込みを行わないと、多くの不必要な単語が候補となってしまうからである。
第3の課題は、単純に入力文書のフォーマットを解析するだけでは、対象としている日付や場所についての情報を得られない場合があるということである。その理由は、常に日付や場所を入力してから文書を入力するとは限らないからである。
本発明は、上記事情にかんがみてなされたもので、日記や出来事を記述する文章(あるいは文書)を作成するにあたって、単語の選択を容易にすることができる文字入力支援装置及び文字入力支援方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の文字入力支援装置は、ユーザの行動履歴に係る情報に基づいて、その情報に係る単語とその属性情報との組み合わせを複数含んでなるライフログ辞書を作成する辞書作成手段と、ユーザの入力対象の属性情報を検出する対象検出手段と、前記辞書作成手段によって作成されたライフログ辞書から、前記対象検出手段によって検出された属性情報に対応する単語を1又は複数抽出し、その抽出した単語から構成されるライフログ入力辞書を設定する辞書設定手段と、ユーザの入力操作に応じて、前記辞書設定手段によって設定されたライフログ入力辞書から入力候補となる単語を選択し、ユーザに対して提示する漢字変換手段とを備えることを特徴とする。
本発明の文字入力支援方法は、辞書作成手段によって、ユーザの行動履歴に係る情報に基づいて、その情報に係る単語とその属性情報との組み合わせを複数含んでなるライフログ辞書を作成するライフログ辞書作成過程と、対象検出手段によって、ユーザの入力対象の属性情報を検出する対象検出過程と、ライフログ入力辞書設定によって、前記辞書作成手段によって作成されたライフログ辞書から、前記対象検出手段によって検出された属性情報に対応する単語を1又は複数抽出し、その抽出した単語から構成されるライフログ入力辞書を設定するライフログ入力辞書設定過程と、漢字変換手段によって、ユーザの入力操作に応じて、前記辞書設定手段によって設定されたライフログ入力辞書から入力候補となる単語を選択し、ユーザに対して提示する漢字変換過程とを含むことを特徴とする。
本発明によれば、ユーザの行動履歴に係る情報に係る単語とその属性情報との組み合わせを複数含んでなるライフログ辞書が作成され、ユーザの入力対象の属性情報が検出されて、ライフログ辞書からその検出された属性情報に対応する単語が1又は複数抽出されてライフログ入力辞書が設定され、ユーザの入力操作に応じてライフログ入力辞書から入力候補となる単語が選択され、ユーザに対して提示される。したがって、例えばブログや日記などで日付や場所を属性情報として、その日付や場所の属性情報に関連した文章や文書を作成する際に、ユーザの行動履歴に係る情報に係る単語のうちから、その日付や場所の属性情報に対応する単語が入力候補と提示されることになるので、適切な候補提示がなされ、文字入力を容易に行えるようになる。
本発明による文字入力支援装置の第1の実施形態の基本構成を表す図である。 図1のセンサー11の構成例を示した図である。 図1の文字入力支援装置1の基本動作を表すシーケンス図である。 図1の文字入力支援装置1においてユーザに候補単語を提示する形態について説明した図である。 図1の対象検出器19の設置位置を変えた本発明の第2の実施形態の構成図である。 文章編集方法をアプリケーションに変えた本発明の第3の実施形態の構成図である。 文章編集方法をアプリケーションに変えた本発明の第3の実施形態の動作シーケンス図である。 データの添付を行う場合の本発明の第1の実施形態の他の動作例を表すシーケンス図である。 変換実績を利用する場合の本発明の第1の実施形態の他の動作例を表すシーケンス図である。 本発明の各実施形態においてユーザに候補単語を提示する別の形態について説明した図である。 本発明の各実施形態におけるセンサー情報以外の情報を利用した辞書作成の構成について説明した図である。 本発明の各実施形態のライフログ辞書DB15内のライフログ辞書のデータについての説明図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
[第1の実施形態]
図1を参照すると、本発明の第1の実施の形態としての文字入力支援装置1は、センサー11、ライフログ収集器12、ライフログDB(ライフログデータベース)13、辞書作成器14、ライフログ辞書DB15、辞書設定器16、ライフログ入力辞書DB17、仮名(カナ)漢字変換(予測変換)器18、対象検出器19、ブラウザ(Web(ウェブ)ブラウザ)20の、各装置(すなわち各手段)から構成されている。また、文字入力支援装置1には、図示していないネットワーク(あるいは通信回線)を介してWebサーバ2が接続されている。
なお、文字入力支援装置1は、例えば、パーソナルコンピュータ、携帯電話端末、携帯情報端末などの情報処理装置に搭載されるものである。具体的には、そのような情報処理装置を構成するCPU(中央処理装置)、RAM(ランダムアクセスメモリ)、ROM(リードオンリメモリ)、フラッシュメモリなどの不揮発性半導体記憶装置、ハードディスク装置、複数の操作子やキーボード、マウス、インターフェース装置、通信装置などのハードウェアと、そのCPUによって実行されているプログラムとによって構成することができる。ここで、複数の操作子の例としては、数字や文字入力用のキー、文字変換用のキー、変換モード切替用のキー、カーソル移動キーやポインタなどがあげられる。また、この場合のプログラムは、その情報処理装置で動作するOS(オペレーティングシステム)上で文字入力アプリケーションとして実行されるプログラム及び各記憶装置に格納されているDBによって構成することができる。ただし、図1の文字入力支援装置1の構成のうち、センサー11、ライフログ収集器12、ブラウザ20などの構成を省略したものを、本発明の実施形態として考えることもできるし、あるいは、ライフログDB13などの記憶装置を通信回線を介して接続される他の装置内などに設けるようにした形態も、本発明の実施形態として考えることができる。
図1のセンサー11は、ユーザの行動に基づいて変化する情報を取得するための装置である。詳細については別途記述する。
ライフログ収集器12は、ユーザの行動に基づいて変化した結果得られるセンサー11の取得情報を収集し、ライフログデータを作成し、ライフログDB13へと記録する装置である。
ライフログDB13は、ライフログ収集器12によって収集された、ユーザの行動履歴の情報であるライフログデータを保存しておくためのデータベースである。ライフログデータは、センサー11が取得した情報と、取得時刻又は取得位置の少なくとも一方を表す情報とを含んで構成されている。例えばセンサー11をユーザが利用あるいは携帯する端末に内蔵あるいは外付けされたものとすることで、センサー11が取得する情報をユーザの行動に関連するものとさせ、ライフログデータをユーザの行動履歴に対応する情報とすることができる。
辞書作成器14は、ライフログDB13に保存されているライフログデータに基づいて、仮名漢字変換(予測変換)器18で利用するためのライフログ辞書を作成し、ライフログ辞書DB15へと保存登録する装置である。ライフログ辞書には、単語集合とその属性情報とが関連づけられて記録されている。ライフログ辞書に記録される属性情報は、例えば各単語に関連づけられた日付や位置の情報である。本実施形態では、属性情報は、日付を示す情報又は位置を示す情報の少なくとも一方を含んでいるものとする。すなわち、辞書作成器14は、ユーザの行動履歴に係る情報であるライフログデータに基づいて、その情報に係る単語とその属性情報との組み合わせを複数含んでなるライフログ辞書を作成する。
ライフログ辞書DB15は、辞書作成器14によって作成されたライフログ辞書を保存しておくためのデータベースである。
辞書設定器16は、対象検出器19によって検出された記述中の文章(あるいは文書)の属性情報を基にして、ライフログ辞書DB15を検索し、文章(あるいは文書)の性質に適した1又は複数の単語を含むライフログ入力辞書を作成し、ライフログ入力辞書DB17へと保存する装置である。すなわち、辞書設定器16は、辞書作成器14によって作成されたライフログ辞書から、対象検出器19によって検出された属性情報に対応する単語を1又は複数抽出し、その抽出した単語から構成されるライフログ入力辞書を設定する。
ライフログ入力辞書DB17は、辞書設定器16によって設定された、ライフログ入力辞書を保存しておくためのデータベースである。ライフログ入力辞書は、1又は複数の単語を表す文字列のリストであり、単語の読みの情報は含んでいない。
仮名漢字変換(予測変換)器18は、通常の文字入力方式(変換辞書を用いた仮名漢字変換、ローマ字漢字変換等)に加え、ユーザの文字入力内容に基づいてライフログ入力辞書DB17から読み出した変換文字候補を提示する機能すなわちライフログ入力辞書DB17内のライフログ入力辞書を利用した仮名漢字変換機能を提供する装置である。つまり、仮名漢字変換(予測変換)器18は、ユーザの入力操作に応じて、辞書設定器16によって設定されたライフログ入力辞書から入力候補となる単語を選択し、ユーザに対して提示する機能を有している。ただし、本実施形態は、仮名漢字変換に限らずアルファベットの入力やその他の文字コードで表現される文字の入力においても、ライフログ入力辞書を利用した文字入力を行うことが可能である。また、アルファベットの先頭数文字を入力することで、単語全体を表示する方式や、一つのキーに複数の文字が割り当てられており、それらの押された組み合わせから単語を予測する方式においてもライフログ入力辞書を利用した文字入力を利用可能である。
Webサーバ2は一般的なWebサーバである。
ブラウザ20は一般的なWebブラウザ装置であり、Webサーバ2から得られたWebページをユーザへと提示する機能と、提示したページ情報に対してユーザが行った入力をWebサーバ2へと通知する機能を持っている。また、本実施形態では、ブラウザ20は、対象検出器19を経由して、Webサーバ2へとアクセスし、Webページを取得する。また、本実施形態におけるWebページは主に、ブログと呼ばれる、日記やエッセイ、主張などを日付毎に入力し、他人に公開を行うことを目的として作成・編集されるページ(あるいはサイト)を第一に想定しているが、電子メールや、ソーシャルネットワーク、マイクロブログなどの、ユーザが入力を行うアプリケーションもしくはサービスにおいて一般的に適用可能である。
対象検出器19は、ユーザの入力対象の属性情報を検出する装置である。すなわち、対象検出器19は、ユーザが参照しているWebページあるいは取得したWebページの情報を解析し、ユーザが文字入力を行う文章(あるいは文書)に関連した日付、場所などの文書の性質・特徴を示す属性を検出し、検出した属性を示す情報である属性情報を作成して、辞書設定器16へと通知する装置である。なお、本実施形態において、対象検出器19は、ブラウザ20とWebサーバ2との間に介在するプロキシとして機能する。
また、対象検出器19は、参照しているWebページを解析し、記述する文章(あるいは文書)に関連した日付、場所などの属性情報が未確定な文書を作成している場合には、その文章(あるいは文書)中で利用した単語と、ライフログ辞書DB15内に記録されているライフログ辞書に含まれている単語候補と属性との関連付けの情報とから、記入中の文章(あるいは文書)が関連している日付と位置などの属性の情報を推定し、その推定情報をもとに属性情報を検出・決定し、辞書設定器16へと通知する機能を有している。すなわち、対象検出器19は、辞書作成器14によって作成されたライフログ辞書内にユーザの入力対象で利用した単語が含まれていた場合に、ライフログ辞書内で当該単語に組み合わされている属性情報を、ユーザの入力対象の属性情報として検出する機能を有している。
さらに、対象検出器19は、写真などのデータを添付して文章(あるいは文書)を作成する場合に、参照しているWebページを解析し、記述する文章(あるいは文書)に関連した日付、場所などの文書の性質・特徴を示す属性を検出するとともに、写真を撮影した時刻、場所などの添付するデータに関する時刻や場所の情報に基づいて、作成中の文章(あるいは文書)に関する属性を示す情報である属性情報を作成し、辞書設定器16へと通知する機能を有している。
図2には、図1で説明されたセンサー11についての詳細と、ライフログ収集器12及びライフログDB13とが示されている。図2に示すように、センサー11は、時計111、検出WLAN−ID(ワイヤレスLAN−識別子)装置112、GPS(グローバルポジショニングシステム)受信装置113、カメラ装置114、RFID(無線識別子)入出情報装置115、RFID購入情報装置116、スケジュール装置117、Web閲覧履歴装置118、通話音声認識装置119、通信記録装置120及びその他の二次加工情報提供装置121の少なくとも1つを含んで構成されている。
時計111は、時刻の情報を取得することが可能な装置である。各々のセンサー装置112〜121は、時計111を利用して(あるいは各装置112〜121内に時計機能を有している場合にはその時計機能を利用して)、データを生成した時刻を同時に記録し、ライフログ収集器12へと通知する。
検出WLAN−ID(ワイヤレスLAN−識別子)装置112は、ユーザの携帯電話端末やノートPC(パーソナルコンピュータ)などに付属されている無線LAN装置によって検出された、無線LANの基地局のIDを、センサー情報として取得・通知する装置である。
GPS受信装置113は、GPS受信装置113が位置する緯度・経度・高度の情報が取得可能な装置である。
カメラ装置114は、写真データを生成する装置である。
RFID入出情報装置115は、RFIDを利用した通過ゲートなどにおいて、ゲートのRFID読取装置のIDを生成する装置である。
RFID購入情報装置116は、RFIDを利用した、電子マネーシステムにおいて、購入した商品の名称と、金額の情報と、RFIDを読み取ったRFID読取装置のIDとを生成する装置である。
スケジュール装置117は、過去および未来の特定の日時に対して、予定情報をデータとして取得することが可能な装置である。
Web閲覧履歴装置118は、閲覧をしたWebページの、URI(Uniform Resource Identifier)情報、本文の情報、閲覧した時刻情報を取得することが可能な装置である。Webページには、一般的なインターネットのページに加え、モバイル向けに作成したページなども含まれ、またこれらに限られるものではない。
通話音声認識装置119は、電話による通話音声の記録を音声認識することによって生成された文字列情報を生成する装置である。
通信記録装置120は、電子メールもしくは電話による通信の記録に基づいて、通信を行った時刻、通信を行った時間、通信を行った相手の情報の任意の組み合わせを生成する装置である。
その他の二次加工情報提供装置121は、上述した各センサー装置111〜120の出力情報を他の情報と組み合わせたり、所定の変換処理を施したりする二次加工を行って提供する装置である。
これらのセンサー11内の各装置111〜121は、必ずしも単一の装置内に実装されているものとは限らず、複数の装置へと内蔵されていてもかまわない。また、複数の装置が持つ機能が同一の装置一体化していても良い。ただし、これらセンサー11の例は、本発明において想定している代表的なセンサーについて述べたものであり、本発明の適用範囲は、これらセンサーに限られるものではない。
[第1の実施形態の動作の説明]
次に、図3を用いて本実施形態の動作について説明する。まず、シーケンスは、ライフログ辞書作成フェーズPAと、ライフログ辞書利用フェーズPBへと分けられる。以下に、ライフログ辞書作成フェーズPAについて記述する。
まず、ライフログ収集器12は、センサー11(すなわち各種センサー装置111〜121)から、データを収集しライフログデータを生成し、ライフログDB13へと記録する(ステップA1)。
次に、辞書作成器14は、ライフログDB13に登録されたライフログデータを参照し、ライフログ辞書を作成し、ライフログ辞書DB15へと記録する(ステップA2)。ここで、ライフログ辞書DB15に記録されるライフログ辞書について、図12を参照して説明する。ライフログ辞書は、ライフログDB13に登録されたライフログデータから抽出された単語毎に、日付と位置の情報との組み合わせで記録されたデータのリストである。図12の例では、ライフログ辞書DB15内のライフログ辞書として、センサー11から出力されたデータを収集することで生成されたライフログDB13内のライフログデータから抽出された単語毎に、年月日からなる日付、緯度・経度からなる位置情報、及び抽出された単語を表す文字列の情報が、1組の情報として複数組記録されている。ただし、ライフログ辞書の構成は、上記に限らず、例えば日付に代えて日時を構成要素としたり、位置情報として緯度・経度に加え高度の情報を含ませるようにしたりすることも可能である。
次に、ライフログDB13に登録される各センサー装置112〜118からの出力に対応する各々のライフログデータについて説明する。
(1)GPSデータ:
GPSデータは、ユーザの所持するGPS受信装置113で生成される。GPSデータは、時刻と位置(経度・緯度あるいはさらに高度)の情報のペアのリストであり、ユーザの行った場所の履歴を表す情報である。また、別途、経度緯度と範囲情報、その地名、地域名、もしくは関連する施設名を決定する地名データベースを準備しておくことで、緯度経度情報をそれらの名称を表す文字列を含む形でGPSデータ(=ライフログデータの1つ)を生成することもできる。この場合、地名データベースは、例えば、ライフログDB13内、ライフログ辞書DB15内、あるいは図示していない他のDB内に準備しておくことができる(以下の他のセンサー装置に係るデータ・情報についても同様である。)。
ライフログ辞書DB15に記録されるライフログ辞書は、辞書作成器14によって以下のように作成される。GPSデータの緯度経度情報から地名データベースを引き、その緯度経度と範囲情報から示される範囲に含まれている項目の地名、地域名、もしくは関連施設名を、辞書の単語として決定し、合わせて記録されている時刻と、経度緯度情報自体を合わせて、ライフログ辞書を作成する(図12参照)。
(2)カメラデータ:
カメラデータは、カメラ装置114によって生成される。カメラデータは、時刻、位置、画像情報、コメント情報の組み合わせデータのリストである。画像情報は、ユーザが写真撮影をすることによって作成され、時刻および位置は、撮影をした際にカメラ装置114に内蔵されている時計およびGPS受信装置から取得される。GPS受信装置を内蔵していないカメラ装置114で撮影を行った場合には、時刻情報を利用してGPS受信装置113が取得したGPSデータを検索し、その際に記録されている位置情報を用いてカメラデータを生成する。また、ユーザの入力によって、写真に対するコメントを示す文字列を付与する。また、写真の画像を認識するなどの処理をして、何らかのコメントを自動的に付与することなども可能である。ただし、一般的な方式を利用するものとし、詳細についての記述は省略する。
カメラデータに基づくライフログ辞書DB15内のライフログ辞書は、辞書作成器14によって以下のように生成される。カメラデータに保存されているコメント情報に含まれている文字列を形態素解析して、単語候補を作成し、合わせて保存されていた時刻の情報とを組み合わせてライフログ辞書へと登録される。
また、通信時刻の情報と、その情報に該当する位置情報をGPSデータから決定できれば決定し、同時に記録してもよい。
形態素解析の方法については、一般的な方法であって、ここでは詳述しない。以下同様。
(3)検出WLAN−IDデータ:
検出WLAN−IDデータは、検出WLAN−ID装置112(あるいは無線LAN装置)が、利用可能な無線LAN電波を検出したときに作成される。無線LANを検出した際に、そのアンテナのIDと、検出時刻、GPS受信装置113が利用可能であれば、位置の情報とを合わせて検出WLAN−IDデータとして保存する。
検出WLAN−IDデータは、アンテナID、検出時刻、位置情報の組み合わせから構成される。また、アンテナデータベースとして、アンテナIDとアンテナの位置情報、アンテナの名称との組み合わせを保持したものを予め作成しておく。名称にはたとえば、WLANサービスを提供する店舗の名称や、扱っている商品の名称などが含まれていてよい。
検出WLAN−IDデータを利用したライフログ辞書DB15内のライフログ辞書は、辞書作成器14によって以下のように生成される。検出WLAN−IDデータのアンテナIDを利用してアンテナデータベースを検索し、アンテナの名称に含まれている単語を抽出し、それを単語とし、その単語と合わせて、時刻情報と、位置の情報(例えば基地局設置場所の名称)や周辺領域などについての関連単語を、ライフログ辞書として記録する。ひとつの検出WLAN−IDデータから、複数の単語が抽出されてもかまわない。検出WLAN−IDデータに、位置情報が記録されていない場合には、アンテナデータベースの対応する位置情報を利用する。
また、通信時刻の情報と、その情報に該当する位置情報をGPSデータから決定できれば決定し、同時に記録してもよい。
(4)RFID入出情報:
RFID入出情報は、RFID入出情報装置115からのデータを利用して作成される。RFID入出情報は、時刻、RFID読み取り装置IDから構成される。また、RFID読取装置データベースとして、RFID読み取り装置IDと、対応する位置情報、名称情報とを組み合わせて保存したものを予め作成しておく。名称情報には、ゲートの名前や、関連する施設名称などが含まれている。
RFID入出情報は、RFID入出情報装置115がRFID読取装置もしくはRFIDから、読み取り動作実施情報を受け取ることによって、作成される。読み取り動作実施情報には、読み取りを行ったRFID読取装置IDが設定されており、この値と、読み取りが実施された時刻とを合わせて、RFID入出情報として保存する。
RFID入出情報を利用したライフログ辞書DB15内のライフログ辞書は辞書作成器14によって以下のように生成される。RFID入出情報のRFID読み取り装置IDを利用して、RFID読取装置データベースを検索し、該当する項目から、名称情報を取得し、そこに含まれる入出した施設を表す単語や周辺領域の関連単語と、位置情報とを、RFID入出情報の時刻情報とともにライフログ辞書として記録する。
(5)RFID購入情報:
RFID購入情報は、RFID購入情報装置116からのデータを利用して作成される。RFID購入情報は、時刻、RFID読み取り装置ID、金額から構成される。また、RFID読取装置データベースとして、RFID読み取り装置IDと、対応する位置情報、名称情報とを組み合わせて保存したものを予め作成しておく。
RFID購入情報は、RFID購入情報装置116がRFID読取装置もしくは、RFIDから、読み取り動作実施情報を受け取ることによって、作成される。読み取り動作実施情報には、読み取りを行ったRFID読取装置ID、金額が設定されており、この値と、読み取りが実施された時刻とを合わせて、RFID購入情報として保存する。
RFID購入情報を利用したライフログ辞書DB15内のライフログ辞書は辞書作成器14によって以下のように生成される。RFID購入情報のRFID読み取り装置IDを利用して、RFID読取装置データベースを検索し、該当する項目より、名称情報を取得し、そこに含まれる購買の商品名を表す単語や金額を表す単語と、位置情報とを、RFID購入情報の時刻情報とともにライフログ辞書として記録する。
また、通信時刻の情報と、その情報に該当する位置情報をGPSデータから決定できれば決定し、同時に記録してもよい。
(6)通信履歴情報:
通信履歴情報は、通信記録装置120によって記録された通信履歴データベースの情報をもとにして作成される。通信履歴データベースは、携帯電話などの一般的な機能であり、作成方法などについてここでは詳述しない。通信履歴データベースには、電子メールや電話の通信時刻、時間、通話相手の名称などが記録されている。
通信履歴情報を利用したライフログ辞書DB15内のライフログ辞書は辞書作成器14によって以下のように生成される。通信履歴情報のなかから、過去に行った通信の相手を表す単語や通話時間を表す単語、通話内容を表す単語と、通信時刻の情報と、その情報に該当する位置情報をGPSデータから決定できれば決定し、ライフログ辞書として記録する。
(7)通話音声認識情報:
通話音声認識情報は、通話音声認識装置119によって作成される通話認識データをもとにして作成される。通話音声認識装置119は、ユーザが電話の通話を行った際に、その音声を機械認識によって文字列に変換し、そこに含まれる単語と、通話時刻の組み合わせとを、通話認識データとして記録する。
通話音声認識情報を利用したライフログ辞書DB15内のライフログ辞書は辞書作成器14によって以下のように生成される。通話認識データと、その通話時刻の組み合わせをライフログ辞書として記録する。通信時刻の情報と、その情報に該当する位置情報をGPSデータから決定できれば決定し、同時に記録する。
(8)スケジュール情報:
スケジュール情報は、スケジュール装置117によってスケジュールデータベースに記録されている。スケジュールデータベースは、携帯電話などの一般的な機能であり、作成方法などについてここでは詳述しない。スケジュールデータベースには、時刻と、その時刻の予定の文字列とが、組み合わされて記録されている。
辞書作成器14は、スケジュール情報を利用して、以下のようにライフログ辞書DB15内のライフログ辞書を生成する。スケジュールデータに記録されている、時刻と予定の文字列から抽出される単語、すなわち過去に登録したスケジュールに登録された単語との組み合わせを、ライフログ辞書として記録する。通信時刻の情報と、その情報に該当する位置情報をGPSデータから決定できれば決定し、同時に記録する。
(9)Web閲覧履歴情報:
Web閲覧履歴情報は、Web閲覧履歴装置118によってWeb閲覧履歴データベースに記録されている。Web閲覧履歴データベースは、ブラウザ20などの一般的な機能であり、作成方法などについてここでは詳述しない。Web閲覧履歴データベースには、閲覧した時刻と、WebページのURIとが、組み合わされて記録されている。
辞書作成器14は、Web閲覧履歴情報を利用して、以下のようにライフログ辞書DB15内のライフログ辞書を生成する。Web閲覧履歴情報に記録されている、URIのページにアクセスをし、そのページ情報を形態素解析をして、単語を抽出し、すなわち参照したWebページに出現する単語とWebアクセス時刻との組み合わせを、ライフログ辞書として記録する。場合によっては、通信時刻の情報と、その情報に該当する位置情報をGPSデータから決定できれば決定し、同時に記録する。
以上のように、辞書作成器14によって作成されたライフログ辞書は、GPSデータによる地名や施設の名称を表す単語、無線LANを利用した基地局設置場所の名称を表す単語や関連単語、RFIDを利用して入出した施設を表す単語や周辺領域の関連単語、RFIDを利用して行った購買の商品名を表す単語又は金額を表す単語、過去に行った通信の相手を表す単語や通話時間を表す単語、通話内容を表す単語、過去に登録したスケジュールに登録された単語、参照したWebページに出現する単語のうち、少なくとも1つを含むものとして構成することができる。
次に、図3のライフログ辞書の利用フェーズPBについて記述する。
まず、ユーザからの、Webページの参照要求にしたがって、ブラウザ20は、対象検出器19を経由して、Webサーバ2へとアクセスし、Webページを取得する(ステップB1〜B2)。
次に、Webページを取得した対象検出器19は、取得したWebページの情報を対象としてページデータの解析を実施し、結果として文章(あるいは文書)の属性情報を検出する(ステップB3)。本実施形態においては、本文字入力支援装置1を利用して文字入力を行う文章(あるいは文書)の属性情報として、日付および位置の情報を利用する。ただし、属性情報はこれらに限られるものではない。
ステップB3においては、対象検出器19は得られたWebページを基に属性情報を検出する。以下、日付を属性情報として検出する場合と、場所を属性情報として検出する場合とに分けて、ステップB3における対象検出器19によるWebページを表すページデータの解析手順について説明する。
まず、日付を属性情報として検出する方法を以下に述べる。ブログを記述する場合には、記述する対象の日付が入力用のWebページ上に記載されているか、もしくは入力時に画面にて選択をするようになっていることが多い。そこで、対象検出器19は、Webページに含まれている情報か、ユーザが選択した情報から、そのページで編集対象としていると考えられる日付の情報を抽出する。
日付の検出方法について具体例を以下に述べる。一例として、特定のブログシステムやソーシャルネットワークシステムに合わせたテンプレートを準備しておき、テンプレートによって指示された位置から取得することが可能である。また、マイクロフォーマットと呼ばれる方式などで、Webページの中の日付をあらわす情報部分に対して印をつけておき、その部分を抜き出すことも可能である。また、正規表現を活用し、日付を記述するのに一般的な形式をもった部分を抜き出し、それを日付の属性として検出することも可能である。また、ページからの情報が取れなかった場合には、記述をしている当日の日付を属性として検出する。ただし上記の方法に限られるものではない。
次に、場所を属性情報として検出する方法を以下に述べる。ここでは、地図上で選択した位置に対して、日記や記事を書くことを想定する。この場合、記述する対象の位置の情報が、入力用のWebページ上に記載されているか、もしくは入力時に選択する。そこで、対象検出器19は、Webページに含まれている情報か、ユーザが選択した情報から、そのページで編集対象としていると考えられる位置の情報を抽出、決定する。
ステップB3の解析処理が終わると、次に、対象検出器19は、検出した属性を示す対象検出通知を、検出した属性を示す属性情報をパラメータとして、辞書設定器16に対して送付する(ステップB4)。
対象検出通知を受け取った辞書設定器16は、ライフログ辞書DB15へとアクセスし、辞書に登録すべき適切な単語の選択と、読み出しを実施し、結果としてライフログ入力辞書を得る(ステップB5〜B6)。ライフログ入力辞書とは、属性情報に基づいて、必要な単語を抽出した辞書データであり、単語の集合である。具体的な単語の選択方法について以下に記す。
辞書設定器16は、受け取った属性情報をキーとして、ライフログ辞書DB15内のライフログ辞書を検索する。受け取った属性情報が日付の情報であれば、日付をキーとして、ライフログ辞書を検索し、その日付と組み合わせて記録されている単語の集合を、ライフログ入力辞書とする。他方、受け取った属性情報が位置の緯度経度の情報である場合には、経度緯度情報をキーとしてライフログ辞書を検索し、その座標と組み合わせて記録されている単語の集合を、ライフログ入力辞書とする。ただし、位置情報の場合には、情報の完全一致ではなく、緯度経度があらわす位置同士の距離がある一定値以下のものを候補とすることによる。また、別の方法として、距離が近いものから一定数を選択する方法がある。
次に、辞書設定器16は決定したライフログ入力辞書をライフログ入力辞書DB17へと書き込む(ステップB7)。
次に、仮名漢字変換(予測入力)器18は、ユーザからの文字入力に基づいて、変換文字候補を提示するにあたって、以下のような動作によって次候補を決定する(ステップB8)。
ライフログ入力辞書DB17内のライフログ入力辞書は、単純な単語のリストであり、読みなどの情報は含まれていない。このため、仮名漢字変換(予測変換)器18は、図示していない通常の辞書に基づいて、ライフログ入力辞書DB17内のライフログ入力辞書の単語に合致する単語を見つけ出し、そこに登録されている読みや入力キーとの対応情報を利用する。ただし、この方法に限られることは無く、ライフログ入力辞書DB17内のライフログ入力辞書に対して、予め読みの情報を付与しておくことは可能であり、その場合においても、本質上の変わりは無い。
仮名漢字変換(予測入力)器18は、入力機構にしたがって、ユーザの操作によって入力された読みや入力キーと対応する単語をライフログ入力辞書DB17内のライフログ入力辞書から選び出し、それをライフログ単語候補として、ユーザに提示し、ユーザの選択による入力を可能とする。
ここで、図4を参照して、ライフログ入力辞書DB17内のライフログ入力辞書を利用した、文字変換のインタフェイスについて記述する。
図4には、主に携帯電話を例とした、入力画面の例が示されている。画面181は、編集している文章(あるいは文書)が表示されている入力ゾーン182と、ユーザが入力したキーストロークに対する文字の候補を表示する領域として、通常候補領域183とライフログ候補領域184に分割されている。
通常候補領域182には、ライフログ入力辞書DB17内のライフログ入力辞書を利用していない場合の候補文字列が表示され、ライフログ候補領域183には、ライフログ入力辞書DB17内のライフログ入力辞書のうちから候補として選択された単語の候補文字列が一覧表示される。ライフログ入力辞書DB17内のライフログ入力辞書に候補が無かった場合には、空欄になるかもしくは、この領域自体が表示されない。
ユーザは、変換モード切替キーを利用して、カーソルの表示される領域が、通常候補領域182かライフログ候補領域183かを選択することができ、各々の領域においてカーソル移動キーやポインタを利用して、候補の単語のうちから適切な単語を選択することが可能となる。
[第2の実施形態]
次に、図5を参照して、図1の対象検出器19をプロキシ以外の方法で動作させる本発明の第2の実施形態について記述する。図5に示す本発明の第2の実施の形態の文字入力支援装置1aは、センサー11、ライフログ収集器12、ライフログDB13、辞書作成器14、ライフログ辞書DB15、辞書設定器16、ライフログ入力辞書DB17、仮名漢字変換(予測変換)器18、対象検出器19a、ブラウザ20aの、各装置から構成されている。なお、図5に示す構成において図1に示したものと同一の構成には同一の符号を用いている。
図5の文字入力支援装置1aにおいて、ブラウザ20aは、ユーザからのWebページ参照要求に対して、直接Webサーバ2へとアクセスし、Webページを取得する。ブラウザ20aは、結果として得られたWebページの情報を対象検出器19aへと通知する。以降、Webページの情報を取得した対象検出器19aは、第1の実施形態と同様の動作を行う。
本実施形態の構成を利用した場合には、Webページを取得した後に、ユーザが日付を選択するようなページであった場合にも、適切な日付を属性情報として選択することが可能となる。
[第3の実施形態]
次に、アプリケーションを利用して、文章(あるいは文書)の編集を行うようにした(すなわちアプリケーション内に文字入力支援装置を作り込む形式の)本発明の実施の形態について説明する。図6は、本実施の形態の文字入力支援装置1bの構成を示す図、図7は、図6の文字入力支援装置1bの動作を説明するための図である。
図6に示す本発明の第3の実施の形態の文字入力支援装置1bは、センサー11、ライフログ収集器12、ライフログDB13、辞書作成器14、ライフログ辞書DB15、辞書設定器16b、ライフログ入力辞書DB17、仮名漢字変換(予測変換)器18、及び、文書編集アプリケーション21の、各装置から構成されている。なお、図6に示す構成において図1に示したものと同一の構成には同一の符号を用いている。
図6の文書編集アプリケーション21は、ワードプロセッサや電子メール作成ソフト、テキストエディタなど、文書を作成する機能を持ったアプリケーションである。本実施形態における文書編集アプリケーション21には、編集中の文書情報を解析して属性情報を検出する機能と、辞書設定器16bと連絡をとる機能が実装されている。すなわち、文書編集アプリケーション21は、図1の対象検出器19の機能を包含していることになる。また、辞書設定器16bは、文書編集アプリケーション21と連携する機能のほか、図1に示す辞書設定器16が有するものと同一の機能を有している。
次に、図7を参照して、図6の文字入力支援装置1bの動作について説明する。ユーザが文書編集アプリケーション21において文書の編集を行うと、文書編集アプリケーション21は、定期的もしくは、ユーザの指示をタイミングとして、編集中の文書情報を解析して属性情報を検出し(ステップP1)、検出結果に基づく対象検出通知を辞書設定出器16bへと通知する(ステップP2)。具体的な属性情報の決め方は、第1の実施形態で、Webページから抽出・決定する方法と同様とする。
ステップP3、P4、P5及びP6の動作は、図3におけるステップB5、B6、B7及びB8の動作と同様である。
[第1の実施形態の他の動作例(ライフログDB13内のライフログデータを文書作成において利用する場合の動作例)]
次に、図8を参照して、図1に示す文字入力支援装置1において、ライフログデータを文書作成において利用する場合の動作について記述する。この動作例では、たとえば、記述している文書に対して、ライフログDB13内にライフログデータとして保存されている写真を貼り付けるなどの利用が行われる。この場合において、貼り付けた写真に係る情報に基づいて、ライフログ入力辞書DB17内のライフログ入力辞書を変更する。
この動作例では、まず、ブラウザ20は、ユーザからの指示に従って、対象検出器19を介してWebサーバ2にアクセスし、編集するページのデータを取得する(ステップC1〜C2)。
ユーザは、ブラウザ20およびWebページに付与されている機能を利用して、文書に対するデータの添付を指示する(ステップC3)。
ブラウザ20は、対象検出器19を介して、ライフログDB13から、ユーザの指定した添付データ(写真など)を取得する。このとき、対象検出器19は、ライフログDB13から、添付する情報とともに保存されている情報も読み出し、属性情報の決定に利用する(ステップC5〜C6)。
添付データを受け取った対象検出器19は、添付データを解析して、属性情報を決定する(ステップC7)。属性情報の具体的な決定方法について以下に述べてゆく。
(1)添付するデータが画像の場合:
添付する画像データは、カメラデータから選択される。対象検出器19は、カメラデータに記録されている時刻、位置の情報を取得し、この情報を属性情報として決定する。
(2)添付するデータがGPS情報の場合(経路情報の場合):
添付するデータとして、あるひとまとまりのGPSデータの系列(経路情報)が選択された場合、対象検出器19は、データの中から先頭の一点の場所と時間とを取得し、その情報を属性情報とする。長期間にわたる場合には、一定時間毎(例えば1時間毎)に1点をとり、各々を属性情報とする。
以上代表的なものについて例示したが、そのほかの情報を添付した場合についても、同様にそのデータに関連付けられている時刻と位置から属性情報を決定する。
ステップC8〜C12の動作については、図3におけるB4〜B8の動作と同様である。
[第1の実施形態の他の動作例(変換実績を利用してライフログ入力辞書DB17内のライフログ入力辞書を更新する場合の動作例)]
図9を利用して、図1に示す文字入力支援装置1において、変換実績を利用して、ライフログ入力辞書DB17内のライフログ入力辞書を更新する場合の動作例について説明する。この動作例においては、Webページから得られた属性情報が少ない場合、もしくは得られなかった場合、もしくは、決定した属性情報が、正しくなかった場合などにおいて、実際に変換に利用した単語の実績に基づいて補正を行う動作である。
仮名漢字変換(予測入力)器18は、第1の実施形態と同様に、ライフログ入力辞書DB17に登録されているライフログ入力辞書や、図示していない通常の辞書を利用して単語への変換を行う際に、実際に利用された単語を、ライフログ入力辞書を利用しているか、いないかにかかわらず、変換実績情報として記録する(ステップJ2)。
仮名漢字変換(予測入力)器18は、ユーザからの指示もしくは、定期的に、ステップJ2で記録した単語の変換実績を辞書設定器16へと送付する(ステップJ3)。
辞書設定器16は、通知された変換実績を基にして、ライフログ辞書DB15に保存されているライフログ辞書を読み出す(ステップJ4〜J5)。具体的な読み出し方法は以下のとおりである。
変換実績情報は、単語のリストである。そこで、ライフログ辞書を変換実績情報の単語を基に検索し、ライフログ辞書内で変換実績情報に含まれる単語に一致する単語を含むデータを抽出してリストを作成する。
次に、ステップJ5において読み出したライフログ辞書と変換実績を基にして、新たな属性を決定する(ステップJ6)。具体的な評価方法は以下のとおりである。
読み出したライフログ辞書の各々の単語に設定されている日付の情報と位置の情報をもとにして、新たな属性情報を決定する。例えば、(1)読み出された辞書に最も多く現れた日付を、新たな日付候補とする。あるいは、(2)最も多く現れた場所を、新たな場所の候補とする。ただし、現在の場所と新たな場所との距離がある設定された距離よりも小さい距離であった場合には両方の場所は一致したものとみなす。ただし、これらの方式に限られるものではない。
ステップJ7〜J10の動作については、図3におけるB5〜B8の動作と同様である。
[変換候補の提示方法の別の実施形態]
次に、図10を参照して、図4を参照して説明したものと異なる変換候補の提示方法の実施形態について説明する。図4を参照して説明した実施形態においては、入力ゾーン182の下に通常候補の領域183とライフログ候補の領域184とを上下に並べて提示していたが、たとえば携帯電話のような小さな端末においては、二つの領域を表示することは、望ましくない場合もある。
そこで、この実施形態では、図10(b)に示すとおり、3つのモードを設け、モード切替のキーをユーザが操作することで、通常候補領域185aと、ライフログ候補領域185bと、候補を混在させた領域185cとを、入れ替えて表示すことで、小さな端末の画面においてもライフログ候補を選択しやすくする。すなわち図10(a)に画面181a及び画面181bとして示すように、入力ゾーン182の下に、通常候補領域185aやイフログ候補領域185bが表示されることになる。すなわち、図1の仮名漢字変換(予測変換)器18は、ユーザの指示に応じて、入力候補となる単語の提示の形態を変化させることができる。
[一般辞書の作成手法]
次に、図11を参照して、一般辞書を作成する方式について記述する。一般辞書とは、図1等を参照して説明したライフログ辞書DB15内のライフログ辞書が個人に関連したセンサー情報に基づく情報であるのに対して、個人個人に対応した情報ではないものに基づく辞書である。一般辞書は、図12を参照して説明したライフログ辞書DB15内のライフログ辞書と同様、日付、位置情報及び単語を組み合わせたものを複数組備えて構成されている。この一般辞書は、例えば一般辞書DB22内に格納される。また、一般辞書DB22は、図1の辞書設定器16に対応する辞書設定器16cからの呼び出しに応じて一般辞書内のデータを検索し、検索キーと一致した単語の情報を辞書設定器16cに対して提供する。そして、辞書設定器16cは、記述中の文章(あるいは文書)の属性情報を基にして、ライフログ辞書DB15のライフログ辞書に対する検索に加え、一般辞書DB22内の一般辞書に対する検索も行い、検索の結果抽出された単語を用いて、文章(あるいは文書)の性質に適したライフログ入力辞書を作成し、ライフログ入力辞書DB17へと保存する。
一般辞書DB22内の一般辞書は、外部のWebサーバ3などから取得される情報に基づいて作成される。たとえば、情報の取得対象となるある日付と場所が決定した場合、そこの天気は一般的な天気の記録31として取得可能である。また、鉄道の運行記録(遅延などの情報)32や、渋滞の情報33などについても同様である。一般辞書を作成するに当たり、これらの情報を利用する。
次に、一般辞書DB22内の一般辞書に対する検索結果に基づく、ライフログ入力辞書DB17内のライフログ入力辞書の作成方法について具体的に説明する。一般辞書DB22内の一般辞書に対する検索キーとしては、属性情報が利用される。属性情報としては、日付と、位置の情報を利用する。
天気の記録31の場合、一般辞書DB22内の一般辞書から、日付と位置に対応する天気の記録情報を読み出し、その日付と位置と、天気の記録情報とを、ライフログ入力辞書DB17内のライフログ入力辞書として記録する。天気の記録は、たとえばインターネットのWebページなどから取得する。
鉄道の運行記録32の場合、一般辞書DB22内の一般辞書から、日付と位置に関係がある路線の運行記録(事故・遅延など)を読み出し、その日付と位置と運行記録とを、ライフログ入力辞書DB17内のライフログ入力辞書として記録する。
また、別の方法としては、電子定期券の入退場記録に基づいて、その入退場記録の路線・時刻に基づいて、関連する運行記録を決定し、ライフログ入力辞書として記録する。運行記録については、たとえばインターネットのWebページなどから取得する。
渋滞の情報の記録33の場合、一般辞書DB22内の一般辞書から、日付と位置に関連する道路の渋滞情報を読み出し、その日付と位置と渋滞情報とをライフログ入力辞書DB17内のライフログ入力辞書として記録する。また、別の方法としては、カーナビゲーションシステムの走行記録や、ETCシステム(Electronic Toll Collection System)の支払い記録などに基づいて、関連する道路と時刻の道路情報の記録を決定し、ライフログ入力辞書DB17内のライフログ入力辞書として記録する。渋滞情報についてはたとえばインターネットのWebページなどから取得する。
すなわち、図11に示す辞書設定器16cは、図1に示す辞書作成器14によって作成されたライフログ辞書と異なる辞書からも、対象検出器19によって検出された属性情報に対応する単語を1又は複数抽出し、その抽出した単語から構成されるライフログ入力辞書を設定する機能を有していることになる。
以上、本発明の各実施形態では、過去の行動履歴に基づいたセンサー11のデータが記録されたライフログDB13と、単語集合とその属性が記録されているライフログ辞書DB15を保有し、ライフログDB13のデータから、ライフログ辞書を作成することによって、過去の行動履歴から、文字の入力に必要と思われる単語を予め決定しておくことができる。
また、本発明の実施形態では、実際に入力を行う際に、文章(あるいは文書)入力をする入力フォーマットのうちに含まれている日付や位置の情報をもとにして、入力しようとしている文章(あるいは文書)の属性を決定し、その属性に基づいた単語を、ライフログ辞書DB15内のライフログ辞書から選択することで、変換候補となる単語を絞り込み、入力に必要な単語を、より効率よく選択することができる。
また、本発明の実施形態では、文章(あるいは文書)入力の形式に、日付や位置が含まれていない場合においても、文章(あるいは文書)内で実際に利用された単語と、過去の行動履歴から作成された単語と日付の関連付けに基づいて日付と場所の属性を推定することができる。あるいは、文章(あるいは文書)に対して添付するデータに関連付けられた情報から、記述する文章(あるいは文書)の属性情報を推定することもできる。
本発明の実施形態によれば、次のような効果を得ることができる。第1の効果は、ブログや日記など、日付に関連した文章(あるいは文書)を作成する際に、文字入力が容易に行えるようになることである。その理由は、本発明の実施形態においては入力に利用する辞書(ライフログ入力辞書DB17内のライフログ入力辞書)に登録される単語を、センサー11によって取得した過去の情報の履歴(ライフログDB13内のライフログデータ)をもとにして作成した単語候補(ライフログ辞書DB15内のライフログ辞書)のうちから、記入中の文章(あるいは文書)が関連している日付情報(属性情報)に基づいて選択したものとしているためである。
第2の効果は、位置に関連した文章(あるいは文書)を作成する場合に、文字入力が容易に行えるようになることである。その理由は、本発明の実施形態においては入力に利用する辞書(ライフログ入力辞書DB17内のライフログ入力辞書)に登録されている単語を、センサー11によって取得した過去の情報の履歴(ライフログDB13内のライフログデータ)をもとにして作成した単語候補(ライフログ辞書DB15内のライフログ辞書)のうちから、記入中の文章(あるいは文書)が関連している位置の情報(属性情報)に基づいて選択したものとしているためである。
第3の効果は、文章(あるいは文書)に写真などのデータを添付して作成する場合に、文字入力が容易に行えるようになることである。その理由は、本発明の実施形態においては入力に利用する辞書(ライフログ入力辞書DB17内のライフログ入力辞書)に登録されている単語を、センサー11によって取得した過去の情報の履歴(ライフログDB13内のライフログデータ)をもとにして作成した単語候補(ライフログ辞書DB15内のライフログ辞書)のうちから、写真を撮影した場所などの、添付するデータに関する時刻や場所(属性情報)に基づいて、選択したものとしているためである。
第4の効果は、文章(あるいは文書)に関連した日付や場所などの属性情報が未確定な文章(あるいは文書)を作成しているときにも、文字入力が容易に行えるようになることである。その理由は、本発明の実施形態においてはその文章(あるいは文書)中で利用した単語と、センサー11によって取得した過去の情報の履歴(ライフログDB13内のライフログデータ)から作成した単語候補と属性との関連付けの情報(ライフログ辞書DB15内のライフログ辞書)から、記入中の文章(あるいは文書)が関連している日付と位置などの属性の情報(属性情報)を推定し、その情報をもとに、候補単語(ライフログ入力辞書DB17内のライフログ入力辞書)を選択しているためである。
第5の効果は、過去の行動に関連した文章(あるいは文書)を作成する際に、文字入力が容易に行えるようになることである。その理由は、GPSデータによる地名や施設の名称、WLANを利用したホットスポット(登録商標)の名称や関連単語、RFIDを利用して入出した施設や領域の関連単語、RFIDを利用して行った購買の、商品名もしくは金額、過去に行った通信の相手や通話時間、通話内容、過去に登録したスケジュールに登録された単語、参照したWebに出現する単語、など、各種行動履歴(ライフログDB13内のライフログデータ)に基づいた単語などを、単語候補(ライフログ入力辞書DB17内のライフログ入力辞書)として提示するためである。
第6の効果は、過去の行動に関連した文章(あるいは文書)を作成しない場合に、ユーザの文字入力が過去の履歴による単語で阻害されないことである。その理由は、過去の履歴に基づいて提示される単語候補を、混ぜて表示する、別枠で表示する、表示しない、といった表示方式をユーザが選択できるためである。
第7の効果は、過去の行動に関連した文章(あるいは文書)を作成する際に、自分の持っているデバイスで取れない情報に関する単語も、容易に入力が可能になることである。その理由は、過去の履歴行動に関連した辞書を作成する際に、履歴に関連した天気や、交通情報などに関連する単語を、取得して作成するためである。
なお、本発明の活用例としては、携帯電話機における、文書編集とくに日記記述の効率化などが期待できる。
また、本発明の実施の形態は、上記のものに限定されず、各構成図における複数の構成要素を1又は複数の構成要素に統合したり、各構成要素をさらに分割してたとえばネットワークを介して分散して配置したりするなどの変更を適宜行うことができる。また、本発明の文字入力支援装置は、コンピュータとそのコンピュータで実行されるプログラムを利用して構成することができ、そのプログラムはコンピュータ読み取り可能な記録媒体あるいは通信回線を介して提供することができる。また、本発明の態様としては、文字入力支援装置あるいは文字入力支援方法のほか、変換辞書管理装置や変換辞書管理方法とすることも可能である。
1、1a、1b…文字入力支援装置、2、3…Webサーバ、11…センサー、12…ライフログ収集器、13…ライフログDB、14…辞書作成器、15…ライフログ辞書DB、16、16b、16c…辞書設定器、17…ライフログ入力辞書DB、18…仮名漢字変換(予測変換)器、19、19a…対象検出器、20…ブラウザ、21…文書編集アプリケーション、111…時計、112…検出WLAN−ID装置、113…GPS受信装置、114…カメラ装置、115…RFID入出情報装置、116…RFID購入情報装置、117…スケジュール装置、118…Web閲覧履歴装置、119…通話音声認識装置、120…通信記録装置、121…その他の二次加工情報提供装置、183、185a…通常候補領域、184、185b…ライフログ候補領域、185c…候補混在領域

Claims (8)

  1. ユーザの行動履歴に係る情報に基づいて、その情報に係る単語とその属性情報との組み合わせを複数含んでなるライフログ辞書を作成する辞書作成手段と、
    ユーザの入力対象の属性情報を検出する対象検出手段と、
    前記辞書作成手段によって作成されたライフログ辞書から、前記対象検出手段によって検出された属性情報に対応する単語を1又は複数抽出し、その抽出した単語から構成されるライフログ入力辞書を設定する辞書設定手段と、
    ユーザの入力操作に応じて、前記辞書設定手段によって設定されたライフログ入力辞書から入力候補となる単語を選択し、ユーザに対して提示する漢字変換手段と
    を備えることを特徴とする文字入力支援装置。
  2. 前記属性情報が、日付を示す情報又は位置を示す情報の少なくとも一方を含むものである
    ことを特徴とする請求項1に記載の文字入力支援装置。
  3. 前記対象検出手段が、前記辞書作成手段によって作成されたライフログ辞書内に、前記ユーザの入力対象で利用した単語が含まれていた場合に、該ライフログ辞書内で当該単語に組み合わされている属性情報を、該ユーザの入力対象の属性情報として検出する機能を有するものである
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の文字入力支援装置。
  4. 前記対象検出手段が、前記ユーザの入力対象で前記ユーザの行動履歴に係る情報が利用された場合に、前記辞書作成手段によって作成されたライフログ辞書内で、当該行動履歴に係る情報に係る属性情報を抽出して、その抽出した属性情報を該ユーザの入力対象の属性情報として検出する機能を有するものである
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の文字入力支援装置。
  5. 前記辞書作成手段によって作成されたライフログ辞書が、GPSデータによる地名や施設の名称を表す単語、無線LANを利用した基地局設置場所の名称を表す単語や関連単語、RFIDを利用して入出した施設を表す単語や周辺領域の関連単語、RFIDを利用して行った購買の商品名を表す単語又は金額を表す単語、過去に行った通信の相手を表す単語や通話時間を表す単語、通話内容を表す単語、過去に登録したスケジュールに登録された単語、参照したWebページに出現する単語のうち、少なくとも1つを含むものである
    ことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の文字入力支援装置。
  6. 前記漢字変換手段が、ユーザの指示に応じて、入力候補となる単語の提示の形態を変化させるものである
    ことを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の文字入力支援装置。
  7. 前記辞書設定手段が、前記辞書作成手段によって作成されたライフログ辞書と異なる辞書からも、前記対象検出手段によって検出された属性情報に対応する単語を1又は複数抽出し、その抽出した単語から構成されるライフログ入力辞書を設定する機能を有する
    ことを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の文字入力支援装置。
  8. 辞書作成手段によって、ユーザの行動履歴に係る情報に基づいて、その情報に係る単語とその属性情報との組み合わせを複数含んでなるライフログ辞書を作成するライフログ辞書作成過程と、
    対象検出手段によって、ユーザの入力対象の属性情報を検出する対象検出過程と、
    ライフログ入力辞書設定によって、前記辞書作成手段によって作成されたライフログ辞書から、前記対象検出手段によって検出された属性情報に対応する単語を1又は複数抽出し、その抽出した単語から構成されるライフログ入力辞書を設定するライフログ入力辞書設定過程と、
    漢字変換手段によって、ユーザの入力操作に応じて、前記辞書設定手段によって設定されたライフログ入力辞書から入力候補となる単語を選択し、ユーザに対して提示する漢字変換過程と
    を含むことを特徴とする文字入力支援方法。
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